ポケモン対戦ログ(2010.3.26) その1前編
かごめ「いよいよ運命の時が来ちまったな…」
文「そうですね…狐の脳内妄想で生まれた様々な余計な伏線がこれですべて消化されると」
かごめ「ゆうかりん関連は向こうに一任しときゃよかったのに…。
あと、「魔理沙はアリスの元へ」という狐的配慮により、魔理沙がリリカと一緒に戦うのも今回が最後になる。
ついでに、何故魔理沙がすぐにアリスの元へすっ飛んで行けなかったのかもここで補完するらしい」
文「あやっ!?そうなのですか!?」
かごめ「…アリスが本気で上海蓬莱使ってきた挙句、魅魔さん神綺さんも出て来たラウンドでリリカが勝っちまったからな。
魔理沙はリリカの成長を見届けて、あるべきところへ戻っていった…綺麗にまとまるじゃないか。
多少スノッブ臭いが」
文「で…でも、魅魔さんは兎も角神綺さんはアレ本気だっt」
かごめ「そう野暮なことは言ってやるな。
本当は代わりに向こうに取られてる鳥頭をもらえないか交渉するつもりだったらしいが、なんか面倒くさくなってきたみたいだな。
もらったところで何にするか方向性が全然決まってないわけだし」
文「そういうもんですかねぇ」
かごめ「実際の話をすると、狐は今回3ラウンドしかしていない。
前半戦は完全な交換タイムでなー…しかも最早恒例となりつつある幾度もの通信失敗エラーでとにかく長引きまくってなぁ」
文「あの腐れ狐、ブログのレス返しで「静か洞窟にミカルゲ出ないお!!!><」とか泣きごと書いたその次の日に、あっさり見つけやがりましたよね。
そして夜勤明けでポプ熱帯のレベル上げ返上してミカルゲを増やしまくったと」
かごめ「プラチナの入手条件満たすのはほぼ絶望的だからなぁ。
とはいえ、ポケウォーカー経由でも半年近くかかってる(最初に装備したのが昨年10月末なので…)から決して楽してたわけではなかったが…仕事とはいえ、3か月で体重10キロも落ちたらしいぞ」
文「そう言えば脂肪肝で再検査に引っ掛かって、医者から「死にたくねーなら体重落とせやゴルァ!!」って言われてましたよねー。
健康を取り戻しておまけにミカルゲがついてきたならいうことはないんじゃないですかね?」
かごめ「まー貴重なポケモンだからってことでもないだろうが、代わりにアリスの中の人からポケルスを分捕ったらしい。
チルノの努力値再振り分けしようと目論んでたのもあるだろうが、黒幕やイクサーンとか別のポケモンで育て直すとか言ってたからその育成作業もはかどるかもなー」
文「…あ、何で今頃になって図書館魔女を連れてくる話になったのか解った気がします…育成環境充実したからなんですね^^;」
かごめ「うんにゃ、ボックス内で放置されてた中に結構優秀なそれっぽいポケモンが居たから。
他にもしぶといネズミとか地霊組で何気に放置されてた釣瓶落としとかもしょっ引いてきてるから。
…育成環境の充実はあながち間違いでもないけどね」
かごめ「で、前置きはどんどん長くなってアレなんだが…。
実はこの気も興が乗って随分長くなっちまったから、二部構成になってるんだ済まない(´・ω・`)」
文「∑( ̄□ ̄;)またですか!?
