サファリパーク


ウェルダン「なんつーかいいタイミングだったよな。
     薬も受け取って帰ろうかとも思っちゃいたが…」
ポエット「見たところ、話に聞くサファリパークとどこが違うのか私には解りませんねえ^^;」

バオバ「この生まれ変わったサファリが以前のサファリ(笑)と同じような底の浅い施設ではない!!
   新しい機能を備えたこのサファリこそ人気が出ることは確定的に明らかじゃ」

リリカ「でも…だったらどうして肝心要のサファリよりもバザーの方に人だかりができているのか気になるのですが(チラッ)」
バオバ「(ぎくっ!!)
   いい、いや今日がオープンじゃからまずはメインイベントである君のパフォーマンスをだな」
リリカ「…まぁ別にいいんですけどねー…って、こいしは」


こいし「よっしゃイシツブテ捕れた捕れた^^^^^^^^^」


リリカ&みとり&ウェルダン「お前またしてもかああああああああああああああああああああああ!!!( ̄□ ̄;)」



実際にサファリがオープンするのは、薬屋から受け取った薬を灯台のアカリちゃんに飲ませた後です。
これからジムに挑むぜ!と意気込んでいたタイミングを露骨に狙ってきますが、道中の47・48番道路にはトレーナーもおり、かつミカンの手持ちはシジマおじさんよりもレベルが高いので経験値の足しを稼ぎに行くと割り切るのもまたよし。
タンバジムに挑む前に道中のトレーナーを片づけてたらどうすんだとかんな事は知らん(←

バオバじいさんに話しかけると「サファリのオーナーになれやゴルァ!!」とか言われ、嫌々適性試験とやらを受けることになります。
最初の試験(笑)の内容は「イシツブテを捕まえてこい」というもの。イシツブテはサファリにある6エリアのうち、入ってすぐの岩場エリアに高確率で出現、尚且つ捕獲係数も低いのですぐに達成できる筈です。
捕まえてからすぐ出てもいいのですが、砂漠エリアにはカラカラがいるのでついでに捕まえておくと良いかも知れません。素早さは低いですが防御力が高く、後に専用強化の「太いホネ」が手に入ると凄まじい火力を発揮するので、地面系の手持ちが欲しいなら入れておいてもいいでしょう。


先の話になりますが、後に電話が来て二次試験(サンド捕獲)を受ける時になると、エリアを12種類から選んでカスタマイズ出来たり、殿堂入り後にはエリアに「ブロック」を設置することで新たに出現するポケモンが増えていくようになります。
試験とやらを突破してオーナーとなってもバオバさんは「オーナーといえども金を払え」などとナメタ口を利いてきます。汚いなさすが園長きたない。

なおサファリのポケモンは個体値がかなり優秀で(何気なく捕まえたポケモンでもU、Vを大体1項目以上持っていたりするうえ、大体が個体値合計100以上)なので、メタモンなど性格&個体値遺伝元の種親、釣りで手に入る即戦力のコイキングなどは此処で粘っても良いでしょう。



-東方幻想詩譜 譜の十四-



アサギの灯台

ウェルダン「待たせたなリーダーの嬢ちゃん!薬を持って来たぜ!」
リリカ「だーかーらー私のセリフとるなああああああああああ!!><

ミカン「…!
   あ…ありがとうございます…!本当に何とお礼を言っていいか…」
リリカ「いいですよ、私達もどのみちタンバへ行かなきゃならなかったんだし。
   それじゃあ、これを…え?」

リリカはミカンに薬を差し出そうとした…が

こいし「さーいい子だからあーんしてー^^」
リリカ「( ̄□ ̄;)ちょ!あんたまた何時の間に!!」
ミカン「え、えっと…その子意外と人見知り激しくて、基本的に私以外からは…え!?」

こいしは秘伝の薬をアカリちゃんへと差し出した…
アカリちゃんは何かを確かめるかのように鼻を鳴らすと、ゆっくりとした動きでこいしの手の中にある薬を飲んだ

こいし「おーよしよしいい子だねえ^^
   一瞬、お空のイメージがこの子の心に浮かんだから、私でもいけるんじゃないかなーとは思ってたけど」
ミカン「(そ…そんな…。
    以前のミニリュウの子と同じ反応を…って、どうして私はこの子達をポケモンとして認識しているのかしら…?)」

アカリちゃんは見る見るうちに元気を取り戻して輝き始めた!
アカリちゃんは嬉しそうにスキップしている!!

