あの戦いから一夜明け。
海都と深都のすべての秘密が明かされ、その世界の危機を救った英雄たちは国中の祝福を持って迎えられた。
グートルーネ姫の事情については、かつて深王ザイフリートその人が主張していたように「フカビトに呪いをかけられ、その意のままにならぬよう森に自らを封印していた」と、ザイフリート王自らの口から発表され、人々も彼女の運命に涙するとともに、その遠因となったフカビトの真祖を討ち、呪いをのくびきを断ちきった少女たちにより大きな称賛が向けられることとなった。
ただし、チルノだけは終始不機嫌そうな顔をしていたが。
そのあと、その偉業を成したギルド「狐尾」の少女達が行きつけていた「羽ばたく蝶亭」を借り切っての盛大な宴が催され…翌日。
「我々は只の人ではない。
故に…この地を去り、生きよう。
そこでだ、余のわがままかも知れぬが…この後のこと、卿らに託したい」
海都の玄関口・インバーの港。
「狐尾」の少女達が成したもう一つの偉業…大異変以後、様々な事情から国交が立たれていた交易都市への海路の再発見により、それ以前の活気を取り戻し始めたその港の一角に、彼らはいた。
「海都の王」として、フカビトの野望をくじいたという宣言の後…人ならざる兵器となってしまった自分の居場所はないと…ザイフリートはそう宣言し、後事を元老院に託し外なる国で隠棲をするため、妹とともに旅立とうとしていた。
「あなたのような王であれば、この治世を保つことも出来ましょうに」
「買い被りすぎだ…東の国の言葉に『狡兎死して走狗煮らる』とある。
余は紛れもなく世界樹の『走狗』に過ぎぬ。
余の如き者がいれば、孰れ無用の争いの種になろう」
いつもながらの皮肉めいた笑みクジュラに、ザイフリートは苦笑して応える。
「それに…世界樹は告げた。
自らもろとも、魔を封印すればすべては解決すると。
故に、汝ら人は自由に生きよと…我らがこの海都に戻りしとき、その言葉が聞こえた。
それきり世界樹の声は聞こえぬ…恐らくは、既に」
王は、少し寂しそうに目を伏せる。
「故に、我も去るのだ。
だが…グートルーネよ、人の身に戻ったお前はこの地に残っても構わぬのだ。
この国に戦うための王は必要とせずとも、象徴となる女王があってもよいのだぞ?」
その言葉に…これまで身に着けていたドレスではなく、簡素な庶民の服を身にまとったかつての海都の姫・グートルーネは頭を振る。
「いいえ…私も既に人ならざる者。
人として死ぬことが叶ったのであれば、せめて望んだ場所で」
その言葉にすべてを察した王は「そうか」と微笑む。
尽きぬ名残を断ちきるかのように、かつて王と姫と呼ばれた二人は、はるか南の国へと向かう船へと乗り込もうとする。
そのとき。
「ちょおおおおおおおおっと待ったああああああああああ!!!m9( ゚д゚ )」
♪BGM 「死体旅行 〜 Be of Good Cheer!」/ZUN(東方地霊殿)♪
リリカ「( ̄□ ̄;)こいしっ!?
あんたとっくに向こうへ帰ったんじゃなかったの!?
かごめさんの話じゃ、私達が祭祀殿へ行くに際して待機してた人たちも全員帰らせたって」
こいし「この私が絡んでないのに物語終わらせるとかそんなのは認めませーん!!><
諏訪子さんから聞いてんだぞー!
このゲームはレベルも装備も持ち物もそのまんまで二周目三周目突入できるんだってねー!!
私だってリリカと一緒に旅がしたいんだもん!一緒に冒険してくれなきゃ帰らないー!!><(じたばた)」
リリカ「んなこと言ったってあんた…折角こうやって何もかもが大団円に向かって、これからポケモンの新環境へのりこめー^^する準備だってしなきゃならないでしょ!?
