「……届かなかったか」
叩きつけられた壁にもたれ項垂れたまま、慧音は自嘲気味に笑う。
彼女自身の力を刃に変えるその剣は、戦いを終えた今刃を成しておらず、束のままその手に握られている。
「ごめん、妹紅。
あそこまでやってしまったのに、私は勝つことができなかったよ」
「……私が不死身だからって限度ってあるだろ、痛いものは痛いんだ。
でも…慧音が必死で戦おうとしてたのは解るし、今謝ってくれたし別にいいよ」
そう言って、妹紅は慧音の手を取る。
「輝夜もアリスの説得をあきらめたみたいだけど、いくら私が馬鹿でもいい加減慧音達の言ってる事が解ったよ。
相手にしてみないとわからないモノだってあるんだな。
…勝てるのかな、私達に」
「私は…勝ちたいんだ。
それ自体が、ポケモン戦略のひとつの集大成とも言えるあの構成に。
それが出来た時…私はもっと上の段階を目指す事が出来るような気がしてるんだ」
…
アリス「……で、これの理由を説明してもらおうかしら?(;^ω^)」
輝夜「なにって…見ての通りバンドリよ。
役割論理がお気に召さない、でも勝つための戦略がご入用というなら、多少テンプレでも強力な構築軸を勧めるのが私の役目ですもの」
アリス「別にそんな事しろと言った覚えはねえっつの。
はぁ…向こうにいた時にメルランと一緒になって悪さばっかりしてたって霊夢が言ってたけど、本当だったのね」
ナズー「というか、バンドリって確か補助型のバンギラスを先頭におくんだろう? 電磁波とかステロとかばらまくタイプの。
………この技構成なんかおかしくないか?」
輝夜「そこはほら、遊び心がなきゃ。
てんこちゃんのリクエストもふんだんに込めたら思った以上に面白いことになったようだし」
アリス「あんた真面目に厨ポケ使わせたいのかそれともウケを取りたいのか一体どっちなのよ…」
ナズー「というか今更気付いたんだけどこいつ以前私が本気で酷い目に遭わされた奴じゃないのか、不一致で瓦割りとはいえ4倍弱点耐えるとかいう意味解らん耐久持ってた(´Д`)」
アリス「ああそういえば…私も正直忘れたかったんだけどそれ(しろめ
もっとも耐久に振った600族なんて普通に笑えないから、これで電磁波とステロばらまいて吠えまくってるだけでも十分過ぎる仕事になるんだけどねえ…」
天子「ふふん、あなた達は本当に遊び心がないわね。
吸血詩姫いわく、祭は全力で馬鹿やって楽しまなければならないという鉄則があるというのを知らにいのかよ?」
アリス「その馬鹿をやり過ぎて勝手にネガって天狗に埋められたかりちゅまの親玉をひとり私は知ってるわよ。
ったく…まあ、居座りをどうにかされるような相手がいないなら普通に力で押し切れるでしょうし、やるだけやってみるか…ルナ、スター、悪いけどちょっと頼むわよ」
ルナ&スター「らじゃーりょうかーい♪」
サニー「( ̄□ ̄;)えっ私はぶられるんですか!?ゲッターチームは三位一体じゃなかったんですかやだー!!><」
スター「サニー解って頂戴、真ゲッター1は強過ぎるのよ(キリッ」
アリス「いや別に真ゲッターにバージョンアップなんてしてねえから(´Д`)」
ラウンド4
あいこ(スワンナ@気合のタスキ) レティ(マンムー@光の粘土) みとり(ラグラージ@リンドの実という名の胡瓜)
控え:エスパータイプのイーブイ、草タイプのイーブイ、白い悪魔の進化前
相手(アリス氏)
ドMのてんこさん(バンギラスっぽいの@カゴの実) 真ゲッターライガー(ドリュウズ@多分さらさら岩) 真ゲッターポセイドン(ニョロボン@オボンの実)
相手控え:ルカリオ、サイドン、シャンデラ
てゐ「のっけからネタでお送りしておりますがここから再開です」
藍「最近このパターン多いなあ。
そういえばこのサイドンも押し付けたんだっけ。努力値リセットもできない環境によくもまあ耐久特化なんてふざけた物を」
てゐ「だって普通に攻撃特化されると普通に凶悪なCaved!!!の伝道師が爆誕するだけじゃないか。
あとこいつハハコモリの特化リフブレぐらいなら輝石込みで一発耐える馬鹿耐久だぞ」
藍「本当に何故送ったし。
さて…我々も実は見覚えあるな、ドMてんこ」
てゐ「今ボールシールなんてモノ無いから地味に開幕殺しじゃあなくなってるけどねえ」
藍「3y3sじゃあるまいし…。
実際砂嵐込みの特殊耐久、鉄壁で物理受けとちょっとした格闘でも完封しやがるからな。
今思えば面倒な奴がいたもんだと」
てゐ「スワンナに火力がないのは承知の上だけど、それでもC特化してる波乗りを眠る込みで4発平気の平左で耐えるとかマジで異常だな。
しかも初手撃ち落とすと来たもんだ」
藍「…これだけ耐久あれば施行回数も増やせるしな…何してくるか解った所でもあれ本当にどうしようもないな」
てゐ「もっとも最近は居座ってどうにかしてくる連中にも大分頭を悩まされてたからね。
退いてくれる気がないなら、退かせる手段もいくらでもあるってね」
…
天子「あーっはっはっはっは! さあもっともっと殴っていいのよ!
