はな者「あ、そうだ。
リリカちゃん、ひとつ頼まれごとをしてくれないかしら」
リリカ「…?
はぁ、別にいいですけど」
はな者「うん、それじゃあこの子にメールを持たせてあるから、道中でちなつ者を見つけたら渡して欲しいのよ」
リリカははな者からメールを持ったオニスズメを受け取った!
はな者「ちなつ者の顔はポエットちゃんが知ってるから、彼女に聞いてくれればいいわ。
キキョウシティ方面へ使いを出したから、何処かで立ち往生してるにしても帰り道にしても、多分36番道路あたりを通ってくると思うし」
リリカ「へ?何でそうだって…」
ポエット「…ちなつさんも葉菜さんと一緒で虫が大嫌いなんです…ついでに暗いところも。
だから繋がりの洞窟とかウバメの森とかは絶対避けるんじゃないかな…^^;」
リリカ「あ、なるほど」
はな者「それじゃあ、頼むわね」
実際は、コガネシティの35番道路側ゲートの係員から、31番道路にいる友達に渡してほしいといって渡されます。
手持ちに空きがないとオニスズメを預かることはできないので注意しましょう。
31番道路にいる友人とは、なんか眠そうな感じの「今はメールを読みたい気分だなあ」と言っていた人です。
オニスズメはメールを持たせたままだとそのまま、その友人にメールごと没収されてしまいますが、別のポケモンにメールを持たせて渡すと、メールだけ受け取ったそのポケモンを返してもらえます(オニスズメはそのままもらえます)。
人から交換されたポケモンの扱いになるので貰える経験値も多く、すぐにオニドリルに進化して戦力にもなる(実際はレベル25まで進化させず、燕返しを覚えさせてから進化させるといいんだけど^^;)ので、貰っておくのもひとつの手です。
-東方幻想詩譜- 譜のH
36番道路・三叉路
リリカ「…というわけなんですが」
リリカはちなつ者にオニスズメを手渡した!
ちなつ者「うわあああマズいマズ過ぎる〜…葉菜さん普段はいいひとだけど怒らせると…はわわ><」
ちなつ者は恐る恐るメールを読む…
ちなつ者の顔から少しずつ血の気が引いて行った…
ちなつ者「(((((;;゚Д゚)))))やややヤバいヤバいヤバい…帰ったら殺される…!
ってもボクも葉菜さんと一緒で樹花魔力が高いから致命傷を負っても死ねないらしいからもっとヤバい〜!><」
リリカ「( ̄□ ̄;)えちょ!何その怖い話!」
静葉「…どうやら(狐設定で)ポエット達の世界の一部の連中も、人間でありながら特定属性の魔力が高くて妖怪並みの再生・回復力を持ってるみたいね。
ひょっとしたら、博麗大結界の縛りがあってもガチで博麗霊夢に勝てそうな連中も結構いるんじゃないかしら」
ウェルダン「だが葉菜の奴、お仕置きというとまず間違いなく精神的な面からかかるからなぁ。
ビードルの巣にでも放りこまれんじゃねーかね」
静葉「あー…虫嫌いなら確かに効くわね、それ^^;」
ちなつ者「他人事みたいに言わないでよー!!><
お願い!何とかこの邪魔っけな木みたいなのをどかして!
ボク早くキキョウシティに行ってお使いをして帰らないとー!!><;;」
こいし「だってさ」
リリカ「…ってことはこれで水をかければいいんだよね?」
リリカはゼニガメじょうろで木のようなものに水をかけた!
木のようなものは嫌がっている!
レティ「おやおや、木のクセに水を避けるとはこれいかに」
静葉「…やっぱり、最初も思ったけどコイツは木じゃないわね。
草ポケモンかと思ったけど、違うポケモンみたい」
ウェルダン「なんでえ、あんたこいつの正体知ってたのかよ?
黙ってたなんて人が悪ぃな」
静葉「知ってても、あの時は何もできなかったからね」
リリカ「…ポケモン…木みたいなポケモン…ああっ!
