ワカバタウン 八雲家借家
紫「……どうやら、運命の歯車は回りだしたようですね」
居間のテレビ(アンテナ部分にスキマ)に映し出されているのは、小町と見慣れぬ少女一人
どうやら三途の川を渡っているようだ…
妹紅(女中衣装)「くっ…いい身分だな本当に…!
ヒマを持て余している狐がいるのにこの私を雑用扱いなんて…」
紫「あら、サボりは良くありませんわ?
それに、藍には幻想郷の測量という重要な仕事がありますし、私の身の回りの世話なんてやらせてる暇などありません」
妹紅「だったらそのくらい自分でやったらどうだ!
自分で動かず手下ばかり働かせて、それじゃ永遠亭の蓬莱ニートと差がないぞ!!><」
紫「そういうあなたこそ無駄口を叩いている暇があったら手を動かしなさいな。
ほら、見事なカウンターで返しましたわ。
悔しかったらそのマスターボールの結界、自慢の妖術とやらで破って見せてはいかがです?(にやにや)」
妹紅「…うぐぅ(´・ω・`)」
紫「…まぁ、時が来たらちゃんと解放してあげるから安心なさいな。これ以上慧音の恨みも買いたくないし^^;」
紫「それに今…下手に貴女に動かれると、正直言ってとても邪魔なのよ。
…これも幻想郷が新たな一歩を踏み出すための試練」
妹紅「…どういうことだ?」
紫「貴女とて、もう郷に来てから長いでしょう…?
…あの地は、言うなれば遊戯の世界。
私が虚無の永遠を避けるべく創り出した一つの答え」
妹紅「何を…言っている?
いや…博麗の巫女が言っていたな。
お前は常に肝心な言葉が足りず、尚且つ無駄な言葉が多過ぎると」
紫「…常に物事の核心に関わる総てを口にすることばかりが良いこととは限らない。
これも、私なりの配慮のひとつなのですから。
それに極稀に、この無駄な言葉の大群から核心を掴み取り、それに対して最良の行動が取れるような、運命に愛されている者もいる。
…幽々子や、慧音…そして彼女、“炎剣の詩姫”藤野かごめのように」
紫「彼女のやろうとしていることを見ていれば、自ずとその答えが見えてくると思います。
…今の幻想郷に何が足りないのか、何が補われなければならないのか」
妹紅「…!…まさか、お前はそのために連中に禁を犯すのを黙って見ているというのか!
それは、かつて私や輝夜が犯した罪と…!」
紫「そうね。変わらないかも知れない。
けれど、かつて起きた“あってはならない間違い”は修正されなければならないの。
…巧くいったとしても…私と四季映姫のふたりは、その責任を取る必要があるのでしょうね」
-
タンバシティ
リリカ「…やっと着いたよー…。
というか何なのよあのトレーナーの数!何でこんな潮の激しい海域であんなに泳いでるんだよっ!!><」
ポエット「ま…まあまあ落ち着いてリリカさん…^^;
これで一息吐けるからいいじゃないですか…経験値も稼げたし」
リリカ「良くないわよ!
海上のトレーナーっておカネ余り持ってないし…しかも、ウェルダンなんか3回は逝かされてるわよ!?」
ウェルダン「(瀕死)…元気のカケラ頂けますか」
こいし「正確には4回目だねえ^^」
みとり「…タイプ的に仕方ない気がするんだがなぁ…^^;
しかもあの…クラゲとかいうの?
あいつらの相手も地味に辛かったんだけど…毒針飛ばしてくるし、たまに威嚇効かないし」
静葉「防御力は低いけど、メノクラゲやドククラゲには不利な能力変化を防ぐ“クリアボディ”の特性もあるしね。
毒タイプもあるから私の攻撃で弱点が突けるわけじゃないし、物理攻撃力が低いと大変だわね」
ポエット「と、とりあえず薬屋さんを探しましょ?
