翠玉的珍道中記 第七話



あらすじ

カイナシティの「海の博物館」で、クスノキ館長に荷物を渡そうとした時に襲い掛かってきたアクア団の下っ端を退けたサユリ。
直後現れたアクア団総帥・アオギリは潔く負けを認め、ひとまずは手を引いたものの…サユリには、この強大な敵の遭遇でこれからの旅路に不安を抱かずに居れなかった…。


ジュプトル「何でいきなり無駄に壮大な内容になってるんですか!しかも思いっきり作ってるでしょうコレ!」
サユリ「私が書いてるんじゃないもん!多分こういうことするのはかごめ者に決まってる!」


かごめ者「へくしょん!あーまた風邪かしら?」
アンナ者「というか地味に引き合いに出されてきますねかごめさん…」


そんなこんなでカイナでのイベントを消化し、110番道路をキンセツシティ目指して進みます。
ここにはサイクリングロードがありますが、自転車を持っていない現在では入ることすら不可能。下の道を目指します。

その道中には…。


オダマキ「お、サユリちゃんじゃないか。こんなところで会うとは奇遇だなー」
サユリ「何度ミシロに立ち寄ってもいないと思ってたらこんなところにいたんですか博士…たまには帰ってみたらどうですー?」
オダマキ「それを言われると弱いなぁ…^^;」


年齢もさることながらラジオのパーソナリティを務めるオーキド博士は別としても、金銀のウツギ博士と違って、オダマキ博士はどちらかといえばアウトドア派かも知れませんね。
博士をポケナビに登録し、コレで何時でもポケモン図鑑の完成度を見てもらえるようになります。

博士と別れ、さらに先を進むと。


サユリ「何々…カラクリ大王の屋敷、ですとな」
ラルトス「なんだか楽しそうなところですぅ」
ジュプトル「というか思いっきり怪しいでしょうここ…不用意に入るのは危険でs」
サユリ「(きっぱり)いってみよう
ジュプトル「蒼天航路の楽進かあんたは!!」


ジュプトル「…どうやら留守のようですが…」
サユリ「……む、出て来い曲者!(ちゃぶ台をひっくり返す)」
ジュプトル(えええええええええええええええええー!?)

カラクリ大王「ぬお!何故我輩がちゃぶ台の下に隠れていると解った!
      というかむちゃくちゃする娘ぞなもし」
サユリ「私のカンはデビル大蛇のピット器官よりも優秀なのよ」
カラクリ大王「お前は何処の美食屋ぞなもし!
      というかここへ来たという事は、我輩のカラクリ屋敷への挑戦者ということぞな!」
サユリ「…クリアするとなんかくれるの?」
カラクリ大王「もちろんじゃぞな!ただし突破できればじゃぞな」
サユリ「上等!やってやろうじゃないの!」


中には迷路のようなところに、細い木が立ち並んでいて居合い斬りがないと進めません。
丁度居合い要員のジグザグマを連れていたので、途中に待ち構えるトレーナーたちを蹴散らしつつ奥を目指します。


サユリ「ここが出口…って、合言葉を入力しないといけないの?うわめんどくさ」
ジュプトル「単なる迷路屋敷ではないってことですか。何処かにおいてあるのかも」
サユリ「うーんちょっとトイレ行きたくなってきた…早く探さないと〜」


屋敷の中央部辺りで巻物を発見。


ジュプトル「どうやらコレのようですね…合言葉は…“カラクリ大王様すてき”」
サユリ「あのジイさんもしかしてナルシストか…うっ、だめだもうそろそろヤバいかも」
キノココ「…残ってる木のところで…用を足したら…?」
サユリ「それは流石に人としてアレだ!…う〜トイレトイレ」


カラクリ大王「うお!まさかこのカラクリを突破するとは!」
サユリ「カラクリと言うかほとんどメインは迷路みたいなもんじゃないか!というかトイレ貸して、もう漏れそうだから!」
カラクリ大王「というわけでコレが賞品じゃ!じゃ、次のカラクリを楽しみに待っておれ!」
サユリ「っていうかトイレの場所教えろぉぉぉぉぉー!(#^ω^)


ちなみに最初の突破のご褒美は、ポケモンのレベルをひとつ上げる「ふしぎなアメ」。
育て上げる気はないけど、進化のためにすぐレベルを上げたいという場合は有効かも。
あるいは、コイキングを育てる時とか…そんなアイテムです。