つーか毎度のことながら、どうして十数行で終わる程度の内容をこんだけ脚色できるんですか本当に!」
かごめ「すべて狐が(ry…で済ませることも可能なんだが、最近どうもそれだけじゃないよな。
アリスサイドでなんかどんどん設定がみょんにkskしてるから、つられて明後日の方向へ暴走してるような気がするなぁ。
お陰で遊牧民の扱いが軽い軽い」
文「なんともはや…^^;」
かごめ「しかも最初のは最初ので話は一度完結してるし、そこからラストのアレにどう持ってくのかでまた四苦八苦だ。
構想は出来てるからと舐めてかかった結果がこれ」
文「単純に登場人物も多いですから、配置とかも大変ですよねー」
かごめ「まぁうちらは最後のほうに一寸出てくる程度だけどねぇ。
そんな感じで本編いってみよかー」
ラウンド1
自分(リリカ)
コーデリア(ネオラント@湿った岩)、すわこ(ルンパッパ@ラムの実)、こいし(ゲンガー@気合のタスキ)、ミニッツ(マリルリ@力の鉢巻)、いく(カイリュー@達人の帯)、こまち(ラプラス@オボンの実)
相手(アリス)
ほーらい(ジュペッタ)、シャンハイ(パルシェン)、ゆめこ(ドンカラス)、みまさま(ゲンガー)、ホーライ(ポリゴンZ)、しんきさま(ガルーラ)
♪BGM 「復活の舞台へ」/伊藤賢治(「ロマンシング サ・ガ ミンストレルソング」)♪
静葉「…ようやく、これでひとつの形にはなったのかしら」
レティ「そうねー。
でもさ、雨要員増員したはいいけど、揃いも揃って割りと足は遅い気がするわね」
さとり「その為の耐久特化ですからね。
一致弱点高火力でも来ない限りは、誰かが必ず雨を降らせる事が出来る筈。
…でなければ、危険そうな相手は無理矢理潰せばいいだけの事」
さとりはちらりと一人の少女を見やる
その少女はその視線に気づいて、僅かに微笑んで返す
魔理沙「…おお、怖い怖い。
戦略とはいえ、そこまでやるかねお前さんは」
さとり「……嫌いなんですよ、ああいうタイプ。
己の心の傷跡を理由にしながらも、その本心はやはり何処かリリカを…私達を下風に見ている。
感傷的かつ、身勝手な理由と言われても構わない。
自分がいかに舐めた態度を取っているのかという事、あのお姫様には存分に思い知らせてやりましょう……!」
リリカ「う…うーん…なんだか一番気合入ってるのさとりさんのような…^^;」
こいし「お姉ちゃん怒らせると結構怖いからねー。
心を読む能力のほうばかり目がいきがちだけど、実際怖いのはそれで数えきれないほどの人間や妖怪の心を読んできたことによる知識の集積と経験則だよ。
能力抜きにしても、策士としてのお姉ちゃんに比肩できる存在(ひと)って、そういないんじゃないかな」
ウェルダン「その上、いざとなったら心を見透かしてくる…そう考えるとえらい厄介な妖怪だったんだな、あいつ。
…敵だったらと思うとゾッとするぜ」
リリカ「(…そうだ。
さとりさんだけじゃない…静葉さんにレティさん、ウェルダン…それにかごめさん達も。
…今の私には、支えてくれる存在(ひと)がいっぱいいる)」
リリカ「こいし…ミニッツ…衣玖さん…小町さん…諏訪子さん…そして、コーディ。
…絶対に勝とう、みんな。
ここまで積み上げたモノすべてで、アリスの鼻をあかしてやろうッ!」
一同「応っ!!」
幽香「…いい仲間を持ったのね、あの子は」
静葉「水臭い事は言うものじゃないわ。
…あなたも、それを選んだのでしょう?」
幽香「……そうね」
魅魔「さて…言われるがまま来ちまったはいいが…。
どうすんだい魔界神サマよ、大真面目に本気出しちまっていいのかい?」
神綺「……むしろ出し惜しみをしたら危ないかも知れないわね。
こういう形式は慣れてないから…思ったよりも玄人向けの種を選んでしまったわ。
…あなたみたいに、丁度好みと実際の強さを兼ね備えた姿というものもそうそうないようねぇ」
魅魔「さよか。
…どうやら今回、うちの馬鹿弟子はサポートに回ってるみたいだねぇ。
あの目立ちたがり屋が裏方に回るとはねぇ…余程、あの騒霊…いや、貴種血族の娘が気に入ったと見えるね」
神綺「…うふふ…どんな理由があれ、うちの可愛い娘のラブコールをフイにしてくれた報いは受けてもらわないといけないわね^^」
魅魔「………この親馬鹿魔界神め」
相手先手は蓬莱人形、こちらは大ちゃんです。
お見通しがあろうが無かろうがネオラントを見られた時点で構成がばれる、それが狐クオリティ(←
アリス「…馬鹿の一つ覚えって言うのかしらね。
以前通用しなかった戦略で、まさかリベンジのつもりとか言うんじゃないかしらね?」
リリカ「通用するかどうかは解らないよ。
でも、ここに私が…私達が培ってきたモノの答えがある!」
アリス「…そう。
ならば精々、私を本気にさせてみることね…!」
アリスの傍から一体の人形がステージに躍り出る!
