〜深都 天極殿星御座〜

白話の森で暴走気味だったグートルーネとの死闘(?)を制した数日後、リリカ達はオランピアに導かれるまま、深王ザイフリートの元へやってきていた。
永きにわたり、人の体を捨てて『魔』と闘い続けた深王自ら、強大な『魔』の王を退けた冒険者の力を試すためだ。

『白亜の供物』の奇跡的な効能により、『機甲』の体を失ったはずの深王はそのすべての機能を生身の肉体に宿し、人の身でありながら人を超えた存在…『超越者(エヴォリュダー)』となっていた。
竜を模したかつてのボディに似せた、多数の戦闘ギミックを有する鎧と、銘剣デュランダルを駆るザイフリートの戦闘能力は、かつて戦ったフカビトの真祖と遜色ないレベルであり…そして、ちゃらんぽらんに見えた最古の機巧人(アンドロ)・オランピアとの連携攻撃もすさまじく、あわや敗北、というところまで追い込まれた。

しかし、普段は一方的に振り回されるだけの関係に見えたこいしとリリカ、連携で言えば決して劣るものではない。
決着を焦ったオランピアの見せた一瞬の隙を突き、リリカの放った高電荷の一閃がオランピアの駆動部に決定的な損傷を与え、間髪入れず繰り出されたこいしの剣が、ザイフリートの剣を弾き飛ばし…彼の目の前に、決断的に突き付けられた切っ先が見える。
驚愕の表情を見せたザイフリートは…戦闘を継続できない状態となったオランピアの姿を横目で確認し、嘆息して…目の前の少女に告げた。


「『魔』を制しその力…確と…見せてもらった。
卿らの、勝ちだ」


自身の敗北を宣言する深王の表情には、一点の曇りもなく。
固唾を飲んで見守っていたクジュラや他の冒険者たち、そして海都・深都の両兵団から、わっと歓声が上がった。




それからまた数日して。
形式上であったとはいえ、彼女らの見事な戦いぶりを称えるべく、深王自らその労をねぎらうために彼女らを召喚していた。
クジュラを筆頭とする海都の猛者たち、そして先の戦いで受けたダメージの復旧を終えたオランピアを先頭として深都の歴戦兵が居並ぶ中、簡素な儀式が催され…深都の勇士たちの中で特に働きの目覚ましいものに与えられる栄誉の徽章「深都殊勲章」が、少女たちに授与されるのだ。


「…というわけだ。
余や我が妹の戦いは余興ともいうべきではあれど…先の『真祖』の願いに応じ、これを葬送したことも含め、これまでの卿らの戦いぶりは見事であった。
故に、この徽章を卿らに授け…海都王ザイフリートの名の下に、その長たるリリカ・プリズムリバー、貴君を海都名誉将軍に叙任しよう。
謹んで、受けてくれ給え」

居並ぶ諸将の中、柄にもなく緊張した少女たちを、普段通りの調子でオランピアが促す。
やがて意を決したのか、リリカが一歩進みでようとした瞬間…こいしが勝手に受け取って、逃げるこいしをリリカが追いかけ回すとという光景に、御座の一間は明るい笑い声で満たされていた。





〜叙任式終了後〜



深王「さて…もし卿らに他の急ぎの用がなくば、ひとつ頼まれてほしいことがあるのだが」
リリカ「頼みごと…ですか?」
深王「うむ。
  クジュラかオランピアに任せるつもりであったが、性質上いささか手に余る案件でな。
  ならば卿らの力を持ってすれば、と思ったのだ」
こいし「えーそれって要するにものっそい厄介な魔物を退治して来いとかそういう系の話でしょー?やだー!><
リリカ「やだーじゃねえよあんた何時も率先してこれ系のことに首突っ込んできやがるくせに(#^ω^)
   でも、察するとそんな感じですよね?」
深王「うむ。
  卿らも周知の通り、このアーモロードの海域には、フカビトや「魔」の他にも、恐るべき魔物が多く知られる。
  卿らが制したウガリードの暴れ竜リヴァイアサン、アイエイアの暴獣スキュレー…そして遠く南洋において恐るべき死の病を振りまく魔の花アルルーナ。
  それに類する、強大な力を持ったイソギンチャクが、最近海嶺の水林に住み着いたと聞く
ルーミア「いそぎん…」
チルノ「ちゃく?」
レティ「海の生き物ね。
   ぶよぶよとした梅干しみたいな体の先から、ナメクジの様な触手を出して魚だのエビだのを取って食うとかいうヤツでしょう?
   私も現物ってみたことないんだけど、故郷にはいない生き物だし」
深王「その通りだ。
  普通、イソギンチャクと言えば人の手のひらに収まるほどの大きさしかないが…そのイソギンチャクの如き魔は、垂水の森に住まうナルメルすら丸呑みにするほどの巨大なものだ」
ポエット「
( ̄□ ̄;)ちょ!!それ本当にイソギンチャクなんですか!?
オランピア「まー世の中には不思議な事がいっぱいあるってことで…」
リリカ「…あんたもそれで済まそうとするなよ。
   つまり、それを討伐して来いと」
深王「いかにも。
  これを放置しておけば、その旺盛な食欲で周辺の魚介を食い荒らし、海都のみならず周辺諸国の漁を行う者たちにも多大な被害をもたらすであろう。
  しかも悪いことに彼奴の肉体は刃を通しづらく、かといって、クジュラ達に匹敵するような実力のある星術士(ゾディアック)も任務で出払ってしまっていてな。
  卿らの力を見込んでのことだ、受けてはくれぬだろうか?」
リリカ「んーまあ…」
チルノ「みんな困ってるんだろ?
   だったら見ないフリなんてよくないよ!!」
レティ「そーね。
   まあどうせヒマだしね、このまま帰っても」
こいし「えー私めんどくさいからパスー('A`)」
リリカ「ったく…こういう時に限って。
   じゃあ私達で受けるからあんたは大人しくしてなさい、フランに頼むし」
深王「受けてくれる、ということでよいのだな。
  無論、達成の暁には相応の褒賞を約束しよう。頼むぞ『狐尾』よ」



