符の十


111番道路

♪BGM 神々が恋した幻想郷♪

諏訪子「ずいぶんな遠回りになっちゃったなー。
   コンテストなんてしてる場合じゃなかった気がするけど」
早苗「というよりも、またしてもカラクリ屋敷に突入して…今度は私も散々な目にあわされましたが^^;」
諏訪子「おまけにまた河童を取り逃がして殴りそこなった…。
   というか、あいつ何処でベトコン仕込みのスパイクボールなんて代物を…トゲついてたら確定で死んでたぞ
早苗「いやそんなことされたらシャレになりませんよ^^;
  妖精みたいに限度知らないならともかく、河童ならそこまでしませんって」

??「あー!聞き捨てならないなーその言葉ぁ!
  妖精の何処が限度を知らない馬鹿って証拠だよ!!」

諏訪子「…それを本気で言ってるあたりだろう?
   お前が時々、崖の先を道があるように光の屈折で見せかけてるのも、立派な殺人未遂だって解ってないよなどーせ?」
サニーミルク「失礼な!私はただ足を踏み外した時の人間や妖怪の顔が面白いからそうやってるだけさ!
      第一幻想郷の人間はほとんど飛べるじゃん!!」
早苗「まさかそれをここでもやってないでしょうね…?」
サニー「ううん。っていうかこの世界はポケモン連れられてると私たちの悪戯は見破られちゃうから面白くないもん。
   だから、ここで道行く人間たちに勝負を吹っかけて、私たちが最強であることを証明しているのよ!」
早苗「…意味がわかりませんよ…」
諏訪子「妖精のやることに意味を求めちゃ駄目だ、ってそういえば、天狗から聞いた気がするなぁ」

文「天狗と聞いて飛んできました!
 どうもみなさん、毎度御馴染射命丸です!!」

諏訪子「いやいや呼んでねーって
文「あやっ、かくいう私とて、呼ばれたから湧いて出たわけではござんせんよ。
 このあたりに、最近旅のトレーナー狩りをするトレーナー集団がいると聞いて、潜入取材のため参ったのです」
早苗「…というと、まさかこの子が」
サニー「ふふん、さっそく私たちのことが話題になってるみたいね」
諏訪子「なるほどな。元のゲームではここにカチヌキ一家とか言う、旅ゆくトレーナーに連続バトルを仕掛けてくる迷惑極まりない連中がいるからな
サニー「あー、その人たちだったらさー、なんか旅に出ていた長男も結局道中でけちょんけちょんにされたのがショックだったらしくて、一家で修行の旅に出ちゃったよ。
   私たちはどうせ行く先もなかったし、その家を使わせてもらってるんだ」
早苗「すると、あなたたちが今度はそうやって旅ゆく人たちの迷惑になっているのですね…見過ごすわけにはいきません!」
サニー「おーやんのか青巫女!上等だ、返り討ちにしてやる!」

文「おお、これはなかなかの良いコーナーになりそうな予感!
 さー椛とその他手伝い二名、しっかりとセッティングなさい!」
椛「了解です文様!カメラOKです!!」
てゐ「なんで私がこんなこと…」
リリカ「あの氷精さえ…氷精さえいなければ…」
諏訪子「あ、結局あんたたちついて回ってるのか…ご愁傷様(´ ,_ゝ`)プッ」
てゐ&リリカ(…このカエルッ…!!



サニーミルクが粘着してきた!


♪BGM ルーネイトエルフ♪


サニー「行けー、スバメ!」

早苗「…あのー、諏訪子様」
諏訪子「何か用かな?」
早苗「育成中のゴルバットに経験値を稼がせてもいいですか?」
諏訪子「問題ない」
早苗「そうですか流石経験者すごいですね」
諏訪子「それほどでもない」

サニー「ふふん!私の力で見えなくすれば攻撃は当たらないしかわせるわけg」

ゴルバットの つばさでうつ!
あいての スバメは たおれた

サニー「( ̄□ ̄;)あ、あるぇー!?」
諏訪子「お前コウモリの超音波甘く見た結果だよ?
   目に見えなくても超音波で場所解るから攻撃も当たるしそっちの攻撃もかわせる。
   …っつーかそれ反則だろ色々な意味で」
サニー「ううちくしょー…ルナ、次頼む!!><」
ルナチャイルド「ちょちょちょっと待って!向こうのタイプ的に私超無理ゲーなんですけどおおおおおお!!

