ポケモン対戦ログ(2010.2.12) その1


リリカ「…」
魔理沙「…」

リリカ「( ̄□ ̄;)あ、あれ!?これって一体どういうことなの!?
   何でこんなところ(前置き)に私達が!?」
魔理沙「え、えーっと…(机の上のメモを見る)
   あの詩人はマカーイ…じゃなくて魔界に行ってて不在、文はなんか帰ってくるなり真っ青な顔して寝込んじまったらしい…。
   なんでこの日メインでバトルした私達に解説しろってことらしいな」
リリカ「…なんかあったのかな…文さん」
魔理沙「確か「文々。」とか言ってたよなあいつ。
   見た目は文そのもんだけど、紫の式だって言ったよな?
   …そうなると実質紫と一戦やりあったって事になるわけだが
リリカ「う…うーん…当人の名誉のためにこれ以上は触れないのが無難かなぁ^^;」

魔理沙「っていうか狐の野郎も随分頭を捻ってるみたいだな。
   あの遊牧民と愉快な仲間たちとのは兎も角、アリス戦は既に語られているって聞いたぜ?
   再現度が高過ぎて(狐妄想との誤差がなさ過ぎて)わざわざ改めて触れるほどじゃないとも聞いたが…
リリカ「当初の予定ではいわゆる「三国志の裴松之注」みたいな感じでって考えてたらしいけど…。
   …というかみとりさん、この辺はメタ話っぽいけど禁止しないの?」
みとり「ジャッジでは一応白ということになるそうだからおk
リリカ「あっそ。
   まぁそんなこんなで、対アリスの大まかな展開は向こうに準ずるらしいわ。
   でも…」
魔理沙「ああ…ほんの十分そこいらであんなに平静を取り戻してたのはおかしい、って師匠も言ってたんだが^^;」
リリカ「というか私、記憶はあるんだけどどうやって指示したか実感がないのよね…最初の試合。
   私確かあの時アリスのベヒんモすを見て、逃げようとしてかごめさん達に掴まって…うーん、それからユルールさんと試合をするまでの記憶がはっきりしないんだけど…^^;」

リリカ「とまぁそんな感じですが、私達の記憶もあるんでアリス戦に関しては異聞・異説としてご了承くださいね。
   それと翌日の対戦も一緒に触れるんだけど…実はメモが残ってないらしくて…うろ覚えでさらっと触れる程度なので当事者の方々はサーセンwってことで^^;」
魔理沙「マジかよ…こないだのも抜けが随分多くて後で指摘を受けて直してたしなぁ」
リリカ「あとコーディのニックネームは現在のモノに準じますのでそのあたりもよろしくです^^ノ」
魔理沙「あ、私の指摘無視なんだな…ふーん…」




ラウンド1
自分(リリカ)
コーデリア(ネオラント@湿った岩)、ミニッツ(マリルリ@力の鉢巻)、こまち(ラプラス@ラムの実)、いく(カイリュー@湿った岩)、まりさ(ムウマージ@達人の帯)、みとり(ギャラドス@ソクノの実)
相手(ユルール)
アッシュ(ルカリオ)、ユーリ(クロバット@確か光の粉だったかも…)、スマイル(ヨノワール@後攻の尻尾)、ツララ(ユキメノコ@気合のタスキ)、シグマ(サーナイト)、ヒナ(ビークイン@食べ残し)


静葉「やっと、目指した形のひとつの完成形にたどり着いたわね」
さとり「そうですね…色々ハプニングはありましたが…。
   そもそも当初の予定ではそこの白黒が居る事自体想定外ですが
魔理沙「参加するんじゃない参加してしまうのが唯一ぬにの異変解決屋なのぜ」
さとり「…リニューアルしたパルパークに迷い込んで「アリスに捨てられて寂しいから拾って欲しいのぜ〜><」とかほざいて無理矢理くっついてきたのに…
魔理沙「おい馬鹿やめろ!
   その先は名誉棄損ということで天狗ポリスに訴えるんだぜ!!><」
さとり「一生借りるとか言いながら他人の物を堂々と居直り強盗したり、地霊殿に来た時ももののついでみたいに家探ししようとしたあなたが天狗ポリスに出向けば今までの罪を認めて出頭するのと同じでしょうが。
   ほら、見事なカウンターで返した。
   調子に乗っているからこういう目に遭います(にやにや)
魔理沙「う…うわああああんさとりがいじめるー!><
リリカ「あーはいはいコントはいいからバトルの準備しましょうねーまりさー?(#^ω^)」
魔理沙「…みんな結構冷たいんだぜ;;」

