ポケモン対戦ログ(2011.6.2/6.5) その4
かごめ「しかしまあここまで本数の多いログもいつぶりなのかねえ」
諏訪子「あたしゃには単に、切りどころを見失ってだらだら続けてるようにしか見えんのだけどねえ」
かごめ「…それはいうな」
かごめ「ここからはもう完全に例の方のターンですね。
なので解説は極力控えめに」
諏訪子「確か狐の野郎は青い子以外はわりとどうでもいいみたいなことをほざいてなかったっけか?
そもそも最初はほむらを用意するつもりすらなかったんだろう」
文「( ̄□ ̄;)ちょ」
かごめ「しかし最近にになってむしろほむほむよりもありとあらゆる意味でさやかの方が人気あると知ったらしくて(´・ω・)」
諏訪子「そんなんで扱い左右すんなよ…」
文「実際、さやか役の喜多村さんを始めとした女性キャスト陣も殆どさやか派だったらしくて、仁美役の新谷良子さんだけが仁美擁護をしてたらしいけど、実際は新谷さん自身も…なんて話も小耳にはさみましたしねえ^^;」
かごめ「ニコ百記事じゃないけど、結末が結末だからなあ。
あれほど「platonic love」のイメージに合うキャラもそうそういないんじゃねえのか?」
諏訪子「あー…^^;;」
文「まあその辺の話はよろしいでしょ。
どうせこの先、無駄に長くするということになれば…」
かごめ「基本的には「彼女」にスポットが当たるという事さね。
実際その活躍ぶりは想像以上だったから、これは語らねばバチが当たる」
…
……
「悪くない一撃だったさ…でも、こいつで終いだよッ!
四天王裏奥義・百万鬼大夜行!!」
鬼の四天王の筆頭とされるその少女の繰り出すフルパワーの弾幕が、その結界ごとさやかの体を容易く吹き飛ばす。
「っ…ちくしょうっ…!」
「さやかちゃん!大丈夫!?」
壁に盛大に叩きつけられたさやかの元へ、血相を変えたまどかが飛び出してゆく。
彼女が「堕ちる」きっかけになったそのときのシチュエーションに良く似たその光景に、駆け寄ったまどかは一瞬躊躇ったが…
「…あー、悪ぃ。負けちゃったよ。
流石に今のあたしには荷が重かったみたいだねー…鬼って、強いんだねえ」
困ったように笑って見せるその姿に、ほっと安堵の息を吐いて、手を差し伸べる。
何時の間にか目の前には、元の姿に戻った対戦相手…萃香が手を差し出している。
「なんの、あんたも人間の娘と聞いていたけど…なかなかいい一撃だったよ。
楽しかったよ、今度酒でも一緒にどうだい?」
「…あたし達まだ未成年なんスけどね…ま、早苗さんじゃないけど、この世界でいちいちその常識にとらわれてもしゃあないっすね!喜んで!」
互いに、にっと笑って握手を交わす少女達。
その光景を物陰から、一人の少女が眺めている。
「…もういい加減、隠れて見ているのはやめたらどう?」
少女の背後に、もう一人の少女。
話しかけられた少女よりも頭ひとつほど背丈の低いその少女は、紅魔館の主であるレミリア。
「あなたが戸惑う理由も解るわ。
でも…あの子達もそれが受け止められないほど、もう子供じゃない。
それに」
その答えを待つことなく、レミリアは踵を返す。
「きっと、あなたの本当の居場所は、あの子達の中にあるんじゃないかって思うわ」
レミリアはそのまま悠然と立ち去ってゆく。
しばらくその場に立ちつくしていた少女は…やがて何かを決意したかのようにその場を後にする…。
……
…
2011.6.5 ラウンド5
自サイド
むげつ(ズルズキン@大きな根っこ)、リリカ(ウルガモス@飛行のジュエル)、??(デンリュウ@フォーカスレンズ)
※他見せ合い きょうこ(ギャロップ@火の玉プレート)、まどか(ムシャーナ@ゴツゴツメット)、はな(ドレディア@奇跡の種)
相手サイド(テトラ)
バーミセリ(サメハダー@気合のタスキ)、ラ・ターシュ(レントラー@火炎玉)、ドラコ(バシャーモ@)
♪BGM 「戦乱 荒れ狂う波浪の果て」/古代 祐三(世界中の迷宮3 星海の来訪者)♪
バーミセリ「っしゃああ!!ここで少しは今までの汚名を返上しておかんとなあ!!!」
レモン「…焼け石に水(ぼそっ」
ヘルメス「オメエも本ッ当辛辣だな。
ただまあ…おっさんがここでわりと活躍してるのは事実っちゃ事実なんだが」
ローズマリー「まあおっさんがしくっても姉御がいるし、べっつにいいんじゃねーのー?」
バーミセリ「おいィ…(´・ω・)」
幻月「ったくー、さっきもあんたじゃなくて私だったら一発で、ぼんっよ。
だから素直に私に代わり…むぐっ」
夢月「(そのまま幻月の顔を抑えて)姉さんの出る幕じゃない」
バーミセリ「しっかしなんでえ、幻想郷ってのはメイド喫茶かなんかが流行ってんのか?
