〜冒険者ギルド〜
リリカ「流石にアレですね、ここから先は回復なしではつらいし何よりこいしの介錯がアレ過ぎるのでそろそろ封印を解きたいのですが><」
こいし「えーなにいってんだよーここからが本番じゃn」
幽香「仕方ないわね、いいんじゃないかしら。
そもそもこれ以上その無意識と一緒にいたら何時か本当にそいつ埋めそうだわ…まぁ本音言うと丘の様子も気になるし、悪いけど私と葉菜はこの周回ちょっと抜けさせてもらいたかったのよ」
葉菜「私も今のところ必要なさそうだしねー。
それにそろそろ別の仕事も生まれそうな気配だし^^;」
リリカ「うっ…正直幽香さんはいて欲しかったんだけど…そういうことだったら仕方ないなぁ^^;」
こいし「( ̄□ ̄;)ちょ!!つーか私を無視すんなー!!」
幽香「ふふっ、お世辞がうまくなったこと。
私はまた次の機会に暴れされてもらおうかしら」
葉菜「私は戻ってこないけど、代わりに別の人に同行してもらうよう頼んでみるよ」
リリカ「そうですか…残念だけど駄々こねられてもかなわないから、この後もこいしも同行させざるを得ないのが悲しいわね…。
レティさんとフランにも悪いけど、あなたたちも今回はお休みで。
ポエット、チルノ、ルーミア、またよろしく頼むね!」
ポエット「らじゃーりょうかい!><ノ」
ルーミア「任されたのかー^^」
チルノ「やっと最強のあたいの封印も解けられたね!」
狐尾奮戦記19話 世界樹の声
先生「えーというわけで本日はお日柄もよく」
智子「いやーのっけから解説やり慣れた感じで唐突にはいられても困るんですけどねせんせぇ?^^;
我々とて何気に幕間だのいろいろなところでちらほら登場しているので、空気感みたいなのは解ってるんですけども」
透子「いうてトコ、あんたそもそも登場当初名前違ってるしな、あたいが言うのもなんだけど。
桜草トリオのうち二人がやけにぐったりしてるから今回はあたいはいるけど、一応自己紹介しとき」
ふたり「「えーめんどくさいなー」」
透子「( ̄□ ̄;)ハモんなそこで!」
先生「ハイハイ仕方ないですねえ…どうもSCP-1045-JP(狐ログの姿)です」
透子「いやいやいや確かにそうだよそうなんだけどさ。
あたいはあんたをただの日本支部収容オブジェクトのリージョンフォームとして扱ったらそれはそれでコモンズ的にOKかどうかわかりかねる」
先生「細かいですねえ…まあ、いいですけども。
クラスの皆さんこんにちわ、先生の名前はたn…じゃなくて今の名前は天袖敏狐といいます(*^-^*)
今ではいろいろあって、とってもえらい狐の神様から新しい体をもらって妖怪としてこの世界に異世界転生した、ピッチピチのキツネチャン系新人国語教師です!
皆さん仲良くしてくださいねー(*^-^*)」
透子「あーうん間違っちゃいないんだけど」
智子「SCP-1045-JPのTaleでなんかファーストネームが決まってしまってて、狐野郎は田中先生を半ばオリジナルで取り込もうとしてたつもりでいたのか随分頭を悩ませてたらしいわね。
漢字表記はされてなかったから、『としこ』の音に合わせて今の字を当てたというのが真相なのよね」
透子「んまーここの敏ちゃんセンセは酒好きの不摂生でいろいろだらしねぇ挙句エロ狐と化してるとかいう設定あるからなあ」
先生「( ̄□ ̄;)とーこちゃんそこはオフレコで!!
また転生前みたいに子供たちに嫌われちゃうわっ!!」
智子「手遅れだと思うけどなあ。
っと、私は水森智子。名前は変わったけど、倉野川の話でも少し顔を出してた、とーこの幼馴染やってます。
いろいろあって教育学部経由で教育実習に出たとき、敏ちゃん先生が副担任してるクラスに入って、そこにいたのがゆりちゃん達だったという関係になるのかしら」
先生「というか今更だけどその呼び方はどうにかならないのふたりとも?
