ポケモン対戦ログ(2010.4.29・4.30) その1後編
あらすじっぽいよ!!
なんか見た目黒くてヒキョウな忍者っぽい暗殺者がなんかいたいけじゃない花屋(笑)をつけ狙ってたみたいなのよね。
それでなんかもののついでっぽく常識に捕われてないのかどうかよく解らない巫女が吹っ飛ばされたわけ。
そしたら「封印が解けられた!」とか言ってオンバシラーな神様が暴れだしたとかそんな感じであるわけよ。
うん、これで大体あってる(←
♪引き続きBGM 「神さびた古戦場」♪
アリス「あれが…八坂神奈子…!」
魔理沙「諏訪子の野郎の話じゃ、今は殆ど神の力なんざ残っちゃいねえとか聞いたが…」
映姫「神には、一部の例外を除けば、二つの種類がある。
その土地の力を象徴する者と…信仰を力とする者。
八坂殿は、言うまでもなく後者に当たる存在」
アリス「映姫さん」
映姫「信仰は即ち、信ずる者の想いと言い替える事も出来ましょう。
先の無意識異変により人々や妖怪たちの信仰を失いながら…いえ、それより以前に、彼女たちの世界で忘れ去られながらも、その存在を保てた要因はただ一つ」
魔理沙「……早苗、か」
映姫は頷く
映姫「閻魔といえど、格上の神格である彼女を断ずることはできません。
ですが、今仮初の姿とはいえ、一個の生命に宿った存在であると言うなら…私は彼女の心底を見極めておきたい」
映姫はふわりとステージに降り立ち、神奈子と対峙する…!
神奈子「相変わらず堅っ苦しいね…無期休暇中くらい仕事を忘れたらどうだい?」
映姫「性分なものですから」
ナズーリン「(懐から取り出したポケモン図鑑@ギンガ団ロゴ入りを見ている)
認識はジバコイル…鋼タイプポケモンか。
ドラゴンタイプの技も、神速も効果が薄い相手だが」
かごめ「それ、にとりの野郎が作った奴なら、あいつに言っときな。
今度あたしがまとめた対戦セオリーも全部入力しておけって」
ナズーリン「というと?」
かごめ「ジバコに限った話じゃないが、多くの電気タイプポケモンは技対応の広さが今一つ。
なので、大体サブウェポンとして高威力めざパを粘るんだ。
つぐみのめざ水もそのために粘った末の産物なんだからな」
ナズーリン「対地面タイプ用のサブウェポン…ですか。
!…そうか、地面タイプに有効なタイプには!」
映姫「片手間とはいえ、知識の集積というものは意外なところで役に立つものです。
この力で、今のあなたを見極めさせてもらいましょう…!」
映姫は目覚めるパワーの構え!
かごめ「やはりめざ氷!
カナさん、その力は拙い!一旦引いてくれ!!」
神奈子「そいつは聞けない相談だね…!
諏訪子から、今のあたしはたいして威力もない冷気の技でも致命傷を受けることは聞いてる…でもね!」
目覚めるパワーの一撃が直撃!
破壊力ばつ牛ンの致命的な致命傷!
しかし神奈子は踏みとどまっている!
映姫「なんと…!」
ナズーリン「あの一撃を…耐えたと言うのか…!」
かごめ「(カナさん…あんた)」
慧音「受け止めた…だと!?
不一致とはいえ、威力70の四倍弱点なのに!?」
静葉「カイリューの特防種族値、どのくらいあるか知ってる?
尚且つ彼女は耐久力周りの個体値、軒並みかなりの高水準だって諏訪子が言っていたわ」
静葉「(もっとも…彼女の事、それだけじゃないとも思うけど)」
神奈子「この程度の痛みで、あたしは止まってなんかいられないんだ…。
あたしは…これまでに十二分に傷つけてきてしまった奴を…自分の勝手でさらに泣かせちまった…!
自分を慕ってくれる者の悲しみを救えずして…何が神か!!」
神奈子の体から凄まじいオーラが解放される!
映姫「くっ…この力は…!」
神奈子「さっきのがあんたの問いであるなら…これがあたしの答えだよ!
天龍『雨の源泉』ッ!!」
神奈子は滝登りの構え!
致命的な致命傷!
