神なる緑は豊穣をもたらし
禍つ緑は災厄を振り撒く
虚ろの民は信仰に縋り
牙持つ民は力に怯え
智慧持つ愚者は偽りの記憶に踊る
されど巫女の奏で未だ絶えず
君たちを世界樹へと導く
手にするは大空を翔ける翼
紡ぐは波乱に満ちた冒険譚
始りを謳う風が、今吹き抜ける
-狐尾幻想樹海紀行2-
その1 「穣子さんと愉快過ぎる仲間たち(仮)」
♪BGM 「秋に舞う椛と滝飛沫(Fall in Fall)」/どぶウサギ(原曲「フォールオブフォール 〜 秋めく滝」 東方風神録より)♪
-最果ての街・タルシス 大広場-
「…遅い…」
穣子「おそい!どいつもこいつも遅すぎる!!><
これから私を主役とした新たな冒険活劇が始まるというのにこの体たらく!
つーかこの一級豊穣神であるこの私をこんなに待たせるとか!言語道断不届き千番!!」
通りすがりA「おい…アレなんか…」
通りすがりB「よせ関わるな、顔立ちは可愛らしいがあんなのに関わったら面倒だ」
穣子「くぉらあそこのモブども!!m9( ゚д゚ )
この私が天下の美少女である事は確定的に明らかだがその言い草はなんじゃあ!!
この豊穣神様の力でお野菜の喰えない体にしてやろうかあ!!!」
通りすがりs「( ̄□ ̄;)えええええええええええ!!?」
?「( ̄□ ̄;)あーっこんなところに!!
ちょっと何してんの穣子さん!!一般人に危害加えんなって静葉さんから言われたじゃないかー!!!」
穣子「(通りすがりの襟首を捕まえている)ああん!!?」
穣子「遅いッ!!」
みすちー「一人で勝手に先に入っておいて遅いとか意味解んないよ!!><
最後に諸注意があるからって諏訪子さんに呼ばれてたじゃない!それ聞かずに飛び出してってどうすんだよー!!
あとそこの関係ない人間達放してやってよいい加減!!」
穣子「それは出来ねえ相談だこいつらはこの私を…あれ?」
レミィ「ほらあんた達、さっさと逃げなさい」
早苗「すみません私どもの連れが><
ちょっとばかり気の荒い方なので何卒…」
通りすがりたちは二人に頭を下げつつそそくさとその場を立ち去ってゆく…。
穣子「( ̄□ ̄;)えちょ何やってんのよ!
これからこの私のステキな神☆罰で身の程をおm」
(SE)どすっ
ほむら「…うるさい…落ちつきなさい」
穣子「んどらあ何しやがるこの…………おりょ?
(小声で早苗を引き寄せる)ねえ、なんであの子いるの?
私聞いた話では確かカエルか杏子が来るとか聞いてたんだけど」
早苗「あーえっと、そのですねー…」
…
♪BGM 「Inevitabilis」(ほむらのテーマ)/梶原由紀♪
-数日前、秋葉神社-
静葉「えっ? あなたをタルシスに連れて行けっていうの?」
ほむら「(こくり)」
杏子「んあー?どういう風の吹きまわしだよお前。
何時でもどこでもまどかにべっとりのお前が…つーかまどかはあっち行かないぞ解ってんのか?」
ほむら「紗苗さんから聞いた。知っててここに来たのよ。
…それで、返答は」
静葉「返答は、って言われても…」
杏子「…なあ。
あたしゃどうも槍がないっぽいって聞いてるし、おおよそ魔法かちょっとまだ不安だが剣のどっちかを使うことになるつもりでいたが…そもそもなんでいきなりそんな事。
大体理由も言わずに連れていけだなんて、この件の大本にはかごめさんや諏訪子さんもいるんだぜ?