一応私にもなけなしの威厳というものがですね」
透子「(無視)というわけでゆうかりんさん達が抜けてポエットさん達合流みたいだね」
智子「(無視)まあめちゃくちゃ便利だけどドチャクソ厄介だからね、介錯。
クリア後のレベルままで3人だから今までよりずっと安定するとは思うけど。
海都も四層最初のミッションは簡単だったけど、深都も「お前らちょっと祭祀殿に行って、そこにある碑文でも読んで来い」って感じでボス戦もないよ」
先生「無視しないでよー!><」
…
…
リリカ「それはいいんだけど…私さ、アマラントスの花を取りに行った時その場所行ったんだけど、それらしきものは一切見当たらなかったんだけど…」
オランピア「おおう、そりゃあそうですとも。
その碑文を読むには仕掛けがありまして…『イブン・ガジの粉』ぁ〜!!>▽<ノシ」(←ドラえもん調で)
(SE:「ふしぎなくすり」/上野圭一feat.SATOEの出だし数秒くらい;←)
全員(ジト目でオランピアを見ている)
オランピア「この粉はですねー、なんと見えないモノが見えてくるという不思議な粉なのです…あ、いやまぁ、ごめんなさい真面目に説明しますんでドン引きせんといてください^^;」
実は『碑文を読ませる』といいつつ、その場所で『あること』をするのにこの粉が必要になるんです。
確かにリリカさんのおっしゃったように、そこに『碑文』なんてモンは存在しないんですよ。
最初にあなた方が深王様の協力者になっていれば、もっと違った形でそれを体験することになったとは思うのですがねー」
リリカ「どういうこと?」
オランピア「あなた方がかつてアマラントスを採集したその場所へ行って、粉を使えば解るでしょう。
隠された真実の多くは苦い…されど人は真実という響きを追う。
触れれば苦いとわかっていても…うーん、我ながら詩人な一言ですねえ^^」
ポエット(最後の一言さえなければキマってたのに…^^;)
〜少女移動中…第四階層B15F 祭祀殿広間〜
リリカ「アマラントスの花は…ここの中央部だったわね。
しっかし…深都の目的地も、海都の目当てのモノも同じ場所にあるなんて…何かマヌケね」
ポエット「めちゃくちゃ言いますねリリカさん^^;
オランピアさんの言うには、ここで例の粉を使えということですが」
リリカ「なーんかさぁ…あいつがあの調子になってから、どうもあいつのやること成すこと何もかもが胡散臭いのよね。
これも下手に吸ったりしたらいろいろヤバいことになりそう…って、あれ?」
こいし「枯れ樹に華を咲かせましょ〜^^」(粉をそこいら中に撒いてる)
リリカ「煤i ̄□ ̄;)ぎゃああああああああジョウト地方でこいつが何したかすっかり忘れてたああああああああああああ!!やめろこいしいいいいい!!!」
こいしが粉を周囲に(やたらめったに)振りまいた瞬間、不意に視界が歪み明滅する!
そして正面の壁の絵の下から、その前の空間に不思議な文字が浮かび上がってくるのが見える。
ポエット「これは…!」
リリカ「ひゃああああああああ無かったものが見えてきてる〜!ヤバいー!なんか超ヤバいいいいいいいいいいい!!><」
ポエット「お、落ち着いてくださいリリカさん^^;
オランピアさんが言ってたのは、きっとこのことですね」
ルーミア「でもこれ、何て読むんだろ?
今まで見たこともない字なんだけど…」
訝しがる少女たちを他所に、謎の文字が明滅する。
すると、不思議なことにその脳裏に直接声が響いてくる。
『やっときたか!おそい!!><』
全員(ずっこけてる)
『いや〜ホンマ待ちわびとったで〜。
ウチは…まぁ自分の名前ももうよう覚えてへんし、【世界樹】いうてくれればええねん。
んまぁ、ザイフリートのタコから既に聞いとる思うんやけどなぁ』
リリカ「( ̄□ ̄;)ちょ!わざわざ大げさな仕掛け作っといてオチがこれなの!?
つーかなにそのフランクな態度!!」
『ん、まぁウチが寄越したオランピアがそうであったように、ウチも正直堅っ苦しいのホンマは苦手やねん。
せやけど、代々の王にウチが神託みたいなもんを与えてやるんにこういうのもあかん思うとったもんでな。
初めてしばらくしてから、思ったより肩の凝る作業でちぃっと後悔しとったんやけど…あんたらがあの真祖をやっつけたっちゅーか…そいつの望みをかなえてくれたによって、ウチにもその必要がなくなった。そのことはまず、おおきにな』
チルノ「なんだよ…それ…!