というわけで…。


サユリ「ふー…一時はどうなることかと」
キノココ「…良かったね…」


ジュプトル「結局中にはなかったわけか…」
ラルトス「だからといってキノココの傘の下に隠れるなんて…よっぽど切羽詰ってたみたいですぅ」
ジュプトル「それはともかくメノクラゲ、君はなんか残念そうだな」
メノクラゲ「(ぶすっ)…別に」
ジュプトル(コイツ…また何かヘンな方向へ妄想を広げてたな…


110番道路を進むと、またまた見覚えのある人物が居ます。


ユウキ「げーっ!孔め…じゃなくてサユリ!」
サユリ「…なんかカイナのアクア団もだけど…あんたら何処の司馬懿だ」
ユウキ「いや…驚き役もやられ役も今日限りだ!ここであったが百年目、今日こそは返り討ちにしてやる!」


カナズミでは実は選択肢で「いいえ」を答えると回避可能なユウキとのバトルですが、ここでのバトルは不可避。
向こうの手持ちはキャモメ(レベル15)、ハスブレロ(レベル16)、ワカシャモ(レベル19)。
道なりに来たレベルで挑むとほぼ勝ち目はありません。


ワカシャモ「ふっ!遅い遅過ぎます!そんな速さで私を戦おうなど美しくないっ!」
ラルトス「うう…格闘ポケモン如きに後れを取るなんてぇぇ…」

サユリ「ええそんな!ジュプトルもキノココもラルトスもやられるなんて!」
ユウキ「ふふふコレが本来の実力の差だ!さあ大人しくお小遣いの半分を置いていけー!」
サユリ「わーんそんなの嫌ああああー!折角3万も溜めたのにー!!><;



サユリ「…って情けない夢を見たんでさー…(ふっ)」


キノガッサ「…あなた、強かった…でも、私のほうが…もっと強かった…」
ワカシャモ「うう…美しい…この美しき相手に敗れたとあらば本望…」

ゴルバット「わーい早速ご主人の役に立てたー♪(ばさばさ)」
ハスブレロ「ず…ズバットを短期間でここまで育て上げるなんて…あんたの主人はスマートだぜ…」

キルリア「他愛もない…その程度なら私の全力を見せるまでもなかったか」
キャモメ「…み…認めぬ…この時期に10万ボルトを覚えたキルリアがいるなど…」


ユウキ「う…嘘だあああああああああああ!


そう、実は最初に挑んだ時、まったく歯が立たなかったのです。
リセットしてやり直そうとしたら実はセーブ地点がズバットを獲った直後からで、カラクリ大王の屋敷も再度挑む羽目に。
その後110番道路でひたすらレベルを上げまくり、ラルトスはキルリアに、キノココはキノガッサに、獲って間もないズバットもゴルバットに進化している有様。


ユウキ「うう…今日こそは勝てる…そんな夢を見たのに…onz」
サユリ「夢を見たらそこからどう判断するか…それって重要よねー。
   それが出来れば(演義の)魏延も楊儀如きに誅殺されずに済んだのに…」
ユウキ「もう言うべきことはない…こいつを持っていってくれ…」


ユウキに勝つと「ダウジングマシン」がもらえます。
ちょっと運用が面倒臭いですが、マップ上に落ちている目に見えないアイテムは貴重なものも結構あります。

最初行けなかった103番道路のカイナ側にも立ち寄り、ここや110番道路のトレーナーを相手に資金と経験値を稼ぎつつキンセツシティへ到着。
ここには3番目のジムと、ゲームコーナー、そしてサイクリングショップがあります。


サユリ「サイクリングショップねぇ…こういうのって、どうせまた法外な値段で自転車が売ってたりするのよねー…」
ジュプトル「1台100万はぼったくりですな。もっとも金銀では値段について触れられてなかった気がしますけど」
サユリ「ママチャリなんて1万あればそこそこいいの買えるし、MTBだってそんな競技用のいいのでもなければ10万も出せばいいってのに」
ジュプトル「まーネタの為ですし、とりあえず行ってみますか?」
サユリ「あんたもだんだん解ってきたわね。よしじゃあちょっくら冷やかしに行きますか」


