符の七
カラクリ屋敷
誰かの気配を感じる…。
諏訪子「さーって…最初は手前の座布団あたりのちゃぶ台の下に隙間作って隠れてるんだけど」
早苗「(ちゃぶ台の下をのぞきこむ)うーん、よく解らないけど…なんかおかしい」
ちょん。
??「ひゅいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!?」
早苗「ひゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!?」
♪BGM 芥川龍之介の河童 〜 Candid Friend♪
諏訪子「な…あんた河童じゃないのさ!?」
にとり「あ〜びっくりした寿命が十二年くらい縮まったよ〜><
びっくりしすぎて光学迷彩の効果が切れちゃった」
早苗「びっくりして効果が切れるものなんですかそう言うのって?」
諏訪子「河童の技術は相変わらず謎だな。
っていうか、アリスに造船所放り出されたと思ったらこんなところにいたんだな」
にとり「うー…なんつーか、魔理沙がいなくなってからアリスがすっごく怒りっぽくて…。
そりゃあ船解体したのは悪かったと思うけど…」
早苗「それはどう考えても貴女が悪い^^;
とはいえ、貴女の技術力抜きではうまくいくのかしら」
諏訪子「諸葛亮が馬謖を斬ったのを批判する史家やファンも多いからねー。
大体この河童の機械分解はクセだからある程度割りきらんとやってけないだろ…何考えてんだあのツンデレ」
にとり「うーん…私別にそれ以外に悪いことした覚えないけどなー…。
でも最近、私が魔理沙とお喋りしてるとアリスがすっごい怖い顔でこっち見たりしてるんだよ〜><」
諏訪子「見事な嫉妬による八つ当たりと関心するがどこもおかしくはないな。
まったく…これで潜水艇完成にこぎつけなきゃアリスのせいだぞ全部」
早苗「そこまで言わなくても…。
でも、流石にちょっと同情はしてきました^^;」
にとり「でもここがまたここで面白くってねー。
私が来たときは誰もいなくて、しばらくカラクリ修行の旅に出ますって貼り紙だけしてあったの。
だから、悪いと思ったけど住むところもなかったし、住み込んでここの仕掛けを研究したりしてたの。
たまに挑戦者とか来たりして、その人とポケモンバトルしたりして賞金ももらってるから、食うにも困らないし」
諏訪子「意外とたくましいなあんた…成程、パチュリーの言葉も満更嘘じゃないんだな」
にとり「つーわけだお二人さん。
せっかく来てくれたんだし、私の作った仕掛け屋敷、挑戦していかない?
先日さー、麓の神社近くに住んでる真っ暗妖怪に突破されて、悔しいから改造したばっかなんだ」
諏訪子「真っ暗妖怪?あいつこんなところまで来てたのか」
早苗「どうやら本気でトレーナーになるつもりみたいですねあの子…」
諏訪子「まぁあいつのことはいいか。
私らは構わんけど…突破したら何くれる?」
にとり「んー…そう言えばポケモンを一瞬で成長させる飴ってのをもらったし、それでどう?」
諏訪子「不思議なアメか。おーけー、乗った!」
諏訪子「…さーて…これがゲーム内と全く一緒なら、最初の仕掛けは居合斬りが必要になるんだが」
早苗「そうなんですか?」
諏訪子「ゲーム内では“カラクリ”といいながら、実際は秘伝技が必要になる程度の、簡単な迷路であることが多いんだ。
屋敷にはジムバッジを手に入れるたびに新しい仕掛けに挑戦できて、殿堂入り後の最後の仕掛けを入れると、8回挑戦できる。
でも実際に“カラクリ”と呼べるものがあるのは…この次の回と5回目、6回目くらいだね」
早苗「では…諏訪子様が内容をご存じであれば心配いらなさそうですね^^」
諏訪子「…んや、あの河童がいじくってるとなれば、もはや別モンだとみたほうがいいな…。
さて、どうなってることやら…」
ポチッ(SE)
諏訪子「ん?何このボタン?」
ドリ符“伝統と実績の金ダライ”
ぐわあああああああああああああああああああああん!(SE)
諏訪子「はうあ!!><」
早苗「す、諏訪子様っ!?」
♪BGM ウサテイ♪
にとり『あーはっはっ!やーいひっかかったひっかかったー!m9(^д^)』
諏訪子「うぎぎぎ…開幕からこれかこの野郎…!」
にとり『さあ、どんどんいくよー!ポチッとな!』
早苗「ひゃあああああ!!すす諏訪子様壁がああああ!!><」
諏訪子「あンの河童〜…けったいなモンこさえやがってー!