だったら!あんたの所為で深王もオランピアも…あのフカビトだって!」
ルーミア「それだけじゃない…今まで、深都を目指してきた冒険者たちも…!
どれだけの命が失われたと思って…!!」
リリカ「待ってふたりとも、落ち着いて!」
感情をあらわにする二人を押しとどめながらも…リリカとて、心中穏やかなわけではなかった。
世界樹は沈黙の後に、またゆっくりと『言葉』を送ってくる。
『わーっとる…あんたらにも言いたいことは色々あるとは思うねん。
ウチはオランピアに、極力冒険者たちを殺さんように追い返してほしいと、それだけは固く命じとった。
せやから、この子もウチの協力者だったケトスの力を借りて、ヤツの【調べ】で冒険者たちの記憶をいじくり…海都に何されるかわからんかったから、他の地方へ飛ばさせたんや。
…けど、完全に【事故】をゼロにはでけへん。
あそこの【古代魚】…あれは【魔】の眷属。
奴らは本能で人間の血肉を求める…あんたらの知る【ムロツミ】の連中みたいに、アレにやられてもうた冒険者も、少なくはない…!』
「…ここだけは謝ります…わたし、あなたたちを利用して、あのクソ魚たちをズタズタにしてやりたかったんです。
本当はあの袋小路に出たところで、ケトスに眠らせる手筈だった…ですが、あの魚共は、そこをいつしか『エサ場』と認識してしまった。
カナエさんや、そのお父さんを殺した魚共も…奴らは狡猾です、わたしを既に覚えてしまっていて、わたしが奴らを始末しようとしても姿を見せない。
あなたたちの力を見込んでのことだったんです」
リリカの脳裏に、海嶺でオランピアと話していた時の記憶が過る。
-誰か信用の置け実力のある…そう!!みなさんのような方々に聞いてもらいたかったのです!!!-
その後の振舞いを鑑みても、何をいけしゃあしゃあと、と思ったのは確かだ。
しかしチルノは言っていた。
あの古代魚たちを斃して戻った後に…オランピアは、わずかにうれしそうな表情を見せたようだった、と。
それに。
「そういえば…クジュラさんは言ってたね。
あんたを追っていた衛士で生きていた人は、後遺症を残すほどのケガではなかったと」
リリカの言葉に、オランピアは頷く。
「あそこの海竜達は、みんなケトスの部下ですから。
加減はしてもらいましたが、当たり所が悪くて、何人か死なせてしまったのだけは申し訳なかったです。
ケトスも覚悟はしていたようです…あなたたちと闘って自分が命を落とすとすれば、それが自分にできる彼らへの償いであると…言っていました」
『アイツにも悪いことをしてしまったな。
そして…ウチがザイフリートを【タダの戦争の道具】に変えてもうたのを後悔したように…フカビトの真祖もヒトと心を通わせたことで、自分のあり方ゆうのを苦悩した末…あんたらに討たれることを望んだ。
それは…ウチにとっても計算外の出来事ではあったけど…嬉しい誤算やった。
あのけったいな【邪神】が生み出した存在であっても…その他の生命と分かり合うことが出来るんやと思って』
そこからは…リリカたちの意識はさらに深い世界へと没入し…文字ではなく、『言葉』が直接頭に浮かんできた。
『ウチはそもそも、この世界の存在ではないねん。
洒落た言い方すれば…他の世界で、星々を育む【星渡り】の連中と一緒に、星に生命を与えて見守るのが役目やった。
その世界にいる【星喰】という、折角育て上げた星々を食い散らかすけったいな連中と闘いながらな。
あるとき、その【星喰】の一匹が、ウチらが開けた【星の道】の外へでて、こっちの世界へ行ってしもた。
ウチらのいない世界で、そんなもんが暴れてしもたら…ウチは仲間たちに別れを告げる間もなく、ヤツを止めるべく後を追った。
お互い、気の遠くなるような年月を追いつ追われつ…滅ぼした星の命が失われるごとにアイツは力を増し、それを追うウチの力は弱くなっていった。
ウチがこの星までヤツを追ってきたとき…ウチは奴が本格的な活動を始める前の休眠に入ったところを狙い、残った力でウチ自身を封印のメインパーツにして、ヤツを動けなくしたんやけど…それで手一杯やった。
