符の八


キンセツジム


早苗「たのもー!!…って何気に久々のジム戦ですねー」
諏訪子「全くだな。ムロのあれはジム戦と言っていいのかどうか解んないし」

早苗「ところで、このジムのメインは一体何タイプなんですか?」
諏訪子「道中ちょっと触れたけど、電気タイプだよ。
   電気は水、飛行タイプのポケモンに大ダメージを与えるけど、地面タイプの技に弱いよ」
早苗「地面…ということはヌマクロー無双ですかひょっとして?」
諏訪子「んー…まぁそうなるね。
   地面タイプの技は電気に対し特効、挙句、電気技は地面タイプに一切効かない。
   それ以外の不得手は特にないけど、その唯一の弱点が致命的でもある

??「そして私がこのジムに回されたのも、きっとスキマの陰謀ですね。
  汚いなさすがスキマきたない」

♪BGM 黒い海に紅く 〜 Legendary Fish♪

諏訪子「というかテンション低いね龍宮の使い」
衣玖「そりゃあそうでしょう、こう何日も何日も食材視されてごらんなさないな。
  私に言わせればあなたがその色眼鏡で見られなかったのが不思議でなりません」
諏訪子「知らんのか、日本のカエルでもヒキガエルには毒腺から毒液を飛ばす能力がある。
   カエルの能力を脅威に思えるのは本能的に長寿タイプ
早苗「というかあの人死んでますけどね元々」
衣玖「まして某動画では私を“異変の原因だからとっ捕まえて経緯を吐かせる”なんて物騒な宣言してくれやがった方が目の前にいますからねー」
諏訪子「いやそこは世界観別だしノーカンでしょ常考」
早苗「あなた方揃ってニコ厨ですか!!
  …一体どれだけフリーダムなの幻想郷…」

衣玖「それはさておき、先ほどから一部始終様子を伺わせていただきましたが…もしやジム戦のお申し込みですか?」
諏訪子「まぁ、そうなるねぇ」
衣玖「うーむ…ここで空気を読むとすれば、むしろ何もせずにこれ(バッジ)を渡すのが一番理には適ってるのですよね。
  困った事にこちらの手持ちはほぼ、鋼と電気。
  いずれも地面属性に対しては非常に相性が悪く、こちらの対抗策が一切ないのです
諏訪子「ソニックブームがあるじゃん。あと影分身を何回か積めば」
衣玖「…あえて聞きますけど、あなたレベルいくつです?」
諏訪子「道中で30まで行った」
衣玖「いやいやいや、勝負になりませんから。
  というか、命でも懸かってなければ結果の解った勝負など御免蒙りたいところです。
  何処ぞの総領娘様ではないので、ここは大人しく、先ほどの勝負を鑑みて実力を見たということに替えさせていただきましょう」

早苗達はダイナモバッジを受け取った!

諏訪子「拍子抜けだなー^^;
   そう言えば本来、“美しき緋の衣”永江衣玖は相当な面倒くさがりだったっけな
早苗「いいじゃないですか、天の与うるモノを受けずは何とやら、でしょう?」


閑話休題。
実際はそんなことはないので、ちゃんと戦闘はしてます。
しかしジム突入時にヌマクローのレベルが30あったのも事実で、実際リーダー戦もマッドショット3発ぶち込んだだけで終わりました。
とりあえずレベルの低いナゾノクサに経験値を与えるため、いれかえモードで挑み特に苦戦する要素も何もありませんでした。


衣玖「ああ、それと八雲紫からの伝言です。
  隣の自転車屋に話は付けて、あなた方専用の自転車というのを用意してあるからもらって行けとのことですよ。
  今後はそこで、性質の違う二種類の自転車を必要に応じて交換できると言ってました」
諏訪子「やっと高速移動ができるようになるかい。つーかあの冥界コンビ相手にしてたら忘れてたよ」
早苗「では、あまり長居をしても差障りありますでしょうし、私達はこれで…」



衣玖「…いるのでしょう、郷の賢者」
紫「あら、人をスキマ呼ばわりしたり呼び捨てしたりして、当人の目の前ではそういう呼び方ですの?」
衣玖「私としては、十二分に空気を読んだつもりですがね…あらゆる意味で
紫「あらあら^^;」

