ポケモン対戦ログ(2010.4.29・4.30) その3
かごめ「では特に前置きもなく三本め〜^^」
文「しかしあれですな、今回対戦一回につきログらしきもの一本になってますけど…色々端折ってしまえばもっと容量が減らせr」
かごめ「そこは触れないお約束だ。つーかみとりがしゃしゃり出てくる前にあたしが禁止してやる」
文「( ̄□ ̄;)(えええええ!?)」
かごめ「…まぁそれは冗談としておいても、今回それだけネタの種が多かったということでひとつ。
何と言うかアレだな、アリスサイドというかちんき様とあたしの考え方の違いとか、話の種としてとてもおいしそうなネタが転がっていた以上狐に食いつくなという方が無理難題なんだろうな」
文「ですがかごめ殿…そのあと厳選対象になってる私とルーミアが絡んでますよねこの話」
かごめ「しかも次の日はどっちも絡んでないというおまけつきだな。
当然ながら狐は伏線を張るだろう…!
だが最早そうしてしまうのが摂理っ…!何人にも止められないっ…!」
文「いやいやいや福本調に言えばいいってもんでもないですから^^;
しかし折角対外的なところは全部始末できて、以後はゆっくり対戦内容だけまとめていってね!!!って感じになると思ってたのに…」
かごめ「それは…前もそれとなく触れただろう?
「あとは内輪ネタくらいだ」って」
文「( ̄□ ̄;)あれフラグだったのかよ!?
…はぁ…もう何でもいいですからとっとと本編逝きましょう…」
ラウンド3(4.29)
自分(カゴメ)
ルーミア(ゲンガー@達人の帯)、ゆうぎ(ガブリアス@ヤチェの実)、あや(ムクホーク@鋭いくちばし)、キスメ(ダグトリオ@気合のタスキ)、つぐみ(サンダース@物知りメガネ)、ポエット(トゲキッス@気合の鉢巻)
相手(アリス)
ときこ(エアームド)、スーさん(ドククラゲ)、ユメコ(グライオン)、しんき(ガブリアス)、みょん(ハッサム)、みま(バンギラス)
(アリスの控室)
霊夢「(溜息)…随分変わった面子だこと。
つーか、こんなんで本当に勝負になるの?」
妖夢「( ̄□ ̄;)えちょ…開口一番それはないでしょう霊夢さん…」
霊夢「そりゃあさ、私そんなにまでこの環境に馴染んでるわけじゃないから良く解らないわよ。
大体にしてあのかりちゅまの親玉、何だかんだで抑えに上級妖怪を絡めてくるじゃない?
…何の力もない本読みなんかを盾代わりに使おうっての?」
神綺「ふん…所詮は信仰の「し」の字にも縁のないぐーたら巫女の見解なんてそんなものね。
このルールにおいては個人戦闘能力の高さだけが戦力差とイコールなのではない。
異変と見ればただ己のカンと運を信じて盲目的に突っ走るしかできないあなたには、百年経とうが千年経とうが理解はできないでしょう」
霊夢「へーへー、結構な御高説だことで。
だったら…そのカンからひとつだけ言わせてもらおうかしら」
神綺「…何かしら?」
霊夢「…あんた、どうやったか知る気もないけどそのメンツの幾つか、無理矢理力を引き出してるんじゃない?
