-新・狐尾幻想樹海紀行-
その11 「帰ってきた古明地こいしのドキドキ樹海探索ラウンド3」
藍「ああもうここでこんなバカ話とかおかしいだろどう考えても流れ的に!!
しかもあいつら話混ざってくる気配ないし!!どうなってんのいい加減わけがわかんないよ!!!><」
輝夜「…思った以上にロクでもないことになってるわね。
まあ、あの連中のやることだしそこは諦めておいた方が吉じゃないかしら」
藍「( ̄□ ̄;)うおっとお!!
な、なんだお前か…ってなんでお前がここにいるんだ!? アリスが戻ってきたんだったらこっちの方には関わらないとかそういうのあるんじゃないのか!?」
輝夜「スキマ様だってそれ以前からログの解説やら何やらでこっち絡んでるじゃない。
大体にして、そのアリスが構ってくれないからヒマなのよ(キリッ」
藍「ヒマだからってなあ…どうせゲームしてるんじゃないのか」
輝夜「最近面白いゲームもないし、ポケモンもXYの発売近づいてるからやることもないのよ。
メガテンの魔人マラソンももう飽きちゃったし音ゲーは連動イベントばっかでつまんないし(しれっ」
藍「( ̄□ ̄;)えっお前外出してたんか」
輝夜「んなわけないでしょ、永遠亭に最新筺体入れてもらってるだけよ(キリッ」
藍「( ̄□ ̄;)えちょおま」
輝夜「まあそんな無駄話はどうでもいいからさっさと本編始めるわよ。まずはこちらからね」
Mission.6 「アンナさん七転八倒」
〜ミナゴロシ金鹿の酒場〜
リリカ「…カニですか?」
女将「そう。
蒼樹海の中間地点、巨大地底湖のすぐ上層には、水辺の処刑者と呼ばれるカニのバケモノが生息してるんだけど…その生態をより詳しく調べるために、サンプルが欲しいらしいのよ。
別に生きたままそいつを連れてくる必要はないそうよ、まあそもそも、そいつを直に相手取れるようであれば、わざわざ依頼なんて出してこないでしょうけど」
リリカ「そりゃまあそうですが…っていうか、水辺の処刑者って確かFOE」
こいし「やっつけちゃおうよ!!あいつの甲羅高く売れるよ♪」
リリカ「そういう下世話な話するんじゃない。
…確かに、レアドロップの条件異常に緩いどころか条件レアが恐ろしく高く売れるのよねあのカニ」
ポエット「それはいいですけど力溜めの後の即死付与攻撃誰が防ぐと思ってんですか(しろめ」
女将「…苦労してんのねあなた^^;
だから、別に現物と戦って来い、ってわけじゃないわ。
あの湿地帯には連中の巣も多いから、そこから、あの連中の痕跡になるモノを持って来てくれればいいそうだわ。
まあそれなりに危険は伴うだろうけど…」
〜千年ノ蒼樹海〜
アンナ「戦う必要ない、って言ってもねえ…」
ポエット「そもそもここフォレストバットが大挙して押し寄せてくるじゃないですか。
正直前衛みんな頭ヒットしたら責任取りきれないですがねえ(しろめ」
リリカ「ポエット落ちついてよ…気持ちはわかるけどさ^^;
あそこの無意識馬鹿が混乱食らいやがった時は正直どうなる事かと(じろっ」
こいし「(ののヮ顔で眼を逸らしている)」
ポエット「りりかさんあなたもです(しろめ」
リリカ「(ののヮ顔で眼を逸らしている)」
ルーミア「えーっと…つまりみんな悪い^^;」
アンナ「それ多分論点違うんじゃないかしら。
…はあ、取り合えすここも結構広いし疲れたわ。ちょっと休憩しましょうよ」
アンナが指さした先には、丁度座れそうな感じの大きな岩が鎮座ましましている…。
リリカ「そーだね。
ここらでいったん休憩入れましょうか」
こいし「えーまだ歩けるよーみんな最近だらしねぇな?」
リリカ「やかましいお姉ちゃんから借りてきたサックスで怒頭カチ割るわよ」
アンナが溜息をついて岩に腰掛けた次の瞬間。
「( ̄□ ̄;)ひぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!??」
悲鳴を上げてアンナが飛びあがったその場所には一本の岩サンゴが天を突くかのように立派にそびえ立っている!!