…早く、アカリちゃんのためにお薬を持って帰らないと」
リリカ「…解ったわよぅ…」
こいし「って、アレじゃないのかなぁ。
なんかものすごく見覚えのある奴がなんかしてるところ」
リリカ「…えー?」
?「さあさあそこ行く皆さん寄ってらっしゃい見てらっしゃい!
当方で扱うは、先進医術の枠をはるかに超えた月の医学が生んだ…っと、これはこれはどこぞで見た皆さんお揃いで(にやにや)」
リリカ「うっわー…なんか物凄く胡散臭い奴が居るんですけどー…」
?「この幸せを呼ぶ一級素兎をつかまえて大概な言い草だね騒霊三姉妹のいらない子の分際で(にやにや)」
リリカ「何だとこの野郎!兎詐欺の分際でー!!
っていうか私いらない子じゃないもん!今この場では一応主人公だもん!!><」
?「まただよ(笑)
他にとりえのない奴はすぐにそうやって主人公(笑)であることを露骨にアッピルしようとする…。
初代不人気キャラと名高い方はなり振り構わずですなぁ(にやにやにや)」
リリカ「きいいいいいいいいいいいいいいい!!!><」
ポエット「おお、落ち着いてくださいリリカさああああああん!!殿中!殿中でござるー!!><」
ウェルダン「(復活)…可愛らしい見た目だが、随分とふてぶてしい性格してるなあのウサミミ。
なんなんだいあいつ?」
静葉「…アレは因幡てゐと言ってね、記紀神話でも語られる因幡の素兎本人よ。
アレと口を利くときは十二分に注意した方がいい…大嘘吐きというか、他人を騙したりおちょくったりする事にある意味命をかけているフシがあるわ」
てゐ「なんだい、山の目立たない神様かい。
紹介痛み入るね。
いったいこんなところまではるばる何の用だい?」
静葉「それを聞く前になぜあなたがこんな事をしているのかが気になるわね。
あなたのような詐欺事件製造機を単体で野放しにしておけるほど、八意永琳は浅慮者ではない筈だけど?」
??「こらてゐー!店先で何油売ってんのよー!
あんたがサボってたら全部私の責任にされ…って、あれ!?」
〜少女状況把握中〜
??「成程、灯台のポケモンですか…」
静葉「あなたまでいたと言う事はほぼ間違いはなさそうだけど、どういう経緯か永琳もいるのかしらね、ここには」
レティ「永琳って…永遠亭の?」
こいし「…誰の事?」
ウェルダン「なんでえ、あのふたりが知ってるってことは幻想郷の奴らしいのに、お前は知らんのかい」
みとり「幻想郷と言っても地底の妖怪は地上にそれほど詳しくはない。
とはいえ、こいしは無意識に地上に出歩いてたはずだから知ってると思うんだが…」
こいし「なにせ“無意識”だからねぇ、記憶にも残ったり残らなかったり^^;」
リリカ「自慢にならないわよそれ…八意永琳、別名“月の頭脳”。
私も直接話した事はないけど、迷いの竹林にある永遠亭にいる薬の専門家だよ。
医者みたいな事もしてるらしいけど…普段はあそこの兎、鈴仙に薬売りをさせて生計立ててるとか聞いたわ」
ウェルダン「へぇ、医者兼薬剤師か。
俺らの世界じゃそんなの、余程未開の辺境でない限りそんななるのにカネと手間がかかる事をする奴なんてめったにいないが」
鈴仙「確かに、その注文書も一緒に引き継いだかもしれないわ。
前の薬屋の店主、自分の実家の事情で暫く店を開けなきゃならなかったらしいのよ。
永遠亭も…例の一件から特に事件もなかったし、ちょっと外の世界を見てみないかって八雲紫に言われたのを姫様がね…」
レティ「…ああ、あの蓬莱ニートじゃねぇ…」
静葉「流石の八意永琳といえど、輝夜には頭が上がらないというか、目の中に入れても痛くないとかそんな感じみたいだし…」