何でも付け焼刃というのは錆が出るのが早いって聞いたわ。
一度錆が付いた金物は錆を取るのも面倒だし、使えなくなるのも早いわよ」
霊夢はそのまま踵を返し、部屋を退出してゆく…
騒然となる面子を、神綺から目くばせを受けたメディスンが鼓舞し、すぐに場のムードは元に戻ったが…妖夢は不安そうな面持ちで霊夢の去った先を眺めている
妖夢「(…霊夢さん…?)」
魅魔「…一見、自分がハブられた負け惜しみにも聞こえるが…。
あいつの言わんとしている事も解るね。
流石にあんなものを見ちまうと、あたしとしてもそう思わざるを得ん」
魅魔「成程、確かに先入観にとらわれてばかりじゃ見えないものもある。
皮肉にも、さっき奴があたしに言った言葉はあべこべに返す事も出来るだろうさ」
妖夢「…魅魔様」
魅魔「っと、これから一戦交えようというところに、変な事いって水注して悪かったね。
ヒマな悪霊の戯言だ、忘れちまってくれや。
…あんたの修行の成果とやらも、じっくり見せてもらうとするかね」
(藤野軍団控室)
既にオーダーを発表し、各々参戦者は会場に、それ以外は観覧席へ移動してかごめだけがそこに取り残されている…
レミリア「一寸いいかしら、かごめ?」
かごめ「なんだい。
もうメンバーの入れ替えとかは取り合わんぞ」
レミリア「…その辺り、少し矜持を曲げたほうがいいかもしれないわよ。
天狗はまだしも、今のルーミアは」
かごめは何時の間にか抜き放っていた白刃を、レミリアの喉元につきつけていた
レミリアは一瞬気を取られるものの、臆することなく続ける
レミリア「私には解るのよ…あいつは…以前の私とまったく同じ表情(かお)をしている。
しかも…ルーミアはあなたを慕っているし、それに」
かごめ「その覚悟も…その気概も持っての意見なら聞かざるを得んな」
レミリアの手にも、うっすらと淡いオーラが刃の形を取っている…!
かごめはため息をついて、突き付けた刃をゆっくりと鞘におさめた
かごめ「…解っているんだよ、そんなこと。
でも…あたしはそれが正しいとは思えない。
今の魔界神サマのように、必要な駒として、そいつの力を無理やり引き出すことなんて…!
それに、あいつの封印を解くことが、一体何を起こすかお前は…」
レミリア「逃げる気なの?
…あなたらしくもない」
かごめ「…何…!?」
レミリア「…私が知る「藤野かごめ」という誇るべき真祖は、そんなつまらないコトを天秤にかけて、あの子を苦しめ続ける選択肢を取るとも思えない。
あの子の出自と封印の意味、パチェを通して聞いている。
…私があなたの立場なら、迷わずあの子の封印を解きに行くわ…あの子が、ルーミアが、あなたの期待に応えられない事に思い悩んでいる姿を知っているなら…!」
レミリアはそのまま部屋を退出する…
溜息をつき、彼女は傍らに置かれた酒の瓶を一口呷った
かごめ「……随分、言うようになったじゃないか……!」
…
……
ルーミア「(頑張らなくちゃ…!
チルノだって、いっぱいいっぱい頑張って、すごい相手に勝ってきたんだ…私だって!)」
ルーミアの周囲に凄まじい電撃が渦を巻き始める!
神奈子「(あいつ…?)」
早苗「…あの子…なんだかとっても辛そうです…。
巧くいえないけど…苦しそう」
ミスティア「…うん」
神奈子「苦しそう…か。
確かに、そうかも知れんな」
ルーミアは10万ボルトの構え!
破壊力ばつ牛ンの一撃!
朱鷺子「( ̄□ ̄;)ひゃああああああ!?
は、はうう…こんなの何度も耐えきれない…><」
ルーミア「……ッ!?」
かごめ「(くっ…!
やはり、一撃では…)」
そのとき、かごめのスカートを引っ張るポエットの真剣そうな表情を見て、かごめははっとする
こちらを伺う不安そうなルーミアの表情…
かごめ「(いっけね…!)
問題ない、偶々だッ!もう一撃決めてしまえ!」
アリス「(珍しいわね…あいつ、はっきりと焦りを見せてるわ…。
まぁ、それが何故なのかは今、考えることじゃない…悪いけど、形勢は握らせてもらうわ!)
朱鷺子、今のうちにアレを使いなさい!
