翠玉的珍道中記 第二十七話



あらすじ

レックウザを呼び起こしてホウエンの窮地を救うことができたサユリ
彼女はトレーナーとしての高みを目指す第一の関門・ポケモンリーグへ挑むために必要となる
最後のバッジを手に入れるべくミクリの師・アダンとの決戦に臨む
強力なキングドラの前に苦戦しながらもこの強敵を退けたサユリは
送り火山でこの地を去りゆくマツブサを見送りポケモンリーグに挑むこととなる…


サーナイト「しかしジムリーダーとも再戦できるようになるなら、マグマ・アクア両ボスと再戦したりできたら面白かったかもな」
ジュカイン「だがその理由があるまい。頭領はなんかなきにしも…という気もするが」

ドククラゲ(というか総帥…忘れられてるねぇ…ヒッヒッヒッ)



7回目のカラクリ屋敷


カラクリ大王「そうぞなかー…急に天気がしっちゃかめっちゃかになったのは、そういうことだったのかぞな。
      けどもその後、すさまじい形相で駆け込んで一気に踏破してきたのは何があったぞなもし?」
サユリ「いやー確か6回目に“じしゃく”くれるって話聞いてさー。
   何しろレックウザが去った途端にあの優男、無理やりに私をジムに押し込めようとするんだもん。
   流石に磁石抜きでキングドラを追い詰めるのは無茶に近いわ…同じレベルの手持ちが、こっちはキュウコンなんですもん」
カラクリ大王「そりゃそうぞな。テッちゃん(テッセン)に聞いたけど、ルネのジムリーダーは水ポケモンの達人ぞな。
      確かに稀に耐性のあるポケモンはいるぞなが、基本的に水のジムでは電気技が非常に有効ぞな。
      そこじゃあ炎タイプのキュウコンじゃ荷が重すぎるぞなねー」


そう、実はミクリにジムに押し込まれた直後、速攻で抜け出してカラクリ屋敷に挑んでいたのですw
本当はトクサネで頭領達を追っ払った直後にも来れたんだけど、純粋にカラクリ屋敷のことを忘れていて(ぉ)、結局ルネジムに入るまでそのことを忘れていたという…。

6回目のカラクリも結構単純で、ヒワマキジムにあった回転扉の仕掛けです。
どうやらカラクリ屋敷は、これまで制覇したジムの仕掛けに準じたものを作っていることもあるみたいです。


カラクリ大王「ということは…今回は余裕をもってこの屋敷に挑みに来たということぞなね?」
サユリ「そーゆーこと。
   これからリーグっていうかチャンピオンロードに挑まなきゃならないし、その前にここも越えていかなきゃならないと思うしね」
カラクリ大王「うれしいこと言ってくれるぞなねー。
      こっちも腕によりをかけて仕掛けを作った甲斐があるぞな!
      何時も通り奥の部屋で待ってるから、かかってくるぞな!!」


で、今回の仕掛けなのですが…。


ういんういんういん…(SE)


ジュカイン「…回転床に…」


ぶぅぅーん…(SE)


サーナイト「ワープパネル…これは、まさか…」
クロバット「…どう見てもトクサネのアレです本当にありがとうございましたなの…

サユリ「…あの大王実は自分で仕掛け考えてないんじゃないの?
   こないだの回転扉といい…」
ジュカイン「なんだかんだでクイズが厄介だったくらいですかねー?」

サイキッカー(男)「けど毎回毎回大王って消えるよな。
         あれこそいったいどうやってるのか非常に興味あるよなー」
サユリ「…確かにそうだけどそれをあんたが言うのか…」
サイキッカー「いやほら、エスパーってもいろいろあるし。
      念動能力者(サイコキノ)と瞬間移動能力者(テレポーター)と接触感応能力者(サイコメトラー)じゃ全部畑違いだから」
サユリ「汎超能力者(サイコドライバー)ってそうそういるもんじゃないからねー、確かに」


一度見た仕掛けとはいえややこしいことには変わらないです。
あと高確率でタッグになるので経験値稼ぐのは楽かも。


サユリ「けどさー、毎回毎回あの合言葉どうにかならんの?
   どう見てもモテない男の妄想書きつけてるようにしか見えないけど(じとー)」
カラクリ大王「(ぎくっ)い、い、いやぞなねー…ちょっとしたユーモアぞな。
      あまり深く気にしないで欲しいぞな…」


