〜第三階層B10F〜

幽香「ちょっとリリカ…話が違うんじゃないかしら…?(イライラ
リリカ「(びくーっ!!)なな、何がでしょうか幽香さん!?」
幽香「何が、じゃないのよ何かじゃ。
  私がぶちのめそうとしたエモノはそこの空気を読まない無意識が片っ端からズタズタにしやがるわ
こいし「〜♪(無意識に視線を幽香からそらしている)」
幽香「そもそも…ナルメルとケトスだっけ?
  私に止めを刺させてレアドロップ取るとか言ってたから期待してたのに…あなたの圧縮渦雷と圧縮業火で決めてくれちゃってたわよね…?
  私としては別にモンスターじゃなくてあなたとこいしをズタズタにすることで憂さ晴らししてもいいんですけどねえ!?(#^ω^)ビキビキビキ
こいし「( ̄□ ̄;)ちょ!私もなの!?」
幽香「あたりまえでしょうが何無関係なツラして逃げ打とうとしてるのよしばくわよ(#^ω^)(こいしの肩ガシィ
  介錯だっけ?あんたそれで私が攻撃に入る前にことごとくモンスター斬り殺しやがってるわよね…酷い時にはこれ見よがしに私が動くタイミングを見計らって飛び込んできやがるし?
  その時点であんたに正射必中からのナインスマッシュをぶち込んでやっても良かったんですわ?お!?」
こいし「あ…あわわ…私は悪くない!!
   すべて私のこの手が悪いんです助けてレティさーん!!><
レティ「その言い訳をした半天狗がどうなったかぐらい知ってるんじゃないかしらあんた(鬼滅の刃15巻閲覧中
   そもそも相手が魔物だけならユウカリンサンの怒りを買うだけで済むかもだけど、あんた此処までの道中いったいどれだけリリカとフランを斬れば気が済んだのかしら?
   私への介錯なら一応一定確率で防げるけど、いい加減あんたのせいでネクタルの代金馬鹿にならない事になってるのよその埋め合わせしてくれるのねえこいしちゃん?(#^ω^)ビキビキビキ
フラン「…無意識こわい無意識こわい…><(ぶるぶる)」
リリカ「つーか無意識的に幽香さんは執拗に避けてるわよねいい加減私もあんたをあべこべに串刺しにしてやりたいんだけど?(じろり)」
こいし「この世に救いはないんですかねえ?(震え声」



狐尾奮戦記18話 古明地こいしのドキドキ世界樹日記乱闘編



♪BGM 「猫侍の逆襲」/猫叉Master

百合花「うん、まあ、しってた(しろめ
   実際あの介錯マジで止まらないというか、装備品でダメージは受けにくくても毒に関しては固定数だから、毒を浴びようものなら最後ムイシキが刃物持ってすっ飛んでくるとか怖すぎると思いませんか涼花さん(キリッ」
涼花「
( ̄□ ̄;)そこで何の前触れもなくログ初参加の私呼ぶの!?
  ううっめちゃくちゃだよゆりちゃん…いつものことだってわかってるけどさあ…」
香澄「うふふそれもまた愛ですわ^^
  それにしても味方であろうが隙を見せたら油断も呵責もなく斬りに行く心構え…同じくこの過酷な戦場に生きるものとしてわたくしも見習わねば…!
ふたり「「いや、マジでやめて香澄(ちゃん)」」

百合花「つーわけでー、今回はムイシキとかムイシキとかHとかその辺のお話だよね。
   相変わらず中身は本編から相当にキャラがねじ曲がってるから注意していただけたら」
涼花「そこにしれっとチルノさん混ざるんだ…」
百合花「あのおかげでボクのハンギングとかの追加確率にマイナス補正掛かってるっぽいから同類でいいよ><
   というわけで二人とも自己紹介!」