アンナは(検閲削除)に大ダメージを受けた!!
リリカ「( ̄□ ̄;)うおっよく見ればサンゴだらけで危ないじゃないのこの岩!?
えっでもどうして気付かなかったんだろこれ」
ポエット「お、おかしいですねここまでになってれば気付くと思うんですが…一体何が」
こいしが馬鹿笑いしてのたうちまわっている…。
リリカ「…あれっそういえば私なんかこの岩、何もないって思いこんでただけのような気がして来たわ(こいしをじろり」
ルーミア「……かもしれないね。
まさかこんな所のこんなくっだらないことに能力使うなんて…三妖精よりタチ悪いなあコイツ(こいしをじろり」
こいしは過呼吸に陥っている。
そこに、強烈なオーラを放つアンナが強大な氷の魔力を手に溜めている…!!
こいし「…ぜーぜー…あ、あのちょっとアンナさんそれは^^;」
アンナ「(ビキビキ)貴様…覚悟はできているだろうな…!?
可憐な乙女を岩サンゴにCaved!!!させやがったその愚行の代償、身を持って知れ!!!( ゚д゚ )クワッ」
こいし「( ̄□ ̄;)ぎゃあああああほんのちょっとした冗談じゃないk」
アンナは怒りの大氷嵐の術式(Lv15)の構え!
無意識妖怪はフリージングコフィンの中でひっそり幕を閉じた…。
リリカ「自業自得(チーン」
ポエット「…えっと…一応素材になりますし折角だから拾ってきますか^^;」
…
おもえらが樹海の中を進むとなんかでかい穴が広がってた
どうやらこの穴には謙虚にも1りだけが入れるようなんだが?
おもえらはこの穴に誰か1り送り込んでも良いぞ(この辺りの心配りが人気の秘訣
リリカ「…見るからにアヤしいわね、この穴。
でも、あのFOEが住んでるとすれば丁度いい穴かもしれないわね」
ポエット「結構深そうですねえ…で、誰がいきます?」
リリカ「うーん、誰か行きたい人は………いるわきゃないか。
とりあえずくじ引きで決めよう、それなら一応公平よね」
アンナ「つつ…それをどこまで信用できるってのよ。
あの無意識全ッ然懲りてないわよ、何しでかしてくることか」
こいし「(ののヮ顔でry)」
リリカ「多分誰がやったって同じだと思うけどなあ。
…そんなに言うなら作るのはアンナさんに任せるよ。その代わり何が起きても責任取らないから」
そして大方の予想通りアタリを引いたのはアンナであった…。
アンナは先ほどのダメージが残るお尻を庇いながら暗い穴の中へ入っていき…数分後真っ青な顔で飛び出してきた!
アンナ「( ̄□ ̄;)ひゃあああああああカニがあああああああああ!!!」
リリカ「( ̄□ ̄;)ちょおま落ちついて!
…この騒ぎで奴を刺激しちゃったかもしれないわね…来るかもしれない、みんな構えて!」
おっかなびっくり獲物を構える少女達だったが、その穴からは何も出てくる気配がない…。
顔を見合わせる面々。
リリカ「…おっかしいわねえ…これだけの騒ぎになれば、あのカニ絶対出てくるんじゃない?
