〜対戦の数日後、藤野家〜
「ねえ…ふみ、頑張ってるよね」
最近では色々あって、かごめに引きずられてきては藤野家の縁側に座るようになった文が、酔いで僅かに紅潮した顔でそうつぶやく。
その表情は、どこか嬉しそうで…寂しそうでもある。
「…そうだな、基本が負けず嫌いなのが、いい方向に働いてるってことなんだろ。
それに、あの子ももう、ひとりじゃないんだ」
「そだね」
その寂しそうな笑顔の理由も、かごめにはもう最初からわかっていたのだろう。
かごめは一つ溜息を吐くと、珍しく言葉を選ぶように告げる。
「なあ、文。
天魔のじいさんにはあたしから話しておくし…ハイ・ラガード公国へ行ってみる気はないか?」
「えっ?」
思っても見なかった…というか、その意図すらまるでつかめないその一言に、文は驚いて目を丸くする。
「…あんた、此間のエトリアを別とすれば、あたしと初めて会ったシンオウ以来、幻想郷から長期間離れたことねえだろ。
先日、孔雀亭にハイ・ラガードの翼人らしき奴が来てな…どうも、大規模な未発掘の大遺跡があの地で掘り出されたって言うんだ。
帝国の土地再生計画も一段落ついたっていうんで、タルシスでも中継支援都市としてそこへ向かう冒険者の支援を始めるって言ってる。ただ、あたしらや「籠ノ鳥」「ヤラカーナ」といったいわゆる強豪ギルドと呼ばれる連中は相変わらず「殿」の調査研究チームの護衛やらなにやらがあるから…」
「それで、私に行け…っていうの?」
「ジャーナリストととして血が騒いでこないか?
未知の遺跡の謎を、その目で確かめ解き明かすって言うの」
「そんなの…柄じゃないわよ。
でも…」
文は目を伏せる。
「でも……謎を解き明かそうとする「誰か」を、ドキュメンタリーとして追うのは悪くないわ。
あんたのことなんだろうし、ある程度は他に声かけてあるんでしょ、どうせ?」
「ああ。咲夜のアホはレミィが黙らせてくれたから、フランがメインで探索に向かわせようと思ってる。
並行して、空気を読まない二柱がまた悪さし始めてるってんで、リリカを先行してホウエン行かせてるんだが…リリカの話だと、そこでフランが受け継いだ赤竜のドラゴンハートの共鳴を感じたってほざいてやがるんだ。
ひょっとすると…今までできそうでできなかった、フランのメガシンカを促すキーストーンがホウエンに存在するかも知れんってな」
「ボーマンダがメガシンカするって言うの?
そりゃあ…現段階でもバンギラスだのガブリアスだのがメガシンカしてるっていうから、600族のメガシンカは他になくもないでしょうけど」
「ただ、それをそのまま受け継がせるには、今のフランじゃあまりにもいろんな経験が浅すぎるって言うのが、あたしとレミィの見立てなんだ。
あの子には、もっといろんな世界を見せてやりたい…でも、それをあたしがやるのは、もう段階としては遅すぎる気がする。
…お前あんまり、シンオウにいた時もあの子と話してはいないよな?」
「………否定は、出来ないわね。
私なんかよりも、あの唐傘の方がよっぽど、あの子に対する先入観を持たずに寄り添う事が出来てたもの。
正直…とても怖かったわ。何時なんどき、狂気に呑まれたあの子に殺されるのかと、そう思ってた。
…でも、そうじゃないと解った時にはもう…あの子のそばに近づく糸口もなかったような、そんな気がする」
「被写体としては十分魅力的な存在だと思うがな。
どうだ?
