-お前ら環境に慣れる為ちょっとこれ何とかしてみろ。
なお大将は別の用事があるかも知れないので参加はさせない。 かごめ者-



騎士「………ということなのだが」
兵士「どういうことだってばよ…。
  つか突然こうやってオレ達が出てきたところで知らん奴から見れば( ゚д゚ )って感じじゃねえのかよ!?
  そもそもオレらまだ親衛騎団復帰したばかり?で何もしてねーじゃねえかこんなの絶対おかしいだろ!!!」
騎士「そうは言うがな大佐。
  あの方がハドラー様にとっての主とすれば、我々にとっても主ではないか。
  主命とあらば拒否も出来まい」
兵士「その理屈はおかし…いや確かにおかしかねえけどよ…。
  おいブロック、お前さんもなんか言ってくれよ。どう考えてもオレ達だけじゃ間が持つわきゃねえだろ」
城兵「…ブローム
兵士「( ̄□ ̄;)オメェ言葉覚えたんじゃねえのかよ!?(「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」文庫版14巻P258参照)
  つかお前それで逃げを打つ気か!?そうだろうテメエそうなんだろこの野郎!!!」
城兵「( ̄□ ̄;)」
騎士「落ちつけヒム、ブロックを責めても状況が好転するわけではあるまい」
兵士「いい加減にしろよ!実質オレとシグマしか話できるヤツがいねえってことか!?
  言っとくけどオレ一切こんなの知らねえぞ!?ポケモンってなんなんだよ新手の呪文か勇者の必殺技かよああもう!!」


「ふふふお困りのようですね皆さん!!
ここは元機械人形の誼でこの元深都第一級機械人形(アンドロ)のあたしが知恵をお貸ししましょう!!!」



♪BGM 「甲論乙駁」(東方緋想天)

兵士「…………うわぁオメェかよ(;´Д`)」
オランピア「えちょなんですかその露骨に嫌そうな態度。
     この新しい戦闘潮流の世界に対して全く無知なあなた方の為にわざわざ来てあげたというのに」
兵士「頼んでねえよっつーかオメェが来るとなんっかややこしくなる予感しかしねえんだよ。
  昔居た隊長さんと同じ空気しかオレには感じられねえ」
オランピア「あんなネズ公とこの私を同類視とか!!
     なんという名誉棄損!ちょっとこれ訴えられるレベルですよ!!><」
兵士「…おいィこいつどうにかならんの?」
騎士「ううむ確かに我々はこの環境について知る事は少ない。
  オランピア殿のような先達が居てくれるなら心強いところであるが」
オランピア「流石は騎団随一の騎士道精神の持ち主であるシグマさんは格が違いましたね!!
     もっと敬ってもいいんですよ!!!(ドヤッ」
兵士「……アッタマ痛くなって来たぜ……」

兵士「つーわけで何か?
  オレ達で過去に行われたこのポケモンバトルとやらの解説を行えばいいのか?」
騎士「そういうことになるな。
  我々はハドラー様の元で新たに生まれ変わった身である以前、まだこちらの経験は皆無だ。
  これから我ら親衛騎団の新たな武の見せどころになるこの戦場において、初陣から醜態を晒さぬようにせよという主様の御心遣いなのだろう。
  聞くところハドラー様も、初戦からかなり苦戦を強いられたそうだ」
兵士「新生っつーが…まあオレは微妙に違うんだがな。
  だがよう、要するにオレ達がぶっ倒される前に相手をぶちのめせばいいんだろう?
  流石のハドラー様だって、超魔生物になりたての頃はうまく戦えなかったりしてるわけだし」
騎士「しかしヒムよ、我々はもう昔のような超金属(オリハルコン)の身体を有しているわけではない。
  それに様々な要素が複雑に絡み、我々のやれるような戦い方とは全く別のスキルが必要とされるとハドラー様も仰っていただろう」
オランピア「そのとーりです。
     相手を見たら即突進の脳筋兵士では瞬殺的にhageること確定的に明らか(キリッ」
兵士「テメェ喧嘩売ってんのかこら…(#^ω^)」
城兵「ブローム(キリッ」
騎士「ブロックも「落ちつけ」と言っている。
  冷静さを失ってはならぬぞヒムよ」
兵士「…オメェそいつの通訳できんのかよ…。
  ええいもうなんか面倒くさくなって来たぜ…とっとと始めちまってくれ」
オランピア「あーっあーっなんですかその態度!><
     人にモノを乞う態度じゃありませんねーこういうときはもっと礼を尽くしてですねー」
兵士「(#^ω^)(わりと全力の闘気拳を構えている)」
城兵「ブ…ブローム><(ヒムを羽交い絞めにしている)」