こいし「っていうか、橋姫ってどうなったん?」
さとり「…あとで勇儀さんが連れてったみたいだわ。
   まぁ、そのまま放置して地底をルサンチマンオーラの坩堝にされても堪らないし…勇儀さんなら彼女の扱いを心得てるし、そっちの方が安全かも知れませんね」


ユルール「よ、よし…気を取り直して行こう…!」

スマイル「(小声で)…ユーリ、気がついていたかい?
    観客席に、かごめが居るってことをね…ヒッヒッ」
ユーリ「当然だ。
   我が娘ながら抜け目がない…といいたいところだが、あいつの事だ。
   純粋に面白がって見に来ただけだろう
スマイル「ヒッヒッ…そうだよねぇ。
    もっともあの子の事だし、それとなく僕達の事を探ってはいるだろうけどねぇ…。
    君も大分気合が入っていたからねぇ…珍しく」
ユーリ「愛する娘の前だ、見栄も張りたくはなるさ。
   …その娘が見込んだ少女だ…無様な姿は見せられんな」
スマイル「ヒッヒッ…あとはうちのトレーナーの采配に期待、だね…ヒッヒッヒッ」

ひな「あ、向こうミニッツちゃんがいるよ!
  なーんかこんなところで知り合いに会うとちょっと安心するねー^^」
ツララ「そーだねー…さっきのベヒんモすとかいうの、ちょっとsYレなってなかったし…あとスキマとかいう人(?)とか^^;
   他の人(?)達もまともそうな感じだし、いい試合ができるかも」
シグマ「ふん、そんな悠長な事を言っている場合か。
   お前たちはあのミニッツの本性を知らなさ過ぎる。
   油断していると秒で地面に這いつくばる羽目になるぞ
アッシュ「ってもなぁ…タイマーさんの妹だし、少しは手加減してあげても…^^;」
シグマ「戯け!
   奴は我が契約主である早坂めぐみのパートナー…奴の力量と、敵に回した時の恐ろしさは我が一番知っておるわ!
   奴が出てきたら、素直に私に任せ引いておるがよい…!(そのまますたすたと立ち去る)
アッシュ「…そ…そんなになんかおっかないところあるんスかねぇ…ミニッツちゃん」
ツララ「うーん^^;
   私に言わせればシグマさんのほうがよっぽど…
アッシュ「ですよねー


こちらの先手は大妖精ネオラント。
向こうは触れないアッシュ兄さんからです。


♪BGM 「Butter-FLY」/和田光司♪

大妖精「それじゃあよろしくお願いしますねー^^」

ユルール「(可愛い子だなー…なんかこの子を含めて全員水着着てるのが少し気になるけど^^;
     ま、これはバトルなんだし、可哀想だけど…)
    アッシュさん!さらなるドラマーとしての高みを目指して会得した拳法の腕、存分に見せてください!」
アッシュ「うーん…こんな小さい子に暴力振るうみたいで正直気が引けるけど…了解ッス!
    なるべく痛い目に遭わせないように速攻で沈んでもらうッス!!」

アッシュはインファイトの構え!

