こいし「♪甘くてゆるくてあざとい仕草に
   萌えろよ萌えろよハンコをぺったん♪」
小傘「♪赤くてプニくてしっとり濡れてる
  やわらかやわらか朱肉だよっ♪」
こいし「♪萌えるハンコは正義の印っ>ヮ<ノシ
   ひれつな悪を打ち砕くっ!!」
こいし「♪めめめめめめめ めうめうーっ!(」*゚ロ゚)」
小傘「♪めめめ めうめうーっ!(」*゚ロ゚)」*゚ロ゚)」
二人「ぺーったんぺったんぺったんぺったん 大好き〜っ☆⌒ヽ(*'、^*)

かごめ「(イスに固定中)( ̄□ ̄;)ぎゃああああああああああああああああああああやめろジョッカーぶーっとばすぞおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!


小町「何の騒ぎだい一体^^;」
さとり「ああいえ、さっき諏訪子さんが何をやってたかを知りたい方もおられるかと思って、その拷問風景の再現をば」
文「それが何処をどうなれば末路がショゴスになったりするのかしら。
 って、その諏訪子は?」


小傘「♪めめめ めうめうーっ!(」*゚ロ゚)」
こいし「♪めめめ めうめうーっ!(」*゚ロ゚)」*゚ロ゚)」
二人「♪あっいっこっとーばーはーもーえおこしもーえおこしっ♪

諏訪子「(苦悶の表情で倒れている…どうやらただのしかばねのようだ)」


小町&文「( ̄□ ̄;)あんたも苦手なんじゃねーかよ!!!
さとり「というわけで本編どうぞ」



ラウンド6
マミゾウ(ゾロアーク@こわもてプレート) ケトス(ホエルオー@オボンの実) すわこ(ドクロッグ@気合のタスキ)
控え:ゴチルゼル、ブニャット、アーボック
相手
てまり(フワライド@飛行のジュエル) ぶんぶん。(エアームド@拘りスカーフ) マヤ(シャンデラ)
相手控え:ナマズン、ゴウカザル、エルフーン


かごめ「(古明地姉妹をまとめてウメボシ中)いやあ酷い目に遭いましたな」
諏訪子「(小傘にウメボシ中)まったくですな。
   なんじゃいな作った途端から三連続で狸投入かい」
小町「酷い目っておい、最初にやったの諏訪子だろうが」
諏訪子「そらもうヘッドホンでガンガンにmoffing垂れ流しながらやってましたから私。
   こんな塩梅で(ヘッドホンをさとりにかぶせる)」
さとり「( ̄□ ̄;)きゃああああああああああああああああああなんで私なんですかなんで私なんですか!!?
   ひぃいいいいいいいもふもふされるもふもふされるー!!」
こいし「( ̄□ ̄;)しっかりしてーもふもふされるのはお姉ちゃんじゃなくてアルパカだよー!!」
小町「…収集つかなくなってきたねだんだん^^;
  まあいいや話戻そう、この時点ではもうマミ婆の技は変わってるんだよね?」
かごめ「あの後速攻でヤマジタウンに飛んで悪の波動搭載して来たわい。
   とはいえ誤算だったのが」
小町「悪の波動でフワライドが落ちないと」
かごめ「一致弱点技ですよね?」
小町「何を今更」
かごめ「なんで落ちなかったんですかおかしいじゃないですか!!!><」
小町「んな事あたいが知るか!!><」
文「いやそう思ったら計算してみればいいじゃない…。
 フワライドのスペックが実は不明なんだけど、とりあえず考えられるいくつかのパターンを用意したわ」

特防無補正H無振り(B特化など) 確定1(110.2%〜130.6%)
特防無補正H252D4 高乱1(96.4%〜114.3% およそ80%)
特防無補正H4D252 確定2(77.3%〜91.5%)
特防補正H無振りD252 確定2(70.2%〜83.5%)
(ゾロアークは憶病C25の252振り、プレート持ち悪の波動)

