♪BGM 「血戦 身命を賭して」♪
-そのまま聞いてください、つぐみ。
あなたのその力は、あなたの魔力・闘志が最大限に高まった時、僅かの間だけ発動することができる。
このチカラの覚醒により、普段でも、あなたの闘志を高める技術を多く習得できるようになっている筈です。
このチカラを有事に使い、必ず、その娘の儀式を完遂させるのです-
バジリスクと対峙するつぐみの脳裏に、直接、「護り手」の声が先ほどより鮮明に響く。
-疑問は多くあると思います。
全ては、あなたが再び、この下の階層にある「儀式の間」に来ることでお答えできるでしょう。
けれども、その為にはあなたもその「ファフニールの力」をできうる限り高めてもらわねばなりません。
この戦いを終えたら、六花氷樹海を目指すのです。
その旅路に待ち受ける者たちとの戦いの中で、「ファフニールの騎士」の力は高められていくことでしょう。
そして…今からあなたに渡すのは、この私に残された最後の力…!-
その言葉と共に、つぐみ自身の内から力が湧き起こって行く。
-この呪われた儀式の全てを押しつけることになったこと、申し訳なく思っています。
けれども…今頼みになるのは-
「わかった。
でも、ひとつだけ約束して。
必ず…誰も泣かないで済む未来を…最後まであなた自身も諦めないことを!」
-…解りました。
どうか、武運を-
その存在の気配が消えた時、戦況は動く。
おぞましく蠢く傷口から、四つの禍々しい形状をもつ手が再生されると、バジリスクは再びその強靭な腕を振りまわして襲いかかってくる。
つぐみは、石畳を割って突き刺さるその腕を伝い、バジリスクのこめかみに至近距離から、最大限に高まった魔力を帯びた雷の銃弾を放つ。再び苦悶の絶叫を上げるバジリスクだが、まだ浅い。
バジリスクはつぐみを振りほどこうとするも、常に微弱な雷の魔力を纏うつぐみを掴むことに難色を示してうまくいかない。
つぐみはその優位を生かして、巨大なバジリスクの上で翻弄するように動き、次のチャージサンダーを撃ちこむタイミングをはかっている。
その時、バジリスクはつぐみを振り落そうとするフリをしながら、茫然と立ちすくむフラヴィオとアリアンナめがけて巨大な尾を振り上げる…!
つぐみははっとして振り返るが、動きを止めたらバジリスクの思うつぼ…絶体絶命と思われたその時、その強烈な尾撃と二人の間にひとつの影が滑り込む!
「…盾ならお任せ…ってか?」
「…っ!?
あんた、さっきの!!」
「いいから後ろに下がってな。
あんたたちを気にしてたら、あの嬢ちゃん戦いづらいだろ?」
頼りなさげに見えた聖騎士の男は、ニヒルな笑みを浮かべて二人へ振り返る。
その時…必殺の一撃を受け止められたバジリスクが、妖しく目を輝かせる。
石化の魔力を解き放とうというのだ。
つぐみは充填しきってないことを承知で、雷の弾丸を放つが、それは腕の一本でガードされ…そして、恐怖の視線が三人を見据える。
「…だいじょうぶ、任せて。
クロエの、とっておき」
そこには、先程のとんがり帽の少女がいた。
彼女が複雑な印を素早く組んで地面に手をつけると、そこから展開されたドーム状の結界が、恐るべき石化の魔力を防いで霧散させた!
巫術「結界」。
因幡てゐの切り札の一つであり、ありとあらゆる災厄から仲間を護る結界を展開する、巫医の大技の一つ。
しかも、安定して防ぐためには術者にも相当の技量を要求するはず…クロエというこの少女、外見は幼くとも並々ならぬ巫医の技術を持っていることは間違いないだろう。
「こっちは気にするな!
あんたは、そのデカブツをさっさと片付けちまえ!!」
聖騎士の男が叫ぶ。
理由は解らないが、彼らの力は十分恃みにしていいものだろう。つぐみは頷き、呆気にとられるバジリスクの頭を蹴って上空へと飛ぶ。
「遅延術式、解放!
