〜無縁塚駐在所執務室改め執務室兼無縁塚特別収録スタジオ(なげえ〜


小町「久しぶりに仕事場に帰ってきたと思ったらサボり部y…もとい仕事部屋がスタジオルームに改造されていた…。
  どういうことなの」
映姫「感心な事に最近ちゃんと仕事をしているようですからね。
  それを鑑み経費は閻魔庁幻想郷支部の必要経理として処理させていただきましたよ(キリッ」
小町「( ̄□ ̄;)いやいやいやあたい一応ここで寝泊まりしてるんですよ!?
  言うなればここ外の世界で言う駐在所みたいなもんですしいくらお上の方針とはいえこれはちょっと」
映姫「寝室は寝室でちゃんとあるでしょうが、なんか物置みたいになってましたけど。
  大体あなたはだらしなさ過ぎる。寝るべきところと収納空間と仕事部屋をごっちゃにするからよくないんですよ。
  あなたの立場は理解していますしプライベートを大切にするのも良いことですが、いくら閑職でも死神なら死神らしくけじめくらいはつけなさいそれがあなたにできる最大の善行です。
  というわけで、次の仕事の必要なモノもすでに用意させておきました。存分に力を振るいなさい小町? なんだかんだで私も楽しみに聞かせてもらっているんですからね?(にっこり」
小町「…………今あたいはこの世の地獄を見た気がしますよ('A`)」



♪BGM 「彼岸帰航」(東方緋想天)♪

小町「まあ想定外のアクシデントはあったけどもう気にしても仕方ねえや。あとでまた寝台運びこんどきゃ済む話だし(キリッ」
神子「あなたも懲りない人ですねえ、四季様に見つかったらまた何をおっしゃられる事か解りませんよ」
小町「( ̄□ ̄;)うおっとおなんだいたのかあんた!
  …という事は今回の相方はあんただね太子様」
神子「ええ。この世界の事にも大分馴染んできましたし、ようやく他の事へ目を向ける余裕が出てきましたので。
  後学のため色々お聞かせ願えればと思います(ぺこり」
小町「まあそう堅くはしなさんな、どうせこうなっちまえばあたいも徳利片手にしちまうのは何時ものこった。
  どーせさっきの口ぶりだともう四季様にもバレちまってるんだしー
神子「そういう開き直りも余りよろしくない気もしますが…まあ、いいか」