チャンスは一度しかないわよッ!」
朱鷺子「( ̄□ ̄;)ちょ!そのセリフってどう考えても私使い捨てえええええ!?」
……
文「てなわけで先手は香琳堂に居た本読みとルーミアさんですが」
かごめ「達人補正10万で落ちないとはどう見ても耐久振り。この無道は間違いなくステロを持っていた(キリッ」
文「…というわけでもないでしょうけど、このコリブリもどきは耐えてくれやがった挙句露骨にステロをばらまいてくれやがりましたね。
流石に2発は耐えなかったものの、ソクノ持ちでもない無道に一発でも耐えられるのは痛すぎるような…」
かごめ「まーったくだよ、想定外もいいところさ。
つーかヒョウタの時からステロには嫌な予感しかしないという酷いトラウマだ…さとりにトラウマを読みとられたら狐野郎に降ってくる弾幕は間違いなくステルスロックとボーマンダである事は確定的に明らか」
文「強ち間違ってもないでしょうが…」
……
アリス「(あの子…なんか苦しそう…。
まるで、自分の理想と現実のギャップの差に戸惑っているみたいに…?
…かごめは何故、あの子をそのままにしているの…?)」
メディ「アリス、今がチャンスなんだ。
人間達の「へーほー」とかいう本に、そのタイミングで最良の攻撃をしなきゃいけないって書いてあった!」
アリス「…そうね。
今は、同情している場合じゃない…行くわよ、スーさん!波乗り!」
スーさんは波乗りの構え!
ルーミアは戸惑っている…!
文「…いけない!」
文は電光石火の構え!
文はルーミアと突き飛ばしてフィールドに踊りこむ…
文は吹っ飛ばされた!
かごめ「くっ…文ああっ!!」
かごめは吹き飛ばされた文の体を受け止める!
かごめ「…なんで…なんで勝手な事をっ!」
文「…面目ない…。
だけど…あんな顔をされていたら…体も無意識に動いたみたい…」
ルーミアはへたりこんだまま、茫然とかごめ達を眺めている…
慧音「(ルーミア…お前)」
レティ「…元気がない事は知っていたけど」
静葉「そうね。
アレは何時かのリリカと同じだわ。
…本来の自分を自分自身が受け止めて…それを、更に受け止めてくれるような存在が居ないと…その苦悩からは救われない」
静葉「慧音、あなたが心配するのも解る。
…でもきっと、その解決のカギになるのはあなたではないわ」
慧音「ああ…でも、それでも…無念だ。
私には見守ってやることしかできないなんて…!」
……
かごめ「続いて出て来たのは鈴蘭妖怪の人形…なんだけど、確か「スーさん」ってメディが連れている人形の事じゃなくて、彼女が住んでいる無名の丘の鈴蘭達そのものだという話を聞いたことがあるんだが…」
文「こまけぇこたぁいいんじゃないスかね。
ミラコ張られましたけど、こっちもダメージ見越して催眠を撃たせたのが功を奏しましたね。眠らせればおいしかったんでしょうけど。
つか、何故わざわざ私に交代したんで?
無傷で出たところで、口惜しいことですがクラゲ臆病最速だったら同じ100族なので今の私では多分余裕で越されて結局何も出来ないのは確定的に以下略(編注:この時点では文は最速ではありません;ぉ)」
かごめ「いやほらだって、ステロウザいし返しで死ぬのは解りきってたけど霧払いで何とか」
文「( ̄□ ̄;)えちょそれって私も捨て石ってことですよねえええええ!?
しかも結局交替のときに波乗りがクリーンヒットして何も出来ずに終了ですよ。鴉なのに犬死とはこれいかに」
かごめ「いや誰がウマい事を言えと」
かごめ「スーさんはキスメの地震でぶっ飛ばしますが結局ステロは処理できず、スーさんを破壊した(ぇ)後は魔界のメイドがひたすらに身代わりやら分身やらを積んできてだな」
文「もうこの時点でアヤしいというか危険な気配が^^;
攻撃してくる気配もないので不意打ちも使えず、岩石封じを当てろというのも無茶振りなので必中技を持つポエットに交代したわけですけど…」
……
夢子「…これで私の準備は整った…!
神綺様、お受け取りくださいッ!」
夢子はバトンタッチの構え!
夢子の纏っていた防御魔力が総て神綺へ受け渡される…!