ミカン「( ̄□ ̄;)うわあアカリちゃんが物凄く元気に!!」
リリカ「…ツッコミたいところがいっぱいあるんだけど…差し当たって何なのこの超回復力」
レティ「まぁあの月の頭脳が作った薬だから、何が起きてもおかしくはないんじゃないかしら
ウェルダン「お前それでいいのか…」


ミカン「…あなた達のおかげで、アカリちゃんもすっかり元気になったと言うか…何か前よりもずっと元気になったと言うか…^^;
   とにかく、お約束通りジムへの挑戦、お受けいたします。
   私は念のためにジム戦で使うポケモンを現在もっていますが…」
ウェルダン「だったら話は早えじゃねえか。
     俺たちならば何時でも闘れるぜ、なあ?」
リリカ「ったく…まぁ確かに、この足でジムへ挑もうと思ってたし、此処でバトルとなれば手間は省けていいんだけど。
   みんなは?」
こいし「私もいいよ」
静葉「確かに、特に制約がないならわざわざ場所を移すのも面倒かも知れないわ」

リリカ「…ということみたいなんで、このままジム戦を受けさせてもらう…ということじゃ、駄目ですか?^^;」
ミカン「ええ、構いませんよ。
   あなた方は、以前来られた方…アリスさん達ととてもよく似た雰囲気をもっている。
   ならば、こちらも遠慮なく戦わせていただきます…!」


ジムリーダーの ミカンが
しょうぶを しかけてきた!


ミカン「アサギジムリーダーの私が使うポケモンは…シャキーン!!( ゚д゚ )ノシ
リリカ&ポエット&ウェルダン「( ̄□ ̄;)!?!?」
ミカン「…っ…は、鋼タイプです…><
   あ、あの、鋼タイプってすごいんですよ!殆どのタイプの技の威力を半減以下に抑えてしまうんです!!
   黄金の鉄の塊で出来た私の可愛いポケモンたちに生半可な攻撃は通用しないんですよー!!><」

こいし「シャキーン!!だってさ(笑)
レティ「おお、こわいこわい(笑)
ミカン「うう〜!!><」
静葉「…あなたたちもいい加減にしてあげなさい…」



アサギの灯台に戻ると、直通でライトルームまで行けるので薬を渡せばいよいよジムに挑む事が出来ます。

実際はこの後ジムには移動しなくてはならないのですが、ジム内のトレーナー3名は「既にアカギの灯台でYOUと戦ったから、ゆっくりミカンにシメられていってね!!!」感じで素通ししてくれます。アサギの灯台を登った際にミニスカート2名、ジェントルマン1名(勿論カーネルではない)が居なくなっているので彼らがそうらしいです。

金銀女性陣の中でもトップクラスの人気を誇るミカンですが、今回は会話その他のイベントで天然ぶりを遺憾なく発揮して和ませてきます。「シャキーン!!」もそのひとつですが、他にも殿堂入り後にみられる食いしん坊キャラ(しかもコイルの所為にして誤魔化そうとする)、(エリカに唆されたとはいえ)イブキの服装を馬鹿にするようなことを言うなどどう見てもゲーフリは露骨に狙ってきています本当に(ry
そもそもプラチナのナギサシティに出現したのだってファンサービスなんだろうし…。


それはさておきミカンの手持ちは総て鋼タイプを持つポケモン、レベル30のコイルが2体にレベル35のハガネール1体。
等倍以上で通る技は共通で炎、地面、格闘、水の4タイプ、ハガネールは草や氷も等倍ですが大きなダメージは期待できません。
因みに鋼タイプには電気技も等倍で通りますが、電気タイプで半減するコイルと地面タイプで無効化するハガネールが居る為このジムでは役立たずです

