♪BGM 「KOUYOU」(beatmania 7th MIX)♪
リリカ「あ…小町さんからだ。もしもし?」
ウェルダン「お、なんだかんだで着メロ変えたのか」
静葉「…でも登録済みでロクなのが他になかったのよね…。
結局、無料の個人サイト探しまわって昨日やっと良さげな曲を見つけて来たわ」
こいし「どう聞いても秋の曲です本当に(ry」
小町『おーリリカかあー。久しぶりだねー。
昨日、死神協会の方で新アイテムの入荷があったし、預かったところから調達させてもらったから配達してもらっておくよー』
リリカ「…え?
まぁそれは承服済みだからいいんだけど…配達ってどうやって?」
小町『えーっと…ナビ機能だとあんたは今ヒワダタウンかー。
だったら、ヒワダにもフレンドリィショップがあるよね?
そこに配達員が行ってると思うから、その子から貰ってちょうだい。
送料は無料だからいつでも使えるし〜よろしく〜』
こいし「死神協会がゲーム内のアイテム取り扱ってるって…幻想郷の担当閻魔庁ってヒマなのかな?」
静葉「まぁ…このところあまり死人も出ないし、そもそも幻想郷は人口そのものが少ないから、忙しくしてるのはトップの四季映姫くらいのものね。
ひょっとしたら、あの庁で映姫以外で今一番仕事してるのは案外、小野塚小町なのかも知れないわ。
彼女のサボり方は私の目から見ても本当に露骨だし、あの生真面目な閻魔に目をつけられてるのかもね」
ウェルダン「まーそれより、そのアイテムとやらを受け取りに行こうぜ。
どーせタダなんだろう?」
リリカ「…一応私が預けたお金で買われたものなんだけどねぇ」
ヒワダのフレンドリィショップ
?「やあやあ皆の衆、お届け物だよー^^」
リリカ「…おいィ?あんた達には何か見えるか?」
こいし「見えないねえ^^」
みとり「…誰かいるのか?」
静葉「私のログにも何もないわね」
?「( ̄□ ̄;)んにゃっ!?
ちょ、ちょっと何なのさその扱い!?
つーかこいし様までその対応はあんもり過ぎるでしょう…?」
♪BGM 「死体旅行 〜 Be of good cheer!」(東方地霊殿)♪
こいし「冗談だよお燐〜、ちょっとした茶目っ気じゃないの〜^^」
お燐「いやそれなんか違う絶対違う。
つーか、なんであたいはこんなことをしなきゃならんのかよく解らないんだけど。
…そもそも趣味…じゃなくてお空不在の火焔地獄維持のための死体運搬で忙しいってのに…('A`)」
ウェルダン「…おいィ…今さらりとこいつとんでもねーこt」
静葉「変ねえ…今は炉も順調に動いて、あの馬鹿鴉の仕事って精々炉に異物が入ったときの排除くらいしかやることないんじゃなかった筈よね?」
お燐「一定量の水素って奴は必要になるから、それを得るために人間の死体を燃料にするのが都合いいんだとさ。
結局、なんだかんだであの山の神達の介入以後とあたいたちの仕事はそんなに変わってないのさ」
ウェルダン「無視かYO!!><
もうこのメンバーの中で思考がまともなのは俺だけなのかよ…パーティ解消してぇonz」
ポエット「( ̄□ ̄;)え!?私も同類ッ!?」
静葉「気持ちは解るけどいい加減慣れなさい…はっきり言うけど、先行しまくってるあの人形使いの周りの面々のほうが、もっと思考回路が意味不明な連中ばっかりだし」
こいし「天人(笑)とかかりちゅまとか食いしん亡霊ですね解ります。
あのメンバーだとトレーナーのアレも含めて、お空が一番まともに見えてくるから不思議よねー^^」
リリカ「(あれ…確か半霊庭師が居た筈じゃ)」
お燐「まーとにかくっ、これをあんた達に引き渡して今回のお仕事は終わり。
あたいはすぐにまた地底に戻らにゃやならないし、これで失礼するよ!」
お燐から虫よけスプレー、ヨロギの実、ソクノの実、いいキズぐすり、シルクのスカーフを受け取った!
お燐は猫車を押してフレンドリィショップを飛び出して行った!
