ポケモン対戦ログ(2010.2.12) その2


かごめ「さてまぁ、ここからは気を取り直して我々が解説しようか」
るり「………あれ?文さんは?」
かごめ「…暫くそっとしておいてやってくれ…。
   でも、本音言うと自業自得って気がしなくもないけどな」
るり「それを言っちゃうとねえ…。
  せめて範馬勇次郎か、全霊圧解放状態の更木剣八くらいの戦闘能力があれば、って気もするわ^^;
かごめ「…あの連中なら確かに殺れそうだな^^;」

るり「そう言えばさー、例の人のスカウトはどうなったん?」
かごめ「まぁ了承取れたはいいけど、崩壊寸前の肉体だったからもうどうしようもなくってな。
   仕方なかったから紫とさとり呼んできて、三人がかりで境界操作してヒトカゲの卵に魂を移し替えるしかなかったわけよ」
るり「さ、三人がかり!?( ̄□ ̄;)」
かごめ「それでも元の魔力が大分削られちまって、あたしの目測では本来のパワーの80%まで再現できれば御の字、ってとこかな。
   まーでもあのタイプはチルノだとかに似てるから、とんでもねータイミングでどんな爆発力を発揮するかも解らんが」
るり「やりそうで怖いのよね…全身全霊燃え尽きた後に、油断はあったと言え死神を返り討ちにするような人(?)だし…^^;」


かごめ「先にリリカも言ったけど、もう大まかなところは触れられてるしシーンハイライト見ながらの座談会形式で触れておく事にしようかと。
   本音言うと大将にも雰囲気だけ掴んでもらえるよう参加してもらいたかったところだが…」
るり「だが…何よ」
かごめ「勇儀姐さんと意気投合して呑みに行っちまったんだよな…幻想郷に…^^;
るり「うっわ、なんかその光景が目に浮かぶようなんだけど^^;」
かごめ「仕方ないからヤケに絡みたがってるカエルを呼んできたわけだが」
諏訪子「カエルとか言うな祟るぞ(#^ω^)
   けどあの世界、別時間軸で旅した事もあったけどさー、私も神奈子も秋神姉妹も厄神も、本来の力を発揮してたかって言われると微妙ではあるけどねー。
   そこがまた面白いんだけどね^^」
かごめ「そりゃあ力の出し惜しみ…ってわけでもないのか」
諏訪子「私や静葉みたいな土地神は宿る土地の霊力がないと、神奈子や穣子のような信仰を集めるタイプの神は信仰を得られないと本来の力を発揮できないからねー。
   雛は特殊だけど後者に近いね。
   とりあえず今の静葉は、体の中に結界を張って山とリンクしてるから活動できるけど、本来の力の5割も発揮できればいい方だって言ってたねー」
るり「へぇ、神様って言うのも意外に不便なのね」
諏訪子「というか幻想郷来たての頃、神社の土地が山に馴染むまでロクに私は活動すらできなかったからね。
   今では大分力を取り戻せたけど…神奈子と一戦交えた時を全盛期とすれば、もうどうあがいてもその六割も力を取り戻せればいい方かなぁー」
かごめ「六割なくてもあの弾幕放てるのかあんた…^^;」
諏訪子「別の要因もあるけどね。
   …まぁいずれ語る時が来るかも知れないけど…あんたが早苗を救ってくれたお陰で、もしかしたらそれ以上の力を出せる日が来るかもね^^」
るり「(かごめ者幻想郷で何やってきたの一体…^^;)」


かごめ「まぁ無駄話はここまでにして本題に入ろうか…とりあえず酒でも飲みながら(スキマから真澄の一升瓶を取りだす)」
諏訪子「お、話解るじゃん^^
   酒っつーとさ、新潟は隣県だから行った事はあるけど…寒梅と雪中梅は質落ちたとか言うからちょっと悲しいよねー」
かごめ「今だとひょっとしたら鮎正宗の方が上かも知れんねえ。
   ところでるり者、つまみの用意はまだかね?」
るり「自分でやれ自分で(#^ω^)」