神綺「おーけー夢子…あとは、この勝負を一気に決めさせてもらうわよ!!」
かごめ「やばっ…!」
♪BGM 「死闘(FF6)」/植松伸夫♪
神綺「…これでもとてもじゃないけど全力とは言い難い…。
けれど、これ以上でやったら流石に祭りのレベルを超越してしまうからね…!」
かごめ「…だろうな。
本気になったあんたらを叩き潰そうと思ったら、それこそ魔性真祖クラスを束にしてぶつけても足りるかどうか。
……つーか現時点でも十分にどうしようもならなさそう系の気配が^^;」
ポエット「私もそういうことはなるべくなら言いたくないんですけどねー^^;
…どうしましょうか?」
かごめ「まぁ…まずは解決できるところから地道に潰していくしかあるまい。
確実に当てることを考えな」
ポエット「了解っ!><」
静葉「話は変わるけど…ひとつだけ聞くわ、慧音。
神綺がプロデュースしたあのパーティ……もしかしなくても“砂パ”ね」
レティ「えっ!?」
慧音「…済まない…実は私も、詳しい事は全く聞かされておらん。
嘘だと思うなら、さとりに心でもよませれば解ろう」
静葉の視線を受けたさとりは頷く
さとり「どうやら彼女は、本当に直前の直前まで、アリスにさえも伏せていたのでしょう。
今のこのことやってきた、目出度い色の巫女が見た光景を信じる限りは」
一同が振り向いた先には、普段通りの仏頂面をした霊夢が立っている
慧音「霊夢…お前も来ていたのか」
霊夢「一応ね…つーかやっぱ、あたしその小五ロリ大っ嫌いだわ。
露骨に断りなく人の心をずけずけと読んでくる…いやらしい」
さとり「(溜息)…ここまで一言一句異なることなく、思った事をクチに出していただけるような方ばかりなら、こんな能力なんて必要なくなるんですがね」
霊夢はそのまま、わざとさとりから少し離れた位置に腰を下ろす
霊夢「ねえそこの秋神の姉、あいつのメンバー構成についてなんか知ってんでしょ?
こういうのに詳しくない私にも、ひとつ教えてもらえる?」
静葉「…珍しい事もあるものね。
私もメンバー決めに関わっているわけじゃないし、あくまで憶測だから本当にそうかは知らないけどね…」
静葉「要するに、砂嵐の天候と、其れに関わる有益な特性とタイプで構成されたパーティ編成のことよ。
砂嵐の天候は岩、地面、鋼タイプ以外のポケモンと、特性「砂隠れ」を持たないポケモンは毎ターンダメージを受け、尚且つ天候に左右される一部の技に影響を及ぼすわ。
更に岩タイプのポケモンは、特殊防御力が5割増しになる」
静葉「本読み妖怪は鋼タイプのエアームド、魔界メイドは地面タイプで砂隠れを持つグライオン、そして本尊の神綺は地面・ドラゴンを兼ね備え、さらにこれも砂隠れをもつ強力なポケモンであるガブリアス。
毛色の違うのはドククラゲだけど、恐らくは毎ターン体力を回復できる措置が取られていた筈だわ。
けれど…ここまでお膳立てしておきながら、肝心の砂嵐を起こすポケモンがまだ顔を見せていないのが気になるわね」
霊夢「…あの空気読まない天人は、まだこの会場には入っていないみたいだけど?
萃香も今回は、本来のスタイルとも言えるスピード重視で参加しているみたいだし」
静葉「ならば恐らくは、他にも砂嵐を起こせる者がいるという可能性はある。
本来は早いうちに天候を変えたかったのでしょうけど、キスメの特性も「砂隠れ」…恐らくは、他にも対応できる者がいると読んで、回避技をバトンしたガブリアスのパワーで一気に薙ぎ払う戦略に切り替えて来たのかしら」
さとり「というか静葉さん…詳しいですね。
諏訪子さんの受け売りというだけにしては、余りにも調べ過ぎでしょう…?^^;」
静葉「…異変が落ち着いてから、山は意外にヒマだったのよ−−;」
アリス「母様、気をつけて。
その子は、見た目に惑わされると本当に痛い目を見るわ…!」
神綺「そうね、昔の…そして今のあなたのような、真っ直ぐで澄んだ目をしているわ。
…どうやら私達がゴレムスにやったことは、余計な御節介になってしまったようね」
アリス「…え!?