“千の神雷”…術式装填ッ!!」
解き放たれたすさまじい雷の魔力が、抜き放たれた剣…この旅に出るに際し、ギルドハウスに残されていた静葉のドラグヴァンディルへ吸い込まれるように融合し、上段脇構えになった刀身から弾けるような雷の魔力が紫電を放つ。
「稲妻重力落としいいいいいいいいいいいいッ!!」
天から突き刺さるが如き雷霆の一撃が、劈く様な炸裂音を伴い揮われると、断末魔の声を上げさせる間もなくバジリスクの身体を両断した。
「狐尾幻想樹海紀行 緋翼の小皇女」
第四十八夜 招かれざる遺産
文「あードーモ、何時も清く正しい射命丸です。
というか稲妻重力落としって懐かしすぎるというか、解る人いるのかしら」
静葉「α外伝でゼンガーが斬艦刀を繰り出す時の技名にもあるじゃない。
スパロボユーザーなら、まあその世代もいるだろうから解るんじゃないかしら」
文「静葉さんあんたダイナマンって戦隊シリーズ何作目か知ってて言ってます?(ジト目」
静葉「些細な事よ。
何気にピクペディアだと、古いシリーズだと結構敵幹部の個別ページあったりするわよ。ジャシンカだとカー将軍とメギドの項目があるぐらいですもの。アトンは何故かないけど」
文「大ボスについては組織と同じ項目でちらっと触れられてる程度ね。
ジェットマンの場合ラディゲの扱いをどうするかにもよるけど」
静葉「とりあえずその話は置いといて、本編の解説はいるわよ。意味あるかどうか知らないけど」
文「のっけからそんな不安を煽るような前置きしないでよ…」
静葉「さて、まずはかなり初期の方でも触れた、ストーリーでのバジリスク戦までの流れ、軽くおさらいするわね。
まず最初の地図描きミッション終わらせたらギンヌンガでクロエ・ベルトラン加入して覚醒イベントからの剣猪戦。そして、橋が動かないのでそれを動かせるようになるまで、とりあえず第一階層までのミッションを一通り受けてキマイラを倒す。これで、橋が再稼働するようになるのよね」
文「展開が無理矢理過ぎるのがさー、まず3Fのミッションでいくえ不明になった衛士にその「橋に詳しい奴」がいて、そいつを救出してきたら今度、橋を動かす電力がない、と来たもんでしょ。
そしたらその電力の元となる「帯電石」はキマイラが上等こいてる所にしかないと」
静葉「一応ストーリーでは悲惨な末路を迎えるフロースガル達だけど、まず地図描きミッションにはまさかのクロガネゲスト参戦、そしてキマイラ戦ではフロースガルがゲスト参戦するという展開で、当然ながらフロースガルとクロガネは時々街イベントとかでも登場するし、彼らのその後の話も聞けたりするわ。どっかでちょっと触れた気もするけどねその辺」
文「リメイク前とは違って、あいつら何事もなく生き残るのよね。
OP詐欺と言われる由縁、実はフロなんとかさんだけ死んでクロガネは生きてPT入りするのではと言われたけどそんなことはなかったわね。
あとこっそり、クラシックでは二層中盤まで通用する名剣「フロースガルの剣」はストーリーでは手に入らないわね。持ち主が死んでるわけじゃないから、仕方ない気もするけど」
静葉「まーでも、装備品も勿論だけど兎に角ファフニールの狂いっぷりが酷くてね。
フロースガルがいるとはいえキマイラをレベル14平均で、バジリスクに至っては16平均で八つ裂きにしたわ」
文「どうせピクニックでしょ回転率上げるために」
静葉「エキスパートよ」
文「【えっ】」
静葉「今回探索もずっとエキスパート」
文「えっそれマジで言ってんの?」
静葉「だから本当に通常雑魚でも普通にガンガンスキル使って進んでるわ。お陰でメインアタッカーどもとアリアンナのTP消耗が激しいのなんの。
でも意外と零距離補正の補正が低くて」
文「おっかしいわねえ…確かに零距離は遠距離にしか乗らないけど、ファフニールのウェイヴ系にはもれなく乗る筈よ?
