翠玉的珍道中記 第二十話



あらすじ

宝珠を持ち去ったもう一方のアクア団のアジトへと乗り込んだサユリ
しかし、アクア団総帥アオギリの巧みな行動に翻弄され、彼女は潜水艇の出港を阻止できずに終わる
いずこともなく消えたマグマ団、海底洞窟へ向かったアクア団双方の後を追うヒントを得るべく、サユリはトクサネシティへと向かった


キュウコン「それじゃあ前回の問題の答えです〜」


A1.イエロー=デ=トキワグローブ
A2.愛すべき存在。当初言っていた「道具」は「ポケモンを愛しぬくために利用するすべてのもの」と言い切っている。
A3.リョウ、ケン、ハリー
A4.変える者
A5.ニョロゾ(ニョロボン)
A6.大師匠
A7.騎将
A8.ヨーギラス
A9.本物は兜の左目側に穴があるが、偽物は右目側に穴がある。
A10.ラ・プリス、ラ・プルスとその子供であるヒョウガ
A11.ボルテッカー
A12.レッド、グリーン、サカキ。カツラとイエローは「認めている」と言っただけで彼らに意思を伝えている描写はない。
A13.ベトベとん(ベトベ遁)の術
A14.ナナミ(グリーンの姉でオーキド博士の孫娘)
A15.コガネシティ
A16.クチート
A17.パルシェン。サキはナパーム弾をも弾く強固なカラの防御力に加え、とげキャノンによる広範囲攻撃が厄介と言っている。
A18.ポケモンの傷を癒す、ポケモンの意思を読み取る、物を念動力である程度自在に動かす、ポケモンと気を同調させて潜在能力を引き出す
A19.キクコ
A20.大地の奥義


ジュカイン「というかQ3とかQ13とかすごいマニアックなんですけど…」

クロバット「ポケスペだとサカキ総帥とか見せ場多かったのにマツブサさんは最後までなんか煮え切らなかったの…」
サーナイト「だよなぁ。鎧の取り合いした時もアオギリに負けて速攻消滅したみたいだし…まぁ、ウシオの扱いよりはマシだが」
マツブサ&ウシオ「やかましいわこの野郎!放っとけ!!ヽ(#`皿´)ノ 」

サユリ「…つか何であんたらがいるのよ…頭領さっさとトクサネ行けよ…(´・ω・`)」



124番水道


サユリ「マップを見る限りこの先の水道はかなり広いわねー」
ジュカイン「ですな。ここの海からリーグのあるサイユウ島へも通じてますし」
サユリ「…まぁそこまで行く必要はまだないとは思うけど…ほらドククラゲ、今回少し長旅になるから準備しt」

ドククラゲ「あーもうマンドクセ('A`)
     どーせ何のサービスもなしにこれ以上波乗りすんのマンドクセ('A`)
     つーかトウカジムだって頑張ったってのによーちぇー」

ジュカイン「…どうしますご主人?」
サユリ「種族値高いせいで同レベルぐらいだと最近10万ボルトとか食らっても乙らないからな…しゃあないわねー( ´〜`)=3」


5分後







ドククラゲ「(  д )       ゚ ゚ ポーン」


サユリ「…ほら、これでいいんでしょ?
   一張羅濡らしても面白くないし…ちょっと恥ずかしいけどしばらく着ててやるわよ、もう」
ドククラゲ「( `・ω・´)シャキーン!
     さぁ姫様是非とも私めのカサの上へ!!
     この愚物が不肖ながら快適なる船旅をお約束しましょう(*´Д`*)ハァハァ」


余談ですが、ドククラゲは特防の値が本当によく伸びます。
水ポケモンとしては素早さもトップクラスで、見た目に反してかなりのやり手です。
技マシンでカスタマイズるすると、こと攻撃面に関しては化け物じみた能力を発揮しますが…防御技や搦め手に乏しいのは難点といえば難点かも。


ジュカイン「(ひそひそ)というかあまり調子に乗らせておくと後が厄介なのでは…?」
サユリ「(ひそひそ)…海底洞窟入るまでの辛抱だから。
   その後はあんたに地震覚えさせるからあんたで制動して。
   自信がないわけじゃないけど…やっぱ恥ずい><」
ジュカイン「(ひそひそ)はぁ…了解しました。
     というかまだまだ先は長そうですなそれも…お察しします」