小町「というわけで今回であたいメインの解説も早三回目ですな。
  先回も触れたけど、もうあと10か月ほどでポケモン環境も第六世代への移行が決定しているけど、それでもまだ半年以上はこの状況は続くわけであって」
神子「先のログも読み返してみましたが、そこまで続けば世代を二回もまたぐことになりますね。
  年数で言えば四年ちょっとですから、よくここまで続くものと感心しますね
小町「この辺はなんというか、あたい個人の印象だとTRPG的な楽しみもあるんだろうね。
  ただ、ポケモンを好きなキャラにあてはめて対戦してはい終わり、じゃなくて、なんだかんだで裏話考えてなんか書くというのがモチベーションにもつながってるんじゃないのかね。
  中二病くさい? いいじゃん楽しければ何でも(キリッ
神子「そうですね、私達の繋がりももとはと言えば弾幕「ごっこ」ですからね。
  今ではだいぶ異なる環境の方々も多くおられますが、共有できる世界が広がって行くのも喜ばしいことです」
小町「うん、あたいも同感だがまあそれはそこでいったん置いておこう。
  ここまでのとりとめのない会話からお察しされる方もいるだろうけど、実は前置きとしてネタになる新規育成組が実は2体しかいないんだよねこれがまた」
神子「そうなんですか?」
小町「大体対戦の切欠って「新しいポケモン育成出来たよ!!」が理由の8割以上だからねえ。
  そういう意味では1体でも新しいポケモンがいれば十分理由になるんだけど、対戦する気が起きなかったり何だったりで結構新顔のストックが出来てからってケースも多々あって」
神子「というより私達の側では、顔ぶれは変わってないけどポケモンが新しくなった、というケースがほぼ全数を占めている気がしますね」
小町「まあ今回もそうだしね。
  今回新しく作ったのは力づくニドクインと、ロズレイド。
  ロズレイドは2年くらい前の対戦にも少し使ってたんだけど…」
神子「春告精でしたっけ」
小町「そうだねリリーがそうだったね。
  野生産の色違いを無理矢理使ってただけなんで、実は能力も大したことなくてね。
  草タイプでは1位タイ、毒でもゲンガーに次いで2位の特攻種族値から放たれるリーフストームこそがこのポケモンの最大の武器なんだが、ロズレイドというか進化前のロゼリアすらレベルアップではリフスト覚えないから、遺伝に頼ることになる
神子「必要な技を遺伝習得に頼らなければならないというのも、難儀な話ですよね。
  こうして考えると遺伝技がないギャラドスとか如何に厳選ビギナーに優しいポケモンかがわかります」
小町「その通りだね。
  まあ今回はかなり面倒くさい手順は踏んだものの、憶病軸のアタッカーロズレイドを育成。
  このキャラが実は対戦に出さないうちから設定が色々と二転三転しててね。対戦の場にこそ出てないけどもう4回くらいポケモン変わってるのかな」
神子「出てからすぐに変わっている方も結構おられますが、それはそれでまた意外な」
小町「同じように話題にあまり上らないつぐみとはまた別の意味で難儀な経歴をたどってる子だね。
  「時代に愛されなかった天才」とでも言えばいいのかな、コンセプトとしては」
神子「芸術家はその死後に才能を認められることも多々あるのですが、そういうことなのでしょうか」
小町「どうなんだろうねえ…。
  そしてもう一方はさゆ者。力づくニドクインは火力の高さを取って普通は特殊軸なんだけど、あえて物理軸で育成してみたよ。
  最大火力で比較した場合、物理特化毒突きと特殊特化ヘドロウェーブで実は3割近い威力差があるんだけど…まあニドクインは特殊の方を警戒されることも多いしね」
神子「敢えてメジャーなー方を取らずに奇襲をかける、と?」
小町「それでも純粋に破壊力あるから地面技は特殊持たせたけどね。
  ただ、大地の力の追加効果が特性で出ない以上、普通に地震でもいい気はするんだけど」



ラウンド1
あいこ(ロズレイド@草のジュエル) ふうが(ゴルダック@神秘の雫) パルスィ(ランクルス@火炎玉)
控え:サユリ(ニドクイン@ゴツゴツメット) りんか(キレイハナ@緑のプレート) ゆゆ様(ハッサム@鋼鉄プレート)
相手
ひうみ(ユキノオー@気合のタスキ) ツララ(ユキメノコ@光の粉) 偉大なるなんとかさん(リザードン)
相手控え:フーディン、パルシェン、グレイシア