★だけでも倍率は185%かかるのよ。他のだと後の先やリミットレスが170%、フォースチャージが160%しかないわ、こっちは遠近の別なく補正入るけど」
静葉「まあ単純にレベルが低かったり、バフの問題もあるんでしょうけどね。
最初から攻撃の号令のデフォで持ってるぶんしか使ってなかったか、グリモアで限界突破したかの違いもあるし」
文「というか三階層から食事も怪獣ステーキでおもっくそ能力底上げしてたじゃない。
妙に死ににくく処理能力が上がってるかと思ったら」
静葉「あの料理の補正普通に強いからねえ。
因みに二層までは、レベルもちょっと上げづらいところもあったり目玉の料理で経験値稼いでたわ。
そう言えばエキスパだった!!と思って10F左下の部屋で希少種樹海の炎王に追い詰められた時はどうしようかと、なにしろフロアジャンプは普通に使えないし」
文「糸使えばいいじゃない」
静葉「糸はお休みで」
文「∑( ̄□ ̄;)それ単に買い忘れただけじゃない!!!」
静葉「長いこと糸が消費されない環境でやってるとこういう時に困るわね。
何せ8回あたりからずっとセーブしないで来てたから狐野郎は完全にアバりかけてたわ。といっても、グリモアの暴力でどうにかしたけど」
文「えっsageたの」
静葉「ええsageたわよ~。
といっても、グリモアの暴力だけじゃなくて、単純にファフニールの戦闘能力がふざけてるのよ。
あと魔人を見据えてクロエは結界既に極めてるし、ファイアガードも8まで伸ばしてたし」
文「私達の時と違ってその辺徹底的ねえ」
…
…
真っ二つになったバジリスクの巨体が、その身体から流れ出てできた血だまりに沈むと、着地したつぐみの、竜にも形容できそうなボディースーツが光となって霧散し、元の医術師(メディック)のベストを纏った姿へと戻る。
振り返らないつぐみに、初対面に近い二人組は勿論のこと、フラヴィオもアリアンナもかける言葉が見つからず、その場に気まずい沈黙が支配する。
つぐみは、これ以上の隠し事を無駄だと悟り…その覚悟を決めて沈黙を破る。
「ごめん、ふたりとも。
私、元々人間じゃないんだ。
私達「狐尾」は、この世界の住人じゃない…他の世界から、ある目的でやってきた別の世界の住人なの」
驚いたような顔をする二人と、難しい顔で腕組みをする聖騎士の男へと、そのときつぐみは始めて振り返る。
「私の中には四分の一だけ人間の血が流れてるけど、半分が魔族、残りは吸血鬼。
けど、そんなことよりもずっと重要な問題があるの。
この遺跡で過去何が起き…なんのために作られた場所なのか…多分、アリアンナのやろうとしている「儀式」のことも、私は知ってる」
「どういう…事なんです…?」
戦慄く様なアリアンナの言葉に、つぐみは目を閉じて深く息をすると、一度聖騎士の男の方を見る。
その話に付き合うかどうか、その意を問いただすかのように。
男も溜息を吐いた。
「あんまり、余所様の込み言った事情には首突っ込みたくねえんだけどな…面倒くせえし。
まあ…俺もひとつ最初嘘を吐いた。
実は、この遺跡に来たのは俺自身、目的があってのことなんでな…もしかすると、嬢ちゃんの言う事が、それに関わることなのかもしれねえし」
「おっさん…あんた一体なにもんなんだ?」
「そう言えば自己紹介がまだだったねえ。
俺はベルトラン、とある国の、没落貴族の末裔だ。
こっちのちっこいのはクロエ、俺の遠い親戚にあたる…俺が旅に出るときに、一緒にくっついて来ちまったんだ」
「ベルが一人でどっか行くのはやだ。
だから、ついてきた」
「だからって…そんな理由でか…?」