そんなこんなでドククラゲにゆらゆゆらりと揺られて、道中のトレーナーを蹴散らしつつトクサネシティへ。
海パン野郎やビキニのお姉さんはあまり手持ちを持っていませんが、たまに登場するアスリートが意外に持っているので結構びっくりする金額をくれたりします。
まぁ、お守り小判があるせいもあるでしょうけど。


海パン野郎「おー嬢ちゃん、粋な水着着てるねぇー学生さん?
     …まさかイメクラ嬢ってこと…ないよね…?」
サユリ「…一応元世界というか狐設定では15歳ですが何か!?><」


サユリ、硝子、みっちゃん、リゼット、歩とかいった連中は「学生」ということは明らかだけど、どのくらいの年齢かは触れられてないんですよね。
というよりもポプキャラでAC・CS合わせて事細かに設定があるのって、精々アロエとかハーネマン軍曹みたく他KONAMI版権のキャラくらい…?


途中にはトレジャーハンターの小屋というものもありまして…。


トレジャーハンター「おやお嬢ちゃん、波乗りしてきたみたいだけどその格好は潜る気満々だねぇ」
サユリ「……へぇそう見えますかそうですか('A`)」
トレジャーハンター「いや実はね、この海には古代に作られた石のかけらが時々落ちてるんだ。
         俺はそれを集めててね。
         もしそれを持ってきてくれたら、その種類によって俺が持っている貴重品の石と交換して欲しいんだ」
サユリ「…え!?もしかしてそれって進化の石?」
トレジャーハンター「Exactly!(そのとおりでございます)
         君は格好の割に潜る手段はまだ持ってなさそうだし…もし、海底に潜れるようになって、かけらを見つけたら頼むよ。
         コレクターアイテムとしては面白いけど、実用的じゃないから使う用事もないと思うしね」


まぁとりあえずは今のところ用事は無いようです。
トレジャーハンターの小屋を通り過ぎると、間もなくトクサネシティへと到着です。


サユリ「…もう着替えるの面倒だしこのまま上に着ちゃおう…どうせまた着なきゃならんだろうし」
ジュカイン(…横着だなぁ)


まずは町を一通り回ります。
ここにも釣り親父がいて、最も良い釣竿であるすごい釣竿がもらえるのですが…。


サユリ「今回、すごい釣竿で全種類釣れるってわけじゃないのか」
ジュカイン「そうみたいですね。
     しかもいい釣竿がそうであったように、すごい釣竿も引く回数が結構多いですよ」
サユリ「うっわめんどくさ。
   というか、何で引くたびにタイミング良くボタン押さないと失敗する仕様になってるのかしら…。
   FRLGはオートだったのに」


そうそう、あまりその機会がなかったので触れなかったけど…この環境では、釣竿の「ひいてる、ひいてる!」のメッセージが出た時にタイミングよくBボタンを押さないと釣りが失敗してしまうのです。
受付時間に余裕はあるのですが、FRLGみたいにうっかりよそ見したりすると無駄な手間をかける羽目に…。

他にも通信環境限定のミニゲームが楽しめるゲームコーナーもあります。
そして…。


空手王「くそぉぉぉぉぉ!ここのジムリーダーに俺の格闘ポケモンは通用しねぇぇぇぇ!!
   というわけでせっかく編み出した爆裂パンチ、覚えさせてみないかっ!!?」
サユリ「いえ結構です。
   っていうかここのジムのタイプってもしかして」
サーナイト「鳥はすでに闘っているからな。
     格闘技が効きづらいとなると十中の九までエスパーで間違いないだろうが」
サユリ「ゴーストの可能性もあるけど…送り火山で四天王にゴースト使いがいるって話は聞いたし、それ考えればエスパーでまず間違いないわね」


余談ですが送り火山のトレーナーで「ホウエン四天王のフヨウは、送り火山でゴーストポケモンと心を通わせることができた」という話をしてくれる人がいます。
それと、四天王とジムリーダーで同じタイプのエキスパートがいた例も実はありますが…あれは特殊な気がするなぁ。