狐尾奮戦記その21 「深海の闇に潜む者」



つぐみ「というわけで実質的には四周目、二回目の真祖ルートを終えていよいよクリア後クエスト開始ですね」
操「( ̄□ ̄;)えちょ完全にその辺スルーなんですか
つぐみ「レベル的にはさらに60ぐらいからまた全員引退して、リリカさんがサブをファランクスにして圧縮ブリッツリッターをメイン火力に据えるみたいな感じね。
   実際分身メテオよりはるかに簡単だし、後列からでも安定して火力出せるのが槍だし」
操「それってアンナさんの三色バラージとどの程度違うものなんですかね…」
つぐみ「実は調べてみてわかったんだけど、複合属性攻撃って対応する属性マスタリーだけじゃなくて、エーテルマスターもちゃんと乗るのよ。
   だから武器マスタリーとエーテルマスター、属性マスタリーを全部振り切って圧縮と特異点が絡むと、ゾディアックの低STRでも結構なダメージが出るらしいわ。
   そこに鍛冶とかでATKスロットを重ねたり、攻撃の号令とかが乗るとえげつない火力が出たりする。流石にGKには及ばないとしても」
操「ほへー、ちゃんと意味あったんですね今更だけど。
 ところで…私たちは一番最初に挑んだんだけど、結局深王の解説最後になっちゃいましたね」
つぐみ「だからここも大きく構成を変更して、ここで深王と私たちのスキルとかも触れることにするよ。
   メインで三竜に挑んだのも私達だし」




海都ルート第五階層ボス
不死なる機械の王
HP7760 斬・壊・突耐性/麻痺に弱い
ブランディッシュ(腕) 近接一列斬攻撃、腕封じ付与
グラスプアーム(腕) 単体近接壊攻撃、麻痺付与
リベレイション(頭) 単体に無属性攻撃、強化枠をすべて解除する。強化枠がパーティ全体で7つ以上埋まっているときに使用し、対象になったキャラの強化を解除した分だけ威力上昇。
パニッシュメント(頭) ランダム2〜6回近接斬攻撃
渦雷(頭) ランダム3〜6回遠隔雷攻撃、オランピアとの連携で使用
オランピア
HP6640 炎・氷・雷耐性/呪いに弱い
リストレイント(頭) 全体に頭封じ付与
コンシリエイト(頭) 全体に4ターンの間物理防御ダウンを付与。強化枠がパーティ全体で1つ以下しか埋まっていないときに使用
フォートレス(頭) 3ターン対象の物理防御力を上昇させる。ターン経過で解除された場合、解除されると付与されていた対象のHPが1300程度回復。
冷酷な眼差し(頭) ランダム3〜6回近接突攻撃、スタン付与
クルーエルティ(依存なし) 全体無属性大ダメージ、使用後戦闘不能になる。不死なる機械の王が先に撃破された場合、その次のターンに使用する。
※不死なる機械の王が渦雷を使用するターンは身構える動作になって行動しない。

