翠玉的珍道中記 第二十四話
あらすじ
カイオーガを目覚めさせるべく深海へ向かったアクア団を追って海底洞窟にたどり着いたサユリ
アクア団総帥・アオギリとの死闘を制しながらも、突如彼の持つ宝珠が異様な輝きを放ち、カイオーガは目覚めてしまう
駆けつけてきたマグマ団とともに地上に戻ったサユリが目の当たりにしたのは、異常気候に襲われるホウエンだった
彼女らはダイゴに導かれるまま、ホウエンの危機を救うヒントを求めるべくルネシティへ向かった
キュウコン「というか留守番だった私は気になるのですが…。
結局アオギリ戦の真相ってどうなったんです?」
サーナイト「うーん簡潔に言うとだなー…」
調子に乗ってドククラゲ(レベル43)でバリアー使ってたらグラエナに結構粘られた
あまりに粘られたのがムカついてキノガッサに交代、瓦割りで瞬殺
クロバットに交代したのでサーナイトに交代、妖しい光で混乱させられる
しかし混乱しながらも10万ボルトが決まってしまったのでこれも瞬殺
サメハダーが出てきたのであとは脚色展開通りジュカインで地震撃って糸冬
ジュカイン「なんだかんだでトサキント以外はレベル42〜44だからな。
ほとんど力押しというか洞窟内ではクロバットは全然闘ってないという酷い有様だ」
サーナイト「リーフブレードでも鮫肌の影響受けるからなー。
結局地震は2発撃ったんだっけか」
ジュカイン「いや1発だったぞ。
いくら私が攻撃に難があってもサメハダーの防御は紙っぺらだからな」
キュウコン「うーん…もったいぶって今まで戦わなかった割に、結局出てきたところであっさりやられちゃったんですねあの総帥(笑)」
ジュカイン「…意外に性格悪いなこいつ…」
サーナイト「…いや、こいつの場合はただの天然だろ多分」
クロバット「というわけでここからはほとんどバトルはないの。
全編脚色展開で行くからそのつもりで見てほしいの^^」
ルネシティ
ルネの海岸を舞台に激突する巨大なポケモンが二体
エネルギーの余波で建物が崩落した街から、逃げ出してきた住人はいつ果てるともなく続くその死闘を遠巻きに眺めている
「こ…これじゃルネシティが…ホウエンが壊れちゃうよー!」
「天罰じゃ…!どこかの馬鹿どもが、触れてはいけないものに触れてしまった天罰なんじゃ…!」
マツブサ「もういい、もうやめてくれグラードン、カイオーガ!!
お前たちの力は十分解った…だから、鎮まってくれええええええ!!」
ばさばさ(SE)
ホムラ「…御苦労さんゴルバット。少し、休んでてクレ」
藍色の宝珠は淡い光を放っている
彼の懐から、同じように鈍く光る紅色の宝珠
ホムラ「洞窟で、これだけでも取り返せたのは幸いだっタ…。
これがあれば、あの二体それぞれに干渉して、動きを縛ることはできるかも知れねェが…」
イズミ「…やりましょう、私達の手で。
ことがここまで進行した以上、ここでただじっと、成り行きを見守っているわけにはいかないです…!」
ホムラ「いい根性してるゼ。
だが、俺も同じ意見ダ!」
二人はそれぞれ宝珠を手に取り、意識を集中し始める…
二人「…………ッッッ!!!」
ホムラ(な…なんだこりゃあ…!
なんて凶暴な意思ッ…!こんなんに長く触れたら、俺らのほうがイカレちまう…!!)
イズミ(こ…こんなものを、こんな石ころ一つでどうやって制御するというの…!?
いったい何の論拠があって、あんなシロモノに手を出そうと思ったのよっ!!)
マツブサ「!
お前ら、何を!?」
ホムラ「見ての通りダ…奴らを止めるんだよッ!!」
イズミ「少しでも…少しでも大人しくさせて…サユリちゃんがどうにかしてくれるまで、時間を稼がないと…!」
崩落する町の中を駆け抜けるダイゴとサユリ
サユリ「ダイゴさん、いったい何処へ!?」
ダイゴ「もうすぐ…あの祠の中だ!」
祠の番人「おお、ダイゴ殿!お待ちしておりましたぞ!!
その子を連れて、早く中へ!」
その祠の中は地震とエネルギー波の影響を受けていなかった
まるで、何かに守られるかのように…そこだけが外と隔絶された空間
サユリ「…ここは…?」
ダイゴ「ここは、目覚めの祠。かつて、あの二体を使役するための儀式が行われた神聖な場所」
サユリ「使役する…?あの二体を…!?」
ダイゴ「そればかりではない。
今も眠り続けている古代のポケモンたちや、もう一体いる空の神…龍神レックウザともここから交信していたといわれる。
…いまや…その手段は皆、失われてしまったがな」
ダイゴ「元々あの二つの宝珠も、ここで管理されていたんだ。
しかし…グラードンとカイオーガは、元来相容れぬ存在。
いずれか片方が目覚めれば世界のバランスは崩れ、両方目覚めれば互いの存在を認めず相争うのみ…。
やがて、二体は多大な犠牲のもとに封印され、その鍵となった宝珠は送り火山で代々管理されるようになった」
サユリ「でも…それなら、何故ここへ…?