もう一度、ありとあらゆる先入観を捨て去っても…そうでなくてもいい。
お前の眼で、フランドール=スカーレットという一人の吸血鬼を、おっかけてみる気はないか?」
文はその間もずっと、口をつけずに盃に次がれたままの酒に映る、自分の顔を見ている。
そこには、久しく忘れかけていた、一個の記者天狗の顔がある。
「やるわ。
その代わり、一人だけは私の選んだ子を連れていきたいけど、かまわないかしら?」
「言ってみな、そいつ次第だ」
覇気に満ちた表情で月を見上げる文はその名を告げる。
「地底の紅い技師・河城みとり。
谷河童の心の闇から生まれた、地上を去った河童。
私が、ファインダー越しに追いたいと思っていたもうひとりの妖怪よ」
…
…
フラン「( ̄□ ̄;)えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええなんでそんな話になっとるとですかああああああああああああああああああああああああああああ!!??」
レミィ「咲夜を黙らせるのが最大の難関だったわね(キリッ」
咲夜「本当はまだ反対ですからね!!大反対ですからね!!!><」
パチェ「やかましいわねもう一回私特製の触手マッスゥイーンにひと晩なげ込んで欲しいのかしら?(キリッ」
咲夜「(びくっ!!)いいいいいえそれはマジで勘弁してくださいおながいします( ̄□ ̄;)」
フラン「(ど、どんな新手の拷問なんだろう…)
そそ、そんなことよりどういう話なんですかこの経緯…?」
レミィ「メタ話すると新世界樹2のメンバー、当初はポップン人間組中心で行く予定だったらしいのよね。
裏話が裏話だけに修行の場を、ということだったらしいんだけど」
パチェ「今公式から絶賛ネタバレ禁止令が敷かれてるポップンのイベントを見る限り、そっちはそっちで大分ややこしい解釈ができるという塩梅で、じゃあ無理に世界樹にぶち込まなくても補完はできるというか、ぶっちゃけ狐野郎にも連中に其処迄思い入れがないというか」
レミィ「それだったら過去世界樹ログに名前はちょくちょく出てるけど、どう見ても主役級と言えるほど目立ったことしてないフランをいっそ主人公にしてしまおうという」
フラン「( ̄□ ̄;)えちょなんかさらりととんでもない事言いました!?」
パチェ「さらに言えば最近全く表ではいじられなくなった挙句散々な言われようをされるようになった天狗救済企画ね(キリッ」
レミィ「実はここに名前は上がってないけど、スタメンは既に4りまで決まってるそうよ。
問題は回復役なんだけど、それをどうするかね。あまりにもチート過ぎる経験者が居ても面白くはないから、恐らくポエット、早苗辺りは必然的に避けられるんじゃないかしら。そうすると大体回復系の役職に就ける人材は概ね決まってきそうな気がするんだけど…というか、文が関連してる時点で五枠めも自然に決まりそうな気がするわね」
フラン「えーと…地味にてーさんとか居るじゃないですか。結構前の話になるけど、月の頭脳の技術をあらかた見様見真似で」
レミィ「あいつドクトルマグスになるとかそんな話してたわね。
文が恐らくダクハンになるだろうから、コードネーム「からすとうさぎ」で異常撒きからの高火力をぶち込んでいく作戦で行くとか」
パチェ「一応マグスもキュア系技能習得できるけど、回復役としてアテにはならないわね。そもそもリメイクでテコ入れが入った結果回復手段全部切られる気がしなくもないわ、マグス。
あるいは自分でレンジャーになってヒキコモリ天狗を連れ出すみたいな話もしてたし、今回メディック切るつもりじゃないかしら…ああ、そもそも赤河童とあなたは回復役なんて普通に無理よね、どうせフランはガンナーであの河童は盾役かソードマンでしょうし」
フラン「えーそれで本当に大丈夫なんですか(しろめ」
レミィ「まあ…なるようになるんじゃない?
ジャガーノートとスキュレー次第じゃないかしら。あいつらが弱体化してるならそんな必要もないだろうけど、スノードリフトとケルヌンノスがリメイクで相当凶悪になってたって話だからまあそういうものだって思ってればいいかしら」
パチェ「イワォさんがリメイクで完全に空気って言うか…狐野郎はリメイク前知らなくて4の三竜とも互角に戦えそうなあの化け物雷鳥を前提にして考えてたから、スキュレーなんてどこまで悪夢に化してるか本当に解らないわね」
フラン「どう見てもオワタフラグしかないじゃないですかやだー!!!><」
咲夜「そうですよそんな恐ろしいところにフラン様を送るなんてやっぱり許せなうおわー!!!( ̄□ ̄;)(床が開いてボッシュート」
パチェ「(天井から延びたヒモのようなものを引っ張っている)警告はしたからね?(しれっ」
レミィ「というか、新世界樹でも少しあったんだし、いっそ咲夜をハイ・ラガードに放りこむ選択肢ってないのかしら」
パチェ「紅魔館(このやかた)の管理とかもろもろどうすんのよ?