オランピア「さて冗談と前置きはここまでにしまして。
     今回は四月分一気ということですが、行われたのは一日の3ラウンド、十九日の3ラウンドの計6ラウンドですね。
     と言ってもどこもかしこも全くいい事ありませんでしたが。十九日のラストを除いて(ドヤッ
兵士「(メモ流し読み)それ単にオメェが出て勝った時じゃねえかよ。
  それ以外はどうでもいいのか」
オランピア「わりとどうでもいいです(キリッ」
兵士「いやおかしいだろどう考えたって!!
  いくらオレでも少しは解って来たぞ…ハドラー様も常々言ってたけど、負けて得られるモノもあった、っていうから、そういうのをオレ達に見せようとかそういうんじゃねえのかい」
オランピア「敗北は…無様ですよ(キリーッ
兵士「じゃっかあしいわ」
騎士「私もヒムと同じ考えですが」
オランピア「えーわざわざ負け試合を語るとかめんどくさーい('A`)
     …おっと、本音が」
兵士「炎の技って鉄クズによく効くんだったっけなぁあ〜!(#^ω^)(わりと全力の超熱拳を構えている)」
城兵「ブ…ブローム><(ヒムを羽交い絞めにしている)」
騎士「オランピア殿、御戯れはその辺りで。
  場を和まそうにも、この者少々武骨者故」
兵士「オメェはなんでそんな落ちつき払ってんだよシグマ!
  オレぁそろそろ限界だぞ!こいつ明らかにオレ達をコケにするつもりで現れてんだろ!!
  ザボエラの野郎とは別ベクトルでオレの怒りのボルテージが有頂天だぜ!!!><」
オランピア「あーったく軽いブラックジョークだというのに…へーへーわかりましたよー真面目に話すりゃいいんでしょー('A`)
     まずこの近辺での新規組は…特にいないみたいですね。
     強いて言えば前回何気に語り忘れられていた実質最終戦の鬼嚢さんくらい?
兵士「ああん!?
  いきなり記述漏れがあったのかよ!?」
オランピア「みたいっスねー。
     この時実は崖下魔獣エリートポテトがまもるからのジュエル取っておきで立て続け2体の樹海最凶生物を葬り去るというありえない事をしやがりましたが、結局あの厨二星詠みが暴走して返しに3タテされたという」
兵士「崖下…?」
騎士「ハドラー様が仰っていただろう、幻想郷の地底世界には、おぞましき思考をもつ輩が巣食う魔の地帯があると。
  その主があの綿毛のような謎生物だと聞きましたが」
オランピア「表向きはそーゆーことになってますね。
     しかし、マジな話(狐設定により)実際の崖下のまとめ役は鬼嚢さんなんですよ」
騎士「ほう…あの御仁はそのような輩と同類には見えませんでしたが」
オランピア「あの方ぶれませんからねー。
     それに不思議とカリスマめいたものがあって、その為か好き勝手ばかりしていたあの崖下のクズどもをうまく制動しておられるみたいですよー。
     鬼嚢さん…一体何者なんだ(棒読み
兵士「(無視だ無視…)しかしアレじゃねえか?
  もっとなんかこう…あのヘンな騎士みてーな奴だってなんつーか見かけ倒しだった感が」
オランピア「いえねー、あたしとしましてもアレ、負けた理由がマジでよく分かんないんスよ。
     威力的にキングドラの流星は一発は受けられる事と、相手の技は何が来ても大抵2発は受けきれる筈だったんですけど…ありえないことにあの厨二病急所引きやがりまして
兵士「急所…会心の一撃みてーなモンか?」
オランピア「そう思ってもらっておkです。
     あの厨二、こっち相手だとしょっちゅうそういうことしでかしやがるんですよ。
     その後冷凍に耐えた鬼嚢さんの人気(蛇睨み)までかわしやがって」
騎士「…この世界にも手ごわい魔道士が居ると見える…我が好敵手になりえるかも知れんな」
兵士「どうだかな、オレ達の本気を見てバケの皮が剥がれなきゃいいが」

