翠玉的珍道中記 第二十八話



あらすじ

ポケモントレーナーの頂点・ホウエンリーグに挑むべくパーティのレベルアップに勤しむサユリ
134番水道海底にあるお触れの石室の鍵をそろえ、古代のポケモンが眠る遺跡を開放したわけだが…


ジュカイン「余談ですが実はレックウザ捕獲もイベント後ならいつでも可能なんですよね」
サーナイト「…だがレベル50前半平均でレベル70の怪物にどう対抗するんだ…?
ジュカイン「まぁ…HPを削って粘るのでもないならマスターボールで一発だが」

サユリ「ラティアス追っかけるの正直しんどいねん(´・ω・`)」

ジュカイン「…何か質問は?」
サーナイト「いったい何を言えばいいというのだ…」


そんなわけで封印が解除された遺跡巡りに入ります。
まずは111番道路砂漠にある砂漠の遺跡へ。

石室の中味は特に複雑な造りでもなく、野生ポケモンやトレーナーが出没するわけでもないのですが…点字の石板に刻まれた行動を実行しなければ、先へ進めません。


サユリ「ふむふむ…左、左、下、下…そこで岩砕き…」
ジュカイン「…つまりゴローンを連れてこないと先には進めませんね…」
サユリ「まー捕獲要員は削り役とサーナイトがいれば正直十分だし…」


岩砕きを覚えているゴローンを連れてきて再トライ。
石板から左へ二歩、入り口側へ二歩進んだ場所で岩砕きを実行すると奥への入り口が開き…。


サユリ「何…あれ…」
ジュカイン「…どうやらあれが古代のポケモンのようですな」


部屋の中央にはその石室に封じられた古代のポケモンが鎮座しています。


何用だ人の子らよ
 我は既に不要となったモノぞ
 何故、我らが眠りを妨げる…



サユリ「そうね…強いて言えば、あなたを外の世界へ誘いにきた…ってトコかな?」


酔狂な…
 かつて人間たちは、我らと共に暮らしていた
 しかし…我らの過ぎたる力を恐れ、人々は我らを世界から隔絶した



サユリ「…そうね。
   でももう、世界はあなたたちの生きてきた時代とは違うの。
   すべてのポケモンは、人と生活を共にする自由があるはず。
   確かな力を持つパートナーがいれば、あなた達だって私達と共に生きることができるはずだわ」


人の子よ
 よもや汝が、それに値うるとでも言うのか…?



サユリ「…それは…あなたの目で確かめてみればいい…!」


…面白い…!
 我が名はレジロック、悠久なる礎となる者
 汝が我が主として相応しき者か、その力を示してみるがよい!!



レジロックのレベルは40です。
強烈な威力がある反面、使用後に攻撃と防御が一段階下がる“馬鹿力”を軸に、“呪い”で素早さを犠牲にしつつ攻撃能力を高めたり、威力の高い“原始の力”を使ってきたりとかなりの高火力を誇ります。

ただし「レジ〜」シリーズば攻撃力そのものはそれほどでもなく、厄介なのはその防御力の高さ。


キノガッサ「…硬い…!」

サユリ(思った通りだわ…!
    あの石室が彼らの作ったものなら、あの石室の耐久性を考えれば非常に防御に長けたポケモンだということ…)


キノガッサのマッハパンチでも半分削れるかどうかで、それを2発ぶち込むと丁度HPがぎりぎりくらいに減らせるという塩梅。
ここでサーナイトに交代して催眠術で眠らせにかかります。

馬鹿力も格闘属性技なのでエスパータイプのサーナイトに効果が薄いので…。


サーナイト「…眠れ…!!」

ぐむ…!…体が…言うことをきかぬ…


幸いにもHPを回復する手段を向こうは持っていないので、あとは目を覚ましたら催眠術をかけなおし、延々とタイマーボールを投げつけます。
資金はかなり潤沢にあるので、それこそ金には糸目をかけずひたすら投げて…タイマーボール12個目で捕獲成功。大体15ターンくらいですかね。


…捕らわれたか…見事だ
 他の2体も、お前は従えるつもりか…?


サユリ「違うわ。私はあなた達と共に歩む者になりたいだけ」

面白い娘よ…
 よかろう、我らが生きる道、汝と共にしよう…




105番水道・小島の横穴


ここの仕掛けは、石板のある場所から、壁沿いにぐるりと一周すること。
壁から離れなければ時計まわりでも反時計まわりでも大丈夫です。


レジロックが…眠らされていた場所から離れたようだな
 汝は何者だ…?
 よもやと思うが…汝が奴を連れ出したとでも言うのか…?