小町「というわけで対戦の解説に移ろうか。
  今回も実はエキシビジョンが2回あるからそいつは一番最後だね。実際はこの日2戦目だけどまあそんなところで。
  相手はまあ…もうここまであからさまな構成もそんなに見ないだろって感じの霰軸だね」
神子「そうなのですか?
  砂は結構岩・地面・鋼で固まっているような気がしますが」
小町「氷がそもそも受けとしてはかなり脆いタイプで、なおかつ鋼に対してタイマンで殴り合いできるポケモンがそもそもほとんどいない。
  特に、本来なら弱点を突くことを考慮しない、無効なしのメインウェポンとしてのみ採用されるメタグロスのコメバレで弱点突かれるから、特にそうしたメジャーな厨ポケで固めたパーティにはとことん弱いんだ。
  あとヒードランが出てきても基本的に詰むね。霰ダメージの蓄積なんて期待している余裕すらない」
神子「そうすると、例えばこの構成だとリザードン辺りでカバーするのでしょうか」
小町「そうなるんじゃないかな。
  でも、本来霰軸となると、ノオーの他に入ってくるのは特殊受けとしては最高峰とも言える単氷のレジアイス、単純に一致火力でごり押しができるグレイシアとかがアタッカーとして採用されて、大体氷ポケモンが2、3体いる程度って事も多い。
  相手によっては完全に霰を切る感じになるね。そして、霰軸と見てノコノコ出てきたグロスやドランを狩る為に、御馴染ゴウカザルやコジョンドといった強力な格闘タイプのアタッカー、炎や岩を受けたり狩る為の強力な水ポケモンが入ることもある。
  そういう意味では少し変わった構成というべきじゃないかな。ここまで氷ポケモンの比率が大きい霰軸はそうそうないよ」
神子「ふむう、タイプ的にタイプ統一できるほど安定はしていないのですね」
小町「まあ他にもいろいろ理由があるけどね。
  ただ、ユキノオーは霰軸抜きにしてもよく採用されるポケモンのひとつ。持ち物を含めて型自体が読みにくいし、弱点は多いけどメジャーな水・草・地面・電気に耐性があるからかなり繰り出しやすい部類のポケモン。何してくっか解らん怖さがあるね」
神子「今回は出会い頭に弱点の毒の大技を決めましたが、タスキだから耐えられましたね。
  僥倖な事に追加効果が入って相討ちには持ち込めましたが」
小町「いや確かにそうなんだけど…実はこの対戦でなぜこうしなかった、というべきはハッサムを選出しなかったことなのさ。
  ハッサムとゴルダックをうまく回して、リザードンを始末してさえしまえばかなり有利に進められた筈なんだがなあ」
神子「確かに弱点もつけますし、氷耐性もありますね。
  リザードンは確かにガンではありますが」
小町「今回紹介は避けたけどキレイハナ、ゴルダック、ランクルスはキャラが変わっただけで元々いる個体の流用だから触れなかったんだけど、ランクルスは物理受け重視だから流石にユキメノコとの打ち合いでは難がある。
  それでも大分頑張ったんだけど、最後はゴルダックが事もあろうにエアスラで止まって終了。あれさえなければ返しにハイポン決めて終わらせられたんだろうけど…」








「今の宗家も限界かも知れぬな。
珠姫様には申し訳ないが、分家筋よりしかるべき者を新たな当主筋として迎える時期に来ておるのやもな」
「三十五代より数えて六世か。
お生まれになった時は期待したものじゃが」
「魔力が高くとも仕方があるまい。
珠姫様があのような馬の骨を藤野の家に入れぬよう、止められなかった我々の責でもある。
…不憫なモノだが、それをいうても始まるまいに」


-どうして。
どうしておとうさまのことを、そんなわるくいうの?-

「魔道の力がいくら強かろうと、使えぬ大砲に価値などない。
魔性狩りの名門たる藤野の当主が、魔性に何も出来ず殺されたとあっては物笑いの種。
せめてもの救いは、愛子様には、しかるべき者を婿に迎えるという役目が残っておる」


-わたしは…わたしはおかあさまみたいには、なれないの?-

「…そうじゃの。
なれば、我々の成すべき事はそれを探す事」


-わたしは、ここにうまれてきてはいけなかったの?-

「劣等は如何に補おうとも劣等。
これも藤野の名を守るためじゃ。珠姫様にはご理解いただかねばならぬ」


-わたしより……私より、藤野の名前がそんなに大事なの!?
どうして!
-

「しかし、惜しいことよ。
拾い児ではあったが、先だって陽溜丘へ引き取られていったあの娘こそが、珠姫様の本当の娘御であれば」
「あの娘も先祖返りのようじゃ…まったく、珠姫様は一体何を考えてあのような娘を引き取る気になったのか」



-どうしてあの子のことまで悪く言うの!?
才能があればいいんでしょう!?
私なんかと違うのに…違うのに…どうして…!!
-



愛子が目を覚ました時、そこには見覚えのない天井が広がっている。
気を失う前に何をやっていたか、ここはどこなのかと思考が定まらない…その耳に、話声が聞こえてくる。

「今の藤野の家は腐っちまった。
もう、マトモな奴なんて当主のタマちゃんくらいしか残ってねえんだろ」
「仕方ないわ…時代によって求められる資質は変わってくる。
…かごめちゃんも知ってるでしょ?
言魂不能の兼続兄さんも、術式の不得手な私も元々は「劣等」のレッテルを貼られてた事。
それが時代を動かしてしまったがために…愛子のような子を生みだす事になってしまった。
……育江叔母さまやアンナちゃんの件もあったからでもあるんだろうけど」