こいし「おー御苦労さーん。お姉ちゃんによろしくねー♪」
リリカ「というか…死神協会の調達なのになんで地霊殿が関わってるの?^^;」
母親に預けたお金がある程度たまってくると、母親がそのお金で何らかのアイテムを購入してくるという旨の電話をしてきます。ここではストーリーの関係上ひとまとめにしましたが、電話一回につきアイテムは一種類です(あとでまとめて受け取ることもできます)。
虫よけスプレーなどあまりありがたくないものもありますが、効果絶大タイプのダメージを半減する木の実のほか、シルフのスカーフなどのアイテムを購入してくれることも。
木の実以外のアイテムは1回しか購入してくれませんが、中には気合のタスキなど貴重品もあります。
このように時折使われてしまうというデメリットはありますが、使われる額は全滅した時に払う金額に比べれば微々たるものなので、用がなければ大きな金額はマメに母親の元に行って預けるようにしましょう。
なお、最初に説明していませんでしたが、母親に自動送金される金額は得た賞金の25%です。
-東方幻想詩譜- 譜の五
ヒワダジム
慧音「よお、遅かったな」
リリカ「また何時の間にかいなくなって…。
どうせ私達が一定のところまでたどり着かなきゃ、竹林のアレには会えないんでしょ?
そんなに急ぐ必要があるの?」
慧音「何を言う、情報集めは早さと正確さが命だ。
どこぞの天狗みたく、トレーナーの行動が面白いからという理由でべったりに張りつくような真似はせんさ。
その方が気楽でいいだろう?」
リリカ「うーん…良く解らない理屈だけど…」
リリカ「それはさておき、このジムの特徴って?」
慧音「うむ。
このヒワダジムのリーダー・ツクシはまだ少年だが、歩く虫ポケモン大百科の異名を取る虫ポケモンのエキスパートだ。
虫ポケモンと言えば、道中でも会ったかも知れないが…」
リリカ「うーん…キャタピーとかトランセルとか…イトマルっていう蜘蛛みたいなのもいたわね。
あまり苦戦するような相手じゃなかったけど」
ウェルダン「俺様の操る炎の力がクチクラ装備の虫ポケなんぞに後れを取る筈がにい!!」
慧音「…まあそうだろうな、虫は炎の技に弱い。
他にも飛行、岩にも耐性がなく、ここまでに多く出現する虫ポケモンは進化前のモノが多いことも含めて大した脅威にはならないだろうな」
静葉「逆に私の草の技は効果が薄いわね。
虫は植物を食い荒らすから当たり前という気もするけど」
慧音「あと、何故か格闘技も効きが悪いな。
キャタピーやイトマルは能力が恐ろしく弱く、トランセルに至っては野生のものは攻撃能力が皆無。
なので苦戦要素は少ないのだが…問題はこのジムの切り札・ストライクだ」
リリカ「ストライク…って、カマキリみたいなポケモンよね?
あれも虫タイプだったんだ」
慧音「…見た目がカマキリだから当然だと思うが。
こいつに限った話ではないが、虫系にはこういう侮れない能力を持ったポケモンも多い。
昔はストライクの能力は完全に宝の持ち腐れだったが…ここのストライクは蜻蛉返りという技を使う。
攻撃の後手持ちに入れ替わるという変わった技だが、素の威力が70もある虫タイプの強力な物理技だ」
リリカ「た…タイプ一致の攻撃力70ッ!?煤i ̄□ ̄;)
ちょっと、何なのよその意味不明な攻撃力!!」
慧音「ああ…だからリメイク前を知っていて“どうせ今回もショボ技だろ(^д^)プゲラ”とかナメ切って、先発のストライクに惨殺されたという例も後を絶たんかったらしい。
レベルも昔に比べて上がっているから、有利なタイプでも油断せず、確実に焼き切ることだ。
あとコクーンやトランセルも連れているが…リメイク前と違ってちゃんと攻撃してくるから気をつけてな」
ヒワダジムはすがすがしいくらい虫だらけのジムです。
昔の単純な作りのジムと違い、あみだくじのように綱を渡る蜘蛛の乗り物に乗ってフロアを移動することになります。
レバーを操作し、そのレバーに対応したロープを緩めることで蜘蛛の行き先を変更することが出来ますが…トレーナーとの戦闘はほぼ避けられないと思っていいでしょう。
もっとも、大したポケモンは出現しませんが。
ツクシ「ようこそヒワダジムへ!!\(^0^)/
僕は未来の虫ポケモン研究者を目指す、当ジムのジムリーダー・ツクシです!」
リリカ「あれ…この展開ってもしかして」
こいし「なんかシンオウリーグにもこんな人、居た気がするなぁ^^;」
静葉「…あなた何時の間にそんなモノを見たのよ。
虫使い同士見事なシンパシーと関心するけど何処もおかしくは(ry」
ツクシ「いや流石にあんな人と同類視されても正直困るんだけど…^^;
うーん…普段と違うアッピルはまだまだ研究が必要だなー」
リリカ「しなくていいよそんなの…('A`)」
ツクシ「ちょっとジムを空けていた隙に、あんな連中に大きな顔をされて困ってたところを助けてもらったのは感謝するよ。
でも、決まりは決まり。
挑戦者である君に僕の研究成果、存分に見せてあげる!