ご褒美は技ポイントを補正設定限界までアップさせるポイントマックス。
原始の力や銀色の風といった、強力だけど使用回数の少ない技や、催眠術などの有用な補助技に使うと効果的です。


カラクリ大王「これでまだ仕掛けが終わったわけじゃないぞな!
      次回の最終決戦も楽しみにしておるぞな!!(びゅーん)」
サユリ「えーまだあるのかよー…っていなくなるの早っ!


ジム踏破によって挑む仕掛けが変わるカラクリ屋敷。
今回のクリアで大王は「わしと同じくらいすごい!」というので、大王以上になるためにはもう後1回はあるということになりますが、さて…?



サユリ「さーて…寄るところは寄ったし、あとは貝殻の鈴を作るだけ作ってリーグに挑むわけだけど…」
ジュカイン「流石にまだレベル的にどうかと思いますが…」
サユリ「…よねぇ。問題はどこでレベルを上げるかだけど…チャンピオンロードと空の柱と…」
サーナイト「そういえば134番水道のドラゴン使いが面白いことを言ってたな。
     流星の滝は、ドラゴン使いの修行場である、と」
サユリ「あそこズバットとソルロックしか出てこないじゃないの。まさかそこで限界まで時間を消費しろっての?」
ジュカイン「でもあの滝は波乗りの出来るポイントがあったはず。
     そして、洞窟内の滝は滝登りで登れるのでは…?」
サユリ「…隠しフロアか…行ってみる価値はあるかもね」


流星の滝


サユリ「…というわけでトサキントちゃんに滝登りも覚えてもらいましたー」
トサキント「ああ…ご主人様美しい…(*´Д`*)」


ジュカイン「…とうとうご主人、アレ(スクール水着)脱ぐのやめてしまったな…」
サーナイト「ポケモンはトレーナーに似るとも言うが…逆もまたしかりだな。
     なんだかんだで抵抗がなくなってきてるのか、元々レイヤーもしくは見せたがりの気があったのかは知らんけどな」
クロバット「というかトサキント一族はレベルが上がれば勝手に滝登りを覚えるはずなの…」


細かいことを気にしても仕方ないので

本来攻撃のほうが高いトサキント(アズマオウ)ですが、どうせ戦闘用にはせず、いずれコンテストにも出したいのでシナジーのある雨乞い−波乗り−ダイビング−滝登りで完全水上移動専門要員に。
雨乞い→ダイビングor波乗りor滝登り、波乗りとダイビングはどちらを先に出してもコンボが成立するのであとはコンディション次第ですかね。


それはともかく流星の滝の深部には、貴重な技マシンがふたつ落ちているほか、レベルの高いゴルバットやソルロックも出現し、レベルアップにはかなり良い環境です。
あと強力なポケモンであるボーマンダに進化するタツベイもここにしか住んでいません。


ここで全員のレベルを50前後まで上げ、いよいよチャンピオンロードへ…。


サユリ「そういえばレックウザが別れ際に妙なこと言ってたわね…」


この地には我ら以外の、封じられし古のポケモンたちもおる。
 まずは連中の封印を解き、従わせてみるがよかろう。
 奴ら如きに振り回されておるようなら、我らを従えるなど到底かなわぬ…!


興味があるなら、我の住む柱の先…海流渦巻く海の中腹にある海底の石室へ行くがよい…!
 奴らを目覚めさせる鍵は、その石室にある!