できればもっとタフな奴がいいわ、砂嵐で倒れるまで何回だって殴ってくれればそれでいいハアハア(*´Д`*)」
衣玖「…うわあマジでウザっ…殴ってやりたいわ本気で」
かごめ「まーわかってると思うけどあんたじゃ火力足りな過ぎるだろ。
愛子だってあの有様だからなあ」
紫「私達がかつてやったこととはいえ本当になんて面倒なモノを…でも、手立ては打ってあるんでしょう?」
かごめ「まーねー。
大体最近みんなみとりの能力忘れかけてるんじゃねえのかな、と」
紫「!
成程、そういうことですか…」
みとりはスペルカードを使った!
禁詩「緋蟲の報せ」発動!
謙虚な天人の周囲にヒキョウな岩が漂い始めたんだが?
天子「何よ、ステルスロックじゃない。
どうせ私別に交代する気もないしーそんなことよりもっと殴ってよ(キリッ」
みとり「…相変わらずヘンな奴だな本当に…。
それとひとつ勘違いをしている、ここにお前が居座っていいかどうかを決めるのは、お前じゃない」
天子「別にアリスだってそのつもりはないんでしょー?
それに私は攻撃しないともいってないわよ」
天子はスペルカードを使った!
乾坤「荒々しくも母なる大地よ」発動!
天子「…ふむ、やっぱりタイプ不一致で攻撃系統振ってない地震じゃこんなくらいよねえ。
私とあんた逆ならよかったのn」
みとり「言ったはずだ比那名居天子、お前の居座りは禁止する!!」
♪BGM 「河童様の言う通り」♪
みとりはスペルカードを使った!
禁域「ノー・エントリー」発動!!
不思議な力が働いて天子は場外へ吹っ飛ばされた!!
天子「( ̄□ ̄;)うおわああああああああああああああああああ!?」
アリス「ほ、吠えるですって!?」
吠えるの効果でライガーが引きずり出されてコケた!
ルナ「わぷっ!?><
でで、でもステロのダメージは全く効いてな」
スター「ば、馬鹿っ!問題そこじゃないわよ!!
天子さんが無理矢理ひっこめられたんだよ!!積んだのが無駄になっちゃったんだよー!!><」
みとり「そういうことだ。
裏がお前らなら恐れるに足りん!覚悟してもらうぞ!」
ルナ「うおおおお死なばもろともー!!><」
ルナは決死のミラージュドリル発動!
しかし地震で吹っ飛ばされた!!
スター「だがここでついげきのポセイドンミサーイルッ!!><」
みとり「( ̄□ ̄;)!!??」
ミサイルはそのままルナを巻き込みつつみとりに致命的な致命傷!
赤河童(とドジっ子妖精)はアワレにもズタズタにされた…。
みとり「うぐぐ…なかなかやるじゃないか…(ばたん牛ン」
ルナ「ナ、ナズェ…オンドゥルウラギッタンディスカ…(´Д`)」
スター「ごめんねルナ、正義を貫く為には犠牲も仕方ないの(キリッ」
レティ「別に裏切っても何にもしてないじゃない。
しかし面倒ね、愛子ももう戦わせられるような状態じゃないし、ここからは私一人で何とかするしかないと…面倒くさいわねえこいつらの相手(溜息」
スター「あーっなにその溜息の吐き方ムッカつくー!!