鈴仙「最初は師匠も乗り気じゃなかったんだけど、薬屋の代わりと聞いてからノリノリでね。
…例のポケモンの薬も一応作ってるんだけど、材料が一つ足りないからって丁度今朝出掛けちゃったのよ。
多分夕方には帰ってくると思うんだけど」
静葉「夕方…あの永琳のことだし、早くても薬が出来るのは翌日かしら」
レティ「仕方ないわね。
どうせこの街にもジムはあるんですから、先にそっちの方に行かない?」
鈴仙「その方がいいと思うわ。
師匠が帰ったら事情は私が説明するし、ポケモンセンターに泊るんだったら薬が出来次第届けるわ」
ウェルダン「…だってよ」
リリカ「そうね…このままぼーっとしててもしょうがないし、行くだけ行ってみよう」
タンバジム
ジムの正面では、滝に打たれてじっと瞑想している壮年の男性がいる…
リリカ「あのー、ごめんくださーい…」
壮年の男性は全く聞いている気配がない…どうやら修行に夢中で気づいていないようだ
こいし「…こりゃあ駄目だ、完璧に自分の世界に入っちゃってるよ」
静葉「雰囲気的に彼がジムリーダーの様だけど…困ったわね」
女性「おや、お嬢ちゃん達挑戦者かい?
済まないねえ、今日はうちの旦那、滝に打たれる修行の日って決めちまってるんだよ。
何でもエンジュのマツバ君から、これからすごいトレーナーが来るかもしれないって教えられてねえ…^^;」
リリカ「えっ?」
女性「旦那も最近骨のある挑戦者がいなくて退屈してたのさ。
精々此間、お嬢ちゃんよりもうちょっと大人びた感じの金髪の女の子が来てねぇ…その子がまた強かったのなんの」
リリカ「(金髪…アリスもやっぱり、ここへ…!)」
女性「っと、無駄話が過ぎたね。
あのひと、滝に打たれ始めると際限がなくってねえ…ご飯のときには滝を止めてやらないといけないんだけど、お昼食べて再開したばかりなのよ。
だから、あなたが上にある滝の水源を止めて上げないといけないわ。
道中には旦那の弟子が待ち受けているから」
ポエット「つまり、その方達に勝たないとリーダーさんには挑戦できない、ということですか?」
女性「そういうことよ。
でも、あなた達もあの金髪の子と同じ感じがするから、きっと旦那も喜んで応じてくれると思うわ。
頑張りなさいよ!」
てなわけでリーダーのシジマおじさんは正面入ってすぐにいるのですが、滝行に夢中で全く相手にしてくれません。
左右両方それぞれの上へのぼり、ハンドルで水を止めてしまわなければなりません。
タンバジムは格闘ポケモン中心のジムなので、基本的にはエスパー、飛行ポケモンで攻めると楽です。
あまり知られていませんが格闘ポケモンは特殊防御がやや高く、攻撃力もかなり高いため、一撃で仕留めないとかなり手痛い反撃をもらってしまうことになりますので十分注意しましょう。
ここではほぼムチュールだけでごり押ししていますが、ムチュールは防御も低くさらにタイプ上格闘等倍なので尚更です。
シジマ「ぬおぉぉー!
激しく流れ落ちる滝がわしの頭の上にズドドドド……って、コラー!
勝手に水を止めるでない!わしの修行の邪魔をしおって何のつもりじゃあああああああああああ!!m9( ゚д゚ )」
リリカ「( ̄□ ̄;)ひゃあああなんかごめんなさい!!
でで、でもこうでもしないと話を聞いてもくれないって奥さんが」
シジマ「何、母ちゃんがか?」
奥さん「そうだよあんた、この子は挑戦者さんだよ。
うちの弟子達をみんな倒してここまで来たんだ、相手しておやりよ」
シジマ「ふっ…うわはははは!成程、そいつは仕方ないのう!