うんともすんとも言わないわよ?」
ルーミア「そだね。
アンナひょっとして、お化けでもみた?」
アンナ「そっちのほうがよけいにタチ悪いでしょうが><
…くっ、私らしくもない…岩か何かを見間違えたのかしら」
リリカ「(いつもの事の気がするけどなあ^^;)
仕方ない、私見に行ってみるよ。最悪、おびき出してこっちに引きずり出してくるからフォローお願い」
ポエット「…了解ですー、気を付けてくださいね」
そしてリリカは慎重に穴の中に入り込んで数分後…。
リリカ「ただいまー…よっと」
彼女は巣穴から何かを引きずり出してきた。
それは…超巨大なカニの抜け殻であった。
アンナ「えっ…ぬけ、がら…?(ぽかん」
リリカ「みたいだよ。
しかも、脱皮してそんな間が立ってないみたい。一瞬驚いたけど、何時まで経っても動く気配ないからおかしいなって思ったんだけど。
とりあえずこれ持って帰ってみよう、これだって十分立派な痕跡だもの」
…
…
輝夜「クエスト「蟹の住む穴」ね。
三択が出て、「1人を調査に出す」を2回選択すると「蟹の抜け殻」を入手できるから、それを納品すればクリアよ。
特に戦闘も発生しないし、強いていえば道中に出てくるフォレストバットが凶悪なくらいね」
藍「そのフォレストバットが極悪なんじゃないか。
出現率低いとは言うが、あいつらモリヤンマと組んで出てくることもあるだろ」
輝夜「カニの巣穴があるB13FのD2周辺は特にフォレストバットの出現率高いから、なおのこと危険ね。
けどこのクエスト受けるころには、ルーミアもリリカもAGIブースト全振りしきってるし、そもそもあの連中突属性弱点だからある程度は先手取って殲滅はできるわよ。
…まあ、レンジャーには範囲以上の火力スキルないのが難点ではあるけど」
藍「そうなのか?」
輝夜「そもそも、リメイク前の無印でレンジャー最強説は疑う人いないからね。
サジ矢やダブルショットのトンチキな火力、1振りでもやたら回避できるトリックステップ、基本後衛タイプにも関わらずHPがパラディンより高いと。
新ではその辺り相当調整はいったみたいね、それでも十分強いんだけど」
藍「ふーん」
輝夜「あと、同じフロア絡みのクエストだと「ジャクソン料理店の頼み1」、「雑貨商イアンの依頼2」、受領時期は第四階層に入ってからだけど「異国の客」があるわね。
一つ目は、さっき言ったモリヤンマのレアドロップ「大トンボの巣材」を3つ集めるクエストよ」
藍「そもそも出現しにくいのに、レアドロップと来たか。
そういえば、かごめがちょっと前に愚痴ってたのを聞いたんだが、新だと異常にドロップ悪いそうだが」
輝夜「そうね、そうかも知れないわ。
多分アルケミやメディックの博識前提なんだろうけど…階層が下がるごとにドロップ率も落ちるわ。
確実性を期すなら解剖用水溶液が量産できるようになってから挑むのが吉ね、っていうか無印にはそんな甘えたアイテムなんてなかったんだけどねえ」
藍「…だがなんか、あの連中その辺相当悪さしてるみたいだぞ。
実はこういう裏ワザがあるらしくて…かくかくしかじか」
輝夜「はいはいつるにはまるまるむし…って、何よそのふざけた裏技!?( ̄□ ̄;)
うわあこんなんで各種ミスト増やしまくりながらやってるだけでも十分ゲームバランスぶっ壊れるでしょ…成程、それで水溶液増やして速攻でクリアしやがったわね」
藍「ただでさえ終盤装備だから難易度だだ下がりみたいで(´Д`)」
輝夜「世界樹の難易度なんか下げて何が楽しいのかしら…。
まあいいわ、二つ目のクエストは伐採ポイントの素材さがしね。B13FとB14Fに伐採ポイントがあるから、岩サンゴ、深海樹の枝、水仙人掌(みずさぼてん)を採集して納品すればOKよ。
…正直水仙人掌は三色ミストの材料になる挙句滅茶苦茶出にくいから納品なんかしたくないんだけどねえ」
藍「そういえばこの中でアンナが引っかかったトラップも岩サンゴが関係しているが」
輝夜「それはB12Fにあるポイントね。
