〜無縁塚駐在所執務室兼特別収録スタジオ〜


小町「すたーんだっぷすたーんだっぷたちあがり〜よ…('A`)」


-小町者が四季大元帥の説教()により壊れたようなので解説はお前に任せた
必要な人員の調達は任せる byかごめ者-



こいし「…ということだそーです♪」
ヤマメ「えっそれ私に全部押し付けるってことかい?
   毎度色々とやる事が突飛なのは知ってるけど、今回のこれは酷いなあちょっと。
   ………むしろあんたはいったい何しに来たの」
こいし「リリカが遊んでくれないからヒマー(ぷー」
ヤマメ「ヒマってもねえ…あの子達だってヒマじゃないんだからさ。
   まあいいや、この様子だと呼ばれてるのは私しかいないみたいだしって言ってもあんた解説なんかまともにできるの?
   大体過去あんたが絡むとロクなことしていない印象しかないんだけど」
こいし「君は一級無意識妖怪を解説のお共にしてもいいし、しなくても構わない(キリッ
ヤマメ「うっわその世界樹的言い回しをドヤ顔で言われるとそれはそれで腹立つなー。
   どうせヒマなら別にその辺にいたっていいよ、いざとなったらそこの死神を叩き起こすから」
こいし「えー私お話したーい」
ヤマメ「……別にいいけどヘンな方向に脱線させまくるんじゃないわよ?」


♪BGM 「Caring Dance」/猫叉Master♪


ヤマメ「さて気を取り直しまして今回は私達で解説を進めていくことにするよ。
   今回は色々と話すべきところが多いわね。まずは今まで半ば放置状態になっていたアリス関係の話とか」
こいし「なんか知らない間に魔理沙とかいっぱいいるねこっちに」
ヤマメ「とりあえず裏でかごめがなんかしてたのは知ってるというか、最近見かけないのをいいことにめぼしい連中を狐野郎が引っ張って来てやがったわけなんだけど。
   メタな話しないでおくと、最近ヒマを持て余してた連中に関係のある子達が勝手に声かけて連れて来たってことになってるわけで」
こいし「此間魔理沙と霊夢が山で厄神を拉致っていったのを見たねえ
ヤマメ「…あの連中はなんでまず雛を巻き込もうとするんかな…というかあんたも見てないで止めろっつの。
   他にも毒人形だの妖精三人組だのが洋館に出入りしてるのは知ってるんだけどね。
   いちから作るのも面倒だったし、結構以前使ってお蔵入りにはしたけどスペックそのものは悪くないポケモンは結構いたから、ほとんどそこにあてはめて終わらせたって聞いたな大半」
こいし「新しく用意したのって精々霊夢と雛さんと…三月精集合体?
   あとバシャーモも動かす関係で紆余曲折あってアレ育てたけどね、私達の初期のトラウマ
ヤマメ「あれかー^^;
   私その頃お空達と組んで一戦やらかしてるけど、マジで止まらんかったしねアレ。
   もっとも型自体は全く別モノ、根性攻撃特化までは同じだけど性格意地っ張りHAのヤラクロスだからねえ。
   ある意味ではアレよりもずっとえげつない」
こいし「リリカも変わったねえ、ヤラクロスなんざに手を出すなんてよ^^^
ヤマメ「あんたは何処のドーラ海賊団のじっ様だ。
   どこぞの蓬莱ニートが「ヤーティで戦うならヤラがいないなんてありえないwww」とかしきりに言って来たらしいから…別にそれメインで戦うわけじゃないんだけどなあ」
こいし「ヤティは面倒くさいんだったらしかないけど、せめてサザンマンダも作り変えろみたいなこと言ってたねえ」
ヤマメ「確かに無効化されない瞬間最大超火力はコンセプト上欠かせないからねえ。
   なんかその関係で親衛騎団の連中でも少し動きがあったらしいけど、今回はそこまで手が回らなかったんだっけ。
   ゼブライカを厳選しようとしたら変わらずの石じゃなくて何故か霊界の布を間違えて持たせて、それでもせっかち4Vとかいう意味不明なシママを一発目に引いたとかそんな話も聞いたんだけど」
こいし「わけがわからないね」
ヤマメ「あとこの日、対戦そのモノは本当にすごい数やってるんだけど…いつもの遊牧民だけじゃなくて別枠もあって、それもエキシビジョンとして取り上げようか一瞬迷ったんだけど、今回は割愛の方向で行くみたい」
こいし「ぶっちゃけメモ取ってないでしょ。
   簡単にいえば、洗濯機のドロポン回避して衣玖さんがフィーバーもせずにギガドレで吸い殺したとか、ゾロアゾロアークに対して紫もやしが自重しない「ハピで止まります」状態を作り出してなんやかんやしたとか」
ヤマメ「あのハピラウンドは本当に酷かったな、普通に3タテで終わらせやがったしね。
   けど衣玖ラウンドはどちらかと言えばマイナー寄りをかき集めてガブと洗濯機落とせたんだから上々の戦果でしょ」
こいし「運ゲーで勝ったけどね!!(迫真
ヤマメ「とりあえず最初から触れない気でいたから、この件はここで軽く触れる程度にとどめておいて、メインは今回アリスということでいいのかね。
   私もなんか別枠で解説に回ってる系の気配なんだけど…まあその辺は気にしてもらっても仕方ないな」
こいし「今からでもネズミ捕まえてくる?^^^」
ヤマメ「ややこしい事になるからやらんでいい><
   じゃあ、本編へ移りましょうか」