映姫「お見事です、八坂殿。
いえ、この力はきっと」
視線の先には、泣きそうな表情のまま、かごめに支えられていその様子を見つめ続ける早苗の姿
映姫「止まぬ雨のなきが如く。
神を祀る身でありながら、神を死に追いやるは許されざる罪。
しかし…最早その罪は…問うに及ばない…!」
映姫は裏世界でひっそり幕を閉じた…
神奈子「(ありがとよ、お節介な閻魔様よ)
さあ…残るは一人だね。
そいつを倒せば決着…同じ事を、何時か諏訪子も言っていたような気がするが」
萃香「ああ、あんた達にとっちゃそれがフラグだったんだろうね!
食らいな!」
萃香は電光石火の構え!
神奈子は裏世界でひっそり幕を閉じた…
萃香「霧符『雲集霧散』…どうやら速さは私の方が上だったみたいだね」
神奈子「(ちっ…ここまでかい…!)」
アリス「萃香…!」
萃香「でもさ、これも嫌なデジャヴだよね。
こっち私1り、向こうはあと2りで余力も十分に残ってる。
無神論者の私でさえ、あの時文字通り鬼神の如き力を発揮した神綺さんにあやかりたくもなってくるね…!」
萃香「あんた、変わったよ…アリス。
紫の奴に、別の次元世界とやらでの私達の姿を見せてもらった事がある。
今、有頂天で天人どもと暮らしているブロントさんが中心になって、あんたも魔理沙も霊夢も…みんなで一緒に同じ目的のために行動していた世界さ」
萃香「一体あの世界のアリスと、今私の目の前にいるアリスとで何処が違うのか、ずっと考えてた。
前はどうしても違和感がぬぐえなかったのが…今この場にいるお前との差が何処にもないような気さえしてるよ」
萃香「アリス、敢えて聞く。
今…お前の信頼を総て私に預けることはできるか!」
振り向いた萃香の強い視線と、戸惑うアリスの視線が交錯する
心配そうな表情の魔理沙が…アリスの袖を引くよりも一瞬早く
アリス「…問われるまでもないわ!
この土壇場こそ、あなたの総てに私の心を委ねるのみ!
頼んだわよ、萃香ッ!!」
萃香「おーけー!
この私に任せときな!!」
♪BGM 「アンノウンX 〜 Unfound Adventure」(東方非想天則)♪
かごめ「カイロスか…陽気最速ならまず間違いなく越されるが」
ナズーリン「御主人、此処は私が行く。
期待には添えぬかもしれないが…っ!?」
かごめ「(ナズーリンの頭を乱暴に撫でまわす)
馬鹿吐かせこのネズ美!
最悪でも相討ちにしてやる、くらいの事を偶には言って見せろ!!」
ナズーリン「…そうだったね…!」
魔理沙「あいつ…虎の丸干しはあいつの事を部下だって言ってたはずだけど…」
アリス「(ま…丸干しって…^^;)
じゃあ、彼女も命蓮寺の妖怪なの?」
魔理沙「その筈なんだけど…あの丸干し、相当なうっかり屋らしいから存外愛想つかされたのかもな。
萃香、気をつけろ!そのネズミ、かなりのクセモノだぜ!」
萃香「見りゃわかるさ、策を操るのが得意そうな顔してやがる。
そういう奴が自ら前線へ出てくるってのは…単にそうせざるを得なくなった時か、あるいは」
ナズーリン「その答えは終わってから考えることだ、伊吹萃香ッ!」
ナズーリンは地面すれすれに鉤手を作った状態で萃香めがけ突っ込んでいく
掌から放たれる雷の魔力が地面との摩擦で独特の風切り音を生みだす…!
慧音「あれは…『千鳥』か!?」
幽々子「間違いないわね。
異世界の大国で『木の葉の白い稲妻』と呼ばれた大忍者の、唯一にして最強のオリジナル技…!」
こいし「(小声で)この場合アリスの中の人がその漫画の主人公大嫌いだってほざいていた事は指摘した方g」
さとり「あんたは黙ってなさい…っていうか何時の間に何処から湧いて出た!!!^^;」
萃香「へぇ…そういうのも持ってるんだ。
だったら真っ向から勝負!四天王奥義…」
勇儀「…っ!あれは!」
かごめ「姐さんの三歩必殺…いや、違う!
アレが、あいつの奥義か!」
「三歩壊廃ッ!!」
萃香は地震の構え!