城兵「……ブローム?(小声で)」
オランピア「(小声で)なんですと?本当に勝ち筋は何処にもなかったのか?ですと?
     …いえ実を申せば、ないわけではなかったのです。
     鬼嚢さんは一発目を耐えた時点で丁度特性の深緑が発動しており、もしあの時に反撃でギガドレインを決めていれば…計算上ダメージは無振りなので4割前後ですが、リューサン(意地っ張り特攻U無振り)の流星群がほぼ最大ダメージ付近入っていたのでイケたと思うんですよ。
     だからあの時は問答無用でギガドレを打つべきだったんです。1発は受けれると解ってても、どうせ吸ったところで2発目耐えないんだし」
城兵「……ソウナノカ。
  ショウブトイウノハ、ムジョウダナ」
オランピア「喋れんならあんた普通に喋んなさいよ('A`)」



ラウンド1(4.1)
よしか(ズルズキン@拳のプレート)、キリカ(マニューラ@鋭いツメ)、ちゆり(マンタイン@食べ残し)
他見せ合い…メルラン(エーフィ@メンタルハーブ)、ゆめみ(マタドガス@拘りメガネ)、おりこ(ユキノオー@気合のタスキ)
相手(テトラ)
スミレ(トゲキッス@炎のジュエル)、ロコ(ジバコイル@多分強化系の何か)


オランピア「それでは最初のラウンドですね」
兵士「ちょっと待て、お前らさっき一体何を」
オランピア「気にしたら負けかなと思ってください(キリッ
     初戦からこんな感じですね、エイプリルフールにこんなことしたから結果がこうですよ」
兵士「いやいやいや関係ねえだろ。
  くっそ、誰かが言ってた気がするがマジで疲れるなこいつ…」
騎士「まあいいではないか。
  しかし、この形式だと相手も3名の筈ですが、相手の側に2名分しかカウントされていないのは一体」
オランピア「そりゃあ簡単です、相手の2体めでこっちがhageたからです
兵士「…さっきから気になってたがhageってなんだよ…」
騎士「確か「全滅」の事だったと聞いたが」
オランピア「そのとーりです。
     実は相性はそれほど悪くはなかったんです。あのスミレとか言う頭の悪そうなピンク髪は飛行技を実質切った状態に近い(編注:正確にはゴッドバードを持っているけど、パワフルハーブがない為やってるヒマがあるか疑問)ため、こちらの動く死体がビルドレズキンの本領を発揮して十分全抜きが可能な状態だったんですが…」
兵士「ビルドレ…?
  もうちょっとオレらに解りやすいように話してくれんか」
城兵「…………ブローム、ブローム」
騎士「うむ?
  攻撃と防御を一度に上げるビルドアップで能力を強化し、ドレインパンチで攻撃しつつ回復する戦法で、ズルズキンやローブシンによく採用される戦法だと?
  お前誰から教わったんだブロック?」
城兵「ブローム」
騎士「杏子…ああ、あの紅い髪の娘か。
  そう言えばお前はなんだかんだで秋神社(ここ)に出入りしていたな。
  一体何をしに来ているのかは解らんが」
兵士「…もうこいつが喋れるんだったらこいつだけで十分なんじゃねえの?('A`)」
騎士「そう言うな、それに私が何故かこ奴の言葉が解ると言っても、限度もあるしな」
城兵「(…アキガミヤキョウコニコトバヲオソワッテルコト、モウスコシダマッテイタホウガイイナ…^^;)」
オランピア「説明どうもです。話戻しましょかー。
     耐久格闘として名高いズキンなので、まあ特防にもがっつり振りましたし不一致ジュエル文字くらいは悪巧みされても余裕もって耐えてくれるはずなんですけど…事もあろうに初発が急所に決まりやがりまして見事焼死体に
兵士「( ̄□ ̄;)またかよ!そんなパターンばっかりか!」
オランピア「あたしだって納得行ってないッスよ!!><
     まあドレパンで大分持ってけてたからキリカさんの礫でどうにかしましたけど、流石にジバコイルばかりは残りメンバーではどうにもならなくて、ラスターと10万でキリカさんもちゆりさんも吹っ飛ばされて終了です。
     ああもうあの急所さえなければ本当に」
兵士「会心の一撃なんてそうホイホイ出るようなもんじゃないと思ったがなあ」
騎士「この世界でも一部例外を除けば、16分の1の確率だそうだ」
兵士「思った以上に低いなオイ」
騎士「だからこそ時に信じられぬ番狂わせを起こすとよく聞いたな。
  結果は結果ではあったが、ハドラー様も初戦で相手の強敵に決めたとおっしゃっていたが」
兵士「流石はオレ達のキングだぜ、あやかりてぇもんだな」



