〜最初の対戦から数日前 カロス地方リビエールライン〜
「本当に世話の焼ける連中だわ。
まあ、アリスなんていつ戻ってくるんだかわからないし、ヒマを持て余しているよりかはいいのかもしれないけど」
メルラン「そういいながら随分と楽しそうじゃない。
とてもいい事よ、世の中にはもっとハッピーが溢れてなきゃいけないわ♪」
「相変わらず能天気なことで。
さて、折角無理言って連れてきてもらったんだし、やるべきことはやっておかないといけないわね」
♪BGM 「プラターヌ博士のテーマ」/景山将太(ポケモンXY)♪
メルラン「しかし、えらい普通にトレーナーっぽい格好して来たわね輝夜。
てっきりいつものジャージ上下で来るものとばかり」
輝夜「アレはあくまで部屋用の普段着だから(キリッ
ついでに言われる前に言っておくけど、一応私も自転車にくらい乗れるんだからね?
そんなことよりちゃんと変わらずの石と赤い糸は用意してあるんでしょうね?」
メルラン「あーはいはい」
【システムウインドウ】 Kaguyaさんに赤い糸と変わらずの石を渡しました
輝夜「…しかし時代も変われば変わるものね。
こんな、まったくなんの役にも立たない存在意義不明のゴミアイテムが、まさか乱数調整の息の根を止める最終兵器になるとはね。
どうせかごめの事だろうし、これでごろごろ4V5Vとかのバケモノ作りまくってるのかしら」
メルラン「私のメインが3V3U」
輝夜「もう何をかいわんやね。
こっちもアリスのところから苦労して見つけだしてきたんだけど…」
メルラン「ズガイドス?」
輝夜「そうそうズガイドス。
昔、けーねが使っていたのの孵化余りもだいぶ始末しちゃってたけど、運よく高個体値のが残ってたわ。
そして取りい出したるはてんこちゃんの材料」
メルラン「…うんまあ、知ってた(しろめ」
輝夜「というわけで暫く付き合ってもらうわよメルラン。
ただ自転車延々扱いでるのもヒマだからご機嫌な音楽を頼むわよ〜♪」
…
…
魅魔「ということで残り二戦の解説に移ろうか」
つぐみ「唐突だね魅魔さん。
普段呼んでも全く姿を見せないのに」
魅魔「あたしゃ常にここにいるわけじゃないからね。
丁度面白そうな事があって、それに居合わせた時にはいつだって出てくるさ」
つぐみ「そういうもんなのかなあ」
早苗「というかかごめさん達はどうなったんです?」
魅魔「ああ、あの連中なら紫がスキマで何処か持ってったみたいだが…殺しても易々死んでくれるような連中でもないし、暫く放っておけばいいんじゃないか?」
つぐみ「そだね(日常顔」
早苗「だんだんこの親子わからなくなって来たわ…><」
日付けとかどうでもいい!通算4戦目だって解れば解説するチャンスだ!!
我の手持ちですなwww
みゆ(ハピナス@ヨプの実)/ミニッツ(マリルリ@雫プレート)/たいが(ズルズキン@ラムの実)
控えですぞwwww:チラチーーーーーーーーーノ、スワンナ、リップ先輩
相手の手持ちですぞwwww
あかね(コジョンド@命の珠)/レモン(ポリ乙@大体達人の帯の筈だけどさて)/ひうみん(ユキノオー@気合のタスキ)
控えですぞwwww:グレイシア、パルシェン、カエンジジ
♪BGM 「麗しのエトワールアンジュ」/Shiori(ポップンラピストリア)♪
美結「ああ…この時をどんなにまで夢見たことか…!
憧れの氷海会長と同じ舞台に立ってのバトルッ…そしてぶつかり合う互いの柔肌ッ…ああっ想像するだけで私の何かが煮えたぎるわッッ!!><」
つぐみ「( ̄□ ̄;)あるぇー美結ちゃんこんなキャラだっけ!!??」
リッキィ「番外編のどっかで頭でも打ったんじゃないかなこの子…早急に永琳先生呼んだ方がよくない?」
凍子「先生此間「私精神科は専門外(うんざり」とか言ってたからダメなんじゃないかな…^^;」
美結「さあお出ましになってください会長そして私の燃え上がるような愛情(ラブ)を」
茜「おーなんだかよく解らんが元気そうで何よりじゃのう^^」
美結「( ゚д゚ )!!??
アイエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!??茜さん!!??茜さんナンデ!!!???」
茜「うむ…氷海は先発で出る予定じゃったのだが、なんぞ悪寒がするとか言いだしおっての…。
あとうちの天狗がどうせハピで止められる未来しか見えんからオナシャス!!とかいうもんでな(キリッ」
氷海「さいきんあのこちょっとこわい(しろめ&棒読み」
ニア「うちにも似たようなの居る…気持ちは解る…(しろめ」
♪BGM 「戦闘!イベルタル・ゼルネアス」/増田順一(ポケモンXY)♪
茜「つーわけじゃ!
お前さんが戦略上一致番厄介そうでな、早急に退場してもらうぞ!!」
茜は飛び膝蹴りの構え!!
美結「(ククク…かかりましたね茜さん!
いかに高火力格闘の一致高火力とはいえ、ヨプを持ったハピナスを一撃で倒せるわけがありません!古事記にもそう書いてあります!
そこをこのカウンターd)」
しかし命の珠とチャドー呼吸で極限までカラテを高めた飛び膝蹴りで美結は爆発四散! サヨナラッ!
美結「ばたん牛ン><」
つぐみ「( ̄□ ̄;)いやいや受けきれるわけないからそんなの!!」
凍子「珠補正まで入ったらオーバーキルにも限度ってあるよね…まあ今更手遅れだと思うんだけどねえ。
まあ、別に後続で止められないとも言ってないけど」
??「そういうことです。
伝説の炎拳、相手にとって不足はありません!」
茜「むむっ!?」
その勝利の余韻に浸る間もなく茜の前に新たなニンジャがエントリー!
その姿は小柄であった。
茜「(何者じゃこの娘…!?
人間(ヒト)ではないな、妖精か…見た目相応の歳のようじゃが、この堂に入った構え…八極門か、この歳でここまでの功夫を持っておるなど…!)
お主、何者だ? 今日び妖怪でも、そこまで途轍もない気を放つモノはそうは居らん…!」
ミニッツ「私は古代からよくいる妖精国の王女、ということになってるみたいです^^
…まあでも…単純な功夫でいえば私もあなたもそう変わらないんじゃないかと思います…!」
烈「なんだあのちっこいの…ばーちゃんが気圧されてるのか!?」
氷海「聞いた事があるわ…妖精国ティルナノグ王妹・ミニッツ。
見た目とは裏腹に、僅か十歳で八極・太極・形意のいわゆる「三大門」を極めたと言われる武術の天才…妖精国の「武仙」雲丹老師をして「武神鬼姫に次ぐ者」と言わしめた妖精国最強の拳法家…!」
烈「んだとお!!??」
妖夢「それだけでは説明不足です。
ゆゆ様が言っていました…あの子は、ずっと昔生まれ変わる前、かごめさんと互角以上に拳法で戦える技量と才能を持っていた…。
生まれ変わって記憶だけ有している例は多いけど、才能と技量まで持ち越している例は自然環境では皆無に近い。
あの子は、その例外中の例外」
氷海「と…いうことは」
茜「少なくとも今のわしよりも強い…か。
面白い、ならば現状でもどこまでやれるか抗ってみるか!!」
茜はスートンエッジ=カラテの構えに入る!
地底の土蜘蛛を葬った実際恐ろしい茜の切り札の一つ!
しかし…おお、ゴウランガ! ミニッツはそのスートンエッジ=カラテを華麗に連続ブリッジで回避する!
ミニッツ「思っていることはお互い様です。
だから…この一撃であなたを確実に沈める!!」
ミニッツはジャレツク=カラテを繰り出す!
力持ちのニンジャ筋力強化から繰り出される無慈悲な一撃で茜は爆発四散! サヨナラッ!!
