ポケモン対戦ログ(2010.6.20/6.21) その2前編
はな者「第二ラウンドはっじまるよー!!\(^0^)/」
ポエット「何なんですかそのテンションの高さは一体…^^;」
はな者「単なる気分だから気にしないように。
さて、本来はこれに関して、狐は本音言うとどう扱ったものか悩んでるらしいのよ。
問題は相手のポケモンにあってね」
ポエット「何か不都合でもあったんですか?
そもそも種族値で言えば、準禁止伝説級よりも種族値合計の高いポケモンだってすでにいっぱい出てますし」
はな者「それに関してはラストで触れましょう。
結果も結果だったし、その上でこういうこと言い出すとかお前絶対忍者だろ(ry的な話になっちゃうことは確定的に明らかだし」
ポエット「はぁ」
はな者「あとどうでもいいことだけど、この日初参戦となったプテラ、此処では変更後のNNにしてあるわ。
元々は「ロリックス」ってNNだったんだけど」
ポエット「なんか以前もそんなことがありましたっけ^^;
ロリックスっていう名前も随分変わった名前だけど」
はな者「刃の翼ロリックス、マジック・ザ・ギャザリングのレジェンドドラゴンクリーチャーの名前ね。
3赤赤赤の6マナ6/5飛行速攻という結構なスペックを持ってた強力なレジェンドだけど、当時の赤はもっと優秀なクリーチャーが居たしね…レジェンドだから場に一枚しか出せないし」
ポエット「オンスロートブロックのゴブリン強かったですからねえ^^;
狐の人も群衆追いを解禁直後のシングルレートが安いうちに速攻で4枚抑えたそうですが」
はな者「群衆追いはどう見てもスペック的におかしかったけど、当時赤速攻はネタの域出なかったから気づかれるのが遅かったと言うか、活躍できるフォーマットがまだ構築されてなかったと言うかそんな感じだったから、モノ好き以外は手は出さなかったってことかしらね」
※うんちく
ゴブリンの群衆追い/Goblin Piledriver(ON) 1赤、クリーチャー-ゴブリン、1/2
プロテクション(青)を持っているため青のバウンス(場に出たカードを手札に戻させる系の嫌がらせ呪文カード)に強く、挙句他のゴブリンが一緒に攻撃に参加すると、その1体につきターン終了時まで+2/+0の修正を受けると言う非常にゴブリンデッキ向けのレアカード。その攻撃能力は、群衆追い2体で攻撃すると各々3/2の攻撃力で殴りに行くという具合であり、当然一緒に殴りに行くゴブリンが増えれば攻撃力は際限なく上がってゆく(狐の経験上、パワーが2ケタを突破することも結構あった)。
オンスロート発売直後はシングル売り単価500〜700円程度だったが、オンスロートブロックで強力なゴブリン(スカージのゴブリンの戦長、包囲攻撃の司令官など)が追加されるとゴブリンデッキは一気にメジャー上位レベルの攻撃力を得るに至り、エースアタッカーである群衆追いのシングル単価も一気に1000〜1500円に高騰。品切れも当然起こり、ショップによっては2000円以上の値がついていたこともあった。
狐がオンスロート解禁当時、このカードを1枚引き当ててその危険度に気付き、薄給のバイト暮らしの身でありながら即日3枚シングル買いしたが、単純に狐は赤単や緑単の速攻が好きなだけであったためそうでなかったら見向きもしないカードなのは言うこともない(←
はな者「でもって、ミラディンブロックが解禁されると弧炎撒きという怪物が…つーか刃の翼にしたところでキャラ的に接点もなかったし、結局は最近ご無沙汰のブロントさんもいるからリューサンってことにしたらしいわ」
ポエット「リューサン…えっと、呉の将軍にそんな名前の歌が大好きな方が居たような^^;」
はな者「解んないなら幕間見ときなさい。
さ、前置きはここまでにして本編逝ってみてくださいね。
あまりに話引っ張り過ぎて前後編になったけど^^;」
観客席の目立たない一角に、こそこそと様子をうかがう影ふたつ…
「ふーん…あいつまた、雨パの選択肢増やしてきたのね」
「根っこの方はあまり変わってねえみたいだけどな。
でも珍しいよな、お前がこうやってこっそりとあいつらの様子を見に行こうとか言いだすなんて。
…だったらもっと堂々としてりゃいいような気もするけどなぁ」
「っ…とりあえず見るだけはみたし、これで帰り…」
その二人の足元にスキマが開いた!!