あのふたり納得させられるような理由があんのかよ?」
静葉「…一応私も一枚かんでるんだけどね…まあいいわ。
はっきり言ってあの世界かなり危険よ。ある程度最初の部分でなら全滅してもサポートはできるけど、それ以降では向こうで死んだりしてもこちらではどうにもならないわ。
あなた達は寿命が限りなく長くなったとは言っても、基本的には常人より少し身体が丈夫な程度。
神ですら強制的に受肉され、非常に大きな制限を受ける。理由もないのにはいそうですかなんて言えないわ」
「……勝ちたいの、あいつに」
静葉「…勝ちたい?」
「私は…あいつに…美樹さやかにだけは、絶対に…負けたくない…!」
杏子「さやかだとお!?」
静葉「………成程、大方解ったわ。
確かに今回のイッシュでは、道中さやかの活躍ぶりはそれほど芳しくは映らなかったけど」
「面白ぇじゃねえか」
木陰に発生したスキマからかごめが姿を現す…。
かごめ「リリカの奴から聞いた。
さや坊はあの世界でとうとう自分の殻をぶち破って見せた。
競い合う相手をぶつけてやったのも効いたろうが、ついこないだまで頭にカラかぶってた雛鳥は、チャンピオン戦の激闘を終えて巣立ちの時を迎えた若鳥の佇まいを見せていた。
……お前も、羨ましくなったということだろう?」
ほむらは険しい表情のまま応えようとはしない…。
かごめ「いいよ、別に。
何にせよ暫定的に杏子に話はしていたが、ぶっちゃけあと一人は決めかねてたんだ。
…諏訪子さんよ、あんたもそれで構わんかい?」
諏訪子「(軒先から飛び降りる)ったく、いつもながらこういうのはほんッと唐突だなあんたは。
だが解ってるのか、ほむら。大きく失われたとはいえお前の時間停止能力は、お前の戦闘の根幹を成す強力な能力だ。
向こうの世界に行くとなればおそらく使用はできまい」
ほむら「…構わない。
私は今のままでは、何も変われない。
まどかは私を…こんな私を「最高の友達」だって言ってくれた…でも、私は」
「私は…あの子の言葉に相応しい自分になりたい!
インキュベーターの力なんて借りずに、私自身の力でッ…!
…さやかがそうしたように…私も…ッ…」
涙ながらに心情を吐露するその少女の身体を抱きとめて、その吸血鬼は厳かに告げる。
「それだけの理由があれば十分…いや、お前こそ寧ろ行くべきだ。
……悪いな杏子、あんたに前もって言った話、取り下げてもらうがいいかい?」
「けっ、しゃあねえな。
まああたしぁ槍働きできなきゃ十全に役立ちそうにねえしな。
…あんたが自分の意思で決めたんだろ?
じゃあ、あとは突っ走ってくしかないんだからさ!…ってこれ、どっかでまどかにも言った気がするなあ^^;」
…
早苗「……かごめさん達が決めたことですから、きっと何か深い事情があるんだと思います。
それに、この子の力はきっと私達にとっても大きな力になってくれると、そんな気がするんです」
穣子「そーかなー…大体私、どうもこの子ちょっと気に入らないのよね。
さやかっていったっけ?あの青髪の子をすっごい見下した態度とるけど、私にゃ単なる嫉妬か何かにしか見えないわ。
自分だってかなりしょうもない理由で契約を」
レミィ「あんただって似た様なモンじゃない、でかい口叩ける義理が何処にあんのよ」
穣子「んだとこら!!」
みすちー「あーもーそこ喧嘩しないでよー!><
とと、とにかくみんな揃ったんだし必要な事を済ませないと…早苗っ、確かここで冒険をする為にはギルドの登録ってのをしなきゃなんないんでしょ?」
早苗「あ、うん、そうよ。
兎に角行ってみましょう、そうじゃないと話が始まりませんし」
穣子「あーもー解ったわよ。
だけど、一応私がリーダーだかんね!その辺りちゃんと」
レミィ「はいはい解りました解りました。
行くわよ、ほむら」
ほむら「(こくり)」
穣子「きいいいっこのかりちゅまめえ!!><」