少し呆れたようなフラヴィオの言葉にも、クロエは気にした風のないままじぃっと、つぐみのほうを見ている。
「銃の子、いきなり変身したみたいだった。
人間とは少し違うみたいだけど、ちょっと興味深い」
「…そうだ。
一体どういう事なんだ? 俺の眼から見ても、お前は人間の姿をしているじゃないか」
「魔族も吸血鬼も、見た目はそんなに人間と変わらないからだよ。
私はお母さんみたいに何百年も生きてるわけじゃないから、まだそんなに力も強くないんだ。
けど」
つぐみは左の手の甲を指し示す…と、そこに、稲妻のように輝く紋様が浮かび上がる。
それを見た瞬間、アリアンナは息をのんだ。
「つぐみ様ッ…それは!」
「私はこの文様を、この下の階層でも見たことがあるんだ。
多分、これが」
「カレドニア公家に伝承される「ファフニールの印」だな」
思わぬところからその言葉が飛んできて、ぎょっとする一同の視線がその声の主…ベルトランへ集まる。
難しい顔で腕組みをしていた彼は、溜息をついて続ける。
「ああ、いや、おっさんはカレドニアにもいたことがあったからな。
百年に一度「印の娘」というのが生まれて、その「印」をもつ「ファフニールの騎士」と共にある場所で儀式をするって話を聞いた事があったのさ。
だが、今から百年前の儀式ってのは色々あやふやなまま終わったっていうんで、どういう結末を迎えたのかちょっと興味があってね…」
「じゃあ、あんたはそれを確かめるために?」
「まあね。
その時、当時のラガード大公「氷王」に匹敵するほど武勇の誉れ高きカレドニアの「姫将軍」が謎の失踪を遂げたという話だ。
…そのことに端を発するだろう、今のカレドニアのごたごたの原因が、なんによって引き起こされたのか…それが知りたいのさ」
つぐみは、突然のことに驚き戸惑うアリアンナの方へ視線を一度移す。
そして、この遺跡で起こったこと、今の戦闘の最中、「護り手」から告げられた断片的な内容の事を、包み隠さず四人に明かした。
…
「「禍」…それに「封印」…か。
じゃあ、アリアンナのやろうとする儀式…って」
「そんなっ…私が…私がやろうとしていることで、そんな恐ろしい事が起きようと…!?」
顔面蒼白になったアリアンナが、驚愕のあまり力なくその場にへたりこんでしまう。
つぐみは、悲痛に胸が張り裂けそうになるが、それでもなお告げる。
「憶測の域は出ない。
けれど、百年前に「騎士」となるべき人が「儀式」の途中でいなくなったことで、ギンヌンガが本来の役割を失ったことは事実だよ。
だから私は…「狐尾」の仲間と一緒に、その「禍」を…フォレスト・セルを倒した。
ギンヌンガが封印していたそれは、もういないはずなのに…今私に、残された最後の「ファフニールの力」が継承されようとしているの。
その先に何が待ち受けているのか、解らないけど…その「継承」が今、必要とされている」
再び、沈黙が支配する。
真っ青な顔でへたりこんだままのアリアンナにも、それを心配そうに見つめるフラヴィオにも言葉はない。
「なるほどなあ」
その沈黙を撃ち破ったのは、ベルトランだった。
「つまり、嬢ちゃんはその「護り手」とやらの言葉に従い、姫さんの「儀式」を進める必要が出てきた…そういうことになるな」
はっとして顔を上げるアリアンナ。
つぐみは頷く。
「私は見た目がこんなだけど、普通の人間に比べても十二分過ぎるくらいに生命力は強い。
力の反作用で不老長寿の存在になるというのも、元々、混血でも魔族の寿命は人間の倍以上あるそうだから、その辺の問題だって」
「問題…ないわけないんてありません…!!
