ローゲルの差し出したバインダーには、いくつかの紙片が挟まっている。
それぞれにはこのような事が書かれていた。


『実験1
結果:ネガティブ。対象、弛緩せず。 薬液ホワイトの効果、認められず。
推測:ホワイトの投入時期に問題。 イエロー投入の直前・直後、どちらに投入しても効果は発現しない模様』

『実験2
結果:ネガティブ。 対象、弛緩せず。 薬液レッドの効果、認められず。
推測:レッドの投入時期に問題。グリーンの直前に投入したのが失敗の原因と思われる』

『実験3
結果:ネガティブ。 対象、反応低下無し。薬液ブルーの効果、認められず。
推測:ブルーの投入時期に問題。グリーン投入の直前・直後、どちらに投入しても効果は発現しない模様』

『実験4
結果:ネガティブ。 対象、弛緩せず。薬液グリーンの効果、認められず。
推測:グリーンの投入時期に問題。レッドの直前に投入したのが失敗の原因と思われる』

『実験5
結果:ポジティブ。対象、若干の反応低下を確認。薬液イエローの効果、認められる。
推測:イエローをグリーンの直前に投入しなかったのが、功を奏した模様。引き続き、実験を継続』

『実験6
結果:ポジティブ。対象、若干の抵抗力低下を確認。薬液グリーンの効果、認められる。
推測:グリーンをイエローの直前に投入しなかったのが、功を奏した模様。引き続き、実験を継続』

『実験7
結果:ネガティブ。対象、表皮硬化を確認。薬液イエローの効果、認められず。
推測:イエローの投入時期に問題。ブルー投入の直前・直後、どちらに投入しても効果は発現しない模様』

『実験8
結果:ポジティブ。対象の免疫力低下を確認。薬液ホワイト、グリーン、効果発現。
推測:早期投入されたグリーンが良好に作用した結果、相乗的にホワイトも正常に作用した様子』



その紙を一通り眺め、眉根を寄せる一同。

「なんじゃいなこれ」
「最下層部の四か所に、それを示唆すると思われるモノがあったんですよ。
私達が見つけられたのはホワイト、レッド、ブルーの注入装置でした…あとひとつは、水路があったので確認までできませんでしたが」

大多数の気持ちを代弁するような穣子の一言に、さとりが淡々と答える。

「ホワイトは階段のすぐ裏にあったな。
それを除けば…あたし達の見たのはグリーンだ。
…全体的に瘴気の張ってるフロアの最奥だったかな」
「…あの毒ガス地帯を切り抜けたんですかあなた達は…。
私達はあの地帯にある紙片を回収するので手一杯でしたよ」
「かごめさんの境界操作がなきゃ多分今頃全員お陀仏だと思うよ。
でも、近道は作っておいたからいつでも行くだけならできるよ」
「まったく…文句を言おうにもきっちりやる事だけはやってきますからねあなたは本当に。
…それよりこいしあなた何時戻って来たんですか」

呆れたように溜息を吐くさとり。

「そうすると、我々がその内容の確認ができなかった最後のひとつ…それが恐らくイエローだろう。
あのフロアは温度差によって行ける場所が極端に変わる。
毒トラップ地帯のところにある暖房装置をうまく使わなければ、薬液の採集もままなるまい

「…ってことは…あの壮絶にヤバいモンスターのうろつくフロアを、わざわざ順番通りの薬液を採取して歩けってこと?
マジで? それやりきって「蟲」を拝みに行くっていうの無理ゲーじゃない?」
「いや…この容器は密閉性が高い。
恐らく採取して捨てさえしなければ、外にも持ち出せるだろう
「でも、かごめの持ってる一個しかないじゃないこれ。
薬液は五種類あるのに、どうするんだよ?」