「「( ̄□ ̄;)きゃあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」」
かごめ「まぁ折角来たんだからちっとは遊んで行きやがれ、っと。
はーいスキマに二名様ごあんなーい^^」
♪BGM 「地霊達の帰宅」(東方地霊殿)♪
アリスと魔理沙はスマキにされている…
リリカ「え…えーっと…すいませんかごめさんこれ一体どういうことなんでしょうか?^^;」
かごめ「いやな、船長が暴れ出した頃にふと反対側を見たらなーんかこそこそとしてるのを見つけたんでな」
魔理沙「…別に悪気はなかったのぜ…ただ、アリスがどうしても見たいって駄々こねるから…。
しかも今回は参加しないって言った以上堂々と入るのもみんなに噂されて恥ずかしい〜とかいうから…」
アリス「んなこと何時言った!!><
ま、まぁ確かに体裁は悪いから正面切っていくのはやめようとは言ったけど…忍び込むって言ったのはあんたじゃない!!」
かごめ「やかましいストロベリってんじゃねえよこのリア充レズコンビが。
第一そういう根性はお姉さん非常に気に入らないなー此処は筆舌に尽くしがたい罰を与えたい気分だなー^^^^
…おい崖下獣二匹、そこのストロベリってるリア充ども、お前らの好きにしていいぞ」
そら「ヒャッハアアアアアアアアアアア封印が解けられたアアアアアアアアアアア!!!」
ポテト「イエス!オレ犬だから顔を舐めさせろ!ついでに下着の匂いも嗅がせろ!!!」
魔理沙「( ̄□ ̄;)うわあなんだこいつら!?」
アリス「きゃあああああああああ寄るなケダモノスカートの下に入ろうとするなあああああああ!!!><」
ポエット「あー…その、えっと…(おろおろ)」
諏訪子「…止めたほうがよくね?^^;」
さとり「正直あまり関わり合いになりたくないんですけどねぇ…」
10分後
霊夢「…で、この忙しいのにこのリア充コンビの落とし前をつけさせる為にわざわざ呼びつけた…ってこと?」
アリス&魔理沙「(返事がないただの屍のようだ)」
かごめ「まぁ簡単に言うとそうなるな。
どうせお前そんなに忙しくないだろ、このところ異変らしい異変は起きてねえんだし」
霊夢「裏を返すとあんたたちみたいなのが好き勝手やってる時点で十二分に異変よ。
ったく…まぁいいわ。あんた達には何時だったかの借りも返しておきたかったしね。
ほらそこ、呆けてないでさっさと正気に戻る!」
霊夢は二度蹴りの構え!
魔理沙とアリスは我に帰った!
魔理沙「ぐわっ!?」
アリス「きゃっ!?><
いたた…何すんのよも〜…って霊夢どうしてここに!?」
霊夢「そこの黒髪に呼びつけられたのよ。
つーか行くなら行くでもっと堂々としてればいいじゃない。
何だったら私もヒマだったんだから誘いなさいよ気が利かないわね本当に」
魔理沙「え〜やだよ折角アリスとのこっそりデートに何でお前まで」
霊夢「…っとに最近特にいい性格してやがるわねあんたは…(#^ω^)
向こうさんはあんた達がナメタ態度を取ったことでタダで帰す気はなさそうよ。
そうなればやることは解ってるわよね?」
かごめ「いや別にケダモノ共けしかけて大いに笑わせてもらったからそのまま帰っても」
霊夢「あんたは黙ってろかりちゅまの親玉(#^ω^)
兎に角!このまま帰るのも癪…じゃなくて、折角来たんだからついでに軽く暴れて帰るわよ!