大妖精「ひゃああ!><
   ちょ…ちょっと怖かったかも…」

アッシュ「( ̄□ ̄;)うわあ!なんか全然平気みたいッスよユルールちゃん!?
ユルール「( ̄□ ̄;)うっそーん!?
    あのリリカちゃんがわざわざ先手で出してくるから、何かあるとは思ってたけど…!
    というかテトラちゃんなみに打たれ強い…!?」

ユーリ「…馬鹿者どもめ…アレを見た目で判断するとは…!」
スマイル「ヒッヒッ…あの子妖精…いや、かなりの力を持った水精霊(ニンフ)だね…!
    アッシュの力とセンスも大したものだけど…ニンフは水そのものの化身、俄か仕込みの拳法で退けられる相手かねぇ…?」


リリカ「よーしコーディ、手筈通り雨を呼んで!
   今のあなたなら出来る筈…あなたが、バトルの流れを作るのよ!」
大妖精「は、はいっ!
   行きますよー…雨精“フェアリースコール”!」

大妖精は雨乞いの構え!
フィールドに雨雲が押し寄せ、にわかに雨が降り始めた…

ユルール「雨…?
    いけない!あの子もネオラントなら、この環境じゃ!」

リリカ「ふふん…それだけじゃないんだよねー…!
   コーディ、とんぼ返り!」
大妖精「了解です!
   風精“リバースシルフィード”!」

ユーリ「ユルール、アッシュを下がらせろ!ここは私に任せてもらう!」
ユルール「え…は、はいっ!
    アッシュさんこちらへ!」
アッシュ「えちょ…リーダー!?
    うーん…良く解らんけど頼みます!」

大妖精はとんぼ返りの構え!
ユーリにはあもり効いていないようだ…

大妖精はそのままリリカの元へ帰っていく

リリカ「ミニッツ!出番だよ!」
ミニッツ「解りました!」


〜観客席サイド〜

幽々子「あらあら〜、もう始まっちゃってるわね〜。
   あんたがもたもたしているからよ、紫?」
紫「だってアリスちゃんがごねるから仕方なかったのよ〜^^;
アリス「…やかましい私のせいにするな。
   というか、偵察なんて趣味じゃないから行きたいならあんた達だけで行けって言ったじゃないの。
   こないだの私とは違うし、そう何度も後れは取らないわよ」
紫「そうやってすぐに相手を食ってかかる浅はかさは愚かしいですわ。
 孫子いわく、敵を知り己を知らば百戦危うからず、よ」
幽々子「かごめちゃんだっけ?
   彼女も、色々用事があっただろうにしっかりさっきのを見に来ていたみたいだしね。
   ああいうマメさはもっと見習うべきだと思うわ^^」
アリス「…余計なお世話よ」

幽々子「(小声で)本音のところは?」
紫「(小声で)この子も興味津々だったけど周りの目の手前わざと興味のない振りしているのがミエミエ。
 仕方ないから私が駄々をこねてあげて行く理由を作ってあげたというのが真相よ♪」
幽々子「(小声で)あらあら〜…流石東方キャラ二次設定における最強クラスのツンデレと関心するけど何処もおかしくないわね〜^^」
アリス「聞こえてるわよあんた達(#^ω^)
   …っていうかあのウサギコスプレ…やっぱり出してきたわね」

紫「(コスプレ…ねぇ。
  確かに気も人間に近いけど、実際は月兎の末裔か、その先祖返りっぽい感じだけど)」
幽々子「(あらあら困ったわ…人間のほうが濃そうだけど、血の匂いが兎っぽいから食欲が…^^;)」


ミニッツ「(ぞくっ!)…な、なに今の寒気??^^;」

ユルール「おっとこの大事な局面でよそ見をするその浅はかさは愚かしいです!
    ユーリさん!例の技でまずは相手の動きを止めちゃってください!!><」
ユーリ「…アレか」

スマイル「(テレパシー)(ヒッヒッ…本当に言う通りやる気かい…?)」
ユーリ「(仕方あるまい…私も、余り巧くいくとは思えんが)」
スマイル「(ヒッヒッ…だよねぇ。
     この子は狂気を操る月兎の先祖返りだからねぇ…)」
ユーリ「(巧くいけば儲けモノだがな)
   …ミニッツ…私の目を見るがいい!」
ミニッツ「…っ!」

ユーリは魅了凝視(メロメロ)の構え!
ミニッツはメロメロ状態になった!

リリカ「しまった!その技は…!」
ユルール「やったぁ!^^
    そっちはどう見ても女の子ばっかり…ユーリさんはかつて“闇の森の貴公子”と呼ばれた吸血鬼真祖さんで、尚且つ私達の世界における大人気ヴィジュアルバンドのリーダーさんです!
    このひとの歌声とヴィジュアルに魅せられない女の子なんていませんよ!

