おっす!
あなた達が狐尾だよね、タルシスとかで大暴れしてたギルドだって!
探索は順調? 何か困ったことはない?」

魔理沙「なんだ急に話しかけてきた>女術師
   私達はそろそろ次のエリアへの探索を始めなきゃならねえ…って、気のせいかな。
   なぁんかその声どっかで聞いた覚えが
術師(?)「( ̄□ ̄;)ぎくーっ!
     やや、やだなあ…私は古代からよくいるハイ・ラガードの術師さんだよ?
     決してハンコを巨大化させたようなウサミミヘアバンドつけてギャルのチャンネーのスカート内部を激★写するような淫乱ピンクじゃないよホントダヨ(棒読み
魔理沙「………………まあいいんだけどよ」
術師(?)「あなた達ぐらい樹海慣れしてれば知ってると思うけど、FOEだけじゃなくてボスクラスの魔物もゲーム内時間の二週間で復活するよ。
     タルシスの獣王(笑)みたいに特殊条件で落とす素材があるなんてことだって常識だよね〜。
     じゃっ! よい樹海探索を!!」

ナゾの術師はそのままそそくさと去っていった…。

魔理沙「なんなのぜ?」
みとり「さあ、冷やかしかなんかじゃないのか?
   キマイラの一件から妙に顔が売れてしまった感じがするし…おい、お前らどうかしたのか?」
てゐ「ぶぇ〜つぅ〜にぃ〜?
  (あれ絶対アイツだな、どう見てもあの髪の毛、ウイッグだろ)」
文「有名税というものと関心しますがさほどでもないですな(かごめの奴あの連中送ってくるとか言ってたけど、マジでやんのね…)。
 ところで、ダンフォードのじいさんから特別な依頼が入っているわ。なんでも、他言無用だそうだけど…危険すぎて封鎖された、ある遺跡の調査をしてほしいっていう
魔理沙「遺跡…最初にかごめが言ってた、新しく発掘されたっていうやつか?」
てゐ「かもな。
  詳しくは知らんが、ある公国が百年に一度の儀式を執り行う場所でもあるらしい。
  だが…何しろ百年も経っているからな…公国宮としては、間もなく儀式のためにその国の公女が来るから、その儀式のための安全も確保したいっていう事なんだろう。
  調査というが、実質魔物退治と思って間違いないだろうな。次のエリアの探索がてら、そっちの段取りもせにゃなるまい」





術師(?)「…ふーっ危険が危ないとはこのことめう。
     でもかごめ閣下の目論見通りうさうささん達は遺跡の探索重点になりそうめう。
     つまりー」




リップ「私達の出番だね、めうめう、美結ちゃん!」




美結「はい、張り切っていきましょう!!」




めう「あー、あー、えむ、おー、けー、えす、えむ、おー、けー、えす、ちぇっくちぇっくー♪
  これより狐尾ハイ・ラガード第二分隊コードネーム「桃の三連星」の作戦こーどーを開始するめう!! 樹海に乗り込めー!!>ヮ<ノシ
リップ&美結「いえっさー!!>ヮ<ノシ





つぐみ「いやあのさ…私もいるんだけどな(しろめ
   とりあえずみんな、まずはギルドハウス集合だって……ああもう話きいてやがらねえしどうしろっつの('A`)」



「狐尾幻想樹海紀行 緋翼の小皇女」
第六夜 藍しゃまの樹海特別教室




諏訪子「( ̄□ ̄;)うわああああああああああああああああああああなんだこのメンバーわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」