そこいら中にその服を着た奴を見てる気がすんだが」
夢月「…くだらないおしゃべりに付き合う暇はない…!」
夢月はビルドアップの構え!
夢月の攻撃力と防御力がアッポした!
バーミセリ「つれねえ事を言うなあ…まあいい、それ何べんもやらすと厄介そうだな!」
バーミセリの挑発により夢月はビルドアップを失敗した!!
夢月「…ちっ…ならばこのまま!」
夢月はドレインパンチの構え!
バーミセリ「よっしラ・ターシュ、後は任せるっ!」
ラ・ターシュ「おーい^^;
そんなことばっかしてるからあの子達に馬鹿にされるのさ…まあ、別にいいけど」
夢月のドレインパンチにもラ・ターシュは怯んだ様子はない…。
夢月「っ!?」
ラ・ターシュ「いい一撃じゃないか!
だが、こっちの方はどうだいッ!!」
ラ・ターシュの火炎玉が発動する…!
早苗「まずい!
ひょっとしたら馬鹿力を…!」
リリカ「だったら私の出番みたいだね!行ってくる!!」
諏訪子「え…ちょ、ちょっと待て確か夢特性が…わーっ!!( ̄□ ̄;)」
……
…
かごめ「まあこの直後が本当にKonozamaでして(´・ω・`)」
諏訪子「つーかそれ気付くべきだろ…。
レントラー夢特性根性だし、根性レントラーとPT教え技の馬鹿力が両立できるわけねーじゃん…」
かごめ「仰る通りでorz」
かごめ「というわけでここで解説入りますよっと。
相手の残りの見せ合いはサーナイト、ライチュウとしおん。
サーと言ってもシグマ様か女王(笑)のどっちかを読み誤ると非常に危険なわけだが」
文「というか此処でもまだ名前を伏せてるとかどんだけもったいぶるんですか」
諏訪子「そもそも既にネタばらしもしてんのにねえ」
かごめ「そのネタばらしを「大嘘吐き」でなかったことに」
諏訪子「ならないならない^^;
兎に角これでリリカは何もせずにぶっ飛ばされて終わったわけだけど」
かごめ「性格陽気なら同速だろうけど、見事に越されおったしなあ。運がなかったとかしか」
文「そればっかやないですか^^;」
諏訪子「もっとも一積みドレパンのダメージもあったから、2発目の反動で終わってくれたわけだけど」
かごめ「リリカには悪いが、此処で終わったら本当に次のお方の出番がなあ(´・ω・`)」
諏訪子「それも酷い…」
…
……
ドラコ「さーって、世界の美少女ドラコケンタウロス様のお出ましだよ!
この私が現れた以上は他の誰にも目立たせてやんないからね!!!」
早苗「(図鑑を開く)バシャーモ…厄介な相手ですね…」
杏子「どーすんだよ早苗ぇ?
バシャーモならあたしも知ってんぞ、炎・格闘タイプでそこそこ足早いから、夢月さん何も出来ない気がすんだけど?」
葉菜「正直私も自信ないわねー」
「だったら、私に任せてもらおうかしら」
杏子「!?