操「えっ真祖とか姫君に比べるとHPなんかすっごく低くないです?」
つぐみ「うんまあ低いね。実は足してもキリンよりHPが低いよ。
   面倒なのはとにかく手数が多い事かな。あとリベレイションとコンシリエイトの調整とか、フォートレスが厄介だね。
   渦雷とフォートレスのターンは決まっていて、渦雷が6nターン、フォートレスが5nターンだよ」
操「んー、それだと計算上30nターン目に渦雷とフォートレスのターン重なりますよね。
 その場合はどうなるんです?」
つぐみ「渦雷というか、身構えるの優先でフォートレスはその次のターンに来ることが多いかな。
   たまに渦雷の前のターン、例えば29ターン目か59ターン目にきたりもするから前後ターンどちらかランダムでずれるっぽいね。
   あとフォートレスの回復効果は相殺するかリセポンとかで飛ばすかすると発生しないし、ついでにザイフリートさんにかかってたとしても、回復発動前にオランピアに頭封じかけると回復量は激減する仕様だよ」
操「普通そういうバフってかけた時点の能力を参照するものだと思いますけどねえ」
つぐみ「HPが低い分面倒さ加減はそれまでのボスとは比べ物にならない程度にはめんどくさいね。
   地味に弱点は突けないから、リベレイションとコンシリエイトのトリガーしない程度にバフを積んで、ちまちま殴るしかないねえ。
   どちらかを倒せば渦雷は使わなくなるから、劇的に楽になる。
   オランピアが残ると自爆してくるけど、リマスターになって自爆されてもドロップ素材は落とすようになったから、自爆を耐えるの前提でさっさとザイフリートさんを落とすのも一つの手だと思うよ」
操「つまり
旧来仕様だと自爆されたらドロップ素材消滅するんですね」
つぐみ「そうなんだよねえ。
   で、私たちはこんな感じと」




つぐみ ファランクス/プリンセス
ガーディアン1
盾マスタリー★(10)
槍マスタリー4
ラインガート1
ファイアガード5
フリーズガード★(10)
ショックガード★(10)
ディバイドガード1
ブリッツリッター1
リバイブ★(5)
リィンフォース1
王たる証5
防御の号令3
予防の号令1
エクスチェンジ1
リニューライフ1
クイックオーダー1




明夜 ウォリアー/バリスタ
常在戦場★(10)
剣マスタリー★(10)
アベンジャー3
ラッシュ5
ブレイドレイヴ★(10)
狂戦士の誓い1
チャージ★(5)
ウルフハウル3
正射必中★(5)
エクステンド1
TPブースト8




透子 プリンセス/モンク
王家の血統★(10)
リィンフォース6
王たる証5
攻撃の号令5
防御の号令5
ファイアアームズ1
フリーズアームズ1
ショックアームズ1
エミットウェポン1
リセットウェポン1
予防の号令1
覇気の号令5
庇護の号令1
リニューライフ1
クイックオーダー1
行者の功徳3
血返しの法3
行者の功徳1
ヒーリング2
バインドリカバリ2
リフレッシュ2
リザレクト3




操 バリスタ/ゾディアック
ジャイアントキル★(10)
弩マスタリー★(10)
正射必中★(5)
エクステンド1
ヘビーショット1
ファイアバラージ1
アイスバラージ1
サンダーバラージ1
特異点定理★(5)
炎マスタリー5
氷マスタリー4
雷マスタリー1
リターンエーテル★(5)
エーテル圧縮★(5)
ダークエーテル★(5)
TPブースト1




瑞香 シノビ/ファーマー
煙りの末★(10)
短剣マスタリー★(10)
潜伏★(10)
首切1
影縫3
飯綱7
鷹乃羽1
忍法含針3
忍法水鏡3
忍法撒菱5
忍法陽炎1
忍法招鳥1
収穫マスター1
探知マスター3
帰宅マスター★(1)
アメニモマケズ1




操「最初54で挑んで全然ダメそうだったから、1レベル上げてったんですよねえ」
つぐみ「戦略的には苦戦する要素なかったはずなんだけどねえ。
   リベレイションに対してゴリ押しする方向性で行ったのがそもそも間違いだったのかもしれないけど」
操「というか純粋に知らないで介護の上にアームズ使いましたよね。
 あとやたらめーや狙われましたけど」
つぐみ「高HPかつバフ多いところを狙うんだってさ。
   ちなみにレベル57でバフ2個ついてると大体380〜420は持ってかれる。
   めーやちゃんぐらいまでならHP全快からでも大体即死するね」
操「うわきっつ」
つぐみ「今更だけど空きスロットのある武器で属性鍛冶付与してアームズをケチる攻略法もあったかもだね。
   ただ、エミットすると結構でかい火力が出るからそこは悩ましいところで」
操「実際最後もエミットで沈めましたしね、私達」
つぐみ「というわけで今更の一周目解説はここまで。
   イソギンチャクと戦えるクエストは、クリア後第六階層したらすぐに解禁される『深海の闇に潜む者』だね。
   実際の依頼主はアーモロードの漁業組合だよ」
操「なんか急に微妙な感じになってきましたね、上の与太話と比べると」
つぐみ「そしてここの道中がマジで長くてね…イソギンチャクの潜むフロアはB5Fなんだけど、B6Fの奥まったところにある「月の鍵」で開けられる扉からしか行けないの。
   しかも避けにくい通路に、倍速で巡回するFOEが陣取ってる」
操「倍速だと気づけないと実は追尾か?ってレベルで避けられませんよねこいつ。
 見た目はハイウォルラスだけど、斬・壊・氷の高い耐性を持っているしそもそも硬いしで」
つぐみ「能力自体は四層FOEと大差ないから狩って歩いてもいいんだけどね。
   それだけに実入りもショボくて、ドロップも深都ルートならプリの最強防具解禁されてるにも拘らず、微妙な性能の重鎧の素材になるだけだね」
操「
クロースアーマーでいいと
つぐみ「そういうこと」








