ワカバタウン 主人公の家
さゆ者「っていうかさー、一体私達何話せばいいっての?
良く良く考えてみれば、私とるり者と衣玖さんって何の接点もないような気が」
るり者「んー…服が赤繋がり、とか?」
衣玖「そう言われればそんな感じですね…サユリさんのそのジャージも小豆色に近いですし」
さゆ者「うーん理由として納得していいのやら^^;」
さゆ者「とりあえずじゃあ、かごめ者の手持ちにでも触れといてみる?
多分、シリアスパートは三回くらいは続くだろうし、リーグだってすぐには終わらんでしょうし」
衣玖「そうですね、それが妥当でしょう。
とすれば…パーティに加入した順から触れたほうが良いでしょうか?」
るり者「その方が解りやすいかしらね。
えっと…最初に加わったのは今クロバットになったフランちゃんね」
さゆ者「フランのデータはこんな感じね。
一応、個体値も調べておいたんでそれも…」
フラン クロバット♀
気まぐれな性格、個性は「抜け目がない」
個体値
HP:4 攻撃:14 防御:22 特攻:27 特防:1 敏捷:1
習得技(そのにじゅういち終了時点)
翼で打つ クロスポイズン 思念の頭突き 妖しい光
るり者「( ̄□ ̄;)ちょ…先手取ってナンボのクロバットで敏捷個体値1とか何事!?」
衣玖「こ…これは酷い…。
物理攻撃メインでしかも攻撃努力値もフルで振ったのに、特攻のほうが個体値高いとか…。
どんだけ長所を潰した育成されてんですか!?」
さゆ者「えー、狐も後で知ってかなり後悔したらしいわ。
確かに種族値でいえば攻撃は90で特攻70だから物理に育てたくなる気も解るけど…。
それでも努力値と、エアスラッシュやヘドロ爆弾の破壊力でカバーできるから特殊特化で行けなくもない筈だし」
るり者「そうよね…エアスラッシュのほうが、弾幕っぽくていい気もするわ。
というか、影分身はどうしたの?
妹様と言えばフォーオブアカインド、ってくらい有名なネタなのに」
衣玖「一応、迷いの洞窟で拾ってるはずなんですけどねー…忘れてるのでしょうか?」
さゆ者「大いにあり得るわそれ…」
-かごめ者が暇潰しにシンオウ地方で暴れて来るようです- そのにじゅうに
フラン「わたしの…わたしのせいで…勇儀さんがぁ…」
かごめ「…もう泣くな、フラン。
正直、あたしにも動揺があったから…あんたのことは責められない…。
…でも、それが時に命取りになる…そのことは忘れるんじゃないよ…!」
フラン「…ごめん、なさい…ッ…」
いぬさくや「(不安そうな目でフランたちを眺めている…)」
チルノ「…かごめ…勇儀は、大丈夫だよね…?
鬼は強いから…このくらいじゃ、あの子みたいにならないよね…!」
かごめ「…ああ、きっと大丈夫だ…!
早くこの連中をやっつけちまって…そうしたらまた酒でも飲んで元気付けてやれば…すぐに良くなる…!」
文「…これで、大丈夫でしょう…。
私は医者ではないから断言はできませんが…傷口そのものはきれいでしたし、塞がれば支障もない筈。
ただ、出血が酷い…しばらく安静にしておらねばなりますまい」
勇儀「…済まんな…このあたしともあろうものが、無様な姿を晒しちまうとは…。
この世界に来て、普段と違う戦い方をしてたら…カンが鈍ったみたいだねぇ…」
にとり「勇儀さん…」
勇儀「…フランのことは…悪く思わないでやってくれ。
…あいつも、きっと戸惑っていたはずだ。
今のあいつの姿…クロバットというポケモンは、トレーナーとゴルバットの心が本当に通じ合ったときに進化する姿だろう…?」
にとり「…そうだね…。
あのアカギという男が本当に悪人なのかどうか…私にも良く解らなくなっちゃった」
ルーミア「良く解らないのかー…。
悪人じゃないのに、どうして悪いことをするのかー…?」
文「…アカギという男の目…あのエージェントのセリフではないですが、かごめ殿と良く似た目をしていた。
彼の者もまた、我々には想像もつかないような生涯を送ってきたのかも知れません。
たかだか二十七年の生涯の中で…あの男に一体どのような出来事があり、そんな危険な思想を持つに至ったのか…」
勇儀「しかし…あいつは一刻も早く止めなければならない現実に…変わりはない…!
