翠玉的珍道中記 第九話
あらすじ
無謀にも初心者でありながらいきなりジムへ乗り込もうとしたミツルを軽く一蹴したサユリ
その後、弱点の乏しい(というか突けなかった)キンセツジムのリーダー戦で
サユリは中の人の操作ミスゴルバットの献身的な行為を好機に変えてキンセツジムを制覇
岩砕きでカナシダトンネルを開通させた後、次の目的地であるハジツゲタウンを目指す
ジュプトル「ここいらで中の人がどういうキャラを我々のイメージに宛がってるかまとめて見ましょうか」
キモリ 「ONE」の上月澪(原作通りCVなし)
ジュプトル ミンサガ及びロマサガのゲラ=ハ
ラルトス 「Rosen Maiden」の翠星石
キルリア ポプのシグマ様
キノココ(キノガッサ) 「Kanon」の川澄舞…だが、時折「BREACH」の弓親などが混ざる
メノクラゲ 特になし(但し口調は「AIR」の往人がベース)
ゴルバット 「ONE」の澪がベースだがOVA版声優の浅野真澄が他のアニメでやってるハイテンションキャラの影響が大きい(多分「一騎当千」の孫策)
キルリア「そういえばキノガッサもゴルバットもメスなんだな。気づかなかった」
ジュプトル「というよりもメノクラゲは普通に変態キャラですな。何しろ狐のHNも“海月”ですからな」
メノクラゲ「…放っとけ」
そんなこんなで112番道路を(方角は多分だけど)北上すると、道中に「カチヌキファミリー」の家が。
門前には一家のお父さん・ハルヒコがいて、彼に話しかけるとカチヌキ一家との4連続バトルが始まります。
一番手のお父さんは手持ちがスバメとジグザグマ。どちらもレベル16ですが、大した強さではないです。
サユリ「ぬるい…これだったらまだアクア団の下っ端のほうが歯ごたえがあるわ!次!」
ハルヒコ「うおなんて強さだ…こりゃ敵わんぞ!すまん母ちゃん!」
ヤスエ「情けないねぇ、あたしに任せときな!」
二番手のお母さんはロゼリア1体のみ。レベル17ありメがドレインや痺れ粉を駆使してきますが…。
ゴルバット「草相手は楽勝なの♪」
サユリ「よくやった朋友(ポンヨウ)。さあ、次の相手は誰?」
ヤスエ「困ったわこの子すっごく強い…アキ、悪いけどあと宜しく」
アキ「んもーお父さんもお母さんも無責任なんだからーヽ( ` Д´)ノ 」
三番手は娘。ポケモンはキノココ、マリル、ドンメルですがレベルは15。
1番手のキノココがやどりぎのタネを使ってくるので結構煩い相手ですが…。
キノガッサ「…ジム戦に比べれば…あくびが出る…」
アキ「あーんそんな上位のポケモンがいるなんて聞いてないよー!(ノД `)」
ミツヨ「ええいよくもここまで勝ち抜いてきおったなー!わしが相手じゃー!」
最後はおばあちゃん。使用するポケモンはアサナン1体だけ、レベルは18でトウキのそれよりはちと強め…と思いきや。
サユリ「気合パンチを使ってこないアサナンなど物の数ではないわぁぁぁー!!m9( ゚д゚ )」
あっさり勝ちました(w
四人全員に勝利すると、家の中に通されます。
そこでお母さんに話しかけると、記念品というわけではないでしょうけど強制ギプスがもらえます。
装備したポケモンの素早さを下げる代わりに、戦闘終了時に貰える努力値が2倍稼げて、なおかつレベルアップの際に能力値が高く上がりやすくなるというアイテムです。
サユリ「キンセツジムのほうが何倍も過酷だったわ。けど、これはこれでいいものが手に入ったな」
ジュプトル「しかしあの一家、気になることを言ってましたね。不在という長男にも、いずれ遭遇するのではないでしょうか」
サユリ「いたらいたで蹴散らすのみ、それがいくさ人の心意気ってヤツよ。
ところでこのギプスどうするかね…誰か使ってみる?」
ゴルバット「欲しいのーっ♪」
というわけでしばらくゴルバットにつけておくことに。