〜世界樹第二階層 隠しエリア〜


リリカ「んで、さっそくそのイソギンチャクとかいうの?がいるってとこまで来たんだけど…」




リリカ「…ナニこれ(;;^ω^)
ポエット「いえ…ナニこれ、と申されましても…私にもなにがなんだか^^;;」
こいし「中央には君たちの想像を遥かに上回る巨体を誇るイソギンチャクがおぞましく身をくねらせているッ!
   恐らく船すらも飲み込んでしまうであろう程に巨大なあの口で、近海の魚を暴食しているに違いないッ!
   さぁ、漁師たちの生活を守るため!自然の摂理の均衡を脅かすあの傲慢な存在を討ちたまえ!!><ノシ
リリカ「やかましい黙れ馬鹿。
   つーかなんでパーティに加わってないあんたがわざわざナレーションとかしに来てんのよ」
こいし「いやー、だってなんかアレすっごいヤバい気配するしー…^^;
   でも安心していいよ!リリカが死んだらちゃんと防腐処理した上で私の部屋に飾ってあげるから!勿論スク水着せて!!>▽<ノシ
リリカ「いいから黙れこの崖下覚!!!><」

イソギンチャクが粘着してきた!
イソギンチャクの汚い不意打ち!

イソギンチャクは刈り取る触手の構え!!

リリカ「きゃ…ってあまり痛く、ない?」
ポエット「へ、変ですね…この程度の攻撃を繰り出してくるモンスターなら…ってああっと!!?( ̄□ ̄;)

チルノとルーミアとフランは裏世界でひっそり幕を閉じている…

リリカ「( ̄□ ̄;)ちょ!ちょっとどーなってんの!?
   来る途中に抜け道見つけて、一旦アーモロードで回復させて来たっばっかじゃん!?
   どうしてこんな程度のダメージで…」
ポエット「まさかランダムダメージ…いや、これは…即死追加攻撃!?
リリカ「じょ、冗談じゃないわよ!しかも今の全体攻撃じゃない!
   そ、それよりも早く回復させn」

イソギンチャクは巻き付く触手の構え!
リリカとポエットは触手に巻き込まれて頭と足と腕を縛られた!!

リリカ「
( ̄□ ̄;)グワーッこれもしかして全箇所封じかよっ!!!??
   ちょおま馬鹿やめろ!これはどう考えてもハメでしょハメとか私のシマじゃノーカンだk」
こいし「触手プレイかー…惜しいなぁスク水着てれば萌えるのにー(´・ω・`)
リリカ「やかましいっつーかまだいたのかあんた!!><」
こいし「そんなことよりリリカ、前見てないと危ないよ?」
リリカ「ああん!?(#^ω^)」

イソギンチャクは吸い取る触手の構え!
リリカ達に500ダメージ前後の致命的な致命傷!!

リリカたちは全員裏社会でひっそりと幕を閉じた…。





リリカ「なんなの、アレ('A`)」
ポエット「何から何まで名状しがたいとはああいうものを言うんでしょうか('A`)」
こいし「まーそんなこんなで見事なまでの壊滅っぷりでした^^」
レティ「あんた本当に何しに行ったのよ。
   私達の方でも色々情報を集めては見たんだけど…あのイソギンチャク、はっきり言うけど予想をはるかに超えて厄介な生き物だわ。
   使う攻撃は
ほぼ全部全体攻撃、しかもイソギンチャク自身の防御能力も反則レベルよ」
リリカ「( ̄□ ̄;)ちょ!ほぼ全部ですか!?」
レティ「ルーミア達が即死した攻撃なんだけど、ダメージもごくごく小さいうえに即死の率だってさほどでもないわ。
   これ、封じ食らってると即死率も跳ね上がるみたいね」
ポエット「ええ…普通になにもされてないのに開幕二人も持ってかれたんですけど…('A`)」
レティ「それはもう運が悪かったとしか…でもって、全体封じ付与。
   これはダメージこそないけど高確率で2か所以上縛られるようね」
リリカ「ええ全体全封じって…」
レティ「極めつけはこいつのメインウェポンの触手攻撃。
   かなり強烈な全体壊属性攻撃だけど、封じもらってるとダメージはその分加算される。
   おまけに与ダメージの倍ぐらいHP回復するらしいわ、あいつの」
リリカ「
( ̄□ ̄;)ザッケンナコラアアアアアアアアアアアアアアア!!!
   嘘でしょ!?あいつ攻撃も全然通らないのにHP吸収までしてくるとか普通にイカレてるんだけど!!?」
こいし「あー、そう言えばあのぶよぶよ、最後の攻撃をし終えた後につやつやしてたよー。
   つまりリリカのエキスっぽい何かを吸って…うらやましい(じゅるり)」
リリカ「やかましい黙れつーか変な目でこっちを見るな(#^ω^)
   予想の数倍えげつない生物だったのは解った…けど、そうすると一体何から対策すればいいんだろう」
フラン「
( ̄□ ̄;)えっ!?
   ま、またあんなのと戦う気なんですかリリカさん!?」
リリカ「だってさー…チルノなんかフルコースで最後まで行ってないからやる気満々でねえ…とりあえず即死からなんとかしてみるか。
   それとは防御力を高めてなんとかするしかないのかなぁ」