諏訪子「えっ思ったより耐えるんだなあの風船」
文「こっちのゾロアークのCはちょっと低いけど、Vでもそんなに変わらないわね。
 フワライドは性質的にH振りってあまりいないから、可能性が高いのが三番目かしら。
 ジュエルバット搭載してたって事はアタッカー気質だろうからD補正ではなさそうだし」
かごめ「考えてみればH振らなくてもHP225あるからなあ」
文「因みにいうまでもなく返しのジュエルバットは意地っ張りA252なら余裕で確1になるわ。
 さらに余談になるけど、仮に本物のホエルオーだとしたら一応耐えるわよ。ぎりぎりだけど」
かごめ「となると突っ張ってもこっちからは実は決め手がねえから、置土産が謎行動になるわな」
文「そうね、スカーフでなくても余裕で無道には越されるだろうし、アクロバットからブレバで落とせば普通に問題のない場面であったろうけど…ブニャットの負けん気は全く警戒されてなかったのは確かでしょうね」
諏訪子「あんなどマイナーなポケモンの夢特性なんて知ってる奴の方が少ないんじゃねえのかな。
   起点にして舞ってきそうなのはナマズンしかいないと思うが、いなかったしな」
小町「あのナルメル竜舞持ってない気がしたけどどうだったかなぁ。
  まあ、なんにせよHP満タンのホエルオーにブレバで突っ込んできやがったわけだが」
かごめ「ホエルオーも落ちるが、反動で半分くらい削れちまうよな」
小町「まあねえ。
  こっちには飛行が一貫してるから、正直もうダメかと思ってたけどねえ」





♪BGM 「妖怪の山 〜 Mysterious Mountain」(東方風神録)♪


-ぐぬう…なんとすさまじき技よ。
この我が何も出来ずに終わるとは-


白鯨の身体が地面へと崩れ落ちる…。

…幻想風靡だと…!?
文、てめえあいつにカードを渡したのか」
「いいえ、そんなはずは…おかしいわ、私のはちゃんとある。
あの技は風を操る力で空気を切り裂いて、亜音速のスピードで体当たりする荒技よ。見様見真似でモノにできるような代物じゃないのに」
「じゃあ答えは一つしかありません。
…いかな手段を用いたのか…あの子が自分の力であの技を身につけた
「うそ…でしょう…?」

茫然とつぶやく文(あや)の視線の先で…文(ふみ)は苦悶の表情で膝をつく。

(くそっ…なんて反動の大きさだっ…!
 文の奴、こんな技を…!)

しかしそれでもなおかつ彼女はよろめく足を叱咤して立ち上がる…!

「文さん!!」
「…妖夢、あなた何か知ってるわね。
言いなさい、どんな手法でふみちゃんがあの技を使っているか」
「うっ…ですが」

険しい表情の幽々子に、一瞬ためらいを見せる妖夢。
幽々子はどうやらその理由に心当たりがある様子だった。

「…もし何らかの手段で一時的に身体能力を高めているのだとしたら、危険よ。
あの子は確かに才能には恵まれている…けれど、肉体的な強さは人間とそれほど変わらない。
妖怪に用いるような増強剤の類を用いているのであれば

「仰る…通りです。
永琳先生に調合してもらった薬だと…一時的に脚力を限界まで高める秘薬だと…言ってました」
「本当にそれだけかしら?」
「私…そこまでしか」

妖夢は俯いて黙りこんでしまう。

彼女がそこまでしか知らない事も、また事実である。
文の性格からすれば、多分もっと重大な事を隠していることは明らかだろう。

「ど、どういうことなんですか幽々子さん…?
薬って、いったい何が」
「うーんちょっと前にお会いした時には顔色優れなかったですからねー。
なんか鎮静剤を打てるような顔色でもなかったですしー、お休みした方がいいとはオススメしたんですけどねー」

顔色を変えるテトラの横で、能天気そうなちょっと困った表情で、処方箋の様なバッグを担いだ少女が首をかしげている。

「…多分、永琳が渡したのは「国士無双の薬」。
飲んだ者の潜在能力を一時的にフルで引き出すけど、そもそもが強靭な妖怪の身体にも多大な負荷をかける毒薬よ。
故に本来なら数十倍に希釈したものを用いる…けれど」


(決して原液で飲むな…とは言われたが…。
 そのくらいやらないとこの技を私が使う事は出来ない)