聞き覚えのある声だった。

物心つく前から、母親から子守歌代わりに聞かされてきた、何代も前の藤野の誇る魔性狩りと、それと共に時代を駆け抜け、運命に翻弄されながら生きてきた吸血鬼真祖。
故あって自身も藤野の家を飛び出してきて、出会うこととなったその二人の声。

「……だったらさな姉、聞かせてくれ。
あんたの眼から見て…愛子の資質はどうだい?」
「訊くだけ野暮じゃないかしら。かごめちゃん、きっとあなたの考えていることと同じ筈よ」
「それもそうか。
無茶をさせたかと思ったが…あの戦いを見れば明白というべきだな」

-結局、私は何処へ行っても蔑まされるだけなのか-

愛子は悔しさに唇をかみしめる。
しかし……聞こえてきた言葉は彼女の想像もつかぬ一言。


「あの子を劣等と決めつけた連中の眼はフシ穴だ。
あの子が父親から受け継いだ資質を受け入れ、しかるべき師についてきちんと磨きあげてやれば…ゆくゆくはアンナと同等以上の、歴史に名を残す大魔導師になる!」



耳を疑った。


「惜しむらくは、今の藤野の家に魔導師を育てる土壌がない。
面倒くさがるかもしれんが、ヒマこいてるかも知れんし魅魔さんか白蓮さんにそれとなく話してみようと思う。
パチェはどう考えても弟子をとってどうにかってタイプじゃねえし、ロキちゃんに任せたら過労死しかねんしな」
「あら、魅魔にだったら私から口を利いてもいいわよ」

ドアの音がして、別の声が聞こえてくる。
げっ、というあからそうに嫌そうなかごめの声がするが、その女性は構わず話を続ける。

「そんな嫌そうな顔をしなくてもいいじゃない。
アリスちゃんがまだ帰ってくる気配もないし、ヒマを持て余しているのはみんなそうだから。
…勿論、あなたが考えた通りタダで、というわけにはいかないけど」
「いや別に…交渉に応じる事は吝かじゃないが、あんたをどういじっていいのかが一番困るんだよ。
ガブマンダカイリューバンギサザンは間に合ってるし、まさか今からミュウツーを粘るわけにもいくまい」
「そこは私も考えるわよ〜。
そこまで考えてもらえてたってことは、商談成立と受け取っていいのかしら?」
「ぐぬぬ…」
「いいじゃないのかごめちゃん、神綺さん空気の読める人だし。
大分以前のガルーラもだけど、もしかしたらあの辺りの中堅ポケモンの方が逆にいいのかもしれないわよ」
「あら、さなちゃんは解ってるわね。
そうねえ、あなたもフローゼルなんだっけ。まんべんなく強くなくてもいいからああいう味のあるポケモンとか面白そうねえ〜」
「わかった、解ったってそういう方向でいいならそのようにリリカに話しとくから!
まだ愛子寝てるし次始まるだろうから戻ろう二人とも。
…くっそう面倒くさい連中増えてきたなあ全く」


カーテン越し、ベッドの上で茫然と眼を見開いたままの愛子を残して三人は出ていく。

どのくらいそうしていただろうか。
ドアがノックされ、恐る恐るといったようにゆっくりと二つの足跡が部屋に入ってくる。

「…起きてる…愛子、姉さん?」

別の、聞き覚えのある声。
もっとも聞きたくない声であり…一方で、本当に聞きたかった声。

その主、蕾夢は僅かに沈黙を置いて、踵を返して立ち去ろうとする。

「ねえ、蕾夢」

カーテン越しに名前を呼ばれて、彼女はびくっと身体を震わせ立ち止まる。

「私…どうしたらいいんだろう。
…自分でどうしたらいいのか…もうわからなくなっちゃった…」

「姉さん…」

お互いの表情は解らない。
だが、その声で相手に、自分が泣いていることは解ってしまったかもしれない。

愛子は構わず言葉を続ける。

「私にはそんな大それた力なんてないんだって、さっきの対戦でも解ってたんだ。
私は変われない…私じゃ何も出来ないのに…何ひとつできないのに!
「それは私に対する侮辱と受け取ります、藤野愛子さん」