〜再び世界樹第二階層隠しフロア〜

イソギンチャクが粘着してきた!
イソギンチャクは巻き付く触手の構え!

チルノ「ぎゃああああああああ気色悪ううううううううううう!!!><」
ルーミア「キモいのかー!!><」
リリカ「ちっ、今度は開幕から縛りの方っ…!
   ポエット、頭大丈夫!?
ポエット「な、なんかそれだと別の意味のように聞こえますが…一応は!」

ポエットは防御の号令を使った!
前衛の防御がアッポした!
イソギンチャクの刈り取る触手はポエット達にあもり効いていない…。

リリカ「(よし…死祓いの勾玉があれば即死はかなり防げる…あとはひたすら殴るだけ…!)
   ポエット、バインドリカバリで縛りの解除!チルノ達は攻撃に移って!」
ポエット「らじゃーりょうかいっ!><」

ポエットのバインドリカバリで縛りから解放され、チルノ達が攻撃に移る…がイソギンチャクはほとんどこたえていないようだ。

ルーミア「( ̄□ ̄;)斬れないのかー!?
チルノ「この最強の氷のレイピアが刺さらないとかあたいのシマじゃノーカンだから!!!><
   こいつ絶対忍者だよ!汚いな流石忍者きたない!!」
リリカ「ちょ…確かにザイフリートさん、物理攻撃効かないっぽいって話してたけど…ここまでだなんて聞いてないよ!
   だったらこっちならどうだっ!」

リリカはエーテル圧縮から炎の星術の構え!
破壊力ばつ牛ンの一撃!

フラン「効いてる!?
   だったら、こっちも!」

フランはついげきのファイアバラージの構え!
破壊力ばつ牛ンの一撃!

フラン「やっぱり!複合属性技も効果ありますよ!」
リリカ「…でもやっぱり、耐性以上に素の防御力、高いかも。
   だったらリミット業火で一気に」

イソギンチャクは吸い取る触手の構え!
全員に250ダメージ前後の致命的な致命傷!
イソギンチャクはおよそ1500ポイント回復した!

リリカ「( ゚д゚ )ポカーン」
ポエット「( ゚д゚ )ポカーン」
フラン「( ゚д゚ )ポカーン」

イソギンチャクはさらに吸い取る触手n(ry





リリカ「………意味解んないんですけど('A`)」
ポエット「お、おかしいですね…号令の効果が解かれていたわけではなかったのですが」
レティ「(攻略メモを読んでる)攻略法を見る限り、正攻法でどうにかっていうのもなかなか難しいみたいね。
   どうするリリカ?攻略法聞く?」
リリカ「…うっ…でも(ちらっ)」
チルノ「今回はたまたまちょっと油断しただけ!
   最強のあたいにそんなもん必要無いんだよー!!><ノシ
レティ「さいですか。
   まぁ止めはしないけどさ」



こいし「でもねー…その意気込みに反して連戦連敗('A`)
   なにせ回復を多めにしても、ダメージを与えた端から回復されるみたいなあるさまでさー。
   とにかくチルノが止める気ないから、とにかく突っ込んではhageて私が回収しての繰り返し。
   リリカも律儀だよねー、
私も10回から先数えるのやめちゃったよめんどくさいし('A`)」
フラン「いやその…誰に向けて話してるんですっていうか見てないで手を貸してくださいってば('A`)」



〜アーマンの宿・狐尾専用部屋〜

フラン「(へんじがない…ただのしかばねのようだ)」
ポエット「…うう…これで何回目の全滅だろう('A`)」
ルーミア「正直考えたくもないよ…なんで私達あんなのと戦ってるんだろう('A`)」
チルノ「なんだよなんだよみんなちょっとだらしないよ!!><
   
