翠玉的珍道中記 第十三話
あらすじ
ユウキの横槍にのって砂漠での化石探しに興じ、さらにパワーアップしたカラクリ屋敷を突破したサユリ
そして4番目のバッジを手にしたことでいよいよ父の待つトウカジムへと舞い戻ってきた
サユリ「ここで戦力紹介〜」
ジュプトル(♂ レベル33)
追い討ち/吸い取る/リーフブレード/嫌な音
ジュプトル「我ながらシナジーのまったくない構成ですね…」
サユリ「ぶっちゃけリーフブレード以外使わないからいいのよあんたは」
ジュプトル「( ̄□ ̄;)テラヒドス」
サーナイト(♀ レベル30)
10万ボルト/サイコキネシス/影分身/瞑想
ジュプトル「あ、こっそりキルリアから進化してますね」
サーナイト「自分で言うのもなんだがこの所持技もチートだよなぁ…」
ドククラゲ(♂ レベル30)
毒針/溶解液/バブル光線/超音波
ジュプトル「こいつも進化したのか…」
サユリ「実際こいつが一番苦労したわよ。バブル光線尽きると途端にヘナチョコになるし…」
クロバット(♀ レベル31)
吸血/翼で打つ/噛み付く/妖しい光
ジュプトル「なんだかんだで対応力が一番広いですね彼女は」
サユリ「そこなのよね。正直空を飛ぶなんか覚えさせたくないのよね…」
キノガッサ(♀ レベル30)
頭突き/マッハパンチ/メガドレイン/やどりぎのタネ
ジュプトル「あれー?痺れ粉はどうしたんですか?」
サユリ「いや…やっぱりなんかちょっと邪魔になってきて…」
サユリ「…以上のメンバーで親父退治に出かけますね♪」
ジュプトル「相変わらずなんて言い草だ!( ̄□ ̄;)」
トウカジムはそれぞれの小部屋にトレーナーがひとり居て、それぞれの部屋の内容に応じた技やプレイングをするポケモンを繰り出してきます。
最低でも3つの部屋で、3人のトレーナーとの戦いを強いられますが、無論全員に挑んで全員を倒しても問題ありません。ただしいずれもレベルは27前後あるのでかなりの強敵です。特に最後の右側の部屋である「一撃の部屋」に居るトレーナが使うヤルキモノは、元々攻撃力が高い上クリティカル率の高い切り裂くを連発してくるので育てが甘いと秒殺される可能性も…。
そして、いよいよジムの奥に待ち受ける父・センリの元へ。
センリ「…どうやら…バッジを4つ集めてきたようだな。
私と戦う覚悟と準備は出来ているのか?」
サユリ「聞くまでもないわ。ここへ来たということが、何よりの証」
センリ「…フッ…いいだろう…。
我が娘とはいえ、容赦はせんぞ!」
サユリ「ドククラゲ、先鋒は任せたわよ!
進化したあなたの力、示して見せて!」
ドククラゲ「…ヒッヒッ…任されたよ…(うねうね)」
センリ「口先だけではない…よく鍛えられているな…!
行け、パッチール!ヤツの精神を“フラフラダンス”で掻き乱してやれ!」
サユリ「混乱攻撃はそっちだけの専売特許じゃない!ドククラゲ、超おn…ってもう混乱してるー!?( ̄□ ̄;)」
ドククラゲ「wwwフヒヒwwwサーセンwwwwww」
超音波の命中率は55%。
それに対してフラフラダンスは…タッグバトルの際に自分の手持ちの片一方も巻き込んでしまいますが…妖しい光同様100%の命中率で相手を混乱させることが出来るのです。
このとき超音波は見事に失敗し、パッチールのフラフラダンスが決まってドククラゲは混乱状態に。
サユリ「もうなにやってるのよ〜!
…(!)…もしこれで勝ったら、今服の下に着ているスクール水着、脱ぎたてをあげっちゃおっかなー?」
ドククラゲ「Σ( ゚д゚ )!!!!!11111」
ドククラゲ「…( #`・ω・´)シャキーン!!
というわけで逝ってもらうぞぶちパンダ野郎!