以前来た娘もそうだが、いい面構えをしておる。
改めて名乗ろう、わしはこのジムのリーダーを務めるシジマ!娘よ、名は!?」
リリカ「あ…リリカ、リリカ=プリズムリバーです」
シジマ「ほう、なかなか良い名だな。
めんこい見た目にもよく合っておる…じゃが、それだけではない強さを感じさせるのう…。
だが、言っておくがわしは強いぞ!
ああして何時も滝に打たれ、精神と肉体を鍛えておるからのう!!」
ポエット「あー…でも、それってポケモンと一体どんな関係があるんですか?
確かにあなたは随分鍛えられてる系の感じですけど…」
レティ「…よねぇ。それって関係あるのかしら?」
シジマ「………………それもそうだ」
一同「………………………………^^;」
シジマ「では勝負と行くかあ!!」
リリカ「(うわあ…無理矢理会話を切っちゃったよこのおじさん…^^;)」
てな訳で愉快な格闘オヤジ・シジマさんとのジムバトルです。
ポケスペではグリーンをかなり厳しく鍛え、漢は黙って何とやら、という感じのシブいおっちゃんになってたけどどういうことなんでしょ日下先生…(←
シジマの手持ちはレベル28オコリザルと、レベル31ニョロボンの2体。
レベルは高めですが攻撃力そのものはオコリザルの方が高いです。しかし、ニョロボンは(第四世代までで)唯一の水・格闘ポケモン。両方とも気合パンチを習得しているので、攻撃の手を途切れさせると一致気合パンチが飛んできてえらい目に遭います。でなくてもニョロボンは波乗り、気合パンチを安全に通す布石である催眠術を持っているので侮れない相手です。
あとニョロボンの特性は貯水なので、オコリザルをぶっ飛ばした勢いでうっかり滝登りを撃ったら全くダメージを与えられなかったという。なのでレベルアップを控えた黒幕へ交代。
シジマ「タイプの相性など飾りだということを思い知るがいい!
ニョロボン、気合パンチじゃあああああああああああああああ!!m9( ゚д゚ )」
ニョロボンは集中力を高めている!
レティ「…参ったわねー、今の私じゃ流石にアレ受けたら死ぬわ」
リリカ「冷静に言ってる場合じゃないでしょー!!><
だったら戻って静葉さんに…」
レティ「その必要はないわ。
受けて駄目なら…」
レティに凄まじい冷気が集束して渦を巻くッ…!
シジマ「( ̄□ ̄;)なんとおおおおおおおお!?」
静葉「…あなた、まさか…!」
レティ「撃たれる前に殺ると言うことで何処もおかしくはなああああああいッ!」
レティはムチュールからルージュラへと進化した!
レティはサイコキネシスの構え!
破壊力ばつ牛ンの一撃!
相手のニョロボンをズタズタにした!
リリカ「うそ…一撃で…!?」
こいし「…すげぇ( ゚д゚ )」
シジマ「う…うーむ、このわしが負けるとは…。
ふ、ふはははははは!こりゃ参った、大した娘っこじゃ!
よし、お前さんもショックバッジを受け取るに相応しいトレーナーの様だ、受け取れぃ!!」
トレーナー戦で進化していたルージュラのサイコキネシスで確定一発余裕でした、と(ぉ
シジマさんからは他にも技マシン01(気合パンチ)を譲ってもらえます。クセの強い技ですが、眠らせる手段のあるポケモン(キノガッサなど)に習得させたり、交代・補助読みでの使用で絶大な威力を発揮します。
また、ジムの外にいるシジマの奥さんに話しかけると、秘伝マシン02(空を飛ぶ)ももらえます。
適当な飛行ポケモンに覚えさせておくと移動がぐっと楽になります。
ジム攻略後は街の中も少し廻ってみます。
リメイク前からいたポケモンマニアも当然おり、ポケモンがライバルに盗まれてしまった事から、ツボツボを預って欲しいと言ってきます。。
ツボツボはある程度時間が経ってから尋ねると返す事になりますが、もしツボツボが最高に懐いている場合はそのまま譲ってもらえます。郊外の岩を砕いていると稀に出現する事もありますが、どうしても欲しいなら懐かせるか、その後一切マニアのところを尋ねないか、あるいはメタモンと一緒に育て屋に預けてタマゴを得るなどの方法もあります。
ウェルダン「しかしあのシルバーの野郎、他人のポケモンに手を出すたぁふてえ野郎だな」
こいし「そうだね…ガンテツさんは見所があるようだとか言ってたけど、そもそもあのワニノコ…今アリゲイツだっけ?
