〜秋葉神社新年会場という名の収録スタジオ〜


♪BGM 「遠野幻想物語」(東方妖々夢)♪


小町「やあ皆、いつものあたいだ。
  本来なら何もかも忘れて酒に飲まれる年末年始を迎えたいところだが、残念ながら今のあたいにはやることがあってだね。
  真面目なあたいは徳利片手でも仕事を忘れられないのさ。おお、つらいつらい」
椛「うちらの業界でもそうですがそれってどう考えても仕事じゃないですよねそうですよね
小町「んん? なんだい今回はあんたが相方なのかい。
  そういえばあんたもこのカラミは何気に初めてかもしれないねえ。
  …というか天狗って四六時中酒盛りしているイメージが何故かあるんだけど、あれが会議ってマジなのかい?」
椛「私としては信じがたい話ですけどね。
 大昔、鬼の皆様方が山におられた頃はとてもそんな馬鹿げた事をやってた記憶はないと思うんですけど」
小町「そうかねえ…あたいとしては羨ましい限りだけどねえ。
  細かいことばかり言ってたら出世できないよ〜?」
椛「今私の目の前に、あまりにもちゃらんぽらん過ぎて順当に出世出来てない系の代表例を見ている気がするのは気のせいですかね
小町「…………あんた意外とキッツいな。
  まあ、あんな上役を持てばスレても来るか(チラッ」

きめぇ顔の天狗「(椛に至近距離でシャッター連射なう)おお、かわいいかわいい…ってうおあー!!( ̄□ ̄;)

天狗はさとりのスキマにボッシュートされた!!

椛「…マジで自重してください文様><」
小町「あいつもいろんな意味でぶれないねえ^^;
  まあ、次の話はその文も出てくる話なんだが」
椛「そうですねー、随分久しぶりになるかも知れませんねー。
 真面目に取材したり記事書いてる時とか、ああやって戦っているときの文様はとっても格好いいんですけどねー(惚
小町「(あっこいつらも結局なんだかんだでバカップルなのか)
  ま、まあいいじゃないか。ここでは気にしないでやっとくれよ。あんたも飲めるんだろう?」


〜少女飲酒中〜


小町「というわけで今回は年末総決算ということらしいんだが…実はあの狐野郎、言いだしたのが自分のクセに予定日は避客牌ぶら下げて面前払いを食わせてやがったね。
  その理由が「もう眠くて限界だから」とかもう何を考えているのかと」
椛「クリスマスなんてクソ喰らえなんて企画項目はなかったんですね(迫真
小町「まったくだ、やるのが解ってる前提で夜勤明けなら昼間寝ておけとあれほど。
  しかも引退するとか云いつつ性懲りもなくポップンやってやがるしね」
椛「最近仕事でも着用を義務付けられて眼鏡を新調したらしいけど、そのお陰でポップくんの落ちる速さに目がついて行ってそれでやる気を出したなんて話も聞きますね。
 私みたいに千里眼持ってないどころか、医者からも「眼鏡かけろやヴォケ」って言われるくらい視力悪いんだからさっさと眼鏡常用しろと」
小町「もうあの腐れ狐の近況はいいから、この辺りでの新個体の状況とかそっちを話そう、うん。
  まずは前回ログで触れた早苗。こちらは25日の日中で完成させてたらしいんだが…こともあろうに25日中には、新たに2種類ポケモンを厳選してるんだ。
  ここまで話せば、実は25日対戦を取り下げた本音が見えてくると思えないかい?」
椛「えっまさか…その育成が間に合わなかったから…?」
小町「んやあ、狐のやる事は常に愛悪のケースを想定しなよ。奴は必ずその少し斜め上を行きやがるよ。
  恐らく、片方の厳選が間に合わなかった、これでFA。ただ10時前には酔いつぶれてたらしいのも事実だから、単純に体力が尽きたというのも間違いではないんだろうけど」
椛「どっちにしても最低の理由ですねねそれ、複合すれば数え役満級です(呆」
小町「実際にその片方は翌朝にようやく誕生、そこから2体を夜に育成し初めて、実際に対戦に移ったのは日付変わる直前と来た。
  予定では23時の筈だったんだが…とにかくまあ、こうして生まれたのがチラチーノと再生力タブンネなのさ。
  その代わりにお蔵入りになったのがランクルス。因幡兎がアタッカーへ転向、その代わり月兎の2号が非常にわかりやすい壁張りタブンネというわけさ」
椛「へえ、あのカブトムシよりも弱いと自称する方が」
小町「元々のチラチもA妥協した挙句努力値も振り間違ってるしね。
  それにランクルスの型は過去、ログでかごめが思いっきりバラしてるし奇襲性がなくなっちまったからね。
  …というか、BW2環境でトリックが教え技になって投げつけるの存在意義がなくなったという」
椛「折角のB補正なんだし耐久調整して瞑想でも積めばいいものを…文様から聞きましたが、あれはあれでかなりいいポケモンだからポシャるのはかなりもったいないですね」
小町「あたいもそう思うよ。ひょっとすると何処かのタイミングで方向性を変えて再起用の可能性もあるかもね。
  というか今回のログでランクルスから痛い目に遭わされてるから、もう考えてるような気配だね」
椛「そうやって衝動的に何でもかんでも決めるのも悪い癖ですよねあの狐」



