翠玉的珍道中記 第五話



あらすじ

カナズミジムリーダーやライバルやアクア団の下っ端を蹴散らしたりしたが
海の向こうにあるムロへ行けず危うく遠泳のピンチに
そのとき現れたハギ老人の船に揺られてムロタウンへ行くも
石の洞窟を明るく照らすためにとりあえずジムバッジを取りに行くことに


サユリ「おーい前回あらすじ書かなかったからってこれは端折り過ぎだろう…
ラルトス「適当にも程があるですぅ



さてそのムロジムですが。


サユリ「ここのジムリーダーは…なになに“格闘ビッグウェーブ”…」
ジュプトル「水か格闘のエキスパートということでしょうか」
サユリ「そういえば金銀で離れ小島にいたジムリーダーも格闘のエキスパートだったな」

ラルトス「ここは私の出番のようですぅ♪ここはひとつ華麗にリーダーをなぎ倒して汚名返上を(ガシッ)」
サユリ「まぁ待てお前は今のままじゃダメだ…ここがもし水のエキスパートならまたお前は役立たずだ…。
   だが安心しろラルトス…この技マシンがあれば貴様はもっともーっと強くなれるんだ…(ラルトスの頭を掴んだまま物陰へ)」
ラルトス「えちょっとあんた一体何をいややめておねg」


サユリ「さー大人しくしててねぇーなぁに雲の数を数えてる間に終わるからぁー」
ラルトス「ぎゃあああああああああやめろジョッカーぶっとばすぞおおおおおおおおおおおおおおお!」



ジュプトル(な…何が起こってるんだ一体)


ラルトスは あたらしく 10まんボルトを おぼえた!


ジュプトル「技マシン24…?一体何処で手に入れたんですかそんなもの…」
サユリ「私がポプキャラだということは知っているわねジュプトル。
   そして、まったく別環境で本来のキャラとはまったく異なるポケモンでパーティを組まされた人がいることを」
ジュプトル「ま…まさか…LGから」


ハナ「やれやれあの子も災難だわね。
  どうせあの狐のやることだし、また二番目のジムが水のエキスパートだからって対策に頭を悩ませてたでしょうねぇ」
リザードン「我々の時は孤立無援でしたからな…クロバットの“かみつく”がなければどうなっていたことか」
ハナ「だからこそさゆちゃんにはちょっとくらい楽してもらってもいいでしょ。
  さて、あたしもそろそろ騙し討ちロコンの制作にでも取り掛かりましょうか」

リザードン(ナゾノクサを最初から育ててキレイハナへ育て上げるって話はどうなったんだ…?
      …フシギダネの卵だってあるはずなのに…)
ゲンガー(なんだかんだでうちのご主人も狐思考に影響受けてやがんのな…)
クロバット(というかルビサファの二番目のジムのエキスパートタイプ教えてやったほうがいいんじゃないか…?)


一番最初の話や時折の日記でも触れましたが、LGでは主人公に「ハナ」と名づけてヒトカゲで開始してます。
正直言って、一番辛かったのはハナダジムでした。そこさえ抜けてしまうとかなり楽だったんですけどね。

というわけで図鑑に影響のないポケモンを介してLGから技マシン24を転送し、ラルトスに10万ボルトを習得させてみました。
ちなみに本来技マシン24の、この時期の入手は不可能。
最速でもここよりずっと先、キンセツシティに行って、しかもコイン4000枚が必要になります。


サユリ「さあラルトス…新たな力を得た感想はどう…?」
ラルトス「うふ…うふふふふ…これはすごい…これが力というモノですかぁぁ!?
    なじむ、なじむですぅぅぅぅ!!なんか他のポケモンがゴミのようですぅぅぅぅぅ!!!

ジュプトル(な…なんかエラいことになったような…)


とはいえまだまだラルトスのレベルは14と低く、ジム戦の主力とするには心許無い能力。
仕方ないので一旦カナズミシティに戻り、116番道路でレベル上げに勤しみます。


ラルトス「跪けですぅ!この私に媚びるですぅ犬っころ!
    我が10万ボルトは無類無敵ですぅぅぅ!」


野生のポチエナA「うわあああああああなんだコイツはあああああああ!」
野生のポチエナB「なんでこの時期に10万ボルトの使えるラルトスがいるんだよォォォォ!ってぎゃー!」
野生のポチエナA「うわあお前ええええ!って俺もぎゃあああー!」


サユリ「ならばよし!」

ジュプトル「というか限度とか節度とかそういうものはないんだろうかご主人は…」
キノココ「…この世は所詮弱肉強食…強ければ生き…弱ければ死ぬ…」
ジュプトル「君は随分シビアなのだな…というかメノクラゲ、君も何か言わないのk」

メノクラゲ「じょ…女王様…ハァハァ」

ジュプトル(だ…駄目だこいつ…早くなんとかしないと…!


というわけでラルトスのレベルを18、キノココとジュプトルのレベルは20くらいまでアップさせます。
メノクラゲはうまく育てられる環境にはなかったので、ひとまずジム攻略を優先することに。

再びムロジムへ。


サユリ「たのもぉー!って中暗っ!!」
ジュプトル「うーん留守でしょうか」
サユリ「まさかここが無人ジムで悪の組織でアクア団のボスが
トウキ「んなわきゃーないっつの」

サユリ「お、なんかデスボサのキャラかわいいみたいな人が出てきた。髪の色違うけど」
トウキ「なんかすっごく引っ掛かる言い回しだな…かわいいはないだろう、大の男を捕まえて」
サユリ「じゃあ“ウホッ、いい男”にでも言い直しましょうか?」
トウキ「それもなんか嫌だ…」