もうひとつ、沈黙を守っていた人影が凛とした声を放つ。

「あなたに対する芳しからぬウワサも確かによく耳にしました。
私も実際にこうして直接力を競い合わせるまで、あなたを蔑んでいた者の一人…ですが、事実はやはり自分自身の目で確かめねばならないことを痛感しました」

現楽奏学園高等部の風紀委員長という少女、星川氷海と名乗った、先に対峙した氷使いの対戦者。
その少女はカーテン越しのまま、言葉を続ける。


「あなたは決して、劣等などではない!
あなたのその力は、私にとって大きな目標の一つになった…次はこうはいきませんからね…!」



そのまま彼女は悠然と部屋を後にする。
蕾夢と愛子、カーテン越しに隣り合う二人の少女を残して。





氷海が部屋の外へ出ると、にやにや笑いをするオレンジの髪の少年が壁にもたれかかり、待ちかまえていた。
少年の名は渡辺烈…氷海と共に、現在学園において「四天王」に数えられる、炎の魔法に長けた「真祖狩り」のタマゴの一人。

「自分の打倒した相手を見舞うなんて、委員長にしちゃ随分性格悪いじゃねえか」
「そういうつもりはないです。
それに烈、あなたはひとつ勘違いをしてます…勝ったのは私じゃない、彼女ですから
「なんでだよ? 先に倒れたのは向こうじゃねえか。
オレもあんまりそういうウワサを鵜呑みにしたかねえけど、ウワサってのは何処かに根拠があって」

氷海はその言葉を遮り、烈の上着の襟首をねじあげる。


「あの子をこれ以上馬鹿にするというのであれば、相手があなただろうが容赦なく粛清させてもらうわ」


さらに険しい表情から刺すような冷たい視線を受け、烈は呆気にとられた格好になる。
彼女は烈を解放すると、踵を返して立ち去っていく。

「ったく…なんだってんだよ」
「今の氷海にそれは禁句だろう。
戦った者同士にしか分からないモノだってある、俺達がそうだったように

その様子を窺っていたらしい緑髪の少年、田口風雅が諭す。

「それよりも烈、お前の相手はとんでもない人だらけだぞ。
彼女もそうだが、先入観や見た目で決めつけてしまえば、しばらく入院生活を送る羽目になる。気をつけることだ」
「なんでえ風雅、おめえ一体どっちの味方なんだよ。
まあ、今じゃバトルの相手陣営とはいえ、ダチ公の忠告は有難く承っておくがね」



ラウンド2
サユリ(ニドクイン@ゴツゴツメット) サナ(フローゼル@氷のジュエル) らいむ(ドリュウズ@大地のプレート)
控え:ドレディア、ルカリオ、リザードン
相手
れつ(ゴウカザル@飛行のジュエル) ア・ミリア(メブキジカ@拘りスカーフ) プラリネ(ボスゴドラ)
相手控え:チャーレム、デンチュラ、ラブプラス