衣玖「私も、この世界の異変について知らないわけではない。
  むしろ…空気が読めるからこそより詳細に知ることが出来てしまう。
  …しかし…それを告げたところで彼女らにはさらに過酷な現実を突き付けてしまうだけ」

衣玖「本当はあなたにも解っているのでしょう?
  あなたと洩矢諏訪子がこの異変の引き金を引いたように見せかけ…実際は、この世界の何かしらの意思が、そう仕向けさせていたということに
紫「…必要以上に核心に迫れる自由は、他者から拒絶される自由と裏返しですわ。
 そのような面倒事を自ら引き入れる性格にも見えませんが?」
衣玖「……私の本分は、空気を読み、起こり得る災厄を事前に知らせること。
  龍宮の使いといいながら、私の役割は件(くだん)に近い。
  故に…これを隠し通すことが正義であるか、告げることが正義であるか、私には判別する術もない…」

衣玖「アクア団…彼らが間もなく行おうとすることは、今この世界に紛れ込んだ残り四柱のうち…三柱までを確実に消滅の危機へ追い込む。
  そのことを、本当に告げてはならなかったのでしょうか…?」
紫「…それを決めるのは私の仕事ではない。
 知らぬことが幸せなこともある…別の世界にいた貴女が、同じ世界の洩矢諏訪子に告げたのと同じ言葉ですよ」
衣玖「ですが…」


「消えちゃうの…誰と誰と誰?」


♪BGM リーインカーネーション♪


衣玖「!…あなた…何時からそこに…」
ルーミア「力の強い妖怪たちはいつもそうだ…。
    自分たちがすべてを解った気になって、それで、知ったかぶって。
    私も…早苗や諏訪子たちも、お前たちの手駒なんかじゃない!!

ルーミア「…出ておいで、ジュプトル!」

衣玖「…この子…ポケモンを…!」
紫「さて…黙って見過ごしてくれる相手ではないようですわね」
ルーミア「そのつもりはないよ。
    力づくでも…あんたたちが本当に知っていること、全部話してもらうから…!」
紫「あらあら、勇ましいこと。
 この世界のルールでなら、私達にも勝てるとでも思っているのかしらね」
衣玖「仕方がありませんね…ならば、お相手致しましょう。
  あなたにこの話を聞く資格があるか、見極めさせてもらいます!」



キンセツシティ・カゼノサイクル


早苗「ごめんくださーい。
  こちらで…えーっと、ボーダー商事の社長さんから自転車をもらってくれと言われて来たものですが」
店長「おお、君が早苗さんだね。連絡は受けているよ。
  こちらのダート自転車とマッハ自転車、好きな方に乗って行ってくれ。
  デボン…じゃなかった、ボーダー商事のほうから此処でこれからのメンテナンスや自転車交換等の対応も任されているから、遠慮なく乗ってくれ」

早苗「そういえば…何種類かあるような感じだとは思ってましたが」
諏訪子「そうそう、説明がまだだったね。
   歴代ポケモンシリーズには高速移動ツールとして自転車が登場するけど、この環境では二種類登場するんだ。
   高速移動して砂の坂やひび割れ床を踏破できるマッハ自転車と、ウィリー走行がしやすく改造されて細い橋を渡ったり石段を登れるダート自転車のね」
早苗「うーん…どちらを取るか迷いますね…」
諏訪子「今し方店長が言ったとおり、ゲーム中に好きなタイミングで取り替えることができるよ。
   今暫くは特にどちらを選んでもいいけど、デコボコ山道ってところがあって、そこを行き来する用事を考えるとダートのほうがいいかもね」
早苗「解りました!」

早苗はダート自転車を受け取った!

早苗「うわー本格的なMTBだー…見たことあるけど乗るの初めてですよー
諏訪子「外から一緒に持ってきたのってママチャリばっかりだしね。
   でも変速ついてないねこのMTB」
店長「あーそれなんだけどね、ボーダーの開発部から寄越された自動変速機能を取り付けてるんだ。
  どんな仕組みか知らないけど、グリップの握り具合で変速してくれるようになってるよ」
諏訪子「何でもアリかいこの世界は^^;
早苗「そんなこと言ったら、ポケモン転送システムとかどーなってんだか私も知りたいですよ。
  オーバーテクノロジーどころの騒ぎじゃないでしょうアレ^^;