魔理沙「あれは…まさか蓬莱人形!?」
さとり「…彼女の母親が作り与えたという人形ですか。
でも、確かアレは」
魔理沙「…私の心を読んだなら解るだろ…?
普段のアリスに、到底扱えるシロモノじゃない…!」
静葉「成程…そんなモノを持ちだしてきたということは、本気かどうかは別としても確実にこちらを潰すと言う意思表示ね。
能力でも解ってれば対処法もあるんだろうけど…」
さとり「……いいえ、そんな必要はありません。
なぜなら…」
リリカ「(そう、さとりさんや諏訪子さんも言っていた。
天候を味方にする戦略の基本は、その天候の恩恵を得る高火力による速攻制圧、ただひとつ!)
コーディ、雨乞いよ!」
大妖精「は、はいっ!
雨精『フェアリースコール』!」
大妖精は雨乞いの構え!
アリス「…だったら、その戦略そのものを挫くのが天候変化ばかりでない事を教えてあげるわ!
乱れよ、摂理と概念…遅き者を先に、疾き者を後に!
咒符『首吊り蓬莱人形』!」
蓬莱人形からほどばしる魔力が空間を歪めてゆく…!
魔理沙「なっ…何だあれは!?」
レティ「ちょ、あんた知ってるんじゃなかったの!?
むしろそれは私達のセリフじゃない!」
さとり「いえ、彼女は知らないと思いますよ。
…どうやら首吊り蓬莱の真の力は、あの弾幕ではなかったようです。
そして、この技は…魔理沙、あなたもトキワジムで体験している筈…!」
魔理沙「…トキワジム…?
!…まさか、トリックルームか!?」
アリス「…ご明答。
雨パの構成ポケモンは基本的に多くが雨状態で加速する。
そのために解放した力じゃないけど、効果は十分過ぎるほど生む筈よ…!」
慧音「…決まったかもしれないな。
雨パが完成に近づけば近づくほど、アレは大痛手になる筈。
ネオラントも当然、雨パの主力となるルンパッパやカブトプスも雨で大幅に加速してしまう」
妹紅「どういうことだ?」
慧音「トリックルームは5ターンの間、素早さの低い順から行動できるようになる。
リリカの主力がすいすい持ちのポケモン中心であれば、逆効果になってしまうんだ。
いくら強烈な火力があっても、使う暇も与えさえしなければどうという事もない…!」
魅魔「…徹底的だねぇ…むしろ気負い過ぎのような気がするが」
神綺「そうね…裏目に出ないといいんだけど」
リリカ「…そっか。
素早さを上げられると解っているなら、それを逆手に取る方法だってあるよね」
アリス「余裕ぶってる暇があるのかしら?
悪いけど、遊びにつきあってるつもりはないの。
…パーティを組み直してくるならここで待っていてもいいわ…」
リリカ「……うん、確かに腹立つね。
魔理沙には悪いけど…そこまで空かしてるの見てると吐き気すらするよ…!」
アリス「…そのつもりはないようね。
だったら上海、あなたで終わらせてきなさい。
……結局、あなたは私に対抗できるような器ではないってことよ」
蓬莱人形の代わりに上海人形がステージへ降り立つ…!
魔理沙「あの上海も完全な戦闘形態だ…!