涼花「だから唐突すぎるっていつもいつも!!><
  はあ…もういいや多分治らないしゆりちゃんのこれ。
  え、えっと私は相川涼花(りょうか)多分だけどゆりちゃんや香澄ちゃんと同い年…なんだけど、私自身がどの種族なのかよく知らなくて。
  私にも私でなんか良くない場所でよくないことされて生まれたとかいう話があるんだけど
香澄「涼花ちゃんのことは、お父様達も詳しく教えて下さらないんですよね。
  でも、なんだかいろいろな能力があって、素敵な歌を歌えて、キーボードも上手なわたくし達『サクラソウ』の大切なリーダーさんなのは変わりませんよ♪」
百合花「なんかKy担当でバンドリーダーとかどっかのちくわバンドじみてるけど気にしたら負けだと思ってる(キリッ




涼花「
( ̄□ ̄;)メタい!!
  あっ、えっと…ゲーム内ではビーストキングってクラスみたいです。
  私の中にある『様々な妖怪の因子』を分身体として召喚する、というコンセプトみたいです。サブはファランクスだから、手が空いた時にガードスキルも使うのかなあ」




香澄「それでは、わたくしですね。
  皆様御機嫌よう、前崎香澄と申します。
  前崎の家は今でこそ妖精国貴族の末席でありますが、竜造寺の化け猫を祖に持つ由緒ある一族の末葉として、その名に恥じぬよう研鑽を積んでおります。
  『苦労は進んで買い取れ』の家訓を胸に、わたくしも幼少の頃から孤児院で他の子たちと同じように育ち、百合花さんと涼花さんとは『サクラソウ』のバンド仲間としても、共に歩んでいけるように努力と研鑽を積んでおります。
  わたくしはお二人のパフォーマンスを陰から支える、ドラムの担当をしておりますわ」
百合花「ホントさあ、しゃべり方はお嬢様そのものなんだけど、香澄全然気取ったところがないっていうかさあ。
   家族がいなくなったボクが、すぐ他のみんなとも大切な家族になれたのは、香澄のおかげだったしね」
涼花「私もゆりちゃんがくるまでは、香澄ちゃんが一番の話し相手だったからね。
  それに香澄ちゃん美人だし成績優秀で剣術も強いし魔法も得意だし料理もできてドラムもすっごく巧くて…あれっ、香澄ちゃんなんか欠点みたいなものってあるの?
香澄「えっと…その…わたくし物心ついたころからお父様のような、強くて格好のいい変身ヒーローにあこがれておりまして…だから自作のこの衣装を常に身に付けていないと落ち着かないと申しますか…これを脱いでしまうと本来の力を発揮できないのです…><
百合花「あーそうだったヒーローオタクだった、筋金入りの(しろめ」
涼花「あと私達へのスキンシップ()も過剰だしそっちの反応もいろいろ過剰だよね。どこでそういう知識覚えてくるの?(ジト目」
香澄「ああっふたりともそんな目で見ないでっ興奮しちゃいますからっ(*´Д`)」
ふたり(これさえなければ本当に完ぺきなんだけどなあこの子)




香澄「
( ̄□ ̄;)はっ!?
  いけないいけないわたくしったら…もっと自分を御するよう研鑽を積んでいかねば、真のヒーローには程遠いですわ。
  クラスはショーグン、サブにシノビで百合花さん同様回避しつつアタッカーを担当しております。どうぞ良しなに」
百合花「あとはまあ…ボクたちの『先生』ふたり加えたPTで二周めを行くよ。
   さて、ムイシキの暴れっぷりは第三階層で本領発揮、
母龍に挑んで爆炎撃をもらって致命傷を受けた妹様とリリカさんが立て続けに介錯されて逃亡を余儀なくされるという」
涼花「まあこいしさんのことだし、昼間に乗り込んで経験値稼ぎのため母龍狩りをやろうとしたのに巻き添えを食わされた当然の末路というか(´・ω・`)
  でも本当の意味での落後者第一号は第二階層、古代魚三連星の呪いからジャイアントキルの反動を受けて即死したフランさんみたいなんだよね…」
香澄「あの魚はよく斬れますから、油断していると反動だけでわたくし数人が吹き飛ばされるダメージを受けてしまいます…」
百合花「あ、そこはちゃんと自分換算なんだ…実際、全属性弱点だから、呪いさえ受けなかったら速攻できるからね。
   HPもかなり高いから常時GKが乗るし」
涼花「逆に通常モンスター含めてGK乗らないことの方がレア事象定期
香澄「バリスタはHPの値が少ないようですから、そこも長所になっているということですわね」
百合花「あとあのムイシキ、この時点で一度たりともゆうかりんさん狙ってないらしいよ。
   結構毒とかで介錯圏内入っているみたいだけど、なんでなんだろうね(真顔」