こっちもなんとか解決できたんだから、今度またジョウトへ一緒n」
こいし「やだやだやだ私も世界樹でリリカと一緒に冒険したいんだあああああ!!><(じたばた)」
リリカ「そんなこと言ったって…第一これからグートルーネさんとザイフリートさんだって、静かな場所で暮らしたいってアーモロードを離れようとするところなんだし。
まさか世界樹の下にもぐって折角封印された邪神って奴をわざわざしばき倒してこようとかそういうわけ?
そんなヒマがあるワケ」
こいし「というかむしろ称号とかもコンプリートすればいいじゃない!
私聞いてんだよ!?狐の野郎はポケモンの新作第二版ロット出るまで新しいの買わないって!
そうなれば冬までは多分何にもしないのは確定的に明らか!
邪神に挑戦する時間なんてあり過ぎて余るくらいだもん!!>▽<ノシ」
リリカ「なん…だと…!?」
こいし「というわけで王様!もうちっとだけ付き合って欲しいんですわ?お?
こうなったら全ルート制覇して素敵な殺掠タイムを!!><」
リリカ「そういう馬鹿は寝てからいいやg」
深王「良いぞ(キリッ)」
リリカ「ほらやっぱり良いぞって…ってええええええええええええええええええええええ!!?煤i ̄□ ̄;)」
クジュラ「( ̄□ ̄;)ちょっと待て!あんたさっき走狗がどうのって」
深王「うむ、余がこの地を去ろうとしたのはあくまで『戦いの道具』としての余が不要と断じたからに過ぎぬ。
しからば、余との戦いを望む者がおるのであればそれに全力で応えるのみ!!( ゚д゚ )ノシ」
こいし「ヒャッハアアアア!!封印が解けられたー!!\(^0^)/」
リリカ「( ̄□ ̄;)ちょ!お前それでいいのか!?」
深王「…ということだ、済まぬグートルーネよ。
余はまだこの地で成すべきことが出来てしまった…故にお前には」
姫「いいえお兄様、心配には及びませんわ^^
だって私は…えいっ♪」
グートルーネは勢いよく自分の左手を振りおろす…と、瞬時にしてその左腕がフカビトのそれに変化した!!
リリカ&クジュラ「( ̄□ ̄;)おいィィィィィィィィィ!?」
長「( ̄□ ̄;)ちょ!姫様あんた呪いが解けたんじゃなかったのかい!?」
姫「いやー…流石に百年ですしねー。
つーか白亜の森で籠ってお陰でファッキン邪神の意志からシャッタアウトされてたっていうかあの森Wifiとかもなくてフツーに圏外だし、ヒマだったから色々試してたら実は五十年くらい前から結構自分の意思でコントロールできてたんですよこの力^^;
流石にあの時真祖さんそのモノの力はなくなっちゃったけど、私自身でコントロールできたちからはそのまま残ってましたの」
深王「えちょお前まさかあの時やろうと思えば余達を返り討ちに出来たとか言わんよな?(しろめ」
姫「うーん最悪そのつもりだったかなー、って(ののヮ顔
リリカさん達が色々どうにかしてくれたんで、成り行きを見守ることにしてたんですよね…真祖さんとはトモダチになれそうだったから、そこは悲しいですが…だからっていつまでも、悲しんでは居られませんし。
というわけで、私も真祖さんの敵討ちであのクソ邪神を解らせられるか試したいのでぜひとも、一枚噛ませて頂きたいんですよ♪」
深王「うぬぬ…流石我が妹よ…我ら兄妹が別れたあの夜も、そういえばどちらが魔を討つかで大いに殴り合って決めたのであったな…!」
長「( ̄□ ̄;)あの日姫様が怪我してたのあんたの仕業だったんかい!!
昔っからちょっとしたことで殴り合いで決めてたもんね本当に!!」
リリカ「ええ(困惑」
深王「フローディアは兎も角…強かなお前であればどんな反則の手を使おうと、百年黙って引き下がり素直に死ぬなどとあり得ぬか…!