文(ふみ)は自嘲的に笑う。

「どうした…小生はまだ戦えるぞ。
…小生の手にかかればこの天狗族最大の奥義といえど、この通り扱う事が出来る…!」


立ち上がり彼女は、なおも挑発的にそう言い放つ。
その表情は鬼気すら孕んでおり…。

「…どうせ止めろと言っても聞きゃしないだろ、私がいってくる」

飛び出そうとした文(あや)を制止して、諏訪子はその帽子を文の頭に無理矢理押し付ける。

「おい、お前自分のタイプ解ってるのかケロ様よ。
いつものアマガエルじゃねえんだ、そもそも当倍でも死ねるぞあの火力」
「わーってるよ別にトチ狂ってもいねえ、いたって正気だ。
だがこっからあとどうにかできそうなのも、私しかいないだろうが。
……早く沈めてやらんとあいつ死ぬかもしれねえぞ
「そんな!」

諏訪子はゆっくりとフィールドに向かう。

だが、そうまでしてあいつは立って向かってこようとしてるんだ。
誰かがそれを汲んでやらにゃなるまい。
もっとも…負けてやる気はないがな」

そして、中国拳法のような独特の構えをとり、手招きする。

「来な、最後の相手は私だ」
「…くくっ…格闘タイプで今の小生(エアームド)に確たる決定打をもたぬあなたとは。
選出ミスとしか言えませんな! ならばひと思いに楽にしてあげましょう!!

再び風の妖気を纏った文が飛翔する。
亜音速の矢と化したその身体が諏訪子の身体を捕え…。


♪BGM 「ネイティブフェイス」(東方風神録)♪


「…残念だったな」

口の端から血を一筋流しながら、ニヒルに笑う諏訪子の身体からちぎれ飛ぶ気合のタスキ。
驚愕に目を見開く文は次の瞬間すさまじい反動の痛みに表情をゆがませる。

間髪いれずにスペルカードを発動させる諏訪子。
しかしそれは攻撃のためのものではない…ポケモンで言う「剣の舞」に当たる身体強化の呪法。

「剣舞一積みで喰らった反動ダメージおよそ120前後、だったらこいつで十分落ちるだろ!
行くぞっ、南斗円脚拳奥義!」

諏訪子はなおもよろめく足から幻想風靡の体勢に入ろうとする文の肩口をつかんで体勢を崩させ、まるで鞍馬のように跳んで大きく足を開き…その両踵ががら空きになった文の首めがけて思いっきり閉じられる!


「南斗狭撃踵ッ!!」


その両踵が喉を潰し…一瞬で意識をもぎ取られた文の身体が崩れ落ちる。


「…紫、先生だ、早く呼んで来てやってくれ!」
「解ったわ。
まったく…無茶をしてくれる…!」





かごめ「お前一体何処で南斗円脚拳なんて修めて来たよ」
諏訪子「いやあ書物(マンガ)からの再現に決まってるじゃないか。
   おいこらなんだそのツラお前ならむしろガマ拳法だろうがとかんなこと考えてやがるだろ
かごめ「ガマ拳法に技名はないからねえ」
諏訪子「まあ強力なのは知ってるよアレはアレで」

※射命丸メモ 南斗円脚拳&ガマ拳法
いずれも「鉄拳チンミ」に登場する架空の拳法。前者は天覧武闘会編で登場し、素手組の決勝でチンミと戦ったタンタンが、後者はチンミが旅に出ている最中に出会い、その戦いを通じて改心し後に大林寺に入門したビケイが使用している。
南斗円脚拳はタンタンの師に当たる人物(作中では名前不明、後のタンタンとのやり取りから彼の縁者、もっと言えば祖父と推測される)が編み出したもの。タンタンの師も武闘会出場経験があり、しかも武器組の勝者と戦う決勝戦にまで勝ち上がったほどの拳法家であったが、その戦いで両腕に致命的なダメージを負い、試合後両腕を失ってしまった(因みにその状態でも失血による失神寸前まで戦いぬき、相手を圧倒していたらしい)。腕を失った彼は足技のみの拳法であるこの技術を大成させ、弟子であるタンタンも素手組決勝まで危なげなく勝ちぬくほどの実力を示した。
ガマ拳法は、小柄で容姿の醜い事をどの拳法道場からも馬鹿にされ門前払いをされた恨みから、そういした拳法家を再起不能にするべくビケイが編み出した技術。ビケイはひたすらに蹴りを鍛え、幾度も破けて爪のように固くなった足刀をヤスリで磨いて刃物のようにしており、まるで蛙のように低く構え、両手を起点に円を描くような高速の回し蹴りで相手の脛や足の腱を切り裂くというこの拳法を編み出した。チンミは苦戦の末に、支点となる手の甲を砕いて破っているが、それまでにウイークポイントとなりうる首元、腕そのものを攻撃されてもびくともしなかったあたり、ビケイの執念と強靭さが伺える。

