翠玉的珍道中記 第二話



あらすじ

狐的な理由でポケモントレーナーとなったサユリ
とりあえずミシロタウンで色々やって図鑑とポケモンと色々もらって冒険のたびへれっつごー


サユリ「…適当だなぁ」

キモリ(地面に字を書き始める)

キモリ『だがそれがいい!!なの』

サユリ「というかあんた…ずっとそのネタで押し通る気かもしかして?
   むしろ進化したらどうなるのか気になるわね、激しく」


しかしここで素直に先に進むほど狐は純粋ではないようです。
先ずは101番道路に陣取り、ジグザグマとポチエナ相手にひたすら経験値を稼ぎます。
勿論連中も捕獲して、ひとまず二匹目の戦力としてポチエナを育てることに。


サユリ「面白いのは最序盤でいきなり悪ポケモンを育てられるってことよねー。
    普通ならここはノーマルポケモンと鳥ポケモンでしょうに」
キモリ『そういえば金銀でもオタチとホーホーだったの』
サユリ「なんでそんなこと知ってんのよあんた。
   しかしここで飛行可能なポケモンが出てこないってことは、波乗りが可能になる頃まで水ポケモンが出てこないのと同じような理由で飛行も序盤は不要、ってことかしら…?」

キモリ(…あれ…?確か103番道路にキャモメがいたと思ったけど…?


ユウキと初めてのトレーナーバトルを体験した103番道路にやや低確率で出現するポケモン・キャモメは、水と飛行を持つそこそこ便利なポケモンです。
まぁ…個人的には避けましたが、その理由は後ほど。かなりしょうもない理由ですが(何

とりあえず101番道路に陣取り、キモリのレベルを10、ポチエナのレベルを4にして102番道路へ。


短パン小僧「よーし初心者ハケーン!いざ勝負!」
サユリ「…お前どのレベルからはじまりの村に入った低層スタートだよ…」
短パン「勝負にキレイも汚いもない!勝てばよかろうなのだッ!
   出るがいい我が僕、ポチエナ(レベル5)!」
サユリ「……( ゚д゚ )」
短パン「さあ吠えろ!“とおぼえ”で攻撃力を上げまくるのだ我が僕よ!
   ナチs短パンのポケモン力はァァァァァ世界一ィィィィィ!

サユリ「…キモリ、殺っておしまい」
キモリ『合点承知なの』


キモリはレベル6で「すいとる」を覚えています。
多少攻撃力が上がっていても、受けるダメージは十分「すいとる」で回復できる程度でしかないというのも物悲しい話で。


サユリ「…教えといてやるよ。
   他人を見掛けで判断しちゃ、ダメなんだぜ

短パン「…ううそれは一体何処の隠密機動の副隊長…ガクリ」


まーこの辺りはほぼ楽勝ですか。
トレーナーが4人いますが、これまたお約束的な短パン小僧、虫取り少年、そしてミニスカート。
こっそり先頭にポチエナを置いて満遍なく稼ぎます。


サユリ「何気に“ミニスカート”のデザインって、元の私のデザインに近いのは気のせい?」
ミニスカート「…知らんがな( ´・ω・`)
      ところで、この道路にはラルトスがいるけど、どうしとく?」
サユリ「………なんですと?」


ラルトスは「俺の嫁」というフレーズで(一部に)有名なサーナイトの種ポケモンですね。
サーナイトは自己再生こそ使えないものの、育てると催眠術&夢食いを自力で習得し、何気に進化も3段階あるポケモンだけあって能力も全体的に強力。通信環境抜きでフーディン並みの戦闘能力を発揮するエスパーポケモンです。

何気にラルトスはここでしか出現せず、進化形であるキルリアやサーナイトも野生では登場しないので、ぜひここで捕まえておきたいところですが…。


サユリ「当然捕獲するに決まっておるだろうがー!!
   嫁は何処だ!何処にいる!
キモリ(な…何か違う…これは何か違うぞッッ!)