余としたことが不覚ッ…!」
姫「というわけでー…まずはこの私と戦っていただきましょうか♪
力がコントロールできてからヒマでヒマでしょうがなかったんですよー^^;」
深王「ふむ、魔をわからせし我が妹の力、興味ある…ならば余はその次としようか。
オランピアよ!此度は我らがサポートに回るぞ、良いな!(キリッ)」
長「ったく…仕方のない子たちだねえ…三つ子の魂百まで、とはいうが逆に変わらな過ぎてゾッとするよ」
クジュラ「ぐぬぬ…俺は正直付き合いきれんぞ…姫様がこういう方だったのは存じ上げていたが。
おい、お前はどうs」
「封 印 が 解 け ら れ た !! \(^0^)/」
クジュラ「( ̄□ ̄;)何いいいいいいいいいいいいいいい!?
てか画像と台詞あってねええええええええええええええええええええええええ!!」
オランピア「いやーそこは演出の綾というもので…ぶっちゃけマジにやんの肩こるんスよねー♪
大体深王様ぁ、こういっちゃなんですがあんたギャグセンスなさ過ぎッスよー。
テントと見せかけてラー油渡すってネタ、全ッ然ウケなかったッスよー('A`)」
深王「( ̄□ ̄;)マジで!?
むむ…我ら深都のアンドロがクリーンなエネルギーでなおかつ人間と同じ食べ物っぽいので動くということをアッピルして冒険者の緊張をときほぐそうとするナイスネタだと思っておったのに…!」
オランピア「そもそも当初はあたしらの正体隠してるんだし意味ないじゃないッスかー。
つーわけでー、折角やるんでしたら今度はあたしの好きにやらしてもらいますよー。
世界樹の知識には最高にハイ!なセンスのギャグがいっぱいありましたからー」
深王「なん…だと…!?
おのれ世界樹…余に恥をかかせんとわざとそういう系の知識を伏せておったなああああああああああ!!(#^ω^)ノシ」
リリカ「もうやだこの人たち…えっ何なのこの空気('A`)」
こいし「というわけでー…向こうさんもやる気満々みたいだし私と一緒に冒険だね♪
わー楽しみだなぁー^^」
リリカ「んなこと言ったって、メンバーどうすんのよ。
私だけ見送りの為に残ったけど…ってかあんたがいること事態想定外だったけど、他のみんなもう既に帰っちゃってんでしょ?
まさか現地の冒険者を募って旅に出るとかそういう馬鹿なことは」
「それは心配いらないわ」
リリカ「レティさん!?
一体どうしてあなたまで!?」
レティ「そこの無意識が言った通りよ。
イッシュ地方だっけ?そっちでどこぞの遊牧民やらリア充人形遣いやらがこぞってのりこめー^^してバグに泣かされるのを尻目に傍観するって決まった以上、やることもないらしいのよ。
折角だしもう少しこっちの方に付き合ってもいいかなって」
ポエット「それに私達もいますよー^^」
ルーミア「ヒマだから戻ってきたのかー」
チルノ「最強のあたい達も一緒だから宝船に乗ったつもりで安心していいよ!!>▽<ノシ」
リリカ「うわー結局みんないるんだーもうしーらないっと\(^0^)/
って、そう言えばアンナさんと…早苗は?」
葉菜「あの子は神社の仕事するって言って速攻でトンズラしたわ…多分本音はこいしちゃんに背中を狙われるのがトラウマになっただけかもしれないけど」
リリカ「ただの探索補助のはずなのにどんだけ斬られたんですか、早苗^^;」
大妖精「ついでに言うと私達5りは第四階層くらいに行くまで手出ししちゃ駄目だそうですよ。
ポエットさんは休養してサブクラスをプリンセスに変更、チルノちゃんも休養してスキルだけ振り直し、ルーミアさんと葉菜さんと私はそのまま待機だそうです」
リリカ「うーん…だったら私達3りだけかー…ってちょっと待ってよ!?