ラウンド2(4.1)
とじこ(ヒートロトム@炎のジュエル)、ヤマメ(ドラピオン@黒いヘドロ)、パルスィ(ユレイドル@食べ残し)
他見せ合い…メルラン(エーフィ@メンタルハーブ)、よしか(ズルズキン@拳のプレート)、めいりん(コジョンド@広角レンズ)
相手(テトラ)
ウイッチ(ムウマージ)、ラ・ターシュ(レントラー@火炎玉)、マヤ(シャンデラ@白いハーブ)


オランピア「というわけで次行きますよ次。
     先に新規育成はないと言いましたが、実際こちらで使ってるうちパルスィさんヤマメさんについては、かなり前に育成が終了して出す機会がなかった新しいバージョンですね」
兵士「いやそれって普通新規の範疇に…あ、いやまあどうでもいい」
オランピア「そうそう気にしないのが一番です。
     ただ前進しか能のない歩兵に高度な考察など無駄です」
兵士「(#^ω^)(わりと全力の超熱拳を構えている)」
城兵「ブ…ブローム><(ヒムを羽交い絞めにしている)」
騎士「(もう気にしない)相手の残りメンバーはミミロップ種、ストライク種、ルージュラ種ですね。
  ややゴーストと悪のタイプを弱点とするにタイプ偏っているように見受けますが」
オランピア「おお流石はシグマさん、伊達にどこぞのクッソ偉そうな女神と名前が同じだけあられますなあ。
     そうですね、仰る通り相手側はエスパーが1体とゴーストが2体、悪タイプをもつヤマメさんや動く死体に対しては打って出る事自体無謀のKWMという巫山戯た構成です。
     ゴーストに対しては同じゴーストである2匹が対抗できますが、悪に対してはあの名無しカマキリだの脳筋モンクウサギだので対抗するつもりだったのでしょう。
     もっともその脳筋ウサギもこっち格闘が2りいますから出てこれないでしょうけどー」
兵士「(こいつ対戦相手だけ容赦ねえな…)んで?だったらこっちはすこぶる有利だってことじゃねえのか?
  一体これは何処がマズかったんだよ?」
オランピア「ここはですねー…なにしろ新しい戦法になるものですから、まだ立ち回りを巧く構成しきれてないというか…防御系統には厚く振った筈ですが、根性レントラーの攻撃力が思った以上に高かったものでして。
     いやもうその辺言いワケになんないでしょう、もう大分手の内ばれてんだから、相手の攻撃力の高い連中の攻撃をどの程度受けられるかの計算はしていてしかるところでしょうに、それ故に御両名は十全な活躍が望めなかったのは残念と言わざるを得ません」
騎士「ふむ…攻撃力ならあの亡霊殿の技でどうにか出来たのでは?
  我々はその状態にならないとは聞きましたが、火傷の状態になると攻撃力が落ちる筈」
兵士「は?そんなんあんのか」
オランピア「屠自古さんの場合はもう少し複雑なのですが…簡単に言えば、炎タイプでもある屠自古さんは火炎玉をもっていても発動しないので、これを相手に押し付けアイテムを同時に奪う事により、特に物理アタッカーを機能停止させるのが目的ですね。
     ところが、あのレントラーは特性が根性。状態異常になると攻撃力が五割増しになり、火傷の攻撃力ダウンが無視されるという特性。顔合わせの時点でかなーり相性は悪かった」
兵士「成程、こっちの技をまるまるひとつ死に技にさせられたってことか」
オランピア「ざっつおーるらいと(キリッ
     勿論ヤマメさんも対抗手段がなかったわけではない、電気タイプに唯一有効な地面タイプ技をもっていましたが、これも相手の足を殺すのが目的の地ならしなので攻撃力不足。
     それでもなんとかパルスィさんのエッジが急所に入ればギリギリ何とかなったはずなんですが」
兵士「そういうのには限ってこっちからは決まらんってか」
オランピア「遺憾ながらそういうことなんスよねー('A`)
     どうでもいい時に限って無駄急所ガンガン決めるのにこのざまですよ、どういうことなんスかね」
騎士「戦いとはままならぬ物故」
兵士「その一言で済ませるかねおまえさんは…」