思い出した、こいつの正体!
みとりさん、こいつに滝登りを仕掛けて!」
みとり「え…ええっ!?
そんなことやってもいいのか!?」
リリカ「うん!こいつは岩タイプのポケモンだから、水の技にとても弱いの!」
みとり「解った…そういうことなら!」
みとりは滝登りの体制に入った!
木のようなポケモンは震え上がっている…
木のようなポケモン…ウソッキーは正体を現して凄まじい勢いで逃げだした!
リリカ「逃がすもんですか!
こいし、そいつを眠らせて!」
こいし「あいよっ!
さー大人しくしててねー…想起“恐怖催眠術”!」
こいしは催眠術の構え!
ウソッキーは急激な眠気に襲われてそのまま倒れてしまった!
リリカ「それっ!」
リリカはハイパーボールを投げてウソッキーを捕まえた!
リリカ「やっぱりウソッキーだったんだ…。
シンオウでも見たことあるけど、こっちが水タイプのポケモンを出すだけで一目散に逃げていくのよね、こいつら」
レティ「…にしても、散々通行妨害とか悪戯しておいて、いざ本気で攻撃をされる段になると逃げ出すなんて…まるで妖精ね」
静葉「タマゴグループでは一応“鉱物”らしいわ」
レティ「へーそーなのかー」
ゼニガメじょうろを手に入れることで、ようやくこの鬱陶しい木のようなもの(ウソッキー)をどかす事が出来ます。
ウソッキーのレベルは20、やや捕まえにくいですが捕獲も可能です。龍の怒りやナイトヘッドなどでうまく体力を調整し、眠らせて捕まえてしまいましょう。スーパーボールくらいで十分です。
ちなつ者「たた、助かったっ!本当にありがとう!
つまらないものだけどこれをあげる!」
ちなつ者から木の実プランターを受け取った!
ちなつ者「そのプランターに木の実を植えて、増やす事が出来るんだよ。
シンオウとか別の地方だと特定の場所を探して植えなきゃならなかったけど、このプランターなら旅の途中いつでもどこでも木の実が育てられるよ!」
リリカ「へー、それは便利だなー。
シンオウだと植えたところに定期的に帰って、様子を見なきゃならなかったし…」
ちなつ者「とと、というわけでボク先を急ぐからこれでー!!><」
ちなつ者は猛スピードでキキョウシティ方面へすっ飛んで行った…
レティ「速いわねー…あの喧しい記者天狗とどっちが早いかしら」
こいし「でも今更急いで行っても意味ない気するねー」
静葉「…あなたまさかメールこっそり読んだ?」
こいし「ううん、あの子の心を読んだ^^
次にコガネへ行ったとき、あの子がどうなってるかちょっと気になるね〜」
リリカ「お、お前それでいいのか…^^;」
ウソッキーを捕獲するか撃退して、ウソッキーの前にいる花屋のお使い少女・サキに話しかけると木の実プランターが貰えます。
これまでのシリーズではフィールドの所々にあるふかふかの土のところでしか栽培できなかった木の実を、常時持ち歩きながら栽培できるという便利なモノです。
こんなモノがどうやってバッグに入るのかとかそんな野暮なことを言ってはいけない(ぉ
35番道路
?「やあやあ皆の衆、やっとここまで来たねー^^」
リリカ「おいィ?お前らには何か見えるか?」
こいし「見えないよー^^」
みとり「誰かいるの?」
レティ「私のログにも何もないわ(ずるずる)」
リリカ「…というかレティさんさっきからラーメン食べ過ぎじゃない?^^;」
?「( ̄□ ̄;)おいィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!」
?「ちょっと何なのよこの扱い!
この地底の人気者である土蜘蛛の私に対してどいつもこいつも舐めた態度を取りやがってー!