穣子の言葉に口の端を吊り上げるさとり。


「私、この容器がひとつしかない、なんて一言も言った覚えはありませんよ?」


そう言って、開いたスキマからごとごとと落ちる、四つの容器。
それは先ほど、かごめが出したものと全く同じモノだった。

「あ、やっぱり持ち出してたか」
「当然です。
薬液が五種類あるのに、容器が一個しか必要ないわけないでしょうに。
お陰で踏破したくもないのに、あの最下層の大半を踏破させられる羽目になったんですからねっ」
「毒ガス地帯の攻略投げといてえっらそうに」

むっとするさとりをからかうように笑うかごめ。

「だが…これでやる事ははっきりしたな。
あの「蟲」がいつ何時、本格的に活動を開始するか解らない。
それまでに、この薬液の回収と、投入の順番を確定させ…そして、蟲攻略の方策を考えねばなるまい」
「それなんだけどな、もうひとつ気になる物を見つけてな。
こいつは此間タイムアタックした時に偶然見かけたのをメモっておいたんだが」

かごめは懐から一枚の紙片を差しだす。

-喰らう者の存在の封印は成功。
蟲を侮るなかれ、蟲に憑いた彼の者を恐れよ。決して、触れてはならない-


「喰らう者…?」
「…蟲は外からそのシルエットを見る限り、幼生体…ぶっちゃけるとイモ虫っつーかウジ虫だったしな。
文の全容は解らずじまいだったが、ひょっとすると、まだ成長の途中にあるかもわからん。
最悪、「完全体」というべき何かとの戦闘も視野に入れて考えたほうがいいかもな

そうしてかごめはふらりと席を立つ。

「あたしゃしばらく、現状のメンバーの能力をもう一度把握し直してみようと思う。
相手の能力に未知数な面が多い以上、せめて足元だけを固めておきたい。
…あんた達はどうするか任せるよ、納得いくまで鍛えるも、ゆっくり考えるのも。
だが、どこぞのおっさんのようにオーバーワークし過ぎないようにな」

その言葉に苦笑するキバガミに視線を送りつつ、彼女は部屋をふらりと退出していった。



-続・狐尾幻想樹海紀行2-
その13 「狂気の殿を越えて(前)」




かごめ「というわけで今回と次回で色々茶番を挟みながら、ギルドメンバーの個々の能力をちょっと考察してみようと思いましてな
諏訪子「となると結局いつものメンバーでやらんことには話になりませんなあ静葉さん」
静葉「というかいつぶりよこのメンバーで解説するの。
  少なくともタイトルに「続」がついてから初めてのような気さえするわ」
かごめ「えーっと…「続」の1回目以来…?
   あと余談だけど、実際には薬液入れる容器は一個しかないから余裕で混入状態になりますよねこの場合」
諏訪子「そんなことはどうだっていい、今は重要な問題じゃない(キリッ
静葉「(あっ…早苗がミストさんネタやってるのこいつが元凶だったのか)」

かごめ「というわけで、各メインクラスごとにキャラを分けてそれぞれの個性や方向性を見ていきましょう、ということで。
   今回は初期7クラスぶん、人数にすれば19人
諏訪子「この時点でも十分な大所帯だよな…増え過ぎだろう常識的に考えて」
かごめ「まあねえ。
   半分以上はあたしの原因とはいえ、ギルドメンバー鬼みたいに増えたよなあ」
静葉「本当よね。
  実はそれ以上に話にも取り上げられなかった子もいるんだけど
諏訪子「さやか、まどか、文、ヤマメ…あと椛案もあったよな。途中参加だけならオランピアや、本編攻略時のレミリアだっているし。
   前回の参加組で言えば、後半参加組で唯一参加してないフランとか存在すら忘れられてるんじゃないだろうな」
かごめ「フランは本当に案がなくてなあ…何処かで魔理沙をリストラすれば今回のバ火力担当としてうってつけではあるんだが」
諏訪子「火力職は確定なのか。
   …確かに、フランはそれ以外思いつかないのが何ともな」
静葉「なんだかんだで魔理沙はまだ参加してるのね」
かごめ「性能が意外と安定しててな。
   ただ、仮にフランをインペリアルとするとゆうかりんとやってる事が被るのがなんともな。キャラ的にモノノフって感じでもないし」
静葉「火力スナイパーにしてもほむらがかなり完成度高くて余地がないのがね」
かごめ「だがスナイパーならもうひとつ実は手があったということで
静葉「えっ今のタイミングからですか
諏訪子「またなんかロクでもないこと考えてやがるなお前」
かごめ「まあその辺はおいおい」