小町「というかあんたカウンター持ってたはずじゃないか。
  なんでそれ使わなかったんだい? タスキまで持ってかれたんだったら確実にカウンターで落とせるじゃないか」
諏訪子「アホぬかせ、積みなしの不一致不意打ちでシャンデラ落とせるわけねえだろ。
   ナマズンやエルフーンだったとしてもドレパンで逆転するためには剣舞での火力底上げは必須な筈だ。ゴウカザルは知らん(きっぱり」
かごめ「どうも過小評価されがちな印象だが、シャンデラって意外と固いんだぜ。
   Hは60しかないがBもDも何気に90ある。最近では炎の身体の再評価も進んでるから、受け特化のシャンデラも多いけど、そもそもH4でも不一致弱点なら色々耐えたりする。
   意地っ張りドクロッグの特化不意打ちだと確定2、最大で80%くらいまでしか削れねえんよ
諏訪子「確殺にはビルド一積み以上要るからな。
   乾燥肌だから当然文字なんか耐えられねえし、後ろに誰か受けられる奴がいるならまだしも、私ラストの上にタスキまで持ってかれる状況でカウンターなんかできるかってんだ」








♪BGM 「しじまに吹く風」(SQ4)♪


「どうして…あんなことを。
一体何が文さんをそうさせたんでしょう…」
「どうして、ね。
私にもはっきりとした事は言えないわ、覚ではないからね。
けれど」

意識を失った文が搬送された後、悄然とした表情でうつむくテトラの問いに、幽々子は寂しそうな表情で応える。

「式となったあの子の感情は、最初こそプログラムされたものだったかもしれない。
ベースにされた文(あや)も意地っ張りで見栄っ張りなところがあるから、そのせいなのかもわからない。
…格下相手には平然と手を抜くクセに、負けず嫌いだしね」
「でも…そんな理由だけで、そんな危険な薬を使ってまで」
負けたくなかったのよ、それこそ本当に。
文やかごめちゃんの見てる前で、無様に負ける事が…その事の方があの子には耐えられなかったんだわ」

そして、その肩を押して促す。

「大丈夫、大概の事は永琳に任せておけば心配はいらないわ。
かごめちゃんたちも待ってるわ、行きましょう」
「…はい」


その会話をドアの外で聞いている烈、そして氷海。

「なあ、委員長。
俺と…俺とあいつらと、いったいどこが違うんだろうな」
「言っている意味がわからないわね」
「俺達は理由はどうあれ、今はあいつらと一緒に戦ってるけど…俺達にとって、あいつらのような「力の強い魔性」はみんな、敵だって思い込まされてきた。
馬鹿馬鹿しいと思ってはいたけど、あいつらは俺達にとって絶対の敵で、それと戦える力をもっていて、戦う運命にあるのが俺達だと思ってた。
…だのに」

悲痛な表情で拳を握りしめ、彼はさらに続ける。

俺達とあいつらのどこが違うんだよ…!
大切なモノを守ろうとしたり、自分のプライドにかけて上を目指そうとしたりして、懸命になっている奴だっていっぱいいるじゃねえか…!
解り合えないことなんてねえ…違うのは姿形だけ、そんなの些細なことじゃねえかよっ…!!