彷徨うこと1時間。
やっと出現したラルトスがオスだったりとか。


サユリ「メス以外認めるかー!殺っちまえキモリ!
ラルトス♂「( ̄□ ̄;)」

キモリ(ああんもう何がなんだか…TT)


そうしてさらに30分ほど浪費してメスのラルトスをゲット。
ところが…。


サユリ「……なんでデフォで攻撃技もってないんだこの生き物は……何処のハネッコだよあんた……」
ラルトス「無礼なことほざいてないでさっさと経験値稼ぎやがれですぅ主人(マスター)。
    あとレベルを2上げれば念力くらいは使ってやるですぅ」

サユリ「…………頼んだわよ、キモリ」
キモリ「…( ´・ω・`)」


これがラルトス最大のガンかも知れませんw
サーナイトの戦闘能力を考えると晩成型なんでしょうね。

とはいえラルトス探しで疲れたのでトウカシティに入って一休み。
早速ジムを目指します。


サユリ「FRLG(赤緑)のパターンだと、最初の入った街のジムって挑めないのがお約束なのよね。
   ここも留守っつーかジムリーダーは間違いなく悪の組織のボスですねわかります」
センリ「それがポケスペ読んでる人間の言葉かオイ。仮にも父親をつかまえて」
サユリ「おや父上、というかジムのお仕事は?」
センリ「今日は別件があるんだよ。というか、その口調はやめんか」


主人公もしくはその類縁がジムリーダー、というのも面白い設定ですよね。


サユリ「けどポケスペだと思いっきり息子に造反されてるよね。
   まーでも私はコンテストとかあまり興味ないしー」
センリ「確かにポケスペのサファイアも戦闘狂(バトルマニア)だったけどなぁ…。
   それでもアニメ版のハルカはコンテストが主戦場なんだからもう少しなぁ」
サユリ「けどそれを言っちゃポケスペとアニメ版と全然正確違うのはあんたも一緒でしょうがお父様。
   一応狐的にはポケスペの男キャラではサカキの次にあんたがランクインされてるというのに」
センリ「総帥の次かよ!喜んでいいのか悪いのか解らんぞ!つか念のため聞くけどその次誰だ!」
サユリ「仮面の男(マスクオブアイス)・ヤナギじーさん」
センリ「…なんか良く解らんチョイスだなそれも…」
サユリ「まー狐の尊敬する人は(蒼天航路の)楽進と超魔生物ハドラーだし…」

ミツル(…うーん…どうやってこの会話に割り込めばいいんだろう…^^;)


というわけで、この街に住むミツル少年の、ポケモン捕獲を手伝うことに。
元々センリが依頼を受けていた仕事なのに、居合わせた自分の子供にもっともらしい理由をつけて押し付けてしまうとか…w


サユリ「ポケスペだとお父さん(センリ)に断られて、ぶちキレたルビーと116番道路でカクレオンを捕まえるんだっけ」
ミツル「というかそんなおもしろポケモンが116番道路にいてたまりませんって。
   つか僕等がいるのは102番道路ですよ」
サユリ「というかあなた随分顔色悪いわよ…無理してないでその辺で休んでてもいいのよ?」
ミツル「はは…昔から僕、体弱かったから…。
   今度、療養のために親戚のいる街へ引っ越すんです。
   従姉はいるんだけど…知り合いは少ないから、一緒に過ごすパートナーが欲しかったんです…」
サユリ「ふーん…そういうの、少し解るな。
   じゃ、この私めが力を貸してあげますかね!」


ミツルが病弱なのも原作通りの設定みたいです。


サユリ「でもさ…何捕まえる気?
   ハスボーにキャモメ、ポチエナにケムッソ…ロクなのがいないわよここ」
ミツル「(なんかだんだん原作のイメージから遠のいてたるたひ化しつつあるなこの人^^;)
   …まぁとりあえずアンナ…じゃなくてあんな辺りで」


ラルトス(オス)


サユリ「ええちょっと待て!私あれ遭遇するのにどれくらい時間をろうh」
ミツル「まぁほら、一応僕もポケスペではラルトスを連れてましたし。
   じゃあ、センリさんから借りたこのポケモンで…」


このイベントはオートで進みます。
センリはミツルに捕獲用として、レベル5のジグザグマを貸し与えています。
彼はそのジグザグマで上手に相手のHPを削って…一発でゲット。

アーミンみたいに説明書も読まんとポケモン1匹でここまで来た人は参考になる…かも。


サユリ「…何よあなた…初めてとは思えないほど鮮やかな手際じゃないの…」
ミツル「まぁココはチュートリアルみたいなものですし…^^;」
サユリ「うーん…あ、そういえばポケスペだとここでポケナビがもらえるんだったよね(wktk)」
ミツル「…えーと…ゲームではない設定ですので」
サユリ「な、なんだtt(ry」