あんた…なんで…!?」
神奈子「ようやく出てくれる気になったかい。
…期待してもいいんだな」
「ええ。
可愛い後輩たちの手前、無様な姿を見せる気なんてないわ!」
♪BGM 「Credens justitiam」 梶浦 由紀(例のアレ)♪
金の巻き髪を翻し、ステップを踏んで空中で一回転。
光の中で少女の姿は、砲撃手を模した衣装に包まれる…!
「…っ!!」
「そんな…そんなことって!」
その姿に息を飲むほむら、言葉を失うまどかとさやか。
その傍らでレミリアは溜息を吐く。
「ようやく、覚悟は決まったようね。
存分にその力、振るって見せなさい…マミ!」
「なな…なんなのいったいこの私より目立ってる!?
きいいいっ妬ましい妬ましいわ!!あんたなんかこの私の必殺の蹴りで…ひゃあああああああああ!!?( ̄□ ̄;)」
気を高めて飛び蹴りを喰らわそうと構えたその五体は、瞬時に魔法のリボンで十重二十重にその体を捕える。
「
そしてッ!」
掴んだリボンは完全にドラコの動きを拘束し、もがく彼女をマミはさしたる力も込めず空中へと放る。
魔力を込められたリボンは縛られたモノの重さや抵抗を術者に無視させ、まるでひとひらの羽根の如く力の負担を与えないのである。
そして、そのまま的の如く対象の体を空中に固定させる。
「このまま決めさせて…もらうわよッ!」
彼女が胸元のリボンを引き抜くと、それは瞬く間に超巨大サイズのマスケット銃に変化する。
照準を合わせるその砲口に、凄まじい密度の雷の魔力が集束する…!
「ちょ!!それなんかsYレなってないから!!やめてやめてやめ…」
「問答無用ッ!
術式解放、「天雷の暴風」装填っ…
閃光が走り、次の瞬間轟音と共にドラコの体が吹っ飛ばされる…。
「一丁上がり、っと」
「へえ、可愛らしい顔してるわりにはやりくちがえげつねえな…!」
マミは不意に背後に気配を感じて振り返る。
そこには、二刀のジラハボックを牙の如く構え、飛翔するバーミセリの姿。
「こいつは勝負だ、悪く思うなよ!
喰らいなッ、“
大鮫のオーラを纏った、「ハンギング」と呼ばれる海賊の剣技を繰り出すバーミセリ。
その瞬間、さやかとまどかの脳裏に過ぎる、忌まわしき一つの記憶。
生まれたての魔女に止めを刺したと思ったその瞬間、その姿を変えた魔女に…少女が頭から喰らわれ絶命した時のその光景が。
「マミさあああああああんッ!!」
堪らず絶叫するさやかの脳裏からは、既に「どうして死んだはずの巴マミがこの場にいるのか」という疑問は既に吹っ飛んでいた。
しかし。
マミは間一髪でマスケットを一本召喚し、その恐るべき牙を受け止めていた。
「ぬおっ!?」
「…同じ手は…二度も食らうもんですかッ!!」
そして虚を突かれたバーミセリの脇腹を踵で振り払おうとする。
思った以上の蹴りの鋭さに戸惑いながら、剣を押し出した反動で空中へ逃れるバーミセリ。
だが、次の瞬間彼の体は、地面から幾重にも湧き出した魔法のリボンで身動きを封じられる。
「ちいいっ!この技汚ねえだろ、汎用性あり過ぎる!!」
「まったく…私はもう二度と、あの子達にはあんな悲しい顔をさせないって誓ったのに…!