ゴルバットの つばさでうつ!
あいての ロゼリアは たおれた

ルナ「あーん!だから言ったじゃないのさー!!><」
サニー「ええいルナの役立たず!
   こうなったら無敵のスタープラチナで何とかしてくださいよォォォォォー!!><
スターサファイア「…こういう局面で無理矢理私を引きずり出して露骨に後始末を任せようとする…いやらしい…」

ゴルバットの つばさでうつ!
あいての キノココh(ry

三人「うう〜…」
早苗「さああなたたち!
  これに懲りたらこんなところで道行く人たちにこれ以上迷惑をかけないと約束しなさい!!」


諏訪子「…うーん…そういえば元のカチヌキ一家は父、母、娘、祖母が四連続で仕掛けてくるはずなんだけど」
文「この場合は存在しない三妖精の四人目(笑)ということで試合終了ではないのですかね?」


??「三月精を倒したところでこのイベントが終了だと思っているその浅はかさは愚かしい!」


早苗「むむ、何者!」


♪BGM 有頂天変 〜 Wonderful Heaven♪


天子「私は集合時間に遅れてしまったんだがちょうどわきはじめたみたいでなんとか耐えているみたいだった
  私はキンセツにいたので急いだところがアワレにも妖精たちがくずれそうになっているっぽいのがLS会話で叫んでいた
  どうやら相手がヒキョウでアワレにもレベルの高いポケモンでハメているらしく
  「はやくきて〜はやくきて〜」と泣き叫んでいる三月精のために
  私はとんずらを使って普通ならまだ付かない時間できょうきょ参戦した」

サニー「もうついたのか!」
ルナ「はやい!」
スター「きた!謙虚で凄腕トレーナーの天人きた!
サニー「メイン用心棒きた!」
ルナ「これで勝つる!」

天子「…と大歓迎状態だった」


諏訪子「…おいィ?
   お前らには何か見えるか…?」
椛「み…見えてません^^;」
リリカ「誰か来たの?^^;」
てゐ「私のログには何もないウサ(´ ,_ゝ`)プッ」

椛「やだ…なにこれ…」
文「どこからどう見ても立派なやられ役と感心しますが何処もおかしくはないですな。
 おお、ドMドM」

天子「( ̄□ ̄;)おいィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!?」


天子さん「お前らは一級天人のわたしの足元にも及ばない貧弱一般人
    その一般人どもが一級天人のわたしに対してナメタ言葉を使うことでわたしの怒りが有頂天になった
    この怒りはしばらくおさまる事を知らない!!m9( ゚д゚ )
諏訪子「ウザイなおまえケンカ売ってるのか?
   天人とか言ってる時点で相手にならないことは証明されたな
   本当につよいやつは強さを口で説明したりはしないからな
   口で説明するくらいなら私は牙をむくだろうな
   私ミシャグジを統率してるから100人くらい余裕で祟り殺せるし
天子さん「私は別に強さをアッピルなどしてはいない
    私を強いと感じてしまってるやつは本能的に長寿タイプ