かごめ「落ちつけよカエル(キリッ
   あ、どーもいつものかごめさんです」
ヤマメ「ドーモ、かごめ=サン、黒谷ヤマメです(キリッ」
かごめ「その胸は豊満であった…って何言わせんじゃい。
   今回は予告通り、お馬鹿な連中によるハチャメチャ樹海探索のターンだ」
ヤマメ「つーか、お前つぐみが混ざってるのは計算外じゃないだろうな」
かごめ「わちきはつぐみにもちくパガチ勢になってほしいんじゃあ(ちくパもぐもぐ
ヤマメ「( ̄□ ̄;)そんなくっだらねえ理由でこんな胃壁のSAN値削り落とすようなPTに自分の娘放りこむなよ!!」
かごめ「因みに五十嵐裕美女史であるが、実はグラドリエルもとい公女役で出演しとるとです。
   どっかにモブでいないかなーと思ってたら案の定というかこの術師の第一声がまんまめうめうだった(迫真
ヤマメ「ペクチュワン!!になると見せかけて結局普通通りのにこきゅっぴん先生に対してこちらはめうめうそのものでした(しろめ
   まあ、公女は全くもって全然違うけど」
かごめ「あのキャラで声とテンションがあのエロサイドテールだったら大抵の冒険者は肝潰すだろ」
ヤマメ「ただのギャグキャラじゃんそれ。
   ただでさえ髪の色がアレでロリだから旧来から既にグラドリエルって呼ばれてたとかその時点で酸っぱいネタがあるのに。
   もっともこの公女、公式で名前ないけど」
かごめ「キタザキ先生とかがあまりにも露骨過ぎるからなあ。
   まあともかく、キャストに五十嵐さんがいたからもう速攻で「何処かでめう使おう(キリッ」みたいな考えは当初から狐野郎の中にあったらしい」
ヤマメ「というかこの顔ぶれ意外とすっ飛んでそうで思ったより違和感ねえな。
   美結はアニメーションで出てくるバラからとかいうなら相当なこじつけだが」
かごめ「だが残念ながらこいつ鞭ダクハンじゃないんだ済まない(´・ω・`)」
ヤマメ「これもうわっかんねえな。
   プリンセスは地味にリンクオーダーなんていう無条件チェイス技みたいなの貰ってるから攻撃はできるだろうけど、基本はバフ役だよね。バードと役割かぶってねこれ?
   しかしまあ、あと一人誰かは解んねえけどタンク役不在というこの不安要素」
かごめ「何故もうあと一人いると解ったおのれ貴様妖怪か!!(真顔」
ヤマメ「解らいでか、こんな連中つぐみいても四人で樹海になんか放り出せるか。
   あと解っていってるだろうけどあたしゃれっきとした妖怪だよ」
かごめ「なお余談だがこいつらわりと早い時期から用意だけしておいて、四葉茶で経験値も分配してある。
   もっといえばこいつらキマイラ討伐前からちょくちょく動かしてたんだけど」
ヤマメ「何やってんだか…」






〜街外れ〜


つぐみ「もー三人とも勝手に樹海に入ろうとしちゃダメだって言ってるでしょーッ!!><

めう「お、おういえぼす、落ちつくめう(震え声」
美結「っていうかいきなり足元狙って実弾とかデンジャラスすぎますよ〜><
  っていうかリップちゃんの額撃ちましたよね!?思いっきり撃ちましたよね!?
リップ「(へんじがないただのしかばねのry)」

つぐみ「大丈夫だよこの子この程度で死なないくらい頑丈だから。
   とりあえずギルドハウス行くから…えーっとここだと狐尾紅茶館だっけ、誰だよこんなわけのわからない名前つけたの…緑茶にしとけよ…(リップの脚を引きずってのしのし歩いていく」

めう「うう…まりりのスイーツ脳とは別の意味でつぐみんおっかないめう;;
  りんりん先生と違って多分怒らせちゃいけない系統のキャラめう;;;」
美結「うーん…つぐみちゃんあんなにデンジャラスなキャラだったっけ;;
  …ねえめうちゃん、私ホイホイついてきて今更だけど、このゲームってそんなにヤバい系統のやつなの?」
めう「うみゅみゅ…めうも世界樹はウワサでしか聞いたことないめう。
  メガテンでゆーめーなアトラスさんのゲームだってことと、マッピングシステム重点のゲームだってことぐらいしか知らないめう。
  そもそもめう、そんなにRPGは詳しくないめう(´Д`)」
美結「えっそれなのに先陣切っていきなりダンジョン突っ込もうとしますか…?
  まあいいや、とりあえず今はつぐみちゃんに従った方がよさそうです。あの子、経験者みたいだし」



〜狐尾紅茶館〜

つぐみ「ごめんくださーい」
リップ「うわーここレストラン? なんかその割には人がほとんどいないような。
   というかマスターさんらしき人が滅茶苦茶こっち睨んでる…
美結「っていうか何事もなく復活してるし…ってあれ? 紫さん?」