一応ヒマそうにしてたのに声かけて来たからさっさと対戦の準備なさい!!」
静葉「……で、あんたもか^^;」
雛「(何故かズタボロになって縛られている)うう…私はただ人里に厄を集めに来ただけなのに〜><」
ポテト&そら「(賢者タイムで悶絶中)」
ラウンド2
自分(リリカ)
リューサン(プテラ@王者の印)、レティ(マンムー@気合のタスキ)、G・そら(トゲキッス@ラムの実)、こまち(ラプラス@オボンの実)、しずは(リーフィア@カムラの実)、ゆうか(キノガッサ@毒々玉)
相手(アリス)
まりさ(ポリゴンZ)、ひな(マタドガス)、アリス(アグノム)、れいむ(トゲキッス@光の粉)、?(ここでは伏せ)
幽香「…で、わざわざ私まで呼びつけたわけ?」
霊夢「どうせあんたもヒマでしょう?
減るもんじゃないし偶には付き合いなさいよ」
幽香「マジな話すると結構いろいろなモノが減る気はするんだけど…まぁ良いわ、偶には暴れたい気分だし」
静葉「(所詮は似た者同士かこいつらは^^;)」
こちらの先鋒はリューサン、相手はなんだかよくわからないものに超進化している程度の白黒です。
魔理沙「さーって、成り行き上仕方ねえとはいえ、やるからには本気でやらせてもらうぜっ!」
アリス「あれ…?
向こうの人、なんだか…何処かで見たことがあるようなふいんき(ryなんだけど…」
リューサン「?
俺の顔に何かついているかい?」
魔理沙「(顔って…なんだかよく解らねえ兜みたいなのでほとんど見えねーじゃねえか^^;)
いや、何か知り合いにふいんき(ryが似てると思っただけだ、気にしなくて良いのぜ。
…気を取り直していくぜ、星符“グラヴィティゲー…」
♪BGM 「ターゲット 〜赤い衝撃〜」/和田 光司♪
リューサン in the Sky!!!
魔理沙「何ッ!?」
アリス「速い…それになんて跳躍力なの!?」
リューサン「フッ、この跳躍力こそエースたる竜騎士の必須条件である!!^^」
魔理沙「エース…だと…!?
それって確かブロントさんが言っていた…!?」
リューサン「ほうブロントさんは流石に謙虚なナイトであるなこのエースの素晴らしさをわk」
魔理沙「…んや、寿司屋に行ってもガリしか頼めないくらい肩身の狭い立場にいる紫のプラモでカワイソス(´;ω;)とか聞いたけど」
リューサン「( ̄□ ̄;)YOUはSHOCK!!!
…鬱だ詩嚢(空中でorz)」
リリカ「何やってんのよちょっと!^^;
いいから例の技を使って、じゃないと相手の思うツボだよッ!!」
魔理沙「無駄だぜリリカ…そいつがそうやってるスキに、もう飛んでいられなくしてやるぜ!
星符“グラヴィティゲート”!!」
魔理沙は重力の構え!
魔理沙が解放した魔力の場に捕われてリューサンは地面に叩きつけられた!
リューサン「オウフ」
こいし「( ̄□ ̄;)ギャーリューサーン!!!」
さとり「あなたのそれ汎用性利くわね…^^;
しかし、何でしょうあの技は…初めて見る技ですが」
かごめ「重力…だと!?
拙い!そいつをとっととひっこめろリリカ!」
リリカ「えっ…」
魔理沙「ちいとばかし遅いぜ!
いくら素早さが高くても、これで私のスペルから逃げられなくなる…食らえ、コールドインフェルノ!!」
魔理沙は吹雪の構え!
致命的な致命傷!