私の…カレドニアの伝承のために…つぐみ様にそんな重荷を背負わせるなんて…私にはできません!」
その事実にショックを受け、泣き崩れるアリアンナ。
それはそうだろう、彼女を単身送り出した国側にどんな思惑があったのか知る由もなかったが、現在の彼女は何一つ真相を知ることなくたった一人で「儀式」の完遂を要求されてこの場にいるのだ。
この短い期間の触れあいでも解るくらい、世間知らずな以上にこの公女が良くも悪しくも馬鹿みたいに素直なところがある。それが国のために必要な事だから、と言い含められているのであれば、なんの詮索もせず二つ返事でいくらでも危険な事を仕出かそうとするだろう。現に、今の彼女がそうなのだから。
「…薄々、解っていました。
周りの皆は、「印」をもつ私を疎んじていたことも。
私の空白の記憶ののちに…私が「印」を失っても、それは変わることがなかった。
…私が試されているという事も…」
嗚咽交じりに告げられたその言葉に、つぐみは彼女の取り巻く環境が、恐らくはその類推とほぼ誤りのないことを感じ取っていた。
言葉はなかったが、フラヴィオもまた、恐らくはその言葉の裏の真相に気が付いているようだった…が、それ以上に何か思うところある故か、悲痛な表情で顔を背けている。
「…成程な。
くそっ、やっぱり聞くんじゃなかったかな…お国の事情なんてのは、何ッ処も彼処も似たり寄ったりだ。
同情してたらキリがねえ」
「…ッ!!
そういう言い方はねえだろ!」
難しい顔でため息交じりに、棘のあるベルトランの言葉にフラヴィオは喰ってかかる。
「こいつが現実なんだよ、少年。
特に古い伝承のある国は常にこうなんだ。
あえて言うぜ…多分だが、姫さんが国とは関係ない雇われ護衛のお前さん達と出会えたのは、その時点で相当の幸運だ。
ここまで道中で命を狙われてもおかしくはなかったが、そこにはまた色々別の思惑もあったんだろうとは思うが…ここまで来ちまった以上、儀式の真相を知りました、行うべきではありません、なんて言って国元へ帰る方が、姫さんはよっぽど危険な目にあわされるんじゃねえか…おっさんは、そう思うね」
「それ、は…」
淡々と、しかしどこか真に迫るベルトランの言葉に、フラヴィオも続けるべき言葉を失う。
恐らくは、アリアンナがハイ・ラガードに単身で訪れることが伝えられていたこと、ミズガルズにも護衛の依頼が出されていたことなどを加味すれば、カレドニア側ではハイ・ラガードの地でアリアンナが亡き者になれば、その両者に責任を被せ、外交上優位に立つカードとして…最悪、それを理由に何らかの圧力をかける狙いもあるのだろう。
つぐみはその時になって初めて、かごめが彼女の護衛などという仕事を、恐らくは「狐尾」として受けたその真相を知ったような気がしていた。
つぐみは意を決したように、涙にくれるアリアンナの手をとる。
「…色々辛い思いをさせてしまって、ごめん。
一旦、街へ戻ろう?
そこで、これからどうすればいいのか考えればいい…このチカラを受け取ってしまった以上、私にとっても無関係な話じゃなくなったんだし…私も一緒に、考えるから」
「つぐみ…さまっ…!」
つぐみはアリアンナをしっかりと抱きよせる。
そうだ。
こんな話は、何も知らずに、勝手な大人たちの思惑に巻きこまれてしまったこの少女一人に押し付けていいことではない。
一緒に考えれば、きっと答えが見えるはず。そう信じて。
…
…
静葉「少し重い方向へ話は暴走しているけど、ストーリーのバックボーンを考えると解釈としてありえなくもない話だと思うのよねこのあたり。
またデミファフニールの話辺りでも触れるけど、ベルトランとヴィオレッタにまつわる話や、あるいは宿屋イベントの初期辺りで、夢で主人公が過去に触れた時に聞ける教授達の話の断片とか、まあキナ臭い話が満載ですもの」