ラウンド1
メディスン(ラフレシア@ゴツゴツメット) れいむ(チャーレム@ラムの実) ひな(ドククラゲ@黒いヘドロ)
控え:まりさ(ヤノガッサ@どくどくだま) ゆゆこ(ハッサム@鋼鉄プレート) テルヨフ(カバルドン@地面のジュエル)
相手
オルトロス(ブースター@どくどくだま) あゆむ(エーフィ)
相手控え:サメみたいな厨ポケ、輝石っぽいもじゃもじゃラブプラスとりあえず自分のPT全滅させておいてドヤ顔やめてもらえますか


ヤマメ「( ̄□ ̄;)誰だこのメモ書いたのはー!!!
こいし「あー、そういえばかごめさんが「面白そうだからお前ら書け」って三月精に渡してたような…さらにそれをオランピアが監修して」
ヤマメ「ロクな組み合わせじゃねえにも限度ってあるだろ…つか一部実況主が面白半分に相手ポケモンを紹介するノリもいい加減にして欲しいんだけど」
こいし「実際ブースターが止まらなかったからせめてこっちでネタに走ろうとしたんじゃないかと…えーとえーと、ガブリアスモンジャララブプラス電気グモだったっけ」
ヤマメ「お前の記憶の配線もどうなってるいやお前もわざとかそうだなそうなんだろ(ウメボシ攻撃」
こいし「( ̄□ ̄;)ぎゃあいたいいたいちょっとしたジョークじゃないかやめてくださいしんでしまいます」
ヤマメ「ったく…顔合わせの時点でもうかなり問題しかなかったけど、実際本気でどうにもならなかったんだよねえ。
   実はドククラゲも本当の意味での防御特化で作り直ししたんだけど、正直メディ居座りで甘えるとゴツメダメージで削ればまだ勝ち筋あったんじゃないかと思うんよ。
   物理弱点でもニトロチャージなら知れてるが、それでも根性発動前で8%弱の超低乱数2、発動しても二段階ダウンで十分月の光が間に合うし、再生回復と甘えるを繰り返せばそのうち勝手に毒とゴツメで落ちる」
こいし「空元気に切り替えられても全く問題なく受けきれるしね。
   それが交代した瞬間一撃で身代わり張れないくらいまで削れちゃったしねえ、空元気で
ヤマメ「そこはまあしゃあないんじゃないか、ダメージ計算も後で落ちついたらやることも多いし。
   霊夢がそれでも引かずに意地を見せてたけど今度は向こうがエーフィを後始末に出すという有様で…これ前回の意趣返しだったのかねひょっとすると」
こいし「向こうのエーフィも昔からちょくちょく見せ合いにいた割には、出てこなかったねえ」
ヤマメ「マジックミラーがあっても普通に殴ってくることないらしいしなあ…まあ、それで御察しというとことかな。
   エーフィはどちらかというとサポートの方が光るポケモンだと言われるね、攻撃範囲狭いし仕方ないと言えば仕方ないけど」