大いなるフェチの力を借りて!今、必殺のおおおおおおおバァブルこおおおおせええええええん!」
どーん!!(SE)
センリ「…そ…そんな方法で混乱を解除するか普通…( ̄□ ̄;)
というかお前もう少し色々自重しろ我が娘よ」
サユリ「ごめんねこいつメノクラゲの時からド変態でごめんね><」
実際混乱は1ターンで解除されましたw
そうなるとあとはレベルの高いほうが勝つのも当たり前の話で。
しかしヤルキモノの切り裂くは強力で、哀れドククラゲはナマス切りに。
サーナイト「ここは私に任せてもらおう…」
センリ「!…それは…まさかあの時連れていたラルトスなのか…!?」
サユリ「そうよっ!これこそ私の…私たちの成長の証!
サーナイト、瞑想を!サイコキネシスで吹っ飛ばしてやれ!」
サーナイト「承知した…はあああああああーっ!( ゚д゚ )」
(SE:テーレッテー♪)
ヤルキモノ「…な…なんだ何も起こっt…( ̄□ ̄;)ぎゃあああ足があああああ!
あ…ああなんかいい気持ちだああ〜…ちにゃ!」
サーナイト「…北斗有情拳…せめて苦しまずに逝くがよい」
センリ(ば…馬鹿な…こんな短時間でこちらの手持ちが2体も…!
ツツジの話では相当策に頼った戦いをしたというが…素で圧倒されている…!)
サユリ「…もう、力を隠すのはやめ。
全てはこの時のために…策を巡らし、概ねジムリーダーというものがどのような戦いをしてくるものかは理解したつもりよ!」
センリ「……自惚れるな……この私の真の力、この程度ではないぞ!
マッスグマ、腹太鼓!」
サユリ「え…!?」
マッスグマ「叩くぜ叩くぜ!ビートを刻むぜ!はああああああッ!( ゚д゚ )」
サユリ(自分のHPをわざと削っている?
一体、何を……嫌な予感がする…!)
サユリ「サーナイト!アレが何かしてくる前に、サイコキネシスで−」
センリ「遅いッ!マッスグマ、そのまま頭突き!」
マッスグマ「了解ッ!
( ゚皿゚ )逝くぞ!真・シャァァァァァァァァインスパァァァァァァァァクゥ!!!!」
どおおおおおおおおおおおおおおおおおん!(SE)
サーナイト「な…まさかこれが真ゲッターの…ぐはぁ!!」
サユリ「…うそ…」
“はらだいこ”は、自分の体力の半分を消費し、攻撃を一気に最大補正状態へアップさせるというもの。
とはいえ、正直体力満タンのサーナイトが一撃で落とされるのは計算外でした。
マッスグマの持つスピードがあってこそですが…やはりというか。
センリ「…私の専門はノーマルタイプ。
得手不得手に大きな特徴はないが…様々なタイプの技マシンで幅広い対応力を得…
かつ多くのポケモンが持つノーマルタイプの技を、150%引き出せるのが彼等ノーマルポケモンの特権」
サユリ「くっ…!」
センリ「不得手が少ないということは、それだけオールラウンドに戦えるということだ。
お前はこれまでの戦いで、一点に特化した攻略を旨として来ただろう?
それでは、この私を超えるなど…まだまだ敵わんぞ」
サユリ「…言いたいことはそれだけ?」
センリ「…何ッ!?」
サユリ「私の手持ちにノーマルタイプの天敵がいるということを、忘れてもらっちゃ困るのよ!
行け、キノガッサ!マッハパンチで沈めてしまえ!」
マッスグマ「ヌゥッ!こうなったら今一度、真・シャアアアイn」
キノガッサ「…遅い…!」
マッスグマ「ぐはあ!!」
こっそり忘れがちなことですが、マッハパンチも電光石火などと同様、先制攻撃技なのです。
いくらマッスグマの素早さが高くても、マッハパンチの先制効果を無視できるはずなどあろうハズもなく…。
センリ「…まさか…こんなことが」
サユリ「残るは1体…それを倒せば私の勝ちよ、お父さん」
センリ「くっ…頼むぞ、ケッキング!」
サユリ(最初は思わず腰が引けちゃったけど…)
ケッキングのカウンター!
しかし うまく きまらなかった!
キノガッサ「…咲け、藤孔雀(やどりぎのタネ)…」
センリ「くっ…!」
ケッキングはなまけている
キノガッサ「…悪いけど…その隙…逃すわけにはいかない…!」
キノガッサの マッハパンチ!
こうかは ばつぐんだ!