なので此処はセオリー通りにウェルダンを先頭に立てて焼き殺そうとした…んですが電磁波で麻痺させられてしまい10万ボルト2発で何もせずに終了。固定ダメージまでは半減できないので最初のコイルはこいし様のナイトヘッドで、2体目は眠らせた後剣舞を二回積んで強引に居合切りして突破。



静葉「…成程、確かに堅いわね。
  でも、この程度ならどうということはない…」
ミカン「うう…まさか、攻撃力をアッポして強引にノーマル技で突破しようなんて…!
   でも、鍛え上げられた鋼は絶対にさびないんですっ!
   ハガネちゃん、砂嵐よ!!」

ハガネールは砂嵐の構え!
突風が砂埃を撒きあげ始めた!

静葉「っ!?
  …厄介な…!」
ミカン「今よハガネちゃん、アイアンテール!」

みとり「ううっ…リリカ、私が行く!
   多分現状であいつに有効な一撃を与えられるのは私しかいない筈だ!
リリカ「……うん!
   静葉さん下がって!みとりさん、お願い!」
静葉「…仕方ないわね…頼むわよ!」


みとりの威嚇でハガネールの攻撃力が下げられた!

ハガネールはアイアンテールの構え!
しかしみとりにはぜんえzん効いていない!!


ミカン「…ギャラドス…そんな!」
みとり「今度はこちらの番だ、食らえッ!」


みとりは滝登りの構え!
破壊力ばつ牛ンの一撃!

ハガネールは持ちこたえている…


リリカ「やっぱり堅い…でも、あと一撃入れられれば!
   みとりさん、もう一撃滝登りよッ!」
ミカン「最後まであきらめない…この鋼の心で!
   ハガネちゃん、岩なだれ!」


みとり「(私達は…私はここで立ち止まるわけにはいかない…!
    あいつが、にとりが手にすることができたあの光を、必ず手にして戻ると決めたんだ!!)
   水符“河童の幻想大瀑布”!いっけえええええええええ!!


みとりは再度滝登りの構え!
破壊力ばつ牛ンの一撃!

ハガネールは裏世界でひっそり幕を閉じた…


リリカ「よっしゃあっ!やったよみとりさん!^^ノシ」
ミカン「そんな…。
   …御見事、でした。
   どうやら、トレーナーとして…仲間を信頼する心も、あなたのほうが一枚上手だったみたいですね…」

ミカンはハガネールを労うと、それをボールへと納める…

ミカン「…規定通り、あなたにこのジムを制した証であるスチールバッジを差し上げます。
   このバッジを持っている限り、他の人からもらったポケモンでも、レベル70までならあなたに素直に従うでしょう。
   それと…」

ミカンはスチールバッジと、技マシン23をリリカに手渡した

リリカ「この技…アイアンテール?」
ミカン「その通りです。
   命中精度は御世辞にも良いとは言い難いですが…それを十分に補うだけの威力があり、尚且つ一割くらいの確率で相手の防御力をそぎ落とす事もあります。
   お役に立てるかは解りませんが…」
リリカ「ううん、ありがたく使わせてもらうよ」



ミカン「あの子…そうだわ、ナギサシティからリーグを目指して行ったトレーナー達の中にいた、ネオラントを使っていた子…!
   どうして…」

「ああ、そう言えばあんたはあの場に居合わせていたな。
あいつは訳アリでね…詮索無用で頼むわ」

ミカン「( ̄□ ̄;)ひゃあ!?
   ああ、あなた何時からそこに…って、確かあなたは!!」

「あたしの事はいいさ。
ちょっとヤボ用があってね…直接会うわけにはいかなかったから、ちょっと影から見物させてもらったのさ。
…初めて会った時に比べて、随分いい表情(かお)をするようになったな」