茜「(雲身崩撃双虎掌…いかんの、全部まともに受けてしもうたわい。
一撃が例外なく必倒の拳を三連打、しかもそれを総てあまさず…わしもまだまだ修行が足らんか…!!)」
…
…
魅魔「いくらなんでも一致弱点の高火力をハピの物理耐久で受けられるはずもないとは思ってたんだがなあ。
まさかヨプ貫通するとは」
早苗「いや、急所じゃあどうにもなりませんから実際^^;
急所でなければ最大88%位ですね、ダメージ量」
魅魔「おや、存外受けきれるもんなんだねえ」
つぐみ「カウンターしたらしたでオーバーキルなんだけどねそれ。
…後はまあ、ポリ乙の10万は耐えきれないので、舞ってからのドレインパンチで殴り倒して終了。
ズルズキンも耐久高いからユキノオーの気合玉くらいは普通に耐えちゃうのよね」
早苗「終始格闘ポケモンが暴れて終わったというのもアレですね^^;
双方格闘の通りが非常に良かったわけですが」
魅魔「こっちにはほら、バケモノみたいな青兎もいることだし。
マリルリにフェアリータイプは与えてはいけなかったのだ(しろめ」
早苗「止める手段ほとんどないですからねえ(しろめ
弱点なんでしたっけ、電気と草と毒と…それだけだっけ」
つぐみ「草ポケモンでも安定して受けられるのフシギバナくらいしかいないらしいよ。
物理受け特化すればラフレシアでもどうにかならないこともないけど」
今回の、ラスト(迫真
我の手持ちですなwww
メガテルヨフ(メガヤンギラス)/チルノ(グレイシア@のんきのお香)/ルーミア(ゲンガー@気合のタスキ)
控えですぞwwww:く〜ろ〜ま〜く〜、いつものかごめ者、リリカモス
相手の手持ちですぞwwww
ローズマリー(キノガッサ@拘りハチマキ)/リデル(ヤドラン@チョッキwww論理的にはありえませんぞwww)/イワォさん(プテラ)
控えですぞwwww:ゲンガー、アブソル、ウインディ
ローズマリー「うそ…だろ!?
あの人があんなチビに負けるわけねえだろ…!
このあたいがふたりがかりで手も足も出すにあしらわれたんだぞッ!?」
姐さん「落ちつきなローズマリー。
…そういえば、あんたはあの子の事直接は知らないな。
あたしは随分前に一度だけ見たことがある…完全戦闘形態になったアリス=マーガトロイドの人形を…あの子が発勁一撃で粉砕してのけたそのシーンをな…!」
チコリ「( ̄□ ̄;)コブシで一撃だってぇ!?
私知ってるよ、あの人形、アルテミスの魔法だってモノによっちゃロクに通らない位のふざけた防御力持ってんだろ!?
一体そんなんどうやって」
ルルー「私も認めたくはない…でも、ウワサというものが必ずどこかに根拠があるから広まるのだということは今日理解しましたわ。
あの子、恐らく私よりもずっと強い。だからこそ、血が騒ぎますわ…!」
ローズマリー「あんた…あんたもそれでいいのかよ…!」
ルルー「当然よ。
武の高みに終着点などありはしない。
この私の命尽きる前に、あの武に何処まで近づけるか…!」
…
♪BGM 「戦闘!四天王」(ポケモンBW)♪
ローズマリー「冗談じゃねえ…!
あたいはそんな簡単に割り切れやしない…こんな感情のまま収まりなんてつくもんか!!」
ローズマリーはローキックの構え!