小町「結構重苦しい話を挟んだけど、とりあえず設定確認のためにあえてこのタイミングで突っ込んだんだとさ」
神子「名に固執する人間とは醜いものです。
  そのような中で生きてきたというのは、それこそ拷問のような毎日だったでしょう」
小町「あんたもそういう権力闘争を見てきてるだろうしねえ。
  そうそう、余談なんだけど「つぎドカ!」の四人のフルネーム、基本は関わったコンポーザーの本名から名字をいただいて扱ってるけど、氷海だけクリスピーさんの昔の名義から引用してるよ。
  まあ、そこまで知ってる人がいるかどうかって言う話だけど」
神子「あと三人そのまんまですか?」
小町「wiki調べれば全員載ってるよ、というかPONはともかくTAGと96ちゃんはニュアンス的になんとなくわかりそうな気がするけどね。
  そもそもポップン系のキャラは殆ど、原作でフルネームがある以外はコンポーザーとかから名字とってたりするし、例えばるりさんはおたつ(水野達也)からとってきてるし。
  さなさんがそもそもSana(新谷さなえ)が元になったキャラ何になんで名字がふじのさんやねん!というツッコミはなしの方向で
神子「それを言ったらかごめさんもそもそもnagureo曲のキャラだったような」
小町「他にもツッコミどころが満載だけど…それはさておいて、ニドクイン初登場だね」
神子「相手に鹿が居るのも私としてはなんかいやな思い出が…^^;;」
小町「あ、いやまあ…アレはオドシシだしトナカイみたいなもんだからほら。
  でもこっちの鹿も以前ロクな目にあわされた記憶がないんだよね。メブキジカ地味に速いし。
  因みにフローゼルもすいすいじゃなくて水のベール、ドリュウズもすなかきから型破りへ個体を一新してるよ」
神子「どちらも天候に左右される特性から、スタンドアローンで戦える特性になってますね
小町「そして余談だが、相手のゴウカザルはこっちから送ったヒコザルを元にして育てられているそうな。
  こっちでも杏子が散々暴れてるから、個性を求めようと随分試行錯誤したというが…」





かごめ「どうだいさゆ者、今回のは?」
さゆ者「思ったより悪くないわ。
   神綺さんのセリフじゃないけど、純粋に能力が馬鹿げているだけのポケモンよりも、こういうスタイルの方が案外しっくりくるのかもしれないね。
   …最初からフルスロットルで行くわよ!」
さな姉「やる気十分ねえ。
   私の出番が残ってればいいんだけど」


テトラ「またサユリさんポケモン変えたんですか(げんなり」
マタン「なんだよその景気の悪そうな表情は。
   それじゃあ勝てるモノも勝てないだろ」
テトラ「そりゃあ景気も悪くなりますよ。
   変わるたび変わるたびロクなポケモンになってないじゃないですか。正直リングマだってどう対処していいか解らなかったのに」
マタン「ロコ情報によれば最近ニドクインはランダムフリー環境にちらほらいるようになったって話だけどねえ。
   まあ、確かにロコも言ってたねえ、基本的に何してくっかわかないって」
テトラ「ニドキングがいるとああいうものだって解っちゃうのがもうね。
   カポーンとウェポンはカスタマイズの枠が広すぎて私自身把握しきれてないですもん、あの子達の全機能」
烈「へっ、誰が相手だろうがやる事は一緒だぜ。
 この俺の炎で全部焼き尽くしてくるぜ!!

バーミセリ「…随分威勢がいい兄ちゃんだな。
     それが空回りで終わらなきゃいいんだが」
ヘルメス「ああそうだな、アーモロードを駆けずり回ってた頃のあんたみたいにな」
バーミセリ「テメェそりゃどういう意味だ…(#^ω^)」
姐さん「ほらほら喧嘩しないそこ。
   プラリネが居るとはいえ、確かにいろんな意味でケタ違いのメンツばかりだね。
   正直戦いもしないうちに勝ち負け云々は口にしたかないけど…」
Dマグス「ちょっとー姐さんまで何を弱気な。
    相手に一目置くのはいいけど、最近置き過ぎてなんか必要以上におっかながってる風にしか見えないよ。
    ヴィーナスさんやグリッシーニの旦那と並び称される武闘派の名が泣くよ?」
姐さん「あたしゃそんな大それた何かになったつもりはないんだけどねえ…。
   ま、確かにあんたの言う通り、少し尻込みし過ぎかもしれないね。
   まずはお手並み拝見と行こうか」


♪BGM 「紅焔」/PON♪


烈「風雅もビビり過ぎだぜ。
 世界四大真祖だか何だか知らねえが!この俺の蹴りで吹っ飛びやがれ!!

烈はアクロバットの構え!
飛行のジュエルの効果で威力がkskする!!

