「ふん…またしてもこのあたしが前座か。
情けないもんじゃないか…かつて、魔界神の相談役を務めたこのあたしが。
だが」

言葉と共に、空間の禍々しい妖気と重苦しい闇の魔力が震える。
その重苦しい雰囲気とは裏腹に、その中心にただ立ちつくしていた魅魔は、自分の左掌を閉じたり、開いたりを繰り返し…その動きは、何処となく覚束なく見える。


その眼前に広がる光景は…焦土。
その派手に焼け焦げた大地の中心に、その魔法防御を施した装束諸共所々焼け焦げた全身の痛みに顔をしかめながら…気高く美しい女将軍が、それでも気丈に両腕のナイフを構える。

先の小精霊程度の力でも、この霊地から与えられる補正を受けて、魅魔の動きを止める程度の猛毒を発生させる事が出来る。
そして、魅魔は知っている。
目の前の女将軍が、その生まれの高貴さからは想像もされない、卑しき夜賊の技術に卓越している事を。


「祟り目なんてそもそも、あたし向きの技だと思うんだ、語感とか色々と。
もっとも…うちの今の家主様も、なるべく若い連中に見せ場を作ってやれとか面倒な事をのたまっているし、言う事聞いていれば一杯のタダ酒にありつける。
まあ、そういうことでな」

対峙した者から見たら、虚勢にはとても見えぬほどの飄々とした、腹立たしい態度で語る魅魔へヘスティアの刃が空を裂いて迫る。

その必殺の刃が、その懐へ吸い込まれて…否。
境界が開き、ヘスティアの刃が魅魔の身体を捉えきれず空を斬り、そして。


「選手交代だ。
お前ならこいつの先手も取れるだろ、橙…逃さず必ず八つ裂きにしな!」


その頭上から二本の黒い尾を翻し、逆手に構えた小太刀に燐光を纏わせ、猫の少女が鷹の強襲が如く襲いかかる…!!



ポケモン対戦ログ(2015年7月18日) そのに



つぐみ「ぱかっ!><ノシ (机からちょっと顔出して)ぴょこ!!>ヮ<
   おやおやぁ~? ここは何処だぁ? すっかり眠っちまったぜぇ~?
   どうやら眠ってる間に異空間に飛ばされちまったようだぁ」

つぐみ「さてさて~一体何処なのかまずは情報を集めなくては。
   まず情報収集だぁ。
   あっこんなところアイテムが!」


つぐみ「てってれー!!みずー!!>ヮ<ノシ(無意味に背景大爆発」


つぐみ「水をゲットしたぞーまず水は一番大事だからね~このぉ人生の中でぇ
藍「∑( ̄□ ̄;)もうやめてくれええええええええええええええええてかそのネタ色々危ないから却下あああああああああああああ!!!
てゐ「誰がここでりえしょん時空を再現しろと言ったんだいまったく(机に突っ伏している」
つぐみ「そこ勝手に座ってるんじゃなあああああああい!!><(牛パンチ」
てゐ「∑( ̄□ ̄;)偶蹄目!!!」