茜「…いかんの。
あの娘、怒りと困惑で我を完全に見失っておる。
あの時ゆうたはずなんじゃがなあ…」
姐さん「そう言わないでやってくれ。
あの子は良くも悪くもまっすぐだからね。あんたに対しても随分敬意を払ってたみたいだから、それを単純に力勝負で打ち負かされちまったのを見て、戸惑ってるんだよ」
茜「やれやれ、素直に喜んで良いものかのう…それにしても、大した娘じゃった。
わしが全力を出しても勝てるかどうか解らん…わしも次を見据えて、さらに己を高めていかねばならぬな」
烈「俺も…ばーちゃんが真正面からふっ飛ばされるとこなんて初めて見たぜ。
ローズマリーの気持ちが、少しわかる気がするよ」
茜「…烈よ、わしやかご姉とて万能無敵ではない。
わしら以上の力を持つ者がおれば、わしらも負けることだってある。ただ、それだけのこと。
そして…目の前の娘も、それをよく知っておる」
輝夜「そうね。
最強のポケモンなどいないし、ベストの組み合わせもない。
けれど…それを知ってなお、最強を求める、高みをひたむきに目指そうとすること…私もそれは尊いことだと思う」
ローズマリー「ほざけえええええええええええええええええええええええ!!」
しかし輝夜は華麗なブリッジでこれを回避!
交代でエントリーしたルーミア=サンにはローキック=カラテは何の意味も成していない!
輝夜「…任せるわよ、ルーミア」
ルーミア「任されたのかー!!><」
ルーミアはこごえる風の構え!
しかし飛来したイワォさん(仮)はそのままメガシンカしつつかみくだくの構えで迫る!!
ルーミア「うわーこのままじゃネギトロめいた姿になるよー(棒読み」
輝夜「はい、ここで交代ね^^」
しかしアクロバティックなムーブで割りこんできた輝夜にはまったく効果が成していない!
幽々子「これはいけないわね…完全に向こうのペースだわ。
…このまま素直に交代させていいものなのかしら」
テトラ「素早さはまだ抜いていると思うんですけど…交代でしょうか?」
幽々子「どうかしらね」
イワォさん(仮)は交代しようとしている…。
♪BGM 「紅蓮の弓矢」/Linked Horizon♪
輝夜「…此の隙を待っていたわよ(にやり」
輝夜のバンギラスナイトとかごめの命の珠(改)がオーバーレイネットワークを構築する!
輝夜はメガテルヨフにメガシンカした!!
テトラ「こ、このタイミングでメガシンカ!!??」
輝夜「逃がすわけないでしょうが! そぉい!!m9( ゚д゚ )」
輝夜は追い討ちの構え!
破壊力抜群のアンブッシュでイワォ=サンは爆発四散! サヨナラ!!
ローズマリー「くそっ!!
バンギのくせにちょこまかちょこまかと逃げやがって!!」
輝夜「あら、不利な相手に対しては居座らない、役割論理の基本の基本よ。
私はそれに忠実に従ってるだけ」
ローズマリー「そうかい、だったらこいつはどうだ!!」
輝夜は後退する…が、意外ッ!それは岩石封じ!!
ローズマリー「どうだ!
後ろがゲンガーでもこれさえはいっちまえば…!!??」
チルノ「あたらないよー^^」
しかし何故か岩石封じはすべてチルノを避けて地面に突き刺さっている…!
テトラ「ええええええええええええええええええええちょっと待ってすごく待って私そんなの聞いてない!!!( ̄□ ̄;)」
幽々子「こ、この局面でチルノを!?
輝夜一体何を考えてこんな…そもそもあの子自体がヤンギラス、ルーミアと組んで出てくること自体が異常事態…鉢巻である事は見抜いているだろうけど、どういうことなの!?」
輝夜「逆に聞くわ、西行寺幽々子。
あなたは妖夢の事を誰よりも信頼しているのでしょう?
策も戦略も、その
幽々子「………ええ、そうよ。
でも、それに今何の関係があるのかしら?」
輝夜「チルノとルーミアは…幻想界最強の吸血詩姫が最も信頼を置く二人。
かごめは一見、来る者すべてに胸襟を開けっ広げられる度量の持ち主に見えるし、実際本人だってそうあろうとしてる。
…けど…本当に心から信を置き、そのすべてを任せられる者となるとそうはいないと思う」
かごめ「……随分好きに言ってくれるな……否定はしねえけど」
輝夜「論者がヤーティ神への信仰により得られるという「起きうる事象を必ず引き起こす力」…必然力。
けれど、それも十二分に理外のチカラよ。
その根幹には、信じるという心、それが必要不可欠」
「ふざけてるとしか思えないわ。
精神の髄を絞り尽して積んだ策も、精緻に磨き抜かれた戦略も…たゆまぬ努力に培れ高められてきた技術や才能も…!
