翠玉的珍道中記 第四話
前回収録の問題の答え
A1.「95000点以上」(15)、「横分身」(13)、「強制LOW-SPEED」(11)
A2.ファンキー、HIDDEN、ボンバー、オジャミックス、横分身
A3.1031
A4.エモEX(総ノート数1191)
A5.「地震でぐらぐら」(AC7)、「ふわふわ判定ライン」(AC8)、「GOODがBADに!!」(AC9)
A6.キッズマーチ、観覧車、輪舞曲、フォールスメルヘン、にゃんこジャズの5曲
A7.モンゴル語で「祝詞」「おまじない」
A8.「今日もどこかでデイドリーム」
A9.ローランド=イスタス
A10.AC13…メルト、AC14…ラメント、AC15…ミスティ
サユリ「Q4…Q4に私は一体何を書いちまったんだ…(ガクガクブルグル)」
ラルトス「(答案用紙を見ながらひそひそ)ちゃんとエモEXって書いてあるですぅ。
どうやら主人(マスター)はいっぱい食わされてるですぅ」
ジュプトル「(ひそひそ)AC16環境にはミスティロングがないですからね…あればそれなんでしょうけど」
キノココ「(ひそひそ)…ツツジさんの…最後の意地…効果あったみたい…」
そんなこんなでカナズミシティジム戦を制覇し、ライバル(?)戦をこなした後は115・116番道路方面へ。
デボン社社員「あははー待てー荷物返せー」
アクア団下っ端「うふふ取り返せるなら取り返して御覧なさーい」
サユリ「…何コレ」
またしてもデボンの社員はアクア団の下っ端に荷物を盗まれているようです。
サユリ「というかこれ見よがしに持って出歩くほうが悪いんじゃないの?」
デボン社員「いやー社長直々の命令で…というわけで取り返してもらえます?お礼は差し上げますので」
サユリ「…まぁいいけどさ(どーせまたスーパーボールじゃない)」
というわけで下っ端を追っかけて、途中に陣取るトレーナーたちを蹴散らしつつカナシダトンネルへ。
サユリ「…畜生一般トレーナーでもこれだけ数いるといなすのも骨だな…」
ラルトス「…正直しんどいですぅ」
サユリ「あんた基本的に何もしてないだろう…あまつさえ野生のツチニン如きに殺されかけおってからに…」
ラルトス「…エスパーは虫にも弱いですぅ…。
でも特性のお陰でゴニョニョを蹴散らしまくったことは評価して欲しいですぅ」
116番道路には珍種として虫・地面属性を持つツチニン、そしてポケスペのルビーパーティにいたエネコなどが生息しています。
ツチニンの吸血もこの時点では結構な威力で、HPと防御に難のあるラルトスが喰らうと致命傷になりかねないとか最早…。
ただこのラルトスの特性は「トレース」なので、ゴニョニョの「防音」をトレースすると奴の得意技である「騒ぐ」を無効化できるのが大きいです。
カナシダトンネル内では無敵に近いうちのラルトス。
トンネルの入り口付近には「ポケモンを盗まれた」と嘆く人物が。
この人の正体も後で明らかになるのですが…。
アクア団下っ端「畜生荷物の内容は良く解らんし、折角盗んだポケモンも役立たずときてやがる!」
サユリ「というかあんたやってることに計画性も脈絡もなさ過ぎ。
ポケスペのアクア団考えるとあんたみたいなのが何時までも総帥(アオギリ)に生かされてるのが不思議だわ」
アクア団下っ端「や、や、やかましい!大体海広げて何の得があるのか俺も知りたいわ!」
サユリ「それは確かに知りたい…つかお前が言ったらお終いだ」
どうやらこの下っ端、トウカの森で戦ったのと同一人物っぽいです。
使用するポケモンはポチエナ1体。レベルが11ありますがやはりジュプトルの敵ではないようで。
デボンの荷物を取り返すと、入り口にいた人物がやってきます。
ハギ「うおおーピーコちゃん無事で良かったああああああ!」
サユリ「うわあびっくりした!何処からバクオングが来たかと思ったわよ!」
ハギ「失礼なことを言う娘だな…このダンディな海の漢をつかまえて…。
まぁいい、お前さんがピーコちゃんの恩人であることには代わらん。
もし海を渡る用事があったら104番道路にあるわしの小屋を訪ねると良い。力になるぞ」
後にバトルフロンティアの連絡船「タイドリップ号」の艦長になるハギ老人ですな。
ちなみにピーコちゃんはキャモメ。
首尾よく荷物を取り戻すと、トンネル脇の工事事務所に入って様々な事情を聞くことが出来ます。
周囲のポケモンに迷惑がかからないように工事が中断していることとか、このあたりはポケスペにも活かされてる設定ですね。
デボン本社へ荷物を持っていくと、トウカの森のときと同じようにスーパーボールをもらえるのですが…どうやら社長が直々に礼を言いたいということで社長室に案内されます。
そしてツワブキ社長から今回のお礼として「ポケナビ」をゲットできます。
以後メニューバーに「ポケナビ」の項目が追加され、これまで会ったトレーナーと連絡を取り合ったり、手持ちポケモンの様々なコンディションを閲覧できるように。
サユリ「金銀にも似たようなものがありましたっけ」
ツワブキ「アレは登録人数にも限りがあったしな。これは登録人数に制限がないというか…ゲーム中で登録可能な人物を全て登録できるというスグレモノなのだよ。ゲームボーイカラーとは違うのだよゲームボーイカラーとは!!」
サユリ「…でも実は意外に迷惑な機能と言えなくも」
ツワブキ「ところでひとつ用事を頼まれて欲しいのだが」
サユリ「聞いてくれよひとの話」
社長の頼みごと…まぁアレですな、ムロタウンにある石の洞窟で探索中の、息子であるダイゴへの手紙を届けて欲しいということです。
ポケスペではかなり深刻な事態になっていることを示すイベントですが…。
サユリ「ということはこの中には点字で描かれた欠けた石盤の一部が」
ツワブキ「うーんまぁ似たような事情だな。
まさか奴等も君のような素朴な美少女がこんな重要な手紙を持っているとも思うまい」
サユリ「あら社長さんお世辞が巧いわねぇうふふふ。
そうまで言われちゃあ断る理由もありませんわお任せくださいな」
ツワブキ(…思った以上に扱いやすい娘だなぁ)
そして不甲斐ない社員がカイナの造船所まで届ける予定だった荷物も一緒に託されます。
ついでにポケナビの追加機能というモノを追加してもらい、先ずは104番道路から海の向こうにあるムロタウンを目指すのですが…。
サユリ「…そういえば“なみのり”がないのにどうやって海を渡れと…?」
ジュプトル「ここからムロに行くには105番水道、106番水道を突破する必要がありますね。かなりの距離です」
サユリ「というか今気づいたけど…あんたの口調もしかしてゲッコ族のアレか。さしずめ私は陸に上がったカッパか」
ラルトス「カッパなら泳いでいけばいいですぅ。丁度ここに水着もあるですぅ」
サユリ「( ̄□ ̄;)それ私のスクール水着だよ!何処からそんなの持ち出してきたのよあんたは!