ラウンド1
メルラン(エーフィ@ヤタピの実) ルナサ(ムウマージ@ゴーストジュエル) サナ(フローゼル@氷のジュエル)
控え:レイセン(タブンネ@メンタルハーブ) ほむら(アブソル@物知りメガネ) かなこ(カイリュー@ヤチェの実)
相手
ヴィクトリア(ガルーラ@) ナルメルさん(ナマズン@)
相手控え:ボスゴドラ、カブトプス、ランクルス、色欲さん


小町「年末で時間進行も押してるタイミングで、またしてもというか双方実験的な新顔がずらりと並んでるね。
  といってもメルーフィなんて随分前からいるけど、これも活躍してないね」
椛「あの夢特性はどう考えても核地雷級の凶悪特性だから、てっきりこの機会に新しく厳選されると思ってただけに旧仕様のままなのは意外でしたね。
 もっとも、この相手にはマジックガードなんてあっても無駄なような気がしますが」
小町「だね。
  正直言って選出の余地はほぼないね」
椛「だったらなんでなんでしょう?
 実際にロクに何も出来ないで終わってしまったという印象が強いですし…ブランクなんでしょうか?」
小町「多分なんだろうけど、ガルーラには不意打ちがある事が解ってたからそれを誘ってのワンチャン狙いもあったんだろうね。
  おまけログではルーミアが引き合いに出されていたが、ゲンガーは何が優秀なのかというとシャドボ+気合玉でありとあらゆる相手に当倍以上の打点が持てることと、遺伝抜きで覚える補助技が優秀だからさ。
  ルーミアの4枠目もわりところころ変わるけど、大体身代わりか道連れだね」
椛「ふむう、それと何が関係あるんですか?」
衣玖「一方でメルランは鋼に持てる打点が皆無に等しい。
  エーフィは草結びとシグビがあるとはいえ、そのサブウェポンは打点が低かったり安定しなかったりで、しかも爆発力にも欠ける。今回はそれを身代わり連打からのヤタピで補おうとしたみたいだが…ガルーラ固いからねえ〜、一撃じゃあさすがに無理だったと。
  HS振りも試してしっくりこなかったからCS振りに戻したけど、元々性格もせっかちだから物理一致だとほぼ致命傷だからね」
椛「うーん…同じ不意打ち読みならさっさとルナサさんを出して悪巧みから強引に突破する手もあったのでは」
小町「こっちの後ろにゴーストが居る事をちらつかせててもあれだけ恩返し連打してくる時点で、もう特性は肝っ玉だろうという事は解ることであって。
  弱点突けるからと不意打ちでもして来てくれると思ったけど、初っ端から恩返し連打されてアテが外れたね」
椛「あっ…そういえばそんな特性もありましたね。
 誰か肝っ玉持ちを用意しようという案だけはあったそうですが、しっくりくる方がいなくて断念したとかなんとか」
小町「強いて言えばさゆミルタンク案があったらしいが、狐設定上では勇儀さん並みの馬鹿力を念頭に置きたかったけどA80という微妙な数字だから断念したらしいよ。
  格闘で肝っ玉持ちとかいればいいんだけど、次回作に期待かねえ」
椛「正月早々第六世代予告でしゃいましたからねえ(2013.1.8」
小町「新御三家・新伝説も公表されてるからねえ。
  恐らくほぼ全員がそのまま持ちこしになる公算が大きいが、どうだろうねえ」
椛「それはそうと、最後に出てきたあのナマズは何だったんでしょうか?
 結局押し切られちゃったけど、竜の舞積んでそれでも最速105族を追い越せないって」
小町「意地っ張りの準速と仮定すると112(ナマズンは60族)の五割増しで168、100族をギリギリ抜く程度だから、あのタイミングで悪巧み積めれば勝負は解らなかったろうね。陽気だったら越されるから上から殴られて終了だし。
  後で知ったことだが後ろに居たのはランクルスだったらしいから、悪巧みからジュエルシャドボでナマズンを処理できればなんとかなったかもしれないが…どっちにしろリスキーな2択だったと思うよ」