シンオウの時はあんたもいなかったから基本私とこぁと美鈴しかいなくてあまり考えなくても良かったけどさ」
レミィ「コーディもこぁもその美鈴もいるし掃除と料理くらいは最悪どうにでもなると思うわ。
私も最近目玉焼きくらいなら焦がさずに作れるようにはなったし(キリッ」
パチェ「まっっっったく自慢にならないわねそれ」
フラン「そそそんなことより咲夜がー!!><」
パチェ「心配しなくても死にゃしないわよ。
…まあ4時間以上は危険だから様子見に行かなきゃ…(すたすた」
レミィ「それはさておいて今回の解説ね。
何しろ二週間くらい空いてるから、また妙なのがちょっと増えてたり増えてなかったりね」
フラン「本当になんか色々動じてませんねお姉様…おまえそれでいいのか(しろめ」
レミィ「大丈夫だ、元々問題しかない(キリッ
というわけで、今回色々あったけど何故かあのスキマが本当にそれっぽいポケモンにジョグレス進化してやがるわね。
これまであまり日の目を見ることがなかったムシャーナよ」
フラン「ムシャーナってアレでしたっけ、「やめたげてよお!」の進化形」
レミィ「それまあちょっとわずかに違う気もするけど…まあ、別にいいか。
とりあえずこの関係で色々また動いてるわね。今回は紫だけ気にしておけばいい気もするんだけどね。
基本的には従来のまどか型と一緒なんだけど、遺伝させてはあるもののバトンは使わない。のんきのB特化HC調整の、瞑想積んでから素眠りして超火力のアシストパワーをぶっ放すという型よ」
フラン「確か眠るって基本的にはカゴの実やラムの実と併用するんでは?」
レミィ「高速大回復が欲しい時はね。
ただこいつは基本が耐久型、あまつさえ瞑想を積む両受けに近い型だし、例え弱点でもそれこそヘラクロスやペンドラーのメガホーンでも持ちこまれない限りは致命傷をもらうことも少ないだろうし、寝てる間も基本的にゴツメで下手すれば相手の被害が大きくなるという目論見でやってんのでしょうね」
フラン「そう言えばプラズマ団が蹴っていたムンナも、その後の会話を聞く限りけがはしてないみたいだから実は意外と丈夫…?」
レミィ「とりあえずそっちからは離れなさいな。
あと、マジックミラーエーフィもついに作りやがったわね。なんだかんだであのめるぽ、ニンフィアがすっかりメインになってエーフィ完全に空気化してたから仕方ないけど…というかあのちくわ娘、ポケモンになれると知ったとたんにノータイムで夢イーブイのメス強奪してったわね」
フラン「ちくわ…?」
レミィ「あと狸がとうとう禁断の兵器を手にしたわね。
それとハドラーの物理化。とりあえず大きなところではこんなあたりかしら」
8/23に第三ラウンドとか最早別枠でもいいんじゃないですかな?wwww
我の手持ちですなwww
あや(ムクホーク@拘りスカーフ)/ゆかり(ムシャーナ@ゴツゴツメット)
出番がなかった3枠目ですぞwwww:リザードン
控えですぞwwww:ゲッコウガ、アマルルガ、マフォクシー
相手の手持ちですぞwwww
ニアらしきなにか(エルレイド@どうも命の珠っぽい)/ウイッチ(ムウマージ@気合のタスキ)/フェデリーニ(メレシー)
控えですぞwwww:ランクルス、オンバーン、アブソル
♪BGM 「妖々跋扈 〜 Who done it!」(東方妖々夢)♪
紫「( -ω-)スヤァ」
紫は眠るの効果で眠っているようだ…
幽々子「…ここまであからさまに「どうぞ好きに殴ってください」みたいなツラで目の前で居眠りこかれると、こうもかえってムカつくことこの上ないわね(#^ω^)」
文。「ですがどうします?
どう考えてもあのスキマ妖怪が帽子の中に仕込んでるの、ゴツメですよね?」
幽々子「それが解ってるからこそ猶の事腹立つわね。
唯一アレを安全に処理できるはずだったドリフ魔女はそこで目を回してやがるし…」
ウイッチ「ばたん牛ン><」
テトラ「えーとえーと、確か眠るって普通はカゴの実とか持って一発限りで使う技ですよね?」
文。「普通はそうですな。
アリス殿もそんなもん使わなかったですが、ただ例外はあることはあるんですよ。例えばブラッキーのように物理特殊どちらにも高い耐久を持つポケモンや、物理受けベースのスイクンで瞑想を積みきった後相手の心をブチ折る目的であえて素眠りするとか…積み技で大体要塞化したポケモンであれば、ああやって素眠りした方がターン稼ぎやら何やらで都合がいい事もあったりするんですよ」
??「…猛毒を入れて…ターン稼ぎしたいけど他にやることもない場合…そういう場合にも有効」
文。「そうですな。
M;tGで言うならクロノ・ステイシスの発想ですな。自分の手の内を明かし過ぎたく無い時にも有効です」
テトラ「でもどうしましょう?