    自分が祟神とかいっていきがってる馬鹿がいるけど神的存在が一柱だけだと思うなよ
    私は防御もかなりかたい!」
サニー「こんな恐ろしいい敵を作りたくないので私はあやまりますごめんなさい!
   他の人も早く謝るべき死にたくないなら謝るべき!!
   ごめんなさい経験値ロストしたくないんです!!!><」
ルナ「hai!!他の人も早く謝ってください!
  まだ私は死にたくないんです!!経験値ロストが怖いんです!
  私の頑張った時間を奪わないで下さい!私がロストしたらここで謝らなかった人達のせいですね!?><」
スター「早く謝ってください!天子さんのポケモンには攻撃きかない!
   私は絶望的な戦いはみたくないです!!
   必死に逃げてもとんずらされて後ろから気合いパンチされたくないです!はやくあやまっテ!!><
諏訪子「一級祟神がどうやって天人(笑)より弱いって証拠だよ!
   あんまりしつこいとお前ら全員ミシャグジさまスウィフトでバラバラに引き裂くぞ!!!
早苗「す、諏訪子様…何も相手の目線で真っ向から喧嘩を売り買いしなくても^^;
  つーかトレーナーとしてバトルするの私ですし」
文「あなたも大概な言い草ですな。
 まぁ、あの天人(笑)はそういう扱いをされても仕方のない存在ではありますが…」



比那名居の天子さんが粘着してきた!


天子さん「黄金の鉄の塊で出来ている天人のポケモンがカエル装備の巫女のポケモンに遅れをとるはずはにい!!」

アサナンは しゅうちゅうりょくを たかめている!

早苗「…えーっと…」
諏訪子「…一撃で殺っちまいな早苗。遠慮も手加減もいらねーし十二分に可能だから
早苗「は、はぁ。ゴルバット、翼で打つ…^^;」


急所に当たった!
効果は抜群だ!!
相手のアサナンと天子さんは吹っ飛ばされた!!!


天子さん「うおわー!!!」


リリカ「攻撃されると解っていて先に攻撃を受けると駄目になる技をわざわざ使う天人がいた!!( ̄□ ̄;)」
早苗「ああ…もうどうコメントしていいものやら…」



♪BGM 地霊達の帰還♪

三月精「…調子こいてすいまえんでした;;(土下座)」
諏訪子「良いぞ」
サニー「もう許しが出たのか!」
ルナ「流石祟神の王は器の広さが違った!
  すごいなーあこがれちゃうなー」
スター「今回の件で天人より守矢の神が格上だって解ったわ>>諏訪様感謝」
諏訪子「というかこの家に住んでるなら、強制ギプスくらいあったでしょうに。
   まさかあの一家出て行ったときに全部持って行ったとかいうオチかね?」
サニー「あ、いや…あったんですけど…」
ルナ「天人が“こういうのは自らの肉体につけるべきそうするべき!!”とかいって…」
スター「…も…もう限界…ガクリ」
諏訪子「お前らが身につけてどうすんじゃー!!( ̄□ ̄;)

文「うーむ…予想外にぱっとしないオチになってしまいましたなぁ。
 まぁ、今回は運が悪かったと思って諦めますかねー。
 椛とその他二名、引き上げますよー」
椛「了解です文様!」
てゐ「…露骨なまでにエキストラ扱いしてくる…いやらしい
リリカ「ってかお前ら速過ぎんだよ待てコラこのカラスどもー!!><」



カチヌキ一家の家がある111番道路にはポケスペでもおなじみのインタビュアーコンビ・マリとダイがいますが、彼らはバトルを終えて画面を切り替えると速攻でいなくなってます。このインタビュアー絶対忍者だろ…。
ついでにカチヌキ一家が繰り出してくるアサナンは気合いパンチなんて使ってすらきません(←←


早苗「…というわけでひとついただいてみたのですが…これ、身につけたほうがよろしいのですか?」
諏訪子「つけちゃらめええええええええええええええええ!!><
   というかこれはポケモンに装備させるアイテムだよ!
   装備させると、そのポケモンは得られる努力値が2倍になるんだ。
   ただし、代償として素早さが1/4にされちゃうよ」
早苗「強化アイテムというよりは、強化に役立つアイテム、ということですか?」
諏訪子「んー…まぁ、そういうことになるかな。
   まぁ、変なところで時間食っちまったし、さっさと先へ行こう…」