かごめ「(観客席に居る)…娘のあたしにゃそんなもん効きやしないんだけどね…^^;」
勇儀「(観客席に居る)それじゃああたしやリリカに効かないのはなんでなのぜ?^^;」
かごめ「あー、アレにはちょっと穴があってねえ…。
   元々精神攻撃得意な方じゃないし、しかも多分ポケモンの技として使ってるから、いま元の姿に戻っている姐さんや人間っぽいのには効かんでしょー。
   それでなくても同性と、同じ血族と、精神攻撃耐性の強い人と、父さんよりも強い力を持ってる人には効かんから…あたしはもちろんリリカもふたつ目、姐さんは多分最後の条件だと思う」
勇儀「ふーん」

ユーリ「(ふ…その通りとはいえ我が娘ながら容赦がない物言いだな…。
    さて…巧く効いてくれたか…?)」
ユルール「よーし、これで動きが封じられてくれればこっちn」

ミニッツの瞳が紅に染まるッ…!

♪BGM 「狂気の瞳 〜 Invisible Full Moon」(東方永夜抄)♪

ミニッツ「…忘れちゃいました、ユーリさん?
    私にそういう攻撃が効きにくいってことを…!
ユーリ「(ちっ!予想はしていたがやはりッ…!)」
ユルール「( ̄□ ̄;)え!?なに!?なんなの一体!?」
ミニッツ「あなた相手にこれだけの隙が出来たチャンス、逃すつもりはない!
    落ちろッ、天狼凍牙拳ッ!!」

ミニッツは冷凍パンチの構え!
破壊力ばつ牛ンの一撃!

ユーリ「…見事…!」
ユルール「( ̄□ ̄;)ギャーユーリサーン!!
スマイル「(ヒッヒッ…予想できていたとはいえ、これは失策だったねえ…)」

大妖精「す…凄い…!
   あのひとどう見ても吸血鬼っぽいのに…それを一撃で!」
リリカ「…吸血鬼も万能じゃないって当の本人(かごめさん)も言ってたっけ。
   光の粉持ってたみたいだけど、当たってしまえばこっちのもんだね!」



メロメロ食らって攻撃できなくなる率は50%と高いものの、攻撃にさえ出れれば流石に力持ちからの冷凍パンチで一発です。
後で知ったけど光の粉を持っていたのでかわされたらそれはそれで悲惨だったかも知れませんが…。

続けて出て来たのは後に難物として対応に悩まされるサンタ見習いユキメノコ。
こまっちゃんに交替して対抗しようとするも、一体どういう発想が働いたのかかみなりを持ってやがって、あわや一発で落とされかける羽目に…。
まぁ雨パ組むって話はだいぶ前からほのめかしてたから対策はされて当たり前という気がしますが…どうなんだろそのへん^^;



幽々子「…それにしても鬱陶しい雨ねえ…何時から降ってるのかしら」
アリス「雨…?
   まさかこれって…ねえ紫、この雨、何時からどう降って、どのくらい時間が経ってるか解る!?」
紫「私達が来た頃には既に降っていたと思うけど…事情通が向こうに居るようだし、聞いてみる?^^」
アリス「…何よその意味深な笑い方…。
   別に気にはしないわよ。
   彼女達最初からいたっぽいし、それだったら彼女たちに聞けば早いってことで何処もおかしくないじゃない
紫「それでは遠慮なく^^
 (スキマを開く)御機嫌ようかごめさん」
かごめ「何か用かな」
紫「この雨、どういう経緯で何時から降ってたかお教えくださらないかしら?
 宅の可愛いアリスちゃんがどうしてもって^^
アリス「あんた一言余計よ!!><」
かごめ「流石に気になるみたいだな。
   教えない、と言っても面白そうだが…このバトル開始後手から、かれこれ6ターン目になるね」
アリス「(6ターン目…ですって?)
   そう…ありがとう」