こんな、これしきのことで…この力の勇儀とまで言われたあたしが…寝ているわけには…!」
文「い、いけません勇儀殿!!」
ルーミア「大人しくしてて!!
今ここで、勇儀さんにもしもののことがあったら…フランもチルノも悲しむよ!!」
勇儀「…離せお前達…!
だからこそ…余計にこうしては…」
にとり「あんたのダメージはかなり深刻だよ…!
だって…だって私達の力すら、振りほどけないじゃないか!!」
勇儀「…ッ!」
文「何卒…私達の言葉を聞いてください…!
確かに…私はまだ、貴女のことが怖い…でも、今は貴女がいなくなることのほうが、もっと怖いんですよっ…!」
にとり「私だって…!
勇儀さんやかごめと一緒にお酒飲むの…やっと楽しいって思えるようになってきたんだ…!
だから…無理なんてしないでよ…!」
勇儀「…!
…済まん、お前たちの言う通りだ…。
…待とう…主殿の帰りを」
ギンガ団ビル・研究室
かごめ「…ここか!」
チルノ「な…何なんだよこの部屋…」
いぬさくや「…!(怯えてかごめの後ろに隠れる)」
整然と並んだ円筒の水槽内に緑の液体が満たされ…その中に肉塊の様なモノが不気味に浮いている…
フラン「こ…これは…!?」
かごめ「ふん、随分と古典的な研究室の培養槽…見てるだけで虫唾が走る…!」
「…何だ…君たちは…?」
かごめ「…あんた…研究者だな」
ギンガ団研究者「…ああ…私は、ここで随分と非道な実験を繰り返してきた…。
しかし…今回の実験で…私はもうアカギ様に追随していく自信がなくなった…!
私は…今まで何ということをしてきてしまったのだ…!!」
かごめ「あんた、一体ここで何を見た!?
湖から連れてこられたあいつらは一体どこに!?」
研究者「彼らは…奥の部屋だ…。
サターン様が、その培養槽の管理をしている。
彼らから無理矢理、気味の悪い赤い結晶体を取りだし…ううっ!!」
かごめ「なんだってんだ…!?
一体、あの三体から何を…!?」
研究室奥の部屋
サターン「…邪魔は入ったようだが…計画の遂行に支障はなし、か。
これでいよいよアカギ様の理想が実現される…!」
プルート「ふん…そう上手く行けばよいのじゃがな」
サターン「…何が言いたい、じいさん?」
プルート「別に。
わしは新しい世界を作るとか何とかなど、はっきり言って興味など無い。
アカギが言う通りギンガ団が支配する新たな世界が生まれれば、幹部となったわしも美味しい思いが出来よう?
お前さんとて口ではどう言おうが、そういう野望がないとも言いきれまい?」
サターン「…じいさん、私の気持ちを口に出していいのは、あくまでアカギ様か私自身だけだ。
それに、あんたに心配されずとも、アカギ様なら問題などあろうはずがない」
プルート「ふん…まぁ、それこそどうでもよいか。
しかし、カンナギで何処の馬の骨とも知らぬトレーナーに敗れたとも伝え聞くぞ。
それに、今もその小娘が紛れ込んでおるようだが」
サターン「(そうだ…何故アカギ様はあのような小娘を放置しておかれるのか…?
あの、かごめという小娘ははっきり言って危険だ。
認めたくはないが…あの目は…アカギ様と良く似ている…!)」
かごめ「どうやら、この部屋でビンゴみたいだね…!」
チルノ「…ああっ!あれ!」
チルノの指さした先には、水槽の中に力なく浮いている三体のポケモン
サターン「…!…貴様…一体どうやってここへ!?