<ソードマン>
穣子さん ルーンマスター→モノノフ
かごめ者 インペリアル

かごめ「まずはあたしを含めますソードマンから。
   穣子は典型的なリンク特化、あたしはヴァンガード経由で単発の速攻大火力を狙う型になるな
諏訪子「金竜狩りにもしょっちゅう一緒に出かけるけど、こいつ本当にサブインペリアルかと疑うくらいドライブ打ちまくってる印象があるなお前」
かごめ「そーかなあ。
   短縮手段はシャープと、ほとんど使った記憶のない強制排熱くらいしか持ってないんだけど」
諏訪子「そのシャープ→インパルスの繰り返しだけでも十分凶悪じゃないかオメエの場合。
   ダブルストライク一応全振りしてるけど、アレ持ってる意味とかあまりねえんじゃねえの?」
かごめ「FOE戦、特に幻惑さんとか相手にしてる時はわりと中継の大火力として重宝するんだけどなあ」
静葉「私もサブで取ったけど、確かにコスパがいいというか…良過ぎるわね。
  ソードマンの最大の特徴というと各種悟りと先駆けの功名、あとヴァンガードね」
諏訪子「一方で攻防一体、ソードブレイカー、盾スキルがあるから守りを固めてからソードテンペストを使う選択肢もある。
   穣子のようなリンク型だとどうしても先手取ってナンボになるが
かごめ「PTはある程度限定されてくるけど、継続的に高火力の出せるのもリンク型の大きな魅力だな。
   あたしぁむしろほとんどインペリアルみたいなもんだが」
諏訪子「うちのギルドにはどっちにせよ速攻型しかいなかったと
静葉「バーサーカーメイルが実質、速度補正+2だからねえ。
  穣子は速度に特化する為にある一時期までずっと突剣だったけど、真竜の剣完成と同時に剣に持ち替えたわね」
諏訪子「結局ヴァンガ使うわけだしなあ。
   あとあいつがサブモフに転向してから、先制衝破で全体に悟りの補正をばら撒くから雑魚戦でも仕事できるようになったな。
   落ちやすくもなったが」


<ダンサー>
みすちー ナイトシーカー
ξ・∀・) ミスティック→モノノフ

かごめ「続いてはダンサーだ。
   基本的に踊ったりバーストセーブしたりはやること一緒なのでそれ以外に個性を求めてみたらこうなる。
   極論すると踊ってる合間に何をやるかの違いでしかないが
諏訪子「あっれメルランのサブ変えたのかこれ!?」
かごめ「変えた。あまりにも地味過ぎていくらなんでもこれはめるぽじゃねえだろと」
諏訪子「えーそんな理由でかよ…。
   まあ火力が確保できるし積極的に打って出るならいいかも知れんけどさあ」
静葉「何気にサブモノノフもいっぱいいるからねえ…羅刹の使い勝手が異常過ぎるのも原因なんでしょうけど」
諏訪子「私もサブモノノフだからな一応。
   前衛でもやること多いし、後衛にいても衝破飛ばせるから」
かごめ「後衛だとHPの減衰もそこまで痛くないしな。
   みすちーについては元々ネタとしてのサブシカだったんだが…実際運用してみたら思った以上に良相性だった
静葉「単純に通常攻撃の手数が倍になるからねえ。
  サブウェポンの火力には期待できないけど」
諏訪子「こいつが一番輝くのは穣子とリンクしまくってるときと、霞の舞発動した時だな。
   単純に霞の舞発動の期待値上がるのはでけえよな。
   それと先制クロークと扇の舞で地味にサバイバビリティも高いし、ダンサーのLUCも決して低くはないからな」
静葉「ブラインドナイトバードが普通にネタの域を超越していたんですね解ります。
  ここまでやったなら猛毒投刃まで取りたい気もするけどねえ」
かごめ「いやあ麻痺までが限度じゃねえかな。
   ちなみに火力には全く期待できないので残滓は切った」
諏訪子「その割にはアイスブラッシュだけはいまだ残してあんのな。
   まあ、手軽な攻撃手段ではあるがな、コスパも悪くねえし」