こいし「
そんなに言うならやってみろー私でも経験値ロストは怖いんじゃあああああああああああああ!!><
リリカ「(スキマにこいしを蹴り込みつつ)やかましい恐ろしいなら最初っから誰に対してもやるなドアホ」

香澄「今、なにか」
百合花「ボクのログには何もないね(キリッ
   まーとにかくあのムイシキのおかげでネクタル消費量はバカにならないし、幸運のハンマーをゆうかりんさんが決めようとしても圏内に入った瞬間ムイシキが斬るしで、まーしっちゃかめっちゃかみたいだよ。
   そんな恐ろしい状況で、真昼間から母龍狩りするとか正気の沙汰じゃないよね実際」
涼花「裏返せば
そこの猫侍がそれをやりかねないってことだけど、その辺大丈夫なんですかねゆりかねーさん?(しろめ」
香澄「猫侍…!なんていい響き…(感動
百合花「いやまあそこはなるようになれって感じかなあ(しろめ」








幽香「まぁ小粋なブラックジョークはここまでにしといて」
こいし&リリカ(ブラックジョークの時点で小粋じゃねえじゃん!!><)
幽香「ここよね、あの機巧(カラクリ)の王様が言ってた「断罪の間」とか言うのがあるのは。
  リリカの話を聞く限りでは、ここには誰もいないって話だけど」
リリカ「あ…うん。
   あのひとは…いなくなっちゃったからね」
幽香「そう…あなたたちの心を動かした『真祖』とやらにも、一度会ってみたかったものね。
  それはいいとして、本来とらわれているべき者が存在しないその牢に行って、何をしろというのかしらね?」
こいし「メタな話するとまぁ…形式?^^;

次の瞬間幽香が無造作に振り回したヤグルシがこいしの額をかすめる…!

幽香「いい加減その自重しないおクチの調教が必要になってきたかしら?
  でも…私はみとりほどやさしくはないわよ?(#^ω^)ビキビキビキ」
こいし「すすすいませんもう言いませんごめんなさい!!><」
幽香「まあそれはいいとして、誰かがいるということは確かね。
  あのカンに障るような場違いなくらい明るい声でしゃべる人形(ガラクタ)が待ってるとも聞いたけど」
オランピア「
( ̄□ ̄;)うおう何かヒドい言い草だあ!!
     いや〜お待ちしてましたよ皆の衆…ってかやっぱ進行早いっすねー^^;
     ゲーム内時間で小一時かn…じゃなくて先の海底洞窟跡で出会ってから何日も経っていないというのにお早いお着きで^^;」
リリカ「いやさあ…幽香さんじゃないけど、常時そのノリでいられたらいられたで地味に腹立つわねあんたは。
   で、一体この中に誰が待ってるの?」
オランピア「そいつぁ見てからのお楽しみって奴ですよ〜…よし、開いた。
     それでは5り様ごあんな〜い♪」

オランピアは断罪の間を開けるや否や、アームを展開して5りを断罪の間に突き飛ばした!!

リリカ「( ̄□ ̄;)きゃあ!?」
オランピア「それじゃごゆっくりー^^」

さらに、オランピアは人間離れした素早い動きで扉を閉めて施錠する!!
リリカ達は断罪の間に閉じ込められてしまった…。

リリカ「( ̄□ ̄;)ちょ!なんてことしやがる!」
レティ「ま…まさかこのまま閉じ込められるなんて罠イベントじゃないでしょうね…?」
幽香「あいつ…第二階層といいマジでいい度胸してるわね…
何時か絶対ブッ壊してやる(#^ω^)
フラン「あれ、あそこにいらっしゃるのは…さとりさん?」
リリカ「えっ?」

