翠玉的珍道中記 第二十一話
あらすじ
ドククラゲに揺られ124番水道の先にあるトクサネシティへたどりついたサユリ
この地の宇宙開発センターでダイゴに再会した彼女は、センターにマグマ団の犯行予告状が届いたことを知る
変事に備えてトクサネに留まることとなった彼女は、トクサネジムに挑むべく特訓を開始した
ジュカイン「…けどそのためにわざわざトクサネ離れましたよね?」
サーナイト「相変わらず作ってるよなぁ…」
そんなこんなでトクサネジムへ向かいます。
ジュカイン「何気にジム戦も久々なので看板でも読んでおきましょうか。
えーと…ジムリーダーは……」
キノガッサ「…何かあった…?」
ジュカイン「あ、いや…私の見間違いでなければ、ジムリーダーと思しき名前はなんかふたつ書いてあるんだが」
サユリ「何を馬鹿なことを…」
トクサネジムリーダー フウとラン
神秘のコンビネーション!
キュウコン「…そうですね〜、どう見ても二人おられるようですね〜。
一人でコンビとか言われても変ですし」
サユリ「まさかと思うけど…ここのジムリーダー戦ってタッグマッチとか言わないわよね〜?」
??「そのまさかだよ〜」
サユリ「何奴!姿を見せろ!m9( ゚д゚ )」
从(l.^ヮ^从,(l.^ヮ^ノ 「よくぞここまで来たな!ここは私達(僕達)が相手だ!!」
サユリ「…なんであんたたちここにいるのさ…。
まぁどっかのたるたひじゃないだけマシだけど」
ジュカイン「たるたひは一応両方とも女性ですご主人」
サーナイト「そういえばまーまーもフウ&ランの双子も結局どっちが姉か兄かはっきりしてないよなぁ」
というかKONAMI音ゲー関連の双子で姉妹順が明らかなのは弐寺のエリカとセリカ(エリカが姉)、ノクスとマタン(マタンが姉)くらいでしたっけ?
ナズスズに至ってはそもそもどっちがナズナでどっちがスズナかすらも明らかじゃないし…。
それはさておきトクサネジム内は結構ややこしい作りで、アクア団アジトにあったようなワープパネルでの移動と…。
サユリ「うわあまたなんか回転した!なんだよこれ!」
サイキッカー(女)「これぞ当ジムの名物回転床!
それぞれ踏んだボタンに対応して石像の位置が変わるという仕掛けよ!」
サユリ「こりゃまた七面倒くさいモンこさえたわね…ヤマブキジムもそうだけど、どうしてエスパーどもはこういう妙ちくりんな仕掛けこさえたがるのかしら」
ボタンは赤・青二種類あり、それぞれ対応する床を回転させて道を作っていくことになります。
パズルゲームが苦手な人は苦労するかも知れません。
またその回転床にはトレーナーもいるので、回転してきたときや道ができた瞬間に速攻バトルを挑まれたりします。
配置的にかなり高確率でタッグバトルが発生する状態になるので、ジムリーダー戦の予行演習にも良いですが…何しろここはエスパーポケモンが大集結しているジムなので…。
キノガッサ「…主人…正直しんどい(´;ω;`)」
サユリ「…まーそれは予想の範疇内だったわけだが」
手持ちで相性的に不利なのはキノガッサ(格闘)、クロバット(毒)、ドククラゲ(こいつも毒)。
エスパーポケモンは特攻はもとより素早さの高い種類も多いですが、その代りHPが低く防御ももろいので、より素早さが高い前二者はそれでも先手とって力押しでどうにかならないこともありません。
しかし素早さの低いキノガッサは、先制のツメの効果が発動しないと苦しい展開に。
キュウコン「ここは私に任せてください〜。
お父様(ヤルキモノ)から頂いた技の見せ所です〜♪」
性格補正のせいで思ったより特攻が伸び悩んだとはいえ、レベル42にも達したキュウコンの騙し討ちはかなりの威力を発揮します。
思った通りの活躍ぶりで、あっさりとリーダーの待つ最奥の部屋へ到達。
フウ&ラン「よくぞここまで来たなー!
僕達(私達)姉弟の力を見せてやるー!!ΣO从(l.゚ ヮ゚从,(l.゚ ヮ゚ノOそ 」
サユリ「やかましいわこの双子ども!同じwakk曲でも譜面レベルが高いからって調子こきやがって!!m9( ゚д゚ )」
サーナイト「いや主人それゲーム全然違う!!