接触技は元々あまり聞き目は高くないけど、そもそも格闘技通りませんよねロクに?」
幽々子「向こうでムシャーナのデータみたことあるんだけど、今の紫の努力値振りも防御補正のHBベースだったりするとほぼ詰んでるわねえ…ニア、弟君をちょっとけしかけてみてもいいかしら?」
ニア「…別の意味で安全じゃない気もするけど…」
幽々子「いざとなったら私が止めるわ。
………そもそも、今の紫をどうにかできそうな子なんてほぼいない気はするんだけどね」
ニア(?)「ヒャアッハアアアアアアアアアアアアアアア封印がとけられたああああああああああああああああああ!!!
そのダサくて少女臭満載の服は絶対にあわないって思ってたんだ思いっきりいっくよおおおおおおおおおおおおおおおおお!!><
テwwwwンwwwwシwwwwョwwwwンwwwwあwwwwがwwwwっwwwwてwwwwきwwwwたwwwwwwwww」
ニア(らしきもの)は超巨大なはさみを振りまわして飛びかかってきた!
かごめ「おい、なんだあれ(しろめ」
諏訪子「わからんもんは語れませんわ!(しろめ」
かごめ「…というかニアってあんなキャラじゃねえよな。
一体全体どうなってるのぜ?」
文「あー、わりとどうでもいいことだと思ってたから言うの忘れてた。
あの子はトア、ニアの双子の弟で、妖精国でもそれとなお知られた新鋭の衣装デザイナーよ」
かごめ「なんだと? あの子姉弟いたのか」
文「顔なんか瓜二つだけど、性格真逆でなおかつハサミを持たせてデザイン的に興味をそそられるものを目の前にするとさらに人格変わるそうだわ。
実際、今そうなってるけど」
諏訪子「あのハサミの振りまわし方なんてほとんどジャック・ザ・リッパーじゃねえかよ…。
まあもっとも」
紫「( -ω-)スヤァ」
しかし特注のとてもよく切れるハサミはスキマ妖怪に全く効いてないようだ…。
トア「あれれ…おかしいなあ、確かに服だけを切るつもりでやったんだけど全然切れてないや…?」
テトラ「( ̄□ ̄;)いやいやいや明らかにアレ服だけ着れるような振りまわし方じゃないですよね!!??」
寿々「で、ですがそれにしても布の一片すら切れている気配がないとは…これは一体!?」
幽々子「簡単よ。
八雲紫はああ見えても、結界術の名手。
ただ物理的にありとあらゆる「攻撃」を防ぐばかりでなく、「攻撃を受けた」ように見せかけて、実際は結界内を別空間にずらすなんて芸当も朝飯前だから。
ブロントさんのいう「そこにいたのにいなかった」を当たり前のようにやってのけるわよ、あいつなら」
テトラ「え…それって、普通に私達にはどうやっても手出しできないってことでは…?」
幽々子「残念ながら、その通りだわ。
もっともこれは「ルール」に則った勝負だから、ポケモンとして体力は一応微々たる程度ではあるけどダメージは受けてる筈…なんだけどねー」
諏訪子「B85も特化すると十分鉄壁レベルだからな」
かごめ「全くだ。
あんなもんに反動技で突っ込んでいく奴がいたらただの馬鹿だな。
エルレイドのサブウェポン程度じゃびくともしねえだろ」
トア「そんな事があってたまるかー!!><
僕のこのハサミにキレないモノはあんまりない!!!大人しくその服のデザインを変えさs」
紫「煩いわよ(#^ω^)ピキッ」
紫は目を覚ました!
テトラ&寿々「( ̄□ ̄;)ビクッ!!!」
妖夢「わ…わわっ大変です幽々子様…紫様が完全にキレてる…!」
幽々子「見りゃわかるわよ…あいつ寝てる間も多分こっちの会話聞いてるだろうしねえ。
こりゃ終わったわね、南無阿弥陀仏(チーン」
テトラ「( ̄□ ̄;)そんな他人事みたいにー!!」
紫「この世界の美少女八雲のゆかりんを捕まえてBBAとは良くも言ってくれたわね!!
その罪、万死に値する!!くらえ怒りの「弾幕結界」!!!ヽ( °Д °)ノ」
トア「( ̄□ ̄;)えちょ僕そこまで言ってなうわらば!!!」
紫は怒りのアシストパワーの構え!
トアは吹っ飛ばされた!!