あんなの…ここ最近じゃ見た事もないぜ…」
レティ「アレが上海人形ですって!?
全然見た目が違うわよ!どう考えてもあんな物々しい姿はしていなかった筈!」
さとり「…ポケモンの種で言えばパルシェンのようですね。
通常の形態ではスピードに優れ、小回りが利くようですが…こちらは火力重視の形態、か」
アリス「…これで、一体ずつ潰れていくといいわ…!」
上海人形はロックブラストの構え!
魅魔「まさかあたし達出番なしとか言うオチぁないだろうねぇ…?」
夢子「…とりあえず、お茶でもお持ちしましょうか?」
神綺「………いえ、残念だけど危惧通り。
私達も出る準備が必要だわ」
魅魔「何だと?」
♪BGM 「SaGa Frontier Battle#5」/伊藤賢治♪
リリカ「パルシェンの素早さ種族値は70、そこまで速くちゃ例え最遅無振りでも逆にトリックルームが活かせるわけがない!
この勝負、悪いけどもらったよ!
ミニッツ、あんたの武の総てで、あの仰々しい人形をぶっ潰しちゃって!」
ミニッツ「心得ました!」
スキルリンクの効果でロックブラストは全弾ミニッツめがけて飛んでくる…
しかし彼女は最小限の動きでそれを切り返しながら上海人形の間合いを侵略する!
妹紅「なっ!?
なんだ、あの動きはっ!?」
慧音「…そ、そうだった!
リリカの主力であるあの子は、基本的にパルシェンよりもはるかに遅い…しかも、特性が素早さの補正に影響しないんだ!」
アリス「くっ…またしてもその子なの!?
どうして、どうして何時も何時もあんたはッ…!!」
リリカ「決まってるじゃない…私の戦術において決して欠かす事の出来ない主力だもん…!
…確かにあなたが連れてきて、この場に出してくる連中は誰も強い。
でも…その中であんた自身が直接見定めて、これは、って見出して来たって自信のあるひとはいるの!?」
アリス「何を…!?」
リリカ「確かにミニッツは元々、かごめさんの紹介で会った子だよ。
でも、私自身が会って話して…この子じゃなきゃダメだと思って、一緒に頑張ってきた友達なんだ!
だから…私はこの子に自分の戦略の総てを預けることができるッ!」
アリス「くっ…「お姉ちゃん」がいなければ何にも出来なかった、わがままで小賢しい子供のクセに…!」
ミニッツ「…昔のリリカさんがどんな方だったかは知りませんよ…。
でも!今の彼女はあなたが言うようなそんな弱いひとじゃない!」
ミニッツの強烈な瓦割りが上海人形を大きく吹き飛ばす…!
ミニッツ「…もう一発っ…!」
神綺「何をぼさっとしてるの、アリス!
それを受けたら上海はおしまいよ!」
神綺の声に、一瞬呆然としていたアリスは我に返り、上海人形の魔糸を引き戻して蓬莱人形を繰り出す…!
蓬莱人形にはミニッツの技は効果ないようだ…
アリス「(危なかった…母様の声がなかったら…!
私だって、誰かと誰かが絆を繋ぐ事の意味、その強さを知ってるつもり…だから、私が最も強い絆を持っている筈のこの子達を今回のメンバーとしたのに…ッ!
一体…私とあいつらの差が何処にあるって言うのよッ!!)」
ミニッツ「…だったら、こっち!
八極拳絶技・猛虎硬爬山ッ!いっけえええええええええええッ!!」
周囲の水の気を巻き込んだミニッツの滝登りが蓬莱人形に炸裂する!
その衝撃で蓬莱人形に蓄えられていたアリスの魔力が残らず霧散してしまう…!
アリス「…ッ!
(まさか…防御系統を度外視していたとはいえ、こうも容易くなんて…!)」
魅魔「( ゚д゚ )(食べかけていたお茶受けのクッキーをぽろっと落とす)」
神綺「とんでもない子ね…!