………
かごめ者「というわけで」
ケロ様「何が、というわけで、だよ。
なんだいこりゃ、今回まさか私達で細かいところを解説していこうとかそういう肚か」
秋神様「そのようね。
前作(SQ3)で葉菜達がインターバルでやっていたアレを各ログにも投入する方向ってことでいいのかしら」
かごめ者「そう思ってもらってよろしいかと。
今回はまず前作で使っていた連中と、ポケ白2で使ったメンバー以外という中から、狐が個人的にネタやってみたいキャラをかき集めた結果なんだそうだ。
実はみすちー、芋神、おぜうまではほぼ確定だったらしいが後は相当人選に悩んでおって」
ケロ様「一時的にではあったけど、前作にもちょっと早苗絡んでるけどその辺いいのか」
かごめ者「メインではなかったし活動期間も短かったから特例だな。
まあ、世界樹探索経験者が一人くらいいてもいいかってところで、候補はあと静葉さんかコーディだったんだけど」
秋神様「ただでさえ穣子がほぼメインだから姉妹居てもアレだという理由で私は却下、コーディは確定的にチルノを絡ませなきゃならなくなるから除外…だったっけ。
他にもヤマメと椛が候補に挙がってた気がするけど、特にヤマメは後半まできっちりイッシュめぐりに絡んでるからねえ」
かごめ者「狐の中ではみすちーとヤマーメはみすちー側で毛嫌いしているというネタがあったので、その確執をどうにかしたい系の事を考えてたようだが…まあ、基本的にその辺はストーリーテリングでどうにかなるからいいやって事で。
そもそもミスティアはライバル視してる奴を作り過ぎたって狐が頭抱えておった」
秋神様「チルノとルーミアとヤマメ?」
ケロ様「まあその3りだわね。
3りもいれば十分とり回しに苦労するレベル」
かごめ者「前作のアンナポジかと思いきや、実はそっちは穣子の方っぽい気はするわな。
なので先の話ネタばらしになるが、大体トラップ系小イベントは穣子にひっかけさせる感じで」
ケロ様「おい^^;」
秋神様「ちょっとー
かごめ者「そもそも奴が先に言いだした事だかんな?
世界樹を舐めてるようなら相応に痛い目にあってもらわんと」
かごめ者「前置きはさておいて、PTはこんな感じだな。
前衛にソードマン(芋神)、ダンサー(夜雀)、フォートレス(おぜう)、後衛にメディック(早苗)とスナイパー(ほむ)を置くという構成になるんだろうが」
ケロ様「世間一般のイメージではレミリアがメイン盾張るか?って感じになるんだろうけどねえ」
かごめ者「ここのログのおぜうなら十分に行けるだろ。
突撃系の技はブレバしか持っておらん、あとは全部搦め手なんだし、先制守るがおぜうの代名詞になりつつあるし」
ケロ様「んななりつつあるほど出てきてねーけどな」
秋神様「けれどこれだと属性攻撃がちょっと微妙な感じね。
強いて言えばソードマンができるようだけど」
かごめ者「限定的ではあるがフォートレスができないわけでもない。
ただなー、多分性能的にレミィは後列に置きそうな気がしなくもないんだよなー。前作のモンクもそうだがメディックが殴れないわけでは決してないし」
秋神様「そう言えば今回スタート時どころかゲーム中ですら難易度選べるみたいね…通常のノーマルと、敵の強さが大分抑えられた上一部アイテムが消費されない&hageたら町からやり直しのカジュアルモードがあるけど」
かごめ者「当然ノーマルに決まってんだろが」
二柱「でっすよねー^^;;;;;」
かごめ者「難易度を抑え目にしたRPGほどつまんねえもんはないだろ。
まして世界樹ともなれば」
秋神様「毒されてるわねー」
………
-冒険者ギルド-
ギルド長「お前たちが紹介のあった「狐尾」か。
遠き異郷の地である海都ではかなり名の知れたギルドだと聞いているが…」
穣子「( ̄□ ̄;)えちょギルド名勝手に決められてんの!?