♪BGM 「これがにゃあの生きる道」/にゃ~たん(村川梨衣) (えとたまキャラソンミニアルバム1「激メシ!わがにゃの晩ごはん」より)♪


藍「いきなり「干支~ク!」第五回のオープニングやってんじゃない、大体誰得のネタなんだそれ。
 …お前やっぱり誰がなんと言おうとそのアホ具合までそっくりそのままかごめの娘なんだな…改めて今日思い知らされたわ(真顔」
つぐみ「それほどでもないよっ!>ヮ<」
てゐ(顔面に蹄の跡)「そこは褒めちゃいないと思うんだけどなあ」
藍「もういい、とりあえず話進めんぞ。
 ていうかオープニングですでに話始まってるしな」
てゐ「ニコチャンネルでえとたま観たりすると、オープニング冒頭部分にゃ~たんがコケるところで「りえしょん!」ってコメントで合いの手入る元ネタ、松井恵理子(カッター)花守ゆみり(はなべえ)が元凶だったんだねえ
藍「貴様もえとたまラジオと「干支~ク!」の話題引っ張ってんじゃない!!><
 話始まってんだろうもう冒頭で!
  そっちの方話進めろよいい加減!!><」
つぐみ「藍さんおこしょん?(´・ω・`)」
てゐ「おこしょんだねえ」
藍「私は何処の俳協の最終兵器だ!
 というかむしろ立ち位置的にむしろ「干支~ク!」第一回の下野絋じゃないかこれだと!!!
 だからそっちのネタからいったん離れろ後生だから!!><
 …くそう…つぐみまでこんなボケかましはじめるとは想定外にも程がある…今本気で諏訪子に同情したぞ(しろめ」
つぐみ「うーん失敗失敗怒られちゃった><」
てゐ「大丈夫だよいざとなったら橙捕まえてきてにゃ~たんのコスプレさせれば一発だからこの駄狐(迫真」
藍「お前私をなんだと思ってんだ(棒読み&しろめ&口からry」
つぐみ「というか今回がまさにちぇええええええん回だったんだけど。
   はいフリップどーん>ヮ<」



諸事情により第三ラウンドですぞwww

我の手持ちですぞwwww
ちぇん(マニューラ@気合のタスキ)/みま(マフォクシー@火の玉プレート)/みゆ(メガチルタリス)
控えですぞwww:エンペルト、クロバット、デンリュウ

お相手の手持ちですぞwwwwww
キコロ(モンジャラ@進化の輝石)/ヘスティア(ムウマージ@なんだろう)/マタン(ビリジオン@命の珠)
お相手控えですぞwwwwww:シャンデラ、キリキザン、「メノウ」とかメモに書いてあったのでまず間違いなくデンチュラ(