天に愛された者の「天運」が総てを打ち砕く様を私達は何度も目にしてきたはずよ!!」
文。「ぐぬっ…!
まさかあなたも、そのような不確定要素に身を委ねようと!?」
輝夜「くだらないお題目を並べ立てるのはここまでにしとくわ。
もう、ここまでくれば小利口な理屈に意味などあろうはずがない。
チルノ! 今一度見せて頂戴…幻想郷最強の氷精の力を!!」
チルノ「まかせろー!!><ノシ」
チルノはスペルカードを使った!
凍符「フリーズアトモスフィア」発動!
あられの効果でフィールドにあられが降り始めた!
ローズマリー「ふざ…けるなっ!
そんな運任せで二度三度あたいがあんたに負けてたまるもんかあああああああああああッ!!」
ローズマリーは岩石封じの構え!
しかしあられに邪魔されて狙いが定まらない定まりにくい!
Dマグス「ダメだ!ローズマリー落ちつけ!!」
姐さん「…止めな、アマンディーヌ。
多分もう、手遅れだよ…それに」
アルテミス「あいつは少し頭を冷やさせた方がいい。
認めたくはないけど…あの馬鹿氷精は馬鹿だけあって、アホレモンだのうちの紅い馬鹿だのと気味悪いほどよく似てる。
あいつらが流れを掴みよせた場合……もう打つ手はほぼ、ないわ」
チルノ「そして止めのパーフェクトフリーズ!!!><ノシ」
チルノは最強最速の吹雪の構え!
ローズマリーは一瞬で氷漬けになってひっそりと幕を閉じた…
烈「無茶苦茶だぜ…あんなのアリかよ…っ!?」
茜「……流石のわしとてあんなものを見たら発狂の一つもしたくなるわ。
じゃが、残念なことにどうしても、天に愛された者というのは、時代に必ず一人二人出てきおる」
かごめ「あたしに言わせりゃあんたも十分その範疇だと思うんだけどな。
まあ、それを差し引いても…」
美鈴「我々武道家がひたすら高みを目指し、己の拳を高めていくのは、まさしくその天運を己の拳で穿ち破るため…私はそう思っています。
…茜さん、と仰いましたね。
此度はその機を得ず叶いませんでしたが…いずれ、お手合わせ願えますか?」
茜「……七真祖が一角、レミリア=スカーレットが最も信を置く紅魔の門衛か。
ふふ…そうじゃったのう…わしもその程度で泣きごとを漏らす趣味など持っておらん。
このような場とは言わず、わしのほうから紅魔の門を叩きに行くのも面白いかも知れんな! その時はよろしゅう頼むぞ、紅美鈴殿!」
…
…
魅魔「………正直それ問題ないのかい?
何処まで誇張されているのか知らんけど、あの門番で勝負になるもんかね」
つぐみ「そこまで気にしてても仕方ないんじゃないかな…だいたい、たまに佐祐理さんが遊びに行ったりすると、霧の湖周辺の妖精とかみんな逃げてっちゃうらしいよ…巻き添えが怖いから^^;」
早苗「ちょっと脱線する挙句にメタい話になるかもだけど…多くの二次創作でも、美鈴さんの戦闘能力に関しては意外に未知数な事ありますよね。
大したこともないと書かれることもあれば、レミリアさんのカリスマ度に連動してなんかものすごいことになってたりもするんだけど」
つぐみ「うーん…私見たことないんだけど、フランの話を聞く限りだと、佐祐理さんが土つけられることも多いらしいんだよね。
お母さんも一目置いてるみたいなこと言ってたから、ここのめーりんさんは東方二次創作界隈で見た場合でも相当高スペックになるんじゃないかな。魔性の等級で言えばあの館の主要な妖怪の中では一番低いんだけど」
早苗「フランとパチュリーさんが魔性貴種なんだっけ?」
つぐみ「そだね。序列はフランが一五位、パチェさんが十位だよ。
めーりんさんとこぁが上級のSランクで、どっちも決してランクが低いわけでもないんだけどね」
魅魔「あのもやしの方が当主の妹より序列上なのな」
つぐみ「レミリアさんの総参謀格だからね。