もっと熱くなれよ!!!><
ポエット&ルーミア(……この子ちょっとくらいは「めげる」って感覚生まれてくれないかな…つーか修造(アチチルノ)自重…

リリカ「とりあえず相手の技の属性を聞いてみたけど…まず一番の問題である吸収攻撃は壊属性
   となれば、クロースアーマーでかなりダメージが減らせる筈なんだけど」
ポエット「それでも200位食ってましたけど…私('A`)
    実際さっきの時は一発目でチルノちゃんもフランも即死してたような」
チルノ「おい馬鹿やめろさっきの話は忘れるべきそうするべき!><
   でもおかしくない?あたいの武器だって属性があるのにあもりダメージ与えられなかったよ?」
フラン「(蘇生)普通に防御力自体も高いってことでいいんじゃないかなあ…それが常軌を逸してるともいうけど。
   圧縮リミットさえ使えればまとまったダメージをたたき出せるけど」
リリカ「即死にしたって、一発目のアレが特殊だったっぽい上に、即死耐性アイテム持ってても1個じゃ死ぬ時はきっちり死ぬしねえ。
   それよりもコンスタントに飛んでくる吸収触手だわ、アレ何とかしないと。
   装備の根本的な考え直しが必要よね」
ルーミア「うーん…だったらさー、護符って言うの使えないかな?
    あのアクセサリーなら、ダメージかなり減らせるっぽいって誰かから聞いたことあるよー?」
リリカ「でもアクセだから全体的な防御がねー…やれるとしてもギリギリ一枠じゃないかなー。
   勾玉やめて圧壊の護符に変えてやってみようか」





リリカ「…………………………チルノ、もう文句は言わさないわよ?('A`)」
チルノ「………………………………………………うん('A`)」

チルノ「(土下座)調子こいてすいまえんでした;;」
リリカ「(土下座)攻略法教えてくだしあ;;」

レティ「つまり壊耐性を上げて戦いやすくはなったけど、それで追い詰めてやったら乱れ刺胞が飛んできてえらい目にあったと^^;」
ポエット「(真っ赤に晴れ上がったフランの腕を治療中)相手の体力を半分くらい持っていった頃からでしたっけねー。
    全体攻撃じゃなかったけど、間違いなく毒持ってる系の何かでしたねあれ^^;」
レティ「まぁ、別に隠すほどのモノじゃないし、むしろどこまで頑張るかって思って見てたけど…まぁ、全滅回数2ケタ突入しても独力でなんとかしようとしたあたりは大したもんだと思うわ^^;
   けど、これはかなり裏技くさい香りがするわよ」

リリカはレティのメモを受け取り、その内容を読み解く…。

リリカ「なっ……!
   ちょっと、これは…いくらなんでもめちゃくちゃすぎでは…大丈夫なんですかこんなので!?」
レティ「言ったでしょ、裏技くさい香りがする、って。
   言い換えれば、普通に防御を固めるだのの正攻法が通用しない相手と思って間違いないということだわね」



〜翌日 アーマンの宿〜

リリカ「というわけで、このメモの作戦通りに行くよ。
   私自身、こんなんでうまくいくとは正直思えないんだけど…ここまでやったらもういい加減ヤケクソだわ。
   まず、メンバーは最初に挑んだメンバー、つまり前衛にポエットとチルノ、後衛は私とフラン、ルーミアの構成で、リミットは業火と介護陣形で行く。
   で、今言った5り…武器は好きなのでいいけど、防具に関してはこれに変えて頂戴

リリカは4りに圧壊の護符をふたつ、貫突の護符をひとつ手渡した

ルーミア「え!?
    ちょっと、これって」
フラン「まさか…防具枠三つをこれに…?
リリカ「うん。
   それとポエット、例のモノはちゃんと調達できた?」
ポエット「ええまあ…コーディや静葉さんにも協力してもらって、タカロカイを目一杯取ってきましたし。
    耐突ミストでいいんですよね?
リリカ「うん、上出来。
   あとは縛り対策のテリアカα、ネクタルIIとアムリタIIを10個ずつ。
   アイテムはそれだけあれば問題ないはずだわ」



〜んでもってまたまた第二階層の例の場所〜

リリカ「みんな、準備は出来た?」
ポエット「ええまぁ…でも、本当にこんな装備で大丈夫なんでしょうか?
    ただでさえ攻撃力が高いというのに、防御力はこれまでの1/4くらいしかないなんて」
リリカ「巧く行かなかったら、その攻略メモを用意した奴を恨めばいいと思うわ。
   …出所なんてそんな多くないとは思うんだけど」