「お姉ちゃん…大丈夫?」
「つつー…残念ながらそんな大丈夫ではないわ。
ったく、どこもかしこも姫様ってあんなんしかいないのかしら」

妹の肩を借りながら休憩室に戻ってきたメルランは、大げさに溜息を吐く。

「しかし前から解ってはいたけど、本当に打ち合いに持ち込まれるとどうにもならないわね。
ジュエルも考えたけど正直一長一短、いっそメガネトリックでも仕込もうかしら。
そうなるとせめてめざ氷なら、ってのも考えるんだけど。威力70あってもタイプが鋼なんて、無いのと一緒よ
「…ごめんね、私がもうちょっとそこまで考えてれば」
「過ぎた事を言っても始まらないわ。
とりあえず、今回は私のアタッカーとしてのスペックを追求できたところでよしとしましょう。
持ち物とかの微調整、それを含めた立ち回りはこれから考えればいいと思うわ」
「うん…そうだね」


その様子を部屋の外で窺うルナサ、そして…かごめ。

「…あの子達は、意地を通そうとしているんだ。
かつて、あなたがそうしようとしたように」
「当てつけのつもりかそりゃ?
まあ、特性をマジックガードに変えたところでアタッカーとしてのスペックが劇的に変わる事はない。
特に今回みたいなケースは最悪と言ってもいい顔合わせだ…どの道、メルランがいたところでどうにもなるまい

「そんな事を…!」
「思い描いた結末とは異なるが、あいつらが現状を理解し受け入れるところから始めている以上、あたしに言うべき事はない。
あろうはずがない!

かごめは踵を返す。

「無いものをいかに補うか、それはあるポケモン単体ですべて賄える事じゃあねえ。
それさえ理解していれば活路などいくらでも目の前にある。
…今更改めて言うほどのことではあるまい」



ラウンド2
にとり(ヌオー@キュウリ食べ残し) さなえ(シャワーズ@神秘の雫)
控え:レミリア(クロバット@レッドカード) ゴルゴン(ワルビアル@拘りスカーフ) レイセン2号 ほむらさん
相手
プラリネ(ボスゴドラ@地面のジュエル) マナ(ジュゴン@) Dマグスさん(ストライク@進化の輝石)
相手控え:メモ取るの忘れた(


にとり「んまーどんな建前があろうと、誰しもみんな活躍したいってのはあると思うんよね。
   あんただって、お姉ちゃん達の事は誰よりも活躍させたいってのが本音じゃないのかい?」
リリカ「そういうもんなのかな…」
にとり「かくいう私としましても、そろっと出オチばかりなのも勘弁させていただきたいところでしてね。
   今まで守りのタイプだとばかり思ってたけど、実際どうなんか私自身よくわっかんないし。
   例えばあの顔ぶれだと、私なんてガン刺さりじゃないのかなあって言う売り込みなんですけどどうですかね