<メディック>
風屠 ミスティック→ルーンマスター
ケロ様 モノノフ
駄狐 ミスティック

諏訪子「あれこれどっからツッコめばいいの」
静葉「承知の上だと思うけど、何処かのスキマの式じゃないわよね一番下
かごめ「えー白玉楼ALGって有名な動画だと思うけどなあ
諏訪子「ここでそれが何の関係あるってんだよ。
   っつーか普通に馬鹿姉って書いとけば済む話だろう
静葉「それもなんか身も蓋もないわよねえ。
  というか解釈次第じゃメルランが泣くわよそれ」
かごめ「まあそれは置いときまして。
   メディック3人は見事に個性が分かれたな。補助特化と殴りメディと属性アタッカーを手の空いた時にやるタイプと」
静葉「一応諏訪子はアタッカーの扱いなのね
諏訪子「なんか気づいたら後列でパーティヒールしかしてねえなって時があるんだがなあ。
   衝破打とうと思ったらなんかもう一体しか残ってなかったとかいうパターンも多くて」
かごめ「単純に羅刹・羅刹解除でTP自家発電できるのもでかいけどな。
   継戦能力で言えば諏訪子が一番高いだろ」
諏訪子「ルナサの邪眼と陣回復も地味に効果大きいな。
   手が空いた時は相手のテンポ崩せるし、ヒールマスタリが乗るから毎ターンの回復がバカにならねえ」
静葉「早苗もなんというか構成としては面白味ないわね。堅実とも言うけど」
かごめ「地味にルーンの盾があるから気づいたらブレスをノーダメージ、とか普通に起きるからなこいつ。
   布都御霊かケリケイオンにELMがっつり積んどけば始原も結構いい火力になるだろうが」
諏訪子「おいそれやるとしたらどんだけ水溶液必要になるんだよ…御霊はこいしにどうにかさせるにしても…」
かごめ「しばらくは南瓜狩りかのう(しろめ」








〜紅魔館〜

肩で息をしながらうんざりした顔のレミリアの目の前では、何故か血の海に沈んだメイド長の姿がある。
それをおろおろと眺めるのは…。




「え、えっと…お姉さま…」
「………これでなんの問題もないわ。
行きなさい、フラン。あなたの行くべき場所は、あなたに決める権利がある。
ったく…このバカは私達をここに閉じ込めて何が楽しいのか」

妹の肩をぽん、と叩くと、レミリアはそのまま物言わぬ咲夜の足をおもむろに掴んで無造作に引きずって行く…。
そこには旅装を整えたフランドールだけが残された。


「咲夜さんも心配性ですからねえ。
でも…私はもっと、フラン様には外の世界を見てきて、色々な事を知ってもらいたいと思うんです。
きっと、お嬢様もそう思っておられる筈です」

その光景を見守っていたらしい美鈴が、荷物をそっと、フランへ手渡す。

「………本当は一番行きたいと望んでいたのはレミィの筈なのにね。
…聞けばもう、総ての謎が解かれつつあるそうだわ。
行っても大したことはできないかもしれない」

パチュリーが呆れ顔で溜息を吐く。

「それでも…見ておく価値のある場所だと私は思うわ。
咲夜の事は私達に任せて…あなたは、あなたのやりたいようにやってきなさい」
「美鈴…パチェ…お姉様…ありがとう! 私、行ってくるよ!」