「…そうね。
実際に目の当たりにして、直に体験しなければわからないことはたくさんある。
今なら解る気がするの…私に、この世界を見る機会を与えようとした珠姫さんの想いが」



さいごのたたかい
超久々に登場の勇儀姐さん(ガブリアス@ヤチェの実) ルーミアさん(ゲンガー@気合のタスキ) かごめ姐さん(ウインディ@命の珠)
控え:ムクホーク、グレイシア、トゲキッス
相手
ゆゆ様(ゲンガー@相変わらず何持ってたんだかわからん) オフィーリア(ヤドラン@拘りメガネ) 烈さん(ゴウカザル@命の珠)
相手控え:ジュカイン、ボーマンダ、スワンナ


諏訪子「なんだこの酷い面々は…たまげたなあ…」
かごめ「いや本当にあたしとスワンナとジュカインとHの浮きっぷりが酷いですなwwwwwww」
小町「ウインディも十分強豪の部類に入ると思うんだけどなあ。
  というか勇儀さん登場っていつ以来だい? 四季様のアレで全員が腹筋壊滅させられたそれっきり?」
かごめ「かねえ。アレも随分前の話になっちまった気がするが。
   確かその時も相手はお嬢だった気がするが、ポケモン違うけど」
文「ヤチェなくても四倍弱点耐えた説があるあの時ね。
 今回は素早さの関係上舞えなかったどころか非常に不利な状況からスタートしたけど」
かごめ「確かにガブにラムはそんなに持たさない装備だけど、意外と要りそうじゃないかって気がする時もあるわな。
   メンツ的に裏でガブを受けれそうな奴がいなかったから何らかの搦め手があると予測すべき場面ではあったが」
諏訪子「そういえば今更の話だけど、これ交換進化作業を直前にやってたはずだろ?
   その時技構成を確認するって考えはなかったのか?
かごめ「いやそれはいくらなんでも黒過ぎるだろ…。
   あとで技構成紹介されてたけど、ルーミアの道連れ枠に鬼火がはまってたらしい、というか実際に鬼火飛んできたしな。
   道連れはないだろうっていうのは交換進化の際に確認してたんだったが」
文「雑談してる間にヤマジタウンに飛んで波動覚えさせてくる程度のことはやってたんだし、その間に相手も技構成じってるかも知れないって可能性も十分あったわよね。
 その時点で情報戦らしきものが勃発してたとかなにそれこわい」
かごめ「まあこの時は普通に鬼火が飛んで来たんで、逆鱗撃った後に「あっこれ相手の方速いし道連れあったら終わるよなww」とかそんな事を全く考えてなかったわけではありませんで」
諏訪子「道連れないっぽいのは把握してたんだよね、進化させた直後に」
文「なんか「道連れ覚えたがってるけどどうするよ」「あ、いやいいのにしてくださいw」っていう会話がその直後にあったから、意識はしてたけど逆に「道連れはありえないwwww」とは決めつけてたわね」
諏訪子「けど最初の鬼火が外れていれば逆鱗の一発目で持ってけた気がするよな。タスキかも知れなかったけど」
かごめ「そんなこんなでもうこの時点で姐さんの役割が特攻しかないと決まってしまったのが実にアレでして」
小町「マンダは解らんがヤドラン以外はあとみんなガブの先手取れるから、剣舞でカバーする余裕もねえわな。
  ルーミアの仕事もタスキで耐えて道連れでヤドランもってくしかなかったのがもうなんというか」
諏訪子「メガネだったらしいな」
かごめ「ヤドランは生まれついてのヤケモンですなwwww火力低いからメガネが筆頭候補ですぞwwww
諏訪子「やかましい。
   実際、再生力と拘り系は相性抜群にいいからな。特性解らんけど」
かごめ「再生力以外ありえないwwwwwwwwwww
諏訪子「いいから黙ってろ(キリッ
   ルーミアの技構成もころころ変えてる印象だが、最近ちょっと不穏な話も耳にしてな」
小町「不穏?」
諏訪子「10万切って補助技二つにするか、凍える風積もうかって目論見があるらしい
小町「こご風…というと、相手のS落としてあらゆる相手に先制道連れを決めるコンボにする気か。
  悪くねえんじゃねえのそれ」
諏訪子「まあな、特に竜舞を積まれても先手さえ取れればリカバリー効くし、マルスケムーミンでも一発目でマルスケ剥ぎ取られるから対策としてかなり有効だしな。
   神速が入らないのもでかい、タスキを潰されてもきっちり仕事のできるところがポイントか」
文「でも補助技って他に何が入るかしら。
 挑発か、身代わりか、運要素は大きいけど鬼火くらいしか思いつかないわね」
諏訪子「私個人としては入れるならこご風を推したいところだね。
   10万は確かに有用だし、対応するイメージのスペカもあるけど、わりとギャラピンポって気もするしな」
かごめ「ふーむそういう事だったら本気でちょっと考えてみようかな。
   さて、話は脱線したがまあ最後はもう悪いけど姐さんに盾になってもらう感じでまあ」
諏訪子「それも狙いとしては結構露骨な気がしたんだが、まああの局面だったらな」
小町「あの時実は一番困るのが、相手のラストがスワンナだった場合なんだろ?」
かごめ「うむ。それで八割くらいの率で解散確定。
   珠神速は余裕の確2」
諏訪子「ゴウカザル相手だって地震があったらかなり終わりくさかったけどな。
   威嚇があったとはいえ珠もあるし」
かごめ「威嚇込みなら一発耐えるみたいだわね。
   こっちはどんな状況でもインファから神速で確定だから、スワンナかマンダじゃなければ問題なかった」
諏訪子「その意味では相手の手持ちを知るためにガブ捨てたってわけか」
かごめ「言い方は悪いが、そうなるな。
   特にこっちが威嚇をもらうわけにはいかなかった、まあマンダなら竜の波動しか決定打ねえんだけど。
   向こうも特に決め手がないと見えて素直にインファで防御系落としてくれたから、余裕でインファし返して終了だわ」