藍「別に相手のアイテム枠解らなきゃ無理に書かなくてもええんやで(しろめ

つぐみ「わ、大変だ藍さんがちょっと壊れかけてるっていうか干支大陸直後の相坂君(相坂優歌)みたいになってる!
   やりすぎちゃったのかな?」
てゐ「いやお前もそんな他人事みたいになあ…私が言えた義理もないだろうが。
  今回も何時だったかのブニャット回同様、比較的橙が暴れたラウンドだったなあ。
  出せる機会そんなに多くないけど、いざ出てくると最近は活躍してる印象だなあ」
つぐみ「橙はがんばり屋さんだからねえ」
藍「(スイッチオン)そうだ橙はできる子なんだちぇえええええええええぐはあ!!∑( ̄□ ̄;)
てゐ「(ツヨイ・タタミ・ケン)いいからテメエ少しそこで死んでろ駄狐(#^ω^)」
つぐみ「∑( ̄□ ̄;)ちょっとー!!??」
てゐ「いいんだよこいつ好きに暴走させるとそれはそれで面倒だし。
  まず橙なんだが一応一致物理最高火力氷柱落としを搭載したアタッカーだな。
  元々はキリカ枠だったんだけどやっぱり黒猫と言ったら橙だろと」
つぐみ「キリカさんも「黒い魔法少女」って呼ばれてた辺りはどうするの?」
てゐ「ニューラもなんだかんだでA85でそこそこある上にS115あるからそれでもいい説がちらほら
つぐみ「どう見てもマニューラの下位互換なんですがそれは
てゐ「一応特性で色々差別化できるんだが、まあその話おいとけとりあえず。
  A120から一致氷柱落としはそれなりの火力もあるし、スタンにも期待できるがどうせ輝石モンジャラなんてやることそんな多くはねえし、そもそもあの草単とは思えないほどの狂った物理高耐久、電磁波で止められた挙句要分にされることは目に見えてるし、輝石込みだと普通に受け切られちまう。
  なので痺れ粉で機能停止するのは承知の上で」
魅魔「あたしなら動けさえすれば輝石の上から文字で焼却処分できると踏んでのことだろ
つぐみ「あ、魅魔さんいたんだ」
魅魔「一応昨日からいたんだがね。
  諏訪子の有様を見たらいないふりをしてるのが賢明だって誰もが解るシチュエーション」
てゐ「そらそうだな、同じ立場なら私もそーする」
つぐみ「原因の一人が何言ってんの。
   マフォクシーって結構いろいろ絶妙過ぎてかえって地味というか
魅魔「そればっか言うのもなんだけど、最近本当にあんたの言動かごめじみてきたね。
  まあ否定はしないさ、夢特性クセ強すぎて結局猛火発動させて暴れ回った方が使いやすいと言われる始末だ。
  もっとも、基本的にC114あるんだ、CUだが全振りだから余裕でぶち落とせるよ」
てゐ「草結びあるのに需要があるのかどうかわからないめざ草個体を粘り直したらそれもめざ草だった(真顔
魅魔「めざ岩寄越せめざ岩(真顔
つぐみ「そんなこと言われてもなあ^^;
   交代はムウマージ、ヘスティアさんだから確実に祟り目を狙いに来た感じだね。
   キコロちゃんの痺れ粉も完全に布石…あれ? キコロ「くん」だっけ? あの子そもそも男の子なの女の子なの?
てゐ「気にすんにゃよ(CV:村川梨衣」
魅魔「あんたも兎なのか猫なのかはっきりしなよ(真顔
  そもそもあいつ公式でも男か女かはっきりしてないじゃないか」
つぐみ「いや確かにそうだけど気にならない?」
魅魔「それこそどうでもいいじゃないか。
  マフォクシーは知っての通りS104と絶妙にマージ擁する105族に及ばない。
  その上こいつは自ら異常を撒くこともできる奴だから、なんか面倒な事をされる前に橙に潰してもらうのが一番だ。
  叩き落とすなら一貫するし、結果的に邪魔っけな輝石を叩き落としてモンジャラを葬り去って止めは美結がビリジを起点に舞って一掃して終わり」
てゐ「交代際に読まれて鬼火を撃たれたらまあそのときはしろめ剥くしかねえなって感じでな。
  受け出し先が美結なら、メガシンカさせない限り引っ込めて特性(自然回復)で回復させることもできるんだが」
魅魔「その美結もようやくまっとうな仕事ができた感じだね。
  まあ、良くも悪しくも単純なフィニッシャーにしかなりえないから、あまり技範囲を広げ過ぎない方が持ち味生かせるのかもわからんけどねあいつ」
つぐみ「何かいじくったんだっけ?」
てゐ「大文字入れてた枠を空元気に換えた」
つぐみ「えっそれヌケニンどうするの」
てゐ「いやヌケニンとか全然見かけねえし…つか、ヌケニン叩き殺す手段は大体どいつかが持ってるし、PT単位で見てアレを処理できないって自体もそうそう起こり得ないだろ。
  通りの良くなった悪技、特に叩き落とすなんて習得できる奴は超霊への最高打点兼汎用高火力として大体搭載してるからな。
  挙句クソ焼き鳥の大量発生で岩技特に岩石封じとステロの乱舞するご時世だ、ヌケニンの生息できる環境じゃあるめえ」
魅魔「さもありなん」



諸事情により最後のラウンドですぞwww

我の手持ちですぞwwww
YAMAMEちゃん(デンチュラ@気合のタスキ)/フランちゃんウフフ(破壊の化身メガボーマンダ)/安心と信頼のおぜう様(ファッキン焼き鳥@出番のなかったアッキの実)
控えですぞwww:古明地姉妹あーんどメガPAD長

