翠玉的珍道中記 第十九話
あらすじ
新たなメンバーとしてキュウコンが加わり、フルメンバーが揃ったサユリのパーティ
藍色の宝珠を持ち去ったマグマ団の野望を阻止するべく、煙突山のアジトへと乗り込んだサユリだったが、
激闘の末マツブサを制するものの、戦闘終了後に伝説のポケモン・グラードンは何処へともなく姿を消してしまう…
ジュカイン「…でも実際は激闘というほどの激闘ではありませんでしたね。攻撃力のムダ使いです」
サーナイト「細かいなぁ…だが道中の団員戦とコータスで大分消耗させられた気もするがな。
正直あのアジトは野生のコータスが一番厄介者だった」
キュウコン「途中でコータスを相手にするの面倒になって終いには全部敵前逃亡で済ませましたからね〜」
サーナイト「実際それが一番賢い…“まもる”で確実に1ターン無駄に消費させられるからな」
ジュカイン「その代わりゴローンは片っぱしから始末して回ったんだが…奴らも倒しやすいだけあって稼げないしな」
さて、グラードンがいなくなったと共にマグマの皆様もいなくなってしまったので、アクア団のアジトへ…
サユリ「あーそうだ。せっかく近くに来たんだし折角だからこの機会に攻略しとこう」
…5回目のカラクリ屋敷へ(←
今回は少し趣向が異なるみたいで…。
大王ロボ「よくぞ来た挑戦者よ!
これより我らの出す問題を解いて見せよ!
道中一度でも間違えれば、最初からやり直しになるので覚悟せよ!!m9( ゚д゚ )」
サユリ「えーなんだよそれー!
つか今回人っ子一人いないのそのせいかよー!?」
そう、今回はFRLG環境のグレンジム名物クイズマシーンが仕掛け。
グレンジムのそれは間違えるとトレーナーとの強制バトルが待っていますが(しかも間違えると「ばか…はずれです」とか言われて微妙にムカツくw)、こちらは1問でも間違えると入口に戻されて再度最初から問題を解きなおさなければならないというシビアなもの。
問題は全部で5問。
グレンのそれが割とポケモンに関する基本知識ばかりなのでここもそうかと思いきや…。
サユリ「…つか“フエンのじーさんばーさんどっちが多いか?”とか何処のヒマ人が数えるのよ…?」
カラクリ大王「うーん…それを正解してくるお前さんも相当のヒマ人ぞな」
サユリ「んなわきゃーねーっつの。テキトーに答えたらたまたま合ってただけに決まってんじゃないの」
カラクリ大王「おいおい…」
こういう問題、本当にありますw
ちなみに間違えてやり直すとその都度問題は変わっているのでかなり厄介です。特に3番目のロボ。
カラクリ大王「まーついでじゃし…余興として別の問題も答えていってみるかもし?」
サユリ「なんか嫌ーな予感するけど…挑まれたら受けてやるわよ」
カラクリ大王「よくぞ言ったぞなもし!」
特別問題
Q1.「ポケットモンスターSPECIAL」に登場するイエローのフルネームは?
Q2.“仮面の男”ヤナギは、ポケモンとはいかなる存在だと言っている?
Q3.マチスの部下でロケット団の中隊長を任されていた三人の名前を答えよ
Q4.レッドは「戦う者」、グリーンは「育てる者」。ブルーの肩書は何?
Q5.レッドが一番最初に連れていたポケモンは?
Q6.ルビーはアダンのことを何と呼んでいる?
Q7.パレスガーティアンの「ガーディアン」、漢字では何と表記されている?
Q8.スイクンを捕獲できなかったトラウマを克服したクリスタルが、特訓後最初に捕まえたポケモンは?
Q9.ガイル(アオギリ)の鎧と、ゴールドが身につけていたニセ鎧の違いは何?
Q10.ヤナギが連れていたラプラスのニックネームをすべて答えよ
Q11.炎の究極技は「ブラストバーン」、水の究極技は「ハイドロカノン」、草の究極技は「ハードプラント」。電気の究極技は?
Q12.作中において、ミュウツーが意思を伝えていた人物を答えよ
Q13.四天王編で崩壊するスオウ島から脱出する際、キョウが使った術の名前は?