こういうのってリーダーの私に相応しいギルド名をだね」
レミィ「はいはい却下却下。
あなた私と比べるまでもなくセンスなさそうだし」
穣子「ああん?どの口がそれを言うか全世界ナイトメア」
ギルド長「まあよい、お前たちが如何に音に響いたギルドの一員だとしても、郷に入りては郷に従え…だ。
この地の冒険者として認められるには、この地を治めておられる辺境伯のテストを受けてもらうことになるだろう。
装備と編成を整えたら、まずは辺境伯の元へ行くといい」
早苗「辺境伯…その方がこの地の責任者なのですね。
テスト、という事は冒険者の必須条件である地図描きということなのでしょうか?」
ギルド長「それは、私の口より辺境伯に謁見すればわかる事だ」
早苗「解りました。
…という事のようですね、さっそく辺境伯に御目通りする必要がありそうですね」
みすちー「ふーん、その人がここの一番偉い人なんだね。それじゃあ行ってみようか」
穣子「おいこらちょっと待てなんであんた達が取り仕切ってんのよ!!」
ほむら「…うるさい、さっさと行くわよ(穣子の袖を引っ張る)」
穣子「うぎいいいいいいい!!><」
…
辺境伯「ふむ、君達が新しい冒険者志願かね。
異郷の地ではかなり名の知れた者たちと聞いている…ようこそ海都アーモロード最強ギルドよ、このタルシスには迷わず来られたかね?
この地を拠点に活動するならば、この街を君らの故郷と思ってくつろいでくれたまえ」
穣子「(小声で)なーんかこういう、いかにも黒幕ですーって感じのアレだよね」
みすちー「あー…うん、ちょっと思った^^;」
ほむら「(無意味に辺境伯の抱いた犬とメンチを切り合っている)」
早苗「ところで辺境伯、こちらでは冒険者志願の者にテストを課している、とギルド長にお伺いしたのですが」
穣子「あー早苗こらまた勝手n」
レミィ「(穣子の口をふさぐ)黙ってなさいややこしい」
辺境伯「うむ、君達は「虹色の翼片」という七色に光る鉱石は知っているかね?
この地方で昔よく採集された特別な鉱石なのだが…とうに掘りつくされたと思われたその鉱石が、街近くにある廃鉱地より見つかったのだ。
しかし廃棄されて長い故、そこは魔物の巣窟と化し、駆け出しの冒険者の修練場として使われておる」
早苗「(成程、今回フィールドダンジョンもあるんだ…)」
辺境伯「そこで君達には、その「虹色の翼片」を探して持ってきてもらいたい。
ここまでの旅費もあろうから、新たに準備を整えるための資金として、報酬の半金を前払いで渡そう。
君達の実力がウワサに違わぬかどうか、とくと拝見させてもらおう!」
………
かごめ者「この辺り、ポケモンの思い出リンクみたいな機能があると面白いんだろうけどねえ」
ケロ様「はいはい作り話作り話。
つかそもそもシリーズごとに世界観は共通でも繋がりはないじゃん」
かごめ者「まあそういう堅い話は。
辺境伯の要求の品はシリーズでも御馴染の「発掘」アイテムなんだが…地味に変更があって、採集発掘伐採には特別なスキルは要らないんだそうな。
その代わりクラスにはボーナス発掘がつく「〜学」のスキルがあって、ポイントで一日に採集できる量も決まっているようだ」
秋神様「以前のように専門の採集部隊を組まなくて良くなったのは大きいわね。
しかも伝統の「!!ああっと!!」がなくなってるんだっけ?」
ケロ様「えちょその時点でなんかおかしくねえか!?
世界樹はそんな生ぬるいゲームじゃないだろお…そもそもゲーム中に難易度変更できるとかどう考えてもおかしいじゃねえか、これ絶対世界樹じゃねえだろなんか別のゲームだろjk」
かごめ者「ところがどっこい…!