自分(リリカ)
コーデリア(ネオラント@湿った岩)、ミニッツ(マリルリ@力の鉢巻)、こまち(ラプラス@ラムの実)、いく(カイリュー@湿った岩)、まりさ(ムウマージ@達人の帯)、みとり(ギャラドス@ソクノの実)
相手(アリス)
てい(ミミロップ@火炎玉)、うどんげ(サーナイト@光の粘土)、きもけーね(ヘラクロス@かえんだま)、もこう(ウインディ@オボンの実)えいりん(ハピナス@食べ残し)、かぐや(ケッキング@ラムの実)


かごめ「相手の先手は新参ホイホイだっけ?」
諏訪子「ってもふたり、っつーか二羽ほどいるようだけど」
るり「何て言い草だこいつら…^^;
  確か“鈴仙”って呼ばれてたけど、登録されているニックネーム違ったような」
かごめ「お、知らんのか。
   奴はそれぞれ違う連中からの呼ばれ方を名前にみっつ並べているんだ、確か。
   “鈴仙”は確か元の名で通称名に近く、“優曇華院”は永琳が、“イナバ”は輝夜がそれぞれつけた名前だ。
   それみっつ重ねてるから、どれがファミリーネームなのか混乱を招く事も稀によくあるらしい」
諏訪子「つーかアレだ、ファミリーネームはないのにファーストネームとミドルネームとさらにその上字(あざな)を付けてるようなモンね」
るり「そうやって冷静に分析すると意味不明ねぇ…」

かごめ「話は脱線したが…。
   この時点ではほぼ構想通りのパーティに完成してはいたんだけど…まぁ、色々手を出していたから安定度がねー」
るり「それでも十分機能してたと思うけど」
かごめ「まぁ、本格的な実戦とか思わないで、むしろ好きなだけ失敗して来いとは言ったが。
   これで何かがかかっているとか、最終最後の戦いとかそういうわけでもないからねぇ。
   むしろ誰かが異変を起こしている最中のヒマつぶしの一環程度に思ってもらえりゃいいと思うし」
諏訪子「ほう、そういう意図もあったんだね。
   まぁ一度異変に絡んで表に出てきちゃうとそれっきりな危険人物も多いしねぇ。
   妹様とか妹様とか妹様とか…」
かごめ「おい馬鹿やめろ。
   この話題は早くも終了しして本編へ行くべきそうするべき」
るり「(自分で振ったくせに…)」



アリス(in藍)「(サーナイト自身の火力は高いけど、雨パの先発に出すってことはそれなりに耐久力も振っている筈。
        物理型か特殊型か読み外すと痛いけど…)
       鈴仙、リフレクターよ!」
鈴仙「了解!」

鈴仙はリフレクターの構え!

リリカ「(うわ…そう来たかー…。
    散々ミニッツを活用してきたから流石に物理の方を警戒してきたみたいね。
    けどまぁ、特に支障はないんだけど^^)」
大妖精「(緊張気味)と、とりあえずどうしましょうか?」
リリカ「気負うことはないわ、コーディ。
   あなたの友達(チルノ)のバカげた活躍ぶりを聞かせた通り、もう妖怪も妖精も人間もあまり関係ない。
   …むしろ、チルノみたいにもっと自分の事、信じていいの!」
大妖精「は、はい!」



かごめ「とりあえず雨を降らせ、蜻蛉撃って交代。
   ここまではセオリー通り…といいたいところだが、相手の性質的にこのまま滝登りでごり押しかけるほうが良策だったんじゃないか、ってのが正直な感想だな。
   リフレクターのある環境下でどれほど効果的か解らんが…同じ逃げるならあやぴか飛んで来てから逃げてもまぁよかったかな、と。
   素早さは特性で倍になってるから、怯んでくれればまた違った戦いも出来たろうし」
諏訪子「かもね。しかも交代が魔理沙(ムウマージ)というのもちょっとね。
   そもそもサーナイトの特防はアホみたいに高いし、必中の恩恵があっても不一致かみなり麻痺3割狙うというのはねー…。
   第一、鈴仙の特性はシンクロなんだから、下手に麻痺させようものなら目も当てられないよ」
かごめ「結論から言えば、ここの蜻蛉は結果論でも何でもなく、本当に早計だったと思う。
   あの子攻撃Uで攻撃極振りしてるし、蜻蛉のダメージを見る限り一致滝登りでも同じくらい叩きだせる筈。
   まぁ…リリカもあとでこれは失敗だった、って言ってたし」