破壊力ばつ牛ンの一撃!
萃香「…これで、まず一人…!?」
アリス「…っ!
まだよ、萃香ッ!」
萃香「何だと!?」
土煙を突き破ってシュカの実を咥えたナズーリンが萃香を自身の間合いに捉える…!
地震の威力はシュカの実で抑えられている!
「徹れッ!!
迅雷『サンダーボルトペンデュラム』!!」
ナズーリンはかみなりパンチの構え!
強烈な電撃を纏った一撃で萃香の体が大きくよろめく…!
萃香「つつ…大した威力だ…!
でも、この程度で寝ちゃいられないんだ…!
勇儀がかごめにそうしたように…私も、アリスの為に!!」
萃香は再度地震の構え!
破壊力ばつ牛ンの一撃!
ナズーリンは裏世界でひっそりと幕を閉じた…
ナズーリン(届かなかった…!
…ごめんなさい…御主人…!)」
かごめ「(いや…あんたは良くやってくれたよ、ナズー!)
あとは…先輩、あんたにすべて任せるよ!」
葉菜「おっけー!
此処で必ず、決めて見せるわよ!」
ストーリーは無駄に盛り上がっていますがここいらで解説を(←
ちょこまかちょこまかと執拗にはな者をつけ狙う暗殺者を、封印が解けられたっぽい軍神様が思いっきり蹴散らします。
犬の不意打ちの際に龍舞一回積み、その勢いでジバコ閻魔様も滝登りで沈めますが即死ならず、反撃のめざ氷で大ダメージを受けてしまいアリジゴク萃香の電光石火で快進撃に終止符を打たれてしまいます。
同志も種族値上では素早さは高い筈ですが、補正性格最速のカイロスに対し補正性格でも最速でもないので余裕で追い越され、地震で沈められてしまいます。
ただし不一致なのでシュカ込みで地震を一発耐え、かみなりパンチで体力の7割強を持っていってくれました。
残るはな者は一致シザークロスを体力4割弱残して耐え、眠らせた後に…。
萃香(ちく…しょう…意識が!)
アリス「萃香ッ、起きてええええっ!!」
葉菜「ナズーさんが繋いでくれたこのチャンス…逃すつもりはないッ!
これで終いよ!」
葉菜の右拳に凄まじいパワーが集束する!
「武神流奥義・猛虎破砕拳ッ!」
葉菜は気合パンチの構え!
致命的な致命傷!
萃香は裏世界でひっそり幕を閉じた…
葉菜「…勝負あり、かな?」
葉菜とかごめはお互いに親指を立てて応える…
♪BGM 「砕月」(東方萃夢想)♪
かごめ「…っしゃあ、勝ったよ!!
みんな良くやったよ!ありがとう!!」
かごめは倒れたままのナズーリン、早苗、ミスティアを抱き寄せる…
みすちー「…そ…そんな…私達は」
ナズーリン「ああ…大したことはできなかった。
殆ど、神奈子さんと葉菜さんのお陰だ」
かごめ「(苦笑)馬鹿言うなって!
あんたたちの戦いぶりも、実に見事だったよ!」
早苗はふと、背後の神奈子を見やる
神奈子は小さくうなづいて見せた
その視線に気づいたかごめは、早苗を解放し、その背中を叩く
早苗はおずおずと…神奈子の元へ歩み寄る
早苗「…神奈子様…私…私は…」
神奈子「…今まで、辛い思いばかりさせてごめんよ…早苗。
あんたは、あたしの…ううん、あたしと諏訪子の自慢の娘だよ!」
なおも何か言いかけた早苗を制するかのように、神奈子はその体をしっかりと抱きしめていた
誰にもはばかることなく、大声で泣くその少女の姿に溜息を吐くかごめ
葉菜「よかったね、早苗ちゃん」
かごめ「ああ…これで、こっちも一件落着だな」
ナズーリン「だが…一度失われた信仰を取り戻すのは並大抵のことではない。
白蓮殿もおられる現状、彼女らを取り巻く環境は厳しいかも知れません」
かごめ「そうかもな。
でも、あいつらなら…さな坊だったら、きっと大丈夫さ」
萃香「(ステージの上で大の字になっている)
あ〜あ…負けちった。
しかも体も全然言うこと聞いてくれる気配ナッシング…とんでもねーパワーだよ本当に。
つーか、あんな大仰な啖呵切った割にこのザマじゃ締まらないねえ^^;」
アリス「(溜息)まったくよ。
まぁ…見た瞬間嫌な予感がしてた相手ではあるけどね…」
アリスは寝転がっている萃香の体を無理矢理起こさせて、肩を貸そうとする…
しかし、萃香は動く気力がないようだった
アリス「冗談だったらそろそろやめてくれると助かるんだけど」
萃香「うう〜、冷たいなぁ…魔理沙の待遇との差があり過ぎだよ^^;
ごめん、正直マジで力が入らないんだ」
アリス「仕方ないわね…ゴレムス、あなたもう動ける?