現実です…それが現実っ…!」
ケロ様「ざわ…ざわ……ってなにやらす><
ある意味でも何でもなく本当に大幅に楽になってるな。これ初っ端からカジュアルになんかしたらマジでヌルゲーだな」
秋神様「どころじゃないわね、ボス戦に詰まったらとりあえず最終手段としてカジュアルに切り替えるというオプションもあるわけだし」
ケロ様「なんだよそれ…ロマサガ2のクイックタイムなんか比べ物にならねえくらい汚ぇ…」
かごめ者「それはさておいて、ひとまず初期のスキルはこう振ってみたぞ」
みのりん(ソードマン)
剣士の心得(★1) ソニックレイド(1) 鉱物学(★1)
みすちー(ダンサー)
踊り子の心得(★1) 扇の舞(1) 樹木学(★1)
おぜう様(フォートレス)
城塞騎士の心得(★1) 防御陣形(1) 鉱物学(★1)
フルーツ()(メディック)
医術師の心得(★1) ヒーリング(1) 薬草学(★1)
ほむほむ(スナイパー)
狙撃手の心得(★1) レッグスナイプ(1) 樹木学(★1)
ケロ様「あー、それでもなんだかんだで採集系はいち早く押さえんのね」
かごめ者「みすちーの扇の舞はシノビの軽業っぽい香りがしたでな。
ダンス系も有用度がいまひとつ分からんのでとりあえずどう考えても役に立ちそうなのが解る物を」
秋神様「全体像が見えてこない場合はまず解るところから考えるということでおかしくないわね」
かごめ者「レミィはディバイドを優先するか防御陣形を優先するか迷ったけどな。
ただこの心得、前衛じゃないと効果発揮しないようなんだが…」
ケロ様「いいんじゃね?
今回隊列移動もターン消費しないらしいから、臨機応変に前後動き回ってもらって」
秋神様「それ本当に助かるわね。
六層のクリオネには本ッ当苦労させられたわ…モリヤンマとかと出たときに隊列滅茶苦茶にされて酷い目にあったなんて一度や二度じゃないし」
ケロ様「クラスチェンジ後のリリカが何度瞬殺されたことか」
かごめ者「世界樹にはありがちな事(キリッ
もちろん今回も、難易度変更があってもしない限りは何時もの世界樹なので」
ケロ様「っても、今回なんかフィールド移動に近いよな。
エリアと小迷宮という名のダンジョン、そして本尊のエリア迷宮で構成されているわけだな」
秋神様「でも、まだその外へ出る手段がないわね。
とりあえず辺境伯のテストの攻略がカギになるのかしら」
かごめ者「そこまで解ってるなら話は早い。
まずは、虹色の翼片があるという森の廃鉱を探索することになる。
入ってじきのところで、ワールウィンドとか言うおっちゃんに地図をもらって、マッピングができるようになったらいよいよ探索が始まるわけだが…」
…
-小迷宮 森の廃鉱-
♪BGM 「迷宮 垂水ノ森」/古代祐三(SQ3)♪
穣子「んで?
ここの何処かで掘りだせるそのなんか…石を掘ってくればいいんでしょ?」
レミィ「「虹色の翼片」ね。
でもあの辺境伯が言ってたわね、かなり昔に掘りつくされた筈なのに、また最近になって再発見されたのだと。
そうなると、かなり珍しいものということになるけど…」
早苗「そうですね、恐らくはレア発掘品ということになるかもです。
どうやら今回はポイントで採集できる量があらかじめ決まってるみたいで、クラスごとのスキルで追加採集ができる仕様のようですし…鉱石だから、穣子様とレミリアさんのスキルで採集の確率を上げられると思います」
穣子「ふふん、だったらこの私の豊穣神パゥアーで軽く見つけてやろうじゃないの!」
ほむら「……!
みんな、敵よ」
一歩一歩着実に歩を進める穣子たちは不意に強烈な気配を察知し、歩みを止める。
何と小道の向こうから、危険な気配を漂わせた狒狒の魔物がゆっくりと近づいてくる!