センリ「ぬっ…くくっ…!“なまけ”の間隙を…!」
サユリ「私…別の目的があって、ナマケロを育ててみたの…。
種としては、結構強いポケモンだった…でも…その特性で、2回に1回しか行動できない。
同じ特性を持つナマケロを育てたことで…ケッキングの弱点が解ってしまったの…!」
キノガッサ「…とどめ」
キノガッサの マッハパンチ!
こうかは ばつぐんだ!
サユリ「…ごめんね、お父さん。
今の私には…もうお父さんに負ける気が全然しないの…!」
センリ「…そうか…」
あいての ケッキングは たおれた
センリ「…見事だ、サユリ。
最早私に言うべきことは、何もない。
このトウカジムを制した証であるバランスバッジ、受け取るがいい!」
サユリ「…お父さ…」
??「おーいたいた!もう終わっていたか!」
サユリ「え…あなたは確かミツル君の」
ミツルの父「その様子だと、どうやらお父さんに勝ったみたいだな!たいしたもんだ!
君がうちの子のポケモン捕獲を手伝ったことがきっかけになって、うちの子も大分元気になったんでな!
トウカジム制覇の祝いも兼ねて、サユリちゃんに是非受け取って欲しいものがあるんだ!」
センリ「…構うことはない、行ってこい。
その間に、私も餞別を用意しておこう」
サユリ「…うん」
というわけでミツルの家へと強制移動。
サユリ「これは…秘伝マシンですか?」
ミツルの父「うむ!水の上をポケモンにのって移動できる“なみのり”の秘伝マシンだ!
これからサユリちゃんが新しいジムのある方面へ行くなら、きっと必要になると思ってな」
というわけで、秘伝マシン03がここで入手できます。
移動手段としてばかりでなく、どんな水ポケモンも即席戦力に変える極悪兵器“なみのり”は、トウカジムのバッジがあることで移動手段としての効果を発揮するのです。
また、父親は知らなかったようですが、母親に話を聞くと、シダケで健康を取り戻したミツルも旅に出たことを聞かされます。
その後、ジムに戻るとセンリから「からげんき」の技マシンをもらえます。
状態異常の時攻撃力が倍になるという強力な技です。
麻痺や毒の状態になると、真価を発揮する技と読み替えてもいいでしょう。
センリ「サユリ…お前はこの先、どうするつもりだ?」
サユリ「…私…ポケモンリーグに挑んでみようと思う。
何処までやれるか解らないけど…中途半端で済ませたら、後味が悪いもの」
センリ「ふっ…そうか。
カイナの113番道路から海を越え、119番道路を横断すればヒワマキシティがある。
次はそこのジムに挑むといい。
…旅立つ前に、母さんにはちゃんと報告するんだぞ」
サユリ「うん…じゃあ、行ってくるね!」
テッセン「見事に敗れたのう、センリ殿」
センリ「…これは…いや、お恥ずかしい限りです」
テッセン「いやいや、それにつけても、大した子じゃないか。
よもやトレーナーとなってわずかな期間で、お前さんを制するほどの力を身につけるとはのう。
子供は、親の見ていないところでもどんどん成長していってしまう」
センリ「ええ…嬉しくもあり…淋しくもあり…不思議な気分ですよ。
あの子がもしリーグを制することになれば…今度は、私のほうが挑戦者となるのでしょうね」
ママ「…そう…お父さんがいいというなら、私も特に止める理由はないわ。
これは私からの選別。きっと、役に立つと思うわ」
サユリ「おおうこれはもしや“おまもりこばん”!」
ママ「あと、これまで素通りした水道にも波乗りで侵入できると思うし、ヒワマキジムリーダーのナギさんはお父さん以上の使い手よ。
水道に散らばるトレーナー相手に少し修行してみるのもいいかもね」
サユリ「解った。じゃあ、行ってくる!」
改めて書き連ねてみるとトウカジム制覇の特典はめちゃめちゃ多いです。
技マシン42、秘伝マシン03、お守り小判…特に後ろふたつが大きいですね。
後こっそり、エントリーコールに登録したトレーナーと再試合が出来るようになるのも、5つ目のバッジ入手以後です。
サユリ「というわけでしょこさん第二ラウンドやってみるー?^^」
硝子(アスリート)「なんで真っ先に私なのよ…?」
というわけで先ずはこれまで侵入できなかったところとか色々めぐって見ます。