アリス「…雨パか…あいつの構成…。
   カイオーガが暴走している気配もなければ、雨要員は足の速いポケモンに湿った岩をセット、かしらね。
   だったら見る必要なんてなかったかも知れないわね…!」
紫「(さて…果たしてそうかしら…)
 かみなり持ちのユキメノコ…先程の立ち回りを見る限りではこの対戦を意識したものではないようですけど…」
幽々子「…あら?
   リリカ達の側のあいつは…」


魔理沙「よーし…小町がやられたんだったら、電気耐性がニュートラルな私の出番ということで何処もおかしくないぜ!
   私に任せな、リリカっ!」
リリカ「解ったわ、お願いね魔理沙!」



アリス「( ゚д゚ )」



「( ̄□ ̄;)魔理沙ああああああああああああああああああああああああああ!!?
なんであんたがこんなところに居るのよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!??」




♪BGM 「夜が降りてくる(緋想天ver)」/U2♪


魔理沙「( ̄□ ̄;)あ、アリスっ!?」
リリカ「うわあ…めんどくさいタイミングでめんどくさいのが出てきたなぁ…。
   …まぁ遅かれ早かれあの反応を見ることにはなったんだろうけど…^^;」

アリス「ちょっとこれどういうことよ何で魔理沙がリリカなんかと一緒に居るのよ!!?
   解ったスキマね!スキマ妖怪が全部悪いのねそうでしょうこの諸悪の根源!!!><
紫「( ̄□ ̄;)ちょ!そんな何でもかんでも私のせいにされたって困るわよ!
 というか私も経緯知りたいくらいよ!
 そもそもあなた、最後フスベの龍の穴で会ってそれっきり音信不通だって自分で言ってたじゃない!!」
アリス「だってだってだってあそこに居るってことはどー考えたってあいつポケモンとしてリリカの手持ちででてるよね!?
   しらばっくれても無駄よ私がこうやって大騒ぎするのを面白がって見る為にわざと黙ってやがったわね!
   この馬鹿!馬鹿!少女臭!!><
紫「ええいもう煩い!!><
 こんなかでちょっとヒットした頭冷やしてなさい!!(アリスの足元にスキマを開く)」
アリス「( ̄□ ̄;)きゃああああああああああ!!
   ち、ちくちょう板垣死すとも自由は死s(スキマが閉じる)」

かごめ「…^^;」
勇儀「…^^;」
リリカ「…^^;」
ユルール「…^^;」
さとり「…^^;」
こいし「…うわあこれはすっごい微みょんな…^^;」

紫「…あ…あらあらお騒がせしましたわ皆さん^^;
 これで静かにさせたのでどうぞ続きを
幽々子「紫ぃ…お前それでいいのか…?^^;」


魔理沙「…まあいいぜ、今はこっちの方に集中しないとな!」
ユルール「(はっ)そ、そうだ呆けてる場合じゃない!
    ツララさん、ひなちゃんに交代!」

♪BGM 「恋色マスタースパーク」(東方永夜抄)♪

魔理沙「誰が相手だろうが関係ないぜ!
   師匠…久しぶりにあんたの技、使わせてもらうぜ…夕恋“トワイライトスパーク”!」

魔理沙はシャドーボールの構え!

ひな「( ̄□ ̄;)わああああ!?」
魔理沙「(…!?…っ…なんだ、この疲労感…?)」


かごめ「…プレッシャーか」
勇儀「プレッシャー?」
かごめ「一種のオーラを常に放出し、攻撃してきた相手の技のパワーポイント(PP)を、普段の倍消費させる特性。
   ミュウツーや伝説の三鳥など伝説系に多い特性だが…成程、あのハチっ子腐ってもミツバチの女王候補か」


リリカ「…そう言えばビークインやサマヨールもその特性だったっけ…!
   長期戦は不利だけど…向こうも持ち物食べ残しかぁ…参ったな〜」
魔理沙「だったら弱点火力で一気に吹っ飛ばす!
   相手は虫タイプの他に飛行タイプを持ってるから、アースライトレイが入れば多分一発だ!
   リリカ!雨が止むまであとどのくらいだ!?」
リリカ「…!
   魔理沙、このターンが最後よ!」
ユルール「…最後…?
    そ、そう言えば天候変化は5ターンまでなのに…なんで8ターン目の今も降ってるの!?
魔理沙「嬢ちゃん、悪いけどその理由はあとで考えな!
   これで確実に落とす!食らえ、光符“アースライトレイ”ッ!!」

魔理沙はかみなりの構え!
破壊力ばつ牛ンの一撃!

