翠玉的珍道中記 第二十九話
あらすじ
解放された遺跡に眠る古代のポケモンレジロック、レジアイス、レジスチル
さまざまな策を巡らしこの三体を従えたサユリは、いよいよリーグの登竜門たるサイユウシティのチャンピオンロードへと突入する…
古代の三体をすべて捕獲したのち、まずは海路をサイユウシティ目指して進みます。
トクサネから海底洞窟のあたりを過ぎ、ルネと反対方向にある128番水道へ入ると、程なくして巨大な滝にぶつかります。
ここを滝登りで踏破すると、チャンピオンロードの入り口と、隣接するポケモンセンターが一軒あるのみ。
サユリ「名前は“シティ”だけど街でも何でもないわねここ」
ジュカイン「いうなればポケモンリーグの選手村みたいなもんだと思いますが」
本当にセンター以外の施設はないです。
チャンピオンロード内は出現するポケモンもレベルが40前後と高く、ゴルバットやハリテヤマ、コドラといった戦闘能力の高い種が揃っています。特にコドラとヤミラミは守るや見切りでこちらのPPを削りにかかってくるので非常に厄介。
トレーナーもエリートトレーナーばかり、繰り出してくるポケモンも45前後と高く、激しい戦闘を要求されます。
予めヒメリの実を大量に育て、回復の薬や元気のカケラといった強力な回復アイテムを可能な限り用意して突入したいところです。
なので、ここへたどり着いたらいったん空を飛ぶでトクサネやミナモに戻り、軍備を整えてくるとよいでしょう。
なお、エメラルドではクチートがここにしか出現しないので捕獲してもよいです。
レベルが高いので、育てるなら卵を作ってからがおススメですが…。
サユリ「取り合えずルートの確認を…(マップを広げる)」
ジュカイン「毎度毎度どこからそんなの調達してくるんですか本当に…。
この構成では、地下階でフラッシュがまず必要になりますな」
サーナイト「岩砕きと怪力も同時に必要か…あと、滝登りも要るな」
サユリ「えーちょっと待ってそれ…その要員全部連れてくとなると主力3体しか使えないじゃん…」
ジュカイン「仕様がありますまい。
ひとまずここを抜けるまででも、私がフラッシュを担当しましょう。
見切りの代わりでも特別支障はありません」
ドククラゲ「…じゃあ俺は滝登りか…ヒッヒッ」
サユリ「…抜けたら今度はラブカス狩りか…面倒臭いけどやるしかないわね」
比較的レベルの高いサーナイトの代わりに怪力・岩砕きが使えるゴローンを加え、主力5体でチャンピオンロードへ突入。
しかし今考えると汎用性の高いサーナイトを抜いたのは下策だったかも…。
チャンピオンロード内は入り口付近こそそれほどややこしくないものの、地下階はフラッシュが必要になるうえ、岩を動かす順番をミスるとフロアを切り替えて1からやり直ししないといけないので、結構ややこしいです。
そして、ここの入り口付近には…
ミツル「お久しぶりです、サユリさん。
あなたなら…きっとここまで来ると思っていました」
サユリ「ミツル君…どうしてここに…?」
ミツル「…あれから、僕もホウエンを自分の足で巡り歩いて、トレーナーとして勉強してきました。
旅先で、あなたのことを聞くたび…自分がめぐり合えた人はこんなにすごい人だったんだと思って…
いつしか、あなたは僕の目標になっていた」
ミツル「僕は…伝説のポケモンたちと心を通わせるほどのトレーナーにはなれていない。
けど、今まで僕と一緒に旅をしてきたこの子たちとの絆なら、あなたにだって負けてはいないと思っています…!
リーグへの挑戦権をかけて、僕との勝負…受けてもらえますよね!?」
サユリ「…いい根性だわ…どこかの博士の息子にも、爪の垢煎じて飲ませてやりたいくらいよ…。
断る理由なんかないわ、存分に私たちの力、思い知らせてあげる!」
ライバルが微妙なところで途中退場(リタイヤ)した代わりに、チャンピオンロードの序盤には大きく成長したミツル君が待ち構えています。
ポケスペと共通している手持ちはロゼリアだけで、あとは各タイプの強力なポケモンで構成されています。
彼の先手はチルタリス(レベル44)。
ミツル「行けチルタリス、龍の息吹だ!」
サユリ「だああ!もう何てモノ連れてきてんのよ!