早苗、走るんだ!」
早苗「はいっ…って、め、目の前に木が!」
諏訪子「…ちっ、御丁寧にそう言うところが本家のまんまかよ!
早苗、マッスグマ出して居合斬りだよっ!」
早苗「はいっ!!」
マッスグマは居合斬りを使った!!
しゃきーん!!(SE)
早苗「…?
何でしょうこの紙…“ハズレ”って」
かあああああああああああああああん!!
早苗「ひゃあ!!…はうー…(ばたり)」
諏訪子「うわあああああ早苗ええええええ!!( ̄□ ̄;)」
にとり『(大爆笑)』
諏訪子「…つーか悪意も敵意もないし命の危険がない程度の悪戯だけに余計に腹立つわ〜(#^ω^)
待ってろこの河童!ゴールまでたどり着いたらボコボコにしてくれる!!」
30分後
早苗「いたた…酷い目に遭いました><」
にとり「ありゃ、やっぱりこの程度の仕掛けじゃ駄目だったかー^^;」
諏訪子「てんめぇ〜…どっからあんだけの金タライ調達してきやがったんだ…」
にとり「ううん、金タライなんてほんの数個だよ〜?
落ちた金タライを回収して次の仕掛けのところに自動セットするのが私の自信作だから^^」
早苗「なんと厄介かつくだらない…^^;
アリスさんが貴女を追い出したくなった理由がちょっと解る気が」
にとり「心外だねー。
万が一にも即死しない角度とタライの硬度を調整したうえで、尚且つギャグと成立する程度に気を使ってたんだから大目に見てよー」
諏訪子「見れるか馬鹿野郎!!つーかムカつくからここで二、三発殴らs」
にとり「とにかく今回は私の負けだね。
約束通り、このアメはもっていっていいよ。
また新しい仕掛けこさえなきゃ…その材料集め系の仕事があるので私はこれで」
にとりは逃げ出した!
諏訪子「てめええ逃げるなごるああああああああああああああああああ!!(#゚Д゚)」
早苗「す、諏訪子様!落ち着いてください!!><」
再び110番道路
諏訪子「あ〜う〜…えらい目にあった…」
早苗「まぁまぁ。面白かったから良かったじゃないですか」
ルーミア「あなたたちも河童のところにいったのかー?」
諏訪子「…そういうあんたはこんなところで何してんのさ」
ルーミア「うー…ジムに入ろうとしたら、半霊と亡霊が邪魔して入れてくれないんだよー。
亡霊がハーバーメールって言うのが欲しいって言うから、それを買いにカイナヘ戻るところだったの。
それをくれれば、ジムに入れてくれるって」
早苗「半霊と亡霊…ということは、妖夢さんは幽々子さんに無事会えたんですね」
諏訪子「ってえことは、ジムに挑もうとする妖夢を幽々子が止めてるとかそんな感じか…ゲームのイベント通りなら」
ルーミア「ううん…ジムにいる赤いひらひらした服のおねーさんを亡霊が食べたそうな目で見てて、半霊がそれを止めてるの。
私もジムのそのおねーさんを食うのが目的だろとか言われて半霊に追い返された(むすっ)」
諏訪子「あー…次のジムリーダーが誰なのか解ったぞー…^^;
確かにあの龍宮の使いなら雷も使うし、元が魚だ」
早苗「というかあの人暴飲暴食に過ぎますよ…。
しかし、亡霊ってことは死んでるんだから別に食べる必要なんてないような気も」
諏訪子「あー?
逆に“食べない必要もない”とか考えてるからじゃねーの?
つーか何回話しても、あいつと真っ当な意思疎通が図れなさそうな気がしてならん。
妖夢の奴よくあんなのの従者なんてしてられるなあって感心するよマジで」
ルーミア「そういえばー…あなたたちもトレーナーだよねー?