オランピア「折角ですしここでヤマメさん達の方もさらっと紹介しておきましょうか。
     まずヤマメさんですが、元々ドラピオンにはふたつの特性があり、以前のバージョンではスナイパー、急所ダメージが通常ダメージの3倍になる特性です」
兵士「んあ?」
城兵「ブローム」
騎士「急所のダメージは本来通常ダメージの2倍、だそうだ」
オランピア「実は第四世代…ハドラーさんが戦列に加わった頃はスナイパーのダメージ補正は3倍じゃなくて4倍だったんスよね。
     でもまあ、ネタ的には3倍の方が格好いいんですよ(キリッ」
兵士「なんでだよ、攻撃力が落ちただけでいい事ねえじゃねえか」
オランピア「ちっちっ、これだから兵士は。
     通常の3倍はすごいんですよ、赤くカラーリングして頭にツノ付けてもらえるんですよ
兵士「知らねえよんなもん」
オランピア「…まあいいです。
     しかして新ヤマーメさんの特性はシェルアーマー、相手の攻撃が絶対に急所に入らないという奴です。
     これで防御系に厚く振り、ツボを突くの技で能力をガンガン上昇させてから殴りに行くという所謂「刹活孔型」という奴です(注:そんな名称ありません」
騎士「相手の攻撃を耐えつつ、能力を上げて反撃していくのですな」
オランピア「そのとーりです。
     こちらは特性で、積み型の弱点でもある急所による事故落ちがありません。
     ツボを突くは上がる能力がランダムですが、うまく防御、特防、出来れば回避率も上がれば非常に堅牢な要塞と化す。
     攻撃まで欲張っては時間がかかり過ぎるので、ある程度防御が補強出来たら剣舞で攻撃力を稼いでじわじわと反撃に移るのがこの型の持ち味ですね」
兵士「が、相手の火力が高過ぎてそれどころじゃなかったと」
オランピア「もありますけどねー…そもそもドラピオンは防御はアホみたいに高いんですが、HP自体はそれほど高くない上にHP個体値も良くないから、そんなに耐えられないんですよ。
     突っ張る相手さえ間違えなければ、多少運の要素が絡みますが無双も可能なだけに今回は見せ場なかったという事で」

オランピア「次は嫉妬妖怪ですね。
     こちらはオーソドックスなユレイドルですが、実はアタッカーにすべきか積み型にするか何とも微妙な感じでして」
騎士「微妙、とは?」
オランピア「ぶっちゃけユレイドル、火力そんな高くないです。
     なので堅牢な防御を恃みに耐えて火力上げるか、ある程度何発かもらうの前提で守りを固めてから試行回数を稼ぐかどちらかになるんですが…この時点でははっきり言ってどっちつかずでして。
     特殊受けとしては優秀なのですが、結局方向性が定まっておらず今後の研究と試行錯誤がカギになる感じですねー」