リューサンは雪に埋もれてひっそり幕を閉じた…
さとり「これは…!」
かごめ「…重力は天候技やトリクルのように場全体に作用する技。
5ターンの間、総ての技の命中率が大幅にアップし、尚且つ飛行タイプや浮遊特性持ちに地面タイプに技が当たるようになる…!」
レティ「へえ…しばらく見ないうちに随分大層な技を身につけて来たわね。
しかもこの私の目の前で冷気属性魔法を操って見せるとは…」
霊夢「え…なに、アレ…!?
以前見たときと全然雰囲気が違う…しかも、今は夏なのにどうしてあいつがこれほどの妖気を!?」
魔理沙「全然不思議がるこっちゃない。
チルノですらああなんだ、レティの一人や二人、何を仕出かしてきてもおかしくはないぜ…!」
アリス「ええ、それに、るりから聞いていた通りだわ。
…感謝するわよ霊夢…彼女を連れて来てくれたことをね!」
レティはスペルカードを使った!
寒符“リンガリングコールド”発動!
レティは雪なだれの構え!
アリス「タイプ上多くのポケモンの弱点を突けるマンムーの攻撃力は確かに脅威…でもね、受けられるポケモンはいくらでもいるのよ!
魔理沙、下がって!雛に代わるわ!」
魔理沙「…成程、了解だぜ!」
逃げる魔理沙を追う雪なだれは代わりに入ってきた雛にヒット!
しかしあもり効果がないようだ…
レティ「ちっ…こいつは…!」
さとり「…拙い!
確かに、マンムーは高い攻撃力と、弱点を突きやすいタイプを併持する強力なポケモンだけど…マタドガス相手では…!」
かごめ「……常識的に考えればそうだな。
高物理耐久、しかも特性が浮遊だから地震が通らない…もうひとつのメインウェポンである氷の物理技であれを突破できるほどの高火力はなく、サブの岩はタイプ不一致。
おまけに大鐘楼の火(鬼火)が入れば終わる…が」
アリス「(よし…重力状態なら鬼火はほぼ100%通る。
一体この短い間に何があったかは解らないけど…残念だけどレティ、あなたを暴走させるわけにはいかないわ!)
雛、鬼火よ!あいつの手を完全に止め…って、どうしたの雛!?」
雛は真っ青な顔でステージ上でふらふらしている…
その頭には一本の槍の石突きが当たっているようだった
アリス「なっ!?
何なのアレ!?何時の間に!?」
リューサン「…ふ…ふふふ…一流のエースはタダでは転ばぬ…!
最初に俺が何もしていなかったと思ったら大間違い…場にアンゴンをばら撒かせてもらったぞ…!!」
アリス「アンゴンですって?
確か、ブロントさんが言っていた竜騎士のスキルの一種だったと思うけど…」
アリスはポケモン図鑑で場の状況を確認する…
アリス「(…ステルスロック!
厄介なモノを…でもそれだけで雛がこんな状態になるのはおかしいわ…一体、どうして)」
静葉「あら、あの子が回ってないなんて珍しい」
さとり「様子がおかしいですね…一体どうしたんでしょう?」
かごめ「(笑いをこらえている)」
さとり「…?(第三の目発動)…ぷっ!!^^
そうか、そういうことですね!
リリカ!相手の特性と、今の場の状態を考えて!チャンスよ!!」
リリカ「(相手の特性と、場の状態…?
それって…)」
リリカはレティとふらふらの雛の向かい合ったフィールドを凝視する
そしてリリカに電流走るっ…!
リリカ「…っ…あははははは!!^^
そっか、そういうことなんだ!
レティさん、最大パワーで地震を!多分一発で沈められるわ!!」
レティ「えっ!?
だって相手の特性は…」
リリカ「大丈夫、私を信じて!」
アリス「(一寸待って、考えるの、考えるのよアリス!
なんかもしかしたらとんでもない見落としをしてるかも知れない…。
えーっと、多分あのステロは最初のターンに撒かれたことは間違いな…最初の、ターン…?)」
雛はふらふらになりながらそれでも鬼火を撃とうとしている…
その足はしっかりと地面についてしまっている!!