小町「というわけで御次のラウンドですが…えーっとパルスィさん何か一言^^;」

橋姫「あの河童マジで活躍し過ぎだろねったましいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!(くわっっ」

小町「…あ、はいお約束どうも^^;」
椛「えっわざわざこの為に呼んできたんですか?
 ここは本当ににとりゲーというべき何かでしたね」
小町「実はこの河童、技構成は滝登り地震アンコールカウンターという、どう見ても地震等倍以下の貯水・乾燥肌・呼び水持ちの特殊アタッカーに出て来られたら試合終了するかなりとがった構成なんだけど…具体的に言えば船長出てくると詰むね。
  もっとも船長側でも決め手ないけど」
椛「仮にアタッカーならヌオーは特殊に元々薄い上に新にとりはやんちゃだから、エアスラ辺りでごり押しされればアウトですけどね。
 物理はそこそこ耐えるけど、確かボスゴドラにはメタルバーストなんて技があったと思いましたが」
小町「一致で四場弱点突かれるけどボスゴドラが逃げたってことはメタバ未搭載、というかそもそもあいつらの連れてるボスゴドラからメタバが飛んできた記憶は全くないね。
  中の人のポリシーだったのか、面倒くさかったのか…ボスゴドラに限らず単にそこまでレベルの上がったポケモンはいなかったという話も聞いた事あるし…メタバの習得レベルは軒並み60以降だしねえ」
椛「動画の印象なのかまず真っ先に頑丈メタバを疑ってしまいます」
小町「まあスカーフ石頭諸刃なんてのもいるけどね。
  そしてその交代で入ったジュゴンにいきなり地震を急所に当てるなと」
椛「そこまでしなくても4倍弱点ならオーバーキルだった気もしますが…にしても、ジュゴン意外と耐えますね」
小町「ジュゴンの話は前回もやったから省くけど、特防より防御が低いとはいえH振りだけでも鉢巻ガブの地震くらいまでは耐える耐久あるからねえ。
  あと氷柱針はカウンターしたけど、連続ヒット技は最初の一発しかカウンターや半減実の対象にならないからね。十分殴り倒せるとはいえ魅せ技だよねえあのタイミングだと。
  そして素直に殴ればいいものを、起点で舞ってこようとしたストライクの剣舞をアンコで縛って本当にやりたい放題。最後はジュエル地震でぶっ飛ばされたけど…」
椛「ほとんどにとりが好き放題やったから、早苗さんも実はあまり何もしてないですね。
 最後ちょっと後始末に出てきた感じで」
小町「けど流石にB振りだから剣舞燕の一発はなんとか耐えてくれたね。
  因みに最後の一体はゴルゴンだったんだが、まあ特に出たところでもうあとは残りを掃討する程度だろうし、ぶっちゃけるとどっちだしても変わらなかったかなっていう」





にとり「ククク…幻想郷の河童の技術力は世界一ィィィィ…!(プリケツ

勇儀「その格好で言っても説得力ねえよ^^;
  …しかしまあ、本当に好き勝手やりやがったなあの河童」
かごめ「んだなあ、まさかここまできれいにハマるとは。
   とはいえあの技構成だとどうしても水無効特性の地面半減以下の特殊アタッカー出ると詰むな、岩技に差し替えてもいい気がしなくもないが」


Dマグス「何なんだよあの河童!!一体何なんだよあの河童あああああ!!><」
アルテミス「あの局面で鬼力化って時点でありえないじゃない。
     あんたの読みが浅いのよあんたの読みが」
Dマグス「馬鹿野郎ッあんたあいつが直前に何してたかくらい見てただろーが!
    どう考えたって火力ブーストしてカウンターのヒマ与えないのが賢いだろーが!!」
ラ・ターシュ「んまあアマンディーヌの言うことも一理あるとは思うんだがね…実際プラリネさんのグラウンドアタックで一息にふっ飛ばせたまでは良かったんだし」
テトラ「うう…まさかあんなに厄介なポケモンだったとは思わなくて…><」
ラ・ターシュ「幸いにも手の内は全部晒せたけど、多分次も同じ構成で出てくるかどうかは怪しいところだねえ。
      見たら問答無用で潰せる奴がいないと厳しいねえ…」