魔理沙「う…う〜ん…アリスがひとりアリスがふたり…><(←混乱中)

リリカ「(うっわ〜混乱してなんか良く解らない事口走りだしたよこいつ…^^;
    …でもどうしよう?
    混乱は引っ込めればどうにかなるけど、そうするといくら湿った岩の恩恵があっても時間の無駄だし…それに)」

てゐ「〜♪」

リリカ「(…あの兎詐欺、何処からどう考えたってロクな事をしてこないのは確定的に明らか。
    それにミミロップはパーティメンバーの大半より早いし、何を仕出かしてくるか様子を見る意味でも交代は得策じゃない。
    魔理沙には悪いけど…!)
   魔理沙!聞こえてたら瞑想!集中力を高めるのよ!」
魔理沙「う…う〜ん…瞑想、瞑想ね…。
   えーっと…儀符“オーレリーズサン”…」

魔理沙がスペルカードを構えるとその場に魔力を持った球体が召喚される…

永琳「あれは…確か」
アリス「火力馬鹿の魔理沙のスペルとしては珍しい、魔法詠唱支援型のスペルね…!」

魔理沙は瞑想の構え!
魔理沙の特攻と特防がアッポした!

アリス「(あーむかつくむかつくむかつく!
    混乱しているクセにリリカの指示はしっかり聞いているのね!!
    そんなに私よりあんなちんちくりんのほうがいいんだ!魔理沙のロリコン!!><)」
藍「(あーはいはい落ち着いて〜^^
  今は落ち着いて手筈通り指示を出せばいい)」

アリス「…最早問答は無用、いかなる理由があっても対戦相手のポケモンとして私の前に立った以上、それ以上でもそれ以下でもないわ。
   てゐ、解っているわね…?」
てゐ「あーはいはい、アレね^^
  (おーおー、八雲藍が感情制御しているとはいえ、おっかない事。
   ま、下手にヒットした状態で出てこられても私らが困るから丁度いいんだけどね)」

てゐ「あらよっと♪
  …さて、効果の方はいかほどに…およ、こいつは達人の帯ですか〜ふむふむ。
  敵弱点火力の底上げして、ただでさえおっかない火力馬鹿の火力をさらにアッポする、ですか。
  おお、こわいこわい^^」
リリカ「え…?
   ま、さか……!」
魔理沙「…んお?」

魔理沙は反射的に腰のあたりに手をやって何かに触れる…


魔理沙「……!!……ぎゃああああああああああああああ!!( ̄□ ̄;)


ターン終了と共に火炎玉の効果で魔理沙は火傷状態になった!


リリカ「…す、すり替え…またこのパターンなの…?><」
てゐ「m9(^Д^)プギャー!!!
  サポシ黒魔涙目乙wwwwwwっうぇwwwwww
魔理沙「あちちっ…!
   この兎詐欺ッ…!それ返しやが…うおわっ!?」

魔理沙はてゐの仕掛けていた石ころに引っかかって転んでしまった!

てゐ「まだ混乱続いてるんじゃないの〜?
  鬼さんこちら〜手のなる方へ〜♪^^^^^^^^」
魔理沙「うぎぎぎぎ…この野郎ッ…!!」

アリス「…てゐ!遊んでないでこの隙にあいつが自由に動けないよう、アンコールで行動を縛るのよ!」
てゐ「(成程、リリカの性格上様子見で積み技使うところまで読み切って、かね…。
   師匠の受け売りかあの半白沢の入れ知恵か知らんけど…流石の私もそこまでは思いつかないねぇ…こわいこわい^^)
  ほらほら〜♪
  今の調子でもう一丁!アンコール!アンコール!!^^

リリカ「(にやり)…何の真似かな〜?^^」

しかしてゐのアンコールは巧く決まらなかった!