トレーナー同士の目があったらバトルの合図、がここのルールなんだよねー?」
諏訪子「何いきなり喧嘩吹っかけてきてるわけ>>金髪
言っとくけど今の私達は強いからやめとけ。
何しろ今の私パンチングマシンで100とか普通に出すし」
早苗「ちょ…なんか微妙ですよそれ^^;
クラスメートだった男の子とか、150くらい出す人もいた気がしますし…」
諏訪子「ありゃー…このネタに真面目にツッコまれても困るんだけどさー。
まーとにかく、今はあんたと遊んでる暇はないんだ。他当たってよ」
ルーミア「…逃げるのかー?(ニヤニヤ)」
諏訪子「(カチーン!)…早苗、こいつぶちのめしてもいい?」
早苗「落ち着いてください諏訪子様^^;
まぁ、それがルールですからね。受けて立ちましょう!」
ルーミアが粘着してきた!
♪BGM 妖魔夜行♪
ルーミア「いけー、ドンメル!」
諏訪子「ドンメルか。
炎、地面タイプのポケモンだしナゾノクサで動きを封じれば、力押しでも何とかなるけど」
早苗「でも、どちらも水タイプの技にむちゃくちゃ弱いのでは?」
諏訪子「よくできました。
ならば、なすべきことは解ってるね?」
早苗「勿論!ナゾノクサは戻って、ヌマクロー!」
ルーミア「…むー…だったらこっちもドンメルを戻してジュプトル!」
諏訪子「うは!ちょっとこれは拙いよ早苗!」
早苗「じゃあ今度はアゲハント!」
ルーミア「だったらこっちはキャモメ出すよー!><」
諏訪子「あああこの野郎ー!!><」
にとり「(物陰で隠れて見ている)うーん、見事な千日戦争状態と関心するが何処もおかしくはないね^^;」
15分後。
結局早苗はマッスグマの頭突きで力押ししてルーミアの3体のポケモンを蹴散らしたのであった…。
ルーミア「また負けたのかー…悔しいのかー><」
早苗「…すいません…どう見ても力押ししか手がなかったです…」
諏訪子「あーうー…河童のせいで程よく頭がヒットしてたのもあるけど、予想以上にこいつが勉強してたのは認めざるを得んね。
まぁ早苗がうまくやってくれて助かったわ」
ルーミア「ううー…今度やる時は負けないんだから!
絶対に勝ってやるんだから!!><」
早苗「うふふ、私は何時でも受けて立ちますよ。
トレーナーとしてお互いに実力を鍛え合う…いいことだと思います」
ルーミア「そーなのかー。
だったら、私早苗に勝てるようにもっと頑張るよ!!
じゃあねー^^ノ」
諏訪子「…あいつがライバルとか言われても、ちいっとばかしピンとこないものはあるけどな」
早苗「でも…私、妹とかいないから、なんだか妹ができたみたいで少し楽しいです」
諏訪子「そっか…そういうのも悪くはないよなぁ」
早苗「…ん?
此処に何か落ちてる?」
なかなか面白いものを見せてもらったよ〜
これは私がヒマ潰しで作ったダウジングマシンを置いておくから、よかったら使って頂戴な
出来れば次に屋敷に来た時感想を教えてくれると嬉しいかな
谷河童のにとりより
諏訪子「成程…まだ探せばその辺にいるな、さっき殴り損なったし見つけ出して一発ぶん殴ってやる!」
早苗「…つ、次に屋敷に来れば会えるしその時でいいじゃないですか^^;
先行きましょう、諏訪子様」
諏訪子「うー…それもそうか」
早苗(…ほらにとりさん、今のうちに早く逃げて^^;)
にとり(水中で光学迷彩使用中)(ありがとさん、そんじゃまた^^ノ)
キンセツシティ
諏訪子「たったこんだけの距離移動するまでにえらい目にあったな〜」
早苗「まぁまぁ諏訪子様^^;
ところで、仰せのようにカイナヘ戻ってハーバーメールを買ってきたわけですが」
諏訪子「本来はねー、この街にあるゲームコーナーで遊ぶためのパスケースと交換してくれる人がいるんだけど…幽々子の奴、何の為にこんなの欲しがってるんだか」
早苗「ゲームコーナー?ゲームセンターみたいなものですか?」
諏訪子「…言っておくけど期待したようなものはないと思うよ。
ゲームコーナーとか言いながら、中身全部スロットだから」
早苗「それって…いわゆる賭博場なのでは?