荷物を受け取り、駆け出す先にはひとつのスキマ。
映る景色は、新たな世界樹を望む街。


アーモロードを駆けた虹色の翼の少女は、その新たな冒険の舞台へ向かう。








<スナイパー>
ほむほむ モノノフ
ルーミア ミスティック
妹様 ソードマン

かごめ「というわけで妹様が出てまいりましたので
諏訪子「( ̄□ ̄;)今頃かよ!
静葉「本当に今更ね。
  実際に火力重視という意味ではほむらが割と完成された感じではあったから、どう転んでも火力重視にしか成り得ないフランの参画が難しかったのは否めないけど…」
かごめ「インペリアルも魔理沙の野郎が居たしな。
   大体前作のログで「フランは遠隔火力職」というイメージを定着させちまったし、そうするとあとの候補がルンマスしかいねえしそれだと多分九割九分九厘リリカと丸かぶりする予感しかしねえ
諏訪子「さもアリナミン。
   で、ソードマスターの意味は何なんじゃい」
かごめ「意外と忘れられがちな功名の付加効果
静葉「あー、まさか命中率上げて単独でスコールぶっぱ?」
かごめ「Exactly(そのとーりでございます)」
諏訪子「でも必中ゴーグルいるだろそれ」
静葉「補正を功名で打ち消した残り分の命中が60%、その24%増しだから七割強当たるようになるわね。
  勿論かごめか穣子がソニック叩きこめばほぼ全弾当たるわ」
かごめ「ポケモンでもメインウェポンは命中75のダイブじゃったのう」
諏訪子「いや補正かけて同等じゃそれあまり当たってねえのと一緒だろが。
   まあどうせシルバーアローくらいは伸ばすんだろ?」
かごめ「いざとなったら自力で足縛る程度の事は」
静葉「あとは相性が何気にいいルーミアの組み合わせね。
  異常撒きではなくて縛り担当だから、特に冥竜戦では重宝するわね」
諏訪子「解魔は緊急回避なんかなこの場合。
   スナイパーはお世辞にもTP高い方ではないしな」
かごめ「だから攻撃力を捨てて弓八幡なんだが、それでも焼け石に水な感じはするな。
   他に解魔使えるヤツがいると安定する感じだが、さて」


<ルーンマスター>
リリカ者 インペリアル
H モノノフ
白者 ソードマン

かごめ「さてルンマスなんだが、実はそれぞれ2種類ずつ属性を取らせてたりするんだわこれが。
   リリカが炎・氷、チルノが氷・雷、つぐみが雷・炎だ
諏訪子「とは言うが実質チルノはそこまで雷重視してねえよな。
   聖印も氷だけ何故か特化してるし、それどころかルンマスのSTRで衝破って本当に使いであるのか?」
かごめ「一応斬属性通れば輝き乗る…いやまあ多分峰打ちの方がまだ使い勝手ある気するんだが」
静葉「何気にこいつ妖刀ニヒルの呪いを思い出した頃にぶち込むわよね
諏訪子「えっそんなの持たせたのかこいつに」
かごめ「チルノクオリティでなんか仕出かしてくれるかと思って…地味に刀は速度補正が大きいのもグッドであるな」
静葉「基本的には何で火力アップするかの違いよね。
  リリカは二重の属性ブーストとドライブマスタリ、チルノは羅刹、つぐみはヴァンガードからの功名、と」
かごめ「そうとらえてもらって結構。
   速攻性が一番高いのが先制羅刹発動した時のH、確率は絡むが羅刹から吹雪で耐性ない連中ならほぼ瞬殺だからな」
諏訪子「地味に忘れがちだが花びらは氷も通るんだよな。
   初手で石化さえ免れればあっという間に氷漬けにできる、電光石火あれば確実だが」
かごめ「あと地味に硬いアーマービーストとか面倒な鉤爪モグラも氷に弱いな。
   何気に氷通る奴は「殿」に結構いるから、意外と腐らんのよね」
静葉「羅刹解除とTPカット絡むとわりと長く戦えるしね。
  食いしばりもあるから事故落ちもしにくいし、そう考えると意外と隙がないわねこの子」