てゐ「( ̄□ ̄;)なんですと!?」
リリカ「過信したね馬鹿兎!
   混乱して攻撃に失敗すれば、そのときの選択技はアンコール対象にならないってことを知らないの〜?^^」
アリス「(…くっ、忘れてたわ…つまらないところでミスを!)」



かごめ「怪我の功名というかねぇ…。
   混乱で自爆ダメージ食ったターンの行動は、交代で出て来たときや、眠りや麻痺で行動できなかった時と同じで“行動していない”扱いになるのさ。
   ちなみにあの時、リリカはかみなりを指示してたらしいから、まぁどっちにせよ奴の目論見通りにはいかなかったろうが
諏訪子「後で、奴らの心を読んださとりからちらと聞いたんだけど、あの兎詐欺攻撃技持ってなかったらしいね。
   ひとつ前の行動で魔理沙の混乱が解けてるか、あるいはかみなりが撃たれていたらまぁどっちみち兎の丸焼き一丁上がり、って感じだったのかね」
かごめ「そうでもないさ。
   あの兎詐欺、HPがVでしかも極振りしてたらしいから、次のターン混乱が解けた魔理沙の瞑想積みかみなり一発耐えて逃げ遂せやがった。
   確2だとは思うが、まぁミミロップの紙装甲でよくやるわと思ったよ。
   あたしだったら普通にハピナスあたりでやるだろうけどねぇ…足の速さを取ったのかね」
るり「でもそのあと件のハピナス出て来たわよね…」
かごめ「予想は出来てたがなぁ…あの月の頭脳でハピナスは本当にsYレならんよ。
   当然、雨天でいくら積んでようが不一致かみなりで倒せるような相手ではないわけだが」



リリカ「ミニッツ、出番よ!」
ミニッツ「任せといてください!」

永琳「(あら…人間の血が随分濃いようだけど、この子も月兎のようね。
   人間との混血で生まれた変異種の中には、波長操作で自身の潜在能力を引き出せる者も居ると聞いたけど…)」
アリス「永琳、あなたに対しては釈迦に説法だろうけど…油断は禁物よ。
   この子、なりはこんなだけど幽々子の見立てでは功夫・センス共に「神槍」李書文に匹敵するかもって言っていたわ。
   …実際、魔界でもそれなりに名のある武闘派の魔族がこの子にいとも容易く退けられてる」
永琳「ええ、知ってるわ。
  波長操作により引き出された潜在能力をフルに活用できるタイプの子みたいね。
  …この雨のフィールドから得た流水の動きを封じておかないと、危険ね」


永琳「まずはこの鬱陶しい雨雲からどいてもらおうかしらね。
  慧音、あなたから借りたスペル、使わせてもらうわ…太陽史“アマテラス大神”!!


永琳は日本晴れの構え!
フィールドを覆っていた雲が消えていき、日差しが強まるッ…!


リリカ「( ̄□ ̄;)うわあ、そんな!」
永琳「…これでそちらの攻撃力は大幅に落ちる…流れは引き寄せさせてもらうわ…!」

慧音「よし、決まった!
  雨パや晴れパは天候を変えられると機能不全に陥るケースも多い…それに、永琳のあの技があれば!」
輝夜「(頭から布を被って顔だけ出している)なるほどねー。
  確かに永琳のタフさなら、一発二発食らっても耐えられるし、イナバのしつこいリフレクターも残ってる事だし…」
鈴仙「しつこいとか言わないでください!!><」

リリカ「あわわわどうしようどうしようー!
   これじゃあどうにもならないよー!!><」
アリス「…勝負あったようね。
   力の差が解ったならこれ以上の勝負は無駄。
   魔理沙もそんなところで遊んでいないでさっさと…」


リリカ「………なんて言うと思った?


永琳「…!」
アリス「強がりを…その態度があんたの姉さんたちを」
リリカ「雨はあくまで攻め手の補強、それがなくちゃ機能不全に陥るほど短絡的にパーティ組んだわけじゃないもん!
   …旅を通して変わる事の出来た私たち姉妹のように、どんな局面で誰が主役になっても機能できるように位してあるわよッ!
   ミニッツ!あんたの奥義で、ふんぞり返ってる天才様達にひと泡吹かせちゃって!!」
ミニッツ「はいっ!」

次の瞬間、ミニッツは永琳を自身の必殺の間合いに捉えるッ…!

永琳「(疾い…!
   足の速さは大したことはない筈なのに…見事な功夫からの体捌きだわ!
   でも、このリフレクターがあれば、不一致格闘技くらいは…!)」
ミニッツ「炎剣の詩姫がいわく…将を射んと欲すれば、その馬ごと撃ちぬくべし!
    はああああああッ!!」

ミニッツは左手に右手を添える独特の構えから、それを大きく振り下ろす…!