お相手の手持ちですぞwwwwww
門前のうるさいの(バクオング@メガネぎゃーてーっぽいから多分かわいい)/タイムトラベルはよレベル修正しろ(ヤドラン@これは間違いなくヤーティ神への冒涜の香りがしますぞwww)/もこたん(ウインディ@たべのこし)
お相手控えですぞwwwwww:ヌオー、メガシンカすると壮絶にダサくなるカブトムシ、トンベリマスター何もせんのなら普通に逃げさせてくれよ


つぐみ「∑( ̄□ ̄;)うわああああああああああああああああなにこの滅茶苦茶な紹介!!??」
てゐ「どう考えてもお前の母親の仕業だろこれ。
  念のためこっちでも別個に用意したけど本当はこんな感じな」


狐野郎手持ち
ヤマメ(デンチュラ@気合のタスキ)/フラン(メガボーマンダ)/レミリア(ファイアロー@出番のなかったアッキの実)
控えですぞwww:サーナイト、ロズレイド、アブソル
林檎ニキ手持ち
トンベリ(キリキザン@今回はタスキっぽい匂いはする)/もこう(ウインディ@ゴツゴツメット)/オフィーリア(ヤドラン@何持ってたんだろう)
お相手控えですぞwwwwww:ヌオー、ヘラクロス、バクオング


つぐみ「うわあ選出思いっきり違うじゃんこれ…あともこーさんの持ち物も」
てゐ「これ相当グダグダになって終わったんだけどな実は。
  まずあまり意味がなかったどころか明らかに大失策だったのは2Tのヤマメのネット。
  
こっちが先手で出れたしダメージ的にも拘ってるまではいかない(計算上鉢巻叩き落とすなら余裕の確一だけどYAMAMEちゃんぎりぎりタスキまで到達せず耐えた)から、恐らくタスキだとは思う。
  なので不意打ちを嫌って補助技はいいけどネットは相手もどうせ引くことを考えても旨くないだろうという
つぐみ「あ、トンベリの負けん気
てゐ「そゆことだ。
  もし相手引くにしても、まさかデンチュラからどくどくが飛んでくるとは思われないだろうし普通にどくどくでよかったはずだ。
  ヘラが根性くさいのが怖いっつーか、どうせけーねなんだろうし九割九分根性だろうけど…一致技両方半減してあべこべに一致高火力で弱点のつけるフランにレミリアにさとりの影までちらついている以上は出てこれねえだろ。
  それに猛毒なら、アホ妹紅にでもぶち込めればほぼ勝敗は決するレベルの致命打になる。
  最終盤の、妹紅とおぜうの壮絶な罵り合いの末のグダグダな結末を考えればな」
つぐみ「不意打ちを読むんだったらあの時点でレミリアさんを出す選択肢もあったのかな?」
てゐ「十分あるな、というかそれが実はベストな選択だったんじゃねえかって気がするな。
  居座られて叩き落とす喰らったとしても、物理技を受けた時点でアッキがトリガーするし、先制羽休めもあるから十分リカバリーも効く。
  交代読みだろうがアイヘの意味もわからんが…さとりがいたとしてもキザンにあと投げできるようなポケモンでもあるまいに」
魅魔「アッキさえ発動させておけば、無振りとはいえ持ち物なしで火力の上がったアクロバットで殴れるからねえ」
てゐ「あるいは相手が不意打ちしない前提で、一か八か落としにかかっても良かっただろ。
  現にそれを読まれて落とされてるんだからよ。
  まあ、もっともそこでフランをぶん投げるようなら馬鹿野郎の一言しかないが」
つぐみ「でも一応、ネット経由で発動した負けん気込みの不意打ち、フラン耐えてた気がするけど
てゐ「メガボーマンダなんだかんだでBが高くなるし、挙句フランかなり耐久に振ってるからな。
  Sをこちらではおなじみのお空(71族)抜きにして、火力も陽気マンダの全振りくらいに調整してあとはHDに振ってある。
  特殊耐久は195ガブとほぼ同じくらいあるから甘えためざ氷程度じゃ落ちないくらい程度あるよ。
  物理耐久はメガシンカで一気に上がるからね」
魅魔「実際その後の暴れっぷりを見れば、ますますあの局面で土蜘蛛を使い潰す理由はなかったような気はするね。
  ネットを撒かずにレミリアへ交代が最善手、あとは通常フランとあの包丁野郎を鉢合わせさせないようにして、一気にメガシンカからスキン捨て身で一掃すればいいと」
てゐ「ヤマメが予め妹紅に毒を盛れるか、あるいは妹紅をフランが爆発四散させてくれればもっと楽に済んだかもしれんのにな。
  とはいえ、舞ってもいないスキン捨て身で恐らくはH特化のヤドランを一撃で吹き飛ばすんだから、本当にイカレた火力だよなメガマンダ」
つぐみ「まあ、反動ダメージで相討ちになっちゃったけどね。負けん気からの不意打ちも受けてたから、仕方ないとはいえ。
   で、最後のレミリアさんともこーさん…」
魅魔「あれ本ッ当にひどかったよ。
  お互いに決定打もなく、いかに朝の陽ざしを挑発で封じながらちまちま削るかという超クソゲー
てゐ「威嚇にゴツメとバークアウトだから両受け仕様なんだろうけど、お陰でアッキの実と鬼火が完全に腐る始末。
  意図的に自然の恵みで発動させるにしても、技スペないからねえ」
つぐみ「幸いにもPPまで増やしてなかったみたいだから、バークアウトと火炎放射のPP尽きた時点でメリーさんから降参の申し入れがあって終了。
   仮に続行しても2回挑発して、3回羽休めすればこっちの勝ちだもんね。羽休めのPPも十分残ってたし」
てゐ「アクロと羽休めのPPを最大まで増やしておいて正解だったよ本当に。
  ポイントアップとポイントマックスはいくら集めても足りないからねえ、特に耐久型の育成する場合」