この部屋にはアカギ様の部屋がある最上階を通らねばならないはず!」
プルート「…ふん…アカギめ、負けおったな…。
だからこのような邪魔者、早急に刺客のひとつでも送りつけて始末しておけばよかったんじゃ」
かごめ「それはどうかね?
ヘタレでゆとりの集団で、暗殺とかそこの幹部並みの働きが出来そうな気の利いた奴がいるのかい?
…それにポケモンを使わなくていいなら、もっと速攻であんた達をぶっ潰すことだって可能だけど?」
サターン「ふ…ふはははっ!
怖い、実に怖いなお前…認めたくないが、やはりお前は何から何までアカギ様に良く似ている…!
…考え直す気はないか?
お前の力があれば、少なくとも私達を命令するくらいの立場になれるかも知れんぞ!?」
かごめ「…答えはノーだよ。
可哀想だねあんた…自分をそこまで信奉してくれる部下をあっさり切り捨てるそんな奴に、盲信的に従うことしかできないなんてな」
サターン「なん…だと…!?
出鱈目を!アカギ様の意思はアカギ様のみのこそ語ることが許されるものだ!
侵入者に対しては、ギンガ団らしいもてなしで迎えるとしよう!」
研究室の奥の部屋には水槽の中にエムリット達が捕えられており、そこではサターンとプルートの二人が上記のようなやり取りをしています。
我欲の強い小悪党のプルート、アカギへの忠誠心を口にするサターンと、対照的な人物像が伺えるひとコマです。
サターンに話しかけると、アカギが敗北したことに半信半疑の様子ですが、それでもこちらにバトルを仕掛けてきます。
しかし…アカギに比べるとレベルも2くらいは低く、大分楽な相手です。
ドーミラーが地味に厄介な程度ですが、特性は相変わらず浮遊なので、エスパー技をシャットアウトできるヘルガーの火炎放射で焼くと楽です。
ちなみに仮眠室へ戻って回復してから来ることもできますが、はっきり言ってその必要があるかどうかも微妙なところ。
かごめについていた三名(妹様、H、犬)はほぼ無傷、彼女らでも十分すぎるほどでしたのでそのまま突っ込んでみました。
サターン「…くそっ…確かにお前は強い…!
それに、こいつらは用済みだ。
勝手に開放するがいい…!」
プルート「ふん…サターンの奴も口ほどにもない…。
おっと、わしは戦わんぞ。
こうなればアカギには新世界の創造とやらを頑張ってもらって、わしもその恩恵にあずからねばならんしな…!」
かごめ「…解放は…このボタンだな」
水溶液が排出され、水槽のふたが開いた
中から三柱のポケモンが飛び出してきた!
チルノ「よかったねあんた達!
さあ、自分の湖に…えっ!?」
エムリット達は何かを伝えようとしている…
フラン「この子達…何かを言おうとしている…?
ごめん…私達にも何が伝えたいのかわからないの…!」
かごめ「…まだ湖には帰れない…あの男がやろうとしていることを止めなければ…か?
でも、どうすればいい!?
急がねばならないのは知ってる…でも…姐さんを放っておくわけには…!」
エムリット達は顔を見合わせると、静かに力を放ち始める…
文「…これは…いったい…!?」
勇儀「何だ…?
力が…漲ってくる…!?」
文「(これは…傷口がふさがっている?
確かに、鬼に限らず妖怪の治癒力はかなり高い。
けれど…これほどの怪我がこんな短時間で治ることなど…!)」
かごめ「あんたたち…姐さんの怪我を!?
待て!その体でそんな力を使っちゃ…!」
三体は力なくその場にへたり込んでしまった…
かごめ「…あんた達も、こんなあたしに後のことを託そうっていうのかい…?
