翠玉的珍道中記 第十二話
あらすじ
煙突山の麓、山間の温泉街フエンにたどり着いたサユリ
炎ポケモンの使い手であるジムリーダーのアスナとの死闘を紙一重の差で制し
ユウキの横槍を真っ向から受けて砂漠へと向かった
サユリ「…といっても特にこれといって目玉になる場所もないんだけどねー」
ジュプトル「今回前置き一切なしですか主人(マスター)?」
サユリ「まーここのあたりネタになるようなことも特にないからねぇ」
というわけで111番道路に隣接する砂漠地帯へ突入。
サユリ「にょわ!何よここ砂埃でなんも見えな…うわあ!><」
ジュプトル「こ、こ、ここは常時天候が“すなあらし”なので岩・地面・鋼以外は毎ターンダメージが…」
メノクラゲ「…ひ…干からびる(;´Д`)」
サユリ「うわあメノクラゲしっかりしろー!寝たら死ぬぞー!><」
ジュプトル「ご主人それは雪山です!」
これまで砂漠への侵入が不可能だったのはこの天候のせいみたいです。
ゴーゴーゴーグルがないとまったく前が見えないから侵入不可、ということなんですかね。
勿論こんな苛酷な環境だからこそ生息しているポケモンがいたり、こんな苛酷な環境にすら…。
ピクニックガール「ど、どんな苛酷な環境でもっ!そこでピクニックするからにはお弁当をってきゃああああああ!><;;」
サユリ「…漢らしいというかただの馬鹿と言うか」
ジュプトル「いやはや相変わらずピクニックガールの行動心理は意味不明ですなぁ」
実際そういうピクニックガールがいます。
というかピクニックガールはどいつもこいつもなかなか無茶なことをほざきだすのでなかなか楽しいですw
砂漠にはサンドやナックラーといった地面属性ポケモンも多く生息していますが…。
サユリ「この環境にこういう連中が生息してるってのはチート過ぎじゃない?」
ジュプトル「…まぁ経験値を稼ぐとするなら我々の独壇場という気もしますが」
サユリ「というかヤジロンとかサボネアとかまったく見当たらないんだけど…」
因みにサボネアの出現率は相当低いらしいです。
サボネアは進化すると草・悪タイプの強力なポケモンであるノクタスに進化するので、もし草タイプが足りないようなら育てる価値は十分にあります。
サユリ「ところであそこに見える建物ってなんだろうね?」
ジュプトル「…111番道路に突入した時に頭から無視して通ったトレーナーヒルじゃないんですか?」
サユリ「違わい。すぐ目の前に茶色い塔みたいなのが見えるでしょうが」
遺跡マニア「おおアレこそは幻といわれた幻影の塔ではないか!あの中には珍しい化石が眠っているといわれておる!」
サユリ「…何ですと?っていうか突然出てきてなんなんだあんたは」
キンセツから111番道路に入ってすぐのところにあるでかい建物がトレーナーヒル。
ルビサファには存在せず、エメラルドのみ登場する施設のひとつであり、FRLGの7の島にあるトレーナータワー同様、道中のトレーナーを倒しつつ頂上へ到達する時間を競う場所です。
経験値も賞金も手に入らないので無視したのですが、ここで好タイムをたたき出すとゴール地点にいる施設のオーナーが珍しいアイテムをご褒美にくれたり。
で、幻影の塔ですが、砂漠地帯にたまに登場する建物です。
出現するかどうかはランダムで、中に入ってある目的を達成すると二度と入れなくなるのですが…。
サユリ「化石ねぇ…ハジツゲに化石マニアとか言うキモいのがいたような気がしたけど」
ジュプトル「そういえばデボンの研究室で化石を生き返らせる実験してた人がいましたっけねぇ」
サユリ「つまり古代のポケモンを蘇らせろってフラグか。ちょっくら逝ってみますか」
というわけで幻影の塔の中へ。
塔の二階以上には、崩れやすい床があり、普通に歩いたのではすぐに下に落ちてしまうのですが…。
サユリ「さーてここでマッハ自転車の腕前を見せる時が来たみたいね!とりゃー!!」
あ! やせいの サンドが とびだしてきた!
サユリ「ジュプトル!蹴散らしておしまいッ!」
ジュプトル「はいはい…(というかだんだん悪役じみてきたなぁ…ご主人)」
やせいの サンドは たおれた!