今見たらレティさんグラフィック変わってるー!?( ̄□ ̄;)」
レティ「あなたと私とこいしは一度引退してキャラリセットしろということみたいね」
リリカ&こいし「な、なんだってー!!(AAry」
レティ「知ってると思うけど、レベル30以上なら「引退」して、その能力を引き継いだレベルが半分のキャラを登録できるの。
さらに、引退時のレベルに応じた能力値&スキルポイントボーナスも付くし、法典を使っていれば最初の引退の時だけ強化分も引き継げるわ。
私と早苗とこいしはレベル50だから、この枠で引退したキャラはレベル25でスタート。
リリカとアンナはレベル61だけど、引退時レベルが60を超えると新キャラは一律レベル30になる。
だから、あなたともう一人の子は休養して、レベル25に揃えてもらうわ」
リリカ「は…はぁ、詳しいっていうかメタいですねレティさん」
こいし「私はクラスもサブクラスも一緒でいいってことだけど…あれ、そう言えばサブクラスって深都に行かないと付けられない気が」
レティ「そうね、とりあえず速攻で深都まで到達する必要があるわ。
本来深都到達レベルは25だし、道中ミッションとか受けてればもう少しレベルも上げられるでしょう」
リリカ「う…うーん…でも、アンナさんもとい圧縮業火ないときついなぁ」
レティ「言い草w
まあ否定はしきれないのが悲しいけど…引退しろって言ったでしょ?
あなたが圧縮三色砲台もといゾディアックに鞍替えすればいいじゃない」
リリカ「( ̄□ ̄;)うええええっ!?」
こいし「そーだねー、そもそもリリカはキャラ的にプリンセスって柄じゃないじゃん。
どうせポケモンでも流星群覚えてるんだからメテオ撃っちゃいなよ^^」
リリカ「そうやってさりげなくメタ発言混ぜてくる…いやらしい。
つーか何て言い草しやがるこの崖下無意識」
レティ「とりあえず状況は把握してもらえたようだし、ギルドへ行くわよ。
そろそろ早苗達の能力を引き継いだ連中も来てるかも知れないし」
深王「ふむ、話はまとまったようだな。
なれば我らも各々の持ち場に帰るとするか…征くぞ、オランピア!」
オランピア「らじゃーりょーかい!><ノシ
それじゃ皆さま方、また第二階層あたりでお会いしましょう^^」
姫「うふふ、腕が鳴って仕方がありませんわ…ってフローディア、クジュラは?」
長「余りの超展開に呆れて帰っちまったよ。
まぁ…あたしとしても気持ちは大いにわかるがね。
職務に支障が出ない程度の休暇をくれてやるのがいいさ」
姫「あらあら残念だわ。
まぁ彼でしたら、なんだかんだいってそのうち駆けつけてくるでしょう…色々弱みも握っていることですし(ニヤリ)」
長「(クジュラ…同情するよあんたには…)」
狐尾奮戦記17 「ノンストップ・ザ・バトル」
百合花「えっ今更だけど何この超展開。
流石のボクでも詳しい説明が欲しいんだけど。
クリア前にもムロツミとか真祖関連とか結構鬱展開あった気がするんだけどどうしろってのこれ」
諏訪子「クッソ今更だが、オランピアのラー油ネタを持ち出したあたりから、基本こういう空気の世界だということは匂わせてたつもりではあるらしいんだがな。
まああの鬱展開の真相?も次の次辺りでちらほら明かしていくつもりではあるよ。
当然原作はそんな軽いノリではないし、海都につこうが深都につこうが基本的に救いなんて甘ったれたものはねーんだが」
百合花「つまり全編鬱展開になりそうだから世界観自体を狐野郎が魔改造したと」
諏訪子「そういう認識でいいよ。
基本的にはどこぞのボケ女王がいるリスタチアの世界みたいなもんだと思ってくれれば」
百合花「あれかぁ('A`)
あの女王()も地味にボクとキャラ被りだから、ヘンな補正食らわないかだいぶ心配なんだけどさあ」
諏訪子「オメーはリリカと違ってクラス自体が全然違うからそんなことねえだろ多分」
百合花「心なしかハンギングの頭封じが全ッ然付かないんだけどどうなんです諏訪子さん」
諏訪子「大昔Hが暴れすぎた反動と関心するがなにもおかしい話はないな(キリッ
そんなことより、ログに登場するの自体10年ぶりなんだしほぼ新キャラみたいなもんだから、自己紹介でもしとけばどうだ?」
百合花「むしろそんなに間が開きまくってたらボクの扱い新キャラでよくない?(しろめ