あまり調子に乗ってると天然痘をばらまいてこの世界の寿命をマッハに…」
リリカ「わーストップストップ!^^;;
調子に乗り過ぎたのは謝るしそれはいくらなんでもマズいから落ち着いテ!」
レティ「うーん腐っても地底妖怪、本気出されたら厄介なんてもんじゃないわ」
リリカ「あんたも謝れー!!」
ウェルダン「…土蜘蛛?なんだいそりゃ?」
静葉「あなたも段々免疫がついてきたみたいね。
彼女は黒谷ヤマメ、ありとあらゆる伝染病を操る力を持った地底の妖怪の一人。
怒らせさえしなければ明朗な性格の持ち主だし、地底の妖怪では比較的話が通じる方の妖怪だわ」
ポエット「え、えーっと…天然痘ってWHOが撲滅宣言出してませんでしたっけ…?」
静葉「幻想郷は外の世界でなくなったモノがやってくる世界、だから幻想郷では天然痘も現役の疫病よ。
それに撲滅されたと言っても、WHOに病原体は保存されてるの。
ひとつの生き物を絶滅させることで自然界のバランスを崩さないための配慮で、だから完全になくなったわけではないわ」
こいし「そういえば職員がうっかり取り扱い間違えて、天然痘に感染したって話聞いたことあるねー^^;
おお、こわいこわい」
リリカ「だからどうしてそんなこと知ってるのよこいし…」
ポエット「…えと…ヤマメさんでしたっけ?
一体どうしてこのようなところに?」
ヤマメ「あたしゃねー…最近暇だからちょっと地上に出かけようと思ってたら、いきなりスキマに引きずり込まれてさー。
その主っぽい黒髪の娘さんに“ヒマだったらこの先の世界にいる騒霊の三女の手伝いをしてやって”って頼まれて…」
レティ「スキマ?それに黒髪って…」
ヤマメ「ああ、普通ならあの胡散臭い八雲紫だと思うだろう?
もしくはあの地霊殿の主様か。
けど、幻想郷では初めて会う顔だったな。まさかあんなチートじみた力を持ってる奴が幻想郷にまだいたとは思わなかったけど」
静葉「…経緯はどうでもいいわ。
手伝いに来たというなら、まさかこんな所で無駄話しに来たわけでもないんでしょうが」
ヤマメ「つれないねえ〜…まぁいいけど。
はい、これあげる」
リリカは磁石を受け取った!
リリカ「…ナニこれ」
ヤマメ「何でも、ポケモンに持たせると電気タイプの技の威力を上げてくれるらしいよー。
私は曜日ごとにそれぞれ決まったところにいて、こういう技強化のアイテムをあんたにあげる役割みたいだねぇ。
一応、日曜日には常にここにいるし、また何かあったr」
リリカ「電気かー…対空系統はレティさんがいるから間に合ってるんだよねー」
静葉「曜日兄弟はGBカラーでもやって思ったけど、探すの意外に面倒くさいのよね」
ウェルダン「ま、用事は済んだんだし長居は無用だろ。
…というか冬のねーさん、俺をコンロ代わりにするのはいい加減やめてくれんかってまだ食う気か!」
レティ「(ウェルダンの頭に薬缶を乗せている)減るもんじゃないしいいじゃない別に」
ヤマメ「( ̄□ ̄;)おいィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!