早苗「( ̄□ ̄;)こ……これはもしや、FOE?」
レミィ「…っぽいわね。
実はこないだ予行演習でさとりの奴と垂水の樹海には行ってみたけど、流石に最初の階にはんなモンいなかったと思うわ…」
早苗「諏訪子様情報では2でも最初の階層でいたらしいですが…なんかよく見ると明らかに危険な色のオーラを放ってますね^^;
流石に冒険の初っ端でこんなのに喧嘩を売るわけにh」
穣子「(思いっきりその魔物にメンチを切ってる)ああこら?この私に随分でかい態度とってんじゃないエテ公の分際で?
あもりナメタ態度とってると明日から好物の果物食えない身体にしてやろうかああん!?m9( ゚д゚ )」
彷徨う狒狒「(#^ω^)ビキッ」
レミィ&早苗&みすちー「( ̄□ ̄;)思いっきり喧嘩売ってるうううううううううううううううううううううう!!!(ガビーン!!」
ほむら「…………………………最悪だわ('A`)」
…
…
…
静葉「…あなた一体何やってんのよ…(#^ω^)ノシ」
穣子「うう…調子こいてすんまえsんでした〜…><(たんこぶ」
レミィ「最初の階層にいるからそれでもそこまで馬鹿げた強さじゃないだろうと思ってたけど…浅はかだったわ。
敵わないと解った時点であのH芋神殴り倒してでもとっとと逃げを打つべきだったわね…ごめんなさいみんな(´・ω・`)」
早苗「すいません私ももしかしたらって少し考えちゃいました('A`)」
みすちー「というか一撃で一人ずつ確てゐ…じゃなくて確定で倒されてくとかちょっとsYレなってないでしょう…?('A`)
…ねー早苗ぇ、ほんとにあんなの勝てるの?」
早苗「多分…いえ確実に現時点では無理よ。
あのオーラが赤かった、という事は、前作で言うところの赤FOEに匹敵するってこと。
解りやすく言えば、まあ順当に攻略しててもこの階層の適正レベルでは撃破は無理ってことになるわ」
みすちー「そーなのかー…(´・ω・`)」
…
…
かごめ者「華々しく初っ端からhageてこそ世界樹の華、とか誰か言った気もしたが」
ケロ様「にしたって、いきなりFOEにぶつかれば殺してくれって言ってるようなもんだよな。
実は最初に挑んだ時点でレベルも写真の通り全員4まで上げてあったんだけど…前作の毒蜥蜴もレベル5くらいで倒せたし、毒なんて厄介なモンないからもしかしたら、と思ったようだが」
かごめ者「その辺は流石に甘かったとしか言いようないな。
幸いにも最初の小迷宮だからか、ヤマネコ先生だの大喰らい野郎とかみたいなのは出てこられぬようだが」
ケロ様「バッタとアルマジロだけだっけ?