実はそれもだけど、カニの巣穴に潜るのもランダムで選ばれるわ。ストーリーだと任意で選べるらしいけど…狐野郎は両方ともラクーナを指定したらしいわ。なんか恨みでもあるのかしら」
藍「いやそういうわけでもないだろうが…彼女はパラディンだから、多少ダメージを受けるイベントでも余裕を持って耐えられると思ったんじゃないか…?」
輝夜「因みに岩サンゴから受けるダメージは50よ。痔になるどころじゃ済まない威力よね(迫真」
輝夜「そして最後に挙げたのは、このフロアに住むカメの魔物を倒してくるってクエストよ。
カメの生息地のヒントはないんだけど、受領すると情報収集で登場する「身なりのいい男」からそのヒントと、カメをおびき出すキーアイテム「カメの餌」がもらえるわ。
それを、B14F周りで行ける区画…B4の辺りにある「何かを引きずって移動したような跡」で使うと、誘われし水亀と戦えるわ。こいつを倒せばOKね。
ただこのカメ、餌を撒いてもすぐには出てこないから、一旦その場所から離れる必要があるわ。フロアを変えず、C座標辺りまで引っ込むとマップ上に出現するから、それから近づいていくといいわ。勿論その際もフォレストバットやリュウノオトシゴには注意が必要ね」
…
…
Mission.7 「名探偵オースティン(前編)」
〜金鹿の酒場〜
女将「みんな、此間は御苦労さま。
あのサンプルでだいぶ研究もはかどるって言ってたわ…でも、正直あんなものばかり納品されるのも勘弁してほしいわね。
此間の複眼とかもだけどさあ」
ポエット「女将さん、虫とか苦手ですか?」
女将「正直、あまり気分のいいものじゃないわね。
ミセス・メリルのアクセサリーも最近そういうSAN値を直葬しそうな方面に突っ走り始めてるし…本当に勘弁してほしいわ(´Д`)
…ところで、今日も面白そうな依頼が入ってるけど、どうする?」
リリカ「なんかすっかり恒例になりましたねそれ。
まあ、お話は聞きますよお話は」
女将「あなたのその受け答えもね。
っと、依頼なんだけど…これも人探しになるのかしらね。
このブーツの持ち主を探して欲しいのよ」
女将がカウンターの下から一足のブーツ…しかも片一方しかないものを取り出してきた。
そのブーツは年季が入っており、付着した泥はそれほど、紛失されてから時間が立ってない事を窺わせる…。
ポエット「随分使いこまれてますね…これほど履き慣れたブーツだと、落とし主も困ってるんじゃないでしょうか」
アンナ「そんなブーツを失くして放っておけるっていうのも普通の神経じゃ考えられないわね。
…そのまま探索に出かけたとすれば、落とし主はスペアを持ってて、それでいいやって事にしてるんじゃないかしらね」
「ふむ…お嬢さんなかなか目の付けどころがいいな。
恐らく、君の言う通り…そのレンジャーは落としたブーツのことなど気にせず、今頃また蒼樹海で採掘にでも出かけているのだろう」
突如、そう話しかけってきた壮年が何食わぬ顔でアンナの隣に座る。
何処か隙のないその男は、突然の事態に呆気にとられるアンナや女将を気にせず言葉を続ける…。
壮年「もっと言えば持ち主は栗色の髪をした、わりと小柄な青年だね。
レンジャーではあるが、そうだな、そこのプラチナブロンドのお嬢さんの様に、前衛に立つタイプのレンジャーだ。
君たちとは少し事情が異なるようだが…彼のギルドは他に、前衛に立てるクラスの者がいないのかもしれないな。
レンジャーの技術・チェインダンスを多用するおとり役としてパーティの遊撃を一手に引き受けているのだろう」
こいし「ねーねーおじさん、なんでそんな事が解るの?
知り合いかなんか?」
壮年「ふふ、持ち主とは面識なんてないさ…でも、ちょっと考えればわかることだよお嬢ちゃん。
まず、この靴は男物、そしてサイズはわりと小さい…そこの赤リボンのお嬢ちゃんの靴よりも、ほんのふたまわり程大きい程度。
足が小さければ、背もそれほど高くない事は確かだろう。君とそれほど背丈は変わらないんじゃないかな」
こいし「ふむふむ…それで?