アリス「( ̄□ ̄;)きゃああああああああああしまったあああああああああああああああああ!!!」
レティ「そうか…わかったわ!今は“浮いてない”のね!
食らいなさい、怪符“テーブルターニング”ッ!!」
レティは地震の構え!
破壊力ばつ牛ンの致命的な致命傷!
雛は厄の力を失って成仏した…
雛「ああ…刻が見える(^q^)(ばたり)」
アリス&魔理沙&霊夢「( ̄□ ̄;)ギャーヒナサーン!!!!」
かごめ&ルーミア&チルノ「(笑い転げている)」
さとり「…(超笑いをこらえている)…うくく…まさかこんな罠が待っていようとは…っ!!^^^^」
文「策士策に溺れると関心するけど何処もおかしくないですな。おお、厄い厄い^^」
初手からの推移。
リューサンが速さを生かしてステロをばら撒いたターンで、魔理沙は重力を発動してきます。
魔理沙は吹雪など命中に難のある高火力を、実数値200にも達する特攻からぶっぱしてくるのでコレの補助として持たせていたことは想像に難くありません。
重力は飛行タイプに地面技が当たるようになるだけで、タイプ相性には影響されないためにリューサンは吹雪で沈められてしまいます。岩なだれも撃っていたんですがこれでひるんでくれればまだ何とかなったかも…。
以前の対戦で貂蝉ミロカロスに電磁砲をぶっぱしたというウワサも聞いており、押してくると見てレティさんの反撃雪なだれで埋めてやろうと思ったら此処でドガス雛に交代。
マンムーの氷/地面という組み合わせは多くの強力なポケモンの弱点を突き、尚且つ素の攻撃力の高さで押し切ることも可能…なのですが、特性で高火力の地震を受けず、素の物理耐久も高い上に鬼火や大文字まで撃ってくるマタドガスとタイマン張っても勝てる確率はかなり低いです。
なので普通なら交代すべきなのですが…此処で「開幕に魔理沙(ポリ乙)が重力を使った」ことがポイント。
重力で特性を無効化されたマタドガスは、普通に弱点で超威力になる地震をまともに受ける羽目になります。
なにしろHP防御Vで防御補正性格&HP極振りのドガスまで乱数一発でもって行く(ただし防御に28以上振ると確定で耐える)という破壊力、ステロを食らっている状態で耐えられる筈がありません。
実はこの時のあまりにもおあつらえ向きな状況に、重力の効果をわざわざ攻略本で調べなおしてたのは超秘密w
アリス「な…なんてこと…前もなんかこんなことがあったようなorz」
魔理沙「あのときはまぁ、お前もあいつらのこと大分ナメてたしなぁ…^^;
まぁやっちまったことはしゃあねえよ、兎に角、あいつをどうにかしないと拙いぜ…!」
霊夢「(その原因作ったのはあんただろ、って言いたいのは山々なんだけど…黙ってた方が吉かしら)」
♪BGM 「the Grimoire of Alice(非想天則)」/あきやまうに♪
アリス「…そうだわ、魔理沙の云う通りよ。
やってしまった事を悔やんでも仕方ない…受けて駄目なら、潰せばいい!」
アリスは魔法陣を展開して一体の人形を召喚した!
ポエット「あの人形…なんかアリスさんに似てる…?」
幽香「…そうね、昔のあの子とそっくりだわ。
まさか、自分をモチーフにした戦闘用人形を作ったのかしら」
アリス「ええ、あんたの云う通り…この人形は私自身。
この子が私の昔の姿を取っているのは、私自身があの頃の真っ直ぐな気持ちを思い出したかったからよ…!
そして」
「人形のアリス」が複雑な印を高速で結ぶ…
アリス「奉霊の時来りて此へ集う鴆の眷族、幾千が放つ漆黒の炎!」
アリスの詠唱と共にその足元に描かれた魔法陣から強烈な炎の魔力が噴出する!
レミリア「ちょ…なんなのあの魔力!?