私達が入っては拙いのでは…」
諏訪子「まーゲーム内の世界だし。
それに、ポケモンのゲームコーナーの景品は、強力な技マシンや装備アイテムのことが多いよ。
ファイアレッド・リーフグリーン環境では貴重なポケモンが景品にある。
ただ、どれも必要なコインの枚数がハンパないけどね」
早苗「DQのカジノをやったことあるけど…難しいんですよねーこういうので稼ぐって。
結局、お金でコインを買ったほうが早いという」
諏訪子「こっちもそれほど事情は変わらないね。
ただ、火炎放射とかの有用な技マシンは、お金に換算すると8万円前後になるから…余程稼ぎ方を考えないとこの時点の入手は困難だね」
早苗「…それだけのお金があったら、麓の巫女ならば絶っっ対に仕事しませんね^^;」
諏訪子「幻想郷は貨幣価値違うみたいだからねぇ。
そんだけありゃ一生遊んで暮らせそうだし^^;」
キンセツジム前
♪BGM 以魚駆蠅♪
妖夢「一体何度申し上げたらお分かりいただけるのですか幽々子様!
ここの龍宮の使いも、道中にいるポケモンも食べ物ではないと申し上げたではないですかー!!><」
幽々子「あらあらこっちに来てからさらに吝嗇っぷりが上がったわね妖夢〜^^;
私、こっちに来てからロクなもの食べてないんだから大目に見てよ〜」
妖夢「そこいら中の木の実を食いまくって辺りの生態系破壊寸前に追い込んでてまだ食べる気ですか!!><;
つーか白玉楼のエンゲル係数って考えたことあります!?
少しは家計を預かる私の身にもなってくださいよぉ〜!!」
諏訪子「…ルーミアから聞いてなから予想はしてたけど」
早苗「毎度毎度思うのですが…幻想郷の異変って、その主が従者を自分のワガママで徹底的に振り回して博麗の巫女にぶちのめされるっていうのがデフォなんですかねぇ…('A`)」
諏訪子「例外はいるみたいだけど、どいつもこいつも自分で思いっきし自分のカリスマぶっ壊してるんだからな。
神奈子はまだ大丈夫だと思うけど…気をつけてもらわんとなぁ^^;」
妖夢「すいません見てないで止めてください〜!!」
早苗「何はともあれ、無事に再会できてよかったじゃないですか」
妖夢「ええ全くです。このままこの方を野放しにしてたらホウエンの生態系完全破壊ですよ。
本当にデスゴールより性質が悪い」
幽々子「失礼ね〜。いくら私でも全生命絶滅の危機になんて追い込めないわよ〜」
諏訪子「いやあんたならマジでやりかねんわ。
つーか、あの真っ暗妖怪ですらきちっと自制してるってのに…あんたにはプライドってものがないのか」
幽々子「お腹が膨れないなら持ってても意味がないわ〜^^」
諏訪子「うわ最悪だこの亡霊!( ̄□ ̄;)
つーか現時点でルーミアと並べたらきっと奴のほうがカリスマを感じるぞ…」
幽々子「カリスマもプライドもこの食欲の前では何の価値も意味もないわよ〜。
千年も亡霊やってるとねー、正直そのくらいしか楽しみないんですもん」
妖夢「もーいい加減にしてください!!><
というか、あの子は幽々子様と違って純粋にトレーナーとしてジム戦をしたかっただけだったんですね。
無下に追い返して可哀想なことをしました」
諏訪子「まー今まで通りのイメージじゃな。
ところで妖夢、お前さん少しはポケモンを鍛えたりはしたんかい?」
妖夢「うーん…正直、トレーナーとして腕を磨くのが主目的ではなかったですし…。
むしろ一番の問題人物回収できたんで、紫様の会社にでも行って幻想郷に帰れるまで世話になろうかと思ってたくらいですよ。
幽々子様から目を離したらそれはそれでえらいことになりそうだし…」
幽々子「あらあら。一度手を出したからには、最後までやり通さなければ駄目よ妖夢。
いい機会だし、このお二方に少し勉強をさせてもらったらどう?」
早苗「え、でも確かトウカでバトルそのものはかなりしたんじゃ」
妖夢「…お恥ずかしながら…トレーナー戦は未経験なのです…」
諏訪子「ほうほう…ならば少しここで、手解きをしてやるとするかね(きらーん!)」
早苗「……目が賞金の¥になってますよ諏訪子様……今回はなしで行きますよ、練習試合ですから」
諏訪子「ちぇー」
注
勿論そんなことはありません^^;
バトル後ちゃんと賞金は手に入ります。
♪BGM 戦いの序曲(ロマンシング サ・ガ ミンストレルソングより)♪
妖夢「え、えーっと…それでは行きます!」
妖夢はラルトス(レベル16)を繰り出した!