オランピア「つーわけでこの日はここまd」
兵士「( ̄□ ̄;)おいこらちょっと待ちやがれ!!
  メモにはもう一個分あるだろうそれどうしたんだよ!?」
オランピア「キサマっ一円五銭は上官への質問を許可されておらんぞ!!(ソーンリッパーぺしぺし」
兵士「テメェ…いい加減オレも我慢ならねえ!!ぶっ潰してやるッ!!!(#^ω^)」
城兵「ブ…ブローム><(ヒムを羽交い絞めにしている)」
兵士「ええい止めるなブロック!
  オレぁ確かに親衛騎団の一兵卒だ、だがこんなちゃらんぽらんな小娘にコケにされてだまってられるほど腰ぬけじゃねえ!!」
オランピア「ふっふーん♪
     戦争の顔をしてみなさーい、殺す時の顔ですよーわかりますかー?(にやにや」
兵士「野郎ッ…!!」
オランピア「ふざけるなーそれで殺せるかー気合いを入れろー♪」

「そこまでよ」

♪BGM 「稲田姫様に叱られるから」(東方風神録)♪

オランピア「( ̄□ ̄;)…oh…これは静葉様何時お帰りで…」
静葉「……里で買い出しの途中かごめに会ったわ。
  今回親衛騎団の連中に解説やらせるから、私が面倒見るよう、一昨日オランピアに事付けたという話を聞いてね。
  …………私一切そんな話聞いていないけどどういうことなのかしら(#^ω^)」
オランピア「えーとこれには深いわけが(ちらちら)…あーっ空飛ぶ円盤がー異変かもしれない見てきますよー!!><(脱兎
穣子「私のみならずお姉ちゃんの面目まで泥塗りやがったわね!今日という今日は勘弁ならねー!!><
  杏子、みすちー!あの馬鹿ぶちのめすよ、私に続けえええー!!」
みすちー「らじゃーりょうかい!!><」
杏子「ったく…まあいいや、夕飯作る前にちと体動かしてくるか!
  静葉さん、ゆまの面倒頼むわ!」


-少女追跡開始-


静葉「……元気ねえ」
兵士「へ…一体どういうことだコレ…?」
騎士「…ふむ、どうやら今回の案内役はオランピア殿ではなかったということか」
兵士「んなもん言われんでも解るっつの。
  じゃあ何か?あのガキぁオレ達をまるっきりからかいに来てたってことになるんじゃねえの?」
静葉「(録音されたテープを巻き戻して聞いてる)私に黙っていたという事は、丁度いい暇潰しのタネだと思ったんでしょうね。
  うんでもまあ…なんの気まぐれかあの子にしてはわりと真面目にやってたみたいだわね。
  やり直しは特に必要ない気がするわ」
兵士「おいィ…それでいいのかよ」
静葉「細かい事を逐一気にしていても仕方ないからね。
  悪戯者と賑やかな連中いっぺんに居なくなった事だし、此処からは私が仕切らせてもらおうかしら。
  …ゆま、あなたもヒマなら混ざってもいいわよ」
ゆま「そうするー^^」