遊牧民のログだと、SQ1だとアルマジロは後半階層で意味解んない超攻撃力でこっちを壊滅させてくるとかいう話だけど」
かごめ者「いくらなんでも序盤でわんさか出てくる雑魚がそんなキチ性能だったら限度ってもんあんだろ。
防御高いみたいだから三色属性攻撃が本来欲しいとこなんだろうがなあ」
かごめ者「なので最初はこのエテ公の動きをうまくかわして、なんとか最奥まで行くんだけど発掘ポイントはエテ公が二匹時計回りに巡回しているわけで」
ケロ様「なおかつ発掘中もエテ公は接近してくるんだよな。
限界3回だっけここ?」
かごめ者「ああ、でもここは鉱物学スキルを穣子とレミィが持ってるから、追加発掘であっさりと発掘完了。
気づいたら真後ろにエテ公がいたからそのまま逃げてきて、辺境伯の元へ出頭だ」
ケロ様「どうも帰宅マスタリーのような便利技はないようだから、世界樹伝統のアリアドネの糸でもありゃ一発なんだろうが」
かごめ者「まだ冒険者として認められてねえから、購入できねえんだよね」
ケロ様「それもまたお約束」
かごめ者「因みに早苗が触れてるけど、採集スキルは同じスキルを持つキャラが複数人いる場合、効果は累積する。
一人につき10%ずつの加算で、このPTだとそれぞれ発掘(鉱物学)はレミィと穣子で20%、採集(薬草学)は早苗だけだから10%、伐採(樹木学)はあとの二人が持ってるから20%で追加採集される。
追加は必ずレア素材だからちょっとお得だな」
ケロ様「でもって!!ああっと!!がないとはいえ、代わりにFOEは一回の採集を1ターンと換算して近づいてくるから」
かごめ者「FOEのうろついてるあたりではそこを考慮しないとえらい目に遭う、ということだな。
そして大体採集場所の辺りにFOEは配置されている感じだな」
ケロ様「安心と信頼の鬼畜仕様ですね解ります」
かごめ者「その割には、最初の狒狒が居たところの隣の道でTP回復できる小イベントあるんだけど、此処ではバッタが4匹奇襲してきただけだから、割とその辺りマイルドになってる感じだな。
前作なんて次の階にいる筈のカモノハシだぞ、普通にhageかねんぞ」
ケロ様「多分一度エンディングでも見ればHARDモードとか解禁されてえらい事になるんでね?」
かごめ者「まあ、普通にあるだろうなあ…世界樹だし」
かごめ者「無事翼片を持って報告するとミッションは完了。
報償の半金500エンと、冒険に必要となる気球が受領できる」
ケロ様「これでフィールドを移動して、迷宮に乗り込むわけだね」
かごめ者「そういうことになるな。
因みにマップを見ればわかるんだけど、最初の小迷宮である廃鉱は街のすぐ隣になる。
気球の移動には地形とマップ上のFOE以外は障害ないし、道中に家畜っぽかったり野菜っぽいエフェクトが見えるがこれも回収して資金に変えられる」
ケロ様「移動距離制限なしは便利だよな。
それに、回収したアイテムも街に着けば勝手に換金されるし、しかもいい資金源になるよな」
かごめ者「その代わり、一度回収すると復活までしばらく時間かかるのが珠にキズか。
一応NPCの気球も浮いてて、レア交易品とアイテムなんかを交換できるそうな。
余裕があったら試してみたいところだが」
ケロ様「実はその間にもカンガルーにオッスオッスされて数人ぶっ飛ばされたけどな、それどころか逃亡しきれずに2回ほどhageたが」
かごめ者「うろつく跳獣な。
SQ4体験版だとレベルキャップが低いせいもあって、ほぼ撃破不可能に近い怪物中の怪物だが」
ケロ様「しかし訓練され過ぎたボウケンシャはこれを体験版の時点でぶちのめしてるらしいな。
その為だけの要員をわざわざ用意するんだからマジで意味解んねえよ」
かごめ者「因みにフィールド上FOEには好物が設定されていて、回収した交易品を投下して誘導させることも可能なんだそうだ。
カンガルーの場合は野菜、中でも、後に関わる要素である「料理」にはとても使えそうにない猛毒食材・黒檀ニンジンでも投げろっていう話を酒場の情報収集で聞ける。
まあ猛毒食材でもメディックのスキルで食えるように調理できるそうだが…」
ケロ様「…早苗割とぶきっちょだから大丈夫かなあ('A`)」
かごめ者「因みに気球の名前はこれね。
前作がキツネノカミソリだったので、今回も狐の名がつく植物から」
ケロ様「キツネノカミソリみたく命にかかわりゃしないが、キツネノボタンも十分有毒植物じゃねえか」
かごめ者「まあそこは…お約束ということで」
かごめ者「今回はこんなもんかな。
次はええと…クエストとか2つ目の小迷宮とかクマーとか」
ケロ様「割と一気にいく割にログは追いついてない気配だな。そんな調子で大丈夫か」
かごめ者「えーと………なんとかなるさ!!><(C:イナGO」