こいつ見た目より重いから、任せてもらっていいかしら?」
ゴレムスの瞳が輝き、萃香の小さな体をよろめきながらもしっかりと抱える
アリスはそのまま、かごめ達の方へ歩みを進める…
アリス「復帰早々、かなり気合入れて臨んだつもりだったのにこの体たらくとはわね。
ともかく、完敗だわ」
かごめ「…完敗ってのは、以前のあたしたちみたいにロクに何も出来ないで蹴散らされる事を言うんだ。
あれだけの連中と心を通わせて…あんた達は紛れもなく強敵だよ…!」
アリス「…そうね、訂正するわ。
今回はわずかに及ばなかったけど…いい勝負だったわ、ありがとう」
観客席の一角
?「温い勝負をしやがる!
そもそもこういう場に小娘ばっかりって時点で、どうにも場違いじゃねえのか!?」
??「甘いぞ益徳。
人ならざる姿になってしまった我らにも感じ取れる筈だ。
…あの娘ども、強いぞ」
張飛「けっ、馬鹿言うな雲長兄ィ!
大体、今勝った方にいるネズミ女、此間呂布の馬鹿野郎がひとしきり暴れただけ時の中に居たろうが!
そんなのに負けるってのは向こうの女どもだって弱いってこった!」
関羽「…ふ…まあいい、今の主殿のところへ戻るとしよう。
長兄がおらぬ以上、我らの拠り所も彼女の元にしかあるまい」
踵を返し、その場を立ち去る関羽
けぇっ、と悪態を吐いて張飛もそのあとへと続く…
静葉「…気づいた、さとり?」
さとり「……「彼ら」のことですか。
あれだけ露骨に戦いの気を発している…私でなくても気づくでしょう」
こいし「なんだか、ちょっと嫌な感じだね。
裏表はなさそうな感じだけど…その分、余計なのかもね」
静葉「三国志もまた、史の中から生まれながら、受け継ぐ人々の想いが集積して生まれたひとつの幻想世界。
唯一人、神となった関雲長のみならず、そこに名を残す一騎当千の猛者たちの名は、今も多いに語り継がれている。
…強いわよ、彼らは」
こいし「それを率いてるトレーナーって言うのも、かごめやユルールと同じ世界の子なんでしょ?
やっぱり、かごめみたいに特別な力を持ってるのかな?」
静葉「いいえ…聞く限り、ユルールと同じで普通の女の子だわ。
そもそも、同じ世界観を持ちながら、その子のいた世界はかごめ達ともまた別の世界だと聞いた。
かごめ同様“四季姫”と称されるうちの、同じ顔をした別世界の存在」
さとり「…“武神鬼姫”熊野佐祐理…それと似て非なる少女」
静葉「彼女が呼ばれたのも、単なるMZD(神)の気まぐれか…それは、これからの一戦で明らかになる事」
(藤野軍団控室)
かごめ「よし、じゃあ次のオーダー発表するよ。
先鋒はレミリア、あんたに任せる」
レミリア「解ったわ。
…でも、相手は人間ばかりと聞くけど、私でいいのかしら?」
かごめ「…解ってて言ってるのかお前は…?
そういや、あたしの本棚から奪い取った蒼天の約半数、何時んなったら返すんだよお前…(#^ω^)」
レミリア「( ̄□ ̄;)えちょ…私ちゃんと全部返したわよ!
というか私だって読みたい巻が軒並みなくなってて困ってるんだし!」
咲夜「(あ…まさかパチュリー様…ガメて引きこもってるな…^^;)」
かごめ「そして姐さん、チルノ、ポエット、つぐみ」
勇儀「おう!」
チルノ「よっしゃー!