諏訪子「とりあえずやることはこのくらいかなぁ」
早苗「でしたら、このまま北上していけばいいんでしょうか?」
諏訪子「いや、寄ってきたい場所があるんだ。とりあえず、西の街道の先へ行ってみるよ」



シダケタウン

早苗「こんなところにも街があったんですねー」
諏訪子「実を言うと、ここは進行上急いで立ち寄る意味があまりないんだけどね
早苗「そうなんですか?」
諏訪子「うん。せいぜい秘伝マシンがもらえるのと、コンテストの開始がこの街の会場からだってくらいかな」


「ちぇえええええええええええええええええええええええええええええん!!」


早苗「…あの、諏訪子様…?」
諏訪子「私のログには正直残したくないけど残ってるんだよねー…。
   あの反響具合で言えば確実に高確率でなくトンネルの中だな」


カナシダトンネル

藍「おおおお憎らしい!私と橙の間をふさぐこの最後の石壁が憎らしいいいいいいいい!!(がりがりとひっ掻いている)」
橙「うあああん藍さまあああああああああああ!!><」
勇儀「ちょちょっと待っとくれよ!そんな大声で騒がれたら…」

ばりばり…どざー!!

勇儀「どわああ!やっぱりかよー!><」
橙「にゃあああああああああああああ!!?><」
藍「( ̄□ ̄;)うわああちぇえええええええええええええええん!!?


諏訪子「一体どうしてこうなった…^^;」
藍「おお君たちか!
 紫様だ!あの人が戯れに私と愛しの橙をそれぞれスキマで岩の両サイドに置き去りにしていったんだ!!
 …何処まで私と橙を苦しめれば気が済むのだ…おおおお…onz」
早苗「流石にこれは可哀想です…」
諏訪子「やれやれ仕方ねー連中だな…ちょっと退いてな」
早苗「あれ、諏訪子様その技マシンは」
諏訪子「おお、あの食いしん亡霊が置いてった岩砕きの秘伝マシンだ。
   これはキンセツジムのバッジがないと効果をなさないけど…うりゃ!」


ヌマクローは いわくだきを つかった!


ばきっ!!どがっ!!(SE)


橙「( ̄□ ̄;)ら、らんさまあああああああああああああああ!!」
藍「ちぇえええええええん!もう離さないぞおおおおおおおお!!!(がしいっ!!)」


早苗「ああ…なんか鼻から忠誠心というか愛というかそう言うモノがだだ漏れに…」
諏訪子「ならばよし!!(きゅぴーん!)
勇儀「鬼が手をこまねいていた最後の岩盤をいともあっさり破壊した!
  流石秘伝技すごいですね」
諏訪子「それほどでもない」


シダケ 紅魔館別荘

♪BGM 人形裁判(萃夢想ver)♪

美鈴「それはまた随分と災難でしたねー」
パチュリー「あの確信犯は何処で遊んでたのかと思いきや…」
早苗「というか潜水艇の開発はいいんですか?」
パチュリー「機体そのものは出来上がってるんだけど、水圧緩衝用障壁を展開する特別機動部品の調整がやっぱり私だけでは限界があってね。
     小悪魔も呼んで、さらに結局にとりを捕まえてきて手伝ってもらうことにしたの。
     にとりはすぐ見つかったけど、むしろあのツンデレを説得するのに手間がかかっちゃってね
諏訪子「解る気がするなそれ。
   私も今回まであのアリスは今一つ分からん奴だったが、あんな粘着気質の持ち主だったとは思いもせなんだ」
藍「…私はただ、そのために必要な最後の部品を届けようとしただけだったんだ…。
 …そうしたらあのスキマが私と橙を…onz」
パチュリー「…そしてその受取人が私」
早苗「なるほどー」
諏訪子(あ、とうとうはっきりとスキマって言ったな^^;
    …普段こいつが紫をどう思ってるのかよく解るわ)

勇儀「まぁなんにせよ、ようやくここの工事もあとは壁の補強作業だけだ。
  またしてもあんた達には助けられちまったな」
諏訪子「これであんたも全力で仕事できんだろ?」
勇儀「まぁね。
  礼というのもなんだけど、こいつを受け取ってくれ。
  工事で手伝いをするポケモンに使わせる予定だったけど、あたしがいたから使わずじまいだった秘伝の技マシンっていうものらしい」

秘伝マシン03を手に入れた!