最後に、町でひときわ目立つ施設…宇宙センターへ。
ここでは今まさにロケットの打ち上げ実験がおこなわれていたようですが…。


ダイゴ「…久しぶりだな、サユリ君」
サユリ「ダイゴさん?どうしてここに…?」
ダイゴ「実はな…こんなものがこのセンターに届いてな。
   依頼を受けて、急遽その対応をしなければならなくなったんだ」
サユリ「このシンボルマーク…マグマ団!」


なんと、ここにマグマ団の脅迫状というか、犯行予告みたいなものが届けられていたのです。
いわく「ロケットの燃料をよこせ」と。


サユリ「ロケットの燃料…?
   なんだって、そんなものを」
ダイゴ「…僕にも全く見当はつかない…。
   宝珠が奪われたという話は聞いたが、その後の動向も不明瞭で…情けないことだが連中の尻尾を掴むこともできなかった。
   サユリ君、何か心当たりはないか?」
サユリ「えーっとですね…」

(これまでの経緯を簡潔に説明する)

ダイゴ「なるほど…グラードンは勝手に目を覚まして消えてしまった、か…。
   そうするとますます訳が解らないな…。
   いずれにせよ、ここでこうしているのも退屈だろう。
   ここは僕に任せておいてくれ。ここにもジムはあるし、有事があれば僕のほうから連絡するよ」
サユリ「あ、はい。解りました」


とにかくまだイベントの起こる気配もないので、ジム戦に挑むレベル上げがてら周囲の散策に。
125番水道には浅瀬の洞穴という場所があり、ここでは…。


洞穴の爺さん「この浅瀬の洞穴はのう、引き潮と満ち潮の時で行ける場所が違うんじゃよ。
      今は引き潮じゃが…引き潮の時に手に入る“あさせのしお”4つと、満ち潮の時に手に入る“あさせのかいがら”をそれぞれ4つずつ持ってくれば、わしが良いものを作ってやろう」
サユリ「貝殻と…塩ですか」
爺さん「うむ。
   時にお嬢ちゃん、潮の満ち引きは六時間ごとに繰り返すのは知っておるかの?」
サユリ「ええまぁ。周期はどこを基準にすればいいんです?」
爺さん「うむ、朝の九時に潮は引き、夕方の三時に潮は満ちる。後はそこから計算すればよいじゃろう。
   もっとも、夜は危ないからの。一応ここは洞窟じゃからの」


まぁ時間の概念はありますが朝昼で画面が暗くなったり明るくなったりとかはないです。
その意味では金銀のシステムは秀逸でしたね。時間によって登場するポケモンは違うのですが、夜しか起きないイベントとか夜しか出ないポケモンとかその辺り徹底してましたし…。

この洞窟にはタマザラシも多く生息していますが、干潮時に行ける氷の部屋ではユキワラシも出現します。


翌日


サユリ「やっと塩と貝殻が4つずつ揃ったわ」
爺さん「おおよく揃えたのう。よし、わしにそれを預けてくれ」


数分後


爺さん「…できたぞい。
   こいつは貝殻の鈴。この音色はポケモンの傷を少し癒す力を持っておる。
   ポケモンに持たせておけば、攻撃が成功すれば少しじゃがポケモンの体力が回復するんじゃよ」
サユリ「え…本当ですか!?」


そう、これこそすべての技を“きゅうけつ”状態にするというチートアイテム・貝殻の鈴です。
回復量は「与ダメージの1/8」ですが、これがまたかなり馬鹿になりません。食べ残しのように確実に回復が見込めるわけではないですが…かなりぶっ壊れたアイテムなのは確かです。
その上…。


爺さん「ちと面倒くさいが…塩も貝殻も毎日手に入るからの。
   また材料さえ揃えてきてくれれば、いくらでも作ってやるぞ」


…もはやワケが解りませんw
とりあえず今のところは一つだけ作っておいて、後々大量生産ですかね。


その後は送り火山でレベルの底上げを行い、キュウコンをレベル43に、サーナイトを42に、あとは41までレベルを上げたところでいよいよトクサネジムに挑みます。