解ったよ…どうやら、そうゆっくりもしていられないみたいだな。
教えてくれあんた達、あの男…アカギは何をしようとしているんだ?」
次の瞬間、そこに一冊のノートが落ちてきた
かごめ「何だこれ…」
蒐集されたプレートの訳文
※ ()内文字はボスが機械解析で補ったものです
生み出されたディア(ルガ) 私達に時間を与える
笑っていても 涙を流してい(ても) 同じ時間が流れ(ていく)
それはディア(ルガ)のお陰だ
生み出されたパル(キア) 幾つかの空間を創り出す
生きていても そうでなく(ても) 同じ空間にたどり着く
それはパル(キア)のお陰だ
かごめ「時間と…空間?
あいつは…それを使って、何かしようと…!?」
チルノ「…難しいことなんてよくわかんないよ…。
勇儀の怪我、この子達が治したんだろ?
だったら、早く行こう!」
かごめ「…そうだな」
ポケモンたちを解放すると、彼らは飛び去ってしまいます。
これで、ギンガ団アジトでやるべきことは終わりです。
トバリのポケモンセンターへ戻り、デパートでおいしい水や元気のかけらなどの回復アイテムを買い込み、いよいよテンガン山・槍の柱を目指します。
山頂へ続く道をふさぐ壁画は、ギンガ団の手によって無残にも破壊されています。
かごめ「あ〜あ…貴重な文化遺産をよくもまぁ」
文「あの男の言っていることが正しければ、最早これも無用の産物なのかも知れません。
この世界を作りかえるというのであれば…こうした前時代の遺物など不要ということなのでしょう」
ハンサム「…やはり、君達もここへ来てしまったか」
かごめ「何時の間にいなくなってたと思ったら…」
ハンサム「聞くまでもなく…君らは槍の柱に行くつもりなのだな。
槍の柱はこのシンオウを作った二柱のポケモン、ディアルガとパルキアが降臨した地。
…アカギが伝説のポケモンを使って何かをするのなら…その二柱の力を利用するつもりなのだろう」
文「そこまで解っているのなら、何故応援を呼ばないのですか!?」
ハンサム「無駄だよ…私も幾度か要請したが、既に上層部もギンガ団の根回しで機能不全に陥っているようだ…。
実質、現場で動いているのは私だけなのだろう。
残念だが、私個人で出来ることはたかが知れている…!」
ハンサム「こうなってしまった以上、君達が危地に飛び込んでいくことを見過ごしたくない。
…だが、私の実力ではギンガ団の幹部達にも…当然かごめ君の足元にも及ばない…!」
ハンサム「情けない大人と笑ってもかまわない…。
座して滅びの結末を待つくらいなら、私にできることは精々君達に未来を託すことくらいしかできない…!」
かごめ「…あんたにとっても苦渋の選択だったんだろう、それは。
あたしは、ただ黙って死ぬくらいなら、最後の最後まで無様に足掻いてから死んでやる…!
それに…ここで逃げるにはいささか、周りの心をしょいこみ過ぎたからね」
ハンサム「…せめてもの援けだ…これを持って行きたまえ。
私がかつて別の任務の最中、手に入れたモノ。
この先には野生のポケモンも多いから、不要な戦闘をせぬのに役立つだろう」
黒いビードロを受け取った!
ハンサム「…かごめ君、文君…君達は必ず戻ってくるんだぞ…。
武運を祈る…!」
山頂へ続く道の入り口で、ハンサムが登場して黒いビードロを譲ってくれます。
これは白いビードロの対になるアイテムで、道具として使用すると暫く野生ポケモンとのエンカウント率を下げてくれます。
山頂・槍の柱へと続く道のりはかなり長く、レベル40前後という高いレベルのチャーレム、ゴーリキー、ユキノオー、アブソル(と夜限定でヨルノズク)といった強力な野生ポケモンも登場します。
特にユキノオーやアブソルが出現する山肌地帯ではあられも降っているので、一撃で倒せないのなら逃げるか、レベル43以上のポケモンを先頭に立たせスプレーを使って戦闘を避けることをお勧めします。
洞窟内には多数のギンガ団もおり、手持ちも40前後とかなり高く苦戦を強いられます。
消耗戦となるので、おいしい水やサイコソーダといったHP回復アイテム、何でも治しや回復の薬、元気のかけらといった状態異常や戦闘不能を回復するアイテムを可能な限り買い込み、出来ればPPを回復させるヒメリの実を大量に用意してから乗り込みたいところです。
楽に戦うならガブリアス、ゲンガーなどの攻撃能力が高いポケモンを用意した上で、手持ち平均レベル55以上が必要と思われます。
下っ端A「おのれ…時流の読めぬ子供のクセに…!」
下っ端B「そうよ!ボスはこの腐った世界を根本から直そうとしているのよ!