紫「遅かったのか早かったのか解らないけど…とりあえず皆揃ったようね。
 みんなにはこれから、将来に備えての実戦訓練を兼ねた課外授業を行ってもらう事になるわ

つぐみ「いやさらっと言いましたけどね紫さん。
   紫さん此処がどういう世界なのかよく知ってますよね? 下手すれば私達速攻で鹿に蹴り殺されて樹海の養分にしかなりそうにない気配しかしないんですけど(しろめ」
めう「うみゅ!? もしかしてウワサに聞く角鹿さんってやつめうか!?
  なんか知らないけど鹿とカマキリにミンチにされる系の話は風物詩だってウワサめう!!><
リップ「えっなにそれこわい」
紫「まあ、その辺は気にしなくていいわ。
 メインはそんなことないけど、ここでは難易度をピクニックモードにして探索してもらう事になる。
 その気になれば、樹海に入ったばかりのあなた達でも十分鹿狩りは楽しめるわよ。
 …あくまで、実戦がどういうものかを知ってもらうもののため…慣れてきたら、私の結界を弱めて難易度を上げるから」
つぐみ「メタいですねえ(´・ω・`)
   っていうかこのパーティで4人って流石にありえなくないですか?
   バードとダクハンは解るけど、リップのクラスって私良く知らないし」
リップ「なんか普段着でいいとか言われてきたんだけど…プリンセスって何ができるの?」
紫「簡単に言えばバフ職ね。
 ポケモンで言えば、壁張りクレッフィや悪戯心ヤミラミとかに代表されるサポートメインの職業と思っておけばいい…もっと言えば、相手へ状態異常やデバフ…要するに弱体させるような職ではない」
めう「バードもそういうものだって閣下に聞いためう。
  何が違うめうか?」
紫「(閣下…?;^ω^)
 そうねえ…バードはどちらかと言えば攻撃補助、プリンセスでも一応攻撃補助系の補助はあるけど、どちらかと言えば防御向きね。
 各種号令スキルは、号令マスタリーとセットで使用することによってバフ付与と同時にHPを少しだけ回復してくれるわ。
 あと、相手の強化枠を取り払ったり、TP回復したり…そんなところね」
リップ「っていうかバフってナニ?」
つぐみ「そこからなの!?><
めう「簡単に言えば、ポケモンで言う積み技なんだけど…かかっていると都合のいい効果全般。強化枠とも言うめう。
  逆がデバフ、弱体枠。状態異常とは別項目で、強化も弱体も各自3つまで付くから、覚えていてソンはないなりっ★
美結「(あれっ…めうちゃん世界樹あんまり知らないのに、そんな専門用語知ってるの…?)」
紫「基本的なところはまあ…慣れるまではつぐみ、あなたが教えてあげて頂戴。
 大分HARDなのは承知の上だけど」
つぐみ「HARDというかのっけからLUNATIC臭しかしてないんですがこんなメンツで四人って。
   ゆかりさんわたしにしねっていってるの?(しろめ」
紫「そんなことしたら私がかごめに殺されるわよ。
 とりあえず戦力の足しになりそうなのは今、召喚するわ。捕獲に苦労したけど
リップ「ほかく?」
美結「召喚…?」

紫はスキマポータルを開くとそこからスマキにされた駄狐がエントリー!

藍「むぎゅん!!><」
つぐみ「( ̄□ ̄;)らんさああああああああああああああああああああああん!!??
紫「大分抵抗してくれやがったけど、とりあえず大人しくさせたわ。
 ったく最近本当に橙にかまけて仕事やりやがらないし…起きたら伝えといて頂戴、私の式の自覚があるなら、命じられたことぐらいはしっかりやれって。
 こいつの留守中は、橙に私から直々に仕事を教えるから心配はいらないわ。ったく、橙の方がはるかにしっかりしてるのに、この駄狐はなにをしらばっくれてるのか…つぐみ、出来ればこいつの性根も叩き直してくれると助かるわ。
 何かあったらたまには私その他も来るだろうし。じゃーねー♪」