煙突山麓ロープウェイ乗り場

アクア団下っ端A「あー、ここは俺らの貸し切りだ!一般客は帰った帰った!」
アクア団下っ端B「これから大事な仕事をするんだから邪魔すんなよ!絶対だぞ!」


諏訪子「露骨に自分たちがここで悪事を働いているとアピールしてくる…いやらしい
早苗「で、でも放っておくわけには…!」
諏訪子「いや、こいつらは梃子でも退きやしないさ。
   本音言うとここで何とかしたいけど、こいつらが“待っているモノ”を横取りしたほうが早そうだ。
   ここまで物語に差異が出ているのなら、ひょっとすれば先手が打てるかも」
早苗「え?」
諏訪子「まずは山の抜け道を通ってハジツゲタウンに行こう。
   目指すはその先、流星の滝だ!」


ハジツゲタウン

諏訪子「やれやれ、ゲーム画面からも相当だと思っちゃいたけど…なんじゃいなこの火山灰の降りっぷり><」
早苗「でもお陰で灰袋に目いっぱい灰が溜まって、ビードロ作れたじゃないですか。
  けど、仰せのままに白いビードロにしてもらいましたけど、どうして黒ではいけないのですか?
  道中、急ぎの時とかポケモンのエンカウント率下げたほうがよい気もしましたが…」
諏訪子「…早苗ぇー、あんたもしかしてもう一つの目的忘れてねぇかい?
   確かに早急に解決しなきゃならないのはこの異変のほうだけど、一応、オダマキ博士からポケモン図鑑の完成も頼まれてるじゃん。
   エンカウント率が低いポケモンを引きずり出すには、全体のエンカウント率を上げないと駄目なんよ」
早苗「そ、そうでしたそうでした^^;
  …でも、私にはどうしてか、早く何とかしないと拙い予感がするんです。
  そんなことしている余裕はあるんでしょうか…?」
諏訪子「…その通りなんだけどね。
   特に、今アクアの馬鹿どもがやろうとしていることをやらせたら、取り返しのつかないことになりそうな気がする。
   ポケモン集めは、異変が終わってからゆっくりとすりゃいいさ。
   どうせ多分、ゲーム時間で一周終わった程度じゃ図鑑の完成なんて不可能なんだから」
早苗「…異変が終わったら…たまには弾幕勝負じゃなくて、皆でトレーナーバトルというのも悪くないですよね」
諏訪子「ああ。そのためにはさっさとこの巫山戯た異変をどうにかしないとね」


ハジツゲタウン・ソライシ教授の研究所

諏訪子「原作ではここには助手しか残ってないんだけどー…」
ソライシ教授「おや、何だい君たちは…ってポケモンが口を利いてる!?」
諏訪子「あーちょっとそれには色々ありまして…」