覚醒を始めたヤツは、ウチを倒すための先兵…人間が【フカビト】と呼んでた連中を作り出したけど、ウチにはそれに対抗できる存在を作り出すだけの力は持ってへんかった。
せやから、ザイフリートに対抗の為の知識を与え、フカビトや【邪神】に対抗する兵器と成すしか道は残されてへんかった…』
「世界樹の与えた知識と力は強大すぎて、並の人間であれば耐え切れずおかしくなってしまう…ザイフリート様は、類稀なる超人的な肉体と精神力で、それでも何年も記憶と心を保ち続けたんです。
ですが、その強すぎる思い故に、修羅となってでも使命を果たそうとしたゆえに、あのようなことになってしまわれた。
ウソをついたわけではないですが…『白亜の供物』を求めていたのは、あの兄妹だけじゃなく…わたしでもあったのですから」
『せやな、この子がそう動いてくれて…あんたらが、真祖の血を受けた海都の姫を救い、ザイフリートの記憶を取り戻させた時…ウチはウチの成すべきことをせな、そう思った。
ウチの総ての力であの【邪神】の力を相殺できる今のうちに、ウチそのモノを術式としてアイツの精神に埋め込み、強制的に永遠の眠りにつかせる…そのことで、この星にヤツを封じてしまおうと。
そうすれば、もうザイフリートやグートルーネ、そしてフカビトの真祖のような悲しい運命をたどるモンはおらんくなる…総てが丸く収まんねん』
「世界樹」の「言葉」は、少しづつ明滅を弱くし始める。
それは、彼女の力もおそらく限界に近付いているということ…すなわち、自分自身を完全な封印そのものとして邪神を封じる、その時が近づいていることを示していた。
『ウチが封印そのモノとなれば、こうしてもう誰かと【話す】事も出来なくなる。
そうなってまう前に…あんた達に会えてよかったわ。
ザイフリートはあんたらに、出来れば【邪神】を討って欲しい思ってるようやけど…あんたらはそれに縛られる必要あらへん。
せやから、あんたらの思うまま好きにやり。
ウチにそれを決める権利はあらへんしな』
その言葉が終わるか終らないか、リリカ達の意識は暗転し…気づくと元の儀式の間にいた。
粉の効果が失われたのか、それとも「世界樹」の意識が消えてしまったのか…傍には、何時の間にやってきていたのか、オランピアも同じようにして立ちつくしている。
その姿は心なしか、寂しそうにも見えた。
「…『世界樹』は…あなた方がどう思われたか解んないッスけど…そんな悪い方じゃないんスよ。
本当は、あの『邪神』とだって、争わずに共存できる道を探してたのかも…あたしはそう思うんです。
でも…アレは破壊欲の権化…星々の命を食らい飲み込むこと、その欲望だけの存在。
同質の存在が、また他の世界にもいて…そこでも大きな被害をもたらしたとも聞いています」
「総てを飲み込む…それって」
「『虚無の永遠』。
かごめさんや紫さん、私達すらを飲み込もうとした…総てを滅ぼす者…!」
険しい表情のまま二人は顔を見合わせる。
(止めなくちゃ。
私たちがそれを成せるか解らない。
でも…ならばせめて、いずれこの『厄災』を滅ぼす礎を…紫さんが、そうしたみたいに)
強く握りしめた手に、彼女は期した。
…
…
先生「『碑文を読め』といいつつも、実際は『世界樹と交信する』というイベントですね。
イブシ・ガジの粉というアイテムは、元ネタがクトゥルフ神話らしいんですけど…ここでは世界樹との交信が出来る海都の王族以外の人にも、一時的に世界樹と交信できるようになるアイテムという位置づけなんでしょうね」
智子「超ネタバレになるけど、その裏ボスがクトゥルーというかハスターというか、そんな感じのSAN値直葬的ななんかだしね。
そうすると世界樹の立ち位置ってノーデンスとかの旧神なのかしら。
香澄ちゃん曰くただのカカシなゲートキーパーの元ネタが、クトゥルフ神話の蕃神じゃね?説もあるんだけど」
透子「確かに蕃神もロボット的ななんかだっていう設定あった気がするけどね。
タイトルからしてVってクトゥルーネタ気持ち多い気がしなくもなし」