これほどの相手が出てくるのが解ってるなら、何らかの対策は取っておいてしかるべきだったんじゃないかしら」
夢子「…申し訳ありません…。
彼女に関してはあまり詳しい情報が入手できず…」
神綺「………自分の責任というなら、やるべきことは解っているわね…夢子」
夢子「仰せのままに」
文。「アリスさん…!」
幽々子「…混乱が隠せないようね、流石のあの子でも」
妖夢「幽々子様…」
幽々子「今のアリスに欠けているのは、決して繰り出すポケモンの強さでも、技の選び方でも…その戦略でもない。
恐らく、そのどれもを取っても間違いなくリリカより上の筈。
…その上、向こうのメンバーは殆ど知っている筈なのに後れを取るのは何故なのか…」
幽々子「一言で『絆』と言うけれど、その言葉の意味を果たしてどれだけ理解し得ているのか。
単純に一緒にいるだけであれば、誰にだってできる…でも、それは『絆』とは呼べないわ」
妖夢「難しいですね…」
文。「小生は…知っての通り、孤独な時期のほうが長かった。
…大罪を犯した小生を、『友』と呼んでくれたアリスさんと小生達の間には、それが成立し得ぬのでしょうか…?」
幽々子「それは、第三者に近い今の私には解らないことだわ。
ただ…はっきり言えるのはただひとつ。
その『絆』の強さは、恐らく今のリリカ達の方がずっと強固なモノなのかも知れないわ」
神綺「(…全体的な勝敗は別として、アリスは相当あの子に苦汁を飲まされて来たようね。
成程、夢子の報告書にも大した情報数がなかったからおかしいと思って調べてみたけど…負けず嫌いなところのあるアリスが全く触れもしていなかったとは思わなかったしね。
解っていても対処できなかったと観るべきか…いいえ、今のアリスの態度を見れば一目瞭然)」
神綺は冷静にアリスとミニッツ、そしてリリカとを見比べる…
神綺「(認めたくなかったんだわ。
あの子を…あの子達を、強敵として)」
息抜きに近い実際の解説(何
雨パ用の新兵器(ぉ)ケロちゃんと秘密兵器を搭載した新生雨パの力を試すべく、早速大ちゃんに雨を降らせてもらうのですが…ここでお見通しホラーイがトリクルを使用。
文中でけーね先生が言ってる通り、一般的な雨パではルンパやカブトプス、キングドラといった高火力(大体雨状態で威力が暴走するハイドロポンプ)を持った、すいすい特性のポケモンが主力となることが多いかも知れません。雨状態のこれらのポケモンの先手を取ることは非常に難しい(つーか陽気最速素早さ極振りのすいすいフローゼルを越せるポケモンなぞ存在しませんw)わけですが、素早さが上がると言うことは、裏返せばトリクルが刺さる…はずなのです。
ところが、ジュペッタの素早さ種族値は65、パルシェンは70と、トリパ要員としては素早さが高い方になり…マリルリは素早さ種族値50と、こいつらよりもずっとトリパ向けなのです。
このことが仇となり、普段HP振りの耐久&回復木の実で耐えて後の先を取るうちの力持ち青兎詐欺が、降り続く雨を武器に暴走するという結果に…。
ホラーイに続いて出て来たのは、東方Projectの元祖メイド・夢子ドンカラス。
フルアタの上にスキルリンクからのロックブラスト全弾食らっていたミニッツはなす術もなく不意打ちで撃沈。
…この後の展開からすれば、不意打ち読みでさっさと交代させちまっても良かったんじゃねえのかなー…とか。
余談ですが東方系でメイドは(旧作含め)三人存在します…いや、夢月はノーカウントか?
幻月の趣味でメイド服着せられてるだけらしいし…でもテーマ曲が「メイド幻想」だしなぁ…w
♪BGM 「彼岸帰航 ~Reverside View~」(「東方花映塚」)♪
小町「…やれやれ…魔界はあたい達とは別担当なんだけどねぇ」
夢子「安心なさい。
魔界には…いいえ、神綺様の元にあなたのような三流死神に連れて行かれるような弱者はいない…!」
小町「大きく出たね…!