てゐ「さて、当たり障りもないところはこんなところかな。
  フランに関しては笑神様が降臨したクラスのドジでも踏まん限りは多分ロクに語られるところもなさそうな感じなのが哀しいが、今回のラウンドはメインリリカだもんげ(真顔」
つぐみ「えっそうだったの」
魅魔「ログとかでは主役はってたりもするけど、ここの辺りのリリカは本当にロクに何もしてない感が酷いからねえ。
  一体どうしてそうなった」
てゐ「ギャップなんだろうなあ。
  狐野郎としては勿論エースアタッカーとして活躍はさせたい、ところがいかんせん求められるポケモンのハードルが高すぎる。
  これが一番の原因じゃないのかな。
  一応だがバクフーンを考えたこともあったらしいんだけど、スカーフ噴火バクフーン」
つぐみ「またえっらいリリカさんから遠そうなシロモノが^^;」
てゐ「赤で炎属性に拘り過ぎた結果、結局何を選択してもかごめと被るというのが最大のネックでもあったんでしょうねえ。
  結果見てみなよ、みすちーとか穣子とかめったに出番が回って来ない始末。
  静葉もゆうかりんさんと被る挙句こいしまでもが草毒ときた。
  正直どないせえと」
魅魔「ドラゴン枠も競争率高い気がするけどどうなんだいその辺」
てゐ「その意味で一番影が薄いのはカナ者なんだけどな。
  まあ兎に角、次回は茶番メインになるんでここであらかじめリリカのスペックばらしておこうか」
つぐみ「えっばらすの」
てゐ「もうとうに今回とその次でばれてるから問題なかろ。
  こないだも少し触れたが、新リリカはメガヤティアス仕様。
  ひかえめHC特化、技は流星群・サイキネ・かみなり・なみのりの構成」
魅魔「うわお^^;
  ちょっと待って今のラティオスの主流って確か」
てゐ「臆病HSの追い風癒しの願いをかます型が主流と言われてるね。
  アタッカーはほぼ絶無か、某デオちゃん動画のような瞑想型になるよね。
  だがこのリリカは、そんな主流へ出会い頭にちゃぶ台返しを食わす役割論理仕様。
  メガシンカでただでさえ高い特防が20もアップし、物理耐久面も大幅に強化される上火力もCが30上がって十分役割が持てて、そもそもメガシンカ前もある程度耐久性能と火力があるから繰り出しができないわけではなく、眼鏡ヤティに比べれば火力面は心許ないがサイクル戦で使うには十分な性能だね。
  メルランやルナサ、こいしなんかとの相性補完は良くないけど、かごめやレティと非常に相性がいいんだよねこいつ」
つぐみ「ウインディ軸で考えると、そうかもねえ」
てゐ「削れてさえいれば姫様も上から一撃で落とせるよ。
  実は前回の対戦の時は、リリカの厳選も間に合ってなかった。
  あの時点で実戦投入できればという無念が、リリカの技構成に良く現れてる…ヤイリューとヤードラン、両方を一度に黙らせるヤケモン…それが、リリカの現在のコンセプトだからね
魅魔「執念すら感じるね。
  けどそれアレじゃん、あたし今後ヤケモン枠で出番なくなるってことじゃ」
てゐ「特殊悪ヤケモンはまあ稀少だから(目を背ける
  そんなところで、ここで一旦切るよ」