まあいいや、改めてボクは桜井百合花。めーやみたいな犬娘じゃなくて狼娘、しかも由緒正しい神様の御使いを務めた一族の末裔なんだ。
…といっても、ボクは小学校に上がったころにお父さんもお母さんも、妹も事故でいなくなって、孤児院で暮らしてたんだけどね。
今は同じ孤児院にいた子と、その孤児院を運営している家のお嬢さんと3人で、バンド活動もしてるんだ。ボクはギターを担当してるよっ」
諏訪子「かなり大昔のキャラ設定でも、意外に孤児って設定だけ変わってないんだよなお前。
その、あれだ…どこぞのスイーツ()女王と口調も一緒だったっけ当初から?」
百合花「そうみたいなんだよねえ(しろめ
あと何時の間にかだけどつぐみさんの後輩にされた、一応みー(操)と同い年だよっ」
諏訪子「あの世代は版権勢込みだと大所帯だしな、しゃあないだろ。
クラスはパイレーツか、狼はどっかの和製竹林狼女共々スピードに命かけてるようなところあるから足の速いクラスは丁度いいのか」
影狼「いやそこまででもないけど?(困惑」
百合花「もみぢさんとかここの界隈だと超鈍足だとかも聞いたけどなあ。
…って、今誰かいた?」
諏訪子「(スキマに何かを押し込んでる)気のせいだろ。
ログでこいし共は第二階層の適正に合わせて休養したようだが、お前らは基本そのままなんだな」
百合花「あくまで周回プレイだし、そもそもにしてボクたちこともあろうに99引退だからね。
おまけに装備も基本最強クラスだし、サブクラスも付けてるし。
本格的に攻略?するのは第三階層からで、それまではまだ99までレベル上げてなかったつぐみさんたちが一気に進める感じになるかなあ」
諏訪子「ああ、そこは一切自重せんのか(しろめ
サブはシノビだがシナジーかなんかあったっけ?」
百合花「もう一人もなんだけど…タンク役がいないから可能な限り回避っていうスタンスなんだよね。
ボクは我流の剣術と首切でコンボしてあわよくば連続即死で薙ぎ払っていくのが最終形の予定なんだけど、実はまだそこまで振ってないし。
とりあえず今は軽業を取りに行ってる感じかな」
諏訪子「TP余り気味のパイレーツで軽業ねえ。
イーグルアイがトリックスターの対象外だから意味はあるのか」
百合花「別の子が召喚枠使うから陽炎とかも振らないし、チェイス振るかどうかはまた考えることにするよ」
…
…
〜冒険者ギルド〜
♪BGM 「疾走あんさんぶる」/ビートまりお(東方アレンジ・原曲「幽霊楽団 〜 Phantom Ensamble」)♪
ギルド長「よう、英雄様のお出ましか。
聞いたぜ、海都のオテンバ姫が何かしでかすのに付き合わされるんだってか?」
リリカ「あー…耳早いですねー…」
ギルド長「そらそうだ、ついさっき当人が直々にやってきて宣言してたからな。
ただ待ってるのもタイクツだから、お前ら以外でも腕利きの連中どんどん放り込めとの思し召しだそうだ。
ったく…こちとらその冒険者の安全管理やら何やらも受け持ってるってのに気楽なこった。
長がめっちゃ渋い顔で頭抱えてたぞ」
リリカ「な…なんと言っていいのか…すいません><」
ギルド長「お前が謝るこたあないだろ、むしろ巻き込まれたんだし」
こいし「そーそー^^」
リリカ「あんたは黙ってろ崖下無意識(#^ω^)」
ギルド長「そうそう、お前らの後輩?とか名乗る奴らが来てたぜ。大人しそうな金髪の子と、緑髪の姉さんだ。
装備品を引き継いだはいいが、微妙に気に食わないからとお前らの金を持ってネイピア商会へ行っちまって…緑の姉さんがどうもタダ者じゃない気配を放ってたっつーか笑顔のままナチュラルに殺気を放ってたから止めきれなんだ…それだけは済まん。
俺も若い時は色々な無茶をやったが…アレにはまったく勝てる気がしなかった…情けない話だが('A`)」
こいし「緑髪…でも、早苗さんじゃない…?」
リリカ「やっば、何かすっごく嫌な予感がするんだけど。
まぁいいや、それよりギルド長さん、私達二人を引退の扱いにして再登録の手続きお願いしたいんですが」
〜30分後〜
リリカ「こんなもんかな」
こいし「私やレティさんが言えた義理ないけど…もとのキャラの面影皆無だよねwww
つーか今の方が女の子っぽいとかwww」
リリカ「やかましい黙ってろ馬鹿(#^ω^)
でもあれだよねぇ、号令もなし、レティさんのメイン盾は期待できるからいいとしてもそこのこいしは前衛以外ではまるっきり役立たずでしょ?