冬妖怪の分際で大手振って初夏にほっつき歩いてんじゃないわよ水死させたらああああああああ!!!m9( ゚д゚ )彡」
アリス「あーもうあの子は…」
ナズー「どう考えても任せる相手が違ったんじゃないかこれ。
…もっとも、これが決まってくれればもう勝ったようなものだろうが…な」
スターはスペルカードを使った!
流星「コメットストリーム」発動!!
しかし何故かハイドロポンプはレティをすりぬけていく…
スター「( ̄□ ̄;)!!??」
レティ「ダメよ、こういうときはきちんと命中精度の高い技を使わないと。
大技に頼るのは自分の力に自信がない奴か、でなければただの馬鹿」
アリス「今…目の錯覚だったのかしら…?
あのハイドロポンプ、確かに直撃したように…えっ!?」
霊夜「今のを見切るなんて無理よ。
私だってギリギリでやっと見えた程度の動きだもの」
霊夢「回避してたって言うの!?
全然わかんなかったんだけど…」
霊夜「確かタルシスとかいうところではあの妖怪、総重量四十斤(およそ24kg)近い南蛮鎧具足つけてあの動きをやってたらしいからね。
これは遊びだから、あいつも見栄張って最小限の動きでかわせるものだけかわせてるに過ぎないらしいけど…アレが本気出したら、私でも致命打浴びせられるか怪しいところねえ(´Д`)」
…
藍「実は普通にあとがなかったんだろこれ」
てゐ「言わずもがな。
ハイポン当たってたら対あり」
藍「相手が2割の負け筋引いて勝つというのもアレだよなあ。
波乗りだと仮にどうなるんだこれ? あの黒幕なんかかなり面倒くさい調整してるという話は聞いてるんだが」
てゐ「まあ実は一発は耐えられるんだよな。
因みにハイポンも補正あり帯以上で確定になるそうな。一致弱点の高火力でもボンのCくらいなら問題なく耐えるってことだ」
藍「あれっじゃあ負け筋なんてなかったのか」
てゐ「そうでもない、ハイポン食らってると真空波込みで死ねる。
狐野郎はそうそうにジョウトのフロンティア投げたらしいが、少なくともその頃の環境ではアリスが一番ぶっとんた事をしていたといういい証拠であるが」
藍「あー、こっち普通に霊夢が怯みゲーに持ち込んでたから精神的に楽だっただけで」
てゐ「そういうもんかいねえ。
まあ物理同士のタイマンに持ち込めば、いくら耐久特化していたってこっちは600族狩りに定評のあるマンムー、地震の二発で叩きつぶせるからな」
藍「随分昔、マンムーから馬鹿力飛んできたなんて事もあったらしいなあ」
てゐ「スカーフでしか普通使わないけどね、マンムーの馬鹿力。
まあこれもばらしたってか前回触れたけど、地震礫と両壁だからこいつ。マンムーが壁はってくるってのはどうなんかね、結局600族としかぶつからないからあまり見ない気もするんだけど」
…
スター「ばたん牛ン」
天子「ばたん牛ン」
レティ「やれやれ本当に面倒くさかったわねこいつら。
まあちょっとは危なかったかも知れないけど、私正直両壁持ってる意味あるのかしら(溜息」
幽々子「本当にあいつこっち来ると普通に殴りに行ってしかいないわね^^;
暗黒ノ殿のアレとか一体何だったのかしら」
妖夢「あのー…幽々子様。
私も最近知ったんですけど、幽々子様も」
幽々子「別に隠す気なんてないわよ。
でも、あなたにそんな話をしたら、まず間違いなくあなたは私を優先させるでしょ?」
妖夢「うっ…でも、私は」
幽々子「別にあなたが邪魔だとか、そういう事を言うつもりはないわ。
あなただって聞き分けのない子供じゃないんだし、私が一人で行くと言えばついては来ないと思うけど…そうしたらそうしたで、あなたはずっと私のことばかり気にしてしまうじゃない。
だから、黙っていくことにしたの。それだけの話よ。結局物見湯山で終わってしまったけど」
「…おお、幽々子殿ではありませぬか。
しばし姿を見ぬ間に、拙者達と剣を交える立場を取ったと聞いておりましたが、真の様ですな」
妖夢「( ̄□ ̄;)!!??」
幽々子「あら、キバガミじゃない。
あなたこそここのところ見かけなかったけど」
キバガミ「拙者はイクサビトの長の跡目を決める儀式がありました故、しばし霊峰に戻っておりましてな。
これで心おきなく、この地で武を磨く事が出来るようになり申した」
幽々子「それは何よりね。
どうかしら、こっちの暮らしには慣れた?」
キバガミ「八坂様をはじめ皆様方のお陰で、普段に支障の出ぬ程度には。
それに…」
妖夢「( ̄□ ̄;)(びくっ!!)」
キバガミ「……幽々子殿がよく口にされていた妖夢とは、その娘御ですな?