行け、僕のストライク!!」
リリカ「(うー…慧音さんが言ってたみたいにやっぱり先発はストライクなんだ…。
どうしようかな…そろそろ、みとりさんにも戦ってもらいたいんだけど)」
みとり「(視線を感じて木蔭へ慌てて隠れる)」
静葉「…こらそこの河童。
いい加減あなたも覚悟を決めて前に出なさい」
みとり「ちょ…こら離せっ!私の出番なんてとりあえずここにh」
静葉「つべこべ言わないでさっさと出る!
…それとも?泣く子も黙らせる地底の赤河童ともあろうものが、人間ごときが怖いのかしら?」
みとり「な!ここ、この私の何処が人間恐怖症という証拠だ!
何処からどう見ても立派な水装備の私が虫装備のリーダーに後れを取る筈がにい!!><」
静葉「だったらつべこべ言わず行ってらっしゃい。
…リリカ、遠慮なくこいつを先頭に立たせなさい」
みとり「煤i ̄□ ̄;)」
ツクシの手持ちはレベル17のストライク、レベル15のコクーンとトランセル。
先発からいきなり全力でしかも蜻蛉返りとかこのジムリーダー絶対忍者だろ…汚いなさすが忍者きたない(←
とにかくストライクが強敵過ぎますが、こっちが炎ポケモン(具体的に言えばヒノアラシやその進化系統)、鳥ポケモンを連れていればかなり有利に試合を運べます。
また、飛行タイプを持っているので、メリープを育てていれば電気技をぶつけてやるのもよいでしょう。
ストライクさえ片づければぶっちゃけ、コクーンたちは少々固いだけのサナギなので問題にはならない筈です。
ウェルダン「バーニン!!」
ツクシ「う、うーん…流石にマグマラシに本気を出されたら敵わないなぁ…^^;
いや、勿論それを扱うキミの力量は本物。
それを認めてこのインセクトバッジを進呈するね!」
リリカはインセクトバッジを受け取った!
ツクシ「そのバッジを持っていれば、人から貰ったポケモンでもレベル30までなら素直に従ってくれる。
あと、居合斬りの技で、細い木を切り倒して先に進むこともできるようになるよ」
リリカ「うーん…そう言えば、居合斬りってまだ誰も使えないような…」
ツクシ「それなら、この街の炭焼き職人が秘伝マシンを持っているよ。
キミはガンテツさんを知ってるみたいだし、あの人の知り合いなら力になってくれると思うよ。
あと、これは僕の愛用してる技の技マシン。きっと役に立つと思うよ!」
技マシン89を手に入れた!
リリカ「あ、そう言えば蜻蛉返りって技マシンであったじゃない!