先生「まぁとにかく世界樹の言い分としては『魔(邪神)の眷族であるフカビトの野郎が、この俺様を滅ぼすために海都の人間を自分の仲間にしちまってお前ら冒険者を利用してるんですわ?お?』みたいな感じです。
真ルートエンドまで行ってしまうと世界樹や深王のいう『フカビト憑き』が姫様であることは解っているはずなんですが、どうも世界樹も深王も『姫がフカビトの血を受けちゃってるよ→じゃあもうあいつ敵だしぶち殺しておk』みたいなところがあってどうもアレです。
つーか星海の欠片をもらえるときのオランピアの態度を見ても、実はすべての元凶は世界樹だったんじゃないかねーみたいな」
透子「実際、海都ルートED後に登場する別ボディ?のオランピアと深都で会話すると、冒険者というかプレイヤーを心配してくれるような言動が結構あるよね。
このログでは基本幻想郷の妖精みたいな性格がベースになってるけど、案外そっちの方が『キャラクターとしてのオランピア』の素に近いのかも知れないね」
先生「あと言うまでもないですが、このログの世界樹の色々は8割がた作り話です。
こちらはXをプレイした上でそのネタをかなり混入してます…が、Vの世界樹と邪神両方が別の世界から来たっぽいのは、世界樹自身もそう言ってるんで」
智子「アマラントスが毒草で、フカビトが力の源としているということもミッション報告後に深王から聞けるのよね。
このルートではヒキョウなとんずらで私たちをゲートキーパーにぶつけたクジュラが、それを回収していたらしいことが聞けるわ」
透子「実際は紙防御でリスキーなショーグン単独行なんてしたらケトスまでたどり着けるかどうかすら怪しいんだけどねえ」
先生「というわけで『姫の籠る白亜の森へと通じる転移装置が祭祀殿の一番奥にあるので、それを見つけて場合によっちゃ制圧して来い』というミッションが発動します。
海都ルートのそれと全く同じで、行く場所も同じなのですが…」
…
…
〜海洋祭祀殿B16F〜
クジュラ「とうとうここまで来てしまったか…というか、早いなマジで^^;」
リリカ「まースタートのレベルがレベルでしたしねー^^;」
クジュラ「でっすよねー^^;;;
とはいえ…お前たちとは出来るなら戦いたくはにいのだが、俺も姫様には逆らえぬ…お前たちがこれ以上進むとなればやむをえまい。
せめて俺自らの手で(愛すべき少女たちである)お前たちを斬ってやる」
クジュラはわずかにつらそうな表情を見せるが、やがて意を決したのかゆっくりと刀を構え、リリカ達との間合いを詰め始める…。
ポエット「いや、そう言ってくださるのはうれしいんですが…なんか微妙にみょんなニュアンスがあるような^^;」
ルーミア「奇遇だね、私もだよ」
チルノ「うー…うー…あたいもなんか戦いたくないよー…どうにかならないかなぁ…」
リリカ(うっわ、こいつは気づいてないんかい…こりゃああの人の本性なおさら話すわけにはいかないなぁ^^;)
クジュラな半ばヤケクソ気味に剣気を放ち、リリカ達へ斬りかかる。
しかし、次の瞬間人間離れしたスピードで一つの影が割りこんで、それを受け止めていた!
オランピア「あ た し 参 上 !! >▽<」
それは、両肘に備え付けてあった戦闘用のアームを展開した、完全な戦闘形態のオランピア。
呆然と立ち尽くすリリカ達に、オランピアは首だけ振り向いて場違いなくらいのイイ笑顔で、普段通りの場違いな明るい声で告げる。
オランピア「さーて、今回はこういう展開になっちまいましたが、この紅いロリコンはあたしめに任せて皆さんはちゃっちゃと白亜の森逝っちまってください^^
うちらみたいに決戦兵器的な幻獣とかも持ってないでしょうし〜」
オランピアはそのままの体勢でクジュラに対して凄まじい圧をかけている…。
リリカ「なんつーか軽いホラーシーンだけど…まぁアイツアンドロだからと思うと納得できるシーンだなぁ^^;」
チルノ「うおーすげー!!流石に最強のあたいでもあんなんできねー!!><」
リリカ「いやー出来たらダメだろーあれはー^^;」
リリカ達は鍔迫り合いを続けるふたりの横を悠々と通り過ぎる…。
クジュラ「くっ…こいつもこいつで実際ヤバイ級であることは知っていたが…!