<ナイトシーカー>
小五ロリ インペリアル
無意識 ミスティック

かごめ「古明地姉妹だな。
   多分これ見た大多数は姉と妹逆だろって思う事ウケアイだが」
静葉「そうね、どちらかと言えばさとりが縛ってこいしが斬り込んでいく感じよね、本来」
諏訪子「むしろ闇討でじわじわと沸点を高めてくのがさとりっぽい気はする」
かごめ「まあこれはコレで面白いので」
諏訪子「面白ければいいんかい」
かごめ「シカミスはもうこれ以上ない好相性で、単独で異常撒きするならこれほどぴったりな組み合わせは他にない。
   ただ状態異常を撒くのも陣にするか、特に毒の効果の高い投刃を取るかで個性が大きく変わってくるわけだが」
諏訪子「異常させたら即破陣して夜賊の入った高威力亜空鳴動する全体殲滅型もあるわけだが、こいしはどっちかと言えばオーソドックスに抑制スプレッドでどんどん毒殺していくのが主眼の型か。
   まあ投刃の毒は「殿」の雑魚の大半を一撃で葬る意味不明な威力だからな」
静葉「縦しんば生き残ったところで夜賊と闇討の乗ったシャドウバイトが飛ぶんでしょ?
  異常が入った時点でこいしの独壇場ね」
かごめ「ただ速度を重視するあまり基本の火力が地味に低いわけで。
   本当は前作のの活動ぶりを加味して刀を持たせたかったんだが」
諏訪子「だから布都御霊なのかこいつの装備。
   あと、さとりの夜賊ドライブって威力的にどうなん?」
かごめ「レベル75だと地味に赤獅子が一撃必殺に出来なくてなあ…残滓発動すれば確定なんだけど。
   獅子の紋章を取れればラス戦に姉妹セットで連れていく選択肢も十分あるんだが」
諏訪子「私としちゃあまり思い出したくない場面だが…冥竜の時に思ったのは、チャージエッジだと地味にタイミングが難しいんだよな。
   どうせ速度ブーストあるんだし、倍率は落ちるがパワーグラブのチャージ活用すればもっと使い勝手良くなりそうな気がするな」
かごめ「その件は既にさとりが行動起こしとるよ、考える事は大体一緒だ。
   お前がネガってる間に話はとんとん拍子に進んでるんじゃい」
諏訪子「ぐぬぬ…」









〜有頂天〜




「行くわ。
行かない理由がないもの」

想定通りのその答えに口の端を吊りあげながらも、紫は重ねて目の前の天人の少女に念を押す。

「もう、かの世界に残る懸念は最後の「蟲」、ただ一つ。
派手な活躍を望む事は出来ない。
…そして、「蟲」攻略にあなたが起用される可能性も極めて低い。
立ちはだかる厳冬の壁は、何処までも険しいモノよ
「言われなくても解ってる。
私が行きたいと望む理由があるなら、今はただ一つでも多く、あのひと達の姿を目に焼き付けておきたい。
…アリスが何故、私を選んでくれなかったのか…私に何が足りなかったのか、それを知りたい


真剣な眼差しで放たれた言葉に、鷹揚に頷く紫。


かざした手に境界が生まれ、それが開いた先に見える景色は…世界樹の街。


「行きなさい、比那名居天子。
霧雨魔理沙がそうしたように、あなたもあるべき場所から離れ、もう一度自分を見つめ直しなさい。
…それは、きっとあなたにとって無益なものにはならない