永琳「こ、これは…まさか李書文公晩年の奥義ッ…!」
ミニッツ「大纏崩捶ッ!!

ミニッツは瓦割りの構え!
強烈な衝撃がリフレクターを貫き破壊するッ…!

破壊力ばつ牛ンの一撃!

永琳「(な…なんて馬鹿力…!
   …しかもその総てを逃がすことなく技に乗せてくる技術も完璧…これで立ってた妖夢も、大したものね…本当に…!)」

慧音「し、しまった!そっちを持っていたのか!!
  しかも…大纏崩捶だとっ…!?
  いくら才能に恵まれていても、あれほどの絶技をあの若さで繰り出すなどっ…!」
妹紅「ちょ…さっきから一体何だってんだ!?
  あの兎もどき、ただみょんなモーションで腕を振り下ろして体当たりしただけじゃ…」
輝夜「…だからあんたは無知なのよ。
  あれは、八極門で伝説の達人と言われた李書文公が晩年に開眼した絶技。
  一撃一撃が必殺の威力を持つ八極門の大技を間髪入れず二連撃…あの子くらいの歳で、アレを完ぺきにこなすなんて異常だわ。
  もしあの子があんたと同じくらい生きて、その間も功夫を積み続けていたとすればあんたなんか秒殺でしょうね、秒殺。
  ま、今でも十分可能だと思うけどねー(にやにや)」
妹紅「ああ!?てめえ喧嘩売ってるのかこの竹林ニート!」
てゐ「(あーあ、まーた始まったよ…^^;)」



かごめ「…まぁタイプ不一致で、しかも彼奴防御Uだとかいうから確1とはいかなかったが…。
   しかし、ここでまたもうひとつ失敗をかましやがったのは痛かったな。
   永琳は奴の動きを電磁波で止めようとしてたんだが…晴れて効果の薄くなったアクアジェットで先制を取ることに固執しなくても、一か八かもう一発瓦割り食わせる方向に持ってきゃよかったんだろうが」
諏訪子「どっちみち先手は取られるんだっけ?
   ソラビを警戒したともとれるけど、不一致でハピナスの特攻からならマリルリは一発で落ちないと思うなぁ」
かごめ「そして悪い事に、交代でこんな局面でみとり(ギャラドス)を出したのもなぁ。
   確かにソラビ等倍、特防高いからまず落ちることはないと思うが…ただ、アリスの指示ミスなのか単なるハプニングだったのか、永琳センセが倒れた直後ブレザーウサギのほうが飛び出してきて、単発で置き土産をかまして行ったと」
諏訪子「単発でかよ…」
るり「天候変更もしくは壁貼りしてからの自爆ってならまだしも…ねぇ。
  単なる流し目的でやったとすればこれもどうなんでしょうねー。
  でも、ま…相手残り一体のときにダメ押しでやるなら、まぁ心を折る程度の役には立つわね」
諏訪子「…あんた意外に怖い事いうね^^;」

かごめ「当然、ここは交代させるしかないだろ。
   向こう交代で出て来たのは最強最悪のバケモノと誰かが形容していた…白沢の先生だ」
諏訪子「火炎玉所持の根性ヘラでしたっけ?
るり「しかも陽気最速のおまけつきという
諏訪子「最悪だねそれ…^^;」
かごめ「ここでまず、魔理沙を出したのはいいんだ。
   相手のやって来るうち、メインウェポンといえるのがメガホーンとインファイト。
   ゴーストなら方や軽減、方や無効化だから相手の手をふたつ潰したことになる。
   でもなぁ…流石に陽気最速だと向こうのほうが速くて…」
るり「雨は降ってないのよね。
  そうするとまず、かみなりが使い物にならないわね。
  命中率は半減して、しかも当たっても既に火傷になってるから麻痺の効果出ないし」
かごめ「しかも厄介な事に、あの野郎火傷化の時間稼ぎに身代わりを使ってやがった。
   一発目のエッジは外れてくれたから身代わりだけは壊せたが…流石に二度は外れてくれなかったと」
るり「雨振ってても降ってなくても、先手取れる人が居なかったのは酷いわねー」
かごめ「交代で出した赤河童も結局、威嚇だけしてたたき落とされたが…」