似てるけど、ハドラーの極大呪文とも…かごめの奥義魔法とも違う系統の技…!?
強いて言えばあれは、パチェのロイヤルフレアに似てる…」
パチェ「…間違いないわね…ロイヤルフレア同様使い手の限られる、失われた炎の大魔法。
未熟な青二才かと思ってたけど、あんな大それた技を持っていたとは」
アリス「燃え尽きろ、レティ=ホワイトロック…紅の大魔法“カラミティブラスト”ッ!!」
放たれた暗黒の業火がレティに襲いかかる…!
人形のアリスは大文字の構え!
破壊力ばつ牛ンの致命的な致命傷!
ポエット「レティさん!!」
幽香「……途轍もない威力だわ。
昔のあの子でも十分危険な威力だったけど、まさか…これほどとは」
魔理沙「おお、おいアリス!やり過ぎじゃないのか!?
いくら紫達の結界があると言っても…!」
アリス「…死なない程度には加減したつもりだわ…でも、あのくらいやらないと私には彼女を制する自信がない…!」
魔理沙「アリス…?」
「…嬉しいこと言ってくれるじゃない。
社交辞令だったとしても、あなたの口からそんな言葉が出てくるなんて少し感心したわ」
♪BGM 「クリスタライズシルバー」(東方妖々夢)♪
アリス「ッ!?」
爆炎の中からレティがアリスの人形にめがけて飛翔する
その手には…千切れた気合のタスキ
アリス「そんな!まさかタスキを彼女に!?」
リリカ「マンムーの弱点の多さは承知の上、保険は持たせて無駄になることはないからね!
レティさん、重力が残るのはこのターンで最後だよ!」
レティ「おっけー!!
吹っ飛んじゃいなさい、もう一丁…“テーブルターニング”!!」
レティは地震の構え!
相手のアリス人形は機能を停止し…同時に場の重力は正常に戻った
文「アグノムの特性も浮遊ですが…まぁ重力下で大文字が当たると言っても一撃で相手を落とせなかった時の耐久のなさは致命的ですなぁ」
かごめ「全くないわけでもないんだけどな。
ステロのダメージ食ってる上にマンムークラスが一致高火力をぶっ放してきちゃ、そりゃあどうにもなんかも知れんけど」
レティさんはステルスロックの上に氷の礫でサポシに深手を追わせるも退けるまでにならず、はんげきのトライアタックで快進撃にストップ。
しかし魔理沙も変態カラスの捨て身(?)ダイビングを受けて吹っ飛ばされてしまいます。
そしてへんたいはりキッスvs鬼巫女天恵キッスというトゲキッスが双方に並ぶ事態に。
因みにこのグレートそら、はりキッスにもかかわらず特攻補正性格&特攻Uというスペックなのに攻撃技は捨て身タックルオンリーという酷い技構成です^^;
そら「( ̄□ ̄;)魔女っ子の次は巫女さんだと!?
何だこの至れり尽くせりは!?けしからん実にけしからん責任者でてこいタイホするぅ!!><ノシ」
魔理沙「うう…ヘンなカラスにまた汚された…死にたい('A`)」
アリス「( ̄□ ̄;)気を確かに持って魔理沙あああああ!!」
霊夢「ったくあいつらは…。
にしても、何なのかしらあれ。
見たところ普通の鴉なのに、当たり前のように口利くし…妖怪には見えないけど」
そら「ウヒョオオオオオオオオオ!
届け俺の愛!スウウウウウウウパアアアアアアアア天使のキイイイイイイッス!!」
霊夢「(ぞわっ!!)」
グレートそれは天使のキッスの構え!
しかし総毛立つ悪寒に霊夢はひらりと身をかわした!
そら「……チッ、惜しい」
霊夢「(ヤバい…なんかこいつ確定的にヤバい…!