またこのパターンか貴様らあああああああああああああああ!!」
ポエット「ま、まあまあ抑えて…^^;
それじゃ、私たち急ぐのでこれで」
金銀名物とも言える曜日姉弟ですね。
曜日ごとに決まった場所に出現し、対応したタイプの技を二割増しにしてくれる装備アイテムをくれる例の連中です。
35番道路に日曜日になると登場するのは末っ子のニチオで、電気タイプの技を強化する磁石をくれます。
GBカラー時代では一度会えばそれ以降何もしてくれませんが、姉弟全員に会った後にもう一度話しかけると、出現した周期1回につき先頭のポケモンにそれぞれ違ったリボンを付けてくれます。
リボンはとりあえず現在では何の意味もないようですが…。
エンジュシティ
レティ「これはまた随分、風情のある街並みだわね(ずるずる)」
リリカ「…というかいい加減歩きながら食べるのやめなよレティさん…って一体何処にそんなモノ入れてたのよ?」
レティ「そこは企業秘密ということで(ずずー)」
慧音「よお、お前たちも着いたようだな」
リリカ「こっちはこっちでさも当然みたいに茶店でくつろいでやがるしー…。
というか満喫するのはいいけど限度ってものがあると思いません?」
慧音「まあそういうな。
元々このジョウトという地方、外の世界の日本でいう近畿地方がモデルになっている。
キキョウは奈良、コガネは大阪、このエンジュは京都をイメージしているようだな。
私としてもコガネのような都会よりも、キキョウやエンジュのほうが居心地がいい気がするな」
静葉「ああ、それは確かに。
季節的にも丁度いいのか、向こうの当たりの紅葉がすごいわね。
山ほどじゃないけど、見事なモノだわ」
みとり「(山…か。
私自身は見ていない筈なのに、あいつから受け継いだ記憶が知っている。
…あの日見た景色も、こんな真っ赤な紅葉でいっぱいだったなぁ…)」
こいし「おやおや、みとりちゃんたそがれてるねえ〜」
みとり「う…べ、別にいいじゃないかそのくらいっ…」
こいし「よーし、もっと近くで…はうあ!!(ごきっ)」
静葉「(ロープを思いきり引っ張っている)…私の目を盗んで勝手な行動を取れるとでも思った?
団体行動を乱すなとかんなこと言うつもりはないけど、あなたに対しては別よ」
こいし「…うう〜…板垣死すとも自由は死せず〜…><」
みとり「……意味わかんないってそれ」
慧音「この街のジムリーダーはマツバと言ってな、若いが腕の立つ修験者だ。
彼がその才能を磨き、修行で得た力はどちらかというとエスパーというより、博麗霊夢や東風谷早苗とか言った連中に近い。
その千里眼に依って、ありとあらゆるものの真実の姿を見通す事が出来るという」
静葉「へえ、あんなでたらめな力を持った人間がこの世界にもいるのね。
山で一番の千里眼使いというと、下っ端の白狼天狗だけど」
慧音「アレよりもしかしたら高い能力の持ち主かも知れんな。
アリス達のみならず、その背後にいた八雲紫の存在を感じ取っていたくらいだ。
…その割には、ホウオウを乗っ取った妹紅を感じ取れなかったらしいがな…まぁ、ホウオウというポケモンはこの世界でも別格の存在だから、仕方ないな」
リリカ「(あ、なんかにやけてる)」
慧音「…まぁ、まずは会いに行ってみるといいだろう。
この街には史跡であるスズの塔と、もう一つ古代に焼けたと言われる塔の跡が残っている。
その焼けた塔には伝説のポケモンが眠っており、彼は友人とともにそこへ調査に向かっているようだ」
リリカ「…?
まだ、ジム戦が出来るわけじゃないんですか?」
慧音「話せばすぐに応じてくれるかも知れんが…。
先にも言ったが、彼はエスパーとは異なる、超常的な力の持ち主。
お前の存在を感じ取り、さらに何かを直感して焼けた塔でお前を待ち…呼んでいるのかも知れん。
彼が持っていたゴーストポケモンが、先程必死で何かを伝えようとしていたからな」
こいし「ゴースト?それって今の私と同じよね?