サーナイト「そういえばドラゴン使いのいるあたりの道中に、潜れそうな場所があったが…」
サユリ「そこかも知れないわね。最初トサキントを連れてなかったから行かなかったけど…ちょっと行ってみましょうか」



というわけでチャンピオンロードに挑む前にお触れの石室をめざします。

132番水道を下側から入り、二つ目の浅瀬の下側から潮に流され、三つ目の浅瀬の真ん中あたりから潮に流されると、石室の入り口へ通じる潮だまりにたどり着きます。
その海底の洞窟を伝っていくと…点字の石板が。


サユリ「これは…えーとぉ…」
ジュカイン「…?それ何です、ご主人?」
サユリ「あー、これはあれ、以前ダイゴさんに渡した手紙の中味をメモった奴(にやり)。
   ま、これでこの謎の文字が解読出来るって寸法よ」
サーナイト(い…何時の間に…


結局手紙の内容なんて最後まで明らかになりませんけどね(←
ポケスペでは、欠けていた石板を補う部分の文字が記されてました。


サユリ「“ここで上がれ”…か」


その指示に従って水上へ上がると、今度は点字の書かれた石碑がずらりと。
その石碑の点字は点字で「あいうえお」から五十音で表示されています。点字の知識がない人はメモっておくといいかも知れません。
まぁ、濁点とか長音符(ーとか)が解らないけど…読める部分からでも内容の類推はできるはずです。

その奥にある石板には…。


サユリ「“ここで穴を掘る”…って、穴を掘るですってぇ!?」
ジュカイン「…うーん流石に修得した者がおりませんなぁ…」
サユリ「うっわめんどくさ…仕方ないわ、いったんキナギ帰ってバクーダ連れてきましょう」


タマゴふ化要員として育てていたバクーダに急きょ“あなをほる”を覚えさせて再度訪れます。
穴を掘ると奥の石室に入れるのですが…。


サユリ「どれどれ…」


私達はこの穴で暮らし 生活し そして生きてきた
すべてはポケモンのおかげだ

だが 私達はあのポケモンを閉じ込めた

怖かったのだ



ジュカイン「…彼らも…閉じ込められた者も、我々とあの伝説の三体と変わらなかったのですな…」
サユリ「…そうね。
   戦なき時に良い弓は土蔵に仕舞われなくてはならない…けど、ポケモンには心がある」
サーナイト「だが…こうして閉じ込められなければならないほど強力なポケモンだ…。
     解き放てば…我々でどうにかしなければならない…ということだぞ」
サユリ「言われるまでもないわ…覚悟の上よ」


勇気ある者よ 希望に満ちた者よ
扉を開けよ
そこに 永遠のポケモンがいる



サユリ「で、その条件は…」


最初にホエルオー 最後にジーランス そしてすべてが開かれる…


サーナイト「…ホエルコは捕獲したよな…?」
ジュカイン「ジーランスなんて野生で見かけましたっけ…?」
サユリ「…………要するにホエルコを育てつつ海底でジーランスを探せ…か?」


てなわけで両者を速攻でそろえて再度…。
ちなみにそのレベル上げの道中にトサキントもついでに進化してます。

一応ホエルオーは低確率ながらルネ〜キナギ間の水道上にも出現しますが、HPがアホみたいに高いので捕まえるのは大変です。
ホエルコ育てたほうが早いかも。


サユリ「じゃあ隊列並べ−!」
バクーダ「隊長!あまりに方々飛び過ぎてクロバット姉さんから魂出てます!!」
サユリ「だったら2番目くらいに適当に置いとけ!」
バクーダ「隊長!あまりにスク水少女と長く触れ合ってたアズマオウ姉さんが萌え過ぎてアッチの世界から帰ってきません!!」
サユリ「だったら3番目あたりに転がしとけ!」
バクーダ「隊長!長いこと海水に漬かってたジュカイン兄さんもふやけきって動きません!!」
サユリ「じゃあ4番目においてあんたが5番目に並んで乾かせ!!」
バクーダ「隊長!ホエルオー嬢ちゃんがでかすぎて石室に入ってこれてません!!」
サユリ「ええいじゃっかあしいわー!!いいからさっさと並べ−!!!m9( ゚д゚ )」


どこかで扉が開く音がした


サユリ「さーて件の遺跡とやらは何処にあるのかしらね」
ジュカイン「(乾いた)遺跡というくらいですし、近辺に遺跡マニアがいる場所を探ってみればどうです?」
サユリ「ってと砂漠と120番道路と…」
ジュカイン「105番水道にも確か一人いましたね」


思えば彼らの存在は、そうした古代遺跡がイベントによって解禁されることを示す道しるべのようなのかも知れません。
それ以外の場所には登場しませんしね。

というわけで遺跡マニアのいる周辺を探ってみることに。