「ありがとう、行ってくる!」








<フォートレス>
黒幕 ナイトシーカー→ダンサー
ぽえ子 ソードマン
てんこさん インペリアル

かごめ「そしてこちらは第三大地辺りで一度ポシャったネタを」
諏訪子「まんまレミリアの型そのまんまじゃねえか。
   しかしおい、装備がなんかおかしいぞ」
静葉「布装備のメイン盾とか常識囚われてなさ過ぎというかドマゾにも限度ってあるんじゃないかしら」
かごめ「いやあ…レベル上げてる最中まったく気がつかなくて
諏訪子「( ̄□ ̄;)いやそれは気づけよ!!」
かごめ「一応三竜狩り七周目で資金もたまったから鋼騎士の鎧にちゃんと差し替えしましたけどー。
   レティは今までちゃんと触れてなかったけど、最初はアイスブラッシュを取りに行ってたんだよね」
静葉「そういえばアーモロードでも武器氷属性付与の縛りあったわねえ。
  結局最終武器が鍛冶枠無かったから何時の間にか忘れ去られてたけど」
かごめ「今回は速度重視の為にナイフ持たせましたので余裕で」
諏訪子「速度ブーストより扇の舞の方が回避補正いいからな。
   扇で25%、ガードマスタリで16%、回避率4割の盾役とかなにそれこわい」
かごめ「ポケモンでも特性は雪隠れ、それとは別にレティはDDRの足鳳凰っていう裏設定あったからなあ…あまりに回りからふとましいふとましい言われるから、ムキになってDDRを始めたらあれよあれよという間にノンバーで激プリンとかフルコンするまでの動きを身につけたと」
静葉「幻想詩譜で登場した時にみせたキショい動きですねわかります」
諏訪子「…言っておくが静葉、お前のポップンやってるときの動作も十分キショいってルナサと幽香が言っていたからな?
静葉「( ̄□ ̄;)えっ」
かごめ「まあそれはさておき、レティは空いてる時にダンスしてゲージもついでに稼ぐ回避型メイン盾、ポエットは二種類のブレイクで相手にも積極的に負担をかけていく構成、天子はまあおぜう型、隙を見てドライブしていく型。
   正直天子でなくてもブロントさんでも良かったんだけどな、フォートレスはそんな美形じゃないが」
静葉「実は採用を見送ったのはブロント語をメインに据えるとそれを考えるのが面倒になるからでしょ?
かごめ「否定はせんよ否定は。
   あと、ネタ的にスウィフトソードとらにゃならんからそれが面倒でな」
諏訪子「…フォートレスの素早さじゃ絶対に当たらんなそれ」
かごめ「因みにレティはサブルンマスで聖印をメインに張るという案も一応あったな。
   シナリオ中の諏訪子みたいなもんだと思ってもらえばわかりやすいかな」


かごめ「さて、初期職全部紹介したところで丁度いい区切りになったな」
諏訪子「なんか隠し職を後回しにした理由もロクなモンじゃなさそうだな。
   この時点で新キャラ二人増やしてるってことは、まさかまだ何処かで1り増やしたとかそんな馬鹿な事は云わんよな」
かごめ「ぶっちゃけますが増やしました
諏訪子「( ̄□ ̄;)おいィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!」
静葉「まさかまさかの三周目とかそんなふざけたコトを言ってくれるんじゃないでしょうね?」
かごめ「いや、流石にそれは。
   実は地味に新規周回だと解放される秘宝情報もリセットされるらしいが、そんな修羅の道を踏み込むつもりはねえ。
   とりあえず裏ボスを殺ったら最終回、これだけは保障する」
静葉「次も解説なら…あとエンディングの余興入れて3回?」
かごめ「うむ。
   次回で薬液の完成まで。一応その解説も次回やるけど…」
諏訪子「wikiだと答え書いてあるけど、今回それを確認せずにやるんかい?」
静葉「前後に何を入れちゃいけないのかを整理すれば、自ずと最初と最後くらいは見えてくる気もするけどね」
かごめ「まあね。
   その辺も含めて、次回はネタバレ中のネタバレに触れることになるわけさ。
   というわけで、次回に続く」
諏訪子「(次回プロットちょっとだけ見てる)…え…? マジでこいつ参加させるの…?