しかしさゆ者は何事もなかったかのようにそれを受け止めている…

烈「( ̄□ ̄;)いっ!?」
さゆ者「悪くない一撃ね。
   あなた、こういう習い事をしていたのかしら? 随分いいセンスを持っているわ」

風雅「…だから言ったのにな」
鈴花「わー烈さんの蹴り受け止めてるーすごいすごーい♪
  ねーねーふーさん、あんなことって本当にできるの!?」
風雅「出来るもなにも…実際目の前で現実に起こってるから理論上は出来るんだろう?
  …というか俺はできないぞ先に言ってくけどなって鈴花その顔止めろ何企んでるお前( ̄□ ̄;)」
鈴花「(にやにや)ぶぇ〜つぅ〜にぃ〜?」

烈「(ちょ、ちょっと待て今一体何が起きてやがるんだ?
  多少の魔性程度だったら腕の一本は持ってく程度の力はこめてんだぜ今の!?
  そ…それになんで俺はこのまま落ちもせずに空中で止まったまんま…どうなってんだ? 俺は夢でも見て…)」

さゆ者が僅かずつ腕をずらし始めるとともに、止まったままの烈の身体が大きく空中でバランスを崩していく…!
その一瞬後、裂帛の気合とともにさゆ者の肩が烈の鳩尾あたりに吸い込まれていく!

さゆ者はカウンターの構え!
受けたダメージを倍返しされて烈は吹っ飛ばされた!!

烈「( ̄□ ̄;)ぐはあ!?」


テトラ「( ゚д゚ )ポカーン」
ローズマリー「…なんつー見事なカウンターだ!」
姐さん「ああ…はっきりと動きが見えたけど、あれはどうにも防ぎようがない…!
   なまじ威力があったぶん、仇になっちまったか」





小町「ニドクインのカウンターといえば、実は随分前にあたい達も酷いモノを見た事があってねえ。
  なんつーかもうフランが哀れだったというかなんというか
神子「そ、その話はもう時効にしてあげても良いのでは^^;
  同じニドラン系統の最終進化でも、キングとクインでは基本が全く異なってくるようですが」
小町「そだね、基本的にはキングは速度を取って、クインは耐久振るといいとは言われるね。
  種族値的にもクインは耐久を捨ててまで速さを求めるうまみはあまりない。逆にH振りでもかなりの繰り出し性能があるし、アタッカーでも珠の枠に困る場合はゴツメ持たせるとうまく活きる事があるって言う話も聞いたからゴツメ持ってるんだけど」
神子「けど流石にメブキジカの自然の力は耐えませんでしたか」
小町「そもそも猿のジュエルアクロで高乱2だからね、自然の力(≒地震)が確2程度だから合わせ技になれば流石に無理だろう。
  しかしそこそこ早いメブキジカにスカーフは結構たまげるチョイスだったね。技範囲は決して狭くないポケモンだけど、過信できるほどの火力はないと思ってからね。
  もっともフローゼルのジュエル吹雪もあまり読まれないと思うけど、そもそもフローゼルで両刀というのもどっちかといえば変態型っぽいし」
神子「水ポケモンのサブでよくある冷凍ビームじゃないんですね」
小町「実は冷凍でも201ガブを確定一発にするんだけど、H4メブキジカのような氷2倍組はジュエル冷凍だと確2、吹雪だと確定1発になるから、こういう連中も標的に入れてゲンガーの気合玉感覚で撃つと割り切ってんのかもね。
  さなさんらしいと言えばらしいが」
神子「まあ…特攻は全く振ってないとも聞きましたし。
  その分は技そのものの破壊力でカバーするというところですか」
小町「そだね。
  あとは捨て前提でボスゴドラにけたぐりを叩きこんで、ダメ押しに新らいむ者の型破り地震で終了。
  今アーモロードで八面六臂の活躍を見せているメイン盾とはいえ、一致不一致関わらずの高火力4倍弱点の連打は耐えきれなかったね。というか、最大威力で4倍突かれるけたぐりを一発耐えたってのが流石と言うべきなんだろうけど」


小町「ここいらでひとつの区切りになるね。
  ここからはさらに酷い展開が目白押しだ」
神子「えっそれはいったいどういう」
小町「それは次回のお楽しみってね。そいじゃ続くよ〜」