かごめ者「っくし!!><」

諏訪子「っくし!!><」

輝夜「っくし!!><」
妹紅「( ̄□ ̄;)うわあ!!
  だからわざわざ私の方へ向いてくしゃみするなこの馬鹿!!」










クエスト「深海の闇に潜む者」ボス イソギンチャク
HP17000 斬・突・壊耐性、炎・氷・雷耐性
刈り取る触手(腕) 極小威力の全体遠隔斬攻撃、即死付与。対象が封じ状態だと即死率が高くなる。
吸い取る触手(腕) 全体近接壊属性攻撃、与えたダメージ合計分の2倍程度HP回復。対象が封じ状態だと威力が高くなる(箇所が増えると倍程度になる、
全封じなら約8倍)。
巻き付く触手(腕) 全体に全箇所の封じ付与。
乱れ刺胞(腕) ランダム4〜6回突攻撃、麻痺か毒を付与。

操「というわけで、この攻略に関わったリリカさん達最大のトラウマになってるイソギンチャクですね…いや、なんなんですかこいつ。
 基本このゲームがいろいろろくでもないのは解ってるけど」
つぐみ「厄介なのはとにかく吸い取る触手の素の威力がおかしいところだね。
   封じされてなくてもレベル60ぐらいなら普通に200程度飛んでくるし、そんなダメージが出てるとなれば2000近く一気に回復してくる。
   そんなんだから回復が仮に間に合っても、物理メインだったら削るどころじゃないね」
操「封じってのも厄介ですよね。
 予防でも防げないし介護陣形でも対処できないし」
つぐみ「一応最後の大航海クエストの1回目に解禁されるあるクソリミットスキルならなんとかできるけど…それは考えないことにするよ。
   とにかく威力がべらぼうに高いから、まずこれを何とかするために壊耐性を上げるのが一番ベストだね。
   なのでまず極端な攻略法、全員が圧壊の護符を二つ持ってしまう
操「あー…触手の威力を強制的に1桁にして、回復量自体を落としてしまえと
つぐみ「そそ。
   別にダメージレースに自信があるなら護符をクロースアーマーでもいいけど、徹底的にやるなら護符一択だね。
   そして乱れ刺胞なんだけど、残りの枠を貫突の護符か針殺しの革鎧にして、耐突ミストを撒く。
   その上で予防の号令か介護陣形と併用してしのぎ切る」
操「護符とミストでダメージを極限まで小さくして、それで殴り勝てと
つぐみ「そそ。
   護符をケチってもいいことないけど…まあ、準備もめちゃくちゃめんどくさいね。
   護符は1個12000エンと高額、一人につき圧壊2貫突1で36000エン、これを5り分となると必要金額はしめて180000エン。
   お金はまだ採集を繰り返せばどうとでもなるけど、圧壊は第五階層イノシシのレアドロップを5個、貫突は第五階層サソリの通常ドロップが10個必要になる。
   品切れがないのが救いだけど、まあ解禁までえげつない時間がかかる可能性があるね。
   なにしろ第四階層以降は通常ドロップのドロップ率すら渋くなるのに、レア枠だったり必要個数がアホみたいなことになってたりで」
操「うわあ(しろめ」
つぐみ「物理ミストも第五階層の採集レアが素材だから、これもひたすら採集するしかないねえ。
   ミストは5ターン効果あるから、まあ10個もあれば概ねどうにかなるはず。
   あとは圧縮三色リミットとか強力な属性攻撃を握り締めて、足りなきゃブリッツリッターやフローズンブローのような複合属性攻撃、あとはおなじみの三色アームズでじゃんじゃん殴るしかないね。
   防御は高いから高レベルのイーグルアイとウルフハウルを併用して、ひたすら押すしかない」
操「これ、ゆりか達が挑んでましたけど、どんなもんです?
 リリカさん達のはデータ残ってないけど」


ゆりちゃん パイレーツ/シノビ
トリックスター★(10)
突剣マスタリー★(10)
銃マスタリー8
我流の剣術9
幸運の女神3
リミットブースト★(5)
インザダーク1
ハンギング1
イーグルアイ★(5)
潜伏★(10)
軽業3
忍法猿飛3
忍法雲隠3

猫侍 ショーグン/シノビ
刀マスタリー★(10)
食いしばり★(5)
血染めの朱槍★(10)
士気回復1
介錯★(5)
明星1
禍時1
精神統一3
一騎当千★(10)
潜伏★(10)
軽業9
忍法猿飛3
忍法雲隠3

トコさん モンク/プリンセス
錬気の法★(10)
行者の利益3
血返しの法3
行者の功徳★(10)
チャクラの覚醒2
ヒーリング4
ラインヒール5
パーティヒール1
バインドリカバリ6
リフレッシュ6
リザレクト3
火渡りの行1
リィンフォース1
王たる証1
攻撃の号令5
防御の号令5
ファイアアームズ1
フリーズアームズ1
ショックアームズ1
リセットウェポン1
予防の号令1