文「諏訪子が触れてたけど、ファフニールの騎士の元ネタが竜の騎士なら、ダイの母親であるアルキード王国王女・ソアラも、そんな人間の身勝手で命を落としたのですものね。
バランが人間に失望し、バーンの誘いを受けて魔王軍として人間を滅ぼそうとした理由も解る。反吐が出るわね、こういう人間の汚いところは」
静葉「SQ4の時は辺境伯があんな感じだったし、穣子が人間の行いを肯定する方向に行かせやすかったんだけどねえ。
まあ断わっておくけど、少しばかりキナ臭いところはあるかもしれないけどハイ・ラガードの連中はまだはるかにましだから、うん」
文「カレドニア周りの話っていうか、ベルトラン関係の話はその分のしわ寄せなのかしら」
静葉「どうなんでしょうねえ。
まあそっちは置いておきましょう。この辺は特に語ることもないかと思ったけど、今回は話を一気に進めるとはいえ一気に展開が急になるから、ちょっと解説の方も重点していくわよ。
炎の魔人戦のスキル紹介をしがてら、これからほぼ変えることのない装備回りの話も一緒に話をするわ。
一気に話進めないと茶番重点で書く関係上、ギンヌンガからゲーム本編を進めづらいからというのもあるけど」
文「そこ、メタい話してるんじゃない!!><
っていうかメチャクチャスタートから飛んでるじゃない! なんで中途半端に第二層からなのよ!」
静葉「ボス戦解説とかする気なかったからねえ。実際しないけど、まったく触れないで行くというのもアレだし」
つぐみ(スラッシュ)
ソニックレイド1 フレイムセイバー1 フリーズセイバー1 ショックセイバー1 ディレイチェイス1 オーバーキラー1
レゾナンスソード1 フォースシールド1 フォースリセット1 アブソーブ★
刀剣マスタリー★ フォースマスタリ★ 属性攻撃ブースト1
静葉「まあ一応各階層でポイントになるボス戦の解説はするし、その都度わりとグリモアは変えてるからグリモアも装備品として写真にしたわ。
まずは主人公ね」
文「まずはとりあえずアブソーブを取りに行ったのね」
静葉「もっともそんな急いで取りに行く必要なかった気がするのもねえ。
普通に属性セイバー伸ばしに行っても良かったような」
文「どうなのかしら。私はフォースエナジーかフォースチャージ取りに行った方が良かった気がするけど」
静葉「フォースチャージはグリモアでもマスター持ってるからいいかと思ってね。
装備はアレね、ファフの欠点は鈍足だからそれを補う意味もあったわ。一応ベルトランやクロエよりも先には出れるわよ」
文「ファフ普通にマグスよりも早いと思うんですけどその辺は」
静葉「銀星石の腕輪でもよかった説(真顔」
文「そらそうでしょ」
アリアンナ
攻撃の号令1 防御の号令1 予防の号令★ ホーリークラウン1 エクスチェンジ1 リセットウェポン1 リンクオーダー1
号令ブースト★ HPブースト5 TPブースト1 ロイヤルベール6 レイズモラル1
静葉「アリアンナはまず、状態異常をするボスも多くなるので予防の号令を取りに行って、そのあとロイヤルベールを伸ばしているわ。
その関係もあって、バジリスクまでは前衛にいたけど、炎の魔人の頃から後列に置いてたわね」
文「クリムゾンイーターはなんとなくわかるわ、目的TPよね。
でもそれだったらケリケイオンこの子でもよくない?」
静葉「アグネヤストラかザミエルボウが余ってるならそれでもよかったのよね。
いざとなればドラッグバレットを撃たせてもいいし、銃の方が欲しいところだけど」
文「手が空いた時に殴るという事を考えないんだったら、TP補正ついてるしザミエルガンでもいいと思うんだけどねえ」
フラヴィオ
フランクショット1 ブラインドアロー1 スリープアロー1 パライズアロー1 ドロップショット1 ダブルショット1
トリックステップ5
弓マスタリー★ 素早さブースト★ エイミングフット1 野生の勘1
静葉「良くも悪しくもフラヴィオに関してはあまり言うことないわね。