これがレンジャーの靴だってのは、リリカとルーミアの見ればなんとなくわかるんだけど…どうして前衛後衛の違いまで当てられるの?」
壮年「その二人が丁度レンジャーのようだから、見ればすぐわかるさ。
前衛に立っている方は、それだけ魔物に狙われやすく、致命傷をもらわないように激しく動き回る必要がある…もっとも、このギルドでは積極的に踏み込みを多用する攻撃を得意とする純粋なアタッカーとして、もっと靴への負担は大きくなってるようだね。そろそろ買い替え時じゃないかと思うよ?」
リリカ「うっ確かに…そろそろ商店の工房持ってって直してもらおうと思ってたとこだし…」
壮年「あとこの持ち主は、採掘が他にできる者もギルドにはいないのだろう。
まして蒼樹海は湿地帯、元々海の底に遭ったとも言われる区画…泥も特徴的でね。素人目には解らないだろうが、僕は各地のそういうのも職業柄目にしていてね…これだけ泥が付くという事は、恐らくコランダム原石でも狙ってアタックを繰り返しているんだろう。
ああ、髪の色はもっと単純さ。泥に髪の毛がついていたからね。彼自身が栗色髪ではなくても、パーティのメンバーにいるかもしれないな」
それだけ言うと、壮年はすっと立ち上がる。
壮年「まあ、とりあえず蒼樹海の採掘地点がある場所に行ってみるといい。
恐らくは浅い階層から回っていけば会えるかもしれないな。パーティ構成的には、地底湖の方までは言ってないだろうから、地軸のある階層の奥側にいるかもしれないな」
そして、自分の飲み代と思しき金貨をカウンターに置いて、男はそのまま立ち去って行った…。
リリカ「な…何だったんだろうあの人」
こいし「ねー、女将さん知り合い?」
女将「ううん知らないわよ。
けど、最近時々見るわ。旅の人のようだけど…まあ、他にこれといった手掛かりもないし、ひとまず彼の言う通りの場所に行ってみればいいんじゃないかしら?」
…
〜千年ノ蒼樹海 B11F採掘場〜
リリカの靴を新調してすぐ、少女達は採掘場へ向かう。
果たして、そこには採掘作業中と思われる一団…数人のレンジャーとアルケミスト、メディックと思われる青年を含んだパーティが見える。
そのうちの一人、一心にショベルを振るうレンジャーの青年は、壮士が言った通り背はこいしと同じくらいの小柄で、栗色の髪をしていた。
リリカ「うそ…ここまで言った通りなんて」
ポエット「と、兎に角話しかけてみましょう。
すいませーん、ちょっとお話したい事があるんですが」
青年「…ん? 君たちも冒険者かい?
済まないがここの採掘場は今日はもう取れないと思うよ、僕らで回収してしまったし…」
ポエット「いえ、そうじゃなくてですね」
ポエットは件の青年に、靴の事を説明する。
差し出された物を見て、栗色髪の青年は「確かにこれは僕の物だ、街で落としたけどスペアがあったから気にしてなかったよ」と驚いた表情で受け取った。
青年は礼にと、その日掘り出したが多く取り過ぎたと言って、コランダムの原石をリリカ達にあてがってきた。
しかし、青年に酒場の不思議な壮士の話をすると、「酒場に最近見かけるのは見るが、話したこともない」ということであった。
青年の一団に別れを告げ、彼女達は酒場へと帰還する。
女将「えっ、それじゃ何もかも彼の言った通りだったの!?」
こいし「すごいんだよ!
特徴までそのまんま一緒なの!」
リリカ「正直、狐につままれた気分だわ。
私達の知ってる言葉でいえば、プロファイリングの達人…としか言いようないわね。
もっと言えば、相当に腕の良い探偵、って所かしら」
壮士「へえ、君は探偵というモノを知っているのかい?
いかにも、僕は探偵を生業としていてね…ああ、此間のは僕が興味本位で勝手に口出しした事さ、依頼料は請求しないから安心したまえ。
その様子なら、無事落とし主には会えたようだね」
何時の間に店に来たのか、先日の壮士がカウンターに腰掛けている…。
こいし「おじさんすごいね! 本当に言った通りだったよ!
うちのお姉ちゃんも凄いけど、どうしてそんなにわかっちゃうの? あなたもさt(むぐっ」
リリカ「(余計なこと言うなこの馬鹿!!><)
あ、あのごめんなさいこの子ちょっと」
探偵「ふふ、気にしなくても構わないさ。
異世界より来た、人ならざる少女達のギルドの事を風のウワサに聞いた事はある…現物に会うまではにわかに信じられなかったが」
リリカ「( ̄□ ̄;)うえっ!?」
女将「あなた達は有名人だからね。
まあこの街でもみんながみんな知ってるわけではないけどね」
探偵「…ふむ、君たちの様なギルドの力を借りられれば、僕の仕事も捗るかも知れないが…だが今は止しておこう。
もう少し単独でやらなければならないこともあるからね。
だがもしよかったら、この場所を探して僕の仕事を手伝ってほしいんだが」
探偵はリリカ達の返事を待つことなく一枚の紙を突きつけてくる…。
アンナはそれを受け取って吟味する。
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アンナ「( ̄□ ̄;)!!??」
探偵「おっとと間違えた…これは僕が別の事件で手に入れた遺留品ではないか。
こっちのメモだ」
リリカ「うわなんかこれ、すっごいトラウマをかきたてられるんだけど…」
ルーミア「奇遇だねー、私もなんかどっかで見たような記憶が…」
ポエット「いやこっちはいいですから探偵さんのメモを見ましょうよ^^;
えーとどれどれ」
…
〜再び千年ノ蒼樹海〜
リリカ「…ってなわけでなんか当たり前のようにここへ来ちゃったんだけど…。
よくよく考えればあの探偵、ナチュラルに私達を助手扱いしてない?」
ポエット「えっ、いや、そんな事はないと思うんですが…。
別にその気がないなら来なきゃいい話ですし^^;」
リリカ「……それもそうか。
けど、これいったいなにかしらね」
-それはかつての人の物。今は地中暮らす虫の物。
鉱石の光は太陽となり、影は、四つ並ぶ扉を指し示す。-
-太陽の下から南に2歩と1歩、西に1歩。
また南に2歩と1歩。そして、その下へ。
密は玉となり、輝きを取り戻す。-
ポエット「謎とき…ですよねこれ。
ただ、目的地を定めて何かそこで頼み事があるのなら、こんな回りくどいことをせずに直接言えば済む話ですが…」
ルーミア「…きっと、知られたらまずい事があるんじゃないかなあ?