仕方あるまい、もしやられてしまっても俺を恨んでくれるなよ我が愛する少女たちよ…いでよ、シン!
その娘たちを止めるのだ!!」
オランピア「( ̄□ ̄;)なんですと!?」
ルーミアとこいしは不意に気配を感じ、無警戒に転移装置に触れようとしたチルノを突き飛ばす!
そこへ、天井近くから五尋(約9メートル)はあろうかという超巨大サイズのハマグリが落ちてきた!!
茫然とそれを見やるリリカ達を他所に、その大ハマグリが口をあけると、そこから不思議な靄が立ち込め始め、楼閣の幻と人ならざる雰囲気を放つ妖艶な美女が現れる…。
リリカ「な…なんなのこいつ!?」
クジュラ「そいつは蜃(シン)…有事の為、東国で捕獲し連れてこられた幻獣だ。
いずれ深都と戦う最悪の結末を迎えてしまった時の為、用意されていたモノ…出来ればこのような局面でお前たち相手に使いたくなかったが…!」
チルノ「しん?」
ポエット「何百年も生きた末に蜃気楼を作り出す能力を得たハマグリの妖怪ですね。
蜃気楼は現在でこそ空気の成分と光の加減により、離れた土地の景色を見せるというこの現象と明らかになっていますが…かつては、この妖怪が吐く息によって引き起こされると考えられていたそうですよ」
チルノ&ルーミア&こいし「へーそーなのかー」
リリカ「幻を見せる…ってことは、精神攻撃をメインにしてくる可能性がある、ってことか…!」
ポエット「恐らくは」
クジュラ「…一応その通りだ、と言っておくぞ。
シン、出来るならその娘たちを殺してくれるなよ!お前の幻で眠らせて済ませてくれればそれで良い!」
オランピア「ちっ、厄介な生き物を!!
だったらあたしのパゥアーであのけったいな二枚貝をズタズタに」
クジュラ「いや、それはさせんぞ
俺は生身の美少女であれば、人外であろうと何の問題もなく愛することができるが…貴様のような産業廃棄物には殺意しか浮かばん!
貴様はこの俺が微塵に砕き散らし、先にリリカたちがスクラップにしたゲートキーパー共々後腐れなく洞窟の溶岩に沈めてやるぞ!!」
オランピア「むう…あのようなバケモノ姫は性対象にしてやがる分際で、この永遠に近い美少女である深都の一級アンドロであるあたしをディスるとはいい度胸してやがりますね…!(#^ω^)
あんたこそ八つ裂きにして巨大ライギョの餌にしてくれるわー!!」
シンと対峙するリリカ達の後ろでクジュラとオランピアが激しい剣戟の音を響かせ始める!
ポエット「な…何か聞いちゃいけない系の単語がおふたりの声で聞こえてくるんですが^^;;」
リリカ「あー気のせい気のせい、空耳ですから^^
じゃあ私達もちゃちゃっとこいつを倒してしまいますか。
チルノー、介護陣形張るよー」
シン「( ̄□ ̄;)」
…
…
透子「出たね、このゲームのレーティングを無駄に引き上げてる説のあるあいつが」
智子「長澤原案だと、この煙っぽいのもっと薄いうえに範囲狭かったり、しかも肌も肌色に塗ってたらしいよ」
先生「うーん…私的には人外って解る肌の色って好みじゃないんですけどねえ…」
透子「あんたのねじれた性癖なんて知ったこっちゃねえよ(キリッ
というわけで深都ルートだとここからボスが変わる。シンのスペックはこんな感じになるね」
深都ルート第四階層ボス シン
HP12420 弱点・耐性特になし/頭封じ・脚封じ・腕封じに弱い
妖艶な微笑み(頭) 全体に混乱を付与
嫉妬の吐息(頭) 全体に呪いを付与
薄幸の背中(頭) 全体に腐敗を付与
冷たい眼差し(頭) 全体氷属性攻撃
霧のはごろも(頭) 5ターンの間自身の全属性防御力をアップ
悪魔のキッス(頭) 全体に無属性ダメージを与え、与えたダメージ分HPを回復する。対象が状態異常なら通常の5倍のダメージを与える。
智子「うーん、この」