涼花さん ビーストキング/ファランクス
獣の心★(10)
獣王マスタリー★(10)
獣たちの友情3
捨身の心得U5
獣の警戒★(5)
ビースト帰還1
大鳥招来1
大蛇招来1
土竜招来1
毒アゲハ招来1
催眠梟招来1
剣虎招来★(10)
盾マスタリー5
槍マスタリー1
ラインガード1
フリーズガード★(10)
ショックガード4
リバイブ1

せんせぇ ゾディアック/ファーマー
エーテルマスター★(10)
炎マスタリー5
氷マスタリー5
雷マスタリー5
炎の星術5
炎の連星術3
氷の星術1
氷の連星術1
雷の星術5
雷の連星術5
雷の先見術1
特異点定理★(5)
リターンエーテル★(5)
エーテル圧縮★(5)
ダークエーテル★(5)
解体マスター1
キャンプマスター3
収穫マスター1

つぐみ「まあこんな感じでどうもこうもないんだけど、あの子達圧縮三色リミットも使える、何なら最強のクソスキル一騎当千もあるからね。
   あ、装備品は武器が姫様戦と一緒、全員レベル54かつ防具欄はさっき言ったアクセ装備だから割愛するよ。
   ゆりちゃんが赤竜の条件ドロップで作れる炎属性付きの突剣持ってるから、あの子の我流発動させつつすみちゃんにトコさんがアームズかけてひたすら一騎でぶん殴っただけだよ。
   基本的に防御面さえ固めちゃえばそれで十分だしイソギンチャクは」
操「…前に剣虎でおkみたいな話したかもだけど、一部のクソスキルとクソアクセの仕様知ってたら途端に難易度激減するってマジでなんなんですかこのシリーズ('A`)
つぐみ「歴代ドラクエとかFFとかサガもだけど、大体仕様の穴に気づいたらそこから無双状態になるっていつものことだよ。
   あとめーやちゃんも三周目からサブショに変えて一騎当千させるから、めんどいし
操「ええ(しろめ)」
つぐみ「一応注意点があって、アームズって耐性バフでもあるからミストと上書きしあっちゃうんだよね。
   だからすみちゃんが一騎で殴る場合、ミストの支援が期待できないから乱れ刺胞はどうしても3発以上は受けきれないよ。
   まあせんせぇが圧縮業火で焼き払ってくれれば問題は無いんだけどね」




操「なんだかんだ生き残ってたけど、
最後の最後で腕封じられて介錯失敗してましたよねあの子。
 トコさんがバインドリカバリかけた瞬間一発でしたけど」
つぐみ「忘れられがちだけど腕依存の武器属性判定オート追撃みたいなもんだしね、介錯。
   ちなみにイソギンチャクの条件ドロップは、炎・氷・雷の属性を含まない攻撃で撃破。属性付与武器でないなら介錯で斬った場合にも成立するよ。
   というわけで今回はここまで、次からはいよいよ三竜+αの攻略だね」
こいし「
( ̄□ ̄;)えちょ待ってあいつ介錯できんの!!?
   絶対斬れないだろーしつまんなさそうだと思ったから行くの止めたのに!!!」
リリカ「( ̄□ ̄;)本音それかあんた!!!」









こいし「君たちがついにイソギンチャクの急所に刃を突き立てると、ソレは激しく痙攣し、身もだえ始めるッ!
   そしてイソギンチャクが力なくうなだれた様子を見て、君たちは勝利を確信した!><ノシ
リリカ「だからあんたはどっから湧いて出た…('A`)
   …それにつけても、とんでもない生き物だったね…どう考えても姫様より強くね?
ポエット「まぁ六層クエストのボスですし^^;」
リリカ「まあいいか…この件をザイフリートさんに報告したら、たまには幻想郷に戻ってみようよ。
   何にもないともいいつつ方針変更とか唐突に起きることも稀によくあるわけだし」
フラン「そうですねー、私も多分ヒマで死にそうになってるお姉様にいい土産話が出来ましたー^^」
こいし「そう言えばみんなお姉ちゃんがいるんだねー^^
   私もしばらく地霊殿に帰ってないし、たまには戻ってお姉ちゃんのお手伝いでもしようかなー」
リリカ「…あんたがいたらさとりさんもゆっくり出来ないような気がするけどねえ」


〜アーモロード郊外の某所〜

少女たちの目指したのは、アーモロードの地とかごめのまつ陽溜丘に通じる魔法のゲート。
しかし、そこで彼女たちを待ち受けていたのは…重い表情の静葉とレティと大妖精、そして…光を失ったゲートの魔法陣だった。


静葉「…このままじゃ…幻想郷が」
レティ「それだけじゃない。
   最悪…私達の帰る場所は何処にもなくなってしまう…!
リリカ「えっ…どういう…こと…!?」