幽々子「………さて、どうしようかしら。
これで実質的に勝ち筋がなくなったわけだけど、ふみちゃん的には最後までやった方がいいのかしら?」
文。「小生個人としては、やめた方がいいですね。
まず、意味がありませんし……概ねアタリはついてるでしょうが、でしたら猶の事今ここで全容を無駄に明かす意味がないと思いますが」
幽々子「たまにはこっちから勝負を打ち切ってもいい、ということね」
文。「然り」
諏訪子「かごめ、降参だってよ」
かごめ「…………逃げを打ちやがったな。
確かにメレシーはクレッフィ以上にやることできることが限定的だし、同じ立場だったら誰だってそーする。あたしだってそーする」
文「…じゃあのスキマどうやって止めるのよ」
紫「おんどりゃあああああああああ次に消し炭になりたいのは何処のどいつ(スキマにボッシュート」
かごめ「回収完了(キリッ」
諏訪子「いや、それでいいのかお前…というか、ここであのスキマの技構成ほぼ割れさせちまったけど、それについてはどうすんの?」
かごめ「そこはまあ大した痛手にはならんだろ。
旧ムシャーナと違って挑発で機能停止するほどじゃねえし…それに」
マミゾウ「そうじゃな、いざとなればわしもおる。
最も、わからないからこそ考える楽しみもある…折角見つけてきたはいいが、早急にお蔵入りになりそうじゃの、こいつは」
…
…
パチェ「因みにここのメレシーもあとで本決定したNNを参考にしているわ(キリッ」
レミィ「あら、早かったわね」
パチェ「基本的に双方補助しかしないポケモンはほぼいないからね。
補助中心型でもあの黒幕が強いて言えば一番近いという時点でお察しという感じで」
レミィ「むしろメレシーというと、基本は頑丈よね。
ただこの頑丈メレシーって奴、本当に鬼みたいに出現率が低いって聞いたんだけど」
パチェ「移し身の洞窟の群れバトルでごくまれに登場する、ダンゴロ4体とセットで出てくるメレシーだけね。
勿論それで確実に出るわけでないし、結果として頑丈メレシーの出現率は1%以下と言われてるわね。もっとも、BW2の隠し穴で夢特性のメスが出現する確率だってそんな大差なかった気がするけど」
レミィ「というわけで中途半端だけどここで一度切ることになりそうね。
だんだんノルマ膨れ上がって消化作業に追われてるみたいだけど、こんな体たらくで新世界樹2迎えられるのかしら」
パチェ「それ以前に新世界樹だってまとめ作ってないわよね。アレこそどうするのかしら」
レミィ「っていうかさっきからフランの姿見ないけど」
パチェ「…気にしないでいいんじゃないかしら。
とりあえず喋りつかれたし少し休みましょうか。えーっとそう言えば咲夜は今使い物にならないわね」
咲夜「かゆ…うま…('A`)」
レミィ「コーディは今日いないしこぁ呼ぶしかないわね」
パチェ「…全く扱いの難しいメイドなことで」
…
〜紅魔館中庭〜
フラン「…というわけなの美鈴。
もう私お姉様達にはついていけないよー><」
美鈴「あ、あはは…まあ特に最近のお嬢様はあんな感じですからねえ^^;
しかし、ここにそんなもの(対戦メモ)なんか持ってきてどうするんですか妹様?」
フラン「んー…私も最近はちょっとついていけなくなってきてるけど、それじゃダメな気がしたから美鈴に手伝ってもらおうと思って…。
…だめ?」
美鈴「ふむ、私もそこまで最近の事情に通じてるわけではないですが…おやなんでしょうこのメモ」
-なんとなく途中でおぜうがしっちゃかめっちゃかにしそうな気がするのでなんかあったらこのメモを見ろ
さすれば道は開かれん-
そのメモを読んだ次の瞬間巾着袋が落ちてきた…。
フラン「なんだろ、これ…なんかメモが入ってる」
美鈴「…………成程、これは残り2戦分のポケモンのデータと簡単な解説みたいですね。
これを読み解きながら進めれば、少しはあの時起こったことの説明も私達にできそうな感じですね。
私も一服がてら、お付き合いいたしましょう」
フラン「えーっと…咲夜はなんか今ダメなことになってるから、お茶の用意できないね…」
美鈴「私が個人で買ってあるものでよければ、ご用意いたしますよ。
紅茶ではないからお口に合うかどうか…ってそう言えば、だいぶ昔淹れてあげたこともありましたっけ」
フラン「うん…私、そっちの方が好きだよ」
美鈴「それでは、ご用意いたしますか。
ちょっと待っててくださいねー」