透子「キリンが封じのオンパレードなら、こっちは状態異常の見本市だね。
ヤバいのは薄幸の背中の腐敗毒からの悪魔のキッス。
毒自体50ダメージ前後とかなり痛いが、そこに悪魔のキッスを重ねられると即死級のダメージが飛んでくる」
先生「機序がややこしいせいか腐敗はV限定の状態異常となりましたが、ランダムで感染していくってのもまためんどくさいんですよね。
こっちから仕掛けると、感染という余計な要素があるせいか同程度の毒を撒いた方がはるかにダメージが出せるわけで」
透子「腐敗を撒く手段が鍛冶か、ビーキンの不定形生物召喚ぐらいしかないけどね。
HPはキリンより少し少ないがまあ、誤差レベルだし弱点ないのも一緒だけど」
智子「状態異常って時点で介護陣形取ってるとめちゃくちゃ楽になると」
先生「なくても予防を二人で張れば向こうが異常撒きで手一杯になるという」
透子「ほんそれ。
あとHが頭を封じた時点で何もできなくなる」
智子「あ、全部頭技なんだこいつのスキル」
透子「5ターンごとに霧のはごろもを必ず使ってきて、HPが半分を切ると悪魔のキッスが解禁されるけど強烈な攻撃はめったに飛んでこない。
キリンも弱かったけどこっちも負けず劣らず弱いね。何しろ封じ耐性がザルなんだコイツ。
第四層ボスっておハルのせいもあって弱いってイメージ強いけど、否定できないのが悲しいところだね」
…
…
リリカ「よーし、今こそこの技の見せ所ね!
ファイナル騒霊が一人二人三人…ファイナル分身ッ!!><ノ」
リリカは分身の構え!
リリカの分身(?)が現れた!
分身(?)「よっしゃ封印が解けられたああああああああああああ!!><」
リリカ「( ̄□ ̄;)えええええええええ!?
ちょ、ちょっと何してるんだよルナ姉!?」
分身(ルナサ)「何してるって…私は可愛いお前のことが心配で心配で…(;´Д`)
何時かこんな機会があったらどんな形でもいいからお前の力になりたかったんだよ〜><」
リリカ「そ、それはいいんだけどさぁ…メル姉は?」
ルナサ「あのめるぽは無縁塚のソロライブめぐりが忙しいんだと。
ったく…私達の可愛い末妹がこんんんんなに苦労しているというのにッ…!!」
リリカ(私のことを心配してるってのは本音だろうけど…要はヒマだったんだねルナ姉^^;)
ルナサ「お前の目論見は解っているぞ、普段はTP消費の激しいメテオの負担を軽減するために分身でダークエーテルを使うためだろうそうだろう!
だが安心するがいい我が愛する妹よ!この私の鬱パゥアーがあれば何の心配もにい!!><ノシ」
ルナサはスペルカード「ソウルメランコリー」発動!
鬱の音色に操られた暗黒の魔力が周囲に充満する…。
【システムウインドウ】このターン、ダークエーテルの効果で後列のTP消費が無視されます。
ルーミア「もとからTP消費があまりない私が受けても意味あまりないねー^^;;」
リリカ「まーこの場合ほぼメテオ専用のスキルみたいなもんだしねぇ…^^;;;
それじゃあ気を取り直して行ってみますか…契約により我に従え、永劫の紡ぎ手、星の巫女。
来たれ星辰の輝き、天罰の光陰!天空彩る悠久の光、十重二十重に渦嵐の衣となり、万象悉く主の懐へと還せ!
いっくよー、星符「スターダストテンペスト」!!」
リリカはメテオの構え!
飛来した隕石群がシンめがけて降り注ぐ!!
シン「…!!!><;」
クジュラ「( ̄□ ̄;)おおう!?なんじゃありゃあ!?」(←のん気に見物中)
オランピア「ごく普通の攻撃号令でブーストしてからのダークエーテル経由のメテオと関心しますが以下略」(←のん気に見物中)
こいし「…いや、あなた達も戦いなよ^^;」
リリカはさらにメテオの構え!
飛来した隕石群がさらにシンめがけて降り注ぐ!!
シン(…ばたん牛ン><)
クジュラ「ぬう…四方やシンが討たれるとは…!