妖怪じゃない?のにこいつだけは絶対に生かしてたらダメだ系の何かがあるッ…退治屋としての私のカンがそう言っているッ…!!)」
ポテト「おおおお…何故あいつばかりあんないい目を見てるんだ…!orz
俺も魔女っ子や巫女さんにモフられてえ…どさくさにまぎれて胸に顔埋めたり顔思いっきり舐めまわしてえ…(血涙)」
さとり「決まってるじゃないですか、ポケモンとしてはあの子の方がはるかに戦力になるからです(きっぱり)」
ポテト「( ̄□ ̄;)ぎゃああああああす面と向かってはっきりそう言われるとショックでけええええええええ!!
で…でも感じちゃう…くやしい…!!(ビクンビクン)」
霊夢「というか下手すれば…(ちらりと魔理沙の方を見る)」
魔理沙「(目が死んでいる)」
アリス「しっかりしてまりさああああ〜!!><」
そら「ヒャッハアアアアア届けマイハアアアアアアアアアトオオオオオオオゥ!!」
霊夢「冗談じゃない、殺られる前に殺れっていう名台詞があるわ!!
行けっ、陰陽玉ッ!!」
霊夢は原始の力の構え!
突進してきたそらへカウンター気味に破壊力ばつ牛ンンンンの一撃!
そら「=o)´3`);。。ブーッ」
さらに原始の力の効果で霊夢の総ての能力がアッポした!!
リリカ「なっ!?」
アリス「よっしゃ来た!メイン原始の力の効果来た!これで魔理沙の敵を討てる!!
霊夢、構うこたないわ!その原生動物以下のクソ変態鴉を八つ裂きにしちゃいなさいッ!!!m9( ゚д゚ )」
霊夢「そ、そこまで言うか…^^;
でもそいつを行動不能にするってことは異存はないわ!」
霊夢の強大な法力が、彼女を中心に渦を巻くっ…!
霊夢「神霊“夢想封印”ッ!!」
霊夢は神通力の構え!
へんたいカラスグレートそらをズタズタにした!!
そら「( ̄□ ̄;)デストローイ!!!」
さとり「所詮悪は滅びる運命です…」
リリカ「ちょ!どっちの味方ですかさとりさん!!
…いや解らなくはないけど^^;」
そら「( ̄□ ̄;)HYYYYYEEEEEEEEEEEEEEEEあんまりだアアアアアアアアアアア!!!」
こいし「復活早っ!!」
霊夢「…危なかったわ…これで潰せなかったらどうなってたか…。
しかし、思った以上にタフだったわね」
「そりゃあそうさ、そいつ自身もポケモンには詳しいみたいだからねえ。
煩悩からの発想とはいえ、結果としてプラスに働いてるんだからそこだけは感心するよ」
霊夢「…!?」
霊夢が気配を感じて振り向くと…そこには巨大な鎌を振りかぶる小町の姿…!
霊夢「(ちっ…距離操作能力で回り込んだの!?何時の間に!?)」
小町「悪いがこれでチェックメイト…食らいな、“死者選別の鎌”ッ!!」
小町は冷凍ビームの構え!
しかし霊夢は体勢を崩しながらも陰陽玉を放った!
お互いに破壊力ばつ牛ンの一撃…だが、霊夢だけ裏世界でひっそり幕を閉じた…
小町「…ちっ…入って来たときのステロのダメージもあったろうに…あんたの図太さも大したもんだねえ、霊夢」
さとり「これで四人目…でも、おかしいわ」
こいし「何が?」
さとり「八雲紫の結界は、確かに私の能力に制限をかけている。
でも、それでもこの場にいる人数の把握だけなら…存在を把握するだけなら可能」
さとり「…それなのに…相手の場にはアリスの人形をカウントしない場合、四人しかいない」
静葉「やはり、急だったから人数を揃えられなかったってこと?」
幽香「…まさか、霊夢がいかにのん気でも、私が対戦相手に立つと知らなかったわけでもないでしょう?