あの館からパチェさんがいなくなるだけでも、戦力が半減以下になるとまで言われる位だよ」
つぐみ「それはさておいて…えーっと、とりあえずチルノだね」
魅魔「ああ、清々しいまでにチルノだったな」
早苗「いやいやふたりともそれ解説になってないから^^;
…でもそれ以外に形容の仕方がないところが悲しいところよね。
岩石封じは3回受けてるんだけど、実は性格がキノガッサ意地っ張り鉢巻だと確定すると、チルノの耐久能力(H84B4振り)だとどうあがいても確定一発なのよね」
つぐみ「えっそうなの?」
早苗「此間コーディと組んでローキック受けてたけど、これも実は一発耐えてたりするの。
こっちはタイプ一致だから、性格が陽気でテクニシャン補正乗らなくなった現在でも余裕の確1なんだけど…本来はね」
魅魔「あたしが聞いた話、実はあのローズマリーは攻撃回りの能力値そんな高くないというウワサもあるんだよな。
まあ何にしても、大体チルノがあいつを倒してる時は大概攻撃回避してるんだよな。
だから…まああとは言わなくても解ると思うが」
早苗「雪隠れとのんきのお香の回避補正加味しても、三連続で岩石封じ回避する確率3%位なんですがそれは^^;」
つぐみ「後続で出てきたヤドランにシャドボ当てて特防ダウン引いた、あとは言わなくても解るよね?(しろめ」
早苗「うわあ…('A`)」
つぐみ「ちなみになんだけど、実はプテラに関しては記憶があいまいらしくて。
何故かBVも残してなかったから実際にはメガシンカしてたかどうかは解らないよ。ただ、逃げ際の追い討ち一撃で持っていったからタスキではないことも確かなんだけど」
早苗「落とせるものなんです?」
つぐみ「確2になるよ。
ただ、ルーミアのこご風が入っていて、共にメガプテラが最低乱数で受けたとしても合計161ダメージ。プテラは無振りでHP155(Vと仮定)だからHP振ってなければ確実に落とせるダメージ量なの」
魅魔「最速メガプテラはS実数値222、一段階落とされると148だからルーミア最速なのであっさり上取れるな。
交代する意味あんまないかと思うが、こご風+シャドボで中乱数で耐えられる可能性はあったから間違いじゃないと言えばないな。プテラ意外と特防はあるからな」
つぐみ「ここは交代の活きた場面かもしれないね。
まさか、メガ読みとはいえ浮遊のゲンガー相手にいきなり地震は打てないだろうし」
早苗「最近またヘドゲンも環境にちらほらいるそうですからねー」
魅魔「というわけで対戦は以上だな。
ウワサによればまた面倒な計画が水面下で進行しているらしいが…現状色々溜まりこんでる事を考えても、実行される確率は極めて低いんじゃないかな。
そもそもリリカの話をするとか言って全然その話進んでないし」
早苗「言われてみれば(しろめ」
つぐみ「その辺気にしても仕方ないんじゃないかな。
そもそも、回収されなかった伏線だってあったんだし」
魅魔「裏話は裏話のまま沈めておいた方がいい可能性もあるしな。
最後にまた裏話的な何かを挟んで今回はここまで」
早苗「そういえば結局かごめさん達はどうなったんでしょう?」
つぐみ「…うん、流石にどうなったのか私も気にはなってきてたんだよね。
そもそも紫さんどこh」
♪BGM スタン・ハンセンの入場テーマ♪
かごめ「ぬおおおおおおおおおおおりゃあああああああああああああああああああああ!!!ヽ( °Д °)ノ」
文「決まったああああああああああああ!!不沈艦スタン・ハンセン必殺のウェスタンラリアットだあああああああああ!!
これは強烈う!サブタレイニアン・古明地たまらずダウーン!!><ノシ」
藍「昨今稀に見るくらい見事なラリアットですね。
アントニオ猪木をも倒した必殺の一撃、これは勝負ありましたね」
文「おーっと藤野かごめ、ここでコーナーに立ってポーズを決める!