やはり見せる幻が美少女ではなく美女だったのがマズかったか…!」
リリカ&オランピア「いやそれは多分関係ない」
こいし「いやでも裸に巫女服羽織るとかじゃなくてせめてスク水か競泳水着だったら解らんかったかもねえ…」
リリカ「関係ねえよそんなのに惑わされるのはあんたくらいだろ自重しろ崖下無意識」
こいし「( ̄□ ̄;)うっわワンブレスで否定された!!」
…
…
透子「実際メテオってどんなもんですせんせぇ?」
先生「うーん…依存はTECなんだけどまずエーテルマスターは乗らない、当然他の属性マスタリーも乗らない、勿論エーテル圧縮も乗りませんし、大体にしてヒット数がめちゃくちゃ不安定なんですよねー。
一応壊弱点なら特異点は乗りますが、十全に火力を出そうとするならウルフハウルやイーグルアイなどのデバフ、狂戦士の誓いやチャージといった物理火力を上げる手段が欲しいところで。
あ、あと消費TPめちゃくちゃ重いです。1振りでも星術1の5倍ぐらい持ってかれますね」
智子「ナインスマッシュや五輪の剣のようなロマン枠か、基本は」
先生「分身ダークエーテルで踏み倒せるといっても、そのダークエーテル自体の消費も重いとか、分身してまでやる意味あるのかとかいろいろ扱いづらいスキルですね。
前提も重いですし」
透子「あたいたちは普通に一騎当千でタコ殴りしてるだけだからね。レベルも実質50ぐれえはあるわけだし
剣虎を呼んだはいいけど、あいつ普通に反撃しかしないからすぐに戻させてオオワシに切り替えた程度かね?」
智子「マジでなんでボスへ当たり前のように即死通るのかしらねこのゲーム」
透子「ビーキンについてはまあ、その初動の遅さを考えてもWとかのミスティック感覚で使うのがいいのかも知れないねえ。
ちな、うちらのレベルとスキルはこんな感じかな」
百合花
トリックスター★(10)
突剣マスタリー★(10)
幸運の女神3
リミットブースト★(5)
インザダーク1
ハンギング1
潜伏★(10)
軽業2
忍法猿飛3
忍法霧隠3
香澄
刀マスタリー★(10)
食いしばり★(5)
血染めの朱槍3
士気回復1
介錯★(5)
明星1
精神統一3
一騎当千★(10)
潜伏★(10)
忍法猿飛3
忍法霧隠2
智子
練気の法★(10)
行者の利益3
血返しの法3
行者の功徳1
ヒーリング4
リフレッシュ6
バインドリカバリ6
リザレクト1
火渡りの行1
リィンフォース1
王たる証1
攻撃の号令5
防御の号令3
ファイアアームズ1
フリーズアームズ1
ショックアームズ1
涼花
獣の心★(10)
獣王マスタリー★(10)
獣たちの友情3
捨身の心得U5
ビースト帰還1
大鳥召喚1
大蛇召喚1
土竜召喚1
剣虎招来★(10)
盾マスタリー3
槍マスタリー1
ラインガード1
リバイブ1
敏ちゃん先生
エーテルマスター★(10)
炎マスタリー5
氷マスタリー5
雷マスタリー3
特異点定理★(5)
露ターンエーテル★(5)
炎の星術1
炎の連星術1
氷の星術1
氷の連星術1
雷の星術1
ダークエーテル★(5)
エーテル圧縮★(5)
解体マスター1
キャンプマスター3
収穫マスター1
智子「剣虎と介錯振り切ってるのはほんとアホかと」
透子「いやまあ本当にそれな。
ちなみに百合花はここの先、我流の剣術取りに行くようだな」
智子「余裕あったら竜狩りとか行きたいけど、敏ちゃんセンセがなんかの先見術取るのと涼ちゃんがガード1色極めるの、どっちが先になるかしらねー」
先生「それはさておき、この後第五階層の樹海磁軸まで行ってそこから深都へと戻り、ミッションを報告。
そこで深王から王家の証をもらえば先に進めるようになるので、白亜の森に引きこもっている姫様の討伐という最終ミッションを受領して、第五階層に向かいます
このミッションを受けたら、いよいよ二周目もクライマックスですね(*^-^*)」
透子「もう五層なんだな次は。長えんだか短えんだか」