アレだって元々ウツギ博士のポケモンだったんでしょ?
いくら強くなるためだって、他人のモノを奪い取るなんて間違ってるよ…」
ウェルダン「…これまで散々勝手に釣りやったりスロットにつぎ込んだお前が言っても説得力ねえよ…^^;
っと、あいつは…!」
岩場のところに水色の影がある…
みとり「あれは…スイクン!?何故こんなところに!?」
スイクンはリリカをじっと見つめている
気づくと、リリカとスイクンは何もない空間で向かい合っていた…
「あ…あれ!?
いったい、どうなってんのこれ!?」
-やっと、君と落ち着いて話ができるな-
「えっ?」
-あの時は、要らぬ邪魔が入った。
私は、君のような子と話をしてみたかった-
「私と…?
どうして?」
-…君は…私にどこか似ている。
亡くしてしまった大切な存在を追い求める悲しい眼だ…でも-
-私は、少し君が羨ましい。
君は、私にはない何かを持っているように思える。
それは…それを表現する言葉を持たない私にはよく解らないが…今はとても小さい光のように思える-
「何を…?」
-…そうか、君にもまだそれが何か、解っていないのだな。
君は、見た目とは違ってずっと長く生きているのだろう?
しかし、その心はまだ幼いまま、その姿に相応のように思える-
「…随分はっきり、言うんだね。
でも…確かにその通りだと思う。
私は……何も解らないうちに自分の住む場所と世界を失って、大切な存在の…お姉ちゃん達という似姿を作って、それさえも自分のせいでなくしちゃったんだ。
…私には…どうしたらいいのかまだよく解らないんだ…」
-ふ…やはり、私と君は似ているのかもしれないな。
私も、今私が求めるモノを手にするためには、どうしたら良いのかよく解らない。
だが-
スイクンは立ち上がると、リリカのすぐそばにまで歩み寄って止まる
-私は、君に興味がわいた。
もし、君が求めるモノを手にすることができたそのとき、私もそれを見てみたくなった。
予感があるのだ…それを理解した時、私の求めるモノもそこに見出せると-
-…名前を、教えてもらえるか?-
「…リリカ。リリカ=プリズムリバー」
-リリカか…覚えておこう。
我が名はスイクン、北風と共に行く者。
…どうやら、そろそろ要らぬ邪魔が入るようだ…いずれ、また会おう-
リリカの意識はそこで再び暗転する…
意識を取り戻すと、心配そうに顔を覗き込むこいしとポエットの顔が間近にあった
こいし「もー、どうしちゃったんだよリリカ!?
あいつが立ち上がったと思ったら、急に私達の声も聞こえなくなったみたいに…」
リリカ「あ…うん、ごめん。
少しぼーっとしてたみたい…」
「見つけたぞおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!
さあスイクン今日こそこの私の手に…っておいィィィィィィィィィィィィィィ!?( ̄□ ̄;)」
青年が大音声と共に走り寄ってくる…と同時にスイクンは立ち上がり、再びリリカに微笑みかけると、そのまま水道を海に向かって猛スピードで走り去って行った…
こいし「…行っちゃった」
リリカ「うん…」
ミナキ「おおおおお…おのれスイクン、またしても私の前から逃げるか…!orz」
レティ「っていうか、この煩い御兄さんの所為であることは確定的に明らかね」
ウェルダン「全くだな。
空気が読めない→ポケモンにも嫌われる→惨めさが顔にもでる→いくえ不明ということで何処もおかしくはにい」
ミナキ「( ̄□ ̄;)酷ッ!!