♪BGM 「少女さとり 〜 3rd eye」/ZUN(東方地霊殿)

さとり「おや、思ったより早かったですね」

そこにはビーチパラソルを無意味に設置して、そのわきに設置したビーチチェアーにスクール水着姿で寝そべっているさとりの姿…。

こいし「わーいお姉ちゃんだー^^」
リリカ「つーかさとりさん何やってんですかこんなところで…つーか何て格好してんですかマジで」
さとり「いえね、かごめさん経由でこのことを聞かされて、どーせまたこいしが迷惑かけてるんじゃないかと思って深都へご挨拶に行ったら、あなた達が来るまでここにいて欲しいって、ザイフリートさんに頼まれたものですから。
   なんとも話の分かる方で、私の能力について説明したら、私の能力で適当にフカビトの幻影を出してあなたたちと戦わせろという趣旨のようですね。
   ああそれとここ…とにかく暑いんですよ。最近火炎地獄行く時は基本スクール水着ですんで、似たり寄ったりの場所に行くなら着馴れた衣装の方がいいと思いまして(キリッ)」
幽香「確かにこんなとこ…流石の私でも一応必要だと思って軽めの鎧はつけさせてもらってるけど、これ着て歩くのはしんどいわね。
  レティとかよく平気ね、盾職ともなれば基本甲冑でしょうに」
レティ「ああ、そこはほら逆に鎧着てるから、そこに冷気を溜めこんでおけるのよ。
   最初慣れるまでは多少しんどかったけど、慣れてしまえば着てた方が楽よ。
   最近河童共が夏用の作業着として扇風機で中に風送れるジャケット着てるじゃない? あれと理屈一緒」
幽香「…ふぅん(←ちょっとうらやましい)」

さとり「よっこらせっと…さて、一応イベントですのでやることは済ませてしまいましょう…えーっと、とりあえずリリカのトラウマを読めば一発ね。
   眠りを覚ますトラウマで眠るがいい!!(キリッ)

さとりはスペルカード「恐怖催眠術」を使った!
リリカの記憶から再現されたフカビトとフカレディが具現化されるっ…!

リリカ「
( ̄□ ̄;)ひゃあああああああああああああああ!?
さとり「さーフカビト達、やーっておしまい!(キリッ)
フラン「っていうかなんでさとりさん無駄にノリノリなんですかー!!><」


〜少女戦闘中〜


最後に残ったフカレディはふらふらになっている…。

幽香「ようやく止めがさせるわね…!
  食らいなさい、最強最速のナインスマーッシュ!!

幽香はナインスマッシュの構え!
チャージで高められた破壊力ばつ牛ンの一撃がフカレディをおs

こいし「
ヒャッハアアアアアアその前に御首頂だ…げふう!?( ̄□ ̄;)

フカレディもろとも介錯に入ったこいしを殴り飛ばした!!

幽香「ふぅ、一丁上がり(きらーん!)
リリカ&フラン「( ̄□ ̄;)もろともに殴り飛ばしたあああああああああああああああ!!?」
さとり「めちゃくちゃやりますねー…まぁ、自業自得のような気がしますが」
レティ「あんたそれでいいの…妹でしょうに」
さとり「いいんですよ最近いろいろなタガが外れちゃったもんだからこっちも大迷惑してるんですよ…こいしがやらかした様々なあれやこれやの尻拭いさせられて歩く私の悲しみをだれが理解できるってんですか(血涙
レティ「あ…うん、なんかごめん…」
オランピア「うひゃあ、メンバーもクラスも変わったとはいえフカビト達一蹴ッスかー…こりゃあおったまげましたなあ^^;」

何時の間にかオランピアが扉を開けて入ってきていた…。

リリカ「こいつこんなイイ性格してたっけ…?」
フラン「さあ…私は会ってからそんな経ってないからわかんないですし^^;」
幽香「つーかあんたのそのナメタ態度もいい加減ムカついてきたわね…何時かと言わずこの場でぶっ壊してやろうかしら(#^ω^)」
オランピア「おおお落ち着いてくださいな軽いジョークじゃないですか〜^^;
     まぁこれで、リリカさん以外の方にも過去何があるかを御理解いただけたと思いますよって…とりあえずこの糸差し上げますから深王様ンところ逝ってちゃちゃっと報告してきてくださいな^^
     そいじゃあ撤収〜♪」