紫はスキマの中に吸い込まれていった…。

つぐみ「何かあったらって…もう既に起こってる気配しかしないんだけど。
   っていうか藍さんを起こさないと。あのすいませんマスターさん、なんか辛そうなのありますかっ!!><」
めう「( ̄□ ̄;)起こし方からしてLUNATIC過ぎるめう!!」
リップ「なんだかこのメンバーで一番の危険人物つぐみじゃないのかなあ(しろめ」


〜10分後〜


藍「(水桶に頭から突っ込んでいる)」


レジィナ「いくらなんでもやり過ぎじゃないのかこれは?
    一本でも喉が焼けるほどの辛さの根唐辛子をいきなり三本も突っ込むか…?」
つぐみ「大丈夫、藍さん結構丈夫だから(キリッ
リップ「っていうかあたしの時もそうだけどつぐみそういうところ、かごめさんと一緒で容赦ないよねわりと。
   らんさーん、だいじょうぶー?」
藍「(水桶からざばぁ)大丈夫なわけあるか!!><
 というかなんで私なんだ他にも色々いるだろさとりとかルナサとか静葉とか!!
 これから冬真っ盛りでこたつでまるまる橙を愛で和むという超大事な用事が」
めう「( ̄□ ̄;)やっぱり駄狐だっためう!!」
つぐみ「んもーそんなんだからこういう目に遭うんじゃないの?
   橙も心配してたよ? 藍様最近仕事あんましてないから何時か紫様に怒られるかも、って」
藍「…お前だんだん母親に似てそう言うの辛辣になってきたな…。
 まあ今のは冗談としても、紫様はああ見えて加減を知らん。あんまりあの人に橙を任せたくないんだが…橙の素質は知ってるが、あまり無茶をさせてもまずいかと思って段階を踏んでたつもりなんだが」
美結「あ、割と真面目な理由なんですねその辺」
藍「おまえたちほんとうにわたしをなんだとおもってるんだ(しろめ
 まあいい…こういう事態になった以上慌てても仕方ないからな。
 ……で、一体何すればいいんだ? 実際寝起きのところをスマキにして有無言わさず放りこまれて、現時点でもほとんど現状がわけわからんのだが」
つぐみ「( ̄□ ̄;)えちょ詳しい説明されてもないんですか!?」
めう「めう達が樹海で実戦訓練をすることになっためう。
  5りでPT組むところ4りしかいないめう。
  らんらん先生がついてくれば万事解決なりっ★
つぐみ「( ̄□ ̄;)うわあこっちは頼んでもないのにきれいに三行で説明してる!?」
藍「というか私ぁ上野動物園の大熊猫(パンダ)か。
 成程な、要は私にお前達の実戦訓練の手伝いをしろというのか…ったく、多少あれだったとはいえ自分も樹海探索経験者なんだし自分でやれよな本当に…」
リップ「理解早すぎじゃね? っていうか予定調和?」
藍「あの妖怪パープルスキマほどじゃないが、私も式神使いだから理解力には自信あるつもりだよ。
 とりあえず編成とか隊列とかも考えるんだろ? 私何になっとけばいい?」
つぐみ「そだなあ…こっちにもグリモアあるっぽいし、うまくスキルを組み合わせればリップか私も前衛立てるから…一応めうめうが属性付与できるけど純属性アタッカーの方が欲しいかなって気がするね」
藍「するってとアルケミか。
 2のアルケミは確か核熱あるんだっけ…解った、進行が難しくなったらその時考えよう。
 で、まずは何をする?」
つぐみ「とりあえず第二階層には入れるみたいだけど、ピクニックとはいえいきなり二層は手の込んだ自殺をしに行くようなものだしね。
   幸いいくつかクエスト残ってるみたいだし、第一階層あたりを見て回るとこから始めようよ」
3り「らじゃー!!><ノシ」
レジィナ「だったら、そのついでに今第一階層で作れるレシピの食材も探してくれるか?
    まだいくつか、材料がよく解らないのがあるしな」
めう「( ̄□ ̄;)むきゅーん!?
  ここでは料理作りもできるめうかー!?
  これは一大事めう! 早急にさきき将軍をお呼びしてちくパをメニューに加えてもらわなければならないめう!!!
4り「いや、させねぇから(きっぱり」