何故それが解らないの!?」
かごめ「それを本気で信じているんだったら、一緒に山頂に来てあいつが何をしようとしているのかあんた達の目で確かめろ!
自分が目を背けてきた現実を思い知る覚悟があるんだったらね!」
下っ端C「なん…だと…!?
…教えてくれ…君は一体、何を知っているというんだ…?」
下っ端A「馬鹿者!何を動揺している!
このような子供の言うことなど真に受けるな!
こいつは、ボスの…私達の理想を邪魔する者だ!!」
下っ端C「馬鹿はお前たちだろう!
…何故気付かないんだ…世界のためと言いながら、俺達が命じられてきたことが一体どんなことだったのか…!
ここまでついてくればその理由も解ると思っていた…でも、俺にはもうあのボスの考えていることが解らない!」
下っ端D「愚か者め…!
だが…敗北者である俺達にもお前を裁く権利はないのは事実…!
…俺は最後まで信じるぞ、後の歴史が、俺達のやってきたことを善と認めてくれることを…!」
かごめ「…歴史ってのは常に勝者が書くものだ。
あたしが本当の愚者と記されるような歴史が実現するのなら、まだ数倍マシだったかも知れないと後悔しても知らんからな…!」
下っ端C「だったら…せめて俺にも見届けさせてくれ。
君とボス…どちらのやっていることが正しいのか…それを見届けたい…!」
かごめ「着いてきたい奴は着いてくればいいよ。
その代わり…見物料を自分の命で購う覚悟があるなら、ね」
ギンガ団の中にも、自分のやっていることに疑問を持ち始めている者が要るようです。
カンナギ側へ抜ける道の前に陣取っている団員は、道中の野生ポケモンとの戦いで消耗したのか戦いを挑んできませんが…彼も自分たちがやってきたことに疑問を持ち始めているようです。
ボスが危険思想を持ち、その理想実現に暴走する姿はマグマ団・アクア団にもよく似ています。
ただし今回はそのスケールがけた違いに大きいのですが…。
テンガン山 山頂・槍の柱
♪BGM 天衣無縫(東方緋想天)♪
「遅かったわね…小娘ッ!」
かごめ「…!…あんた達は!」
「ンフフ…ここで最後の仕上げをボスが行おうとしている…。
悪いけど、あなた達はここで死んでもらうわ」
かごめ「マーズ…それにジュピターか…!
あんた達、あのボスが一体何をやろうとしているのか、解っているのか!?」
マーズ「知れたこと。
ボスはこれから、時間と空間の神を呼びだし…新たな理想郷をつくろうとしている!」
ジュピター「絶対的な悪による、悪のための理想郷。
この腐った世界を破壊し、我々選ばれしギンガ団が支配する世界のために!」
文「何を…!
アカギは、あなた達のことなど何も考えていないのよ!
自分以外のあらゆる総てを破壊する気なの!」
ジュピター「それが?」
文「…えっ…!?」
ジュピター「ンフフ…それに、その言い方は正確じゃないわ、記者のお嬢さん。
かの方は、総てを無に帰そうというの。
この世界に生きるもの…世界そのものを、リセットするのよ」
マーズ「そう…そして、アカギ様の望まれた世界が新たに生まれる…!
そこにはもうあたしたちなど不要。
ただアカギ様が正しいと思われたことが実現する、そのために私達は忠誠を誓ってきたの!」
下っ端A「そんなっ…!