Q14.マグマ団三頭火カガリと、昔ポケモンコンテストで張り合っていたのは誰?
Q15.ルビーの出身地は?
Q16.バトルタワーでファクトリーヘッド・ダツラが使用していたポケモンは?
Q17.ロケット団三獣士のサキは、カンナのポケモンで何が一番の難敵だと言っている?その理由も併せて答えよ。
Q18.イエローの特殊能力をすべて答えよ
Q19.四天王編でシバを脳波コントロールで操っていたのは誰?
Q20.サカキが記してトキワジムに残してあった本の名前を答えよ
サユリ「うわぁ…何よこのマニアックな問題。確かにポケモンの大筋からは外れちゃいないけどさ…」
カラクリ大王「ツツジ君は渾身の作だと言っていたぞな」
サユリ「( ̄□ ̄;)またあいつか!なんか要所要所でチャンスあると絡んできたがるな本当に!!」
(答えは次のリプレイで…)
ちなみにこのときご褒美としてもらえるのは技マシン12。
挑発はカウンターを狙いたいときだけ有効ですが…。
さて、ミナモ沖にあるアジトへ潜り込むと、やはりというか団員が通せんぼしています。
こいつらを倒せば先に進めるか…と思いきや。
アクア団下っ端A「総帥はミナモシティへ行かれた!何しに行ったかなんてお前には教えん!」
アクア団下っ端B「総帥は潜水艇を奪いに行かれた!何処へ行ったかなんてお前には教えん!」
サーナイト「(ひそひそ)…つまりここの総帥はミナモシティの造船所へ行ったってことになるが…」
ジュカイン「(ひそひそ)というか奴らが馬鹿なのか、それを知らずにここへきてしまった我々が間抜けだったのか…」
サユリ「しゃあない、カイナへ戻るよあんたたち」
ジュカイン&サーナイト「アラホラサッサーイ!」
サユリ「私らドロンボー一味かよっ!!」
そんなわけでカイナシティへ。
博物館の前に来ると黒山の人だかりが。どうやら、クスノキ館長がインタビューを受けているようです。
マリ「今後の研究が楽しみですね!
それでは、カイナ海の博物館前よりお送りしまs」
??「ふふ…めでたい席で恐縮だが…潜水艇は我々アクア団がお借りする…!」
クスノキ「何…!?」
マリ「え?え?誰が何処から喋っているの!?」
クスノキ「造船所のスピーカー…潜水艇が!」
サユリ「…私たちも行こう!」
慌てて造船所へと駆け付けると…。
アオギリ「遅かったな諸君。
作ったばかりで悪いが…我々は海底洞窟へと向かわねばならぬ。少々借りて行くぞ」
クスノキ「海底洞窟だと…!
貴様、いったい何を考えている…?」
サユリ「ダメ!早くそいつらを止めて!
あいつは紅色の宝珠を持ってる!
それを利用して、洞窟に眠る何かにちょっかい出そうとしてるの!」
クスノキ「君は…しかも、宝珠を持っているだって!?」
アオギリ「サユリか…一足遅かったな。
残念だがこの潜水艇なくして、我らの後を追うことは不可能だ。
だが、まだ少し準備がいる。止めたくば、我々のアジトまで来てみるがいい…!」
サユリ「…なんてこと…!」
サーナイト「しかも止めたくばアジトまで来い…だと。舐められたものだ…!」
サユリ「上等だわ…行ってやろうじゃないのよ!」
これでミナモにあるアクア団アジトに侵入できるようになります。
入口をふさいでいた下っ端がいなくなっただけで、やはり中はアクア団の皆様で満員御礼…なのは当り前かw
ここも下っ端を蹴散らしながらいくわけですが…。
サユリ「あーっもう何よこのワープパネル!!」
アクア団下っ端A「ふっふっふっ…どうだアクア団名物ワープパネルの感想は!?