勤務外、尚且つ管轄外の相手を手にかけるのは趣味じゃないが…望みとあらばあたいの力を見せてやるよ!」
夢子の掌に高密度の魔力球が出現する…!
夢子「…食らいなさい、幻想の死神…!」
夢子は馬鹿力の構え!
破壊力ばつ牛ンの一撃!
小町「…痛っ…けど、その程度なら四季様の拳骨のほうがよっぽど痛いさ…!」
リリカ「よし、耐えた…流石小町さん!」
夢子「…まさか!?」
アリス「そんな…どうして」
小町「おいおい…面識のある筈のあんたが、あたいのしぶとさを知らなかったとはちょっと悲しいね!
…今の技は、ポケモンだと馬鹿力に当たるみたいだね…!」
夢子の防御と特防が技の反動で下げられた…
小町「食らいな、あんたが鼻で笑った幻想郷の死神の一撃を…死符『死者選別の鎌』ッ!!」
小町は冷凍ビームの構え!
破壊力ばつ牛ンの一撃!
夢子は氷漬けにされて裏世界でひっそり幕を閉じた…
小町「(オボンの実をかじっている)…まぁ、ざっとこんなもんさ」
夢子「ば…馬鹿な…。
申し訳ありません…神綺様…!」
神綺「やるじゃない…閻魔の使いっ走りの分際で…!」
魅魔「なんだい、最初に聞いていた話と全然違うじゃないか…もっとあっさり終わると思ってたけどねぇ。
ここはあたしの出番かねぇ」
魅魔は悠然と席を立つ…
魅魔「アリス、そろそろあたしを出させな。
…あんたも解ってるだろう?
アレは自分の力を出し惜しみしてどうにかできる相手じゃない」
アリス「………解りました、お願いします」
魅魔「よー其処の馬鹿ッ面ぁー!元気してたかー!?^^」
魔理沙「∑( ̄□ ̄;)げっ!師匠っ!?
あんたもアリスに手を貸してたのかよッ!?」
レティ「え…アレって確か、博麗神社に住みついてる悪霊よね?
最近とんと見かけなかったけど…」
さとり「…成程…あの師ありてこの弟子ですか…(魔理沙と魅魔をそれぞれ見比べる)」
魔理沙「……どういう意味だよこの小五ロリ(#^ω^)」
魔理沙「リリカ、気をつけろ!
そのひとは私の師匠、使ってくる技の威力は私の比じゃない!」
リリカ「魔理沙の…師匠…?」
衣玖「…成程、ならばほぼ同じような技を使ってくると見て間違いはないですね。
参考にさせてもらいましょうか」
魅魔「へぇ…見縊られたもんだ。
魔理沙に魔法や戦い方を教えたのは確かにあたし…だが、師弟で技の重みもキレも同じだと思ってもらっては困るね!」
「誰か行方を知らんかー?」のネタで御馴染の悪霊ゲンガー。
まぁ確かにやるとすればゴーストの何かになるんだろうけど、ゲンガーだと火力重視になるんでしょうか。
ゲンガーは電気技を撃ってくるのが解っていたので小町から空気を読める例の方に交代。
案の定かみなりが飛んで来ますが、等倍なのでそれなりに耐えるものの、シャドーボールの反撃でかみなりを食っても耐える魅魔様。
元々衣玖さんの特攻は高い方じゃない(というかかなり低い)のですが…にしたって紙防御のゲンガーすらもかみなりでも落ちないとか一体どういうことだ…orz
魅魔「大口を叩くだけはあるね…だが、あたしを倒すにはちょいと威力不足だったかね!
これで落ちな!」
魅魔はシャドーボールの構え!
衣玖は裏世界でひっそり幕を閉じた…
衣玖「…くっ…全く、ここ最近いいところなしですね…!
すいません、リリカさん…」
リリカ「そんなことない!ありがと衣玖さん、あとは下がって休んでて!