みとり「ち…ちくしょうッ…!」

こいし「そんな…みとりちゃんまで…!」
静葉「聞きしに勝る怪物振りね…これじゃあ、萃香も返り討ちにあうわけだわ」
さとり「でも、巻き返す手段はある。
   …みとりさんが出たことで、僅かながら攻撃力は封じられている筈。
   しかも…」

慧音の左腕から静かに煙が立ち…肉の焦げる嫌な匂いが漂い始める…

慧音「(そろそろ…限界か。
   八咫鏡の効果で最初から体力も削られてしまっていたのも痛いか…だが…)
  せめてお前まで道連れにしておいてやろう…永江衣玖ッ!」
衣玖「…これほどの深手を自ら負い…自らを追い込んだつもりですか。
  ですが、その剣ではもう」
慧音「強がりを!
  落ちろ、柳生新陰流奥義・水月神妙剣ッ!」

慧音はストーンエッジの構え!
破壊力ばつ牛ンの一撃!

慧音「(殺った…!
   だが、これで私も…)」
衣玖「…いいえ、終わるのはあなたのみです、上白沢慧音。
  その見事なる剣、万全の状態であれば確実に天を穿つ一撃になった筈」
慧音「!…なん…だと…!?」

衣玖はその剣を受けながらも、右腕に掴んで踏みとどまっている…!

リリカ「衣玖さん…!」

こいし「土曜じゃないけど(この日確か木曜ですキャーイクサーン!!!^^^^
静葉「…あの一撃を耐えたの!?」
さとり「ええ、現実です。
   でも…それはきっと」

衣玖「…私とて今は一人で戦っているわけではないっ…!
  だからといって…今のあなたのように、そのために自己を捨てるなど愚かしい!」
慧音「何を…」
衣玖「柳生新陰流の極意は活人剣。
  それ即ち…他者を活かし、且つ自分を活かす剣。
  己の命を無為に削り振るう今のあなたの剣を言うのではない!

衣玖は草薙剣を掴んだまま、左手に羽衣を纏わせる…!
羽衣は高速で渦巻き紫電を走らせ始めた!

衣玖「…あなたのおかげで紙一重の差を制したようです、みとりさん。
  彼女を討ったのは紛れもなくあなたの功績!」
慧音「(…威嚇…!
   …そうか、そういうことか…)
  …そうだな…私の負けだ。
  彼女の代わりに…あなたの手で止めを刺すがいい…」
衣玖「然らば!
  龍符“龍魚ドリル”…牙突零式ッ!

衣玖は波乗りの構え!
強烈な波動と共に慧音の体は弾き飛ばされて行った…

慧音「(…済まん…アリス。あとは頼む…!)」
アリス「(…慧音!)」

妹紅「けっ…慧音ええええええ!!
  よくも…よくも慧音を…うおわっ!?」
輝夜「はーいそこちょっと待った(妹紅の髪の毛を引っ張って引きずり倒す)」
妹紅「っ…てめぇ輝夜!いくらパーティメンバーだからってもう我慢の限界だ!
  あの魚女は私が八つ裂きにしてやる!
  邪魔するってんならあんた諸共…」
輝夜「……あんたは大嫌いだけど、慧音はいい奴だって私も知ってる。
  だからこそよ。
  今のあんたじゃ、何も出来ずに龍宮の使いにズタズタにされるのがオチよ」
妹紅「…んだと…!」
輝夜「解りやすく言い替えましょうか?
  こんな局面でのこのこやられに出て行って、無様に這いつくばった奴とライバルなんて言われるの、私が我慢できないって言ってんのよ!