ラウンド2
ミニッツ(マリルリ@神秘の雫) パチェ(ハピナス@食べ残し) こがさ(オワタッコ@飛行のジュエル)
控え:ナズーリン(ライチュウ@風船) ミスティア(チルタリス@白いハーブ) ちなつ(チラチーノ@王者の印)
相手
プラリネ(ボスゴドラ@岩のジュエル) ニア(ランクルス@食べ残し) おH(ドンカラス)
相手控え:ムウマージ、もふもふネズミ、ガブアリス


ヤマメ(頭を抱えている)「こいつらは…」
こいし「もう気にするだけ仕方ないんじゃないかな^^;
   こういう遊びを仕込んでくるのは十中八九オランピアだね」
ヤマメ「下手人はどうでもいいそんな事。
   まあいい得て妙と言えば本当に今回の小傘はただのオワタッコでしかなかったが。
   これそもそも無理矢理交代する意味が何処にあったんだ? そのまま青ウサギを走らせて普通に3タテしてしまえばよかったんだろ」
こいし「ボスゴドラに頑丈があるから?
   あと地震読みでアンコールで縛り上げるつもりだったのかもしれないよ、っていうかそのつもりだってリリカが言ってた(ドヤッ
ヤマメ「(いやこれどう考えたって心を読んだだろこいつ)だけどボスゴドラは頑丈メタバと同じように頑丈やタスキからのロッカというのもないわけじゃないしな。
   特にタスキ石頭のロッカから一致諸刃は本気でシャレにならないし、諸刃がなくても普通に地震やエッジといった高火力で殴ってこれるわけだし。あまり気にされたことないけど、ボスゴはA110もあるし意外と攻撃範囲広いから攻撃特化されたらわりとシャレにならないよ」
こいし「それもそうだよねえ」
ヤマメ「けど力持ちマリルリのバ火力ももう今更説明の余地はないだろ。相手のランクルスは防御特化じゃないけど、それでもH振りだと異様に硬くなるとはいえ普通に滝登り2発で落としきってるんだからもうなんというか。
   基本的にHA極振りになるけどH全振りマリルリを一撃で落とすなんて一致弱点高火力が必要になるから当然鴉の不意打ちでも一発じゃ落とされないし、普通に氷漬けにしてあとは滝登りをするだけの簡単なお仕事の筈だったんだが…最後、エッジ外れてくれなかったらどうすんだと」
こいし「紫のアレがジュエルエッジで瞬殺されてたしねえ」
ヤマメ「困ったことにジュエルがなくても余裕で確定一発らしい。
   まああのもやしは物理受けじゃなくて実はアタッカーだしね、HB特化すれば流石に受けられるけど…どくどくの入らない鋼タイプにどんな有効打が打てるのかはあたしゃ知らんよ。カウンターでもしろってか」
こいし「そういえばあのもやしにカウンター搭載するかどうかが机上に上がった事があったけど、本人の「面倒くさい」で却下されたらしいよ
ヤマメ「それでいいのかよ…。
   まあ、特にヨプカウンター戦術は役割放棄の使い捨てに近いからね。そもそも遺伝経路が凄まじく面倒くさいし」