あ…その…えーっと…アレは母様の差し金とかじゃ」
神綺「いいえ、想定外^^;」
アリス「( ̄□ ̄;)うっそーん!?」
魅魔「(魔理沙の肩をぽんぽんと叩く)…あんたもこれ終わったら、隠してる事洗い浚い全部話してもらおうかね。
ああ、今日の夜は長そうだなぁ♪」
魔理沙「か…勘弁してくれよ…orz」
神綺「まぁ、魅魔の言うとおり、その経緯はあとでゆっくり聞かせてもらうことにしようかしら。
今は…ただこの戦いの障害となる者を着実に排除するのみ!!」
神綺の体に凄まじいオーラが集束する!
神綺「受けなさい…魔界の神の真なる一撃を…!
タイラント・オーバーブレイクッ!!」
神綺は逆鱗の構え!
致命的な致命傷!
ポエット「ひゃああああああああああッ!?」
しかしポエットは踏みとどまっている!
アリス「まさか!?
…ううん、あの子ならそのくらいは耐えてくる筈…!」
ポエット「(すごいパワーだ…次はきっと耐えられない…でも!)」
ポエットは燕返しの構え!
しかしその攻撃は身代わりに当たり…それを破壊した!
夢子「なっ!?
私の分身体を一撃で!?」
アリス「驚くことはないわ夢子…むしろ、あの子の攻撃を一度でも防げたことを誇るべきだわ…!」
ポエット「当たる確率は低いけど…一か八か!
届け、雲耀の速さまで!えええええええええええいっ!!」
総ての闘気を解放したポエットが一陣の風と化して駆ける!
ポエットは神速の構え!
しかしダメージを受けながらも、神綺は片腕でポエットの腕をつかみ取る…!
ポエット「…うっ…!」
神綺「流石だわ。
でも…ここで終わりよ!!」
神綺は逆鱗の構え!
ポエットは吹き飛ばされた!
静葉「(ポエット…見事だったわ…!)」
慧音「なんという娘だ…魔界の神と呼ばれた者の本気の一撃に、真っ向から挑むとは…!」
レティ「あの子、一緒にジョウトを回ってた時からあんな感じだったしね。
…可愛らしい顔してるけど、とっても頼りになる子よ」
……
かごめ「グライオンにガブリアスときて、スーさんも記憶があやふやだったので書いてなかったけど、確か黒いヘドロか食べ残しを持っていた筈。
そうするとそろそろうっすらと相手の基本戦略が見え隠れし始めるのだが…」
文「この辺りは静葉様が触れられていますね。
しかしまあ、分身二段階&張り切り補正で神速の命中率は広角補正催眠術なみですよ…よくそんなの当たりましたね」
かごめ「まったくだ。
ダメージは決して大きくなかったものの、此処でちんき様へのダメージを稼げたのは大きかったな」
かごめ「この後キスメも不意打ちでダメージを重ねるものの、逆鱗のラスト一発を受けて轟沈。
ダメージの蓄積と混乱状態での博打を避けたのか、相手は勇儀姐さんの地震を読んでメイドへ交代したのだが」
……
勇儀「(ルーミア…今のお前にこの現実は酷かも知れない。
叶うのならば…お前の苦悩を肩代わりしてやりたいさ…!)」
夢子「…貴様…余所見をするなッ!」
夢子はハサミギロチンの構え!
しかし、勇儀は振り向く事もなくそれを受け止めている…!
夢子「うっ…!」
勇儀「済まないね。
けど、お陰でお前をあたしの得意な間合いに釣り込むことができた…!」
夢子「(なんだ…闘気が高められている…!?
舞ったのか!?何時の間に!?)」
♪BGM 「御伽の国の鬼が島 〜 Missing Power」(東方萃夢想)♪
勇儀「あたしの能力は怪力乱神。
無理を通して、道理をひっこめさせる能力さ。
…何の変哲もない僅かな仕草の中に、舞を忍ばせることくらいはお手の物だよッ!!」
萃香「巧いっ!流石は勇儀だね!^^」
神奈子「(ほう…流石は、嘗て幻想郷に覇を唱え、力こそ正義の鬼の中で「力の勇儀」と称されるだけはあるね…!