♪BGM 「人恋し神様 〜 Romantic Fall」(東方風神録)♪


静葉「気を取り直して、オランピアが隠滅しようとしたこの日の3ラウンド目だけど、ぶっちゃけると最後の方で回線が落ちて無勝負になったの。
  結構微妙な局面だから、どちらが優位か解らないところでどう転ぶか楽しみな所ではあったのだけど」
ゆま「みすちーさんももう少しってところだったんだよねー」
静葉「あれで決めてしまえれば格好良かったところだけど…なにしろチルタリスの素早さじゃマニューラに敵うわけないし、文字も身代わりで余裕で受けられた上に余裕で冷凍パンチ食らって落とされちゃったし」
騎士「決めてしまえば、という事は、そのマニューラが相手側最後、と解釈してもよろしいですか?」
静葉「ええ。
  こちらのメンバーは選出が椛(グランブル)、ミスティア(チルタリス)、美鈴(コジョンド)。
  オランピアは冒頭で壮大な嘘を吐いてるけど、この椛と美鈴も新規育成組になるわ。
  余りにも新規組の人数多かったから紹介を投げたんでしょうね、あの子」
兵士「つかオレまだあんまり名前と顔一致してねえんだけどな。
  ミスティアってあいつだろ、さっきあのオランピアの馬鹿を追っかけてった鳥みてえな奴」
静葉「椛は山の天狗よ、犬みたいな子」
ゆま「めーりんさんは湖のお屋敷の門番さんだよね。
  背が高くて、とっても強い人だよ。キョーコもまだあの人に敵わないって言ってたー」
騎士「紅魔館という場所だったか、そう言えばハドラー様も何度か招かれた事があったと仰っていたな。
  そこの門番が非常に優れた武道家であったという話は聞いた記憶があるが」
兵士「武道家ねえ」
静葉「今まで美鈴はギャラドスだったんだけど、今回から武道家としてのスキルを最大限生かすために転向したのよ。
  特性は精神力、もうひとつの特性である再生力に比べるとパッとしないけど、猫騙しで相手の出鼻を挫いて尚且つ紙耐久の生命線とも言えるタスキ潰しをやってくる連中に対しては強いわ。
  ただこの子も身代わりとバトンを仕込んでサポートができるようにもしてあるけど」
ゆま「ちょっと気合入り過ぎちゃったんだよねー^^;」
静葉「そうね、マニューラなら先手を許しても向こうに決定打はない(補正なし全振り冷凍パンチで確2、ただし極まらんだろうけど気合パンチなら高乱数1)し、飛び膝が入れば一致4倍弱点だから確実に一撃必殺。
  相手はタスキじゃないし持ち物は広角レンズだから99%勝ったようなもんだけど」
兵士「いや待ってくれ秋神様よ、あの鳥娘とその門番さんの事ぁ解ったが…その前ってどんなことになってたんだい?」
静葉「椛ゲー(きっぱり
兵士「(;^ω^)!!??」
ゆま「文おねーちゃん鼻から噴水出してた(比喩表現
兵士&騎士「(;^ω^)!!!???」
静葉「冗談はさておき。
  相手のナマズンが積んだのに合わせて、こっちからもビルドアップ積んでそこから暴走したのよ。
  椛の特性は威嚇、相手の攻撃を予め落としておいた分防御と攻撃力を相手より一手早く稼げた。
  地獄の番犬(ブースター)がタスキと馬鹿力持ってなければ3タテあったんじゃないかしら、相手のメンツ的に止められる奴いなかったっぽいし」
ゆま「もみじすごかったよねー^^」
静葉「あの子は(狐設定では)足遅いけど天狗随一の馬鹿力だしね。
  最近剣術の腕にも磨きかけてるから、ノーマル技を半減以下にできないと止めるのは困難を極めるわよ。
  それだけにあの子の活躍した試合が最後まで行かなかったのは無念だわね、その後レミリアと文が取っ組み合いの喧嘩を始めてたみたいだけど気にしなくていいわねそこは」
ゆま「だーれも止めないしねえ('A`)」
兵士「そ…それでいいのかよお前ら…」



静葉「ということで正真正銘、この日の分は終わりね。
  振りかえってみると、前回の17日分と合わせて、此処まで随分と負けが込み始めてきてるわね
騎士「そのようですな」
兵士「なんつーか、間が悪ぃんかね」
静葉「永く対戦続けてるとこういうときもあるわ。
  実際、終日負けラウンドと回線落ちだけで10ラウンド位が終わったような時もあったしね
兵士「それもひでえな、いくらなんでも」
静葉「あなた達にとって聞こえのいい話ではないけど…ハドラーだって随分と辛酸を舐めた時期があったでしょう。
  …今回あなた達をここに呼びつけたのは、他ならぬ彼だもの」
兵士「なんだって!?」
静葉「苦しい時にこそ、そこに打開のヒントは必ず隠されている。
  オレが昔やってしまったような過ちを、お前たちに繰り返して欲しくはない…だそうよ」
兵士「………そうだったのか」
騎士「我々は良い主を持った…有難いことだ」
静葉「私達にとっても、負けたラウンドから目を逸らさず、何が悪かったのかを考察していく意味合いもあるからね。
  そういうわけで、次へ続くわよ」