このくらい素早さの高いポケモンであれば、多少素早さが下がってもそれほど大きな影響は受けません。
このお陰で、ゴルバットは最終進化を遂げる頃には結構とんでもない数値まで能力を高めることに…。
煙突山のロープウェイの辺りには、今度は赤い装束が屯していて、先には進めなくなっています。
サユリ「…今度はマグマ団かよ…」
ジュプトル「おやご主人、アクアと違ってマグマには好印象があるのでは?」
サユリ「勘違いするなっての。私っつーか狐は炎フリークであって地面フリークじゃないから」
ジュプトル「そういうものなんでしょうか」
サユリ「先の展開を調べても幹部らしき連中は出てくるけど、カガリ姐さんの名前はなかったしな。
代わりに私がロコンを使うんだよ。
ただし、送り火山で捕まえたら騙し討ちロコンの卵を作るんだけどね」
ジュプトル「えええええええええええええええええええ!?…なんと七面倒臭いことを…」
実はポチエナを育てるのをやめた理由、ポチエナが騙し討ちを覚えないからなのです。
トウカの森で散々迷いながらナマケロを捕まえ、コイツが最初の進化をキャンセルすればレベル19で騙し討ちを覚えるので、オスはこれに指定します。
あとは送り火山でメスのロコンを捕まえるのみ…なんですが、まだ大分先の話。
ともかく煙突山には進めないので、脇にある炎の抜け道を通って111番道路へ。
途中にケンコーばあさんの家があって、ここで体力は回復できますが、回復しても引き止められてしまうので目的を達したら「いいえ」を選びます。
111番道路
サユリ「なによここー!灰だらけじゃないのさー!」
キルリア「むむ…シダケは風向きか何かの関係で灰が飛んでこないが…こっちは違うようだぞ…」
サユリ「うう早く温泉にでも漬かりたい…こんなところで長居してたら髪の毛も着替えも灰だらけになるっ」
道中にはビードロを作ってくれる職人の家があり、そこで親方に話しかけると灰袋がもらえます。
以降、灰の積もっている草むら(色が変わっている草むら)を歩くごとに灰が溜まり、一定量集めて親方の元へ持っていくとビードロをはじめとしたアイテムを作ってくれます。
先ずはハジツゲタウンを目指し、回復拠点を得たところでビードロ作り開始。
サユリ「とりあえずレインコートさえ着ておけばいいわ。後は集めて集めて集めまくるのよ!」
ゴルバット「ひとまずスプレーを併用するといいの。歩数の目安になるの」
サユリ「あんた頭いいな。なんだかんだで野性ポケモンの相手もするのはしんどいしな」
けど最初は次のジム戦を見越してレベル上げに勤しんでました。
後に飽きてきたので、あとはわりと潤沢な資金を元手にスプレー併用で一気に灰を集めましたが…先ずは、遭遇率をアップさせる白いビードロを作ってもらいます。
野性ポケモンとの遭遇率をアップさせると、出現率の低いポケモンを見つけるとき、あるいはレベル稼ぎのときに便利です。
ハジツゲでは特にやることもなさそうですが…ここにある民家で、街に住むソライシ教授がマグマ団の連中と一緒に流星の滝へ行ったという話が。
サユリ「ポケスペではアクア団の当たり役よねそれ。
でもどのみち、ロクな事は企んでなさそうね」
ジュプトル「一応サファイアでもアクア団がやってるようですがね。
まぁ、煙突山で連中が何か仕出かそうとしている伏線なのは間違いないでしょう」
サユリ「やれやれだわね」
一応、ロープウェイ乗り場をふさいでいるマグマの下っ端の話を立ち聞きしていれば、そのことが類推できます。
114番道路を南下し、流星の滝を目指すのですが…その道中には。
??「あらま、見つかっちゃいました」
サユリ「あんたは何処の、シロガネ山の麓に隠れ住んでる元アイドルだよ。
というかハジツゲでも会ったけど何なんだあんたは」
マユミ「私はマユミ。この地方のポケモン転送システムの管理者です」