…ここは」
リリカは柱の陰にいる少女に視線を送る…
少女は頷き、影の中に溶けて行った
魅魔「さて、次はどいつかね?
まさかサポートと見せかけて、馬鹿弟子とあたしの師弟対決とかそんな趣向かね?」
「ううん、魔理沙は出ないよ。
…残念だけど、あなたはここで私が倒す!」
♪BGM 「ハルトマンの妖怪少女」(「東方地霊殿」)♪
魅魔「…!
既に出てる…このあたしに気配を悟られずにだって…!?」
神綺「魅魔!あなたの影の中よッ!!」
魅魔「何ッ!?」
逆光が生んだ魅魔の影からひとつの影が飛び出してくる!
妹紅「あいつは!」
慧音「古明地こいしか!?
天候技とは無関係なあいつをメンバーに入れて来たのか!?
…ということは…まさか!」
レティ「ここが勝負どころかしらね?」
さとり「ええ。
相手の性格は冷静だと聞いています。
…だったら、あの子で確実に先手を取れる…もらいましたね」
魅魔「そうかい…地底に無意識を操る変わり種の覚がいたと聞いてたがあんたか…!
この悪霊王であるあたしに舐めた態度を取ってくれるね!」
魅魔の周囲に強大な影の気が渦を巻く…!
こいし「お生憎様、そもそも、私達を舐めきってるのはそっちの方。
…私も基本的にはお姉ちゃんと一緒でね、そう言う態度を取られるとやっぱり頭に来るのさ」
魅魔「そうかい!だったら、力の差を…何ッ!?」
魅魔の展開した妖気が暴走し変化する!
アリス「魅魔さん!?」
神綺「…まさか…あいつの魔力を侵食しているの!?そんなことが!?」
こいし「地霊の王…その存在を甘く見ないことね、悪霊。
咲き誇れ、地の底の暗き薔薇よ!『サブタレイニアンローズ』!!」
こいしはシャドーボールの構え!
破壊力ばつ牛ンの一撃!
魅魔「くっ…なんて威力だよ…今のこの身体じゃこれ以上は動けそうにないね…!
……確かに、少々あんた達を甘く見ていたね…次に会う時は容赦しないから覚悟しな……!」
魅魔様の性格は冷静、こいし様の性格は臆病。
前者は特攻成長補正がかかる代わりに素早さの伸びは悪く、後者は素早さの伸びが高い代わりに攻撃が伸び悩むと言う性格です。
どっちにしてもゲンガーは紙防御なので、先手を取った方が場を制するのが道理。性格臆病かつ素早さUという破格条件に近いこいし様の方に分があったようです。
うん、まぁタスキで耐えられた挙句次のターン不意打ちでも食らったら目も当てられないわけだが(´・ω・`)
これでこちらは残りがいずれも無傷のこいしちゃん、ケロちゃん、大ちゃん、こまっちゃんの4名、相手は体力を大幅に失っているシャンハーイを含む3名と一気に形勢を傾ける形に。
アリス「……母様、蓬莱のリミッター解除を」
神綺「…!
…使わざるを得ない、そう言うのね」
アリス「ええ。
こんな気持ちは、きっと初めてかもしれない。
…私、あいつらには絶対負けたくないッ…!」
神綺は頷き、指先から魔力を放つ
それに反応し…力なく椅子にもたれかかったままの蓬莱人形から、再びすさまじい魔力がほどばしる…!
アリス「不吉の暗示…蓬莱人形、その真の姿を現せ!!」
暗黒の魔力に包まれた蓬莱人形がゆっくりとステージに降り立つ…
魔理沙「あれが…蓬莱の真の姿…!」
レティ「ちょ…そんなのアリなの!?あいつ一度倒された筈じゃない!」
さとり「……いいえ、どうやら登録されていた6体のうち、2体分はあの人形であったようですね。
ポケモンの登録は6体なのに、感じた気配は人形を含め5人分…成程、合点がいきました」
アリス「認めたくはなかったわ…。
でも、確かにあんた達は強い。
だから…今出せる限りの力であんた達の“力”を越えてみせる!」