ってか単にまーまーの二人の名前はっきりしてないからってこの二人にあてはめなくても…」
ジムリーダー戦は結局のところフウ&ランとのタッグバトルになります。
フウの先手はネンドール、ランの先手はネイティオ。いずれもレベル41なのでかなりの強敵…なのですが。
ラン「サユリさんの片一方はキュウコンね!
弟者、ネンドールの地震で片付けてしまうのよっ!从(l.゚ ヮ゚从9m」
フウ「合点だ姉者!,(l.゚ ヮ゚ノノシ
ネンドール、じs」
ネンドール「(゚∀゚)!!」
ネンドール「ば く は つ す る ぞ ォォーー!!」
フウ&ラン&サユリ「…はい!?」
どがああああああああああああああああああああああああああああああああああん!!!
サーナイト「くっ…!な、なんでいきなり自爆を…!」
キュウコン「あ〜ん痛いです〜!><」
ネイティオ「あーもう…またやってくれちゃったわねあの馬鹿…」
ラン「けほけほ…んもー何やってるんだよー!!
あいつ地震と自爆聞き間違えるからさっさと自爆忘れさせろって言ったでしょー!!从(l#≧□从」
フウ「ごめんよーでも自爆技は切り札として欲しかったんだよー,(l.; -;ノ 」
サユリ「…な…なにやってんだか…」
本当に開幕からいきなり自爆してきやがりましたw
自爆できるポケモン(マタドガス、ゴローン、マルマインなど)を従えているトレーナーは、こちらのレベルが高いと知るやいきなり自爆させてくることも多いです。
大概は「犬死乙」で終わるのですが…自爆(大爆発)のダメージは元々の威力がでかい上に、食らう側の防御がその半分の数値での算定になりかなりの大ダメージを受けてしまいますので、道路上のトレーナーと連戦して消耗してると結構侮れないです。
また自爆系も全体攻撃なので被害は全員に及びます。
サユリ「しゃあない、あんたたちはいったん戻れ!
ジュカイン!ドククラゲ!任せるわよ!」
フウ「うう…こっちも行け、ルナトーン!」
ラン「…ってか相性めっさ悪っ!!曝ク(l; ̄□ ̄从
ネイティオ、あのドククラゲ厄介そうだし念力でぶっ飛ばすんだ!」
ネイティオ「解りました…ってなんかあまり効いてNEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!( ̄□ ̄;)」
サユリ「あーこいつド変態だからこういうことするとハッスルタイムに突入するの…(上着の裾をめくる)」
ラン「曝ク(l; ̄□ ̄从こんなところでもスク水かあんたは!!」
ドククラゲ「我がフェチパワーは無敵無敵ー!!( ゚∀゚)=3」
ネタはさておきドククラゲの特防がアホみたいに高いというのは先回触れたとおりです。
まぁ流石にサイコキネシスは耐えられないでしょうけどw
ネイティオを冷凍ビームで撃ち落とすとランも切り札とも言えるソルロックを投入してきますが…。
ラン「どう見てもそろって波乗りで乙です本当に(ry从(l.; -;从」
フウ「というかエグ過ぎるよこの人…やり口が,(l.; -;ノ」
サユリ「さあ観念したらさっさとバッジと技マシン寄越しやがりなさい。この私が有意義に使ってやるから^^^^^^」
ジュカイン(その言い草もアレだなあ…)
そう、ソルロックもルナトーンも、エスパータイプのほかもうひとつ岩タイプを持っています。
ということは、波乗りは普通に弱点を突けてしまうわけで。
ジュカインのリーフブレードもあったわけだから負ける要素は皆無だったと思います。
双子からマインドバッジと技マシン04(瞑想)を受け取り、外へ出ると…。
サユリ「…あいつらは!」
マグマ団の皆様が大挙宇宙センターへ向かうのが見えます。
いったんポケモンセンターへ立ち寄り、回復させてからその後を追います。
一階二階の下っ端団員を蹴散らし二階の奥へと行くと…。
ダイゴ「…くっ…!
貴様ら…何故ロケットの燃料を」
ホムラ「それはおめェには関係のない話ダ。
実力の差が解ったら、大人しく燃料を差し出すんだナ」
ダイゴ(悔しいが…向こうの主力タイプと僕の手持ちは相性が悪い…!
出来るなら…巻き込みたくはないのだが…)
マツブサ「…おっと!