ってことは、そのマツバって人はゴーストポケモンの使い手なんだね」
慧音「うむ。
まぁ個体値が特攻31素早さ30であるお前さんは別格としても、特にゴース系統は特攻と素早さが非常に高い。
知っての通りノーマルと格闘技は全く効果ないが、同じゴースト技や悪タイプの技が効果的だ」
リリカ「まぁゴースト同士なら先手取った方が有利…って、特攻Vに素早さがU!?( ̄□ ̄;)」
慧音「あー、そうらしいな。
今回の黒幕に報告したらひっくり返ってたぞ。
ゲンガーとしては申し分ないというかほぼ最高クラスの性能だそうだ」
こいし「(荒ぶるグリコのポーズ)」
みとり「ま…まさか私の能力が妙にこいつに効きづらいのって…」
静葉「個体値の高さも関係してるんでしょうねきっと…最も、あなたの素早さ個体値に関してもほぼ同等クラスだけど」
リリカ「( ̄□ ̄;)そんなの何時の間に調べた!?」
マジですw
だいぶ後で測定したんですが、HP特化の筈のルーミアとHP個体値すら同数値だったという破格ぶり。
同じことをさせればありとあらゆる面で露骨に俺のメイン嫁を上回ってくる…いやらしい(←
参考までに、現メンバーの性格&個性&個体値一覧
ウェルダン(この時点ではマグマラシ)
図太い性格(防御↑攻撃↓、渋い味が好きで辛い味が嫌い)、食べるのが好き
HP25、攻撃18、防御10、特攻0、特防23、敏捷14
静葉(この時点ではウツドン)
大人しい性格(特防↑防御↓、苦い味が好きで渋い味が嫌い)、辛抱強い
HP1、攻撃14、防御23、特攻11、特防4、敏捷17
こいし(ゲンガー)
臆病な性格(敏捷↑攻撃↓、甘い味が好きで辛い味が嫌い)、イタズラが好き
HP23、攻撃16、防御H、特攻31、特防H、敏捷30
みとり(ギャラドス)
さみしがりな性格(攻撃↑防御↓、辛い味が好きで渋い味が嫌い)、逃げるのが早い
HP24、攻撃8、防御6、特攻23、特防23、敏捷29
ポエット(この時点ではトゲチック)
のん気な性格(防御↑敏捷↓、渋い味が好きで甘い味が嫌い)、我慢強い
HP10、攻撃15、防御29、特攻22、特防15、敏捷28
レティ(この時点ではムチュール)
のん気な性格、負けず嫌い
HP10、攻撃16、防御0、特攻21、特防28、敏捷18
こいし様マジ自重ww
よくよく見てみると全体的にPtのメンバーより基礎能力高いなぁ…SGGKの防御が紙にもほどがあるなんて知らない(←
焼けた塔
レティ「…見事なまでに丸焼けね(ずるずる)」
リリカ「(もうツッコむの面倒だしいいや…)
でも、どうして立て直さないんだろう?」
静葉「聞いた話だけど、この塔が焼けたのは昨日今日の話じゃないみたいね。
伝承では、五百年前に雷が落ちて、そのために焼けたそうよ。
当時、中には三匹の名もなきポケモンが居て、焼け死んでしまったそうだけど…もうひとつの塔の主である伝説のポケモンの力によって、新たなる力を得て蘇ったというわ」
リリカ「新しい力を得て…蘇った…!?」
ポエット「そんな…そんな神様みたいな力を持ったポケモンが居るんですか!?」
静葉「…そもそも、この異世界では世界そのものもポケモンが作り出したと言われるわ。
シンオウ地方に伝わる創世神アルセウス、カントー地方の伝説の三鳥、ホウエン地方の地の神グラードンと海神カイオーガ…その主役は違えど、彼らは総てポケモン」
「そしてジョウトに伝わるのが…海の神ルギアと、太陽から生まれた不死鳥ホウオウ」
リリカ「…あなたは!?」
?「先日、不思議な夢を見た。
凄まじい力を持つ存在が、夢で僕に語りかけて来たんだ。
…いずれこの街へやってくる、プラチナブロンドの髪の子が来たら、その子に会ってその心底を見極めて欲しいと」
静葉「…そう。
だったら、私達の正体くらいは解っているのでしょうね」
?「問われるまでもない。
先日も、似たような存在を相手にしていたからな」
??「おおーいマツバ、そんなに初対面の者…しかも女の子を脅かすような発言は感心しないぞ。
折角、伝説のスイクンがまたこの焼けた塔に戻ってきたから、お前にも色々協力してもらおうとだな…!」
マツバ「ああ、済まないミナキ。
しかし、お前もめげない奴だな…はっきり言わせてもらうが、どう考えてもお前とスイクンは」
ミナキ「何を言う!運命などという不確かなモノで私の情熱を留められると思ったら大間違いだ!(キリッ)
おじいさんからその魅力について長年語られた私には、もうスイクンしか見えんのだ!