かごめ「てなわけで藍はアルケミになってもらった」
ヤマメ「一応エトリアにもいたらしいという話聞いたけどそのへんどうなん?」
かごめ「そんな事実はなかったことになりました(キリッ
   あと突っ込まれる前に言うけど、一応術掌型じゃねえからな。術掌やるんだったら多分マグスを転職させた方がよかろ」
ヤマメ「前衛に立てなきゃ意味ねえし、なおかつTEC高くないと務まらんし、そういう意味ではAGI以外高水準なマグス転職の方がいいよな。
   というかマグスの転職先としては一番の筆頭候補じゃねそれ」
かごめ「一応プリンセスからもなろうと思えばなれるけどな。
   とりあえず藍は属性攻撃ブースト、核熱のマスターを目指してそれから炎と雷を中心に押さえさせる。
   火炎の術式伸ばすべきなのか、圧縮錬金術のがいいのかはまた、情報次第ってところだな」

かごめ「と、ここまで触れれば解るだろうが、一応クエスト攻略等々細かいのはこの連中メインで。
   VTRスッタートウ(ポチッとな








<一時限目 黒茶の材料を探せ!!>


〜古跡の樹海5F〜


つぐみ「とりあえず本格的なクエスト始める前に、まずは樹海の食材集めをしてみるよ。
   一応新芽茶のお陰で素材とかも出やすくなってるしー」
リップ「はいはーいつぐみせんせー!
   とりあえずなにすればいいんですかー!!><ノ」
美結「一応魔物を倒すと、素材以外に食材が手に入ることがあるみたいですー」
めう「そうするとあんなのも食べられたりするめうか?

めうの指差す先には角鹿が闊歩している…。

つぐみ「(図鑑確認なう)……うわ、FOEも食べられるんだ。
   というか、今完成してる分のレシピにも結構な数、鹿の肉を使った料理があった気がするんだけど」
藍「他の階層でも、FOE倒さないと埋まらないレシピがあったりするんじゃないだろうな…。
 レシピに載ってるこの葉っぱアイコンみたいなのは、多分採集物なんだろうが」
美結「そうすると、この「黒茶」というのがまだその食材の検討もつかないものなんでしょうか。
  レシピの赤文字に当たる食材があれば解りやすいんだけど…臭い魔物とか居るんでしょうか?」
つぐみ「うーん…それっぽい感じの説明がある魔物はいないみたいなんだけどなー…ん? なにこれヘンな匂いが」
藍「(鼻が利くので既に悶絶寸前)」
めう「( ̄□ ̄;)めうーっ!? らんらん先生がなんか大変なことにー!!」
美結「そう言えば狐もネコ目イヌ科でしたっけ(ハンカチで鼻を押さえている
  というか…酷い匂い><」
つぐみ「あれっ…そう言えばこの酷い匂い、確かタルシスでも似たような…。
   あっこれ確か煌天破ノ都にいたFOEのラフレシアだ!
めう「うみゅみゅ…匂いだけで解るとか訓練されたボウケンシャーは格が違うめう><
  というか、どうするめうか? FOEってなんか初見でも発狂フルコンできるようなゴリラとかいうウワサを聞いためう」
つぐみ「いやその例え全く解んないから。
   そう言えばラフレシアって美結ちゃん、どんな特徴だっけ?」
美結「えっと、排泄物臭のようなすっごくくさい匂いでハエを…あっ、もしかして」
リップ「成程、可能性ありだねえ…狩ってく?」
つぐみ「いやそんなモンハンやろうぜみたいなノリで言われてもねえ…」





レジィナ「よし、完成だ!
    まさかあの巨花を絞るとこんな茶になるなんてな」

リップ「うわ、本当に黒い(迫真」
美結「独特ですけど香りは悪くないですね。
  そう言えば、ポケモンでもラフレシアの進化前のクサイハナが、香水の材料になるとか書いてありましたっけ?」
つぐみ「いやそれ多分マタドガスの話じゃ…まあいいか」

めう「むきゅん! なんだかすっこく目がよくなった感じがするめう!!
  今ならきっとレベル150パステルくんさんにも勝てそうな気がするめう!!!><ノシ」
つぐみ「( ̄□ ̄;)本当にあんたどこのゴリラだ!!!」
レジィナ「よく解らんが…アキピウス氏のメモによれば、眼つぶしに強くなるそうだ。
    目に対する超絶強壮効果があるのかもしれないな…しかし、お前達もよくこの材料が解ったな。
    アキピウス子はマメなのかどうなのか、食材のヒントも書いてあったりなかったりだからな」
美結「杜撰というより、自分だけ分かればいいというか…もう、後進に自分の仕事伝えるって感覚皆無だったんですねその人^^;」