こいつは、決まったね)
…つーかそこのチビ鬼、あんた何時からそこにいたんだい^^;」
萃香「あー、気にしない気にしない。あんたも飲むかい?^^」
勇儀「剋目して見るがいい、魔界の神どもよ!
四天王秘奥義“大江山百鬼夜行”ッ!!」
勇儀は逆鱗の構え!
夢子は吹っ飛ばされた!
夢子「(くうっ!
そんな…この私が一撃で…!)」
アリス「…っ…!
何時だったか、一瞬で制した記憶があったから油断してた…!
こいつも萃香と同じ、鬼の四天王…!」
妖夢「アリスさん、私が行きます!
あの技の体勢に入っている限り、勇儀さんは他の技を繰り出せぬ筈!」
アリス「ちょ…待ちなさい妖夢!何かそれフラグになりそうな…っ!!」
妖夢「今の私に、あの技は効果は大きくない…!
一発でも耐えればここで攻撃力を高めて…何とかなる!」
アリス「( ̄□ ̄;)もうやめて妖夢!
あなたの死亡フラグは回避不能なくらい乱立してるわよおおおおおおおおおおおお!!」
妖夢は剣の舞のかm
勇儀「おらあああああああああああああああああああああああ!!!m9( ゚д゚ )」
妖夢「( ̄□ ̄;)え…ひゃあああああああああああああああああああああ!!?」
妖夢は吹っ飛ばされた!!
レティ「妖夢くんふっとばされたー!!><ノシ」
霊夢「な…何しに出て来たのよあいつ…^^;」
慧音「まるでアレだ…どこぞの穣子とタメ張るくらい、清々しいまでの出オチっぷりだな…^^;」
静葉「…お願いだからもうそのへんで許してあげて…^^;」
穣子「orz(ZU〜N)」
……
文「実際は一発耐えられて剣の舞…だったんですが」
かごめ「余りにも一撃のダメージが高くて吹いたわ^^;
相性半減の相手でも半分以上持っていく恐るべき剣舞逆鱗」
文「まあほんの数刻前に同じモノを見てるんスけどね。
こちらも神綺様同様、ステロのダメージもあるので素直に引きます」
……
神綺「(…まったく…実にやりにくい相手ね。
考えてみればかごめちゃんにとって、あの鬼の四天王は主力中の主力。
出してこない展開を考える方が、甘い考えだったと言わざるを得なかったわ)」
かごめ「…さて…あれをどうしたものかだが…?」
つぐみ「あ!」
つぐみが制するのも待たず、ルーミアはそのまま神綺へと弾幕を携えて突っ込んでいく…!
かごめ「っ!
おい馬鹿やめろ!今のお前じゃ…お前じゃどうにもならな…っ!!」
神綺「…そうね、今までのアリスも、こんな悲しい目をしていたかも知れないわ。
でも…だからと言って手を抜くのは却って礼儀に反するわね…!」
アリス「(母様…)」
ルーミアのシャドーボールが放たれるその刹那…その眼前に、瞬時にして姿を現した神綺
神綺の冷たい瞳の中に、驚愕の色をあらわにする幼い妖怪の表情が映り込む…
神綺は逆鱗の構え!
ルーミアは裏世界でひっそりと幕を閉じた…
かごめ「(…ルーミア…お前は…!)
…つぐみ!構わん、今のスキに…ルーミアごと奴を撃てえええッ!!」
次の瞬間、神綺の目の前に割りこむ白い影
一瞬、少女は悲しそうな表情を見せ…渾身の魔力を右手に集束させる
つぐみ「来たれ水の精!波濤よ、海神の三叉の槍となり貫け!
重水の神鎗ッ!!」
つぐみは目覚めるパワーの構え!
神綺は裏世界でひっそり幕を閉じた…
アリス「…めざパ水…母様っ!」
神綺「しくじったわ…。
あの子…かごめちゃんと同じ匂い…そう、そのくらいのことは仕出かせる力があるのね…!
ごめんなさいアリス…魅魔…頼んだわ…!」
魅魔「ちっ…厄介な相手残してくれやがって…!