百合花「まあ実際はどっちもムイシキが介錯してるしついでにナインスマッシュはことごとく外れてますね
涼花「えっ後者の情報必要?」
百合花「勝利の塔でネローナさん達と協力してるとわかりやすいけど、
ナインスマッシュって素でぶっ放したらむしろ当たる方が珍しいスキルなんだよね。
   サブバリスタで正射必中マスターして、そこから照明弾を積んで、その上でHIT補正持ってる鎚から撃ってようやく半分当たるかなーみたいな」
涼花「ええ…じゃあ基本的に脚封じ必須じゃん…」
百合花「しかもナインスマッシュとか言いつつ攻撃回数も最大H回のランダムってだけで、ひどい時にはマスターしても莫大なTP消費と引き換えに2発しか出さないことだってある」
香澄「そういう分の悪い賭け、わたくしは嫌いじゃございませんわ^^
  ですけど、ショーグンにも確かそんなスキルございますわよね? わたくし使ってみたいのですけれど」
百合花「あーまあ五輪はロマン砲としてこれ以上にない性能だけど…基本二刀じゃないと割に合わないし、ショーグンは二刀で火力は上がるけどタンク職抜きでそんなんやったらヤバいし…。
   そもそも香澄一騎してるだけで普通に火力おかしいんでそれ以上はいいから」
香澄「むー」
涼花「(ピコーン)いやほら香澄ちゃん、一騎当千の方がみんなで協力して強大な敵を倒せるヒーローっぽい必殺技だよ!!
  そっちの方が絶対にいいようんわたしはそうおもうなー(棒」
香澄「(はっ)ヒーローっぽい…!?
  たた、確かにその通りですわっ現状維持でいいですわねそうですわね!!」
百合花「(涼花、香澄の扱いよく心得てるなあ…さすがだねえ)
   んまあそんな感じで道中のボスやらFOEやらはほぼ全部ムイシキに斬られて終わってるよ。いつものことだね(しろめ」








〜そのころのチルノin第一階層B4F〜

チルノ「というわけでここのナマズをあたいひとりでズタズタにして、あたいが最強だってことを証明してやんよ!!><ノシ
   おらー!かかってこいナマズー!!」
ナルメル「なんやとゴルァ!?
    妖精ごときが1りでこのわいに盾突こうやなんてええ度胸しとるやんけ!返り討ちにしたるわ!!」

ナルメルはヒレうちの構え…だがチルノにはぜんえzん効いていない!!

ナルメル「
( ̄□ ̄;)げぇーっ!?
    どど、どないなってんねん!?つーかその鎧タダ堅いだけやあらへんのかー?」
チルノ「これはあたい達が第五階層で手に入れたクロースアーマーとか言う鎧なんだぞー!
   ヘンな羊の皮で出来たコレはぶん殴ったりする攻撃をとっても弱くしちゃうんだってリリカとポエットが言ってたんだぞー!
   そんな鎧を身に付けた最強のあたいはさらに最強になった!!><」
ナルメル「第五階層…だと…!?
    ちょ、おま、そこまでレベル上がってるなら単独撃破とかそれこそイジメレベル…
アッー!!!








百合花「まあ普通に壊属性攻撃ばっかりだしねこのナマズ。
   エキスパートというか元の難易度でもレベル40超えてれば結構簡単だよ」
香澄「わたくしでも五輪の剣というスキルがあれば可能かしら…」
百合花「いやまあその…そのうちね(目をそらす」
涼花「次は…クリア前では触れなかった大航海クエストのお話でしょうか」