最終()ラウンド
ルーミア(ゲンガー@黒いヘドロ) こいし(オノノクス@ドラゴンジュエル) かごめ(ウインディ@パワフルハーブ)
控え:ポエット(トゲキッス@オボンの実) ゆうか(フシギバナ@ラムの実) コーデリア(ネオラント@神秘の雫)
相手
おりん(ヘルガー@気合のタスキ) マタン(ビリジオン)
相手控え:おH、ピクシー、ボスゴドラ、ランクルス


ヤマメ「……これ何処から触れりゃいいんだ?」
こいし「ああ、ここはかごめさんからの言伝でわざと前後逆の時間軸で扱ってるとかそんな事言ってた」
ヤマメ「またしてもそのパターンかい。
   まあそのくらいは別にいいけど…まあ何があったかも大体想像ついたなこれ」





♪BGM 「戦乱 紅炎は猛り白刃は舞う」(SQ4)♪


幽香「どういうことなのかしら。
  正直ここに引っ張り出されるだけでも十分退屈なんだし、私を戦わせるつもりがないなら観客席に戻してもらえない?」
大妖精「ま、まあまあそんな事言わないでください幽香さん。
   きっと何か理由があってのことなんだと思いますし」
幽香「………言われなくても解ってるわよ。
  多分リリカもそれがどうしてなのかあまり解ってないんでしょうね。
  こんな敵意のない純粋な闘志を、自分に向けて放たれていることにはあまり経験なさそうだものあの子」
大妖精「えっ」

幽香「気が付かなかったかしら?
  さっきまでそこいらでぼんやりしていた筈の霊夢も、魔理沙も、そして軍師気取りでうろちょろしていた蓬莱山輝夜の姿も、何時の間にかなくなっている。
  まだ宴も酣よ、あの連中もそれをわかっている筈なのに」

大妖精「えっと、それは一体どういう」
幽香「今姿を消した連中が今までどうしていたか、それを考えれば自ずと答えは見えてくる。
  私をここに置いているという事は…それが何かを理解せずとも心のどこかで感じ取っているんだわ



ルーミア「ぬおおーもういっちょ陽炎の術ー!!><」

ルーミアは身代わりの構え!
ルーミアはHPを削って身代わりを出した!

しかしお燐は冷静に悪の波動でその身代わりを削り続ける…。


リリカ「うぐぐっ不意打ちで乗ってこない…!
   …流石に交代させなきゃ拙いかな」
かごめ「どうだろうな…読まれて追い打ちでもされればそれはそれでおしまいだ。
   攻撃無振りだろうが、恐らくゲンガーの身代わり程度なら一撃で壊せる。一か八か打って出る以外手がないような気がするが…」


お燐「(ククク…いくらヘドロで回復できても計算上6回は張れまい…!
   お空なら不意打ち撃って身代わりですかされて終わりだけど、あたいまでそんな手に引っかかるかっつーの!)
  そりゃーもう一丁いけー!」
ルーミア「だったら死なば諸共ー!!><」

ルーミアは気合玉の構え!

お燐「おっとと…そいつは食らうわけにはいかないね!
  召喚、ゾンビフェアリー!あたいの身がわりは頼む!!><
妖精「( ̄□ ̄;)!!??」
ルーミア「( ̄□ ̄;)!!??」

しかし何処からともなく呼び出されてお燐に投げつけられた妖精で気合玉が暴発した!
お燐のはんげきの悪の波動でルーミアは吹っ飛ばされた!!

ルーミア「ばたん牛ン><」

リリカ「えーちょっとそれは流石にないわー('A`)」
かごめ「…南無阿弥陀仏(チーン」
こいし「ちょっとイタズラが過ぎるねお燐!
   ここはこの私が今一度どっちの地位が上か思い知らせちゃる、届け私のサブタレイニアンローズ!!!ヽ( °Д °)ノ 」
リリカ「( ̄□ ̄;)うわ馬鹿止めろなんかいやな予感が」

こいしは地震の構え!