あとの二人がどのクラスになったのかはわからないけど…流石に回復役がいなかったらつらいよねー」
「あらあら、何を言ってるのかしらこの子は?
攻撃は最大の防御なり、回復の必要がないくらい可及的速やかに邪魔者を始末して行けば問題は何もないじゃない」
♪BGM 「眠れる恐怖 〜 Sleeping Terror」(東方幻想郷)♪
リリカ「( ̄□ ̄;)げーっ!?この声はー!!」
レティ「そうよねー、最近の茶飲み友達が別世界で暴れてると聞けば、あなたみたいなのが大人しく向日葵の面倒を見てるとは思いにくいわよね」
幽香「言ってくれるじゃないの雪女…まぁ、否定はしないわね。
魔界の反乱やらがひと段落ついて向こう、こっちはとにかくヒマを持て余してるのよ。
丘の管理はリグルや妖精たちがいればやることもなかったし?」
こいし「えーそれって今までと全くかわr…むぐっ!?」
リリカ「滅多なクチを無意識に利くなッ!!><
あんたのその言動で私達まで巻き込まれてもかなわないわよ!!」
レティ「あなたも死亡フラグ立ててどうするのよ…」
幽香「失っ礼ね〜…確かに昔はそんなこともあったかもしれないわ。
けどまぁ、この世界でなら思いっきり暴れてかまわないって、かごめも言っていたわ。
だからこの私を存分に暴れさせてくれる限り「あなた達には」何もしないわよ?(にこっ)」
リリカ&こいし(だからその笑顔が怖いんですけどッッ!!^^;;;)
「うー…待ってくださいよ幽香さーん!><
一人で勝手に決めて自分の用が済んだらさっさといなくなるとか酷いですよー!!」
幽香「何言ってるのよ、あなたは装備品必要無いから待っててもいいって言ってたのに、勝手についてきただけじゃない」
フラン「だって幽香さんをまかり間違っても一人で野放しにするなって静葉さんに頼まれてるんですから!
下手に問題起こされた日には私達も責任取れませんから!!><」
幽香「ったく…どいつもこいつも私を何だと思ってるのかしらね。
この私をあまり怒らせない方がいいんじゃないかしら…?(#^ω^)ピキッ」
リリカ&こいし(そんなんだからそう言われるんだって気づいてゆうかりいいいいいいいん!!><)
こいし「というか…これは珍しい顔が」
リリカ「フランあなた、こんな真昼間から出歩いて大丈夫なの?」
フラン「えーっと…まぁ、まだ真祖化して間もないけど、日常生活に支障がない程度でなら…^^;
かごめさんからは「いい機会だから少し日光に慣れてこい」とか言われてまして。
足を引っ張っちゃうかもしれませんけど頑張ります!!><ノシ」
こいし(足を引っ張る…だと…!?