実はさっきね、酒場の隅っこの席の方から視線を感じたんだ。
私達を見てるっていうか…」
こいし「んー? そんな人いたのー?」
リリカ「思いすごしじゃないかしら。
こいしが気にしてないなら、少なくとも私達を見ていたわけではないと思うし」
ポエット「……探偵さんを見ていた、ということは考えられないでしょうか。
あの手の職業は、何処かしらで面倒事を多く抱えているのが常ですし」
リリカ「それは考えられなくもないけど…まあ、とにかくこの文章を読み解くことが先決ね。
地中暮らす虫、はここの近辺で一番よく知ってるのがアリ。ミミズ(マッドワーム)も結構見るけど、余り関係はない気もするわ。
鉱石の光が太陽で、四つの影って言うとうーん」
ポエット「(地図を見る)そういえば、磁軸の裏手にある採掘ポイントを太陽と見立てると、丁度そこから南(編注:地図下側)に四本の分かれ道がありましたよね。
ひょっとすると、それを言っているのかも」
こいし「じゃあ、そこから南へって事は…落とし穴に落ちろってことかな?」
リリカ「成程…「その下へ」は、そこから下に降りろ、と。
ねえポエット、このすぐ下ってどの辺りかしr」
こいし「そうと決まればショートカットだー♪」
言うや否やこいしはリリカをつかんで落とし穴にダイブした!!
リリカ「( ̄□ ̄;)ひゃああああああああああああああ!!??」
ポエット「( ̄□ ̄;)うわあああああああああああああああああああ!?」
アンナ「ちょっと何やってんのよあの子!?
脊髄反射にも限度ってあるでしょう!?」
ルーミア「兎に角追いかけよう!」
…
…
輝夜「…途中だけど尺がなくなってきたから切るわね。
クエスト「靴の持ち主を探して欲しい」から始まる、探偵さんとの関係ね」
藍「っていうかこのわけのわからない問題はなんなの?」
輝夜「ああ、これは単なるお遊びよ。
でも興味がある人は解いてみて頂戴。一応次ログで答えを発表するわ」
藍「最早何をかいわんや…」
輝夜「あと同時期に受けられるクエスト「銀のカケラに思いを託して」が、このクエストの副次入手品であるコランダム原石を納品することでクリアだから、一緒に受領しておくとちょっとおトクよ。
コランダム原石はレア採掘品だし、ある程度採掘に振ってないと入手難しいからね。
ちょっと先のネタばらしになるけど、新で追加されたギルドハウスにも関わるキャラだし、受領可能になったら早いうちに消化しておくといいわ」
藍「そういえば今樹海で悪さしてるあの連中が、探偵がどうのとかなんか言ってた気がするな」
輝夜「まあ今回はここでいったん切るわ。
次回も引き続き、この連中で何かしでかした話よ」
藍「しかしアレだなあ、リリカはいつから無意識妖怪に振りまわされる系の役割を与えられるようになったんだろう…」
輝夜「楽しそうな友達が出来て良かったじゃない(キリッ
じゃ、次回に続くわね」
藍「…っていうかお前この以降も普通に絡む気なんだな…」