すっかり忘れてた…」
静葉「まぁ…今のメンバーじゃ運用できるのが居ない気がするけどね…」
ジムを出たらとりあえず炭焼き職人の家へ。
しかし、その親方は弟子がウバメの森に行ったまま帰らないと少々ご立腹の様子。
リリカ「森…ねえ」
静葉「…残念だけど、いくら私が森に縁のある神でも、この世界じゃ事情は異なるわ。
この森には草系と虫系のポケモンが多くて、どっちも草の技は効果薄いから」
ウェルダン「ま、そこは炎装備の俺様に任せておけば万事OKだぜ!」
リリカ「何か急に自分が頼りになることをアッピルしだした>>牛
…確かに、ヒワダジムでは無双状態だったし…もう少し頼りにさせてもらおう、かな?」
ウェルダン「おうよ!甲鉄艦にでも乗った気になって安心しな!!」
「ふん…相変わらず弱い奴ほどでかいことをほざいて吠える…!」
リリカ「…っ…あんたは!」
ウェルダン「ようチキン野郎。
相変わらず自分が大口を叩いて弱くないとアッピルしているようだなあ!」
シルバー「ふん…言っていろ…!」
こいし「…誰?あのいろいろと弱そうなコ?あの子の彼氏?(ニヨニヨ)」
静葉「そんなことを下手に言って御覧なさい、世界法則を無視して辻斬りされても知らないわよ。
ウェルダンの話からすれば、なんでも旅立ちの頃に因縁つけて返り討ちにあった身の程知らずってことらしいわ」
ポエット「な、なんとも加点のしようがない…。
そう言えば私、丁度タマゴの中で待機状態だったんですけど、ものっそい一瞬で勝負付いた系の気配だったような」
シルバー「…今そこで聞いたが、この街にのさばってたロケット団の残党を追い払ったというのは本当か?」
リリカ「え…ええ。それがどうしたのよ…!」
シルバー「気にいらないな…俺が蹴散らしてやろうとしてたのに…!
俺は、あいつらやお前みたいに、弱い奴が群れていい気になっているのに虫唾が走ってしょうがない!
今後、あの連中は俺がズタズタにしてやるから、お前はジムリーダーどもとでも遊んで手出しするなよ!邪魔だからな!」
リリカ「…っ…何よ!この私の何処があのヒキョウでアワレな連中と同類って証拠なのよ!!」
シルバー「…解らないのか?頭の悪い奴め…。
お前みたいに、使えない雑魚ポケモンと仲良くしながらダラダラ馴れあっているのと、弱っちいくせに頭数そろえていい気になっている小悪党のロケット団と、何処が違う!」
みとり「…!」
「…どうするよ、リリカ?
コイキングと言えばこの世界に詳しくない俺でも知ってるくらい有名な、ヘナチョコの代名詞みてぇなポケモンだが…」
「…そんなの、関係ないよ。
このひとの気持ち、今の私にはよく解る…だから、拒む理由なんてない。
…どれだけのことが私達に出来るか解らない…それでも良ければ一緒に行こう、みとりさん」
みとり「…違う…っ!」
みとり「…この子のことを何も知らないクセに…!
知ったような口を利くなあああああああああ!!」
みとりはシルバーに飛びかかった!
リリカ「みとりさん!?」
ウェルダン「マズい!
みとりの奴、ロクな攻撃技も持っちゃいねえのに!」
シルバー「……ふん、コイキングか。
役立たずの代名詞のようなポケモンを連れ歩くとは、やはりロケット団を追い払ったのもまぐれ。
自分の無力さを思い知れ…ゴース、その雑魚を呪ってやれ!」
シルバーのゴースは呪いの構え!
みとりの攻撃は届かず、呪いの効果で体力が徐々に削られていく…
みとり「…!…はうっ!」
ポエット「みとりさんが!」
静葉「拙いわ…今の彼女にさしたる攻撃の手段はない…!」
こいし「なら私が…って、何!?」
みとりの体から異様なオーラが立ち上る…
リリカ「…!?
みとり…さん…?」
ウェルダン「なん…だと…!?
何なんだ、この妖気はッ…!?」
-寄るな!この妖怪め!!-
-妖怪はいつもそうだ!
人間を騙し、食らうことしか考えていない!-
-…ふん、人間などに肩入れするからつまらん目に遭うんだ…-
-河童族の面汚しめ…。
人間をこの山に入れるなど…天狗様や鬼様達の逆鱗に触れたら貴様の所為だ…!-
-…今すぐ、理解してくれとは言わないよ。
でも…みとり。
あなたも私も…元は同じ“にとり”から生まれた存在なんだってこと…私は、あなたを受け入れるから-
-人間の中には偶に、酷いことをする奴らだっている。
…かつて…私を追い払い、打ちのめした連中みたいに-
-でも…でも!
中には、一生懸命正しいことをしようと頑張っている人間もいる!
私のことを、追い払うべき妖怪じゃなくて、仲間と認めてくれた人間達だっている!
…そういう温かい心を持った人間だっているって…!
人間にも悪い奴ばかりじゃないって、解って欲しいんだ…!!-
-このひとの気持ち、今の私にはよく解る…だから、拒む理由なんてない!-
みとり「…私は…お前を認めない…!
お前が…お前如きがトレーナーを名乗るなど…!