成程、良き面魂をしておる」
幽々子「うふふ、私にとって自慢の子よ。
相手にすることがあったら、遠慮なくやっちゃっていいからね?」
キバガミ「ふっ…はっはっはっ!
相手にとって不足はない…申し遅れたな、拙者はイクサビトのキバガミ。妖夢殿、剣を交える時を楽しみにしておりますぞ!」
妖夢「は…はい…」
妖夢「あ、あの幽々子様…あの牛?のような方はいったい…」
幽々子「タルシスより飛空艇で北に三昼夜、年中酷寒の銀雪に覆われた霊峰に住む、異形の武士の一族イクサビト。
キバガミはその長にして、武神と呼ばれた男よ。
かごめちゃんと静葉が余りにぶっ飛んでたからあまり話題になる事はなかったけど…強いわよ、彼は」
妖夢「はい…気さくそうに見えて、まるで所作に隙がなかった。
…私は…剣に手をかけることすらできなかった…!」
妖夢「幽々子様、ひとつ、お願いしたい事があるのですが」
…
幽々子「…というわけなのよかごめちゃん。
これまでのよしみで、少し協力してもらえないかしら?」
かごめ「いきなりなんじゃいな本当に…。
ってもよお、選出した所で流れ的にどうにもならなきゃ対面を作ることだって難しいと思うのぜ?
別に野試合を組みたいなら、カナさん辺りに頼めば喜んでセッティングしてくれるだろ、今のキバガミの家主ってあの軍神様なんだし」
幽々子「それでもいいんだけどねえ。
折角こうやって顔合わせしてるんだし、時間的にはこれでラストっぽい気配だから少しくらい融通してもらってもいいかなーって」
キバガミ「拙者に異論はござらん。
このような形式はあまり経験はござらぬが…それ故、学ぶべきところも多い。
むしろ拙者からも、お頼み申す」
幽々子「ほらぁ、キバガミだってそう言ってくれてるんだしぃ」
かごめ「ったく…わーったっての断るとあとが面倒くさそうだし。
悪いがどんな結果になってもあたしゃ感知しねえぞ」
幽々子「十分十分、それじゃ、よろしくね〜♪」
かごめ「…本気でキバガミに出番回さないで終わらしたろか」
リリカ「あんた鬼ですか^^;
というか、幽々子さんも出る気満々だよねアレ」
かごめ「今あの食いしん亡霊、刀使ってねえからまだ何とか戦いようあるけどな。
あれ物理に転向したらぞっとしねえぞ、“西行妖”を解放されたら互角に戦える奴が何人いるか」
リリカ「えっ!?
ちょ、ちょっと待ってそれってどういう」
かごめ「できればいるうちにはっきりした全容を把握しておきたかったが…どうせ最大解放もできるんだろうなあお嬢のやるこったし(´Д`)」
リリカ「“西行妖”って…まさか「魔装」…?