その少女は悠然と灯台の窓際へと歩いてゆく…
彼女が合図すると、一匹のフワライドが窓際まで降りて来た

「…さて…あたしもそろそろ、動かなきゃならんようだね…!」

ミカン「あなた…あなたは一体、何者なんですか…!?
   シンオウリーグを制し、ギンガ団の隠れ蓑であった宇宙開発公団を立て直したと言うあなたの、本当の目的は」

「世の中にゃ知らない事が幸せなことだってあるのさ。
そんじゃ、邪魔したね」

ミカンの制止よりも早く、少女を乗せたフワライドは急上昇する…

「頼むよ小傘、行き先はワカバタウンだ」
「了解です御主人、しっかりつかまっててくださいねー!!><」



実際にミカンのハガネールが使ってくるのは岩落としです。
そして鋼タイプ技は水タイプに効果は半減、更にギャラドスは威嚇があるので物理攻撃のダメージもかなりそぎ落とす事が出来ます。
もっとも一番楽な手は岩鋼両方半減して砂嵐も効かないヌオーを育ててぶつけることなんでしょうけど…(←


これでジョウト西方でやるべきことは総て終わりましたので、エンジュから42番道路を通ってチョウジタウンを目指します。
42に番道路に入ってすぐには技65(シャドークロー)が落ちている他、スリバチ山から山男が飛び出してきて驚かせたお詫びだと秘伝マシン04(怪力)を譲ってくれます。

スリバチ山には現在特にこれといったイベントはなく、42番道路とスリバチ山内部どちらを通っても問題はありません。
42番道路の途中、居合斬りで入れる区画には、タンバシティでミナキと戦っていればスイクンがおり、スイクンが去った後ミナキがやって来て「自分は祖父にスイクンの魅力だけを教えられてきた」と、彼がスイクンを負う理由だけ言っていなくなってしまいます。
このイベントも、後にスイクンと戦う条件を整える為に必要なイベントなので、なるべくならフラグを立てておきたいところ。



チョウジタウン…ジムの前。


怪しい黒服の男「おらあ!此処は立ち入り禁止だ!!」


リリカ「まただよ(呆)」
ウェルダン「全くだぜ。
     このヒキョウでアワレな黒服が居るってことは、このボンクラどもがここで何かやってるってことに…?」

静葉はその場にうずくまっている…

ポエット「どど、どうしたんですか静葉さん!?しっかりしてください!」
静葉「…っ…ごめんなさい…街に入った途端…」
レティ「とりあえずまずはポケモンセンターで休んだ方がよさそうね…私も、なんだか頭が痛いわ…」

ウェルダン「ちっ…どうやら、何かよからぬモノがこの街を取り巻いてるらしいな」
リリカ「って…みとりさんとこいし、何処行ったのよ!?
   どうしよう…この街はそんなに人通りは良くないからみとりさんは大丈夫だろうけど…」

「ならば、ふたりは私が任されよう。
リリカ、お前は河童たちを追え」

リリカ「慧音さん!」
慧音「済まないな、本業があったから案内役としての仕事が出来なくてな。
  こいしは、みとりを追って行ったようだ。
  方角としては、北に位置する怒りの湖…私も止めるつもりだったが、それを見てしまったのでな」
リリカ「…静葉さん…!」

慧音「リリカ、お前も湖へ急げ。
  恐らく、二人が苦しんでいるのはこの街の何処からか、湖へ向けて放たれている特殊な波動の所為だろう。
  …河童やスキマの言い方を借りれば、「怪電波」というべきなのだろうが」

ウェルダン「…一寸待て先生さんよ、それだったらこの街の中を捜して、大本をぶっ潰した方が手っ取り早いんじゃないのか?」
ポエット「でもそれだったら、電波の向けられる方向へ行ってしまったこいしさん達の方が心配ですよ!
    確かに…止めてしまった方が早いですけど…」
リリカ「…湖へ行こう、ウェルダン、ポエット。
   静葉さんもレティさんも動ける状態じゃない…こいし達がそうならないとも限らないし、まずは二人を連れ戻さないと…!」
ウェルダン「……解った。
     オメエがそう言うなら、従わざるを得まい」

リリカ「…ごめん、静葉さん、レティさん。
   あのふたりを連れ戻したら、すぐに何とかするから…!」
静葉「…謝るのは…私達のほうよ…。
  ごめんなさい…肝心な時に…」
レティ「あの子達の事、頼んだわよ…!」
リリカ「うん…!
   …慧音さん、静葉さん達の事…お願いします!」