うう…何故だ…リリカとか言ったか、マツバも言っていたが、君には何か特別なモノがあるようだな。
ならば、私がスイクンに認められるには、君より私が優れていることを証明せねばならないと言うことだろうそうだろう!!」
リリカ「えちょ…どうしてそうなるんですか!?」
ミナキ「ええい、君もトレーナーだろう!
トレーナーならばトレーナーとして、私は君に勝負を挑む!
マツバも君に一目置いているようだ…ならば、相手にとって不足はにい!勝負だ!!」
リリカ「め…滅茶苦茶だこのひと…^^;」
砂浜に行くとスイクンがおり、すぐにいなくなってしまうのですが…入れ替わりにミナキさんが登場。
概ね上記のような理由でいきなりバトルを挑んできます。
しかし手持ちがマルマイン、スリープ、ゴーストとか…水タイプであるスイクンに対抗するための電気タイプに、催眠術を使うポケモンとか徹底し過ぎにも程があるでしょう…?汚いなさすがスイクンハンターきたない。
レベルは渦巻島周辺のトレーナーと同じくらいで25前後なので、みとりとこいし様であっさりと全員蹴散らして終了。
マルマインは破壊力の大きいかみなりを撃ってきますが、命中率が低いとはいえ当たるとかなりしょっぱいので注意しましょう。ここでは運良く外れたのでそのままシャドーパンチで後続のゴースト諸共殴り殺しておきます。
こいし「わたしはおもむろに前に出るとマルマインが硬直してておれの動きを見失ったのか動いてなかったからついげきのパンチでさらにダメージは加速した。
わざと距離をとり「私はこのままタイムアップでもいいんだが?」というとようやく必死な顔してなんか電撃出してきた。
わたしは華麗なバックステッポで回避、これは一歩間違えると大ダメージを受ける隠し技なので後ろのトレーナーが拍手し出した。
私は「うるさい、気が散る。一瞬の油断が命取り」というとギャラリーは黙った。
続いて出て来たゴーストが必死にやってくるが、時既に時間切れ、貧弱一般ポケモンには見えないパンチを重ね打ちした俺にスキはなかった。
たまに来る眠らせるヒキョウでアワレな技も無視して終わる頃にはズタズタにされたマントの雑魚がいた」
リリカ「なにこのデジャヴ…('A`)」
ウェルダン「これかなり最初の時俺様がやったネタじゃねーかよ…」
ミナキ「くっ…解っていたが君は強い…流石だな…!
だが、私は決してあきらめん!
何時の日か君を越えるトレーナーとなり、必ずスイクンを私の手におさめてやるぞおおおおおおお!!」
ミナキはそのまま走り去って行った…
レティ「…めげないわねえ…って、そう言えばみとりは」
みとり「(岩陰に隠れて;ry)」
レティ「あーはいはい予想通り予想通り^^;」
静葉「このパターンもすっかりお約束だわね。
…そろそろポケモンセンターへ行ってみましょう、ひょっとしたら、案外薬が出来て届けに来ているかも知れないわ」
リリカ「そうだね」
リリカ「(あのポケモン…スイクンって言ったっけ。
スイクンは自分と私が似てるって言ってた。
それに…私が手にするかもしれないモノって…何なんだろう)」
-経過-
バッジ:4
ウェルダン(マグマラシ♂) Lv28→Lv29 装備:木炭
しずは(ウツドン♀) Lv30→Lv31 装備:奇跡のタネ
こいし(ゲンガー♀) Lv31 装備:呪いのお札
ポエット(トゲキッス♀) Lv29→Lv30 装備:お守り小判
みとり(ギャラドス♀) Lv31 装備:貝殻の鈴
レティ(ムチュール♀→ルージュラ♀) Lv29→Lv30 装備:シルクのスカーフ