これ以上、貴様がポケモンを道具として扱うことを…私は禁止するッ!!」
♪BGM 「呼び覚まされた記憶」(ロマンシング サ・ガ ミンストレルソング)♪
コイキングは異様な光を発しながら姿を変えていく…
リリカ「こっ…これは…!?」
静葉「…進化、よ。コイキングの」
リリカ「え!?」
ウェルダン「マジか!?
コイキングに進化の姿があったのかよ!?」
静葉「…そうね。
多くのポケモン学者はそれを悪用されぬよう、意図的に発表を伏せている現実。
世界最弱のポケモンともいわれるコイキングは…時に、その怒りのまま破壊の化生となるギャラドスの幼生体とされる…!」
リリカ「…破壊の…化生…そんな!」
ギャシャアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!
シルバー「そ…そんな馬鹿なことが…!
コイキングごときにそんな秘密が隠されて…」
ギャラドスへ進化したみとりの強烈な一撃が辺りを薙ぎ払う!
シルバーのゴースはアワレにも吹き飛ばされた!
その衝撃で周囲の地面がえぐれて吹き飛んだ!
ポエット「は…はわわっ!
だだ、駄目ですよーみとりさーん!!
こ、このままこんなすごいパワーで暴れられたら、街がー!!><」
静葉「無駄だわ。
怒りにまかせて暴れるだけの今の彼女に、私達の声は聞こえてない筈…。
まったく…つまらないことをほざいてくれたわね、あの坊や!」
シルバー「…面白い!
だったら、そのギャラドスをズタズタにしてやる!
行け、アリゲ…」
しかし繰り出そうとしたシルバーは、みとりの放つ強烈な波動に吹き飛ばされる!
そのまま近くにあった木に叩きつけられ、気を失ってしまった…。
リリカ「みとりさん、やめて!もうこれ以上は駄目だよッ!」
こいし「…駄目だ、リリカ。
今のあいつに私達の言葉は届かない。
あの赤い髪が、あいつの心の傷跡を無暗に踏みにじってしまったから…!」
リリカ「じゃ…じゃあどうすれば!」
こいし「…あの子は…私が止める!」
♪BGM 「ハルトマンの妖怪少女」(東方地霊殿)♪
こいしの第三の目が開いた!
それとともにゴーストの姿が変化する…
ゴーストはゲンガーに進化した!
静葉「…まさか…あなた!」
こいし「ごめんねみんな…私、ひとつ嘘をついてたんだ。
…この世界に送られて来たそのとき、閉ざされていたはずの私の心は開いていたの。
何度も、何度も再び閉じようとしたけど…できなかった」
こいし「…でも、私ももう逃げない。
リリカもみとりも、自分の心と向き合おうとしているのに…私だけ逃げたくない!」
グルアァァァァァ!ギャシャアァァァァァァ!!
こいし「安心なさい、みとり!
今度は置いてきぼりにしない…ここで私が必ずあなたを止める!
…想起“恐怖催眠術”!!」
こいしは催眠術の構え!
強烈な思念波がみとりの体を捉えた!
みとり「…う…こい、し…」
リリカ「みとりさん!もういい!もういいんだよっ!
だから正気に戻ってよおおおおおおっ!!」
ギャラドスは少しずつみとりの姿に戻っていく…
みとりはそのまま意識を失った
ガンテツ「うおお!?なんや、この在り様は!?
一体何があったんや、リリカ!?」
静葉「説明はあとでするわ…暫し、この子たちを休ませて欲しいの」
ガンテツ「う…うむ。その方がええな。
わしの家はすぐそこじゃからな」
-少女説明中-
ガンテツ「…成程な。
その少年ならさっき、わしのところにも訪ねてきたわい…数日前に注文を受けたボールの受け取りに来たからな。
最初はいけ好かんガキやと思っておったが」
ウェルダン「それが何でボールなんて作ってやったんだい?