このままパワースラムから勝負を決するのかー!!?」
さとり「…ふんっ!!><」
かごめ「(びたーん!!)」
文「おーっとここで古明地かわしたー! かごめ自爆です!><
そのまま古明地フォールを狙いに行くー!!
…いや!?ここでかごめが古明地の脚を取ってあべこべに四の字の体制にもっていくー!!」
藍「これは近年稀に見る名勝負ですね。
妖狐タイトルを賭けたこのラウンド、まだまだ目が離せそうにありません(キリッ」
椛「はいワン!ツー!><」
さとり「ののののの!!><(ブンブン」
つぐみ&早苗「( ̄□ ̄;)なんかすごいことになってるー!!!(ガビーン!!!」
魅魔「もう放っとけ、解説ここまでにしとくぞ(しれっ」
…
…
♪BGM プラターヌ博士のテーマ(ポケモンXY)♪
「勿論あたしも混ぜてもらえんだろうな、ええ神様よ?」
ある日の天界、天主の間。
現在、アポさえ取ればある程度自由に出入りできるようになったとはいえ、かごめはあまりにも唐突にその場に現れ、そして挨拶もそこそこにそう切り出した。
普段自分がどう接しているかも完全に棚に上げながら、MZDは溜息を吐く。
「お前なあ。
いくらなんでもお前まで混ぜるわきゃねえだろ。大体お前だって俺の事言えた義理ねえぐらいやること成す事滅茶苦茶だ。
グレンジムだって適役いるし、終着点とはいえお前みたいなすっ飛んだ奴を置くほどまでは俺も酔狂じゃねえ」
「タダより高いモノはねえ、っていうだろ。
あたしが無条件で知り合い貸すとかちっとでも裏があると思うのが普通なんじゃねえの?」
「それをお前が言うのか。
まあ…予想しようと思えばできたかもしれねえがな。却下に決まってんだろ」
かごめはつまらなそうに反対側の席に腰かける。
「まあそう思ってたから、手土産ぐらいは用意してあるしこれで手を打ってくれや」
MZDが指を鳴らすと、控えていたらしい天使が化粧箱のようなものを抱えて現れ…恭しくそれをかごめの前へ置く。
それを見てかごめは目を瞠る。
「…おい神様、こいつぁ」
「今限定発売になってるらしいな、藤野の家のごたごたって影響結構でかいから手に入れるの苦労したぜ。
俺を始めホワイトランドの連中はこういうの飲まねえが、お前に対する交渉材料としては持ってても損はねえと思ってな」
「あたしが北雪純米大吟醸YK35(狐メモ:北雪酒造で一番高い酒、一升で大体1万円程度する)であっさり要求をのむほどちょろい奴だとでも?」
「いらんのか?」
「…ちっ、しょうがねえな。
そっちの件はこれで黙っておいてやらあ」
かごめが大げさなしぐさでその化粧箱を抱え込むのに苦笑を隠せないMZD。
「…だがどうせお前のこった。
本来の目的、そっちじゃねえだろ?」
「御見通しか。
まあ、それもそうだよな」
かごめは化粧箱を自分の足元に置くと、表情を改めて向き直る。
「なあ、神様。
あんたまだ、総合芸能の代表取締役そのものは、辞めたわけじゃねえよな」
「…えらいまた予想だにしない名前が出てきたな。
まあ、そうだな。あくまで表向き、代表取締役になってる奴なんて俺の代役に過ぎねえな。
とはいえ、俺はもうほとんど関わってねえが。時々ラジェ達が様子を見に行ってる程度でな」
「その代表取締の権利、あたしにくれないか」
「…なんだと?」
MZDも本当に思っても見なかったことなのだろう。
サングラスの奥の瞳が、かごめの真意を測ろうと鋭くなる。
かごめはふっと表情を緩める。
「実際はもう、ほとんど芸能プロダクションとしては風前の灯みたいじゃないか。
裏でなんとか法の目をくぐりつつ、タイマーが支援してたみたいだけどもう限界みたいだって言ってた。
…どの道楽奏学園も年内には解体されるって話になってるし、それと密接な関係にあった芸能科もなくなる」
「ニアのこと…か」
「昨日悶着あったのどうにかして、あいつらには残り二日の倉野川小旅行を楽しんでもらってるが…日向美総合学園のプロジェクトを始動させる意味でも、芸能活動を行う連中の強力なバックアップは要る。
もう、名前ばかり残って形骸化してる総合芸能を人界から引き揚げさせ、妖精国の分家をメインに、日向美商店街に新しいスタジオを構えさせる。
「ほしゆめ」の連中にでかい顔させ続けてたら、今は追っ払えたとはいえまた「梟」みたいに結託する馬鹿が現れて、蛭どもの生息域拡大を招くことになるよ」
「…「森の梟」暗躍の件は聞いてる。
お前らには頭の上がらないところだが…それの代償としてはちとでかすぎやしないか?」
「あたしは決して釣り合いのとれないことじゃないと思ってるよ。
大体あんた、この先ニアの扱いをどうする気だった?