〜その頃のダマバンド〜

「さて…リリカさんたちはうまく行ってるでしょうか」
「心配いらないよー、レティだっているんだから。
それより」

ルーミアが振りかえると、神殿の只ならぬふいんき(ryに少なからず委縮している「トライルーキーズ」の面々。
かつて密航騒ぎで強制送還されそうになった代わり、バタビアの海を荒らす怪魚討伐に同行して顔見知りだった彼らは、迷宮探索を許され実力をつけていたのの腕試しにダマバンドの神殿の龍を再封印するという依頼を受け、勇んでこの地に降り立ったのであるが…いざ、現物を前にしてはその威容に飲まれている様子だった。
ルーミアはわずかに眉をひそめ、彼らに聞こえぬよう小声でポエットに問いかける。


「言っちゃ悪いけど…大丈夫なのかなこの子たち?
まだまだ、早かったんじゃないかなぁって気がするんだけど」
「あはは…でも、この子たちにも才能はあるよ。
今は緊張しているだけ、実際バタビアでも、私もリリカさんもサポートに回ってたくらいだし、実力は保障するよ。
だから、私達がやるべきことは」

ポエットはヤグルシを構え、三つの鎌首をもたげるその龍へと向き直る…!

「あの子たちを全力でサポートして、その成長を助けることだよ!」


♪「戦乱 荒れ狂う波浪の果て」♪


戦闘が始まる。

三人組のリーダー…パイレーツのエイスが、後列に控えるゾディアックのヴィセンの星術、紅一点のバリスタのマウマウが放つ属性拡散射撃に合わせ、属性に対応した見事な連携攻撃を決め始めるのを見て…ルーミアは感心したように口を鳴らす。
だが、瞬時にしてこのパーティには決定的なサポート役…すなわち、回復役がいないことに気付いた。恐らくは回復を考えず、三人の息の合った連携で速攻して仕留めるタイプのチームなのだろう…ルーミアは、そう直感する。
その考えを裏付けるかのように、ポエットも回復よりむしろ攻撃の号令をかけて、短期決戦を狙っている…それを一瞬のうちに理解したルーミアも、防御の考えを捨てた。

ルーミアは魔装「舞影」の能力で分身を生みだすと、分身ともども防御を度外視した追撃の構えをとる。
後衛の範囲攻撃が始動すると、前衛の少年とともに百戦錬磨の少女もまた、分身ともども愛刀・八葉七福の刃を煌めかせ、交易都市の守り神である凶龍に斬撃を加え、それぞれ別の意思を持って動く三つ首を瞬時に一掃する。
動きが止まったその巨体に、全員で総攻撃を仕掛けると…やがてその凶龍の巨体は動く力を失い、封印術式の中へと吸い込まれていった。

この街はこうして、定期的に龍脈に封印された凶龍を弱らせ、その力を持って魔術的に恵みを得ている土地であった。
ルーミア達も真祖と戦う少し前、その専門の討ち手と協力して凶龍と戦ったが…今回それに名乗りを上げた若き冒険者たちにはやはり速過ぎた挑戦なのではないか…最初ルーミアはそう思っていた。
それだけ、自分たちが苦戦した相手だったのだ。


その別れ際。


「今回の挑戦で…今の俺達の力と…その限界を見極めることが出来ました。
ポエットさん達「狐尾」の人たちがいなかったら、きっと」

最後まで、自分たちの勝利を実感できずに茫然としていたリーダーの少年が、少し悄気た感じでそう告げる。
ルーミアは苦笑して、その少年の言葉に返す。


「ううん、私こそあなたたちを見くびってたかもしれないね。
大丈夫、あなたたちは十分に強いよ。
私達と一緒にこの挑戦に参加して、何かあなたたちの心に残せるものがあったら、私達も嬉しい!


その言葉に、リーダー・エイスの表情もほころぶ。

「いつか…何時か俺たち自身の力で、あの龍を制する力をつけて見せます!
俺達の目標は…海都の生きる伝説となったあなた達なんですから…!」

少年達と、その「生ける伝説」となったギルドのふたりの少女は、堅く手を握り合う。
そしてインバーの港で、さらにまだ見ぬ海域へと向かい、船の上から何時までも手を振る少年たちを見送るふたり。


「彼らは…まだまだ君たちへの憧れを強く持っているね。
でも、彼らは若く才能もあるし、君たちの如き先達を敬い経験してゆくというそれ以上の長所を持っている。
うかうかしていると、先を越されてしまうかも知れんな?