ジムの目の前にヒキョウでアワレなアレが居た時点で「まただよ(笑)」って忍者の声が脳内再生余裕でした(w

その上というか、44番道路方面に行こうとするとヘンな親父が「いかりまんじゅう」を売りつけてきて、しかもヒキョウにもそのまま街の中へと押し戻してきます
いかりまんじゅうは1つ500円、イベントアイテムなので複数個買う必要はありませんが、後々あるイベントで必要になるので手に入れてはおきたいのですが…実は暫くはこの親父が44番道路方面へ行くのを邪魔してくるので、諦めてイベントを消化しましょう。

とりあえずは怒りの湖がある43番道路方面へ向かう事が出来るので、怒りの湖を目指します。



少年「畜生…今までそんなことなかったのに、湖の方へ行くゲートに変な黒ずくめのおっさんがいて、通行料とか言って金せびってくるんだぜ…」
少女「ポケモンが一緒なら、草むらを通って行く事も出来るんだけど…」

ウェルダン「まただよ(呆笑)
     こんなセコいことして小銭をせびろうとするなんざ、そんなのの黒幕は間違いなくアイツだよな
リリカ「…ああ、あのヤドンの井戸の中にいたアレだよね。
   「ロケット団で最も冷酷な男(笑)」…だっておおおおおおおおお!!!>▽<(バンバン)
ポエット「ちょちょ…そんなことやってる場合じゃないですよリリカさん…こいしさんとみとりさんを探さないと…。
    はやくwはやくwはやくwはやくw」

そのとき…湖の方から空気をつんざくような咆哮が響く…

ポエット「今のは!?」
ウェルダン「ギャラドスか!?
     まさか、みとりの奴が何か…!?」
リリカ「…ううん、みとりさんじゃない気がする…でも、このギャラドスも多分…!
   急ごう!」



少し時間はさかのぼって…怒りの湖
みとりはきょろきょろとあたりを見回している…


こいし「まま、待ってよみとりちゃん!
   そういう勝手な行動をとって私まで居なくなってるとなれば、またリリカや静葉さんから「まただよ(笑)」って言われるの私なんだからー!><」

こいし「あー、でもどっちにしろ私も居なくなってるからどうせ言われるよねー^^
   …って、こんな一人ノリツッコミとか私、馬鹿みたいじゃない…。
   ねえみとりちゃんってば…」

何の気なしに覗きこんでいたこいしも、みとりの険しい表情に気づく
…いや、こいしにも気がついていたのだ

こいし「ねえ…何を感じ取ったか解らないけど…戻ろうよみとりちゃん。
   …さっきから、静葉さんとレティさんの気が乱れてる…それなのに、私達まで勝手に動いたら、リリカ達が心配するよ…!
みとり「…呼んでるんだ…誰かが、私を」
こいし「呼んでる…?」

みとり「苦しんでるみたいだ…さっきから放たれて来る、この嫌な感じの波動の所為か…!
   誰なんだ…どうして私を呼んでいるんだ…何処にいるんだよっ!?」


その声に応えるかのように…咆哮と共に巨大な影が湖から姿を現す!


♪BGM 「河童様の云う通り」(東方地霊殿Ph企画より)♪


こいし「ギャラドス!?」
みとり「っ…?
   …このギャラドス…色が紅い…!?


ギャシャアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!


みとり「おまえ…お前が、私を呼んでいたのか…?
   いったいどうしたと言うんだ!何故、私を…」
こいし「!!
   みとりちゃん避けてッ!」


ギャラドスは突然襲い掛かってきた!
反射的にこいしはみとりを突き飛ばし…こいしにギャラドスの放った龍の怒りが炸裂する!


みとり「こいしっ!?
   おい、お前どういうつもりだ!何とか言え!!」
こいし「つつ…駄目だ、みとりちゃん…。
   この子、自分を完全に見失ってる…きっと、さっきから感じるこの波動の所為で、頭がヒットしてしまったんだ…!
   …私も実はさっきから、ちょっとキツい…」
みとり「なん…だと…!?」


みとり「(こいしは…静葉さん達も影響を受けているようだと言ったな。
    ウェルダン達は何ともないのか…?
    もしそうだとしたら、幻想郷に元々から住んでいた妖怪たちが影響を受けているのか…!?)」

みとり「(私…私は河城にとりという河童から、呪われた魔晶石の力で生まれた河童。
    魔晶石は幻想郷のモノではない…私と、こいし達は違う…でも!
   ええいっ!!」


みとりはギャラドスに石を投げつけた!
ギャラドスは怒りに満ちた目でみとりをにらみつける…!