ひな「…きゅう><」
ユルール「( ̄□ ̄;)うわあああああ!!一撃で!?

雨が降りやんで静かに雨雲が引いていく…

リリカ「(止む前にもう一体くらい何とかしておきたかったけど…あのユキメノコが想定外だったな…)
   魔理沙、まだいける!?」
魔理沙「…あいつの特性でちっとばかり疲れたが…問題ないぜ!」

ユーリ「アッシュ、油断はするなよ。
   あの娘は魔法使い…恐らく人間だが、今は一時的に不死化の呪法を使っているようだ
アッシュ「ど、どういう事ッスか!?」
スマイル「ヒッヒッ…僕みたいな完全不死化じゃないけど…今のあの子にも格闘技の類は効かないよ…ヒッヒッヒッ…!」
アッシュ「成程、要はゴーストタイプっスね!
    もう油断はしないっス!行くッスよー!!」

アッシュはサイコキネシスの構え!

魔理沙「(通常天候時のかみなりの命中率は70だっけ…だが、交代している暇はないッ!)
   当たってくれよ…光符“アースライトレイ”ッ!!」

魔理沙はかみなりの構え!
凄まじい衝撃の余波でアッシュは体が痺れて技を出しにくくなった!

アッシュは麻痺のため体が動かない!

アッシュ「ぐわっ…体がッ…!」
魔理沙「運がなかったな狼男!これで終いだぜ!」

魔理沙は再びかみなりの構え!
アッシュをズタズタにした!

ユルール「(呆然)」
スマイル「ヒッヒッ…気持ちは解るけど、命中70ってなんだかんだで当たる事の方が多いんだよねえ…ヒッヒッヒッ。
    仕方ないね…僕が行こうか…ヒッヒッヒッ」

リリカ「(ヨノワール…!
    これ以上魔理沙に無理はさせられないわね…)
   交代よ魔理沙!雨を降らせる!」
魔理沙「…ちっ…仕方ねえな。
   後は任せるぜ!」

♪BGM 「黒い海に紅く 〜 Legendary Fish」(東方緋想天)♪

衣玖「ふむ…私の出番のようですね。
  この土曜の夜の舞台、私が華麗に彩りましょう!」


ユルール「(はっ)え、えーっと…私いったい…?」
シグマ「先程といいお前という奴は…。
   こちらは既に半分が戦える状態ではない。
   気合を入れて行かぬとこのまま終わってしまうぞ!
ユルール「( ̄□ ̄;)ははは、はい!解ります解ります!!
    で…でもあの使いさんならそんな大したことは…」
シグマ「戯け!
   お前のその楽天的な考えがこの状況を作ったのだぞ!」
ユルール「解りました解りましたってだから電撃やめて!!><
    スマイルさん!あの技でお願いします!!」

スマイル「ヒッヒッ…確かに、それが一番有効そうだねえ…!
    さて…僕のトリック、見破れるかねえ…ヒッヒッヒッ!」
衣玖「(何のつもりかしら…?)
  来なさい、雨雲…“羽衣は空の如く”!」

衣玖は雨乞いの構え!
雨が降り始めた!

リリカ「よーし、ヨノワールなら越されることはない!
   衣玖さん!例のアレで華麗に決めちゃってください!」
衣玖「了か…」

衣玖「(何…?体が妙に重い…?
   馬鹿な…これは一体)」
スマイル「ヒッヒッヒッ!
    これは一体何だと思う…妖怪のお姉さん…?」

スマイルは霧を放つ石を手に持っている…

衣玖「なっ…!まさか!
  (腰に目をやる)…これは…後攻の尻尾!?何時の間に!」
リリカ「まさか…トリック!?」
ユルール「ご明答!^^
    さー、先手さえ取れればこっちのもの!
    スマイルさん、かみなりパンチ!」
リリカ「…電気技はドラゴンタイプで相殺できる…後は根競べと技の破壊力の勝負!」
衣玖「その通り!
  ならばその一撃を耐え、華麗に反撃するのみ!」

スマイルはかみなりパンチの構え!
衣玖には余り効いてないようだ

スマイル「(…ちぇ…結構タフだねえ…!)」
衣玖「ふ…雷を操る私に対して雷の技で対抗しようとは…!
  本物の雷の操り方、お教えしましょう!」

衣玖を中心に巨大な雷雲が渦を巻く!