諏訪子「おお、怪力怪力」
藍「確か、フエンという街のジムバッジがないと、フィールド上では使えなかったっけ?」
諏訪子「まーそうだな。もっとも、純粋に威力はあるから現時点でも使いでがないわけではないが」
早苗「そういえば…紫さんはゲーム経験者でしたが、藍さんはどうして?」
藍「その紫様が、遊び終わったサファイアを橙に与えてくれたからな。それの付き合いで覚えたんだ」
橙「…でも藍様のほうが夢中になって、私ほとんどやったことないですー(むすっ)
藍「( ̄□ ̄;)あああごめんよ橙!!
 今度新しいのをもらえるようあの惰眠スキマに頼んでやるから、それで私と交換したりして遊ぼうな(*´Д`*)ハァハァ」

早苗&諏訪子&勇儀&パチュリー&美鈴(駄目だこの駄狐…早くなんとかしないと…


美鈴「そう言えばポケモンをお持ちのようですが、この街のコンテストには参加されたことはありますか?」
早苗「というか、私立ち今しがた来たばかりで…」
諏訪子「私もポケモン歴は長いけど、コンテストは面倒くさそうだしやったことないな。
   だからさっぱりだ」
パチュリー「私、ここへきて一度だけやったことがあるけど、案外面白かったわ。
     メノクラゲで賢さコンテストに出たけど…」
美鈴「どうも最近、コンテスト荒らしと称してわざと下のランクのコンテストに登録して、荒らしまわっている人たちがいるんです。
  具体的に言えば…犯人は竹林の素兎と騒霊姉妹の末妹なんですが」
諏訪子「うわぁ…どっちも狡猾を絵に描いたような奴らじゃねーか…
早苗「むむ…こんな所へ来てまでの迷惑行為、許せませんね。
  諏訪子様、そんな連中を放っておくわけにはいかないですよね?」
諏訪子「ふーむ…丁度いい機会だし、後学のために挑戦してみるかー」


シダケ コンテスト会場

リリカ(ふふん、やっぱりここは有象無象だらけね!
    スーパーランクじゃまだまだ勝ち目は薄いけど、こーんなノーマルランクのイモトレーナーになんて負ける気がまるでしないわ!)
てゐ(ふひひ…狩りおいしいです(^0^)
   煩い永琳師匠も告げ口しかできないヘタレ鈴仙もいないし、好きにウサ晴らししてやる♪)


諏訪子「…あいつら変装してるように見えるけど物凄くバレバレだね。
   悪賢いクセしてどっか間抜けだわ」
美鈴「でも、その手腕自体は十二分に凶悪です。
  私も一向に勝てる気配がなくて」
パチュリー「あいつら腐っても4ボスの一角と5面中ボスよ。3ボスのあんたが勝負になると思う?」
美鈴「うわあ酷い!!( ̄□ ̄;)
諏訪子「とりあえず、あいつらをぎゃふんと言わせればいいのよね。
   えーと…とりあえず私で行ってみるかー」


1時間後


てゐ「話にならんウサ。顔洗って出直してくるがいいウサ♪」
リリカ「ちっ、兎詐欺め…先手取ってメロメロでハメて来るとは…!」


諏訪子「…負けた…EXボスの私があんな4ボス中ボス風情に…死にたいonz
早苗「( ̄□ ̄;)うわああああああああ諏訪子様お気を確かにー!!

パチュリー「…いくらなんでも全くの前準備もなく…そのまま特攻とか何処のHよ」
諏訪子「だって私コンテストかやったことないもん!!
   出した技で行動できなくなるとか受けが悪いとか何なの!?馬鹿なの!?死ぬの!?><
美鈴「まぁまぁ落ち着いてください…。
  まず手持ちの“つよさをみる”で、手持ちの技のコンテストタイプを確認しましょう^^;」

早苗「ヌマクローですと、水鉄砲が可愛さ、あと三つの技(突進、岩砕き、マッドショット)はたくましさとありますね」
パチュリー「これで賢さコンテストに出るとかないわね…。
     どれもマイナス査定はないけど、有効なアピールはできないわよ」
美鈴「加えて、ポロックによる見た目の調整も全く手つかずですね…。
  先ずは賢さコンテストに有効な技を持っているポケモンを探し、それからポロックでコンディションを整えましょう」