その代償は支払ってもらうわよ、ワイルドな小父様!!」
再び召喚した大口径のマスケットの照準が、バーミセリへ定められる。
「これで終いっ…ティロ・フィナーレッ!!」
……
…
「大将(バーミセリ)、大丈夫かい?」
「…けっ、大丈夫なわけあるかい。
しかし俺様もヤキが廻ったな…あの妖怪連中ならまだしも、あんな年端もいかない娘っこに後れを取るなんざ」
がっくりとうなだれたバーミセリに、ラ・ターシュは肩を貸して立たせる。
その視線の先には…。
駆け寄ってきたさやかも、まどかも…戸惑いを隠せない様子でその前に立っている。
「…何から話せば…いいのかしらね」
沈黙の後、マミが口を開く。
「私は肉体を失った状態で、この幻想郷に流れ着いたわ。
そこで…四季様という閻魔様に会って、私は「私」が体験し得なかった筈の「別の時間軸」の事も総て「思い出す」事になった」
「それって…!」
「杏子…暁美さん…鹿目さん…私は、あなた達を…!
なんて言っていいのか解らない…私は…私の心が弱かったせいで…!」
「いいんじゃねえの?
「あの時」の事は「あの時」のこった、あたしは別に気にしちゃいねえよ」
そこには何時の間にか、苦笑を隠せない杏子とほむらの姿もある。
「…それを言ったら…私だって、マミさんに謝らなきゃならない事があるから。
私は…あの時嘘をついちゃったから。
だから…これでおあいこにしましょうよ…!」
そう言って、まどかは泣き笑いのような表情でマミの手を取る。
「鹿目さん…!」
その体をしっかり抱き寄せるその光景を、ほむらだけは何故か不機嫌半分の表情で、そっぽを向いたまま見やる。
「あの子達にも色々あったんだろうさ。
かごめやユルールといい、この世界は本当に女の子達が強いね。
あたしのようなおばさんには羨ましい限りさ」
「そういうもんかねえ。
ま…今回は勝ちを譲ってやるか」
皮肉っぽい笑いのラ・ターシュに、バーミセリも苦笑を隠せずにいた。
……
…
かごめ「ちょっといい話っぽいところ恐縮ですが、実は決着の瞬間回線が落ちまして」
諏訪子「( ̄□ ̄;)うぉい!!!」
文「というかそれは今までにないパターンですよねえ…。
完全に勝負が決まって、リザルトに移る瞬間に回線落ちたんでしたっけ?」
かごめ「そそ。
ついでに言えばドラコなんとかさんはビルドを積んだ瞬間に麻痺させて、そのままかみなりで瞬殺。
海賊親父も噛み砕くしてきた瞬間に静電気で麻痺って、電磁波撃ったら見事無駄打ちになってなあ。
タスキ持ってたからシグナル一発で倒せずにアクアジェットで反撃食らう羽目になったが、まあダメージも微々たるもんでな」
諏訪子「いやー大真面目に、文字通りマミられたと思ったらその瞬間に相手の動きを封じてたとか本当に意味解りませんなw」
文「ファンサービスにも程がありますなww」
かごめ「HP防御特防VでHP振ってるから兎に角堅いんよこいつ。
今のマミさんを噛み砕くで潰すとしたらどのぐらい相当の力でやらねばならんのやら」
諏訪子「不意打ちもな。
つかおりこの3話でシャルロットを単独で滅殺してたみたいだけど」
文「それもどんだけなんですか^^;」
かごめ「というわけで、彼女の詳しいスペックをここで晒しておくよ。
そもそも夢特性がからっきし役に立たんというか、限定的過ぎて特性なんて一択になるしな」
マミ(デンリュウ)
特性「静電気」/性格「ひかえめ」/個性「ちょっぴり見栄っ張り」
31-26-31-29-31-12
文「こんな化け物スペック、よくこの短い間に完成させましたねマジで」
諏訪子「ちょっと攻撃高いのが気になるけど、それ以外は極めて優秀だわ。
そもそもデンリュウは素早さ高くないからそこまで気にならんしね」
かごめ「それでも実数値66にもなるから、麻痺を撒くと鉄火もアギルダーも余裕で抜くぞ。
ただ静電気があるから、果たして電磁波がどの程度有効なのかは微妙なところではあるが」
諏訪子「フォーカス持ちという事はメインはかみなりぶっぱなんだろう?