…というか何が悲しゅうてここを遠泳しなきゃならんというんだか」
ジュプトル「…そういえばここの船着場には船がありましたね。
その持ち主に話をしてみれば如何でしょう」
サユリ「………いやお前空気読めよ。むしろそれを頂戴すればいいわけでしょうが」
ハギ「こらこらこらんなことせんでもわしに一声かけてくれりゃなんとかするってトンネルで言ったろうが…。
つかなんちゅー娘じゃまったく…」
というわけで、ハギ老人の船に乗って海路でムロタウンを目指します。
波乗りと違ってポケモンは出現しないしあっという間に目的地へ到着します。
ムロタウンに上陸すると、船着場の近くにいるおじさんから「ボロの釣竿」がもらえます。
サユリ「てことはアレだ、これでコイキングを釣ってギャラドス育成フラグか」
ジュプトル「…いや主人(マスター)、どうやらこの作品ではボロの釣竿でもある程度のバリエーションがあるみたいですよ」
サユリ「えーでもコイキングが基本なんじゃないのーFRLGでもそうだったしー…お、引いてる引いてる」
ジュプトル「もう釣ってんのかよ!」
つりあげた メノクラゲが おそいかかってきた!
サユリ「…へ?」
ジュプトル「残念ながら現実です。あとトサキントもつれる場所があるようですが…ってもう捕まえてるー!!?」
サユリ「よーし今回波乗り要員でドククラゲ使おーっと。いっぺん早期から他の水ポケモン使ってみたかったんだよねー♪」
というわけで新メンバーとしてメノクラゲが参入。
でも実は、メノクラゲを釣ったのはムロタウンではなくて103番道路。
ムロにはフレンドリーショップがないのでモンスターボール補充のためにトウカシティへ戻ったわけでして。
ラルトス「どうせならキャモメ捕まえてペリッパーに進化させればおトクですぅ。
飛行要員と渡海要員コレ1匹で済むですぅ」
サユリ「あたしはアクア団だいっ嫌いなんだ。その理由は解るわねラルトス」
ラルトス「…ペリッパーに罪はないですぅ…」
サユリ「そして中身は狐でしかも炎フリークだ。趣旨は解るわねラルトス」
ラルトス「飛行要員はどうするですぅ?」
サユリ「………クロバットでも育てようかな」
これから訪れる石の洞窟には、ズバットも大量に生息しています。
ズバットから手塩にかけて育てれば、ゲーム中盤にはクロバットへ最終進化を遂げているはずです。
けど現時点ではパーティの最終形態がどうなるかちょっと良く解ってません。
ジュカイン、キノガッサ、サーナイト、ドククラゲまでがほぼ確定。
滝登りや岩砕きはサブに専門要員を用意すればいいと思うのですが、飛行要員は常に主力として考えているので悩みどころ。
クロバットなら素早さも高く、習得する技も妖しい光、どくどくのキバ、黒い眼差しと便利なものが多く、影分身も(ゲームコーナーの景品ですが)複数個手に入る可能性があるのでこれらでカスタマイズすると非常に強力なポケモンなので、選択肢としてはかなり良いです。
サユリ「というわけで石の洞窟へれっつごー!」
ラルトス「行動早っ!っていうか町で話聞いてなかったですか主人!
中真っ暗だから“フラッシュ”が必要…ああもう行っちまったですぅ…」
10分後
サユリ「すいません中暗すぎて何も見えません><」
ラルトス「言わんこっちゃないですぅ…でも親切な山男から“フラッシュ”の秘伝マシンは手に入ったですぅ」
サユリ「というか秘伝マシンもらっても結局ジム戦をどうにかしなきゃならんということか…うわめんどくさ」
石の洞窟の入り口には山男が一人いて、話しかけると秘伝マシン01を譲ってもらえます。
しかしカナズミの居合い斬り同様、ジムのバッチがないと無用に近いシロモノ。
というわけで上陸して早々ムロジムへ挑むことに。