妹紅「うぎぎあのかりちゅまめえ…(ギリギリ」
慧音「うんまあ、気持ちは解るがとりあえず落ちつくんだ妹紅…どのみちあのまま続けてても不毛な戦いになるだけだ。
  あまりお前達だけで時間を喰い過ぎてもいかん」
輝夜「そーそー、どうせあんた達の罵り合いなんて重要なんてないんだから。
  りえしょん劇場みたいに見てて面白い尺の無駄遣いならともかく」
妹紅「ああん…?
  意味はわからんが馬鹿にしてる事だけは解るぞやんのかこら」
慧音「だーかーらー落ちつけあと輝夜お前も不必要に煽るな。
  (小声で)やはりポイントアップの回収はかなり後手に出てしまっていたな。
  正直、その辺は甘く見過ぎていた」
輝夜「連中、カロスにいた時からそうよ。
  私も何度か物拾い部隊を率いてチャンピオンロードを駆けずり回ったりしてたわ。
  耐久型同士の戦いは何より継続戦闘能力がキモですもの。
  発動タイミングは難しいけど、アッキを発動する機会は物理受けなら腐るほどあるし、ブレバと違って耐久を削るどころか上げられるものねえ
慧音「…!
  お前、あいつの型を知っている…あ、いや、そうだったな」
輝夜「ええ。
  言っては面白くないから黙ってはいたけど、あのレミリアのコンセプトを考えたの私ですもの。
  耐久型なのにブレバで自ら耐久を削りに行くなんて、そんなバカバカしい話もないと思ってね。
  今回はそこのもこーさんが噛みあわなかったおかげで予想以上にグダったけど」
妹紅「…てめえ…!」
慧音「別に馬鹿にしてるわけでもあるまい今のは。
  しかし」
輝夜「ええ。なんだか途轍もなく嫌な予感がする。
  さっきから胸騒ぎが収まらない…ひょっとすると、これから見るモノは…この間のかごめをはるかに超える怪物なのかもしれない。
  出来れば、ずっと眠っていて欲しい気がするのだけど」


霊夢「ああ、あんたたちそんなところにいたの。
  ねえ、こっちにアリスん所のクッソ生意気な人形来てなかった?