トウキ「ここは修行のために電気切ってあるんだ。
   一応うちのジムの連中一人負かすごとに少しずつ明るくなってくから」
サユリ「え、じゃあ暗闇に対応した種族じゃないと能力がマイナスされるとか」
トウキ「どんなリーフファイトTCGだよそれ…。
   ちなみに俺のエキスパートは格闘だ。カナズミのツツジから君の事は聞いてるしどうせ君は知って」
サユリ「な、なんだってー!(AAry)水じゃねーのかYO!!
   折角技マシン24まで伝手使って入手したってのに!」
トウキ「…おろ?」

サユリ「ちぃぃっこうなったら念力で全員叩きのめせラルトス!というかこのジムは貴様に任す!」
ラルトス「その言葉を待っていたですぅぅぅぅ!血がたぎってきたですぅぅぅぅぅぅ!
トウキ「きっちりこっちの弱点属性鍛えて持ち込んでやがるー!!(ガビーン!)
   ツツジから聞いていたけど予想の斜め上を行くむちゃくちゃぶりだな…なんて子だ…」


道中待ち構えるトレーナーをラルトスの念力で切って捨て、ジムの最深部に待ち構えるトウキの元へ到着。


サユリ「この私を謀った罪!そのジムバッジで贖ってもらうわー!」
トウキ「謀ったって…君が勝手にそう思い込んでただけじゃないかよ…」
サユリ「やかましいわ!天空部屋でデズボサEXを投げてきた愚か者どもを返り討ちにしてきた私の実力を見せてやるー!
トウキ「それゲーム違う!…まぁでも仕方ないな。ここまで来たなら相手をせざるを得ないしな」


しかしこれが予想以上の激戦。
あっさりと倒せたのは最初のワンリキーだけで…2体目から彼の真骨頂が牙を剥いたのです。


サユリ「よーしここも楽勝だな!
   キノココ、あんたにも早くキノガッサになれるよう経験値を稼がせてやる!」
キノココ(こくん)
トウキ「…これはしたり、だな…アサナン、“きあいパンチ”だ!」
サユリ「え……?」


アサナン「( ゚д゚ )クワッ 一撃必殺!羅刹掌ぉぉぉぉッ!!」


どかああああああああああああああああああああん!(SE)


キノココ「…………………………うぐぅ

サユリ「うわああキノココ!それキャラ違う!!」
ラルトス「情けないですぅ!ここは私の華麗な影分身で……うわらば!!!
サユリ「ええええええあんたもかよ!?というか流石にまだ逝ってないけど!!」
ジュプトル「そこツッコミどころ違いますよご主人!ええい、ここは私が!」


気合パンチは確定後攻、しかもそのターン攻撃技を受けてしまうと必ず失敗する技ですが、そのリスクを補って有り余る基本攻撃力150を誇る格闘属性の大技です。その上、相手のタイプも格闘なので攻撃力は五割増の225。
補助技や防御技重視でいるとこのとんでもない威力の技をモロに喰らう羽目に…。


サユリ「…甘く見すぎてたわ…けど、その技はこっちが断続的に攻撃を仕掛けている限り使い物にならないはず!」
トウキ「成程、ただ小利口なだけではないようだな!だったら、俺のマクノシタと純粋な力比べといくか!」


マクノシタのレベルは19。
ジュプトルのレベルも20なので力押しでも何とかならないわけではないでしょうが…あと一歩というところでジュプトルも力尽き、HPギリギリのラルトスが念力でようやくこの強敵を沈め…。


ラルトス「か…紙一重…だったですぅ…」
マクノシタ「ああ…随分厚い…紙一重だ…ガクリ」


サユリ「か…勝った…なんかすっごい真面目にバトルしたわ…」
トウキ「はあはあ…どうやら君は…予想以上のビッグウェーブだったな…いい勝負だったぜ」


FRLGでも2番目のジムは鬼門ですが、この環境でもそれほど大差ないようです。
今思えば金銀は本当に楽だったかも知れない…4番目のエンジュジムくらいまで…。

それはともかく、ジムリーダーであるトウキを苦戦の末撃破して、ようやくフラッシュがフィールド上でも使用可能になります。
おまけに彼から貰える技マシンのビルドアップも、補助技としてはかなり優秀なもの。
ポケナビに彼を登録して外に出ると、早速というか…。


ツツジ「聞きましたわよサユリさん!トウキさんまで打ち破ったそうですわね!
   今回はどんな姑息な手を使ったんですの!?
   どうせパーティをラルトスとユンゲラーとアゲハントで固めたとか、格闘に相当の耐性があるズバットを育て上げたんでしょう!」
サユリ「うわあなんか酷い言われようだ!
   私真面目にバトルしたもん!最後はラルトスが文字通りなんとかしてくれたけどっ!

ラルトス「うふ…うふふ…まさにこれぞ“漢の意地”ですぅ…」
メノクラゲ「…というかあんたメスだよな」
ラルトス「…何もしなかった役立たずは黙ってるですぅ…」
メノクラゲ「…ああんもっと罵ってぇぇぇ…(ハァハァ)」

ツツジ「…うふふそんな体たらくでその先やっていけると思ったら大間違いですわよ…。
   この先に待ち構えているジムリーダーの実力はまだまだこんなものじゃn」
サユリ「いいから黙ってろきゃb
ツツジ「だからきゃb(ry」(通話強制終了)


どうやらツツジはトウキ経由でこちらのアドレスを知ったようですね。
ムロへの移動中、センリからもコールが入りましたがこちらはツワブキ社長から直接聞いたと言ってましたし。

この世界では、人間関係はかなり縦横に広いみたいです。
現実社会では人間関係が希薄になった昨今では、我々も大いに見習いたいところですね。


フラッシュも使えるようになったところで、いよいよ石の洞窟攻略へ向かいます。