諏訪子「…見事に育ってないね」
早苗「ええ…正直こちらもルーミアと比べると、なんかどうしても見劣りが…」
妖夢「( ̄□ ̄;)ええええええええ!?
で、でもレベルの多寡など問題に…」
早苗「え…じゃあ、こちらはナゾノクサ(レベル21)で…」
妖夢「え、えーっとナゾノクサナゾノクサ…(攻略本をめくる)」
早苗&諏訪子(( ̄□ ̄;)ブ−−−−−−ック!!!)
諏訪子「な、なんだかなぁ…」
早苗「(小声で)どどどうしましょう諏訪子様〜^^;」
幽々子「もういいからやっちゃってやっちゃって」
諏訪子「…確かに、此処で手加減してやっても惨めになるだろうからなぁ^^;」
早苗「は、はぁ…」
…少女決闘(?)中…
早苗「…“すいとる”でとどめ!」
妖夢「わあっ!…参りました…onz」
幽々子「ナゾノクサは草・毒タイプのポケモン。
ラルトスの持つエスパー技“ねんりき”なら多少のレベル差があっても有効打を与えられるのにね〜」
諏訪子「えーあんたなんだかんだ言いながらそういう知識あんのかよ!!( ̄□ ̄;)」
幽々子「私も暇だから、紫に頼んで面白い暇つぶしくれって言って、あいつのやり尽くしたルビーをもらったのよ。
だからこの子よりは知ってるつもり」
妖夢「うーしくしく」
諏訪子「…そんだけの暇潰しがあるんだったら少しはエンゲル係数減らすの考えてやれよ…。
流石にそこまでだと私も同情が鬼なってしゃあないよ…('A`)」
幽々子「そ〜ね〜…せめてこっちにいる間だけは考えましょうか^^;」
諏訪子「ところでさー、あんたこれ(ハーバーメール)欲しがってたみたいだけど、なんに使う気だったん?」
幽々子「あら、それをいただけるの?悪いわね〜。
いえね、一応通信で紫とやり取りするのに、メールが欲しかっただけよ〜。
この色のがいいんだけど、この街には売ってなかったからね〜」
早苗「そ、それだけの理由で…」
幽々子「そうねぇ…もらってばかりなのも悪いし、代わりにこれをあげようかしら。
あの悪趣味な館に住むひよっこコウモリが余計なことをしたおかげで、今のスロットすっごく出にくいのよ〜」
コインケースを手に入れた!
妖夢「幽々子様…博打はお控えくださいとあれほど…。
しつこいようですが白玉楼の支出どんなんなってるか聞きます?つーか聞いときます?」
幽々子「だから手放したじゃないの〜。
んも〜、妖忌がいなくなって清々したと思ったら、妖夢がだんだん妖忌っぽく口煩くなってきて困るわぁ^^;」
妖夢「私も師匠も幽々子様のことを思ってですねー!ヽ(`Д´)ノ」
幽々子「はいはいそれではもっともっとポケモントレーナーの勉強をしましょうねーうふふー。
ついでに剣の腕もね」
妖夢「…みょん」
早苗「うーん…主が天真爛漫過ぎるのも考え物だなぁ…^^;」
諏訪子「おお、他山の石他山の石。
さ、とっととジム制覇して次行きましょうか」
(続く)