ドククラゲ、出てきなさいっ!!」
ドククラゲ「えちょっとこのタイミングとか正直…ぶげらっ!!」
こちらは先頭にジュカインを立たせていたため攻撃の術がなく、相性的に有利なドククラゲに交代したところで強烈な龍の息吹をもらう羽目に。
龍の息吹で麻痺を喰らったのを回復していると、さらに龍の舞いで攻撃力を高めてきます。
チルタリス「あなたは実に美しくない!この私の華麗な舞いで彼岸へ送って差し上げよう!」
ドククラゲ「この痴れ鳥ぐぁあああああああああああああああああ!!」
流石にレベル50を超えるドククラゲのヘドロ爆弾といえども一撃で落とせませんでした。
もっとも冷凍ビームで一撃なのですが。
ミツル君の手持ちはいずれも41〜45と非常に高く、ロゼリア、レアコイルなど非常に厄介なポケモンも連れています。
麻痺攻撃や毒化への対応もさることながら、非常に多くのタイプに対応できるカスタマイズが必要です。
特にレアコイルはレベルこそ41と最も低いものの、鋼属性があるため非常に防御面に優れており、炎、地面、格闘技など一撃で始末できる手段がないと手に負えなくなることも。
とはいえ、こちらにはキュウコンもいれば、切り札に地震を擁するジュカインも存在するので全く問題もなく…。
ミツル(キンセツのジム戦…僕はこっそり彼女の戦いを見ていた…
その時ですら全然かなう気がしなかったのに…その時と全く別次元の強さだなんて…!)
ミツル(…無理だったんだ…僕じゃ…僕らの力じゃ…!)
サユリ「…どうしたのミツル君…?
あなたの力は、まだそんなものじゃないのでしょう!?
見せてみなさいよッ、あなたの意地を!!」
ミツル(…違う!まだ終わりじゃない!
僕を信じてついてきてくれた彼らのためにも…まだあきらめるもんか!!)
ミツル「サーナイト!皆の思いを、君に託す!!」
サーナイト「…御意…!」
ジュカイン「…出てきたようですね…彼の切り札が…!」
サユリ「彼女を連れてこなくて失敗だったわ…大将、あんたまだ行けそう?」
ジュカイン「見縊っていただいては困る!」
相手は影分身と瞑想で対応してきますが、しかしレベル差のある以上、一発でも地震が入ってしまえばそこで勝負が決まります。
影分身を積まれてサイコキネシスを連発されたら流石にまずかったかも知れませんが…。
ミツル(…届かなかった…)
ミツル(でも…もう届かないほど…見えないほど先じゃない…!)
サユリ「…惜しかったわね。
でも、私にも負けられない…ここで立ち止まれない理由があるから」
ミツル「はい…。
僕も、もっともっと自分を鍛えて…今度こそあなたに勝ちます!」
余談ですがこの後、ミツルはチャンピオンロードに留まっており、殿堂入り後に再戦できるようになります。
ミツルとの死闘を制して、さらに道中でトレーナー戦を制しつつ先へ進みます。
また、ここの地下階には技マシン29なども落ちていますので忘れずに回収していきたいところです。
このトレーナーの中には…。
エリートトレーナー「…うう…家族の中で一番強かったのに…。
…自信なくしちゃったし帰ろうかな…」
ジュカイン「…ひょっとして…まさか彼は例のカチヌキ一家の」
サユリ「…かも知れないわね。
まぁ、あの一家は正直連戦さえしなけりゃ楽勝っつーか、連戦してすらモノの数じゃなかったしね」
ジュカイン「ヒドス^^;wwwwwwwwwwww」
地下二階、滝を登ったところの陸地にいるエリートトレーナーがそうっぽいです。
確かにチャンピオンロードにまで到達できるなら相当な実力者なのは間違いないですが…逆を言えば、こんなところに留まっているあたりこのあたりが限界、と言えなくも…w
そして息つく間もなく野生ポケモンとエリートトレーナーの猛攻をくぐりぬけてたどり着いたのは…。
サユリ「ついに来たわね…ポケモンリーグ本部…!」
チャンピオンロードを出て、レンガで舗装された道路を進むと大きな建物が待ち構えています。
こここそ、ポケモン最後の戦いの地であるポケモンリーグ。
ホウエンの全トレーナーの頂点に立つ、四天王とリーグチャンピオンが待ち構えている場所です。
ジュカイン「ここに来るまで…いろいろなことがありましたな。
最初にミシロを旅立ってから、四方やこんな所まで来ることになるとは思ってもいませんでした」
サユリ「そうね。でも、まだ感傷に浸るには早すぎるわ。
四天王とミクリさん…それもまた、私たちにとっては通過点に過ぎないんだから!」
ジュカイン「ふふ…確かに、心得違いでしたな…。
参りましょう、ホウエンの頂点に立つべき戦いへ!」
本部にはフレンドリーショップとセンターを兼ねた施設になっており、ここで各種の回復アイテムの購入が可能です。
また、サイユウシティは空を飛ぶでの到達先が2か所存在し、上の側にカーソルを合わせると本部、下の側ではチャンピオンロード入口のポケモンセンターへ移動できます。
チャンピオンロードでの最終的なレベル調整を行いたい場合や、取り逃したアイテム回収のために到達ポイントを使い分けるとよいでしょう。
すべての準備が整ったら、いよいよ最終決戦です。