しゃあないね、一丁行ってくるか!」
魅魔がフィールドに立つとともに、突風が周囲の砂を巻き上げてゆくッ…!
かごめ「(…砂起こし!
こいつが、砂嵐の起点だったか!)」
魅魔「悪いが、この後に鬼が控えてるんでね…沈みな!」
魅魔は地震の構え!
つぐみ「…そういうのが来るの、待ってたんだ!
戒め解き、舞い上がれ…“蒼天籠女鳥”!」
つぐみのコサージュがひと振りの刀となり、さらにそこから巨大な翼が展開される!
つぐみは電磁浮遊の構え!
重力の封印が解けられたつぐみには地震がぜんえzん届いていない!!
魅魔「( ̄□ ̄;)な…」
アリス&慧音&レティ&さとり「(;・`д・´)・`д・´)な、なんだってー!!(`・д´・(`・д´・;)」
霊夢&静葉「( ゚д゚ )ポカーン」
ナズーリン「…酒を買ってこいというから買ってきて戻って来てみれば全員が呆けてる…。
どういうことなの…」
つぐみはそのまま10万ボルトの構え!
その衝撃で魅魔は体が痺れて動きが取れなくなった!!
魅魔「……!!
っんの…やってくれるじゃないか小娘ッ!!」
つぐみ「(…頑張らなきゃ…ルーミアの分まで、わたしが!!)」
アリス「…はっ、呆けてる場合じゃなかったわ!
っていうか何が今がどうなって」
神綺「想定外だったわ…明らかに防御系統を振ってないサンダースで電磁浮遊なんて!
しかも電撃の余波で麻痺取られたのあいつ…!?」
アリス「ちょ…そんなことって!!」
神綺「別段不思議なことじゃない…噂には聞いていたけど、あの「詩姫」には娘が一人いる。
あのつぐみちゃんって子は、間違いなくかごめちゃんの娘ね」
アリス「娘…ですって…かごめの?」
神綺「出鱈目なところはまさしく母親譲りだわ。
…あの子が成長したらいったい、どんな怪物に育つ事やら」
つぐみ「まだまだっ…“天雷の暴風”装填!
稲妻重力落としッ!!」
つぐみはさらに10万ボルトの構え!
魅魔「んの…調子に乗ってんじゃないよおおおおおッ!!」
技の反動で体勢を崩したつぐみにストーンエッジが襲いかかる…!
かごめ「つぐみッ!!」
勇儀「問題ねえ、あたしに任せときな!」
その間に勇儀が瞬時に割って入りストーンエッジを受け止める…!
魅魔「…くっ…!」
勇儀「くたばりな、悪霊ッ!
四天王奥義“三歩必殺”!!」
勇儀は地震の構え!
相手の悪霊をズタズタにした!
……
…
かごめ「どうやら完全に予想GUYだったらしくてまんまと一杯食わせたぜ…!」
文「いや本当ですよ。
サンダースのような紙(物理)防御、鈍足のジバコイルでは選択肢として微みょんな技ですのに」
かごめ「だからこそいざというときに撃つと奇襲効果ばつ牛ンと関心するがどこもおかしくないな。
起こりうる可能性は総て考慮すべきというマーフィーの法則の名台詞を知らないのかよ?」
文「ぇー('A`)」
かごめ「どうせ地面は大体地震が来てソクノでも耐えるのほぼ不可能だしな。
つぐみは最初の10万ボルトで魅魔様を麻痺らせて、一度動きを封じるものの結局止めを刺しきれず、ストーンエッジで撃ち落とされてしまったんだが」
文「相手も残り体力も僅か、砂嵐状態で回避も鬼なった勇儀さんの地震で危なげなく締めて終了。
結構きわどいところもありましたが、まあ結果オーライですね」
かごめ「というわけで29日分のログはこれにて終了ですが、どうでもいい裏話はもうちっとだけ続くんじゃよ」
文「もうアレですね、キナ臭いニオイしかしませんねこれ。
てなわけでこの次は幕間としてお楽しみくださいませ^^;」
(幕間に行くらしいよ)