見送る二人の傍に、何時の間にか港の長が立ち、微笑みながらそう言う。

「そうですね…まだまだ、私達も負けてはいられませんね…!」
「うん…リリカが姫様との戦いを終えてくるまでに、残る最後の場所まで行っておこう…私達の手で!」

夕日の中、頷きあうふたりの少女に、古き海の男である港長も満足そうに頷く。




伝説となったギルド「狐尾」の二人の少女が、古文書に記された龍の住まう地…伝説の「空中樹海」へ到達したというニュースが海都やその周辺諸都市を賑わせるのは、それから間もなくのことである。








百合花「交易都市ダマバンドのクエストだね。
   ここのボスはちょっとめんどくさいから、解説しておこうかな」




交易都市ダマバンド 大航海クエストボス
破滅を呼ぶ凶竜
HP5520 炎・氷・雷完全耐性/呪い・腐敗・毒・眠り・混乱・麻痺・盲目・頭封じ・腕封じ無効
龍の激震(脚) 全体近接壊攻撃、スタン付与
再生(依存なし) 氷河・炎海・雷雲の竜頭を全て復活させる
氷河の竜頭
HP740 氷完全耐性、斬・壊・突・炎耐性、雷弱点/腕封じ、脚封じ無効
双氷槍(頭) ランダム対象に2回(パーティが1人なら1回のみ)氷属性攻撃、眠り付与
氷恨息(頭) 全体氷属性攻撃、呪い付与
氷柱(頭) 単体氷属性攻撃
炎海の竜頭
HP910 炎完全耐性、斬・壊・突・雷耐性、氷弱点/腕封じ、脚封じ無効
双炎槍(頭) ランダム対象に2回(パーティが1人なら1回のみ)炎属性攻撃、スタン付与
炎脱息(頭) 全体炎属性攻撃、3ターン物理攻撃力低下を付与
炎柱(頭) 単体炎属性攻撃
究極の破滅(依存なし) 全体無属性攻撃、3つの竜頭が健在の時のみ使用
雷雲の竜頭
HP860 雷完全耐性、斬・壊・突・氷耐性、炎弱点/腕封じ、脚封じ無効
双雷槍(頭) ランダム対象に2回(パーティが1人なら1回のみ)雷属性攻撃、頭封じ付与
炎縛息(頭) 全体雷属性攻撃、腕封じを付与
雷柱(頭) 単体雷属性攻撃


百合花「ポイントは『三つの首が攻撃を担当する』『首は三色のどれかに対応していて、弱点も耐性もバラバラ』『胴体を丸裸にすると、首が復活するまでのターンは完全無防備』ってところかな。
   全部の首があると威力の高い究極の破滅を3ターンごと使ってくるから、いかに首を効率的に折っていくかが攻略の鍵になるね。
   実はトライルーキーズのクエストが一番簡単で、エイスのチェイスに合わせていけばあっさり撃沈させられるよ」
涼花「でも三色チェイスのどれを使ってくるかとか、わかるものなの?」
百合花「炎最優先、そのあと氷、雷って使ってくるけど、そんなに難しく考える必要はないみたい。
   そもそもにしてこっちも分裂して一騎当千を使えばいいんだから」
涼花「ええ…乱暴すぎやしないそれ?」
香澄「ザイバツ・シテンノが一角レッドゴリラ=サンのインストラクションにいわく…『何事も暴力で解決するのが一番だ』ですわね!!
涼花「
( ̄□ ̄;)一番ヒーローからほど遠いインストラクションだよそれ!!
百合花「あーうんまあ…それはもう置いとこう。
   条件ドロップは物理を含まない攻撃で胴体を撃破。純属性はダメージ通らないから面倒だし、水溶液が一番簡単だね。
   あと空中樹海についてはいずれ触れるから、今回は割愛するよ…一応、空中樹海の到達が三竜出現フラグにはなってるんだけどね」