ボコッ(SE)
サユリ「…はい?」
どさー!(SE)
サユリ「いったぁ〜><…ってか野生ポケモンとエンカウントした時点でアウトかYO!」
ジュプトル「…マジで一気に駆け抜けないと駄目なんですね…」
特に二階は通路に沿って鉤状に曲がらなければならないのでかなり難易度が高いです。
スプレーを使って野性ポケモンのエンカウントをシャットアウトするという手段もありましたが…10回ほど下に落とされて何とか突破。
やっとの思いで頂上へとたどり着くと、爪の化石と根っ子の化石が置いてあります。
サユリ「…こういうのってさー、大体片方しか手に入らないのがお約束よねー」
クロバット「でも特に誰かいるとかそういう気配もないみたいなの。もしかしたらふたつとも手に入るかも知れないの」
キルリア「しかしそう巧くいくものなのか?どうも、嫌な予感がするのだが」
サユリ「まーふたつ取れるとしても、万が一を考えて…ひとつとるとしたらどっちがいいか採択を取ります。
根っ子の化石がいいひとー」
ジュプトル、キノガッサ挙手
サユリ「4対2で爪の化石に決てーい!」
ジュプトル「え、4って…あんたもカウントされてるのかご主人!」
パーティはこの時点で5匹しかいませんw
あとの1体については…大分前に大体のヒントは出したはず。まだ登場しませんよ。
サユリは ツメのかせきを てにいれた!
ゴゴゴゴ…(SE)
サユリ「……ふぇ?」
どざあああああああああああああああああああああ!(SE)
サユリ「ええええええええこんなパターンありかあああああああああああああああああ!!><」
そう、ここは化石の片方を取ると、塔そのものが崩壊してしまうのです。
そして残ったもうひとつの化石諸共、崩壊した塔は砂漠に埋まってしまうという…。
サユリ「…ぷはっ!…っていうか今回はこんなオチばっかりかああああああああああ!!」
メノクラゲ「塔から落ちて…これが本当の“オチ”…」
キノガッサ「…………………………………………………寒っ」
あと砂漠の外れには技マシン37もこっそり落ちています。
バッチが4つになったので、またしてもパワーアップしたカラクリ屋敷へ挑むことも出来ます。
サユリ「あれ今回は隠れているところの目印って出ないのね」
ジュプトル「いままでそれを目印にしながら見つけてたんですか…一体何処がデビル大蛇のピット器官より敏かn」
サユリ「お、窓の外にハケーン」
カラクリ大王「うお!なんで一発で探し当てるかぞなもし!?」
ジュプトル「( ゚д゚ )」
笑えることに本当に一発で探し当ててしまいましたw
無論ノーヒントです。
今回のカラクリ屋敷は、入るところだけ岩砕きが必要ですが…中身の仕掛けはなかなかに凝っています。
サユリ「…成る程ボタンを押すたびに赤と青の障子がそれぞれ開いたり閉まったり…こりゃまた七面倒臭いモンこさえたわね」
ジュプトル「何気に前の挑戦時から時間も経ってますからなー」
サユリ「えーと先ずここで赤いほうを開いて…」
10分後
サユリ「着いたよー♪」
カラクリ大王「うお早いぞな!今回は結構な自信作だったのに…」
ご褒美は岩属性の技の威力を上げる「かたいいし」。
FRLGではゴローンやイワークが持っているものの、イワークが登場せずゴローンが持っている道具もエメラルドでは違うもの(進化を抑制する「かわらずのいし」を持っている)なので、何気に貴重品。
サユリ「これで大体の小ネタは消化しきったわね。
さて、ユウキの野郎がどうなったか聞きついでにトウカシティへ戻りましょうか」
ジュプトル「(ひそひそ)…というかあの口調、ユウキ殿が返り討ちに遭っていることを疑っていない雰囲気だな…」
キルリア「(ひそひそ)…まぁ伊達に“強さを追い求める漢”の二つ名を持っちゃいないからな…我々でも現状、返り討ちがオチだぞ」
クロバット「(ひそひそ)私会ったことないから良く解んないの。そんなに強いの?」
キルリア「(ひそひそ)レベル31のケッキングがいるらしいからなー。何しろ主人も最初恐れをなして敵前とうb(ガシッ)」
サユリ「聞こえてるわよあんた達( #^ω^)
と〜ぜん、ただでトウカに戻るわきゃ〜ね〜でしょ…道中徹底的にしごいてやるから覚悟おしッ!!m9( ゚д゚ )」
一同「ひいいいいいいいいいいいいいいっ!!」
というわけで色々回り道しつつ、いよいよセンリに挑むためにトウカジムへと戻ります。