お燐「…ニヤリ」


♪BGM 「死体旅行 〜 Be of good cheer!」(地霊殿)♪


お燐に破壊力ばつ牛ンの一撃!
しかしお燐は気合のタスキで持ちこたえた!


リリカ「やっぱりタスキだー!!\(^0^)/」
こいし「ええいうろたえるなッ一級地底妖怪はうろたえない!
   タスキで耐えられようがどうせ私を一撃で倒す手段などn」

その時お燐の身体が発光した!!!

お燐「ところがどっこいしょー!!
  くらえーあたいの新必殺技!キャット倍返しの術ー!!m9( ゚д゚ )
こいし「( ̄□ ̄;)なにいこれはカウンt」

お燐はカウンターの構え!
破壊力ばつ牛ンの一撃!
こいしは吹っ飛ばされた!!

こいし「これで勝ったと思うなよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!><」


お燐「………えーとさとり様、これで良かったんスかね?^^;」
さとり「問題ありません、よくやりましたお燐(キリッ
   さて例の黒髪の報復が怖いので私はこの辺d(スキマにボッシュート
お燐「(うわあ^^;;;)」


リリカ「……ヘルガーにはアレがあるってあのバカ忘れてるんかい><」
かごめ「ごめんあたしも素で忘れかけてたわ('A`)
   しゃあねえのうあたしで3タテしろとかどんな無茶ぶりだよ全く(捕獲したさとりにウメボシ攻撃」
さとり「( ̄□ ̄;)ひぎゃあああごめんなさいごめんなさい!!」


「相変わらず、ここは楽しそうでいいわね」


かごめ「ああそうだな此処は全く変わらんよ。
   退屈なくらいいつも通り。だが、そのくらいで丁度いいとは思うんよ」
リリカ「えっかごめさん誰と話し…えっ?」


「魔理沙や天子、幽々子までならなんとなくわかるけど、まさか霊夢まであなたにくっついて歩いてるなんて予想すらしてなかった。
…確かに、あなたについていれば少なくとも退屈はしないで済みそうだものね」


「アーモロードでは、何か見えるモノはあったかい?…アリス=マーガトロイド」


「ええ。
でも、まだ私の旅路は終わりそうにない。
その永い旅に出る前に…かごめ、そしてリリカ…決着をつけに来たわよ」






ヤマメ「まあこういうオチでした、と」
こいし「誰があんなカウンターなんて読める!!誰が読めるってんだー!!><
ヤマメ「ヘルガーのタスキカウンター超有名なんだけどね。つかまあ狐野郎も頭から忘れてたわけだが。
   逆鱗撃とうが地震撃とうが返されれば即死のダメージをもらうからね、かごめに交代してパワフルソーラーぶち込んでタスキを潰すのが勝ち筋だったみたいだね。
   因みに後は普通にフレアドライブで特攻して返しに聖剣もらって終わり。というかこの二人の鉢合わせ率本当に高いね」
こいし「そういえば何時だったかも普通にエッジ飛ばされてたねえ。
   記憶が確かならもう3回は鉢合わせてるけど」
ヤマメ「個体値回りがどうなってるかは知らないけど、かごめは最速ドンカラス抜く調整に留めてあるから、実はSVと仮定してS補正性格なら無振りでも余裕で越されるんだけどね(編注:補正あり無振りビリジS実値は140)。
   エッジでもドライブでの反撃を許す程度の火力しかないからね、意地っ張り全振りで帯から超低乱数って程度だし、威嚇入ってればもっと悪いし」
こいし「聖剣もジュエルから飛んで来なかったっけ? それでも耐えられたってどれだけ火力ないのかしら」
ヤマメ「補正かかってもA90なんてそんな高い数値じゃないからね」