まー現時点ではあってもなくてもそれほど変わりませんけどね。
とりあえずトウカジムに戻ってミツル少年と別れます。


サユリ「…というかここにリーダーが存在するということは、最初の犠牲者はお父さんということになるのよね」
センリ「アホか!というか今のお前の戦力で私に勝てるわけないだろ!
   バッチ4つ以上持ってきたら相手をしてやるから先ずはカナズミジムへ行って来い」
サユリ「でもミツル君に貸してたのはレベル5のジグザグマじゃーん。
   あんな程度しか使えないリーダーなら楽勝らくs」


センリ「( #^ω^)(ピキピキ)…出て来い、ケッキング(レベル31)」


サユリ「ごめんなさい出直してきます許してお父様」


センリがどれほどのトレーナーかはのちに明らかになりますが…ポケスペではサファイアが最後に戦ったジムリーダーであるとして、その強さを示す描写が作中でも多く出てきますね。
あの作品においては恐らくホウエン最強クラスのトレーナーであることは間違いないでしょう。あの作品フォーマットでミクリ師匠、ダイゴと三つ巴やったら誰が勝つんだろう…w


サユリ「(ぶつぶつ)…というかバッチ4個って中途半端よね〜…やはりサカキ様とは役者がちg
センリ「( #^ω^)(ジロッ)」
サユリ「いえなんでもないです逝ってきます」


というわけで先ずはカナズミシティへ向かうわけですが、その前にトウカの森を通過することになります。
ここのポケモンは103、104番道路のそれとは1段階上の強さなので、カナズミジムに挑むためこの近辺でレベルアップにいそしむわけですが…。


アクア団下っ端「さ、その荷物寄越しな」
デボン社員「あ…あ…」
アクア団下っ端「そんなにびびるこたぁねぇよ!命まではとらねぇよ!」


ジュプトル「(# ゚皿゚ )(ジロッ)」


アクア団下っ端「ぎゃああああああああああああああああああああああああ!」


サユリ「…うーん調子に乗って育てすぎてしまったようですな…」
ジュプトル「なんというミンサガ…どう見ても私の扱いはコーラルクラブ」
サユリ(進化したら普通に喋るのかよ…


キモリはレベル16で次の段階であるジュプトルへと進化します。

ここまで育つとレベル9のポチエナとか「何だお前!弱すぎるぞ!」状態ですないやはや。
連続切りの一太刀めが入ったらそこでけりがつくとか最早過ぎる件。

ですが…。


サユリ「というよりあんたはもうちょい人様の役に立てんのか」
ラルトス「悪ポケモンにエスパー技は効果ないですぅ。もっと勉強しろですぅ」
サユリ「やかましいわ穀潰し!…あ、つい本音が」
ラルトス「本音かよ!酷いなおい!!」


レベル11で影分身を覚えてくれるのはいいんですけどね。
何しろこの辺りは野生のポチエナも多いのでラルトスのレベルを上げるのも一苦労。
悪タイプは赤緑環境におけるエスパー(具体的にいえばフーディン)のあんまりな強さに対してバランスをとるため、鋼タイプともども新規追加されたタイプなのですが…ルビサファ環境で序盤ラルトスを育成するのにここまで厳しくしなくてもいいものを…とも思いますw

そうそう、このトウカの森にはもうひとつ見所がありまして…。


サユリ「♪きのこっのこ〜のこげんきのこ〜、ってね…キノココゲットだぜー!」
キノココ「……」
サユリ「…何…?今度はあんたが無口担当なの…?」
キノココ「…はちみつくまさん」
サユリ「よりにもよってそれかい!!


進化すると格闘属性を併せ持つ強力な草ポケモンであるキノガッサになるポケモンですね。
早期に進化させると強力な「キノコのほうし」が覚えられませんが…「しびれごな」「やどりぎのタネ」のコンボはそれなりに強力で、直接攻撃をされると時折状態異常にする特性「ほうし」もかなり嫌らしいモノがあります。


ジュプトル「…そういえばポチエナの姿が見えませんが…」
サユリ「なんか微妙な気がしてやめた」
ジュプトル「うわ、ヒデェ」


現在のパーティはジュプトル、ラルトス、キノココ、そしてものひろい(=お小遣い稼ぎ)要員のジグザグマ。
物拾いは時々驚くほど珍しいアイテムを拾ってきてくれたりするので、ストーリー進行上支障がない限りは物拾いを持ってるポケモンを2体位連れているといいかも。

またエメラルド環境では、物拾いを持ってるポケモンのレベルに応じ、拾ってくるアイテムのテーブルが異なるようなので、一見の価値ありです。


そんな感じで最初に挑むジムがあるカナズミシティを目指します。