〜再びリリカ達 第三階層B12F〜

クジュラ「やはりお前たちはあの姫様を懲らしめに行くのだな」
リリカ「あれ、クジュラさん今回は絡まなかったんじゃ?」
クジュラ「ああ…出来ればそうしたかったさ…そうしたかったんだが…ぐむむ…!orz」
フラン「な…何があったんでしょうか^^;」
幽香「大分罪深そうな感じがするわね、彼。
  大方ロリコンか何かで、本来忠誠を誓う姫様でよからぬことを考えてるのがバレて、それで弱みを握られてるとかじゃないかしら
フラン「そそ、そんなめちゃくちゃな^^;
   今地霊殿にいるあの正体不明の子たちじゃあるまいし…」
クジュラ「
(ぎくーっ!!)
    い、いやそんなことは一切ないぞ!?
    実際今回の件では我が愛すべき可憐な少女達が無事に愛する姫様の願いを叶えてくれてとてもうれしかったとかそのようなことは一切思っておらん!!
リリカ&フラン&レティ「( ̄□ ̄;)おいィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!?」
こいし「なーんだ、このひとも結局崖下さんだったんだねー^^」
リリカ「うっわー…結構シブくて格好いい人だと思ってたのに…。
   こんなんチルノには絶対見せられないね、あいつクジュラさん結構好きだって言ってたし」
クジュラ「( ̄□ ̄;)なんだとう!?
    ぬう…こうなったら致し方ない。
    お前たちは深王の命でゲートキーパーを護りに来たんだろうそうだろう!?
    
だったら俺の嫁姫様にいいとこ見せるため俺がそいつを先にぶっ壊す!!m9( ゚д゚ )
リリカ「( ̄□ ̄;)うっわ最悪だこの人!!!」

高らかに宣言するクジュラはそのままゲートキーパーの待つその間へとルパンダイブする!!

レティ「リリカ、あの男強いの?」
リリカ「わっかんない…でも、オランピアとほぼ互角に渡り合っていたわ。
   ザイフリートさんの話じゃ、オランピアは並みの人間がいくら束になっても絶対に勝てない、って言ってたから、それと互角ってことは」
幽香「じゃあ止めなきゃまずいわね。
  むしろ、ふいんき(ry的にズタズタにしてもよさそうな感じね♪」
リリカ&レティ「(いやあーた…それ何時ものこっちゃん^^;)」

リリカ達は慌ててクジュラの後を追う…が、そこにはクジュラの姿はない。
その代わり、フロアにいたゲートキーパーの目が怪しく光り、リリカ達めがけて襲いかかってきた!

リリカ「( ̄□ ̄;)ひゃああああああああああああ!?一体どうなってんのー!?」
レティ「しまった…あいつこれが狙いだったんだわ!
   深王のいうには、このゲートキーパーはこのフロアに侵入したものを容赦なく敵とみなすって…!」
幽香「なるほどねー…ま、正当防衛じゃ仕方ないわよね?(にこにこ)
リリカ&レティ「( ̄□ ̄;)そこ嬉々として武器構えるなあああああああああああああ!!!」








百合花「別に本来のクジュラが崖下とかそういう話もないからね?
   まあ、結構したたかなのは確かだけども」
涼花「ここは私達でも瞬殺に近かったよね…おなじみ圧縮渦雷が初手で5発決まって
香澄「このような木偶の坊に防備を任せているなど、深都の守りとやらの程度も知れてきますわね♪」
百合花「実際倶利伽羅竜のATK×6とかいう超兵器がこっちにもあるからね(しろめ
   でも今のボク達ぐらいの守備力があっても、双覇掌はまともに受けたらかなり痛いから、一応イージスでシャットアウトしてるよ。
   あと道中の赤竜もついでに片付けて」
涼花「流石にそれやったの、つぐみ先輩たちだけどね」
百合花「いくらピクニックだったとしても先見術も三色ガードもないレベル30で倒せる相手じゃねーし(真顔」


百合花「ここを深都ルートで突破すると、初回のみ深王から『アンドロの設計図』がもらえて、冒険者にアンドロが選択できるようになるよ。
   一周めで海都ルートを行ってるから、これで隠しクラスもすべて解禁になるね」
涼花「次の第四階層から、ルート分岐でボスも変わるのよね。
  いったいどんな物語が待ち受けていますことか」