ヤマメ「対戦の推移はここまでだね。
   次は一応解説も入れるけど、メインはほぼ裏話になるし顔合わせの紹介もここでしておこうか」



ラウンド3っぽいもの
ルーミア(ゲンガー@黒いヘドロ) ポエット(トゲキッス@オボンの実) ゆうか(フシギバナ@ラムの実)
控え:こいし(オノノクス@ドラゴンジュエル) かごめ(ウインディ@パワフルハーブ) コーデリア(ネオラント@神秘の雫)
相手(人形使い)
れいむ(トゲキッス@光の粉) アリス(フリージオ@気合のタスキ) まりさ(ポリゴンZ@多分強化系のなんか)
相手控え:ラムパルド、エルフーン、ハッサム


ヤマメ「これもう双方本気で殺し合いをする構えしか感じないねこれ。
   ある理由から選出上、どうしても処理しとかないといけない系統の相手が幾人かいたんだけど…そこが焦点になるんかね」
こいし「んーと、私結構厳しいよね。
   アリスには何も出来ないハッサム相手も舞って地震で強引に落とすくらいしか対処法がないから起点にされる可能性もあるし」
ヤマメ「強いていえばかごめの通りが微妙にいいかってところかね。
   ただ、枠的に先発で出て仕事をするとなるとどうしても厳しいところはあったんだ。
   相手にしてみても結構どれも重いことには変わらないし、どちらとしても先発が一番困ったんじゃないかな」
こいし「見返してみると、天恵キッスでゴリ押してどうにかしたかった的なところもあるっぽいねえ」
ヤマメ「まあ、一番堅実な手だね。
   でも、向こうもルーミアが身代わりを搭載していることを知っている。まず電磁波を当てられないことには話にならないからね」
こいし「あっそうか、スカされれば10万二発で勝負決められちゃうもんね」
ヤマメ「ただ相手も恐らくは粉持ち、ひょっとしたらがあるから怖いところさ。
   そこまで踏まえてて解説はここまで、次に続くよ」








♪BGM 「戦乱 紅炎は猛り白刃は舞う」(SQ4)♪


「来るべき時が来た、というべきかね。
…それよりお嬢、あんたこっちに居ていいのか?」
「こちらで見ていた方が面白そうですもの。
とは言っても、メンバー次第では妖夢にはほぼ出番がない気もするわ。
相性が悪いもの」

かごめの傍らに腰かけ、困ったように笑う幽々子。

「…だが多分、あたしにも出番はあるまい。
先生とは一度じかに手合わせしてみたかったが…強引に出ていこうとするならゆうかりんとリアルファイトしなきゃならん。
面倒にも程があるってな」
「じゃあ、やはり」

かごめは頷く。

「だが…幽香さんも解っている筈。
個人の意地に拘っているようなシーンじゃないってことくらいは、ね」


幽々子もその言わんとしていることの意味を悟った様子だ。
しかし、呆れた様な表情で溜息を吐く。

「それってでも、矛盾してる気がするわ。
幽香を戦わせることと、幽香と共に戦って勝つのと、イコールじゃないってことになるのよねそれだと」
「そこまで解ってるんだったら説明の必要もねえと思うんだけどな。
大丈夫だと思うよ…きっとそれは、誰よりも幽香さん自身が望んでる事なのかもしれねえんだし
「それも…そうね」


その視線の先で、幽々子を同じように溜息を吐くメルラン。

「本気でそう言っているなら、正直私に何を言えっていうのかね」
「ごめん、お姉ちゃん…でも」
「…解ってるわよ。
けど、あなたに御しきれるつもりでいるなら、その考えは捨てたほうが無難じゃないかしら」
「へえ、随分な言われようね。
あなたの中では、私達はすべてリリカの手綱の下で戦うことを強要されなきゃならない、そういうことなのかしら?」