ポケスペでも(何故かナナシマ編になってから)登場したマユミさんです。
FRLG環境で、殿堂入り後にニシキがこの人との通信を試みていますが、ルビサファ環境で全国図鑑が存在したのはそのイベントの伏線だったりします。
マユミさんはハジツゲに最初に来た時も、ポケモンセンターでPCをいじっている姿を目撃できます。
サユリ「そういえばうち(ポップン)の知り合いでも、同じ名前で28の行き遅れがいたような」
マユミ「( ̄□ ̄;)それも酷い言い草だ!一応同一人物ではありませんのでその辺り」
サユリ「えーでもホウエンのモデルって確か九州沖縄じゃなかったっけ…?」
マユミ「(ぎくっ)い、いやほらこんなところで道草食ってないで…赤装束の人達がなんか悪さしてますよ?ね?」
この近辺でもチルットやハブネークが生息しているので、どんどん捕獲していきたいところ。
特にチルットは進化させると、ドラゴン系のポケモンを強力にするタマゴ技を多く覚えるチルタリスに進化します。
戦闘能力は今ひとつですが、種親としては非常に優秀です。
竜の舞や竜の息吹などを覚えたカイリュー、ミロカロス、ラプラスなどを育てたい人は是非。
流星の滝につくと、やはりマグマ団がソライシ教授を一杯食わせていたみたいです。
ホムラ「悪かったナ、この隕石はオレたちが必要なものなんダ。
あんたはもう一度自分の分を探してクレ」
ソライシ「く、くそっ!お前等それをどうする気だ!?」
ホムラ「あんたには関係ナイ。じゃあナ!」
後に解ることですが、ここでソライシ教授から隕石を奪取する役目を担っていたのは、ポケスペでも「三頭火」の一角として登場したホムラです。
彼の口調はこちらだと、むしろ同じ「三頭火」のホカゲに近いですが…ここでは一応ポケスペ準拠で。
アオギリ「…遅かったようだな」
サユリ「!…あなたは…」
アオギリ「君は…そういえばカイナの博物館でも会ったな」
逃げ去るマグマ団と入れ違いに、アオギリ総帥登場。
ここで主人公は彼に名前を名乗るらしく、以後、アオギリはこちらを名前で呼んでくるようになります。
サユリ「…あなたもあの隕石を狙ってきたの…?」
アオギリ「半分正解…半分は不正解、と言っておこうか。
あの連中…マグマ団は“ホウエンひいては人類のために大地を増やす”とうそぶいているが、その実は破壊活動を繰り返す愚連隊みたいなものだ。
我等アクア団は、この星の環境を護るため、海を広げるべく活動をしている。連中とは違う」
サユリ「…そのためにデボンの荷物を奪い取ろうとしたり、博物館を占拠したりは反社会活動って言わないんですか…?」
アオギリ「正当な手段ばかりではことが進まない場合も多い。だが、いずれ我等の活動の正しさも証明されよう」
内なるサユリ(…なんかポケスペとふいんき(ry違うな…まさか、狐補正でもかかったんじゃなかろうか…)
アオギリ「我々はこれから煙突山へ向かう。
あの隕石に秘められたパワーを使い、連中は人為的に火山を噴火させる気かも知れん。
そうなれば、周囲は大惨事だろう。それだけは阻止せねばなるまい」
サユリ「…やっぱり、何か別の意図を隠してるでしょう?」
アオギリ「さあて、ね…。
サユリ、君はどうする?
あれほどの規模の火山が噴火すれば、被害はハジツゲやフエンなど、麓周辺に留まるまい。
折角開通させたカナシダトンネルも、シダケにすむ君の友達も…無事では済まないかも知れんぞ?」
内なるサユリ(…ちぃぃっ!やっぱ補正がかかってやがる!ここはまだ逆らうのは得策じゃない…!)
サユリ「解った、私もあの連中を追っ払うことにする。
あなた達にも協力はしないけど、邪魔はしないわ」
アオギリ「…聡い娘だ。出来るなら我等の理想を受け入れ、協力して欲しいところだが…贅沢は言うまい」
そんなこんなで煙突山を目指します。
勿論こんなやり取りは作中にないので、ご了承のほどを^^;