るり「意外ねえ、あの姫様って自ら動くときあるんだ」
かごめ「ああ見えて意外と激情家なところ、あるかもね。
   でもなぁ…あたしゃ本当に製作者のセンスを疑…いや、もう大賞賛するしかないあの一撃には本当に参ったと^^;」
諏訪子「あー、あれ^^
   あの天狗もどきから写真見せてもらったけど…いやもう私本気で笑い死ぬとか思ったわ。
   腹筋崩壊って比喩語じゃなかったんだねー^^^^^^^^^
るり「そう言えば私、リリカの治療終わったし用事もなかったから帰って見てないんだけど…何を見たの一体?」

かごめは一枚の写真をるりに手渡す…

るり「( ̄□ ̄;)
  ぷっ…あっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!!^^^^^^^^
  なな、何よこれ!!何の冗談よこれは一体!!!」
かごめ「くくく…いや、これホントにウケる…(思い出して笑いをこらえている)」
諏訪子「これ見るまでは…くくく…シノブ伝やゲノムを越える笑いネタなんてなかったと、思ってたのに…!!^^^^(思い出して笑いをこらえている)」

改めて三人でまじまじと写真を見る…


三人「ぎゃーはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!^^^^^^^^」



…三人が腹筋崩壊地獄から生還するまでしばしお待ちください…



かごめ「(賢者タイム突入)…ま、つーわけで見事なまでに「働きたくないでござる!」を極めた姫様が大暴走を始めたわけですが」
るり「(賢者タイム突入)しかし酷いわね。
  直前までシリアスムードだったのが一気にこれでぶち壊しだわ。
  もうあの姫様、ネタで生きてネタに滅びる気なのかしら」
諏訪子「(最高神タイム突入)けど登場がネタでも、ケッキングが一度動き出すと大概のモノは骨になるからねぇ…。
   衣玖はこの後辻斬りでズタズタにされて、あの妖精…コーデリアだったっけ?
   アレが怠けてる隙に再び雨を呼んで、甘えるで攻撃力を下げに行ったわけだけど」
かごめ「ここで抜け目なく積み技を使ってくるリリカの性格を読み切られて、貴重な1ターンを消費してのアンコール。
   結果論なんだろうが、もしここでリリカが滝登りを指示してたら流れによっちゃ面白い事になったかもね

かごめ「で、雨を降らせたはいいが、交代で出て来たあの不良蓬莱人も日本晴れ持ってやがってな。
   そこから朝の日差しと波乗りの泥沼試合さ。
   結局はサボり死神の根気が勝って、日本晴れの効果が尽きた瞬間に小町のタイタニック(笑)に轢き倒されてたな」
るり「彼女、鬼火も使ってたわよね。
  見方によれば、小町さんの技と体力を消耗させるために粘ったとも取れるけど」
かごめ「まぁ、結局は笑いを取ったばかりでなく、実際に動き出して実力をアッピルした姫様が暴走して終わったわけだ。
   体力限界だった小町は言うに及ばす、ミニッツもろくすっぽダメージを与えられずに終わったし」
諏訪子「相手悪かったと言えばそれまでだけど…力技で李書文の絶技をねじ伏せるな、と。
   滅茶苦茶だよね本当に。当たった連中が可哀想にすら思えるよ」
かごめ「ただな…」



輝夜「(怠け中)(うーん…今の状態は行動するのにいちいち力を溜めなきゃいけないのは逆に面倒くさいけど…。
   反動の大きい一枚天井を常時使ってるもんだと割り切るしかないわね)」

大妖精「はーっ…はーっ…><」

輝夜「(…しかし、頑張るわね。
   流石に雨状態のあの子の先手を取るのは難しい。
   あの子のスペルも、威力は低いとはいえ…)」


輝夜「(たかが妖精、とひとくくりにしてしまうのは簡単…でもそうやって、アリスみたいに舐めてかかれば確定的に痛い目を見る。
   この子は…名前のなかった頃から、あのHと仲良かった筈。
   あいつの怖さは目の当たりにしているし、どんなどんでん返しをされるか解ったもんじゃない。
   ここはひとつ、ゆさぶりをかけてみるか…!)」


輝夜「…ねえ、もうやめにしておかない?
  あんたの力じゃどう考えたってこの状況覆すのは不可能。
  トレーナーさんだって、多少はしこい考えが出来るならもうどうにもならんって解ってると思うんだけどー?」
大妖精「そう…ですね…。
   でも、私の友達も…リリカさんでも、こういう時きっとこう言う筈です…!」
リリカ「…そうだね…!」


リリカ&大妖精「あんたが降参するなら受け入れてやってもいいよ!」


輝夜「…そっか。
  その決して折れないあなた達の心…それに応えるには私の全力をもってしかない、ってことね!
アリス「ちょっと輝夜!
   あなた何を勝手な…」
輝夜「今のあなたはトレーナー、私はポケモン。
  指示は聞くけど、あなたの矜持の押し付けならノーセンキューよ、アリス。
  獅子欺かざる…見事な覚悟をもって立ち向かった者に全力を尽くすも礼儀と心得よ、魔界の幼い姫君ッ!!