まして、私がわざわざアリスの側に立つとでも思っていないでしょうし」
静葉「……仮にあなたをカウントしても、一人足りないわ。
まさか四人で私達に勝つつもりだったとか、そういうナメタ事を考えてたのかしら」
かごめ「いや、どうやらおいでなすったみたいだ。
こいつが最後なら…確かにこれ以上の後続は用意してくるまい…!!」
さとり「えっ?」
「ほう、どうやら総崩れのようだな。
こちらの不甲斐なさよりも、相手がそれだけ強かった…ということか?」
霊夢「(半分凍ってる)…つつ…あんたどれだけいい身分なのかしら。
とっとと来いって言ったのに、もう少しであんたが来なくて負けを宣言されても文句言えなかったんだからね…!」
「フッ、まあそう言ってくれるな。
私にとっても初めての経験になる…やり過ぎたら面目ない故、先方にも伝えてくれよ…!」
アリス「あ…あなた…!
ちょっと霊夢、これは確か規約外よ!?
確か取り決めではそのポケモンと、スカーフカイオーガだけは使用禁止なのよ!?」
霊夢「は〜?そんなこと私聞いてないですしおすし〜。
それだったらあいつとあんたの説明不足でしょ?
…第一、こんな馬鹿げた力を持ってる奴、これ以外に取れる姿もなかったような気がするしねー」
アリス「た…確かに私もそう思うけど…!」
かごめ「んー…まぁ、別にいいんじゃねえか?
ルールブックの変更ならしてやってもいいさ。
GSルールでは既に解禁されてるんだし、そんなケチくさいことを言ってても始まるまい」
さとり「ちょ…!」
アリス「そ、それでいいのあなた!?」
かごめ「元々そいつやスカーフオーガ禁止って言いだしたのは、まだ対戦について色々不慣れな面もあって、そんなところにんなバケモノ共を持ちこむのは手製のエアガンでサバゲーやってる所に実弾の自動小銃持ちこむようなもんで勝負以前の問題だった、ってのがあってな。
それに…むしろ、今のリリカがそいつに対してどう向かっていくのかあたしにも興味があるでな…!」
さとり「そ…そんな無茶苦茶な…」
幽香「いいじゃない別に。
私も彼の力には興味がある…強いことが解りきっていて「だったらお断りだ」なんて、みっともないの極致だわ」
静葉「ったく…実際に戦わなければならないのはあなただけじゃないってのに…。
でも、何もせずに尻尾巻いて引っ込むなんて、確かにいい気分じゃないわね。
…それに、双方にとって腕の見せ所ということには変わらない…決して理不尽じゃないと思うわ」
さとり「静葉さんまで…」
静葉「あなたはあなたの判断にもっと自信を持って、そして何より…私達をもっと信じなさい、リリカ。
いかに相手が強大な力を持とうとも、私達とてむざむざやられるつもりはない…!」
小町「やれやれ…これじゃああたいも尻尾巻いて逃げるわけにいかなくなっちまったじゃないか…。
ここまで来たら一丁、やってみるとするかね!」
リリカ「……うん!」
かごめ「っつーことだ!
紫!あんたどうせ見てるんだろ!
ルールブックの記述修正、ちゃんとしておいてくれよ!!」
♪BGM 「夜が降りてくる 〜 Evening Star」(東方萃夢想)♪
スキマが開いた!
紫「まったく…唐突なルール変更は正直勘弁してほしいんですがねぇ…私が言えた義理でもないでしょうけど。
…確かに、これだけ参加者の知識・技量ともに充実してきた現在ならば、彼の如き力を持った者でも受け入れないと言うこともない筈。
認めましょう…今後、GSルールに則りミュウツー、スカーフオーガを含めた禁止伝説級、二体までパーティに参加可能…以下の条文を、ルールブックに加えます」
霊夢「ほらあっさり許可が下りたわ。
あの連中にかかればざっとこんなもん」
アリス「ったくもー…。
あなたも御免なさいね、予定もあったろうに」
「気遣いは無用、ロザリーやサニー達も私の戦う姿が見てみたいと言っていたからな。
さて…このピサロの相手になる者よ…この時間をすぐに終わらせてくれるなよ…!!」
(続く)