基本的には眼つぶしして、トリックステップで被弾率を下げる。第三階層ではトリックステップ取得後に抑制攻撃を取りに行ってるわ」
文「盲目+トリック★でもそんなに回避は出来ないんだけどねえ。
むしろエキスパだと積極的にスキル使ってせん滅していかなきゃ雑魚戦でもじり貧になるから、特に後列の面倒くさいのを始末できるドロップショットは頼りになるんじゃないかしら」
静葉「なるわねえ。
何しろザミエルボウの火力からぶっ放すから、大概一撃で蒸発するわね。サクランフクロウとか火炎トカゲとか面倒なのも多いしね、二層特に。
あとあとで触れるスキュレー戦でも、オイルから通常攻撃してることが多かったかもね」
文「私達はやらなかったというかやるの忘れてたけど、スキュレーや炎の魔人にも一応盲目は通るのよね。
それをもうちょっと戦略に組み込めなかったものかしら、今更だけど」
ベルトラン
フロントガード1 バックガード1 ファイアガード★ フリーズガード1 ショックガード1 ヒールガード1
センチネルガード1 シールドスマイト1 渾身ディフェンス1 挑発1
盾マスタリー★ 物理防御ブースト5 パリング1
静葉「ベルトランに関しては…どう言っていいものかしら。
一応最初の時点で勝手に挑発と渾身ディフェンス習得してるから、休養して振り直しでもいい気はするんだけど」
文「挑発の吸引率はSQ4とSSQでがっつりと落ちてるし、今回もSSQとさほど変わらないからねえ。
まして1しか振ってないならお察しのレベルなんじゃ」
静葉「そうなのよねえ。一応申し訳程度に被ダメ減るから防御アップバフとして使ってもいいんだけど、レベル5以上じゃないと。
まあ、実は主人公も第三階層で振りミス発生してるし、もうレベルも40近いから一度修行することも視野に入れて動いてたわね」
文「そう言えばストーリーから引き継ぐと、何故かストーリーキャラだけじゃなくてクラシックで作ったキャラも修行が選択できたらしいわね。
効果は引退引き継ぎと一緒なんだけど」
静葉「バグらしいけど、グリモアトレードで引退キャラが出てくるのは…っていう人にはオススメだったのに、残念ながら最新の更新でバグが消えて今はもうできなくなっちゃったわね。
あと余談は続くけど、ニューゲームでやり直してもそれ、リセットされるみたい」
文「途中からベルトランの話関係ないじゃない…振ったの私だけどさ…」
クロエ
巫術:再生3 鬼力化1 皮硬化1 脈動1 乱疫3 転移3 結界★ 反魂1
巫剣:霊攻衰斬1 霊防衰斬1
巫術マスタリー★ 巫剣マスタリー1
文「先に言わせてもらうけど、この振り方ってまんまてゐじゃない」
静葉「うんまあ…否定はしないわよ。
一応巫剣は加入時から既に振ってあるんだけどね。
あと再生陣は取らない方向では考えてるわ、グリモアでカバーできるし」
文「その枠潰すのももったいない気がするけどねえ」
静葉「一応帯まで取ってから巫剣を伸ばして、あとは呼応を取りに行く方向で考えてるわ。
呼応を取ったら、まあお決まりの鬼力化か、反魂を5まで伸ばすかってところかしら」
文「霊攻大斬は?」
静葉「余力があったらかしら。
多分、回復役このままでいくと手が足りなくなりそうだし…まあ、アリアンナにエリアヒール持たせてもいいんだけどね」
静葉「というわけで今回はこの辺ね。
次回は一気に第三階層まで飛ぶわ…まあ、今回以上にトンチキな話にはなるだろうけど」
文「というかその前にアラクネーがいると思うんだけど…」
静葉「プロット的にはYAMAMEちゃ…じゃなくてアラクネーはその後になるかしら」
文「∑( ̄□ ̄;)また土蜘蛛かよ!!!
まあなんとなく予想は出来たけど…というか、つぐみとこの土蜘蛛絡み多いわねえ」
静葉「蜘蛛の糸だけに(ドヤッ」
文「うわあ、うざっ(真顔」
静葉「というわけで今回はここまで、次回をお楽しみに~(CV:三森すずこ」