かごめ「多分これ、普通に進めてると一章では一番最後に残る料理だろうなあ
   ポケモンのラフレシアは臭くはないらしいが」
ヤマメ「そもそもモンスター図鑑にも、ラフレシアが「臭い」なんて何処にも書いてないんだよね。
   モンスター名の元ネタになったところから文面引っ張ってくるとか、初見で見破るの無理ゲーだよな。ラフレシアは実際見たことない人でも大体どんなものかって結構知られてはいるけど」
かごめ「3のタイタンアルム(スマトラオオコンニャク)も恐ろしく臭い花らしいがな。
   東南アジアにはあとドリアンもあるが、なんであそこの植物時々やたら臭いのあるんだか解らんな」
ヤマメ「そこはまあ、進化のナゾっていうか生命の神秘ってことで良くね?」








<二時限目 思い出の蒼い花を探せ!>


リップ「それにしてもさー。
   所変われば、っていうけど、本当に私達くらいの子がこんな飲み屋めいたところに入り浸っても誰も何も言わないんだねー。
   というか、あのロジカって女の子…どう見ても幼稚園児か小学校低学年、って感じだし」
美結「いくら土地柄って言っても、私達より明らかに樹海行き尽してますみたいな知識量半端ないんですけどあの子^^;」
つぐみ「その辺もう気にしてても仕方ないんじゃないかなあ。
   正確にはそう言っていいのかナゾだけど、おかーさんとかもう私達くらいの歳で、次の日学校がある日でも潰れるまで飲んでて、午前授業は寝て過ごすものとか普通に言ってるしねえ(しろめ」
美結「どんだけフリーダムなんですかあのひと^^;;;」

店主「しっかしお前ら本当に小娘だらけのギルドなんだな」
藍「中身はそんな生易しいものかどうかは知らんがね。
 ところで、うちのメイン探索班がやり残してたみたいな案件とか、なんかないの?」
店主「まーくだらねえのも多かったが、結構片っ端からやってた気がするしなあ。
  っと、そう言えば昨日入ったばかりだが、貰いもすくねえってんで早くもお蔵入りになりそうな奴があるな。こんなのだが」
藍「どれどれ…」


〜またまた古跡の樹海5F〜


めう「なんだかさっきもここに来てた気がするめう」
リップ「それって、デジャブ、じゃね?
つぐみ「いやいやいや実際に来てるから。
   で、藍さん。何すればいいの?」
藍「ふむ。街のある老夫婦のために、樹海の一角に咲いているという蒼い花を探してきてくれというものだ。
 御老人は伴侶を亡くして久しく、彼女ももう余命幾許もないらしい。
 死ぬ前にせめても、若い頃に旦那さんが見せてくれたというその花を、もう一度見せてあげたいという子供たちの希望なんだそうだが」
美結「それが、樹海の奥にある、というわけですね」
藍「それもあるし、その花が咲いている付近は、ときに同じくらいの大きさの魔物すら捕食対象にするようなカタツムリの魔物が根城にしているらしい。図鑑にも記載されているマイマイダイオウって奴だ
リップ「んー…さっき私達が来た時には見かけなかったけどねえ。
   もしかして、カタツムリだからそんなに大きくなかったりして」
美結「アフリカマイマイも大きい事は大きいけど、大きくても確か30センチいくかいかないかですよね。
  まあ、さっきのラフレシアとかもそうだけど、そんな常識とかさっさと投げ捨てちゃった方が無難かも…」
めう「さなな(早苗)も言ってたけど幻想郷では常識に囚われてちゃいけないめう!!><ノシ
藍「いやそれ、鵜呑みにしちゃいけないから。っていうかここ幻想郷じゃねえし第一。
 さて、話によればこの辺りなんだが…おっ」

けもの道からわずかにそれた森の中には、大輪の蒼く美しい花が咲き誇っている…。

藍「あれかもしれないな。
 成程、美しい花だ。依頼とはいえ折ってしまうのが惜しい気もするが…」
つぐみ「私、取ってくるよ。
   みんなは魔物が来ないかどうか見張って…って、どうしたのみんな?」
リップ「つつ、つぐみ! 前見て、前っ!!><」

つぐみは後ろを振り返ると、岩だと思ってたそれからなんかナメクジみたいな生き物がじっとこちらを見ているみたいだった。
しかもそれが3体もエントリーしている! ナムサン! どうやらマイマイダイオウのアンブッシュのようだ!