俺様の見たところ、あんたはそういうところは厳しそうな感じがしたが」
ガンテツ「…確かに、第一印象ならそう思うやろな。
せやけど、あのシルバーという少年、何処か迷いを抱いておる目をしておった。
多分根本的には違うんやろが…わしにはあの目が、リリカにもよく似ている気がしてな。
今はどうかわからんが、いずれ多くのポケモンやトレーナーと出会って行けば…大きく化けるトレーナーかも知れんと思って、依頼を受けたんや。
わしのボールが、その一助になればと思ってな」
ウェルダン「ふーむ…流石に一級のボール職人の見る目は違うねぇ。
すごいぜーあこがれちゃうぜー」
ガンテツ「それほどでもない。
…まぁ、あの場所のことは心配せんでもええ。
あの辺りは郊外になるし、あのくらいのバトルを仕出かすトレーナーも結構おんねん。
幸い街には被害でとらんし、気にせんでええわ」
静葉「それにしても…まさかあなた、第三の目が開いてるなんて」
こいし「(ぐったりしている)
うーん…でも、長いこと使わなかったチカラだったから…あまり慣れてないの。
…上手くいくか不安だったけど、何とかなってよかったよ…^^;」
みとり「…う…ここは…。
わたしは、いったい…」
孫娘「あ!お姉ちゃん気がついたよ!」
リリカ「…みとりさん、大丈夫!?
大丈夫だよ、ここはガンテツさんの家だから…もうあなたを怖がらせる人とかいないから…!」
孫娘「お姉ちゃんずっとうなされてたんだよ…。
昔、お姉ちゃんを虐めてた人の夢を見てるんだって…。
…でも、ここにはそんなことする人はいないから、安心して!」
みとり「…っ…!(孫娘の差し出した手に反射的に身を引いてしまう)」
孫娘「…うー…」
ポエット「駄目ですよそんな態度とっちゃ!
この子はあなたのこと、心配してくれてたんですよっ!!><」
みとり「う…済まない。だが…私は」
静葉「…でも、ここで逃げてたらあなたは今のままよ。
何も急に変わる必要はない…でも、少しくらいは前に進まなきゃ、いけないと思うわ」
みとり「………うん。
心配してくれて…その…ありがとう…」
孫娘「!
どういたしまして!^^」
ガンテツ「…さ、お前さんたちが休んでいる間に、頼まれていたものは作っておいたぞ」
リリカはヘビーボールを4個受け取った!
ガンテツ「こいつは会心の出来じゃ!
このボールでポケモンを捕まえられるか、存分に勝負して見ぃ!」
リリカ「…ありがとうございます。
それと、今回はご迷惑を」
ガンテツ「なに、いいってことよ。
大事なことだから何回も言うが、わしはお前のことが気に入ったからな!
もしまたぼんぐりをボールにして欲しくなったら、遠慮なく持ってくるとええぞ!」
孫娘「えと…その、また遊びに来てくれるよね…?」
みとり「え?
あ…その…」
こいし「(みとりの腰辺りを軽く小突く)」
みとり「…あ、ああ。
また…きっと遊びに来るよ」
孫娘「わーい!約束だからねー!」
静葉「…どう?
人間も少しは、捨てたもんじゃないでしょう?」
こいし「そうだねー」
みとり「煤i ̄□ ̄;)ってあんたが応えるのかよ!?」
シリアス小話が続いてましたが、実際にライバル戦はギャラドスに進化したみとりんで一掃してます。
ライバルの手持ちはゴース(14)、ズバット(16)、盗まれたポケモンの一進化形態(18、この場合はアリゲイツ)。
ギャラドスに進化したのはジムリーダー戦終了時で、努力値はドーピング終了時そのままですが、ストライクとズバットは素早さ、アリゲイツは攻撃努力値が貰えるので問題はありません。
さらに進化直後にはプラチナに送り、滝登りや波乗り、秘密の力を覚えさせて制圧能力をアッポさせてあります。
この状態でライバルに負けたらただのアホ…(←
ちなみにゴーストも同じ時期にゲンガーに進化させましたが、こちらは特に変更なしです。
なんか進化直後から特攻96とかあってエライことになってますが(まぁ、特攻Vだしなぁ^^;)…それだけのポテンシャルを活かせる技が現状では一つもないとか馬鹿すぎる^^;
流石にSNFに気合玉をそろえてはただのるみゃの焼き直しになるので、スタンダートに夢喰いゲンガーにするかなぁ…対応力狭いけど…。
-経過-
バッジ:2
ウェルダン(マグマラシ♂) Lv20→Lv23 装備品なし
しずは(マダツボミ♀→ウツドン♀) Lv22 装備:奇跡のタネ
こいし(ゴースト♀→ゲンガー♀) Lv25 装備品なし
ポエット(トゲチック♀) Lv11 装備品なし
みとり(コイキング♀→ギャラドス♀) Lv19→Lv21 装備品なし