幽々子さんが…?」
最終ラウンドですなwwwww
みとり(ラグラージ@草半減のきゅうり) キバガミ(ケンタロス@常時羅刹状態) とうこ(ラプラス@先制の爪)
控えですぞwww:リーフィア、エーフィ、トゲチック
相手(テトラ氏)
おりんりん(レパルダス@ノーマルなジュエル) みょん(ハハコモリ@気合のタスキ) ゆゆ様(ゲンガー@命の珠)
相手控えですなwww:歪みねぇオクタン、グライオン、ムウマージ
藍「おいほとんど先のラウンドと状態変わらないぞ」
てゐ「全くだね、控えの3体が置き物過ぎる(´Д`)
ついでに言うと、これ結構申し合わせはあったんだよね。何処かでみょん吉と牛をぶつける目論見はあったようで」
藍「みょん吉ってなんだよみょん吉って。
それにこっちにも他にまた正体不明の子がいるんだが」
てゐ「何をおっしゃる狐さん何処に鵺が」
藍「そーいう意味じゃない。
…はぁ…こいつとしゃべってると疲れるなあ」
てゐ「私程度でそんな事言われたらかごめや諏訪子相手なんてとてもじゃねえがやってらんねえって。
まあ冗談はともかく、凍子はその筋ではわりと有名な東方オリキャラだな。どこぞの三魔女が有頂天人と氷精のエキスをミックスして生み出した半妖精という設定があるらしい。例によってここではそういう存在であることをいいことにかなり滅茶苦茶な設定が入ってるが」
藍「聞きたいような聞きたくないような」
てゐ「まあここではあるキャラクターの子孫で、氷の妖精と人間のハーフってことになってるがね。
フルネームでは蒼井凍子、勿論元の設定では名字ないよ。ついでに言えばSQ3ログの前半で暴れてたアンナの弟子にあたる氷の魔導師見習い
で、かごめの所の娘とは学校の先輩というポジションやね」
藍「そういえば何時だったかかごめが連れてくるかどうかって言ってた中に名前があった気がするなあ。
てことは、そこそこ強い力は持ってるってことなんだね」
てゐ「結論から言えば大したことしないで終わったので実力未知数で終わりました(キリッ」
藍「( ̄□ ̄;)おいこら!!」
…
…
お燐「あんた動きだすと厄介だから初手猫だましにゃああああああん!!><」
お燐は猫だましの構え!!
みとり「…意外と堅実だなあこいつ。
でもまあ、私も正直あんたと張り合うつもりはないんだ…真打ちに出てもらわないと」
お燐「( ̄□ ̄;)にゃっ!?」
お燐は何者かのオーラでおどろきすくみあがっている…。
「そのような小手先の技では拙者を制することなどできぬ。
お主の全力を見せてみよ!このキバガミ、容赦はせん!!」
幽々子「相変わらず無骨ねえ。
まあ、それが彼のいいところでもあるのだけど」
お燐「(ガクガクブルブル)おおおのれっそんなオドシでこの一級火車のあたいを制した気になるんじゃないよこの牛野郎!!」
幽々子「…あなたの周りだけ地震でも起きたのかしら?^^;」
お燐「やかましいわこうなりゃやけくその裏キャットウオーク!!><」
お燐はイカサマの構え!
キバガミ「…!
成程、相手の力を逆用する技か…ならば、拙者の力を今度は己が身で試すがよい!!」
お燐「( ̄□ ̄;)うっそおおおおおおおおん!?」
キバガミはスートンエッジの構え!!
お燐は吹っ飛ばされた!!
さとり「…まあお燐にはあまり期待はしてませんが(しれっ」
こいし「お姉ちゃん本当にどっちの味方なのっていうかお空との扱いの差は何?^^;」
さとり「(無視)とはいえ猫だましから攻撃特化の状態でイカサマを受けてはこれ以上の戦いは厳しいでしょう。
…さて、どうしますかね?」
妖夢「(…私の今の剣ではこのひとに到底敵わない…でも…!)」
キバガミ「お主か。
先も思ったが、お主は、やはりとてもいい目をしている。
…一つ聞かせてくれ、お主は女子の身でありながら、何故剣を持つ道を選んだ?
幽々子殿が言っておられた…お主は本来、剣を振るうには優しすぎると…ただ、そばにいてくれるだけでもよかったのに、とな。
今は亡きお主の祖父や、顔も名も知らぬお主の父が辿った道を継ぐためか?」
妖夢「…それも…あります。
でも…それは私自身が目指すべき道と一緒だったから…」
-己を信じよ。
魔の道に囚われておったわしを救ったお前の剣は、きっと幽々子様をあの呪いのくびきから解き放つ、その刃となる…!!-
「私の剣は…私の大切な人の悲しみを切りはらうためにある!!