誰を呼ぶ気か知らんが、そうはさせねぇ!(ポケナビを蹴飛ばす)」
ダイゴ「っ!…しまった…!」
マツブサ「さぁ、これで抵抗は無駄だと解っただろう!
観念してロケット燃料を俺たちにわt」
「そうはいかないわよッ!」
マツブサ「…お前か…!」
ホムラ「丁度いい…アジトでの借り、返させてもらうゼ」
ダイゴ「済まない、サユリ君…。
向こうも二人、こちらも二人。数的にはこちらも対等になった。
手持ちは半分やられてしまったけど…」
サユリ「…その半分を私で補え…そういうことですね…!」
相手はマツブサ・ホムラのタッグ、こちらはダイゴとのタッグでのマルチバトルとなります。
ダイゴの手持ちはレベル42のエアームドとボスゴドラ、そして43のメタング。
自分の手持ちが6体以上の場合、参加させる3匹を選びます。
マツブサ・ホムラはその手持ちのレベルと、クロバットかゴルバットの違いがあるだけで、あとはバクーダとグラエナで共通していますが…ダイゴのメインが鋼タイプなのでガンとなるバクーダを速攻で始末するためドククラゲ、キノガッサ、クロバットを投入。
サユリ「何故ロケット燃料を…!?
グラードンが消えた今、何をしようというんですか!!」
マツブサ「知りたいか…?
あのアジトは煙突山の内部奥深くに位置する…そこでロケット燃料を爆発させると、どうなる…?」
ダイゴ「…!
まさか、煙突山を!」
ホムラ「その通りダ!
火山爆発の土石流で海を埋め立てちまうんだヨ!
あの規模の火山が噴火すれば、大地を広げるには十分ダ!」
サユリ「なんてことを…!そんなこと、させてたまるもんですか!」
それぞれ投入してくるポケモンに応じてポケモンを交代させ、弱点を突いてさっさと終わらせることに。
ダイゴはメタングを出してくるので、防御に優れたメタングは鉄壁やリフレクターでガン守りしてる限り乙ることはないですw
時々サイコキネシスで攻撃もしてくれますけど…ほとんど、こっちで二人始末する感じになるかも知れません。トクサネジムを抜けるくらいなら苦戦はしないけど。
サユリ「とどめよ…ドククラゲ、波乗り!」
ドククラゲ「ヒーッヒッヒッ…悪いな大将、あんたじゃ俺は倒せねぇよ…!!」
バクーダ「ち、畜生…ここまでだっつーのか…面目ねぇ頭領っ…!」
マツブサ「…やはり…敗れてしまったってのか」
サユリ「…あなたは過ぎたものに手を出そうとしてしまった。
人間の手であるがままの自然を大きく造り変えようだなんて…まして、私たちに手に負えないようなものにちょっかいを出そうなんて…!」
マツブサ「…お前の言う通りだ…もう何も言うな。
俺はここまでの罪を償わなければならん…が、少し時間をくれないか?
…目覚めさせてしまったグラードンを、再び探し出して…何とかしなきゃならん。それは俺のけじめだ」
戦闘が終わればその後、この町にあるダイゴの家へと強制移動することになります。
その間にマグマの皆さんはいなくなっているので、いったい彼らが何処へ行ってしまったのかも気になりますが…。
ダイゴ「ひとまず助かったよ…君がいてくれて本当によかった。
彼らの思う通りにさせていたら、どうなったことか」
サユリ「放っておいてもよかったんですか?」
ダイゴ「恐らくは大丈夫だろう…あの頭領も、自分がやってきてしまったことの責任を感じているようだ。
グラードンの対応は、長くその近くにいた彼らに任せるのが今は得策かも知れない。
それに、まだ別の問題もある」
サユリ「…アクア団」
ダイゴ「聞くところ、アクア団の目的はカイオーガ。
海深く存在する海底洞窟に眠るといわれる伝説のポケモンを目覚めさせることだ。
人類の力では、先日完成したばかりの潜水艇を使わなければ不可能。
奪われた潜水艇と同様のものを今から作ったとしても間に合わないだろう…だが」
サユリ「…これは…秘伝マシン?」
ダイゴ「この技は“ダイビング”。
この技を使えば、ポケモンの力によって人間が行き着くことが困難な深海への道を開いてくれる。
海の色が濃い場所が、深海へと通じる場所だ。そこで使うことができる。
君にこの秘伝マシンを譲ろう」
というわけで、ダイゴから秘伝マシン08をもらえます。
これで、海の中へ潜れるようになります。