その様子を見ながら不安そうで眺める少女…ニアの肩にユーリはそっと手を置く。

「怖いか?」

彼女は少し俯いて黙っていたが、小さく頷く。

致命傷をっても死ぬことはない結界とはいえ、受けた痛みは残る。
目の前に広がる光景は、彼女の知る日常とは明らかに異質な世界。


だが、彼女に退く意思はない。
恐る恐る踏み出した足は、それでもしっかりとした足取りで前に進む。



ラウンド3
レミリア(クロバット@レッドカード) ほむら(アブソル@物知りメガネ) ちなつ(ラフレシア@ゴツゴツメット)
控え:勇儀姐さん(ガブリアス@ドラゴンジュエル) レイセン2号 マミゾウ(オオタチ@拘りスカーフ)
相手
ニア(ランクルス@食べ残し) アテナ(ハッサム@飛行のジュエル)
相手控え:メモ取るの忘れたけどなんかギャラドスとかカブトプスとかいたような気がした(


リリカ「次の子は…かごめさんが言ってた子だね」
レミィ「そうね。でも特に気にする必要はないんじゃないかしら。
   生身の人間であろうがなんだろうが、この結界で手足の2、3本引きちぎっても試合が終われば何事もなかったように元通りになる。
   多少は痛いかも知れないけど」
リリカ「いやそれ多少どころじゃないような気がするんですけど^^;
   見た目普通の女の子だけど…」
レミィ「それがこの場に臆することなく立っている、それだけで相手してやる理由は十分よ。
   私達が今まで相手してきた連中はそういう連中よ、普通の小娘と憐れむつもりでうだうだ言うつもりなら、かごめに代わってもらいなさいな」
リリカ「…………そうですね、思い違いしてました。
   あの子から強い心の力を感じる…比喩じゃなくて、もっと直接的な
レミィ「得体の知れない力を感じるのは私もよ。
   少し、私とほむらで様子を見てみる。そこからの指示は任せるわ」


レミリアは守るで様子を見ている。
目の前の少女は呼吸を整えているようだ…。

テトラ「うーん…ユーリさんは大丈夫だって言ってたけど、本当に大丈夫なのかなあ。
   大分震えてたみたいだし」
ユルール「そうね、ニアちゃんはどう見ても普通の女の子にしか見えないけど。
    どう見てもかごめさんや幻想郷の皆様のようにヤバい何かを放ってるような感じじゃ…ゲフンゲフン
テトラ「…なんか一時からユルールさんその手の失言多くないですか?^^;」

マタン「(普通だって?…ボクにはどうしてもそうは思えない。
    それに…さっきからなんかすごく頭に何かきりきりと走ってくる…電気みたいな何かが。
    これは一体何なんだよ…あの子から、何か伝わってくる…!?)」

意を決したニアの眼が見開かれるとともに、その力が一気に高められる!
瞑想の効果で特攻と特防がアップした!


レミィ「この効果は瞑想!?一体いつの間に!!」

かごめ「…やっべ、あの子多分サイキッカーだ」
諏訪子「えっ!?
   今時いるのかそんなん」
かごめ「全くいないわけじゃない、だが、戦闘に転用できるようなポケモン並みの強力な思念波が操れる奴は珍しい。
   魔力・妖力的な波動は全く感じないから力の得体が知れなかったが…そういうことか」
諏訪子「お前あの子としゃべくってて気づかなかったのかよ?」
かごめ「…あたしにも解らない事くらい…あるっ…!
諏訪子「都合の悪くなった時にそういうネタ持ち出して来て誤魔化してんじゃねえよ…」


♪BGM 「戦闘!四天王」(BW)♪


少女の眼が妖しく光り、その正体の掴めない圧力がレミリアの身体を壁へと叩きつける…!
彼女はすぐにそれが思念波によるものと気付いたが、解っていてもとてもどうにかできる代物ではなかった。

「っんの…なめるんじゃないわよ!」

それでも彼女は立ち上がり、その視線から攻撃の起動を読んで懐に飛び込んで必殺の間合いへ少女を捕える…が、その姿は何時の間にか、大上段に魔刀の刃を振りかぶるほむらの姿に入れ替わっている!!