ユルール「( ̄□ ̄;)うわあまただー!
    でで、でもスマイルさんなら何とかッ…!」
衣玖「そう何度も何度も耐えられていては沽券に関わりますので全力で行きますよ!
  雷雲“玄雲界の雷庭”…」


「サタデーナイトフィーバアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」


衣玖さんのサタデーナイトフィーバー!
致命的な致命傷!

スマイル「ぐおっ…!
    …ヒッ…ヒヒヒッ…これは…堪らないねえ…」
リリカ&こいし&魔理沙&幽々子「キャーイクサーン!!!!^^^^
衣玖「くっ…やはりなかなかの防御力、巧くいかないものですね…」

シグマ「(何という凄まじい雷撃…!
    我が全力の一撃にも匹敵するやもしれぬ…ラゴラの言う事も当てにならぬな…!)」
ユルール「うわあああああああああんこのままじゃスマイルさんまでー!!
    どどどどうしましょう〜!!><」
ツララ「落ち着いて!
   あのひとドラゴンタイプで飛行もあるから、先手100%取れるなら…代わって、スマイルさん!」
スマイル「し、仕方ない…頼むよ…ヒッヒッ…」

ツララがユルールの元から飛び出してきた!

衣玖「…誰かさんが言ったかも知れませんが…このタイミングで出てきた以上、誰が出てきても同じ事ッ!
  食らいなさい!龍魚“龍宮の使い遊泳弾”ッ!!」
ツララ「…っ!
   きゃあああああああああ!!」

衣玖は流星群の構え!
致命的な致命傷!

ツララは気合のタスキで持ちこたえた!

衣玖は技の反動で特攻が大きく下げられた…

衣玖「(…惜しいですね…やはり持ってましたか…!
   彼女は見た感じ氷タイプ、今確実に先手を奪われる以上は…)」
リリカ「(…まして特攻も大きく削られた…残念だけどどうにもならない…!)
   衣玖さん、下がって!
   ミニッツ、あの子は任せるわよ!何とかここで倒して!」
ミニッツ「解りました!任せてください!」



この後交代時に妖しい光を食らうものの、ミニッツのアクアジェットでツララがなんか仕出かす前に叩きのめして相手にシグマ様登場。
流石に力持ちだと混乱の自滅ダメージが大きいため、途中で特攻が元に戻った衣玖さんに交代するもチャージビームで特攻の上がった状態でのサイコキネシスで撃ち落とされてしまいます。

しかし、交代で出て来たみとりがこれを沈め…残りは一体、スマイルのみ。
ギガインパクトの反動中にかみなりパンチを受けてみとりも沈められ、魔理沙も達人の帯を奪われるなどひと悶着ありましたが…。



小町「あんたも頑張ったけど…そろそろ幕引きにさせてもらうかね!
  死歌“八重霧の渡し”!!」

小町は波乗りの構え!
スマイルを船で轢き倒した!!

スマイル「…ヒッヒッ…無念だね…(がくり)」


ユルール「(ベンチの隅っこで暗い表情のままうずくまっている…)」

シグマ「…全く情けない…。
   例え敗北しても、どこぞのかごめの様に虚勢くらい張ればよいものを…」
ユーリ「…そう言ってやるな。
   それにアイツは特殊だから比べる方が可哀想だと思うしな
アッシュ「そ、それも大概な言い草ッスね…^^;」