あの演説は嘘だったというのか…!?」
下っ端B「…あたし達…今まで何のために…!」
ジュピター「…あらあら…困った子達ね。
負け犬のくせにぞろぞろとこんなところについてきて。
…安心なさい。消えてしまえば、そんな絶望感からも解放される…でも!」
マーズ「そうね、消える前に…。
かごめ…あんただけは新世界誕生の贄として、あたし達の手で直々に八つ裂きにしてあげるわ!」
ジュピター「二対一…それとも、一緒に戦ってみる、記者のお嬢さん…?」
「ちょおおおおおおおおおおおっと待ったあああああああああああ!!」
♪BGM 雲外蒼天(東方緋想天)♪
かごめ「…ジュン!あんたどうしてここへ…!?」
ジュン「決まってるだろう!お前へ借りを返しに来ただけだ!
それに…そこの幹部に対するリベンジをキめに来てやったんだよッ!」
ジュピター「あら、誰かと思えば…あの時の負け犬君ね…!
今度は泣かせてあげるだけじゃ済まないわ…あなた達三人とそのポケモン合わせて十余体…生贄の血には多過ぎるかしら?」
マーズ「関係ないわそんなの。
どうせ…みんな消えちゃうんだからね!!」
ジュンと組んでのマーズ&ジュピターとのタッグバトルです。
共通はドーミラー(44)、ゴルバット(44)、そしてマーズはブニャット(46)でジュピターはスカタンク(46)を繰り出してきます。
ジュピター「ドーミラー、光の壁!」
マーズ「こっちはリフレクターよ!」
かごめ&ジュン「うはwwwwwwwwwwwwwそれはないわーwwwwwwwwwwwwwwwwww」
流石にこのレベルになれば、いくらレベル50くらいあっても一発で落とすのは困難なドーミラー。
しかもヒキョウにもそれぞれ違った効果のバリアー張ってきます。
瓦割りを覚えさせておくと非常に楽です。
そしていさんで飛び込んできたはいいけど相変わらず相手より4レベル前後低いジュンの手持ち^^;
一応、ここでの戦いで珍種のゴンベを図鑑に登録することが出来ます。奴が持ってますので。
そしてバリアを展開し終えると姉さん方は何故かルーミアに集中砲火を浴びせてくる始末。
ルーミア「うー!うー!><」
かごめ「うわーこんなところでうー☆化するとかないわー…^^;
まぁ、元がカリスマキャラじゃねーから別にいい気もするけどさー」
文「いや笑い事じゃないでしょこの状況…^^;」
かごめ「しゃあない。相手の特攻低いとはいえ神通力何発も食らうと危ないしな。
行け、わんこ!」
いぬさくや「…かしこまりました、ごしゅじんさま(ぺこり)」
なので、いぬさくやに交代して火炎放射で焼き尽くします。
ゴルバットはかみなりのキバで落とし、残った厄介者2匹はジュンのゴンベ諸共に勇儀さんの地震で薙ぎ払って終了。
スカタンクもブニャットも長く生かしとくとロクなことしてきませんので…。
ジュピター「…お…おのれッ…!」
マーズ「悔しいッ…これだったら一人でやった方が良かったわ…!」
かごめ「お前頭悪ぃなあたしとこいつの腐れ縁はお前達即興タッグよりずっと強い
足並みもそろってないそのタッグ(笑)であたし達に牙をむくその浅はかさは愚かしい」
ジュン「( ̄□ ̄;)いやお前俺のゴンベ諸共に吹っ飛ばしただろ!!
…でもいいか、勝ちは勝ちだし」
文「それでええんですかあんたも^^;」
そしてジュンは「俺ももう戦うことはできない」と、こちらの手持ちを回復していなくなります。
残るは、何かの儀式を行うアカギのみです。
-経過-
チルノ(グレイシア♀) Lv43→Lv45 E:おまもりこばん
いぬさくや(ヘルガー♀) Lv49→Lv50 E:こわもてプレート
フラン(クロバット♀) Lv50→Lv51 E:かいがらのすず
ルーミア(ゲンガー♀) Lv52 E:こうかくレンズ
にとり(シャワーズ♀) Lv50 E:しんぴのしずく
ゆうぎ(ガブリアス♀) Lv50→Lv51 E:りゅうのキバ
(続く)