輝夜は漲るオーラと共にその場に立ちあがるッ…!

大妖精「私もまだ諦めたわけじゃない…諦めたくないんです!
   大妖精“ライジングタイタニア”!」

大妖精は滝登りの構え!
輝夜はその反動を利用し、壁を蹴って上空へ飛び上がる!

大妖精「あっ…!!」
輝夜「光栄に思いなさい!
  あなたを認めた証として、我が全身全霊の一撃をもって応える!
  月の歴史の力を借りて!今、必殺の新難題…改訂!」


勢いよく急降下する輝夜の足元にエネルギーの巨大な壁が発生する!



輝夜「金閣寺の一枚天井テルヨフクラアアアアアアアアアアアアアッシュ!!!m9( ゚д゚ )」



輝夜はギガインパクトの構え!
致命的な致命傷!

大妖精は裏世界でひっそり幕を閉じた…




アリス達が去って後


リリカ「ごめんね…ごめんね、コーディ…!
   あなたがこんなになるまで頑張ってくれたのに…!
   私の…わたしの立ち回りが甘かったせいで…!」
大妖精「リリカさん…」

魔理沙「…もう泣くなよ…悔しいのは解るけど、新しい事を実戦で試そうとすれば失敗はつきものだぜ
みとり「私も…何も出来ずに終わって悔しい気持ちは一緒だ…!
   魔理沙が作ってくれたチャンスを、活かす事が出来なかったから…!」
小町「…あたいもサボったりせず、さっさとあの不良蓬莱人どもに一撃で引導を渡す技、覚えときゃよかったね…」
リリカ「ちがう…!みんなも悪くないよっ…!
   あいつは…アリス達は…私の指示のクセまでちゃんと熟知して…!
   …だからっ…!」

静葉「もう自分を責めるのはよしなさい。
  …それに、問題点が解った事は、まだこのチームにもいくらでも可能性があるということ。
  それを次に活かすこと、それが大切な事だと思うわ」
さとり「その通りです。
   この結界の中では私の読心能力は役に立ちませんが、まだこの小賢しい頭だけは役に立てるかも知れません。
   出来る限りサポートはしますから…気を落とさないでください」
こいし「今度は私も出るよ。
   天候に左右されないオールラウンダーが居るだけでも、戦略に幅は広げられると思うよ。
   型を読まれているならそれを自ら叩き壊して意表を突くべし、ってね!^^

魔理沙「ってことだ!
   そのうち必ず…アリスの口から「全力で戦う」って言わせてやろうぜ!」
大妖精「…及ばずながら…私も、頑張りますから…!」
リリカ「……うん!
   みんな…ありがとう…!」



紫「…あの子達の強み…それはきっと、指示する者とされる者の間にある確かな信頼感。
 アリス達はされる者達同士の結束が強くても、アリスと彼女らの間にそれがあるかは疑問…。
 …どちらも、今後の伸び代が十二分に残されているという意味では興味深いものです

かごめ「…いきなりスキマから現れてあっけに取らせる間もなく綺麗にまとめてやり過ごそうとする賢者が居た!!」
諏訪子「そして露骨にこの座談会に絡んでこようとする…いやらしい」
紫「あなたに言われたくないわよ、それ^^;
 まぁこれからの話は確かアリス達も関わってこないし、私もまたやる事がなくなってヒマなんで混ぜてくださいな。
 …勿論タダでとは言いませんから(スキマからスルメの足と七輪をのぞかせる)」
諏訪子「よし、マヨネーズの用意は任せろ(ケロ帽の中からマヨネーズを取りだす)」
かごめ「おk、同志八雲に同志洩矢、ここは我が秘蔵の万寿も出そうではないか(キリッ)
紫「やっと許しが出たか!!^^
諏訪子「(久保田万寿の)封印が解けられた!!^^

るり「…とりあえずこの酔っ払い三人で、メモの残ってる翌日の対戦を肴に座談会はまだ続くようです^^;
  つーかつき合えんし私はもう寝る><」