何と言われてもあきらめるつもりはない!お前だってそうなのだろう、我が友よ!!」
マツバ「ふ…それもそうか」
ポエット「この方が…この街のジムリーダーさん?」
こいし「みたいだねー。
私達のこともあまり気にしてる風じゃないみたいだし」
ミナキ「ところでマツバよ。
お前の千里眼で見るには、ここを訪れる何者かを彼らは待っているのだと言ったな。
…恐らくは、彼女たちが」
マツバ「ああ…だが、それだけではない。
もう一人居るべき者が居る。
…出てきたまえ、我々は君の邪魔をするつもりはない…彼女と戦いたいのなら、好きにするがいい」
物陰から少年が姿を現す…
リリカ「えっ!?
っ!あ、あんたはシルバー!?」
シルバー「ちっ…何なんだお前は一体…。
伝説のポケモンとやらがどんなものかと思い、必要とあらばこの特注のボールで捕まえるつもりだったのに…!」
マツバ「無駄だ、彼らは自らをあらゆるものから護る障壁を張り、こちらを窺っている。
これから訪れるふたりの少年少女の心底を見極める為に」
リリカ「私達…の?どうして…」
マツバ「それは解らない。
だが…彼らも待っているのだろう。
…かつて自分たちを救い、従えたホウオウの如き主が現れることを」
シルバー「…ふん、ならば話は早い。
俺がそいつを超えるトレーナーであることをこの場で証明してやろうッ!」
焼けた塔に入るといきなりシルバーが登場、毎度の如くの物言いでいきなり牙抜いてきます。
手持ちはゴース(20)、ズバット(20)、コイル(18)、そして盗まれたポケモンの1進化形(22、ここではアリゲイツ)。
実はヒワダの時に比べてそれほど大きくレベルが上がっているわけではないですが、ズバットの翼で打つ、盗まれたポケモンがワニノコであった場合の氷のキバが厄介です。
しかし…。
みとり「…ここは私に任せてもらおう。
あの時、自分を見失わされた借りを返したい…!」
リリカ「みとりさん…解った、任せるよ」
シルバー「…ッ!
ふん…自分でも扱いきれないポケモンを…!」
レティ「…とりあえず経緯は解ったけど…何か顔色悪いわね、あの少年」
静葉「そうでしょうね。
自業自得とはいえ、トラウマになっているのかしらね(にやり)」
こいし「静葉さん悪人面になってるよ〜^^;」
みとりんのレベルは道中のトレーナー戦でもアップさせて25。
紙防御のゴースとズバットは一蹴、コイルも確実に先手が取れる&電気も鋼も水技を軽減できず防御は低いので滝登りで瞬殺余裕でした^^;
残るアリゲイツも…。
シルバー「くそっ…アリゲイツ、氷のキバ!」
アリゲイツは氷のキバの構え!
みとりにはあまり効いてないようだ…
みとり「その程度で私を止めたつもりか!」
リリカ「よーし、これで止め!秘密の力よッ!」
みとり「禁視“オプティカルブラインド”!」
みとりは秘密の力の構え!
相手のアリゲイツをズタズタにした!
ミナキ「…ほう…なかなかやるな、あの子。
ま、この私ほどではないがね!(キュピーン)」
レティ「…何か腹立つわねアレ。
息の根止めていいかしら?」
静葉「やめてよあなたまで…。
正直、こっちを制動するだけで手一杯なんだし…」
こいし「(相変わらず首輪ry)(うう〜…この封印とけられないかな…)」
マツバ「勝負あり、というところか。
シルバーと言ったか…君の戦い方は悪くはない。
だが、足りないものがいくつかあるようだな」
シルバー「…ふん…!