サイクルショップカゼノ


サイクルショップ店長「おお君はなんか自転車に乗りたそうな顔をしているねぇ」
サユリ「そりゃそうです。一応ポケモン図鑑完成やらなにやらのためにミシロからムロをとって遥々ここまできてんですから」
店長「それは若い身空で頑張ってるねー。よおし気に入ったぞ、ぜひともうちの自転車に乗ってくれたまえ!」
サユリ「そうしたいの山々なんだけど私そんなお金なんて持ってn」
店長「いや遠慮はいらん!お金はいいから好きなだけ乗り回してくれ!ていうかひたすら乗り回してくれ!」
サユリ「( ̄□ ̄;)なんですと!!?」


この環境ではキンセツシティの自転車屋を訪ねれば、他に何の条件もなく自転車がもらえるのです。

自転車は猛スピードの出る「マッハじてんしゃ」と特殊な操作が可能で特定のフィールドを踏破できる「ダートじてんしゃ」があります。
この時点ではどちらを選んでも問題はなく、なおかつ以後もここを訪れれば任意のタイミングでダートとマッハを取り替えることも出来るのです。


サユリ「…よもやこんなオチがあろうとは…」
ゴルバット「でも赤緑も3番目のジムがある町を訪ねると、タダで自転車が手に入るフラグが立った気がするんだよ〜」
メノクラゲ「…金銀もコガネシティに自転車屋があったな」

ジュプトル「でもこの自転車…店のロゴがやたらいたるところにプリントされてますよ
サユリ「…宣伝目的か!」


コレはサイクリングロードのトレーナーに指摘されてわかるのですが、そういうことみたいですね。
主人公が色々なところへ旅をするということを知り、広告塔代わりにされてしまったのかも。


そしてポケモンではおなじみとなりつつあるゲームコーナー。
コインパスがないと先ずは始まらないのですが、「パスが欲しければ隣(正確には街の入り口)のお姉さんに話せ」とのこと。


お姉さん「あーあ自転車があればカイナへいって、ハーバーメール買ってくるのになぁ…」

サユリ「…そんなの自分で行けばいいのに
ジュプトル「まあいいではないですか…一応、これもイベントのひとつと言えなくないですし」


そしてサイクリングロードへ突っ込みます。
勿論ここにもサイクリング中のトレーナーが何人もいて勝負を仕掛けてきます。


サユリ「あれ硝子さんなんでこんなところに?」
硝子(トライアスリート)「…よく考えてみればこのゲーム内のトレーナーにも、結構ポプキャラと同じ名前のキャラがいるわね…117番道路では育江さんがブリーダーをやってるわ」
サユリ「ひよどりの歌詞考えるとその組み合わせもいささかシャレにならないな…というかしょこさんがアスリートって意外」
硝子「この世界で私…泳ぐのが好きってことになってるらしいの…確かに、水の中を自由に泳げれば、まるで空を飛んでいるみたいで気分がいいわ」
サユリ「なんか詩人っぽい一言だ…じゃあなんで手持ちがコイルなんですか?
硝子「…それは知らない…」


何気にポケナビに登録可能なトレーナーにも、ポプキャラと同じ名前のキャラは結構います。
このアスリートや、117番道路にいる件のブリーダーも登録可能トレーナーだったりします。
まぁ特に進行とは関係ありませんが。

ちなみに泳ぐのが好きって話は、あとでポケナビで自己紹介してきたときに向こうから言ってきます。


測定員「かかった時間一分以上…ぶつかった回数10回以上…お前さんサイクリングロード来たら駄目なんじゃないか?」
サユリ「じゃかあしい!!大体トレーナー戦こなしてたらそのくらいの時間にはなるわいっ!!


ここではキンセツからカイナへ向けて入ったときのみ、タイムが測定されるようです。
トレーナー戦を消化しきったら、ここでタイムアタックに挑戦するのも良いですね。
ちなみに最速タイムは最寄の掲示板に残るのだそうで。

キンセツシティへ戻り件のお姉さんにハーバーメールを渡すと、代わりにコインケースがもらえます。
これでコインの購入と、ゲームコーナーで遊ぶことが出来るようになります。


キンセツシティでのイベントを一通り消化し、いよいよジム戦に挑むのですが。


サユリ「あれ…あそこにいるのはもしかして…?」


ジムの前で主人公を待ち受けるのは果たして…?