ソライシ「…なるほど…まぁいいか、そのことは今度オダマキさんに聞いてみようか。
    それよりも、アクア団だったっけ。
    彼らが再結成したのは小耳に挟んでいたけど…ここには来なかったな」
諏訪子「再結成だって…!?」
ソライシ「うん。確かに僕は一度彼らに世話になった。
    しかし、彼らが海の神の力を悪用しようとしていたと聞き、僕は彼らに手を貸してしまったことを後悔したよ。
    彼らは結局、カイオーガを目覚めさせて大変な騒動を巻き起こした」
早苗「…どういうことでしょう…?
  この世界では、確かこれから彼らはまだ見ぬはずのカイオーガを目覚めさせようとしているはずだったのでは」
諏訪子「解らんな。
   ひょっとしたら…私たちが介入したことで、既に誰かの冒険譚が終了した世界につながってしまっているのかも」
早苗「では…この世界で一度解決された事件は、誰が…」
ソライシ「確か、先代のトウカジムリーダーの娘さんだと聞いたよ。
    彼女は、それまで伝承の中でしか語られなかった空の神・レックウザと心を通わせ、目覚めたカイオーガと…山の神グラードンを鎮めて、マグマ・アクア両軍団の暴走を阻止したんだ。
    その子も…各リーダーの異動に伴い、この地を離れたはずだ。
    マグマの統率者はマツブサという人だけど、彼は己の行いを悔い、トレーナーとして再出発したと聞いたけど…アクアの総帥であるアオギリは、その際に行方不明になっていたはずだった」
諏訪子「…それがどこからか湧いてきて、今回の異変の元凶になっている…ってことか。
   挙句、どういう理屈かカイオーガの力を自身に得てしまっている。
   教授さんよ、あいつらが…アクア団が煙突山を占拠する理由があるとすれば、目的は何だと思う?」
ソライシ「煙突山を…?
    そうだな…マグマ団は隕石の力で、火山を活性化させ、噴火させようとした。
    アクア団は大地を冷やし、海を広げようとしているなら…逆に隕石の力で火山を殺す気だろう」
早苗「火山を…殺す!?」
ソライシ「比喩的にいえばね。
    要は、火山活動を停止させ、自然のエネルギーの循環をおかしくさせようとしているんだ。
    隕石は我々が知らなくても、常に地上に降り注いでいる。
    流星の滝はそうした隕石が集まる場所。
    滅多にはないけど、そこで十分なパワーを取り出せる隕石が見つかるかも知れない」
諏訪子「それだけ解れば十分だ。邪魔して悪かったね」
ソライシ「いや…それよりもこないだ、珍しいものを探しているって言って、流星の滝の場所を聞きに来た女の子がいたよ。
    アクア団と鉢合わせすると良くないかも知れない」
早苗「…その子は…どんな感じの子ですか?」
ソライシ「んー…送り火山とかによくいるオカルトマニアみたいな…妙にかわいらしいデザインの魔女の帽子をかぶった、金髪の子だよ。
    背格好は君より幼く見えたけど、男の子みたいなしゃべり方が特徴的だったな」

早苗「魔女の恰好で…男の子口調って」
諏訪子「…何処からどう考えても立派な霧雨魔理沙だな…。
   あいつの魔法が星を模したものなら、流星っていうフレーズに興味を持っても不思議じゃない」
早苗「厄介なことになる前に、急いだほうがよさそうですね」



トウカジム


♪BGM 残光(Kanonより)♪


神奈子(…やはり…もう大分持ちそうにない…。
    あたしは…約束を守れなくなるんだろうか…そして…あの子たちを…)

??「お困りのようですね…山の神よ」

神奈子「…あんたは…。
   一体どういうことだ…あんた、何処でそんな力を」
??「この世界にも、強い厄の集まる場所がありました。
  私はその力を吸い取ったことで、生き永らえることができた。
  …私のような力の弱い神でも…いや、ならばこそ可能だったのかもしれません」
神奈子「…そうでもないだろうよ。
   それだけの芸当ができるのも、やはり神である所以。
   力の多寡だけではない…やはり、幻想郷に長くいた神のほうが、生き残る可能性が高いか」
??「今はそんな話をしている場合ではないです。
  …これから起ころうとする異変…それにより、貴女は確実に消えてしまう。
  世界の強い自浄作用によって」
神奈子「そうか…」

??「…お聞きします、八坂神奈子。
  あなたは…どんな手を使ってでも、生き永らえるつもりはありませんか?
  貴女の神たる矜持は…貴女を慕う二つの存在の涙を天秤にかけるほどのものですか?」

神奈子「…何が、言いたいんだ?」
??「もし、貴女が何を差し置いても存在を長く保つことをお望みとあらば…この依代をお預けします。
  これを使えば、私が近くにいる限り、貴女はこの世界での消滅を免れるはず。
  もっとも…霊地から離れた私とて、そう長いこともちそうにはありませんが…」
神奈子「…神の力を失ってでも、お前は私に生きろ、そういうのか?」
??「それを決めるのはあなた自身。
  私は…選択肢をお持ちしたに過ぎません」




(続く)