でも、他に活かせる技がないっぽいのも勿体ないな」
かごめ「そこなんだよな。
それに麻痺を撒くとフォーカスの意味がなくなるから、かなりのジレンマなんだよね。
だから持ち物を食べ残しや達人帯、プレートとか補正アイテムあたりにして、充電10万という方向性も考えちゃいるんだが」
文「この時点でもまだ使用実験段階だったんですかこの方…」
諏訪子「改めてデンリュウというポケモンがかなりの良ポケだという事実を思い知ることになったね。
もうログ化の予定もないんだろうが、初期はだいぶ悩まされたんだろ?」
かごめ「範囲広いし火力そこそこ高いし、尚且つ耐久がねー。
味方にするとこれほど頼れるとは思わなんだ」
2011.6.5 ラウンド6(ラスト)
自サイド
マミ(デンリュウ@フォーカスレンズ)、ミスティア(チルタリス@食べ残し)、ゆうぎ(ガブリアス@ヤチェの実)
※他見せ合い かなこ(カイリュー@先制のツメ)、めいりん(ギャラドス@シュカの実)、フラン(ボーマンダ@広角レンズ)
相手サイド(シードル/アリス)
メディスン(ロズレイド@拘りスカーフ)、ニット(カイリュー@(多分)粘りの鉤爪)、イタリア(デスカーン@ゴツゴツメット)
かごめ「というわけでラストですよー」
諏訪子「いやこのパーティ構成正直酷過ぎんだろw
HGの強化ワタルのPTにいたリザードンの代わりにデンリュウが入ってるだけじゃねえかwww」
文「( ̄□ ̄;)えちょ」
かごめ「先にチビ鬼がいたから、そいつでも暴れられると困るなーと思ってたら実際はネタ寄りのヤツというなw」
文「そっちもマルチスケイルなんですかww
…おっと、私まで草が伝染ったwwww」
かごめ「相手他の面子もコジョンドとストライク、あとエルフーンがいたな。
多分ストライクは輝石持ちだとは思うが…」
文「どう見てもみょんですね本当に(ry」
諏訪子「いやアレはダイケンキって聞いたが…まあ色々バリエーション作ってやがるしなあ。
アリスの人形のなんかだった可能性もあるだろうが」
かごめ「事実デスカーンが伊太利亜人形だしなあ。
しかしアレをデスカーンとか、陰陽鉄でも見てないと出てきにくい発想ではあるが」
諏訪子「明らかにこっちがそれを解ってる前提だよなw」
かごめ「先手はマミさんとメメ子。
あちらさんの手にしては珍しく、いきなり草笛を喰らって眠らされたわけだが…ここで向こうも引いて来たあたりで」
文「拘ってるのはバレバレという」
諏訪子「確かにデンリュウ相手にはそのままリフストの一発でも浴びせに行けるしねえ。
これってあれなんかね、何時だったか静葉がスカーフ草笛を喰らわせたのの意趣返しもあったんかな?」
かごめ「ないとは言い切れんな。
まあ、デンリュウの特防はかなり硬いから、眠らせて後続に任せるという選択を取ったと見るのが自然だが」
諏訪子「相手もカイリューを出したら、こっちも勇儀だったから素直に引いてきたよね。
流石にネタカイリューで、陽気じゃないとはいえガチの剣舞ガブリを相手にしろって方が酷だとは思うけどw」
文「ここで勇儀さんの剣舞逆鱗を伊太利亜人形が受けに来るんですが…」
かごめ「いや、正直デスカーンがあんなに硬いとは…舞っても確2ってのは酷いよな。
おまけにメット装備だったから、殴るごとに大ダメージが跳ね返ってくるのも」
文「しかし運良く勇儀さんは相手の鬼火をかわして、そのまま殴りきれましたしねえ」
かごめ「混乱は避けられなんだからみすちーに交代させたら、メメ子の野郎がめざ氷という」
諏訪子「何時だったか、回線落ちしたラウンドでもめざ氷で叩き落とされてなかったかあの夜雀?」
文「ありましたねー^^;」
かごめ「本ッ当、アリス相手の時にはトコトン相手に恵まれねえんだよなあいつ。
結局こっちは再度、眠ったままのマミさんに何とかしてもらおうわけだが…」
…
……