めう「( ̄□ ̄;)めうーっ!?
  カタツムリのオバケえええええええええええええええええ!!??」
藍「成程…ダイオウって名前だけあって、本当にでっかいのね(しろめ
 どうやら、こいつらは数がいると大分厄介だって文がメモしてあるな。なにが厄介なのか肝心なことは書いてないが」

3匹のカタツムリ達は身構えている!

つぐみ「な、なんかまずい予感が…藍さん、弱点は?」
藍「ないみたいだ。
 とりあえず速攻で片づけるしかないだろう! いくぞ!」








かごめ「実際、マイマイダイオウについては前回触れたとおりだけど」
ヤマメ「マイマイマーチは森マイマイがいる時にしか使わないんだよね。
   というか、ダイオウ3匹が一斉に仕掛けてきたら笑い話にならないよ(しろめ」
かごめ「まあねえ。
   というか、タフさも加味した純粋な戦闘能力を見ても、こいつとラフレシアが第一階層の二強だからな。
   因みにこのクエストで花を入手するとき、ダイオウ3匹と強制戦闘は本当だから」
ヤマメ「1匹でもヤバいものを3匹とか頭わいてるとしか」
かごめ「世界樹ではありがちなこと(迫真
   というわけで、今回はここまでだね。次回はアレか、いよいよギンヌンガ探索」
ヤマメ「というか諏訪子とうとう戻ってこなかったね」

諏訪子「(宇宙と交信している)」

かごめ「まあ、そのうち戻ってくるだろ。
   じゃ、今回はこんなあたりで。ちゃお♪」









藍「くそっ…思ったよりハードだった。
 今のところはあの連中、大人しくはしてるが…」

「大分お疲れのようですね、藍さん」
「久しぶりにかごめに呼ばれてきたと思ったら…ホウエンにもお呼びかからなかったから、今回はゆっくり過ごそうかと思ってたのだけど」

藍「ああ…お前らもいたのか。
 まったくもって勘弁してほしいよ。最近紫様は趣旨もろくに説明せず強制参加させてきやがるからな。
 一体本当に私をなんだと思ってるんだあの賢者様は」
さとり「日ごろの行いに問題あるんじゃないですかね。
   まあ、私もそんな言えた義理ないですが(しろめ」
静葉「辛辣なのか自虐的なのかよく解らないわねあなたも。
  先に断っておくけど、私とさとりも別任務よ。かごめの話では、どうもこの樹海上層部でも面倒な奴が復活の兆しを見せてるみたいだっていうんで…有用なスキルのグリモア集めを任されたわ。
さとり「ギルドハウスの方には供用で使っていいグリモアも置いてきましたし、よかったら使ってください。
   出来れば、フェンサー辺りはフラン達にあげて欲しいところですが…」
藍「面倒事の気配、か。
 成程…紫様自ら動かなかったのもそれなりの理由ありとみてよさそうだな。
 …私として、何かアクションを起こす必要はありそうか?」
静葉「現状は、ないと思うわ。
  かごめもひと段落ついたら、私達と動くつもりでこっちくるみたいだし。
  暫くはフラン達には内緒で、って言われたから、宿は北地区のを根城にしてるんだけど」
藍「ん? じゃあ私達の居るフロースの宿とも違うのか。
 あの女将わりと口軽そうだから、そろそろ別宿に退避しようと思ってるんだが」
さとり「一応東区域も最近開発が進んで、いい宿が出来るという話もありますよ。連絡先のメモは渡しておきますので、必要に応じて連絡を取り合う事にしておきましょう。
   ああ、他の子にはともかく、つぐみには伝えておきましたから」
藍「そうだな。
 あの連中に下手に伝えると何を仕出かすか解らん。時期が来るまでは私の方でなんとかしてみるよ。
 …ところでお前ら、ヒマなら少し飲むかい?」