俺たちは入団してすぐにアジト内のパネルの移動パターンを覚えさせられるんだぜ!」
サユリ「で、そっちを覚えるのに夢中でバトルテクニックを覚える余裕がなかった香具師が下っ端やってるわけか(プヒー)」
アクア団下っ端A「うわッ!!底冷え岡○さんッッ」
アクア団下っ端B「うっしゃあ、効いたでェアクア号!!!」
間抜けと言えば間抜けな話w
FRLGのロケット団と言いこのパターンは本当に多いですね。憎めない連中です。
あとここには…。
野生のマルマイン「自爆じゃー!!自爆するぞォォォー!!m9( ゚д゚ )」
サユリ「うわぁこれはもしや金銀のロケット団名物マルマイントラップかぁ!!」
ジュカイン「誰が言ったんですかそんな呼び名!
つーか赤緑時代の無人発電所にもあったパターンでしょうが!」
ビリリダマの解説だったと思ったけど「モンスターボールに似ているので間違えやすい」とか書いてるんだけど、直径50cmもあるビリリダマやその倍以上でかいマルマインと、どう見ても手のひらサイズのモンスターボールをどうして間違えられるのか不思議です。
誰もツッコまないのかそれ…w
それはさておき、アイテムになり済ますマルマインというのは、赤緑時代からあったパターンですね。
一応野生ポケモンの扱いなので捕獲は可能ですが…大概1、2ターンで自爆してしまうので眠らせることが出来ない限り捕獲はあきらめるしかないです。ええ。
なおマルマインを全部除けると…。
サユリ「マスターボール!マスターボールじゃないか!!」
ジュカイン「これがここにあるということは…やはり盗品なんでしょうかねぇ…?」
サユリ「いやこれは私が世界平和のために使うから私のものでおk!それでいいと今決めた!!」
ジュカイン(( ̄□ ̄;)えええええええええええええええええええええええ!!?)
他にもミナモデパートの特等くじでも手に入ります。
まぁタイマーボールもあるので基本的にどのポケモンに使ってもいいわけですが。多分ラティオスに投げるかなぁ。
そして奥では出航準備を整えた潜水艇と…。
??「よく来たな!
ここで幹部たる俺様がお前を足止めというわけだ!」
サユリ「あなたは…!」
??「総帥はことのほかお前を高く買ってくださっている!
だからこそ、足止めとは言わずお前をここでコテンパンにのしt」
サユリ「なぁんだSSSの咬ませ犬ウシオさんかぁ(´ ,_ゝ`)プッ」
ウシオ「咬ませ犬とか言うなゴルァァァァァァァァ!!ヽ(#`皿´)ノ 」
そう、何故かエメラルドではアクア団のみ二人目の幹部が登場します。
ポケスペではその詰めの甘さを遺憾なく発揮していた(ヒデェw)ウシオさんです。
ウシオ「チクショウ…やっと本来のフォーマットに戻ってきたと思ったら…。
イズミはなんか別の人間に入れ替わってるし俺は相変わらずガキ相手に足止めとかいい加減にしてくれよ…もう何もかもマンドクセ('A`)」
サユリ「いやーその辺解ってるならさっさとそこ退きなさいよ独活の大木」
ウシオ「おまww自重しろその悪口雑言wwどう見てもニュミュのキャラかわいいの皮被ったうさみちゃん状態じゃねぇか…」
ウシオの手持ちはサメハダーとゴルバット。
レベルはどちらも38くらいだったはず。戦闘能力は高いですが数が少ないのでそれほど苦戦はしないです。
何せこっちは平均レベル40なので…w
しかし時間稼ぎは功を奏したらしく、ウシオを相手取っている間に潜水艇が出港してしまいます。
サユリ「そんな…!」
ウシオ「…ううチクショウ…試合に負けて勝負に勝ったのは解ってる…。
だが…なんか納得いかねぇ…ガクリ」
サユリ「…気持ちは解るけど、ホムラさんくらい己の分限割り切ってるともう少しくらい評価はいいんだけどねぇ…」
ジュカイン「明らかに己のいるべき立場を見誤ってますね…哀れですな」
サユリ「しかし…どうしたもんかしらねこりゃあ」
サーナイト「追おうにも海底洞窟だからな…まぁ、ここは先に進むしかあるまい。
そのうちヒントめいたものも転がっているだろう」
サユリ「…そうね。終わったことをぐだぐだ考えるより、とりあえず次だわ」
これで水道をふさいでいた下っ端がいなくなるので、とりあえず先にあるトクサネシティを目指します。