この最強のあたいの封印も解けられたよ!!」
ポエット「は、はい頑張ります!><」
つぐみ「らじゃーりょうかーい!^^ノ」
かごめ「あとひとりは…アンナ、お前に任す。
るりの野郎の置き土産、しっかり使いこなして見せろ!」
アンナ「おお、合点承知ですよ!
生まれ変わった私の力、試す相手としては丁度いいですー!><」
勇儀「…しかし、改めて考えてみるとルーミアが居ないくらいで、随分物々しいメンバーだね。
戦争でもやらかそうってのかい?」
かごめ「当然だ。
公式戦帰りかなんか知らんが…向こうがそう来るなら、こちらも黙って蹴散らされてやるなど真っ平だね。
二度と再起できないくらい、徹底的に心を叩き折る気でやっても構わんぞ…!」
勇儀「(…以前何があったか知らんが…こりゃあ、あたしも気合を入れていかなきゃならんね!)」
神奈子「済まんね…もう少し役に立てるかと思ったが…」
かごめ「いや、今のカナさんはその状態で戦うのは無理だろ。
あんたは十二分過ぎるくらい活躍してくれたし、ゆっくり休んでて」
神奈子「…ああ、お言葉に甘えさせてもらおうかね。
今度はあんた達の戦いぶり、じっくり見させてもらうよ!」
かごめ「…レミィ、ひとつおさらいだ。
相手側には龍舞ギャラドスと耐久特化ミロカロスがいる。
前ので味をしめていれば最良でもこのうちのどっちか、でなけりゃ確実に両方絡ませてくる。
そいつらに誰をぶつけるかで帰趨は変わってくるだろうが…」
レミリア「あと、私の記憶が確かならマンダがいる筈よ。
最悪、それが出てきても潰せるのを見越したメンバーよね?」
かごめ「そこまで解ってるなら言うことはない。
解ってるなレミィ…このあたしを本気にさせた事の恐ろしさ、骨の髄まで思い知らせてやりな…!」
レミリア「了解よ。
種族値と個体値の差が絶対的な戦力の差ではない事、思い知らせてくるわ!」
(談話室)
慧音「(三国志…いや「三国志演義」の英雄…か)」
幽々子「けいねー、かごめちゃんところのオーダー決まったみたいよー^^
…どうやらあの子、相手を本気で潰しにかかる気みたいだわ」
慧音「…彼女なら何時もの事ではないのか…」
慧音は溜息を吐きながら、幽々子から手渡されたそのメモを見る…そして、はっきりと顔色を変えた
慧音「レミリアにチルノ…それに星熊勇儀だとっ!?
しかも…あのエンペルトのポテンシャルを受け継いだ者がいる…?
馬鹿な!ここまで露骨なパーティ編成をするような相手か!?」
幽々子「…そうみたいね。
前回、それこそネタとして笑い飛ばす余裕がまったくなかったくらい、相手の一方的な展開で終わったそうよ。
文(ふみ)ちゃんが天狗に直接聞いたって言うから、恐らく間違いないわ」
慧音「その文(あや)から、今までほぼ一方的に制する事の出来た相手だと聞いたが」
幽々子「…士、別れて三日剋目して相対すべし…だったかしらね。
まぁどっちも女の子だけど。
むしろ相手を甘く見過ぎていたかごめちゃん自身、自分を許せなかったのかもね」
幽々子「これを必殺の心構えと見るか、単なる空回りで終わるか…。
この勝負の行方次第で、アリスにどうアドバイスするかを決めたいところね。
…現状、かごめちゃんの見立てを信じるなら…かなりの強敵ということになる」
慧音「…何処の世界にもトリックスターというのは一人二人いるものだが…。
幻想郷においてのそれが八雲紫であるとするなら、向こうの世界ではMZDと呼ばれる少年がそれに当たるか。
そういう連中が一体何をたくらんでいるか…俗物たる我々が考えても詮無き事か」
幽々子「ええ。
意味を求めてみたところで、大概は何も出てきやしない事も多いもの。
考えるだけで馬鹿馬鹿しくもなるわ」
慧音「そうだな…さて、そろそろ戻るか」
慧音がそこを退出すると、それに続いて幽々子もその場を後にする…
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かごめ「これでようやく1ラウンド目が終わりという事ですが」