妹紅「人形?」
慧音「こっちには来てないようだが…ってクッソ生意気な人形って^^;」
輝夜「アリスの人形で好き勝手に動き回れて、なおかつ性格悪い奴なんてあいつしかいないわよね。一番新参のアレ。
  私も見てないわね、タナトス(そいつ)がどうしたっていうの?」
霊夢「いえね、これから次の打ち合わせしようとしたら、まだ来てないとかいうんでさ
慧音「どういう事だ?
  今日び、いきなり風見幽香に喧嘩を吹っ掛けるような物騒な奴は稀少だ、そんな危なっかしい奴を単独行動させるか普通?」
霊夢「だからアリスは自分の人形に甘過ぎるのよ。
  あいつの話は知ってるから、正直あまり野放しにしておきたくはないんだけど。
  すぐに神社に来る、と言ったものの姿を見せなくてね。正直こういう嫌な予感は外れて欲しいんだけど」

慧音「(霊夢のこういう時の勘の良さはケタ外れてる…輝夜の言葉も考えると、看過はできんか)
  アリスは何処で別れたと言った? 私達も探しに出る」
輝夜「そうね。
  妹紅、あんたもどうせ体力はあり余ってるでしょ。
  手分けして探すわよ」
妹紅「何をえらそうに。
  まあ、ムカつくが同意だ。
  早いとことっ捕まえて」


「おや、先ほどはお疲れ様ですね妹紅さん。
皆さん浮足立って誰をお探しで?」

四人が縁側からめいめい外へ飛び出そうとすると、そこには件の人形が立っている。
基本的には、アリスが使い捨てにするタイプの、メイド服を着てはいるが…起動の際にその憎悪の感情で黒く変色した髪、そして何よりも、邪笑と形容できそうなほどの歪な、見る者を不快にさせるような慇懃無礼な嘲り笑いを張りつけ。

ただでさえ、散々輝夜にからかわれて怒りのボルテージが頂点に達しつつある妹紅が行き場のない怒りのベクトルを向けて、怒号をあげようとするのを輝夜が制する。
妹紅は輝夜に喰ってかかろうとするが、その険しい表情に不可解なものを覚え、努めて冷静に『(タナトス)』へ再び目を向け…その異変に気付く。

「何処ほっつき歩いてたのよ、あんた。
返答次第じゃ」
「怖い顔をしないで下さいよ、巫女さん。
ほんの野暮用ですよ。
アリスマ…マスターに迷惑がかかるかと思って、途中で切り上げて急いできたんですけどね」
「待て、貴様ッ…!」

そのまま、わざと押しのけさせるように四人の間を割って奥へ歩き去ろうとする『死』を、妹紅が強い語気で止めようとするのを再び輝夜が制する。
その有無を言わさない迫力に『死』がメリーやアリスのいるだろう奥座敷へ消えていったあと…輝夜と慧音、霊夢の三人は険しい表情のまま顔を見合わせて頷く。

「…私が止めたとはいえ、賢明な判断だったと思うわ。
あいつ…いつぞやの文々丸と同じよ。
間違いなく、やらでもな事を仕出かして戻ってきやがった
「アリスの放任主義には口を出さないつもりでいたんだけどね…!
冗談じゃない、かごめは勿論のこと、つぐみや魔理沙だって現時点で十二分に手に負えないってのに」

妹紅は慧音の顔を見やるが…その口から、妹紅も気づいたその恐ろしい予感が…ゆっくりと言葉に紡がれる。

「あいつは…最早私達には止められん。
それ故に、もっとも触れてはいけない者の逆鱗に触れた。
在りし日の幽香など比較にならない怪物……ひとつしか持たぬ魔理沙が、あのかごめと互角の殺し合いを演じるまでの高みへ導いた「竜珠(ドラゴンハート)」を、こともあろうに五つもその身に眠らせているあの子の!
「五つ…ですって!?
ちょっと待って、あいつ、そんなに!?」

その事実を初めて知ったのだろう霊夢が、驚いたように振り返る。
慧音の視線を受け、頷く輝夜の表情も硬い。


「明らかに、喧嘩を売る相手を間違えたわね。
コーディとチルノ…確かに、幽香の怒りも当然買うでしょうね。
でも、多分…………幽香の逆鱗に触れる方が、まだ何倍もマシかもしれないわ。
あいつがリリカの手でどんな目に遭わされようが、私達は一切フォローできないわよ、アリス…!