こいつ相手のときはどうしても調子が狂う…ついつい、遊び過ぎてしまう…」
ウェルダン「へっ…よくまぁ毎回毎回ウマい言い訳を思いつくもんだぜ!」
シルバーはそのまま踵を返して立ち去って行った…
静葉「…危ういわね、彼。
自分の理想と現実のギャップに戸惑いを大きくしているみたい。
…壊れてしまわなければいいけどね」
ポエット「でも、ガンテツさんも仰ってたし…何時か解ってくれると思うんです。
あのひとのポケモンたちは、あのひとのことを信じている目をしてました。
…今はどうあれ…何時かきっと、あの子達の信頼に応えてくれると思います…!」
静葉「…そうかもね」
ミナキ「…!
スイクン達が!!」
スイクン達はゆっくりと立ち上がる…
そしてそのまま猛スピードで塔の中を飛び回る!
リリカ「な、なんなの一体!?何が起こったのよ!?」
みとり「わ…解らない…。
けど、あの三体から凄まじい力を感じる…!」
こいし「ちょっとこれ本当に離してマジで!
あんなのが衝突してきたら危険が危ない!!><」
静葉「それであなた一人だけ逃げるつもりなの?
大丈夫よ、彼らに敵意も、こちらを攻撃する意思も感じられないわ。
…っていうかあなた、第三の目が開いてるなら落ち着いて心を読んでみればすぐわかるんじゃないの?」
こいし「…あ、そうか。
って、なんか二匹ほど外へ飛び出して行きましたが」
ミナキ「( ̄□ ̄;)はッッ!!
しまった、スイクンも逃げてしまう!!待ってくれええええええええええ!!」
エンテイとライコウはそのまま塔を飛び出して行った!
スイクンもそのあとに続こうとして…リリカの前で立ち止まった
リリカ「え?
…何なの…あなた、一体?」
スイクンは一瞬微笑んで…そのまま塔を飛び出して行った
ミナキ「ああああ!待ってくれええええ!!」
そのあとを追ってミナキも塔を飛び出して行った!
マツバ「…どうやら君は…スイクンに意識されているようだな」
リリカ「私…が?」
マツバ「面白い。
僕も、まだ見ぬ伝説の存在…ホウオウをこの目で捉えるべく修行を続けている。
…伝説のスイクンに意識されたトレーナーである、運命を背負う少女…君との戦いは、僕を高みの世界へ導く良い修行になるだろう…!
用意と覚悟が出来たら、ジムに来たまえ。この千里眼のマツバ、何時でも挑戦を受けよう…!」
シルバーが去った後、マツバとミナキに話しかけ(て火吹き野郎×2を蹴散らし)て、下の階に行くとスイクン達はフロアを所狭しと駆け回って、そのまま塔を飛び出して行きます。
そのとき、スイクンだけは主人公の前に立ち止まって、それからいなくなってしまいます。
「主人公のことを意識している」とは、ミナキさんの弁。
以後、各道路の草むらや水道の水上で、ランダムでエンテイもしくはライコウとエンカウント出来、捕獲することが出来るようになります。
一度与えたダメージは回復せず、すぐに逃げてしまうのはリメイク前と同じ。
ただし、一度倒してしまうともう二度と出現しないということはなく、倒した後でも殿堂入りすると復活して、また同じように各地を逃げ回ります(この時、個体値もリセットされるらしいとか…)。
しかしスイクンだけは、イベントとしてこの後もちょくちょくシナリオに絡んできます。
なので、スイクンはまだ捕獲することが出来ないような感じです。
その真相が解るのは殿堂入り以後となります。
-経過-
バッジ:3
ウェルダン(マグマラシ♂) Lv24→Lv26 装備品:木炭
しずは(マダツボミ♀→ウツドン♀) Lv24→Lv27 装備:奇跡のタネ
こいし(ゴースト♀→ゲンガー♀) Lv26 装備品:呪いのお札
ポエット(トゲチック♀) Lv11 装備品なし
みとり(コイキング♀→ギャラドス♀) Lv23→Lv26 装備品:貝殻の鈴
レティ(ムチュール♀) Lv12→Lv25 装備品:シルクのスカーフ