私をこんなところに連れてきたのは…どうしてなんですか?」
ダイゴ「…君に会ってもらいたい者がいる」
サユリ「え?」
ダイゴ「君がこれからなそうとしていること…それを成すに相応しい存在か、見極めてもらうために」
祠の最深部
??「…待ちかねたぞ、ダイゴ。
そして…サユリちゃん…といったな」
サユリ「あなたは…」
ミクリ「私はミクリ。
かつてこの街のジムリーダーとして、この祠の守護者を兼任していた者だ。
…故あって、今はリーダーの職を離れているんだけどね」
ミクリ「…あの二体が目覚めてしまった以上、奴らの争いは止まらない。
外では、それでも何とか食い止めようとしている者たちがいるようだが…焼け石に水だろう。
根本的な解決方法はただ一つ」
ミクリ「第三の超古代ポケモン…空の神レックウザを目覚めさせること」
サユリ「目覚めさせるって…でも、レックウザは既に活動を始めているらしいって聞きました…!」
ミクリ「あれは奴の意識体に過ぎない。
眠った状態のまま、意識だけが飛び回っているんだ」
サユリ「そ…そんなことができるポケモンなの…!?」
ミクリ「そう…それほどまでに強力な存在なんだ。
グラードン、カイオーガと同等…いや、それ以上の力を持つバケモノだ。
コントロールの術を失った今では、従えることすら不可能に近い…そればかりでなく、今何処にいるのかすら、解っていないんだよ」
サユリ「で…でも…」
ユウキ(あいつは、キナギの近くにある“空の柱”を根城にしているポケモンらしいんだ。
名前はレックウザ。なんでも、古代の伝承に登場する伝説のポケモンだって)
ミクリ「…確かに…昔からそれは言われていた。
レックウザは、すべての天候の影響を打ち消すと言われている。
空の柱にレックウザがいるなら、キナギの周辺だけいまだ異常天候の影響を受けてはいないのも納得はいくが…」
サユリ「もったいぶらないでください!
それが私にしかできないことというなら、私が柱の頂上へ行き、必ずレックウザを従えます!
ミクリさん、その方法を教えてください!!」
ミクリ「だが…これも確実に成功する保証はない。
レックウザもまた、過ぎたる力をもったために追放された神の一柱…。
荒ぶる神の逆鱗に触れれば、キミの身ももちろん」
サユリ「…ここで成り行きを見守っているだけでも結果は変わらないのでしょう?
だったら、やらないよりはマシなはずです」
ミクリ「…確かに。それを聞くのは愚問だったね。
ならば、ついてきてくれ。
ここから129番水道を海流に乗っていけば、半日ほどでたどり着けるはずだ」
ここで閑話休題。
ルビサファではルネジムリーダーを務めるミクリさんですが、エメラルドでは当人の口から「理由あってリーダーの職は他人に任せている」ということだけ明らかになります。
彼がエメラルド環境で何をしているかは(もうかなり前のほうでバラしてるけどw)この時点では一応解らないことになっていますが…。
ここでミクリに会うと、グラードン、カイオーガを鎮めるためにはレックウザの力が要るということが解り、彼から「レックウザが何処にいるのか」と質問を受けます。
場所は四択で、「目覚めの祠」「送り火山」「空の柱」と、「覚えていない」から一つ選んで答えることになるのですが…回答を間違えるとミクリに怒られ、「覚えていない」を選択すると「よく思い出してくれ」と言われ、一度会話に入ると誤回答しても会話が終わりませんw
結局「空の柱」を選択しない限り話が終わらないので、さっさと「空の柱」と答えてしまったほうがタイムロスもないです。
なお、空の柱と、そこにレックウザが住んでいるという話は、ヒワマキシティとミナモシティで解ります。
また、二体が激突を始めた時、ルネジム前にマツブサとアオギリがいて、話しかけると彼らの慌てぶりもうかがえます。
ホウエンをまたにかけて暗躍してきた二大組織のリーダーも片無し、という感じの慌てぶりでちょっと情けないですw
余談ですがここの冒頭でマツブサが言っているセリフも、脚色はしてますが大体ゲーム中と同じ感じですよ。
空の柱
たどり着いたころには、すでにこの地も異常天候の影響が出始めている…
ミクリ「…これは…もううかうかしてられないか…!」
ミクリ「サユリちゃん、よく聞いてくれ。
この塔は5階まで存在する…中は複雑な迷宮のつくりになっていて、強力なポケモンも多く生息している。
最後5階に到達するためには、4階のある一か所から下のフロアに落ちなければならないんだ」
サユリ「4階…目印は?」
ミクリ「岩に囲まれた場所…そこにヒントがある。
ただし吹き抜けの方向へ落ちると、絶対にたどり着くことはできない。
ついでに言えば、飛行能力を持ったポケモンに乗って吹き抜けを越そうとしても、不思議な力が働いて吹き抜けを横断することはできないんだ。
私がついてこれるのはここまで…あとは、頂上に着いたときにレックウザが君をどう判断するかにかかっている」
サユリ「解りました…それでは、行ってきますね」
ポケスペだと地上50階でしたが、流石にゲームなのでそんなことはないですw
でもマジで50階くらいあってもいい気はしましたけどね。
ここにはネンドール、ジュペッタ、チルタリスなどレベルの高いポケモンが多数生息しています。
このあとルネジムに挑むことになるので、レベルを上げておくのもよいかも知れません。
また、ここへ来る前に少し足を伸ばし、キナギタウンまで行っておくと、イベントをすべて消化した後楽なのですが…。
4階の岩で行き止まりになっているところ、崩れる床から3階へ落ち、そこから再び登って柱の頂へ。
サユリ「…っ!…すごい風…!」
サーナイト「おかしい…異常天候の影響があるにしては…この強風は何だ…!?」
ジュプトル「…!
見てください、風の渦の中心に…何かいる…!」
果たして、そこに待っていたレックウザとはいかなる存在なのか?
そして、ホウエンの運命はいかに!?
アクア・マグマと超古代ポケモンを巡る一連の事件は、いよいよ次で終焉を迎えます。