呆気にとられたのは対峙していた少女ばかりでない。
リリカはようやく、自分の隣に何食わぬ顔で立っているレミリアの姿に気づく…そこにはほんの一瞬前まで、ほむらが立っていた場所だったからだ。

「…持ち物持った状態でアクロバット打ちに行ってもたかが知れてるし、大体ランク上昇した一致エスパー技耐えられるわけないじゃない。
勝手は承知で交代させてもらったわよ」

悪びれもせず言い放つレミリア。

「さあ、どう出る?」

力を放とうとする少女へほむらの刃が迫る。
必殺の間合いの筈だった。


しかし…その刃はむなしく空を切る。


「…あの一瞬でサイコショックを瞑想に切り替えたの!?
いや…まさかあの子」
「多分精神感応…いや多分読心とサイコメトリングまで複合したなんかだな。
最初に力を放った時点であんたの放った幻覚、完璧に見破ってやがった。
今の人界にこれほどまでの力をもった奴がいるとは正直考えてもなかったな」

そこには何時の間にかかごめの姿がある。

「…あの子は物心ついたそのときから、ああやって自分の身を守ってきたんだそうだ。
悪霊や亡霊は余程の力をつけないと自我を持たないが…それを渇望して力の強い人間を襲う。
降りかかる火の粉をがむしゃらに払っているうちに身につけてしまった望まぬ力だと、あの子はそう言っていたかも知れん」
「最初から知ってたのね、あの子の力の本質を」
「あんた達だって訊かなかったじゃないか?
訊かれもしないことに懇切丁寧に説明してやるほど、あたしも御節介じゃないんでな」





小町「相手の型はスタンダートな瞑想ランクルスのようだったね。
  耐久に振って瞑想→自己再生→攻撃に移るというテンプレながらも面倒くさい型だよ。
  普通に瞑想からの高火力化した特殊技で戦線をズタズタにされて、なんとかほむらの不意打ちで片付けたものの残り体力的にハッサムはもうどうしてみようもなかった。
  一体ラフレシアでどうしろと言うのか」
椛「レミリアさんの様子見が結果的に仇になった感じですね。
 というかなんでメモも取らずに突入してるのか、そこも激しく気になるところなんだけど」
小町「そういえば今回メモのとり方も大分中途半端だった気がするねえ。
  いつもそんな感じだけど今回特にひどい。
  そしてそのレミリアも元々もうあの場面で仕事はなかったけど、それでも前歯外すのはちょっとどうかと思ったね
椛「まあ…命中90ですからねえ。
 以前も前歯使おうとしてむしろ命中に泣かされたような」
小町「そのゆまがらみの話じゃねえけど、挙句にレッドカード消費するのが前提でアクロバットに差し替えたのもあるが、まあとにかくやることなす事がことごとくかみ合わなくて。
  素直に初手蜻蛉で引いたところで選出にも大分問題はあったしどうしてみようもなかった気がしなくもないが」
椛「それこそ最初から見せポケとか言わずに星熊様の一人二人控えさせておけば解決する話だったのでは」
小町「まあ姐さんは一人しかいないけどねえ^^;
  その姐さんもだが、やはりというか小回りの利かない論理仕様が思ったより扱いにくいと見えて、旧仕様の投入も少し考えてるそうだよ。
  元々ガブ自体がヤケモンとするには突出したものがなさ過ぎるから、仕方ないと言えば仕方ないんだろうけど」
橋姫「PTに氷技持ちを仕込んでいればどうにかなると思っている奴が多過ぎる…妬ましい…
小町「(それは妬ましいのか…?)」
椛「(というかまだそこに居たんだ…^^;)」


小町「というわけで前半はこんなところだね。
  久しぶりに前後編分けることになりはしたが」
椛「後半は後半でまたいろいろいじくってるみたいですね。
 またそのときのNNと現行のNN入れ替えたポケモンいますよね。ハッサムとかハッサムとかハッサムとか
小町「あれの話はまたそのときに回そう。
  というわけで後半へ続くよ〜」