かごめ「さてまあ今回はこんなあたりですな」
諏訪子「今回本当に早かったな、対戦してから2週間くらいでまとめ終わりやがった。
   なんか天変地異の前触れかなんかかねこれ」
かごめ「なんて事いいやがる。
   たまにはネタの出来た端からさっさと始末したい時だってあるんだよ」
諏訪子「確かにネタに困る対戦ばかりの時はなかなか処理が進まねえのは解らんでもないけどさ」
かごめ「まあラストにはお約束的に何か挟んで今回はここまででーす♪」
小町「うわあ勝手に切りやがったこいつ…」












「つッ…!」

気がついた時、烈が目にしたのは和室の天井だった。
朦朧とした意識がはっきりしてくるにつれ、全身至る所から強烈な痛みを覚えるが、彼は意識が途切れるまでの事を必死に思い出そうとする。

「あ!気がついたよ!
烈さん大丈夫!?」

心配しているのかどうかわからない調子の声で、鈴花が顔を覗き込んできた。

「…俺一体どうしちまったんだ…?
俺は確か…最後に」
「かごめさんと殴り合ってる最中に意識を失ってたみたいだな、お前。
呆れた奴だ…気を失ってもまだお前、拳を振りまわしてたんだぞ」

鈴花に身体を支えられ、起きあがった先では呆れ顔の風雅が溜息を吐く。

「俺…負けたのか」
「勝敗の上ではそうなるな。
だが、当代最強クラスの真祖と真正面から殴り合って、まだ生きているという時点では称賛に値することだって、皆が言っていたよ。
無茶をする奴だと思ってはいたが」
「俺…聞いたんだ。
あのひとの声を。
あのひとの拳には、例えようのない悲しみと…なんでだろうな、でもすっげえ嬉しそうだった。
なんだかそれを聞いてるうちに、まだこんなところで倒れたくないって…俺ももっと自分の事を伝えたいって、それだけ思ってた。

…拳で語るってこういう事なんじゃねえのかなって…はは、自分でも何言ってんだかなんかよくわかんねえけどな」

顔を見合わせる風雅と鈴花。

「俺は…あのひとが何をしようとしているのか…知っちまった気がする。
本当は、止めなきゃならない事なのかもしれない。
…でも…今の俺じゃ多分そんなことできやしない…俺にはそんな事をできる力も、その理由ももっちゃいない…!