あの子の事は「ほしゆめ」の連中だって上の奴らは知ってる。
あたしやさな姉、父さん達の事をまだ認知してくれてる総合芸能の連中でなければ、そもそもアイドルとして売り出すまではしてくれなかっただろ。
…あの子も…あたしが見ていない世界を、あの子自身の言葉で表現できる力を持ってる。
「桜草」の連中や「ひなビタ」の連中と競い合わせていけば、あるいは」
MZDはそこまで聞いたところで、立ち上がりかごめに背を向ける。
「…どうせお前の事だ、そこまで考えてるなら、いずれどんな反則的な手段を山ほど使ってでも力づくで分捕りにくるだろ。
止めても、どうせ無駄なんだろうしな」
そして、振り返る。
それを合図として、先ほどとは別の天使が現れ、その前にかしづく。
「悪ぃが、シグマに言って総合芸能の権益関係の資料、総て用意してもらってくれ。
その上で、かごめを交えて正式な経営権譲渡の手続きを行えるよう手配…そうだな、可能なら1カ月、遅くても半年以内にだ。
あと現在の人事に関してもよきように采配しろと伝えろ」
「じゃあ」
「…本当いえばな、何時か俺もすべてのしがらみをふっ切り…もう一度お前達と一緒に芸能活動する夢は持ってた。
だが…恐らく俺主導で行えるパーティも、もうそう何度も開けないんじゃないかと思う。
もしお前が…そうやってパーティを続けさせるに足る誰かを探し出してくれるなら…お前に任せてみるのも、一興かもしれないな」
彼が投げ渡したそれを受け取り、それを吟味する。
それは…芸能活動時代に何度も見た、総合芸能の経営幹部バッジ。
「必要な人材があれば言ってくれ。
最近はエッダの奴もヒマを持て余しているようだし…あの連中に頼むのも癪だが、「裏神」どももお前が絡んでれば、たまらずにヘブンズピークからしゃしゃり出てくるはずだ。
総合芸能の新生として、代表取締役が伝説の詩姫、そこに本家ポッパーズ再結成となれば十分過ぎる筈だ」
「ああ、もしかしたらと思って言ったらやっぱりなんだな。
ついでにさな姉も呼んでくるさ、どうせ、あれに黙って事を進められるとも思えねえし」
かごめは受け取ったバッジを胸元につけ、普段と変わらない覇気に満ちた顔で笑う。
「ヘブンズピーク…ここからすぐだったっけか。
今日の夜、あたしもステージに立つんだけど…ミミニャミさんにも声かけていくかな」
「相変わらず、思い立ったら即実行だな」
「思い立ったが吉日、その日以外はすべて凶日があたしのモットーなんだ。
…ごめんね、邪魔しちまって」
MZDはひらひらと、わざと鬱陶しそうな手の動きでかごめの背を見送る。
最後にふっと笑うと、かごめはそのまま踵を返してその場を後にした。
総合芸能が人界から撤退し、空き店舗の多い日向美商店街の一角に仮の事務所を立ち上げるのは、それから半月後の事である。
倉野川を舞台とした、かごめによる後進育成計画はいよいよこの地に産声を上げようとしていた。