普段と変わらないトーンで響くその声には、何時になく鬼気の様なものすらにじみ出ている。
その異様にメルランは一瞬たじろぐものの、すぐに勝ち気な表情を作って抗するように吐き捨てる。

「そう言ったつもりはないわ。
けれども、大切な妹をおいそれと地雷原へ散歩に連れだせるほど、のん気な姉でいるつもりは私にもないわよ」
「あなたが何を勘違いして何を気取っているかなんて、関係のないことよ」

幽香はそれを気にした風も無く、ふたりの目の前を通り過ぎていく。


「私が事前に受けた指示は…………なのだから」


通り過ぎる間際、訊いたその言葉にメルランの顔から一気に血の気が引く。
はっとして傍らの妹を見やると、そこに見る妹の表情は…彼女も初めて見る様なものだった。

「そうだよ…そんなことなんてする意味がないんだ。
アリスだってきっと、やる事はきっと変わらない。
予感がするんだよ、これはもうトレーナーとトレーナーの力量が勝敗を左右する試合にはならないって…!
「リリカ…あんた、まさか」

リリカは険しい顔のまま頷く。


「私は一切指示は出さない。
私達が培ったモノの答えが、きっとそこに見える筈だから」






そして、こちらでもメルランと同じように、血相を変える人物が一人。

「アリス…お前それを正気で言っているのか!?」
「ええ、トチ狂ったつもりはないわ。
…まあ、これまでの私に比べれば大分酔狂な事を言っている、そうは思うけど」

あまりに落ちつき払ったその言葉に、二の句が継げずにいる慧音。
困惑しているのは慧音ばかりではない、妖夢や文(ふみ)すらも、どう言葉を切りだせばいいのか逡巡している状態だった。

「いいんじゃねえのか。
…正直、かごめの奴を長く見てるとどうしてもそういう気分になっちまうことだってあるだろうよ。
一種の伝染病だな、しかもとびっきりタチの悪い」

椅子の背もたれに思い切り体を預けて、伸びをしながら魔理沙が言う。

「究極的には結局パワーとパワーがモノを言うんだ。
小賢しいのーみそなんてその前では結局無力なんだって、ようやくアリスも解ってくれたみてえだな」
「寝言は寝てから言うモノよ、魔理沙。
その力を振るうのもやはり究極的には知なくしてあり得ない。
…金竜戦の話は私も聞いているのよ。悔しいけど、多分正面切って戦ったら今の私では彼女にとても敵うとは思えない。
母様が一目置くわけだわ、間違いなく「昔の幽香」よりもずっと強いかも

一瞬、呆気に取られ言葉を失う魔理沙。

「けれどアリス、そうするならあんたもその、あの花妖怪よりも強いかも解らないかりちゅま大王を相手する可能性があるって考えてない?
正直言わせてもらうけど、私でもだいぶ手に余る…ううん、勝てる気がまったくしないわ。腹は立つけど」
「そうだな、ポケモンとしてもこちらはかなり炎技の通りがいい。
物理ウインディなら最も警戒すべきは定番のフレアドライブだが…最近ここを出入りしているらしいサニー達の話では、かごめの奴がインファイトやパワフルハーブ経由でソーラービームを使ったらしいとも聞く。
つまり、私達の知っているのとは型そのものが違っているという事…読み次第だが、対応を誤れば最悪あいつ以外を拝むことなく全滅させられるぞ」
「それは大丈夫だと思うわ。
私のカンが正しければ…多分彼女は…藤野かごめは絶対に出てこない。
それだけじゃない、必ず出てくるであろう顔ぶれも、なんとなくわかるの。

私がリリカの立場なら、必ずこのメンバーで行くだろうという顔ぶれが」
「その上で私達で行く…あんたは、そう言いたいのね?」
「ええ」

霊夢の言葉に頷くアリス。


「結局のところ、私達の意地の張り合いなのよ。
単純だけど、それ以下でもそれ以上でもない。
だからこそ、きっとそこに大きな意味があると思うの」