「烈…一体何を言っている!?
まるで意味がわからんぞ。お前、いったい」
「今は言えねえ。
だけど、あのひとはそう決めたら絶対やり遂げるだろうな。
だから」

烈は拳を握りしめる。


「俺がいつか、あのひとを超える力を身につけて…人間の力って奴がどれほどすごいのかを思い知らせてやる!
きっとそれを、あのひとも望んでいるような気がするんだ。
だから…俺はもっともっと強くなる!強くなってみせる!!」




その部屋の外では何処か安堵したような表情で、かごめが溜息を吐く。
かごめもまた、その時のことを思い返していた。


お互いに命の珠をもっての激しインファイトの応酬。
かごめの放つ剣気に委縮してはいたものの、ポケモンとしては一致タイプで繰り出される烈のインファイトと、不一致ながら攻撃特化から放たれるかごめのインファイトの破壊力はほぼ互角の破壊力を持っている。

それ故か、二人の拳の応酬は互いに致命打になりきれず…その中で、ふたりの高まっていく闘気は深く結び付いていく。


かごめの体験した今までの出来事を、烈は言葉ではなく心で理解した。
背負わされた運命に抗い、紡いできた者達の絆で乗り越えていくその姿に…烈は自分と氷海達「四天王」の姿とはっきり重ね合わせる事が出来た。

目の前にいるこの存在は、自分と変わる所のない存在である事、それを確信に変える。


それと共に流れ込むその悲しみは…。


-なんでだよ…あんたは、自分を育ててくれた藤野の一族を、本当は守りたいと願ってる。
なんでなんだよ!
…俺はあの連中嫌いだ…何時もエリートぶって偉そうにしてやがって…あいつらが愛子みたいな奴を生みだしちまったんだろう!?-

-そうだね。
それは否定できない。
でも…それでも、遠く血のつながった「家族」なんだ-

-だったら!
だったらあんた自身が、それは間違ってるんだって、それを示してやればいいじゃねえか!
あんたならすぐにだってできるはずだろ!?-

-あたしは…もう人間じゃねえんだ。
「人間の世の事」は、「人間」でどうにかするしかねえんだ。

あいつらがそう決めたなら、あたしたちみたいなのはむやみに横槍を入れるべきじゃない-

-何を…-

-でも、もう「今の藤野の家」は、もうあたしの知るそれじゃない。
だからせめても…そんな大仰なモノを背負わされたあの子だけは…助けてやりたい。
…たとえあたしの名が、唾棄すべき絶対の悪として語られることになっても!-


そのとき、少年が見せた悲しそうなその表情が、かごめの脳裏に焼き付いて離れない。

彼も理解してしまったのだ。
これからかごめが仕出かそうとしていることと、その意味を。
そして…それを留める言葉も持てないでいることも。


彼の意識が途切れれたのは、そのちょっと前からだっただろう。
だが、かごめはその時現実に引き戻され…ゆっくりと崩れ落ちるその姿を見ていた。


「…かごめ、本当に…やるつもりなのね」

そこに、思いつめた表情の紫が姿を見せる。

「あなたがこれからやろうとしていることは…最悪、幻想界と人界の決定的な断絶を招く可能性のある事。
いいえ、それだけでは事が収まらないかもしれない。
…ただ一人の心を救うために、それだけのリスクをあなたは背負わなければならない」
「あたしはずっと、リスクだの見返りだのを考えて生きて来たわけじゃねえ。
そうしたいから、そうするだけだ。あとのことなんて知ったことか。
……止めるつもりなら、相手があんただろうが構わず叩き切ってまかり通るまでだ」
「だったら、私も連れて行って頂戴。
不要な血は、流し過ぎないに越したことはない…そうでしょう?」

険しい表情のまま、向かい合うふたりに沈黙の時間が流れる。

「今の人間どもを甘く見ねえほうがいいぞ。
幻想郷もホワイトランドも妖精国も、みんな敵に回す覚悟ぐらい、とうにしてる」
「そうはいかないわ。
幻想郷の妖怪は、人間に恐れられてこそその存在意義とするもの。
…堕ちるならば、せめて共にありたい」

かごめはその目を細め…頷く。


「……行こう。
魔性狩りの名門・藤野家は…今日この時点をもって、あたし達で息の根を止める!」