♪BGM 「Symposium magarum」 梶浦 由紀(魔女さやかのテーマ)♪
「…っ!」
朦朧とする意識の中で、雁字搦めに五体を縛る
しかし、そのやわらかい糸の何処にそんな強度がと思わせるその強靭な戒めが、彼女の呼吸すらも困難にし、体力を奪い続けている…。
ニットと名乗ったその少女は、何故か魔力の源として「
それは、彼女が魔女であることを示しているのだが…彼女には明確な「自我」が存在していた。
己の元の名も、如何なる願いで魔法少女となり、どのような絶望を得て魔女となったのか…総ての記憶を失っていたまま、彼女は神綺の云うがままにアリスの元で、その力を振るうこととなった。
故にその経緯を知る者は誰もいない。恐らくは、神すらも。
「虚しいわ」
文字通り、真綿で首を絞める残酷な刑を執行する彼女は、表情も抑揚もない声でそうつぶやく。
「こんなことをしても…「私」はもう戻れない。
…でも…私はこうする以外に道など無いから…」
ニットはマミを拘束したまま空中へと舞いあがり、そのまま反撃も出来ぬ彼女の体を強かに地面へと叩きつける。
「くうっ!!」
その衝撃もあって、マミは一瞬で意識を引き戻される。
その光景に、気丈にもずっと見守り続けていたさやかやまどかも目を逸らしてしまう。
「もう…もう止めさせてよ…いくら、いくら結界に守られてるからって…死なないからってっ…!」
うつむいたまま小刻みに体を振るわせるまどかを、ほむらはそっと抱き寄せる。
「……大丈夫。
まだ…まだあの人の…巴さんの眼は死んでない…!!」
その意外とも思える言葉と表情に、さやかもまどかも目を丸くする。
「巴さん…マミさんは、もうあの程度では音を上げたりしない…!
私も…私も信じてみたい…この世界に私達が流れ着いた理由…きっと…マミさんの戦いに道標がある…!!」
「ほむら…ちゃん?」
見上げた先に、今にも泣き出しそうな表情で、唇をかみしめるほむら。
再び見やる眼下の結界の中で、再びマミの手の中に凄まじい雷の魔力が集束する…!
「…!
まだ…心は折れないというの…」
「生憎…っ!
背負っているモノが違うのよッ…!
私は…一度総てに絶望した…でも!」
唯一自由が利く左腕で胸元のリボンを引き抜き、巨大なマスケット銃を具現化させる。
「私も…多分だけど、あなたと同じ…元は人間だったわ。
人間だったから…きっとこの先も何度だって挫折する。
絶望もするかも知れない。
でも…せめてもう二度と同じ所で絶望して立ち止まったりしないッ!!」
至近距離で莫大な魔力を集束するその銃口に脅威を感じ、ニットは距離を取るべく彼女の拘束を引きはがそうとする。
しかし…そこにはマミの放ったリボンが絡まっていた。
「正気じゃない…この距離で、そんな一撃を放つなんて!」
「酔狂で結構!私諸共、この一撃を受けてもらうわよ!!
喰らいなさい、ティロ・フルミナーレ・マクスィマーレッ!!」
先刻も放った、凄まじい天の怒りの火砲。
ニットはあの一瞬、放った糸のうち自由の利くモノをかき集め、すんでのところでその恐るべき一撃の威力を減殺していた。
(なんていうことを…でも、彼女は「私」と同じじゃない。同じなんかじゃない!!
魔法少女のまま、真の絶望を知らないまま別の存在に生まれ変わる事が出来たのと、は…)
濛々と立ち籠る土煙の中、凄まじい気を感じてニットは退く。
「無茶しやがる…あんたはレミリアに世話になってた筈だろ、でもやってる事がかごめと一緒じゃねえか…!」
「…ゆう、ぎ…さん。
あとは…お願い…!」
「ああ、後はあたしに任せな!!
ここであんたの頑張りを無駄にしたら、「力の勇儀」の二つ名が泣くよ!!!」
♪BGM 「華のさかづき大江山」(東方地霊殿)♪
そして…ニットが自由になった糸を総て防御に回すよりも速く。
己の立つ傍らに、全力を出しつくした戦友を横たえた勇儀は、一瞬のうちにその懐へと飛び込む…!!