文「やっとおわったのか!ながい!><
しかもラストあたりからやけに展開がkskしてますよね」
かごめ「一本でまとめるには長く、二本に分けると後が短くなるとか本当に中途半端だよな。
結局、次の話への引きとかエピローグ的な小ネタで埋めるしかなくなったわけだが」
文「なんともはや^^;」
文「しかしあれですな、麓の紅白の扱いはわりとぞんざいなのに、山のフルーツ(笑)の扱いは微みょんにいいんですね」
かごめ「最近、なんか評価がいいらしいんだよな。
っても、元から霊夢よりも早苗の方がキャラソート上位にソートされてたけど」
文「一般的には逆みたいですけどねえ…大差はないみたいだけど(※第七回人気投票結果参照の事)」
かごめ「なんだろうねえ…狐観では早苗の基本が河装備らしいんだよな。
そこにちょっとわずかにドキドキ大冒険の狂気が混ざってる感じで」
文「河装備…基本的に振り回されタイプでしたっけ」
かごめ「他の面子が濃いからね。
まぁあの話で見ればにとりも十分に振り回されタイプなんだが」
かごめ「まだ尺も結構余裕あるし、このラウンドの解説も少ししとくかね。
カナさんとはな者は想定通りの大活躍だったが…個人的に一番残念だったのはみすちーだったか。
出したタイミングと相手が悪かったと言えばそれまでだが」
文「実は狐予想で、シャドウと聞いた瞬間に真っ先に仮想敵として想定したポケモンが居たようですが…」
かごめ「ああ、マニューラだな。
攻撃力と素早さ両方高くて、アリスの対戦ログで辻斬りを使ったという描写があったんでな。
テッカニンは正直遊牧民のところのアレが印象強過ぎて、マトモに殴ってくるっていう考えもなかったし」
文「マニュだったら完璧に無双されてますよね、このメンバーだと…^^;」
かごめ「はな者そ死に出しか対面でタスキで受けて、起きなければ気合パンチ…くらいか。
穣子も相性は悪くないが…。
でも「インターセプターのほうが下手すりゃ強い」って話もあったから、鉄火の火力と装甲を考えるとまぁ確かに、という気もするな^^;」
文「でも火力そこそことはいえ…HPだけはべらぼうに高い上防御Vのみすちーを一致燕で確2、と」
かごめ「死に出しだったら仕留められたかも知れないけどな、流星群で」
文「…相変わらず無茶苦茶な技持たせてますね…まさかそのためにスペカ交換というネタを考えたので?」
かごめ「他に何があるよ」
文「いやまぁ、別に」
かごめ「あと同志は完全に攻撃特化だな。
っても、基本がライチュウの火力、挙句ボルテッカーもないからタカが知れてるわけだが」
文「けど威力的にボルテッカーなら確1で持って行けたのでは?」
かごめ「間違いなくな。
しかし電気玉がない現状もさることながら、そもそも中の人がピチューとピカチュウ死ぬほど嫌いだから」
文「もうこのままいくほかない、と」
かごめ「ってもカイロスはそこそこ固いし、相性ニュートラルの相手で7割強持ってけるなら破壊力としては問題ないけどな。
相性が良ければ、普通に1対n交換は見込めるとは思うが…あとは遊牧民のところの焼き鳥と無道を狩れるかどうかだろ」
文「…後者はタスキ要ると思いますが…恩返し的な意味で^^;」
かごめ「…お前もだんだん解ってきたようだな…まぁ、そういうことになるわな」
文「というわけでいよいよ、リベンジラウンドということになりますが」
かごめ「前回のログの話になるけど…正直狐としても、あそこまで歪みなくやられると話も作れないし、単純に耐久型で粘られて押し負けることほどムカつく負け方もないからな。
呂布とかマンダとか、正直対策する必要すらない編成だし、そんなのどうでもいいんだよ。
問題はミロをどれだけのスピードでぶっ潰せるか、それが本当にすべてだったから」
文「普通に挑発でいいのでは…って、先鋒からぶつかれるかどうかは微妙ですけど^^;」
かごめ「全くだ。先鋒で出してくれれば速やかに叩き殺せて、あとは剣舞逆鱗無双だったものを…」
文「おお…こわいこわい…」
(続きますよ?)