初っ端からジャイアントキルに全振りした揚句三色バラージもってて…?^^;)
リリカ(明らかにこの時点でアンナさんに匹敵する殲滅力持ってるよね…^^;
こ…これだから紅魔館の吸血鬼は…)
…
…
百合花「ユウカリンサンかあ…」
諏訪子「ユウカリンサンなんだよなあ。
基本あの花妖怪とムイシキは存在自体が水と油な気がすんだが、そこに放り込まれたフランとリリカは本当にご愁傷さまとしか」
百合花「雪女のお姉さんは?」
諏訪子「あいつはいいんだよ、ヒマさえありゃ
百合花「ええ(しろめ」
諏訪子「ンなことより二週目は回復ポジどころかプリまで切って、純粋火力でゴリ押ししつつムイシキが討ち漏らしと味方に牙を抜くクソスタイルだ。
在庫と資金はあるんだからひたすら回復薬をバンバン使っていくつもりだ」
諏訪子「二週目の大きな違いだが、まず最初の地図描きミッションがない。
大航海の探索や大航海クエストの進行度、取得したリミットスキルと獲得した鍛冶用のハンマー、星の鍵と太陽の鍵、レベルキャップ、ショーグンとかの解禁要素は問答無用で引継ぎ、任意で引継ぎできる要素はギルドメンバーとその名前、図鑑、地図、店売り品の在庫、預り所に預けたアイテムだ。
地図は抜け道を再度開放する必要もあるが、宝箱とミッション、クエスト、ミニイベントも問答無用でリセットされる。
リメイク前はミッション以外はリセットされず強制引継ぎだったが…宝箱が復活して入手の限られる割引券がまたもらえたりするのは本当にでかいな」
百合花「なんかクエストだけ最初からは解放されてないんだけど、その辺は」
諏訪子「一度樹海に侵入して、そして蝶亭に入り直せばいい。
ちなみにアリの女王とか復活するクエボスは、そのクエストを解禁する必要があるが…三竜は何時でも戦えるようになっている」
百合花「確かに道中で金竜がいたのは解ってたけど、月の鍵がないと行けないエリアだったからそもそも入れないんだよねえ」
諏訪子「因みにリメイク前では先の周回で全てのクエストを攻略した場合、二週目はそもそもクエストが出てこないなんてことになる。
アリの女王とかのクエボスとすぐ戦いたい場合は便利だったんだがな」
百合花「ほーん」
諏訪子「あと引退についても、引退時レベルのボーナスは元のレベルに応じて大きくなる。
31〜39なら全能力+1、SPは4多くもらえる。そのあと40〜49、50〜59、60〜69、70〜98で少しずつボーナスが増え、99で引退した場合は全能力+10、SPも10多くもらえる」
百合花「70以降がずいぶん差があるんだねえ」
諏訪子「70以上のレベルにするなら竜を狩ってレベルキャップを開放する必要があるけど、最高はレベル99だ。
これは三竜攻略の時に触れるとしようか。
で、それぞれクラスはゾディアック、ショーグン、フォートレス、ウォーリアー、バリスタ。
実はリリカの野郎もダークエーテルからメテオを乱発するという非常に頭のよろしくない型で、ゆうかりんさんは当然棍棒持ってナインスマッシュしに行く奴だ」
百合花「つまりゆうかりんさんとムイシキは平常運転、と」
諏訪子「ムイシキが黒幕を殺ったらそこで試合終了というわかりやすいやつだな。
因みにポエットはサブをプリに変更したらしい。相変わらずロイベは振るつもりみたいだがな」
百合花「諦めるって選択肢ないのかなそこは…」
諏訪子「そもそSP足らんとは思うが…やはりアームズだけは頑なに振らないんだよな。
あいつのプリとしての仕事はリセポン撃ったりQOしたりなんだろうなあ」
百合花「形が変わってもやること一緒なんだねえ」
諏訪子「てなわけで二週目準備編はこんなもんだ。
基本的にここからはムイシキによるムイシキの為のムイシキ殺掠行脚、攻略要素は最低限にトンチキ話満載でやるからな。
一応次回は基本お前らで解説してくれ、正直幽香とこいしがなんかやってるの見てるだけでこっちも胃が痛くなってくる><」
百合花「うえーマジですか…」
諏訪子「マジです。
まあ復調したら5本後ぐらいに帰ってくるわ、よろしく」
百合花「ここまで不安要素しかないって大丈夫なのこのログ?」