かごめ達観客の控室
しかしそのベッドには何故か真っ青な顔をしたリリカが横たわって、るりの魔法治療を受けている…


かごめ「よお、巧くいったじゃないか」
リリカ(?)「いやー、一時はどうなるかと思ったけど…」

そのリリカらしい少女はウイッグとカラーコンタクトを外す…

レミリア「…恐らくはさとりと秋静葉、永江衣玖以外は気づいてなかったんじゃないかしらね。
    ま、今のこのことくっついてきたスキマとかも解らんけど」
紫「(ドアにスキマを開いて登場)あら、やはりばれましたか^^;
 確か彼女は酔いつぶされてたと思ったので、おかしいとは思いましたが」
かごめ「境界操作と第三の目の応用で、リリカの記憶の一部と性格を背格好の似たレミリアに転写して見たわけだが…まぁ巧く行ったようだな。
   …原因はあたしだしな^^;;」
レミリア「私もこれから指令塔になるんだから、予行演習としてはまずまずの成果だと思うわ^^」
かごめ「あとは今のレミリアの体験を境界操作でリリカの記憶に植え付ければ大丈夫だな。
   おいるり者、そいつ目を覚ますまであとどんくらいかかりそう?」
るり「20分あれば大丈夫そうね。
  …というかさ…その場のノリは解らんでもないけど少し自重しなよかごめ者…」
かごめ「悪ぃ悪ぃ^^;
   けど、あのベヒんモすを見たら酒でも飲んでなきゃ逃げ出しちまうだろ、こいつ。
   …つーわけだゆかりん、悪いけどアリス達にもう少しヒマ潰しててくれって伝えてもらえないかい?
   出来れば向こうの頭の良さそうな連中に、この件の説明と了承取りも願いたいのだが…(と八海山の千寿を手渡す)」
紫「(受け取った千寿をスキマに仕舞う)魚心あれば水心、承りましたわ。
 さて…あのヒットしたアリスちゃんの始末、どうなったかしら」



アリスの控室

♪BGM 「砕月」(東方萃夢想)♪

アリス「…うー…(真っ青な顔のままスマキにされている)」

藍「く…くそ…やっと落ち着いたか…!
 まさか本気で暴れたこいつがこんなに恐ろしい奴だったとは…!
永琳「…もし妹紅が暴れだしたらと思って念のため持ってきた蓬莱人用の鎮静剤3本、全部使う羽目になるなんてね…。
  もしもの時は頼むわよ、慧音」
慧音「お前妹紅をなんだと思ってるんだ…(#^ω^)
  しかし、いきなりスキマが開いてアリスが落ちてきたらいきなり半狂乱で暴れだすとか…一体何を見て来たんだ彼女は?」

てゐ「霧雨魔理沙だよ。
  あいつ、よりにもよってリリカの手持ちに居たよ…火力馬鹿のムウマージだ」

慧音「お前何時の間に何処へ…って、魔理沙だと!?
  あいつはフスベの龍の穴でアリスとタッグを組んで以降、消息不明だと聞いていたが」
永琳「なるほどねえ…魔理沙が何の前触れもなく敵側に居たら、平静で居れるようなタマじゃないわね。
  となると、このまま気付けしても、トレーナーとして十全に指示できるかどうか」

藍「(テレパシー受信)…あ、紫様…アリスですか?
 下手に気付けて動かせるような状況ではないようですが…はい。
 …そのくらいなら朝飯前ですが…はい、了解です」
永琳「…何か指示でも?」
藍「私の変身能力と、飯縄権現憑衣の応用で私がアリスの代行をしろ、だそうだ。
 向こうも結局酒で潰したリリカの復活は間に合わなかったようだ」
幽々子「(部屋に戻ってくる)あら、微妙に雰囲気が違ったと思ったらやっぱりあれ、偽物だったのね。
   あの背格好と微妙な仕草…中身はレミリアちゃんあたりかしら?^^」
慧音「その辺の詮索は良いだろう。
  向こうもそういう事をしていたのであれば、こちらの事情も酌んではくれるだろう。
  …頼むぞ、藍」

藍は複雑な呪文を唱え、魔力を解き放つ…
光に包まれ、次の瞬間そこにはアリスの姿となった藍が現れた

藍「姿はこれでよし…あとはアリスの魂を一時的に移しとり、私の感情で制御する。
 なに、巧くやって見せるさ。あとは「アリスの采配」を信じて存分にやってくれ」