「喰らいなッ、四天王秘奥義“大江山百鬼夜行”ッッ!!!」
天蓋をも砕き割る、目にも止まらぬ連続打撃に堪らず吹き飛ばされる魔の少女。
その物影から高速で勇儀との間合いを詰めるひとつの影…!
「勇儀さん、下ですッ!」
「遅いよ!
凍っちゃええええええええ!!!」
早苗が叫ぶより前に、メディスンの掌の中で、性質の違う二種類の毒が爆発的な化学反応を起こし、凄まじい冷気を発生させて勇儀に直撃する。
しかし…
「やってくれるじゃねえか、ちっこいの…!」
その一撃は、勇儀の掌にある何かに阻まれている。
「(ヤチェの実…しまった、読み違えたッ…!!)」
そのまま振るい落とされた、天の雷の如き一撃。
直撃してはいなかったものの、その衝撃波はメディの軽い体を木の葉の如く巻き上げ…同時にその意識ももぎ取っていた。
……
…
諏訪子「ネタ型とはいえ…普通にマルスケカイリューでやられると厄介極まりないね本当に」
かごめ「この時使われたのは巻きつくどくどくフリーフォールだっけ。
というかフリーフォールはきったねえっつーか、めんどくせえよなあ…あれ食らってる間も巻きつくのダメージ蓄積するんだろ?」
文「聞けばフリーやレーティングだとバグ起こすんで、禁止ではなかったでしたっけ?」
かごめ「らしいね。
実際使えたとすれば、拘束して耐える系の鳥ポケモンにとっては選択肢が広がったろうに」
かごめ「あのメディはめざ氷ばかりでなく、普通にリフストも持っていたという話を後で聞いた。
まあそのくらいは大体想像はつくわけでさ」
諏訪子「あの後頻りに狐の野郎が、それこそ鬼の首でも取ったようになんか言ってやがったけど…」
かごめ「あー、アレね。
実は姐さんの残り体力を考慮した場合、あの局面で打たれたのがリフストの方だったら、間違いなくアレで勝負決まってたのは事実だよ。
でも一致等倍のリフスト撃つか、確実に落とせるだろう4倍弱点のめざパ撃つかは確かに微妙な局面だったとは思う」
諏訪子「決まんの!?」
かごめ「ロズレイド臆病特攻V極振りリーフストームで、姐さんは特防V無振りのガブリだからダメージは最低で130前後になる。
メットの反動ダメージを2回食ってた姐さんの残りHPは128。確実に落とされるねぇ」
文「あやや…弱点じゃないから仮にリンドを持ってても防げませんしねえ…」
かごめ「あの局面でリフスト撃つのも完全なバクチだとは思うが、バクチに走らずセオリー通り氷技をぶつける方向へ来た事が見事裏目ったわけだ。
けどリフストは理に適った行動と言い難いし、アレは相手を責めるのが酷だろうよ」
諏訪子「最近ドラゴンもえれえ強くなってるし、ミラーマッチ用にハバンを持たせる事も多くなってきたろうから、持ち物がヤチェかハバンか読むのも重要になって来てるしな」
かごめ「ミラーマッチというか…完全にサザンとオノノ対策だとは思うがなあ」
文「そしてかごめ殿、このキルトのキャラカワイイの扱いは一体…」
諏訪子「あとさっきからずっと気になってたけど、みょんに厨二臭い技名ってまさかイタリア語全部調べて…」
かごめ「記憶にございません(きっぱり」
かごめ「今回はこんなところで区切りにしておきましょうかね」
文「最後は何だかんだで駆け足になった感じですが…毎度のことですねこの辺」
諏訪子「つーか最初に無駄話でスペース食い過ぎだっつの。
ノッた私が言うのもなんだけどさ」
かごめ「その辺りは次回があったらそこで活かす!!!
それではみなさんお疲れっしたー!!!!ノシ」
文「ノシ」
諏訪子「ノシ」
さやか「あれ…今回何処かであらしらに解説やらす系の話もちらっと…え?え?」
ほむら「………そんな予定はなかったのよ(しれっ」
(ログ終わる)