早苗「えーっと…アゲハントのしびれ粉やメガドレイン、吸い取るが賢さですね」
諏訪子「良く見ると、キンセツからの道中で進化したクサイハナも賢さタイプの技を3つも持ってるね」
美鈴「おや…この子はこのコンテストでは良い技の組み合わせを持ってますねー。
  妨害しつつ高得点を狙ったアピールできるかも知れません」
早苗「というと?」
パチュリー「この子が持つ甘い香りの技は可愛さカテゴリーだけど、これを出した次のターンで毒の粉、眠り粉のどちらかを決められれば、通常よりも高いアピール力を発揮するの。
     ハートマークがアピールの威力を示すけど、毒の粉は通常では3個でも、このコンボを決めると6個のハートを獲得できるわ。
     つまり、これでより注目を集めることができるというわけ」
諏訪子「成程ねぇ…さっき兎詐欺の野郎が成長の後にタネマシンガンをぶっ放してたのも、その効果を狙ったのか」
パチュリー「そうね…でも、タネマシンガンはかっこよさの技だから、コンボが決まっても賢さコンテストなら脅威ではないわ。
     むしろ、タネマシンガンのアピール妨害効果を狙ったんじゃないかしら。
     そして、メロメロの効果で後続のアピールを封殺。あの兎詐欺らしい姑息な手だわ」

美鈴「ついでに、エキサイトゲージが上がってくると、そのとき最も注目を集めたポケモンにボーナスが加わります。
  これも最大時にうまくアピールできると、勝負を左右できるほどの高得点が狙えますよ」
パチュリー「アピールは各ポケモン5回しかできないし、行動順は特定の技を使った知りない限りランダムで決定される。
     挙句、2ターン連続で同じ技を使うとしらけられて評価が下がるの。
     この限られたターン数と決まったアピール順を考慮し、その中でいかにうまく立ち回るかの戦略性も要求されるわ。
     姑息とはいったけど、てゐのやったように先行でアピールポイントをがんがん稼ぎ、妨害技で後続のアピールを妨害しまくって逃げ切るのも一つの手ね」
諏訪子「ほほう、これもこれで奥深いものだねぇ。
   落ち着いたら私もたくましさコンテストに出てみるかなー」

美鈴「さて、出すポケモンを決めたら、コンディションを上げてやるためのポロック作りですね。
  この場合は、苦い味の混ざったポロックを作って与えるのが良いですね」
諏訪子「んなことしたらポケモンの懐き度下がるんじゃね?」
パチュリー「漢方薬とは違うみたいよ。
     けど…この子(クサイハナ)はさみしがりな性格だから、酸っぱい味を嫌うわ。
     辛い味と苦い味が混ざったポロックを作れればベストね」
早苗「そう言うモノってどうやって調整するんですか?」
パチュリー「ポロックの材料は木の実。
     その木の実の味が、ポロックに影響するの。
     ものは試しに作ってみましょうか」

美鈴「コンテスト備え付けのブレンダーに、まず木の実を入れるのですが…」
諏訪子「じゃあナナの実を入れるか」
美鈴「えっと…じゃあ辛い味ですし、クラボの実を。
  本当は2りより3り以上の方が良いのですが…
パチュリー「面倒だからパス」
諏訪子「私今ポケモンだから」
早苗「とりあえず先ずはふたりで行きましょう^^;
  で、どうするんですか?」
美鈴「機械が動作を始めたら、回転してくる赤い矢印に合わせ、タイミングよく自分のボタンを押すんですよ。
  タイミングが合えば回転が上がり、質の良いポロックが完成します。
  レベルが高く、滑らかさの小さいポロックが良いそうですよ」
早苗「よーし…幻想郷に来る前にポップンでラメントEXフルコンした腕の見せ所だー!!
諏訪子「あんた何時の間にんなことしてたよ!!( ̄□ ̄;)」


10分後


緑のポロックができた!
レベルは12、滑らかさは20のようだ

パチュリー「最初で、しかもレベルの低い実でそのくらいのポロックができれば言うことはないわね」
美鈴「これをいくつか作って食べさせましょう。
  コンディションを整えれば、あとは二次審査でコンボをタイミング良く決めるだけです!」
早苗「よーし…諏訪子様、きっと仇は取りますからね…!」
諏訪子「いや、死んでない死んでない^^;」



(続く)