サユリ「そういうこと。
   あなたも、私についてきてみる?」

我が感覚はそれが事実だと告げている…
 だが、にわかには信じられぬ話よ
 我も汝の力、試させてもらおう…



キノガッサ「…あれ…氷…(´;ω;‘)
サユリ「そうねー…流石になんかあんたを立たせるのは危険そうだわ」


レジアイスはその外見通り氷タイプ。
レジロックの使用してきた3つの技のほか、氷タイプで当たると素早さを必ず下げる“凍える風”も撃ってきます。
格闘タイプは氷に対しても有効ですが、キノガッサは草属性も持っており、氷技に弱いので氷耐性がある炎タイプのキュウコンで削りにかかります。

何しろ防御が固いので、キュウコンの高威力火炎放射でも落ちませんが…一気に削ったら騙し討ちで微調整。
そのあとは眠らせてひたすらタイマーボールを投げるのは一緒。ただし、眠らせたらすぐキュウコンに交代し、目覚めて“凍える風”を撃たれてもいい体制にはしておきます。
ターンは同じくらいかかりましたが、タイマーボールの消費は7個くらいですんだかも。


成程…その力は認めるに値する
 レジロックが汝らの力を認めたというのであれば、我も汝とともに歩もう…
 残る者は木々生い茂し地、その近くに眠っているはずだ



サユリ「木々生い茂る地…というと」
ジュカイン「恐らくはヒワマキかその辺りですね。
     確か、120番道路に遺跡があるといってうろついてた探検家がいたようですが」
サユリ「…そこで間違いなさそうね。
   残るは1体、そいつも連れ出しに行くわよ!」



120番道路、古代塚


ここも同じように点字の石板が。


サユリ「どれどれ…」


我々の意思を継ぎし者よ 真ん中で光り輝け


サユリ「…輝け…ということは」
ジュカイン「どう考えてもフラッシュしかありえませんな


というわけでユンゲラーを連れてきて再トライ。


レジロック…レジアイスも目覚め、己が眠りし地を離れたか…
 娘よ、汝は我も連れ出すつもりか?


サユリ「そうね。
   あなた達は陸海空の神どもと違って、割合大人しそうだから放っておいてもよかったんだけど…。
   でも、あなた達を“友”として見れる人間はまだまだ少ない。
   しばらくは窮屈かも知れないけど、私と一緒にいれば、余計なストレスは溜めずに済むと思うわ」

…成程…確かに汝は、信じるに値するやも知れぬ
 しかし、我はあのふたりに比べれば、多少血の気は多いぞ…?


サユリ「じゃあ、試してみる?」


レジスチルも他の2体とほぼ変わりません。
やや物理重視のレジロック、やや特殊攻撃寄りのレジアイスに対し、レジスチルは能力値的なバランスは良いのですが…技が物理に特化しているのでレジロックほどの火力はないです。

キュウコン、キノガッサのいずれでも弱点は突けますが、原始の力が怖いのでキノガッサで削ります。
ここでもタイマーボールは10個ほど使ったでしょうか。


…とうとう我らは皆、眠りし地を離れるか…
 娘よ…否、我が主よ
 汝は我らと共に歩み、一体何を望む…?


サユリ「私は…約束したの。
   必ずこのホウエンの神と呼ばれたポケモンたちに、人間と共に歩むという新たな世界を見せてあげられるトレーナーになるって」

汝はそれゆえに、我らを解放してくれたというのか…
 …ならば我らは一足先に、汝と共に歩む世界を堪能させてもらうとしよう



これで、3体の古代ポケモンの捕獲は完了。

冒頭で述べたとおり、この時点でもレックウザの捕獲は十分可能です。
空の柱は目覚めたレックウザが飛び立った影響で床の所々にひびが入っており、攻略にはマッハ自転車と、かなりシビアな操作が要求されるので頂上へ着くのも一苦労。挙句レックウザのレベルは70もあり、攻撃能力も恐ろしく高いのでマスターボール以外に有効な捕獲方法がないのが現状。
流石にラティを追っかけるのが面倒なので(カラクリ屋敷に入れば街への移動とみなされるので、屋敷に出入りしながら110番道路にラティが来るのを待ち伏せるという手もありますが)、奴にマスターボールを投げると決めた以上殿堂入りしてレベルを上げてから挑みたいと思います。


余談ですが、実はレジシリーズが眠る遺跡の、奥部屋への侵入方法はルビサファとエメラルドで全く異なります。

砂漠遺跡では技の実行場所こそ同じ場所なのですが、エメラルドが岩砕きなのに対して怪力を使用する必要があります。
小島の横穴は、石板の前で全く操作しない状態で、内蔵の時計で2分経過すると奥への扉が開きます。

そして古代塚は文章も異なり「新たなる勇気と希望と愛を持ち 真ん中で空を目指せ」となっています。
この場合使わなければならないのはフラッシュではなく空を飛ぶになります。



これでやるべきことはすべて終わり、いよいよサイユウシティのチャンピオンロードからポケモンリーグを目指します。