みとり「お前の相手はこっちだ!来い!」



ウェルダン「んなっ!?
     なんじゃありゃあ!?赤いギャラドスだと!?」
ポエット「たた、確かギャラドスって青い色をしてましたよね!?
    ヒワダでみとりさんがなったときだって…」

老人「お…御怒りじゃ…ギャラドス様の御怒りじゃああ!!

ポエット「( ̄□ ̄;)うわあびっくりした!
    なな、なんだ急に叫び出した>>おじいさん
    ギャラドス様の御怒りって…?」
老人「この湖は別名「ギャラドスの湖」。
  多くのコイキング達が暮らし、その主であるギャラドス様がこの地を護ってくださっておると言い伝えられておる…。
  じゃが、以前ロケット団とか言うふざけた者どもが、電波で無理矢理コイキングを進化させ、あの赤いギャラドス様が姿を見せて暴れはじめたのじゃ…
リリカ「以前…ですって…?」
老人「うむ、三月ほど前じゃったかのう…。
  ある娘が、あの暴れまわるギャラドス様を一度鎮めたのじゃが…」

リリカ「(待って…慧音さんの話では、アリス達が事件を解決して廻った世界との融合は、私がその道のりを辿って徐々になってくる筈だったんじゃ…?
    いったいどういうことなの!?)」

ウェルダン「…リリカよ、考えてる暇はなさそうだぜ。
     とりあえず、あいつを起こして話を聞いた方が早そうだ…!」
リリカ「えっ…こいし!?」

木にもたれかかってぐったりとしているこいしの元へ駆けよるリリカとポエット

リリカ「こいし、大丈夫!?
   それにみとりさんは…!?」
こいし「…ごめん…ちょっとドジ踏んだ…えへへ…^^;
   みとりちゃんは…あの紅いギャラドスを止めるって…」
リリカ「…動けるの?」
こいし「一寸きついけど…まだ、大丈夫。
   あの電波は、心を操って干渉を抑えれば、私はそんなに気にならないから…!」
リリカ「(こいしもこれの影響を…!
    私は…やっぱり今のこいし達とは…って、みとりさんは!?)」
こいし「…みとりちゃんにも…多分効いてないよ。
   この波動は、多分「幻想郷の妖怪と神格」にしか影響してないみたいだから…
リリカ「っ!!」

ウェルダン「どういうこった…!?」
ポエット「確かに…私達にはいやな感じはあっても、動けなくなるなんて事まではない…。
    そう言う事は…」

こいしはよろよろと立ち上がる…

こいし「今はそんなことを気にしてる場合じゃないよ…!
   みとりちゃんも…もちろんリリカも、私にとって大切な「友達」なんだから、それでいい。
   みとりちゃんがひとりで押さえてるけど…みとりちゃんはあの子に対して本気を出せないでいる。
   …止めてあげたいと思ってるみたいだから…!」

リリカ「こいし…」
ウェルダン「ああ、オメエの言うとおりだぜ、こいし。
     …つーか俺様じゃ精々奴の気を引くことしかできそうにねーけどなぁ…タイプ相性悪ぃし」
ポエット「行きましょう、リリカさん。
    みとりさんをひとりにはしておけないでしょう!?」
リリカ「うん!」



-経過-
バッジ:5

ウェルダン(マグマラシ♂) Lv29→Lv30 装備:木炭
しずは(ウツドン♀) Lv31→Lv35 装備:奇跡のタネ
こいし(ゲンガー♀) Lv31→Lv33 装備:呪いのお札
ポエット(トゲキッス♀) Lv30→Lv31 装備:お守り小判
みとり(ギャラドス♀) Lv31→Lv32 装備:貝殻の鈴
レティ(ムチュール♀→ルージュラ♀) Lv30 装備:シルクのスカーフ