行きます! 魂魄流奥義“桜花剣・閃々散華”!!」
妖夢は渾身のリーフブレードの構え!!
「…見事な気迫よ…なれば、拙者も全力で応えよう!
我が渾身の一撃を喰らええええええええええええええええええい!!」
キバガミは渾身のギガインパクトの構え!!
ふたつの必殺の一撃が交錯する!!
テトラ「…互角!?」
マタン「ううん、やっぱり牛っぽいヤツの方が押してる!
いくらさっきのダメージがあっても、あいつのほうがどう見たってパワーが上だよ…妖夢!」
キバガミ「やはり良き一撃よ…だが、拙者の力はまだまだこんなモノではないぞ!!」
妖夢「私は…私は…こんなところでは…!」
「妖夢ーっ、がんばれええええええええっ!!」
妖夢「…ゆゆ…さま?」
幽々子「あなたの力はそんなもんじゃないでしょーッ!!
最後まで、最後の最後まで全力を尽くせえええええええええええッ!!」
妖夢「…はい!!
うおおおおおおおおおおおおおおッ!!」
♪BGM 「広有射怪鳥事 〜Till When?」(妖々夢)♪
キバガミ「なんと!?この力は…!」
妖夢「この一撃に私の全てを込める!
超必殺・西行寺桜花散華ッ!!」
妖夢のリーフブレードがキバガミの急所を捉えた!
相手のモノノフを吹っ飛ばした!!
キバガミ「ぐ…ぐうッ…み、見事ッ!
お主の力、篤と見せてもらった…拙者の、負けだ…」
静葉「そうね。
空気を読まないようで恐縮だけど、これはそれだけの勝負じゃない…悪いけど、あなたもここまでよ」
技の反動で動けないままの妖夢に静葉の鞘打ちが袈裟掛けに振り卸される…!
…だが、何時の間に割り込んだのか幽々子の刀がそれと、崩れ落ちかけていた妖夢の身体を支えている…。
幽々子「…確かにあなたのいう通りだわ。
このままあなたと全力で戦ってみるのも面白そうだけど、あなたと赤河童を相手取るには少し私にも荷が余る。
ごめんなさいテトラ、ここは、私達の負けということにしてもらってもいいかしら?」
テトラ「へっ!?
あ、は、はい…しょうがないですね、わかりました」
静葉「…荷が余る、ですって?
悪い冗談だわ」
諏訪子「オメェも本当にドライというかなんというか…ってお前、その左手!」
静葉の左手の袖口はばっさりと切り裂かれている…。
静葉「本当に一体いつの間にやらかしてくれたのかしら。
踏みこんだ瞬間まで、気配を全く感じなかったわ…あの一瞬に私をふっ飛ばすことだって可能だったんじゃないかしらね」
…
…
藍「ギガインパクトなんて撃つ意味正直あったのかどうかだけどな」
てゐ「どっちにしてもタスキじゃあまり意味ない気がするがね。
ラプラスリフブレは一発耐えたから後は冷凍、んでもって先制爪からの冷凍でゲンガーも処理して終わり。
けど実はリフブレが急所に入ればそのまま対ありというオチはあったろうが」
藍「だよなあ、リンドがあるって言ってもその後のシャドボとかどうにもなんないだろ」
てゐ「まあねえ。
因みにゲンガーが珠ってのはあとで聞いた」
てゐ「これで今回は全部になるかね。
フタ開いてみると実はこれと言って変わったラウンドはなかった気がするな。
役割論理と運ゲーがすべてだった気がしなくもない」
藍「必然力と運命力は似て非なるモノですぞwww」
てゐ「(この短時間で染まり過ぎだろこいつ…)
まあ、それでも大体こっちでどんな悪さやってるのかは大体理解してもらえたと思う。
兎に角ステ計算とダメ計算だけは覚えてもらえてると助かるな、あのボンクラどもステ調整するクセに肝心な時にダメ計算忘れたりしやがるからな」
藍「うーん…さっきも言ったけどそこまでやるかって気がするなあ^^;
まあでも、私が関係してくるまではもう少し時間もかかりそうだし、準備だけはしておくよ」
てゐ「じゃあ今回はここまでで。おつかれさまでした」
藍「おつかれさまでした」